JP2518491Y2 - 介護用吊上シート - Google Patents

介護用吊上シート

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JP2518491Y2
JP2518491Y2 JP6041090U JP6041090U JP2518491Y2 JP 2518491 Y2 JP2518491 Y2 JP 2518491Y2 JP 6041090 U JP6041090 U JP 6041090U JP 6041090 U JP6041090 U JP 6041090U JP 2518491 Y2 JP2518491 Y2 JP 2518491Y2
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lifting
belt
sewn
sheet
belts
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▲吉▼三 小池
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▲吉▼三 小池
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寝たきり病人の下に敷きこみ、天井に設置し
たホイストから垂下する4本の吊上ロープで吊り上げる
介護用吊上シートに関する。
(従来の技術) 寝たきり病人等を車椅子等に移し換えるのに多大の労
働を介護者に強いている。天井に移動自在なホイストを
設置し、垂下する4本の等長吊上ロープを用いて病人を
持ち上げる、介護用吊上シートを考案者は既に開発して
いる(実願昭63−36460号)。
(解決すべき課題) 実願昭63−36460号の介護用吊上シートの背もたれ部
は、人の首までささえるタイプと、より延長した背もた
れ部で頭部をささえるタイプとがある。この固い背もた
れ部が延長して頭部をささえるタイプでは、横臥した病
人を4本の等長ロープで吊り上げる際に、頭部をかがめ
る格好を強いるために、病人は極めて不自然な姿勢を余
儀なくされる。また、シート本体の左右に取りつけたサ
イドベルトは腕かけにもなる便利なものであるが、この
ベルトに設けた吊上リングが1個であるため、吊り上げ
時の姿勢が定型化され、病人の身長や吊り上げ状況の変
更(傾斜)等に対処しえない。
(手段) 撥水性が良く引張強度の優れたメッシュ状のシート本
体の上部を末広形状に設けて、その左右に吊上リングを
取りつける。シート本体の左右側部に縫着した補強ベル
トの先端にこの吊上リングが形成される。この補強ベル
トの後端に左右のサイドベルトの後端を縫着し、両サイ
ドベルトの先端を補強ベルトの適宜個所に縫着する。サ
イドベルトの中途に吊上リングを複数連設する。
(作用) 布団と病人とのあいだに本考案の介護用吊上シートを
介設し、天井に設置したホイストからの4本の等長吊上
ロープ先端を各吊上リングに引っ掛ける。4本の吊上ロ
ープの左右及び前後間隔は、吊上シートの4個の吊上リ
ングの左右及び前後間隔より大きく採ってある。4本の
等長吊上ロープを等速度で巻き上げると、まず、第3図
のようにサイドベルトとシート上部のみが持ち上げる。
シート上部が末広形状のため病人の頭部はこの時は持ち
上がらない。吊上ロープが引き続いて巻き上げられる
と、第4図のように病人の体上半分は傾むくが、この傾
斜面に対して頭部は更に傾むき、従来のように頭部を無
理にかがめることなく、ゆったりとした姿勢のまま持ち
上げられる。更に吊上ロープが巻き上げられ、病人は第
2図のように完全に吊り上げられる。吊上シート面より
も更に頭部が後方に傾むいた状況と、両サイドベルトの
外側に両腕を回すことにより、吊上げられた病人は、自
然体となり、長時間の吊上げを可能とする。サイドベル
トに複数の吊上リングを連設したため、吊上時の姿勢を
病人の身長や症状に合わせることができる。因みに、第
3、4図は最下段の吊上リング、第2図は最上段の吊上
リングに、吊上ロープを引っ掛けたものである。
(実施例) 撥水性が良く引張強度の優れた網状のシート本体
(1)の上部を末広形状に設け、左右側部に補強ベルト
(2)を縫着し、補強ベルト(2)の先端に吊上リング
(3)を形成し、左右のサイドベルト(4)の後端を補
強ベルト(2)の後端に縫着する。サイドベルト(4)
の中途に複数の吊上リング(5)を連設し、サイドベル
ト(4)の先端を補強ベルト(2)の適宜個所に縫着す
る。適宜個所とは、第2図のように吊り上げた時に、椅
子あるいはリクライニングシートに座るような姿勢を病
人が採れることである。
4本の等長の吊上ロープ(6)は、天井に移動自在に
設置されたホイストから垂下されており、この吊上ロー
プ(6)先端のフックを吊上シートの各吊上リング
(3)、(5)に引っ掛ける。病人を吊り上げたホイス
トは、車椅子や浴槽の直上まで移動し、吊上げとは逆の
プロセスで病人をゆっくりとおろす。入浴やシャワー
は、このメッシュ状のシート本体(1)を装着したまま
可能である。
(効果) 要するに、本考案はシート本体(1)の上部を末広形
状に設け、サイドベルト(4)に複数の吊上リング
(5)を連設したため、病人の頭部を後方に傾むけたゆ
ったりとした姿勢を保つことができる。また、連設した
吊上リング(5)を適宜選択することで、その病人の状
況に適った吊上姿勢が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示すものにして、第1図は正
面図、第2図はシート本体に病人を載せて吊り上げた時
の説明図、第3図は吊り上げ始めの説明図、第4図は吊
り上げ途中の説明図である。 1……シート本体、3、5……吊上リング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井に移動自在に取りつけられたホイスト
    からの4本の等長ロープを用いて病人等を吊り上げ、車
    イスや浴槽等へ移動させる介護用吊上移動システムにお
    いて、引張強度の優れたシート本体(1)の左右側部に
    補強ベルト(2)を縫着し、この補強ベルト(2)上端
    に吊上リング(3)を形成し、中途に複数の吊上リング
    (5)を連設した左右のサイドベルト(4)の後端を、
    補強ベルト(2)の後端に取りつけ、サイドベルト
    (4)の先端を補強ベルト(2)の適宜個所に取りつ
    け、更に、上記シート本体(1)の上部を末広形状に設
    けてなる、介護用吊上シート。
  2. 【請求項2】撥水性が良く引張強度の優れた網状のシー
    ト本体(1)の上部を末広形状に設け、その左右に吊上
    リング(3)、(3)を取りつけ、シート本体(1)の
    下部に左右のサイドベルト(4)、(4)の一端を縫着
    し、他端をシート本体(1)の左右側適宜個所に縫着
    し、このサイドベルト(4)の中途に吊上リング(5)
    を複数連接する、介護用吊上シート。
JP6041090U 1990-06-07 1990-06-07 介護用吊上シート Expired - Lifetime JP2518491Y2 (ja)

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JPH0418521U JPH0418521U (ja) 1992-02-17
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JP2010515554A (ja) * 2007-01-16 2010-05-13 ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド 患者の体位変換システム

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