JPH11282174A - 感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造 - Google Patents

感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造

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JPH11282174A
JPH11282174A JP7993298A JP7993298A JPH11282174A JP H11282174 A JPH11282174 A JP H11282174A JP 7993298 A JP7993298 A JP 7993298A JP 7993298 A JP7993298 A JP 7993298A JP H11282174 A JPH11282174 A JP H11282174A
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JP
Japan
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plate
roller
spray pipe
shaft
pipe
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Application number
JP7993298A
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English (en)
Inventor
Shinichi Miyamoto
真一 宮本
Kazuo Ichikawa
和夫 市川
Kenichi Miyamoto
謙一 宮本
Tomoyuki Takigami
知之 滝上
Yutaka Takeo
豊 武尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数及び組立工数を削減すると共に、供
給管の洗浄をしやすくするスプレーパイプの取付構造を
得る。 【解決手段】 ステップ面270Aから供給管282が
突出している。供給管282へは軟質の継手管322の
流入口322Cが嵌入され、継手管322は側板270
に設けられた保持板320に取付板324を介して固定
される。継手管322のソケット部322Bにスプレー
パイプ58が嵌入される。この軟質の継手管322の伸
縮性を利用することで、供給管282へは継手管322
を差し込むだけで簡単に密着した状態で接続でき、ま
た、継手管322にスプレーパイプ58を簡単に密着し
た状態で接続できる。このため、ネジ、及びパッキン等
が不要となり、部品点数及び組立工数の削減を図ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を処理す
る感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感光材料、例えば感光性平版印刷版(以
下「PS版」という)は感光性平版印刷版処理装置(以
下「PS版プロセッサー」という)によって現像処理さ
れる。このPS版プロセッサーでは、画像が記録された
PS版を現像槽内を搬送しながらこの現像槽に貯留して
いる現像液に浸漬すると共に、ブラシローラ等の擦り手
段によってPS版の非画像部分の感光層を除去するよう
になっている。このようにして現像処理の終了したPS
版は、水洗部で水洗水によって水洗された後(水洗処
理)、不感脂化処理部でガム液が塗布され(不感脂化処
理)て版面保護等の処理が行われる。
【0003】この水洗部及び不感脂化処理部には、スプ
レーパイプが配設されており、このスプレーパイプの噴
射口から搬送途中のPS版に向けて水洗水やガム液が噴
射されるようになっている。
【0004】ところで、図41〜図43に示すように、
スプレーパイプ300は噴射口302をPS版の搬送路
側に向け、両側の側板304の間に掛け渡される構成と
なっている。このようなスプレーパイプ300の取付構
造として、従来、以下のような方法が採られていた。
【0005】すなわち、一方の側板304にソケット3
06を突設し、このソケット306にスプリング310
を挿入し、このスプリング310を押し込むような格好
で、開口部300Aに栓312をしたスプレーパイプ3
00を差し込むようになっている。
【0006】また、スプレーパイプ300の他端は、他
方の側板304にねじ276で固定されたノズルケース
272に内蔵された継手管278の吐出口278Aに、
パッキン308を介して挿入されている。なお、継手管
278の流入口278Bは、ホース280で処理液を供
給する供給管282と連結されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の取
付構造は部品点数、組立工数が多い。また、ノズルケー
ス272がねじ276で側板304に固定されているの
で、分解する手間も掛かり洗浄がしづらかった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、部品点数及び
組立工数を削減すると共に、継手管や供給管の洗浄をし
やすくすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、感光材料に処理液を噴射口から噴射するスプレーパ
イプが、処理槽の側板の間に掛け渡され固定される。処
理槽には、処理液を供給する供給管が設けられている。
軟質の継手管の流入口側にこの供給管が嵌入され、継手
管は供給管の吐出口の近傍に設けられた保持部材によっ
て保持される。また、継手管の吐出口側にスプレーパイ
プの一端の開口部が嵌入される。
【0010】このように、軟質の継手管の伸縮性を利用
することで、継手管に供給管を差し込むだけで簡単に密
着した状態で接続でき、また、継手管にスプレーパイプ
の一端の開口部を簡単に密着した状態で接続できる。こ
のため、従来のように、ノズルケース、ネジ、及びパッ
キン等が不要となり、部品点数及び組立工数の削減を図
ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、保持部材に係
止される硬質の取付部材と継手管とが一体に成形されて
いる。
【0012】このため、請求項1の発明に比べると、継
手管がしっかりと保持部材に固定されるので、その分、
スプレーパイプもガタ付くことなく、保持部材に取付け
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には、本形態に適用した感光
性平版印刷版処理装置(以下「PS版プロセッサー1
0」と言う)が示されている。PS版プロセッサー10
は、図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感
光性平版印刷版(以下「PS版12」と言う)を現像処
理する。 (PS版プロセッサーの概要)PS版プロセッサー10
は、PS版12を現像処理するための現像部18と、P
S版12に付着した現像液を水洗して水洗処理する水洗
部24と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感
脂化処理するフィニッシャー部26と、PS版12を乾
燥する乾燥部16とを備えている。なお、現像部18は
現像槽14を、水洗部24は水洗槽28を、フィニッシ
ャー部26はガム液槽30を備えている。
【0014】また、現像部18側の外板パネル20に
は、PS版12が挿入されるスリット状の挿入口22が
設けられている。挿入口22の内側には、一対の搬送ロ
ーラ32が配設されており、挿入口22から挿入された
PS版12が、この搬送ローラ32によって挟持搬送さ
れ、水平方向に対して所定の角度で現像槽14へ向けて
送り出されるようになっている。
【0015】現像槽14は、上方が開口され底部中央部
が下方に向けて突出された略逆山形状とされており、こ
の現像槽14内には、PS版12の搬送方向に沿って上
流側から順に、一対の搬送ローラ34、ブラシローラ3
6、38及び一対の絞りローラ40が配設されている。
これらの搬送ローラ34、ブラシローラ36、38及び
絞りローラ40は、図4に示す側板42と外板パネル2
0との間に配設された駆動機構によって、回転するよう
になっている。
【0016】また、図3に示すように、ブラシローラ3
6を間に置いてバックアップローラ44、46が対向配
置され、さらに、ブラシローラ38と対向してバックア
ップローラ48が配置されている。これらのバックアッ
プローラ44、46、48には、駆動力は伝達されず回
転自在となっている。
【0017】なお、現像部18では、底壁に設けられた
継手管50を介して、現像槽14内の現像液が吸引され
て、側壁に形成された吐出口を通じて現像槽14内に吐
出され、現像液の循環及び攪拌が行われる。
【0018】一方、図1に示すように、現像部18の下
流側の水洗部24には、水洗槽28の上方にそれぞれ一
対の搬送ローラ54、56が配設されている。これらの
搬送ローラ54、56は、側板に回転可能に支持されて
おり、駆動手段の駆動力が伝達され、現像部18から送
り込まれたPS版12の搬送路を形成している。
【0019】また、搬送ローラ54と搬送ローラ56の
間には、スプレーパイプ58が対向配置されており、噴
出口が搬送路に向けられている。スプレーパイプ58か
らは、図示しない水洗水タンクからポンプによって汲み
上げられた水洗水が噴出され、PS版12の表面及び裏
面が水洗水によって洗浄される。なお、洗浄後の水洗水
は水洗槽28へ流れる。
【0020】一方、水洗部24の下流側の不感脂化処理
部であるフィニッシャー部26のガム液槽30の上方に
は、一対の絞りローラ60が設けられている。そして、
搬送ローラ56によって送り出されるPS版12が、こ
の絞りローラ60へ送られる。
【0021】また、絞りローラ60の上流側には、上下
方向にスプレーパイプ62が対向配置され、噴出口が搬
送路に向けられている。このスプレーパイプ62から
は、ガム液槽30からポンプによって吸い込まれたガム
液が噴出され、PS版12の表面及び裏面に塗布され
る。
【0022】その後、絞りローラ60によってガム液が
均一に塗布されたPS版12は、シャッター64で開閉
される通路口66を通じて、乾燥部16へ案内される。
この乾燥部16では、ガイドローラ68、それぞれ一対
の串ローラ70、72によって搬送され、乾燥されたP
S版12が、排出口74からPS版プロセッサー10の
外へ排出される。
【0023】次に、現像部18、水洗部24、フィニッ
シャー部26、及び乾燥部16における特徴的な構造を
説明する。 (現像部の密閉構造)図2〜図4に示すように、現像槽
14の槽壁と一体に4ヵ所に設けられた支持部15に支
えられて、箱状の遮蔽蓋76が配設されている。遮蔽蓋
76の底壁76Aは、搬送ローラ34、ブラシローラ3
6、バックアップローラ48の上部外周面と接触しない
ように、円弧状に連続して湾曲し、ローラ等と干渉しな
いようになっている。
【0024】また、底壁76Aの幅寸法は、図4に示す
ように、現像槽14を構成する側板42の内寸法と略同
一とされており、底壁76Aと側板42の隙間から液面
が露出しないようになっている。さらに、遮蔽蓋76の
周壁76Bは、PS版プロセッサー10の上部を覆うカ
バー78まで至っている。
【0025】カバー78には、矩形状の溝80が形成さ
れており、遮蔽蓋76を現像槽14にセットしてカバー
78を被せたとき、溝80と周壁76Bの上部が係合し
て、現像槽14の上部を完全に密閉する。また、溝80
に代えて凸部を形成して周壁76Bの上部と係合するよ
うにしてもよい。
【0026】一方、遮蔽蓋76の底壁76Aの上流側の
角部には、PS版12の搬送方向と平行にテーパーが形
成されており、このテーパーに沿ってブラッケト81が
挿入口22側へ張り出している。このブラケット81に
は、串ローラ83が架け渡されている。
【0027】上記の構成では、現像液上部の空気の流れ
(挿入口22から排出口74へ至る空気の流れ)が、遮
蔽蓋76の周壁76Bとカバー78によって完全に遮断
される。このため、現像部18の密閉度が高まり、新た
な炭酸ガスが流入しないので、炭酸ガスによる現像液の
劣化が低下し、また、現像液中の水分の蒸発が少なくな
り、現像液の補充量が減少する。さらに、PS版12
は、串ローラ83に案内されるので、底壁76Aの上流
側角部に当って傷付くことがない。
【0028】ここで、遮蔽蓋76は図2に示されるよう
に中空の箱体とされているので、現像部18の空間の多
くを占めて空気の流れを遮断する大型の箱体となってい
るにもかかわらず、軽量となっており、現像部18への
着脱の作業性もよい。
【0029】また、現像液の液面が遮蔽蓋76の底壁7
6Aより常に上方になるように現像液中に補充液を補充
するようにしている。これによって底壁76Aの下側に
空間ができて空気が入り込むことがない。
【0030】また、図1に示すように、一対の搬送ロー
ラ32、一対の絞りローラ40及び60に接し、かつ一
方の側板42から他方の側板42にかけてゴムブレード
90が設けられ、通路口66にはシャッター64が設け
られているので、現像部18の密閉度がさらに高まり炭
酸ガスによる現像液の劣化及び現像液中の水分の蒸発が
さらにおさえられ、現像液の補充量をさらに少なくする
ことができるとともに水洗部24、フィッシャー部26
の密閉度も高まる。したがって 水洗槽28内の水洗水
及びガム液槽30内のガム液中の水分の蒸発もおさえら
れ、それぞれの補充量が減少する。
【0031】さらに、現像部18に遮蔽蓋76を設ける
ことにより、カバー78の裏面に水分が結露する部分が
少なくなるので、結露した水滴が搬送されるPS版12
上に落下することによるPS版面の処理ムラ、結露した
水滴が側板42の上部等に付着することによるカビの発
生、カバー78を開いたときに生じる水滴の滴りによる
衣服の濡れ等を防止することができる。
【0032】なお、挿入口22にも現像部18に空気が
流入するのを防ぐゴムブレード21を設けてもよい。
【0033】また、上記の構成では、箱状の中空な遮蔽
蓋としたが、これに限らず、中空でない中身の詰まった
遮蔽蓋であってもよい。
【0034】また、上記実施例では遮蔽蓋76は、現像
槽14の槽壁と一体に設けられた4か所の支持部15に
支えられ、周壁76Bの上部はカバー78で押さえられ
る構造としたが、遮蔽蓋76を現像槽14中の現像液に
浮かぶようにし、その現像液面が一定の位置になるよう
にオーバーフロー管の先端を位置させ、現像液面が下が
らないように補充液を補充するようにしてもよい。この
とき、遮蔽蓋76の同壁76Bの上部は常にカバー78
の裏面に接触することになる。
【0035】また、オーバーフロー管を設けないで、遮
蔽蓋76の周壁76Bの上部にジャバラ方式又は釣りざ
お方式の伸縮自在な部材を設けて、現像液面が変動して
もカバー78と遮蔽蓋76の間が常に密閉状態になる構
造にしてもよい。 (駆動部の密閉構造)図4に示すように、一対の搬送ロ
ーラ34(一例として)を駆動させる駆動ギア71、8
2、73、84、75が、側板42と外板パネル20と
の間に収納されている。現像槽14にネジ止めされて現
像槽14と一体にされた側板42には、水平に延出する
L字状の蓋部42Aが一体成形されており、この蓋部4
2Aが側板42と外板パネル20との間の空間を密閉し
ている。このため、従来のように、駆動ギアの設置部の
上部開口を通じて空気が現像槽内に流入して現像液と接
触することがなく、現像槽14の密閉度が向上する。
【0036】なお、側板42は現像槽14と一体成形さ
れてもよく、溶接により一体にされてもよい。 (ローラの支持部機構その1)通常、搬送ローラを現像
槽から着脱するには、回転軸についている軸受けとギア
を一緒に外す必要がある。このため、搬送ローラの着脱
作業が容易でなく、また、現像槽の側板に軸受けとギア
を挿入する溝を形成する必要があり、この溝を通して現
像槽内に空気が流入してしまい、現像槽内の空気の流れ
を遮断する構造とすることができない。
【0037】これに対処するため、図5及び図6に示す
支持部機構では、左側の側板98には、取付孔100が
穿設され、この取付孔100に筒状の軸受け102が挿
入固定されている。軸受け102には、ストッパー10
2Aが半径方向へ張り出しており、側板98に当って、
軸受け102の挿入量を決定している。
【0038】また、軸受け102には、大径の軸孔10
4と小径の軸孔106が同軸上に形成されている。軸孔
104には、搬送ローラ108の回転軸110が回転可
能に軸支されている。この回転軸110の端部からは、
カップリング用の連結シャフト112が突設されてい
る。
【0039】この連結シャフト112の先端部は、図7
に示すように、軸芯に沿って半割りにカットされてい
る。そして、軸孔106に回転可能に軸支され、同じく
先端部が軸芯に沿って半割りされた連結シャフト114
とカップリングできるようになっている。
【0040】この連結シャフト114は、一端が軸受け
116に軸支されたシャフト118の他端から突設され
ている。シャフト118には、駆動ギア120が固定さ
れており、伝達ギア122を介して駆動力が伝達される
ようになっている。
【0041】一方、右側の側板98に穿設された取付孔
124には、軸受け126が挿入固定されている。軸受
け126の軸孔128には、搬送ローラ108の回転軸
110が、回転可能に軸支されており、C形状のスペー
サー130が、軸受け126と搬送ローラ108のロー
ラ部との間に嵌め込まれている。
【0042】このような構成において、搬送ローラ10
8をセットするときは、図5に示すように、先ず、軸受
け126の軸孔128へ回転軸110の右端部を深く差
し込み、次に、図6に示すように、回転軸110を左側
へ引き出すようにして、連結シャフト112を軸受け1
02の軸孔104へ突っ込む。これにより、連結シャフ
ト112が連結シャフト114とカップリングされ、駆
動ギア120から駆動力が連結シャフト114、112
を介して、回転軸110に伝達される。
【0043】また、連結シャフト112と連結シャフト
114とをカップリングさせた後は、スペーサー130
を回転軸110に嵌め込み、搬送ローラ108の軸方向
へのガタ付きを抑え、カップリング部分が外れないよう
にする。なお、搬送ローラ108を取り外すときは、上
述した手順と逆の手順を踏めばよい。
【0044】このように、軸孔へ軸受けを嵌め込み、こ
の軸受けに対して搬送ローラを着脱可能とすることで、
現像槽を隙間なく、完全に密閉することができる。ま
た、搬送ローラ110の着脱作業が短時間で済む。 (カップリングの適用例)また、上述したカップリング
構造を利用することで、ギアとシャフトをねじ等で固定
する必要がなくなり、ねじが緩むことによる駆動伝達系
のトラブルを無くすことができる。
【0045】以下、図8及び図9に基づいて説明する。
側板134に取付けられた軸受け138には、搬送ロー
ラ132の回転軸140が回転可能に軸支されている。
回転軸140には、駆動ギア142が固定されており、
側板134と外板パネル136との間に配置された伝達
ギア144と噛み合っている。
【0046】この伝達ギア144の芯部には、ボス14
6が一体成形されている。ボス146の先端部は、軸芯
に沿って半割りにカットされている。また、ボス146
は、側板134と外板パネル136との間に掛け渡され
たシャフト152へ回転自在に挿通されている。
【0047】さらに、シャフト152には、芯部にボス
150が一体成形されたハスバギア148が挿通されて
いる。ボス150の先端部は、軸芯に沿って半割りにカ
ットされ、ボス146とカップリングされている。これ
によって、ウォームギア154により駆動力を伝達され
たハスバギア148が伝達ギア144と一体となって回
転し、駆動ギア142を回転駆動させる。
【0048】このように、シャフト152回りに伝達ギ
ア144及びハスバギア148と一体成形されそれぞれ
半割りにカットされたボス146とボス150をカップ
リングさせて回転させる構造とすることで、伝達ギア1
44とボス146、ハスバギア148とボス150をネ
ジ止めする必要がなくネジがゆるむ等のトラブルをなく
すことができる。
【0049】また、カップリングの形状としては、図1
0に示すボス156、158のようにスクリュー形とし
てもよく、図11に示すように、ボス162の外周面に
周方向に沿って所定の間隔で凹部162Aを形成し、ボ
ス160から凹部162Aと係合する4本のフィンガー
160Aを突設させる構成でもよい。これによって、ボ
ス162とボス160とのカップリング作業が迅速に行
える。 (ローラの支持部機構その2)処理液を取り扱うPS版
プロセッサー10の特性として、図12に示すように、
駆動系のギアが回転することによって、処理液につかっ
ている下方のギア166によってくみ上げられた処理液
が駆動ギア168まで上がってくることがある。
【0050】このため、駆動ギア168の両側にフラン
ジ170を設けて、返し溝174を形成し、処理液がシ
ャフト176を伝わって回転軸172とこれを軸に回転
するシャフト176の間に流れ込まないように、また、
処理液がシャフト176、ギア165、167を伝わっ
て軸受169と回転軸171の間に流れ込まないように
液切りを行なっている。
【0051】このように、液切りを行うことで、回転軸
172とシャフト176の間や軸受169と回転軸17
1の間に処理液のカス等が入り込んで回転軸172、シ
ャフト176、軸受169、回転軸171が磨耗するこ
とがない。 (現像槽の搬送ガイド)図13及び図14に示すよう
に、挿入口22に近い現像槽14の傾斜した底壁には、
所定の間隔でガイドリブ178が立設されている。この
ガイドリブ178の上面は、搬送ローラ32と搬送ロー
ラ34で形成される搬送路上にあり、現像層14の底壁
の傾斜と同方向に傾斜している。また、現像槽14の搬
入面14Cから立ち上がるガイドリブ178の高さL
は、一例として5mmとされている。
【0052】このような構成としたのは、従来のよう
に、現像槽14の底壁にPS版12を接触させて、挿入
口22から挿入されたPS版12を搬送ローラ34へ案
内する場合、毛細管現象により、現像槽14の底壁とP
S版12との接触面を伝わって現像液が上昇して現像槽
14の外に持ち出される恐れがあったからである。
【0053】そして、上記構成を採用することで、ガイ
ドリブ178によって搬送されるPS版12と現像槽1
4の底壁との間に毛細管現象が生じない十分な隙間が生
じる。このため、液漏れのないガイド構造とすることが
できる。なお、本例では、ガイドリブ178の高さLを
5mmとしているが、この値は、現像液の性状等によっ
て決定されるものである(ガイドリブの間隔も現像液の
性状等に依存する)。 (ブラシローラのバックアップ構造)図1に示すよう
に、PS版プロセッサー10では、ブラシローラ36、
38でPS版12の表面及び裏面を擦って現像を促進
し、非画像部分の感光層を除去するようになっている
が、そのときのPS版12の受けとして、バックアップ
ローラ44、46、48を配置している。
【0054】しかし、バックアップローラを取付けると
コストがアップする。これに替えて、通版性のよいガイ
ド板をPS版12の受けとすることも考えられるが、P
S版12の感光層にブラシローラの毛先部を押し付けた
状態でブラシローラを回転させ、非画像部分の感光層を
除去する必要があるので、ブラシローラの毛先部がガイ
ド板へ押しつけられて、PS版プロセッサー10が停止
している時に、ブラシローラの毛先部に癖がついて曲が
ったままになり、擦り機能が低下する恐れがある。
【0055】そこで、改良例として、図15及び図16
に示すように、ブラシローラ182の下方に位置するガ
イド板180を切り開いて、ブラシローラ182がガイ
ド板180に触れない構造とすることが考えられる。
【0056】この構成では、図17に示すように、PS
版12の先端部が搬送方向と反対側に向かって下方に傾
斜したガイド片180Aに当り、上方に案内され、その
後、図18に示すように、ブラシローラ182で非画像
部分の感光層が擦り取られながらガイド板180に沿っ
て移動する。
【0057】このように、PS版プロセッサー10が停
止しているときには、ブラシローラ182の毛先部がガ
イド板180に当らない構造とすることで、毛先部に癖
が付かない。このため、安定した擦り機能を発揮するこ
とができる。また、ガイド板180を開口することで、
現像液中のカスがガイド板180上に溜まることがな
く、PS版の版面汚れを防止することができる。
【0058】なお、図19に示すように、ブラシローラ
182の毛先部が当たるガイド板180の部位を切欠
き、エッジ部を下方へ折り曲げて開口部180Cとし、
この開口部180Cの間に串ローラ184を配置するよ
うにしてもよい。この串ローラ184で、PS版12の
先端部を円滑にガイドすることができる。
【0059】また、図20に示すように、開口部でな
く、ブラシローラ182の毛先部が当らないように、湾
曲部180Bを凹設してもよい。この構成では、ガイド
板180を打ち出すだけで良いので加工が容易である。 (串ローラの支持構造)上述したように、現像槽14に
は、ブラシローラのバックアップ用として串ローラが配
設されることがある。この串ローラは、自走する必要が
ないので、側板に穿設された軸孔へステイの両端が差し
込まれた状態で支持されている。
【0060】しかしながら、串ローラを洗浄し再装着す
る場合、串ローラの差し込み作業が面倒である。
【0061】そこで、図21に示すように、上部に支持
部186が凹設された受け板184を、現像槽14と一
体成形して、串ローラ188のステイ188Aを上方か
ら落とし込むようにして支持することが考えられる。こ
の構成により、従来のように、ステイを軸孔に差し込む
必要がないので、串ローラの着脱が容易となる。
【0062】なお、図22に示すように、受け板184
の成形材料を削減するため、現像槽14の内壁にU字状
の受け部190を一体成形して、串ローラ188のステ
イ188Aを上方から落とし込むようにしてもよい。 (串ローラの製造方法)従来の串ローラは、PVC(ポ
リ塩化ビニル)樹脂で成形された円筒管を、ゴムローラ
の中心部を貫通した円孔へ圧入し、この円筒管にステイ
を挿通して、製造されていた。そして、円筒管がスペー
サとして機能し、ゴムローラの間隔を一定に保つように
なっていた。
【0063】しかし、ゴムローラの円孔に円筒管を圧入
する作業は容易でなく、結構な手間を要している。
【0064】そこで、図23に示すように、円板状のロ
ーラ192と円筒状のスペーサ194を一体に二重成形
することで、組付け工数を削減することができる。な
お、ローラ192は、ゴム又はエラストマー(具体的に
は、商品名でサントプレーン)で、スペーサ194はP
P(ポリプロピレン)樹脂で成形されている。
【0065】このため、ローラ192と一体成形された
スペーサ194へステイ196を挿通させるだけで、串
ローラが完成する。 (絞りローラの構造)図1及び図24に示すように、現
像処理が終了したPS版12は、絞りローラ40によっ
て現像液を絞り取られながら現像槽14から引き出さ
れ、水洗部24へ送られる。
【0066】ここで、図26(A)に示すように、絞り
ローラ45が均一の硬さのローラであると、挟持搬送さ
れるPS版12の端部に隣接する位置に隙間43が生じ
て現像液が充分絞り取られずに絞りローラ45に残り、
絞りローラ45を通過したPS版12の端部に付着して
しまい、絞り不良を生じることがある。
【0067】そこで、図25に示すように、PS版12
の両端部が接触する絞りローラ40の両端部40Bを軟
質のゴムで形成し、中央部40Cを硬質のゴムで形成し
た。これにより、図26(B)に示すように、絞りロー
ラ40の中央部40Cの硬質のゴム部分により、PS版
12を確実に挟持搬送する能力を維持しながら、PS版
12の幅方向端部の軟質のゴム部40BがPS版12の
端部形状になじんで隙間を生ずることがないので、PS
版12に付着している現像液を絞りローラ40によって
確実に絞り取ることができ、PS版12の両端部に現像
液が残ってしまうことがない。
【0068】なお、上記構造を水洗部24に配置される
それぞれの一対の絞りローラ54、56及びフィニシャ
ー部26に配置される一対の絞りローラ60等の他の絞
りローラに適用できることは無論である。 (軸受け脱落防止構造)通常、ローラの回転軸から軸受
けが脱落しないように、Eリングが回転軸に取付けられ
るようになっている。しかし、回転軸に取付溝を加工す
る必要があり、また、Eリングを装着する治具も必要と
なる。
【0069】そこで、本例では、図27に示すように、
Eリングに替えて弾性を有するOリング204を回転軸
206に装着して、軸受け208から段付部206Bを
有する回転軸206が抜け落ちないようにしている。こ
のOリング204は、治具を必要とせず、軸端から弾性
に抗して指で押し込むだけでよいので、加工と組付け工
数を削減できる。
【0070】また、図28に示すように、回転軸206
に環状溝206Aを形成して、弾性を有するOリング2
04を装着するようにしてもよい。さらに、ローラ部側
に弾性を有するOリング210を装着してもよい。いず
れのOリングも液切り効果とともにローラ200の位置
決め効果がある。つまり、PS版12に供給された処理
液がローラ200によって絞り取られるときに、この絞
り取られた処理液が回転軸206を伝わって軸受け20
8の中に入り込んで磨耗が生ずるのをOリング210で
防ぐことができる。また、環状溝206Aに装着された
Oリング204とOリング210とによって軸受け20
8に対するローラ200の位置決めをすることができ
る。
【0071】また、現像部、水洗部、フィニッャー部等
のOリングを装着する部分ごとに異なる色のOリングを
使うことにより、Oリングをはめ込んだローラをどの処
理部に使うのかを素早く判断することができ、ローラを
間違えることなく決められた処理部へ装着することがで
きる。 (シャッター開閉構造)図1に示すように、乾燥部16
とフィニッシャー部26をつなぐ通路口66は、シャッ
ター64で開閉されるようになっている。これは、PS
版12が通過するときだけシャッター64を開くこと
で、現像部18、水洗部24、フィニッシャー部26の
処理部内部と外部との空気の流れを遮断して炭酸ガスに
よる現像液の劣化、現像液、水洗水、ガム液中の水分の
蒸発を防止する共に、乾燥部16の温かい空気が通路口
66を通じてフィニッシャー部26へ流れ込んで、絞り
ローラ60にフィニッシャー液の成分が析出するのを防
止するためである。
【0072】そこで、図29に示すように、通路口66
の周縁はパッキン212が貼着され、長板状のシャッタ
ー64で通路口66を閉じることにより、空気の流通を
遮断するように工夫されている。シャッター64の基部
64Aからは、長手方向にシャフト214が突設されて
いる。
【0073】このシャフト214の端部は軸受け216
を介して、乾燥部16の側板に支持されている。また、
一方のシャフト214には、伝達ギア218が固定され
ている。この伝達ギア218は、モータMの回転軸に取
付けられた駆動ギア220と噛み合っている。
【0074】これによって、モータMの回転方向を制御
することにより、シャッター64をシャフト214回り
にスイングさせ、通路口66を開閉させることができ
る。
【0075】また、図30に示すように、ギア機構に替
えて、ソレノイド222を用いてシャッター64をスイ
ングさせてもよい。すなわち、シャフト214にアーム
224の中央部を固定し、アーム224の一端部を、ソ
レノド222のプランジャー222Aに連結されたスプ
リング228で下方に付勢し、また、アーム224の他
端部を、ブラケット230に連結されたスプリング22
6で下方に付勢して平衡状態を保つ構成とする。
【0076】これにより、プランジャー222Aを押し
出すと、アーム224が時計回りに回転して、シャッタ
ー64をスイングさせ、通路口66を開放する。
【0077】また、図31及び図32には、リンク機構
を利用したシャッターの開閉構造が示されている。
【0078】本例では、シャッター232を上下に昇降
させて、通路口66を開閉するため、シャッター232
の上部両端をスプリング234で吊下している。また、
シャッター232の下方の両角部には、昇降ピン236
が突設されている。
【0079】この昇降ピン236は、二本のリンク材2
38の端部に形成された長孔240へスライド可能に挿
通されている。また、昇降ピン236の頭部には、皿板
242が取付けられており、昇降ピン236が長孔24
0から抜け落ちないようになっている。
【0080】一方、二本のリンク材238の他端部同士
は、連結ピン244で回動可能に連結されている。この
連結ピン244は、通路口66の下方に配置されたソレ
ノド246のプランジャー246Aに連結されている。
【0081】また、二本のリンク材238のそれぞれの
略中央部には、長孔237が形成されている。長孔23
7には、ブラケット239の立面から突設された軸ピン
241が挿通され、この軸ピン241を支点として、リ
ンク材238が回転するようになっている。なお、軸ピ
ン241の頭部には、皿板243が取付けられており、
軸ピン241が長孔237から抜け落ちないようになっ
ている。
【0082】上記構成では、図31に示すように、プラ
ンジャー246Aを上方に押し上げ連結ピン244を上
げると、二本のリンク材238が軸ピン241を支点と
し回転してへノ字状となり、長孔240の孔壁が昇降ピ
ン236を押し下げ、スプリング234の付勢力に抗し
て、シャッター232を下降させる。これによって、通
路口66が開放され、PS版12が通過可能となる。
【0083】また、図32に示すように、プランジャー
246Aを引き込んで連結ピン244を下げると、二本
のリンク材238が軸ピン241を支点とし回転しV字
状となり、長孔240の孔壁が昇降ピン236を押し上
げ、スプリング234の付勢力を利用してシャッター2
32を上昇させる。これによって、通路口66が閉止さ
れ、処理部の空気が乾燥部へ流出することがなく、乾燥
部の乾燥風がフィニッシャー部に入らない。 (ローラの軸受け構造)図1に示す乾燥部16に配設さ
れる搬送ローラ70には、図33に示すような花形のロ
ーラを使用し、PS版12への接触面積をできるだけ少
なくして、乾燥能力向上とPS版12へのローラの付着
を防止している。また従来は、上下の搬送ローラ70の
間に所定の隙間を形成するため、それぞれの軸受け間に
スペーサーを入れていたが、本例では、部品点数を削減
するため、スペーサーがない構造としている。
【0084】すなわち、側板248に溝幅の異なる取付
溝250、252を形成し、この取付溝250、252
に、ステイ254の端部を軸支する軸受け256、25
8を嵌合させる構成である。
【0085】軸受け256の幅寸法は、取付溝252よ
り大きく、取付溝250に嵌合する大きさとされ、ま
た、軸受け258の幅寸法は、取付溝250を通り抜
け、取付溝252に嵌合する大きさとされている。
【0086】これによって、図34に示すように、軸受
け256が段部250Aに載り、軸受け258が溝底2
52Aに載って、上下の搬送ローラ70の間に所定の隙
間を形成する。
【0087】なお、一対の搬送ローラ70間の間隔は、
取付溝の形状と軸受けの大きさを変えることにより調整
することができるが、図35に示すように、長方形の軸
受け260を用いて、一方を縦に他方を横にし、それに
対応する取付溝262、264を側板248に形成すれ
ば、一種類の軸受けで搬送ローラ70の間に所定の隙間
を形成することができる。これによって、部品点数がさ
らに削減でき、また、組立工数も削減できる。 (スプレーパイプの取付構造)図40に示すように、ス
プレーパイプ58は噴射口268をPS版12の搬送路
側に向け、上下に配置されている。図36〜図38に示
すように、図39の紙面に向かって左側の側板270に
は、水平なステップ面270Aが形成されており、この
ステップ面270Aから硬質材で成形された供給管28
2が突出している。また、供給管282の後方の側板2
70には、上下方向に延び互いに平行な保持板320が
設けられている。
【0088】継手管322は、軟質エストラマー樹脂等
の軟質材で成形されたパイプで、スプレーパイプ58に
向かって延びる2本の枝管322Aが形成されている。
この枝管322Aの先端部はソケット部322Bとさ
れ、スプレーパイプ58がワンタッチで嵌入されるよう
になっている。
【0089】また、継手管322には、硬質のPP樹脂
(ポリプロピレン樹脂)を使って一対の取付板324が
一体に二重成形されている。この一対の取付板324の
外々寸法は、一対の保持板320の内々寸法と同一とさ
れており、図37に示すように、取付板324を保持板
320の間に差し込むことができるようになっている。
【0090】さらに、取付板324の上部には、係止板
324Aが外側に張り出しており、この係止板324A
が保持板320の上部に形成された凹部320Aに係止
され、取付板324を確実に保持する。なお、保持板3
20を側板270とは別体としてステップ面270A上
に立設してこの保持板320に継手管322と一体の取
付板324を上記と同様に取り付けてもよい。
【0091】一方、図39及び図40に示すように、紙
面に向かって右側の側板270には、取付孔284が穿
設されている。この取付孔284には、キャップ286
の軸部288が挿入されるようになっている。
【0092】キャップ286は、弾性材料(ゴム又はエ
ラストマー)で成形されて円筒形状をしており、軸芯部
には前述した軸部288と、スプレーパイプ58の開口
部58Aへ挿入される栓部290が形成されている。
【0093】また、栓部290の外周部から半径方向へ
延び、さらに栓部290の軸線と平行に軸部288の先
端部側に向かって延びるスカート部294が形成されて
おり、このスカート部294の内側に軸部288が位置
する構成である。このスカート部294は、側板270
に向けて押しつけられると、弾性変形して側板270か
ら離れる方向への復元力が蓄積される。
【0094】なお、軸部288は、PP(ポリプロピレ
ン)樹脂製の硬質体から成る円柱部289がインサート
成形されているが、キャップ286を成形するとき、円
柱部289を収納できる孔部を作り、この孔部に円柱部
289を後付けするような方法で作成してもよい。
【0095】次に、スプレーパイプ58の取付手順を説
明する。図36〜図37に示すように、供給管282の
先端を継手管322の流入口322Cに嵌入させるとと
もに、保持板320の間に取付板324を挿入し、凹部
320Aに係止板324Aを係止させる。このように、
軟質の継手管322の伸縮性を利用することで、供給管
282の先端を継手管322に嵌入させるだけで簡単に
密着した状態で接続できる。
【0096】次に、図39に示すように、キャップ28
6のスカート部294を側板270に押しつけて弾性変
形させながら、軸部288を側板270の取付孔284
へ差し込む。そして、図38及び図40に示すように、
スカート部294の復元力を利用し、水洗水を供給する
継手管322のソケット322Bへスプレーパイプ58
の他端側を嵌入させる。
【0097】これによって、継手管322にスプレーパ
イプ58を簡単に密着した状態で接続できる。このた
め、従来のように、ノズルケース、ネジ、及びパッキン
等が不要となり、部品点数の削減を図ることができ、ま
た、継手管322を簡単に着脱できるので、供給管28
2や継手管322の洗浄が容易にできる。
【0098】なお、本例では、取付板324を継手管3
22と一体成形したが、取付板324を省略して、継手
管322を保持板320の間に直接挟むような構成でも
よい。
【0099】また、上記では、水洗部24のスプレーパ
イプ58について説明したが、フィニッシャー部26の
スプレーパイプ62も同様の取付構造を採用することが
できる。
【0100】また、本例では、PS版を適用したがこれ
に限らず写真フィルム等の他の感光材料を処理する処理
装置に適用することもできる。
【0101】さらに、本例では、処理液外のスプレーパ
イプ取付構造について述べたが、これに限らず、処理液
中においてスプレーパイプを取付ける取付構造に適用す
ることもできる。
【0102】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、部品点数
の削減を図ることができ、同時に、組立工数を削減する
ことで、メンテナンスが容易となる。また、接続構造が
単純化されているので、継手管や供給管の洗浄がしやす
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るPS版プロセッサーの概略構成図
である。
【図2】本形態に係るPS版プロセッサーの現像槽、遮
蔽蓋、及びカバーを示す分解斜視図である。
【図3】本形態に係るPS版プロセッサーの現像槽の側
断面図である。
【図4】本形態に係るPS版プロセッサーの現像槽の正
断面図である。
【図5】本形態に係るPS版プロセッサーのローラの他
の軸受け部を示す断面図である。
【図6】本形態に係るPS版プロセッサーのローラの他
の軸受け部を示す断面図である。
【図7】本形態に係るPS版プロセッサーのギア部に用
いられたカップリング構造を示す斜視図である。
【図8】本形態に係るPS版プロセッサーのギア部に用
いられた他のカップリング構造を示す斜視図である。
【図9】本形態に係るPS版プロセッサーのギア部に用
いられた他のカップリング構造を示す要部断面図であ
る。
【図10】本形態に係るPS版プロセッサーのギア部に
用いられた別のカップリング構造を示す斜視図である。
【図11】本形態に係るPS版プロセッサーのギア部に
用いられた他のカップリング構造を示す斜視図である。
【図12】本形態に係るPS版プロセッサーのギア部の
液切り構造を示す側面図である。
【図13】本形態に係るPS版プロセッサーの現像槽の
リブを示す斜視図である。
【図14】本形態に係るPS版プロセッサーの現像槽の
リブとPS版との関係を示す断面図である。
【図15】本形態に係るPS版プロセッサーのブラシロ
ーラのバックアップ構造を示す斜視図である。
【図16】本形態に係るPS版プロセッサーのブラシロ
ーラのバックアップ構造を示す側面図である。
【図17】本形態に係るPS版プロセッサーのブラシロ
ーラのバックアップ構造を示す側面図である。
【図18】本形態に係るPS版プロセッサーのブラシロ
ーラのバックアップ構造を示す側面図である。
【図19】本形態に係るPS版プロセッサーのブラシロ
ーラの他のバックアップ構造を示す側面図である。
【図20】本形態に係るPS版プロセッサーのブラシロ
ーラの別のバックアップ構造を示す側面図である。
【図21】本形態に係るPS版プロセッサーの串ローラ
の支持構造を示す斜視図である。
【図22】本形態に係るPS版プロセッサーの串ローラ
の他の支持構造を示す斜視図である。
【図23】本形態に係るPS版プロセッサーの串ローラ
の構造を示す分解斜視図である。
【図24】本形態に係るPS版プロセッサーの絞りロー
ラの構造を示す斜視図である。
【図25】本形態に係るPS版プロセッサーの絞りロー
ラを示す正面図である。
【図26】(A)は従来の絞りローラの絞り状態を示す
正面図、(B)は本形態に係る絞りローラの絞り状態を
示す正面図である。
【図27】本形態に係るPS版プロセッサーの軸受け脱
落防止構造を示す要部正面図である。
【図28】本形態に係るPS版プロセッサーの他の軸受
け脱落防止構造を示す要部正面図である。
【図29】本形態に係るPS版プロセッサーのシャッタ
ー開閉機構を示す分解斜視図である。
【図30】本形態に係るPS版プロセッサーの他のシャ
ッター開閉機構を示す分解斜視図である。
【図31】本形態に係るPS版プロセッサーの別のシャ
ッター開閉機構を示す正面図である。
【図32】本形態に係るPS版プロセッサーの別のシャ
ッター開閉機構を示す正面図である。
【図33】本形態に係るPS版プロセッサーの花形ロー
ラの軸受け構造を示す分解斜視図である。
【図34】本形態に係るPS版プロセッサーの花形ロー
ラの軸受け構造を示す断面図であである。
【図35】本形態に係るPS版プロセッサーの花形ロー
ラの他の軸受け構造を示す分解斜視図である。
【図36】本形態に係るPS版プロセッサーのスプレー
パイプのノズル側の取付構造を示す分解斜視図である。
【図37】本形態に係るPS版プロセッサーのスプレー
パイプのノズル側の取付構造を示す分解斜視図である。
【図38】本形態に係るPS版プロセッサーのスプレー
パイプのノズル側の取付構造を示す斜視図である。
【図39】本形態に係るPS版プロセッサーのスプレー
パイプの取付作業を示す正面図である。
【図40】本形態に係るPS版プロセッサーのスプレー
パイプの取付構造を示す正面図である。
【図41】従来のスプレーパイプの固定側の取付構造を
示す分解斜視図である。
【図42】従来のスプレーパイプのノズル側の取付構造
を示す分解斜視図である。
【図43】従来のスプレーパイプの取付構造を示す正面
図である。
【符号の説明】
58 スプレーパイプ 62 スプレーパイプ 282 供給管 320 保持板(保持部材) 322 継手管 324 取付板(取付部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝上 知之 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 武尾 豊 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽の側板の間に掛け渡され、感光材
    料に処理液を噴射口から噴射するスプレーパイプを備え
    た感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造におい
    て、 処理槽に設けられ処理液を供給する供給管と、流入口側
    へ前記供給管が嵌入され、吐出口側へ前記スプレーパイ
    プの一端の開口部が嵌入される軟質の継手管と、前記供
    給管の吐出口近傍に設けられ前記供給管が嵌入された前
    記継手管を保持する保持部材と、を有することを特徴と
    する感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記継手管と一体に成形され、前記継手
    管に前記供給管が嵌入されたときに前記保持部材に係止
    される硬質の取付部材を有することを特徴とする請求項
    1に記載の感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構
    造。
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