JPH11236919A - 感光材料処理装置用ローラの軸受構造 - Google Patents

感光材料処理装置用ローラの軸受構造

Info

Publication number
JPH11236919A
JPH11236919A JP4210698A JP4210698A JPH11236919A JP H11236919 A JPH11236919 A JP H11236919A JP 4210698 A JP4210698 A JP 4210698A JP 4210698 A JP4210698 A JP 4210698A JP H11236919 A JPH11236919 A JP H11236919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
bearing
plate
photosensitive material
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4210698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ichikawa
和夫 市川
Shinichi Miyamoto
真一 宮本
Chisato Yamamoto
千里 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4210698A priority Critical patent/JPH11236919A/ja
Publication of JPH11236919A publication Critical patent/JPH11236919A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの組み付け作業工程数を減らすことに
より、ローラの組み付け作業性を向上すると共に、1人
の作業者でも、容易にローラ着脱作業を行う。 【解決手段】 軸受204への回転軸200のセット方
向を軸直角方向とし、軸受204の弾性力によって回転
軸200を回転可能に支持したため、ローラRの着脱作
業性が向上する。また、軸受204にストッパ部210
を設け、回転軸200に形成された溝部212に入り込
ませたため、Eリング等の止め輪を別途装着する必要が
なくなり、部品点数が減少すると共に作業工数を減少さ
せることができる。また、軸受204に重り216を埋
設して、自然状態で軸受204を正規の位置に向かせる
ことができるため、側板202の切欠部214への軸受
204の装着作業も容易となり、全体として1人の作業
者での作業が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を処理す
る感光材料処理装置に設けられるローラの軸線方向両端
部をそれぞれ回転可能に支持する軸受と、前記ローラの
軸線方向両端部に対応してそれぞれ配設され、前記軸受
を介して前記ローラを所定位置に保持するための一対の
側板と、を備えた感光材料処理装置用ローラの軸受構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料、例えば感光性平版印刷版(以
下「PS版」という)は感光性平版印刷版処理装置(以
下「PS版プロセッサー」という)によって現像処理さ
れる。このPS版プロセッサーでは、画像が記録された
PS版を現像槽内を搬送しながらこの現像槽に貯留して
いる現像液に浸漬すると共に、現像液中の回転ブラシロ
ーラ等の擦り手段によってPS版の非画像部分の感光層
を除去するようにしている。このようにして現像処理の
終了したPS版は、水洗部で水洗水によって水洗された
後(水洗処理)、不感脂化処理部でガム液が塗布され
(不感脂化処理)て版面保護等の処理が連続して行われ
る。
【0003】ここで、PS版をPS版プロセッサーの現
像槽内で搬送させるため、現像槽内に複数対の挟持ロー
ラ及びガイド板を配設している。この挟持ローラ及びガ
イド板、並びに前記回転ブラシローラ等は、PS版の幅
方向両端部で側板に支持されている。
【0004】複数対の挟持ローラ及び回転ブラシローラ
等のローラの両端は、軸受を介して前記側板に回転可能
に支持されており、駆動手段の駆動力で回転し、PS版
に搬送力を付与したり、PS版の処理をしたりしてい
る。
【0005】このローラの軸受への装着は、軸受に設け
られた円孔へ軸線方向からローラの回転軸を挿通する構
成となっている。この場合、ローラが軸受に対して軸線
方向へ移動しないように、ローラ挿入方向とは反対方向
から、軸受より突出したローラの回転軸の端部にEリン
グ等の止め輪を嵌合するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなローラの感光材料処理装置への組み付け工程で
は、軸受にローラの回転軸を挿入し、側板へセットし、
さらに、Eリング等の止め輪をはめ込む、といった複数
の作業が必要となり、作業性が悪い。また、軸受を側板
にセットする場合にも、軸受の向きが側板の切欠部へ挿
入する正規の方向に向いていないと、確実にセットする
ことができず、1人の作業者の作業としては、煩雑なも
のとなっている。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ローラの組み
付け作業工程数を減らすことにより、ローラの組み付け
作業性を向上させると共に、1人の作業者でも、容易に
感光材料処理装置へのローラの着脱作業を行うことがで
きる感光材料処理装置用ローラの軸受構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感光材料を処理する感光材料処理装置に設けられるロー
ラの軸線方向両端部の回転軸をそれぞれ回転可能に支持
する軸受と、前記ローラの軸線方向両端部にそれぞれ対
応して配設され、前記軸受を介して前記ローラを所定位
置に保持するための一対の側板と、を備えた感光材料処
理装置用ローラの軸受構造であって、前記軸受が、少な
くとも前記ローラの回転軸の半周以上を保持するための
円弧面形状の内周面を備え、前記ローラの回転軸の軸直
角方向からの挿入時に弾性変形可能な支持部と、前記ロ
ーラの回転軸に形成された突起部又はリング状の溝部に
対応して形成され、前記支持部への前記ローラの回転軸
の挿入後前記ローラの軸線方向移動を阻止する溝部又は
突起部と、を有することを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、軸受にお
けるローラの回転軸の支持部が、円弧状の内周面とされ
ており、ローラはこの内周面に対して回転可能に支持さ
れる。
【0010】ここで、この内周面は、ローラの軸の半周
以上を支持する円弧面であるため、ローラの回転軸をこ
の内周面に保持するためには、軸受に対して回転軸を軸
直角方向から嵌め込む。
【0011】この嵌め込み動作に伴い、支持部が弾性変
形して回転軸が内周面に入り込むため、入り込んだ後
は、回転軸がこの支持部の弾性力で保持される。すなわ
ち、所定以上の力を加え、再度支持部を弾性変形させな
い限り、ローラの回転軸が軸受から軸直角方向へ抜け落
ちることはない。
【0012】一方、ローラの回転軸の端近傍には、溝部
又は突起部が形成されており、これに対応して軸受に
は、突起部又は溝部が形成されている。この回転軸の溝
部と軸受の突起部とは、前記回転軸が支持部に支持され
た状態で互いに軸回転可能な状態で嵌まり合い、軸受に
対するローラの軸線方向への移動が阻止される。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記軸受の重心
が前記軸受の回転中心からずれていることを特徴として
いる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、軸受の重
心を軸受の回転中心からずれた位置にすることによっ
て、軸受を所定方向に向かせることにより、僅かな位置
ずれもなく、円滑に側板の所定位置へ装着することが可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に適用し
た感光性平版印刷版処理装置(以下「PS版プロセッサ
ー10」と言う)が示されている。PS版プロセッサー
10は、図示しない焼付装置によって画像が焼付けられ
た感光性平版印刷版(以下「PS版12」と言う)を現
像処理する。
【0016】PS版プロセッサー10は、PS版12を
現像処理するための現像槽18及び現像槽18からオー
バーフローした現像液を回収するオーバーフロー管20
を備えた現像部22と、PS版12に付着した現像液を
水洗して水洗処理する水洗部24と、水洗後のPS版1
2にガム液を塗布して不感脂化処理するフィニッシャー
部26と、が配設されている。なお、水洗部24は水洗
槽28を備え、フィニッシャー部26はガム液槽30を
備えている。
【0017】外板パネル14には、スリット状の挿入口
102及び排出口104がそれぞれ設けられている。
【0018】外板パネル14の上面には、現像部22と
水洗部24との間にPS版12を挿入するリエントリー
用挿入口(副挿入口)150が設けられている。その副
挿入口150は、現像処理を除く処理を行うためのPS
版12の挿入口とされている。
【0019】現像部22の現像槽18へのPS版12の
挿入側には、一対の搬送ローラ32が配設されており、
この一対の搬送ローラ32の間に画像が焼付けられたP
S版12が挿入口102から挿入されるようになってい
る。一対の搬送ローラ32は、PS版12を水平方向に
対して30°の角度で現像槽18へ向けて送り出すよう
になっている。
【0020】現像槽18は、上方が開口され底部中央部
が下方に向けて突出された略逆山形状とされており、こ
の現像槽18内には、PS版12の搬送方向に沿って上
流側から順に、ガイド板168、回転ブラシローラ3
8、170及びローラ対54が配設されており、回転ブ
ラシローラ38は、PS版12の上面側に対応し、ガイ
ド板168及び回転ブラシローラ170は、PS版12
の下面側に対応して配置されている。また、回転ブラシ
ローラ38、170、ローラ対54は、図示しない駆動
手段の駆動力が伝達されてPS版12の搬送方向に沿っ
て回転するようになっている。
【0021】ガイド板168は、搬送ローラ32の近傍
から現像槽18の中央部へ向けて延設され、先端が回転
ブラシローラ38とバックアップローラ34Aの近傍に
達しており、ガイド板168の下流側端部の上方にガイ
ドローラ36が配置されている。また、バックアップロ
ーラ34A、34Bは回転ブラシローラ38に対向し、
この下流側のバックアップローラ40A、40Bは回転
ブラシローラ170に対向して配置されており、ガイド
ローラ36及びバックアップローラ34A、34B、4
0A、40Bは、それぞれ駆動手段の駆動力が伝達され
ずに回転自在となっている。
【0022】この現像槽18は、ポンプ160と連通さ
れており、ポンプ160は、ガイド板168を挟んで上
下に側壁に形成された吐出口44A、44B及び現像槽
18の底部下流側壁面に形成した吐出口172に連通さ
れている。このため、ポンプ160の作動によって現像
槽18内の現像液が吸引されて、吐出口44A、44
B、172から現像槽18内に吐出されて、現像液の循
環及び攪拌が行われる。
【0023】なお、現像槽18には、現像液タンク16
6からポンプ164の作動によって現像補充液が補充さ
れるようになっている。また、現像槽18の最上流側に
配置されたオーバーフロー管20は、この現像補充液の
補充によって現像液の液面レベルが所定レベルを超える
たときに現像液が流れ込むようになっており、この流れ
込んだ現像液を廃液タンク184へ案内して廃棄するよ
うにしている。
【0024】現像槽18の現像液液面には、液面蓋50
が配置されている。この液面蓋50は、現像液の液面に
浮かせるように配置され、現像液液面と空気との接触を
できるだけ少なくするようにして現像液の炭酸ガスによ
る劣化と現像液中の水分の蒸発を防止している。なお、
液面蓋50は、現像液の増減に応じて上下する。
【0025】現像部22の下流の水洗部24には、水洗
槽28の上方に2対の搬送ローラ52、53が配設され
ている。これらの搬送ローラ52、53は、図示しない
側板に回転可能に支持されており、図示しない駆動手段
の駆動力が伝達されて回転するようになっており、現像
部22から送り込まれたPS版12の搬送路を形成して
いる。
【0026】搬送ローラ53の上流側、かつ搬送路より
も上側には、スプレーパイプ56が配設されており、こ
のスプレーパイプ56は、搬送ローラ53の軸線に沿っ
て配設され、その上側ローラの中央部に対応する位置に
内部と連通する吐出口が設けられている。スプレーパイ
プ56からは、水洗水タンク178からポンプ180に
よって汲み上げられた水洗水が搬送ローラ53の上側の
ローラの上流側部分に滴下され、搬送ローラ53の上側
ローラが回転することによって、PS版12の表面に水
洗水が速やかに拡がり、PS版12の表面が水洗水によ
って洗浄される。また、洗浄後の水洗水はPS版12の
幅方向両端部から後述する受け皿62へ落下する構成と
なっている。
【0027】受け皿62から溢れた水洗水は水洗槽28
へ案内される。水洗槽28内の水洗水は廃液口182よ
り速やかに廃液タンク184へ廃棄される。
【0028】水洗部24の下流側の不感脂化処理部であ
るフィニッシャー部26のガム液槽30の上方には、一
対の搬送ローラ78が設けられている。搬送ローラ53
によって送り出されるPS版12は、この搬送ローラ7
8へ案内されるようになっている。
【0029】また、搬送ローラ78の上流側には、搬送
路の上下方向にスプレーパイプ82、188が配設され
ている。これらのスプレーパイプ82、188には外周
に内部と連通する吐出口(図示省略)が設けられてい
る。このスプレーパイプ82、188からは、ガム液槽
30からポンプ194によって吸い込まれたガム液が吐
出され、PS版12の表面及び裏面に供給される。
【0030】上記説明したPS版プロセッサー10にお
いて、搬送ローラ32、回転ブラシローラ38、17
0、ローラ対54、バックアップローラ34A、34
B、40A、40B、ガイドローラ36、搬送ローラ5
2、53、搬送ローラ78(以下、総括して示す場合
に、単にローラRという)は、図2及び図3に示される
如く、その軸線方向両端部に形成された回転軸200が
それぞれ側板202に軸受204を介して掛け渡されて
いる。なお、軸受204は、側板202に対して縦方向
に2個ずつ配置される。
【0031】軸受204は、外形が所謂ホームベース型
とされ、頂点が下向きとなった状態で正規の状態であ
る。
【0032】軸受204の上端面には、内周面が円弧状
の収容部206が形成され、支持部208を構成してい
る。この収容部206は、その周長に相当する角度が1
80°以上に設定されており、開口幅Wが、内周面を形
成する円弧の直径よりも小さくなっている。
【0033】この収容部206の内周面からは、その軸
線方向の所定の位置に軸芯に向けて突起したストッパ部
210が形成されている。このストッパ部210も円弧
形状とされている。
【0034】一方、ローラRの回転軸の軸端近傍には、
リング状の溝部212が形成されている。この溝部21
2の底面の外径と、前記ストッパ部210の内径とは所
定の嵌め合い公差の関係となっており、ローラRの回転
軸200が軸受204の支持部208に支持された状態
で互いに回転可能に嵌まり合うようになっている。
【0035】このストッパ部210が溝部212に入り
込むことによって、ローラRは、その軸線方向移動が阻
止されることになる。
【0036】ここで、前記収容部206の内径と、ロー
ラRの回転軸200の外径も、同様に所定に嵌め合い公
差の関係となっている。このため、ローラRの回転軸2
00が収容部206に入り込み、支持部208に支持さ
れた状態では、ローラRは、回転可能に軸受204に支
持されることになる。
【0037】しかし、前記収容部206の開口幅Wは、
内周面を形成する円弧の直径Dよりも小さいため、ロー
ラRの外径よりも小さいことになる(図4(A)参
照)。
【0038】このため、通常の力(例えば、ローラRの
自重)のみでは、ローラRは、この開口から収容部20
6内へ入り込むことはできない。そこで、ローラRを前
記開口にセットし、軸直角方向へ所定の挿入圧をかける
(実際には、作業者が押圧する)と、この力によって、
支持部208が拡がるように弾性変形し(図4(B)参
照)、開口幅が増加する。これにより、ローラRは、収
容部206内へ収容することができる。収容部206内
にローラRが収容されると前記弾性変形が解除され、支
持部208は元の位置に復帰するため、ローラRは通常
の力では軸直角方向へ収容部206から抜けなくなる。
従って、ローラRは軸受204に回転可能に支持された
ことになる(図4(C)参照)。
【0039】前記側板202には、軸受204を収容す
るための切欠部214が形成されている。軸受204
は、この切欠部214に収容されることによって、側板
202の所定の位置にセットされるようになっている。
【0040】ここで、軸受204の正規の状態で下部に
は、重り216(図5参照)が埋設されている。したが
って、軸受204の重心が軸受204の回転中心からず
れることになり、この重り216の重みにより、ローラ
Rは、自然状態で常に頂点が真下に向くようになり、例
えばローラRの軸芯を中心に振り子状に揺動してても、
最終的には正規の位置で停止する。
【0041】このため、この軸受204の頂点を切欠部
214の開口近傍へセットすることにより、若干その位
置がずれていたとしても、軸受204と側板202(切
欠部214)とが、所定の相対位置関係となるまで、軸
受204が揺動し、これに合わせてローラRの位置を調
整することにより、軸受204を確実に側板202へセ
ットすることができる。
【0042】以下に本実施の形態の作用を説明する。図
示しない焼付装置等によって画像が記録されたPS版1
2は、挿入台16に載置されてから挿入台16の奥側に
送り込まれて挿入口102へと至り、挿入時の押圧力で
ブレード106をその弾性力に抗して拡開させてPS版
プロセッサー10の装置内部へ挿入される。挿入された
PS版12は、一対の搬送ローラ32によって引き入れ
られて現像部22へ送り込まれる。なお、このPS版1
2の先端が挿入口102を通過すると、センサ108に
よってこれを検出し、タイマをスタートさせる。このタ
イマーは、水洗部24のスプレーパイプ66から水洗水
を滴下させるタイミングを計っている。
【0043】現像槽18へ挿入されたPS版12は、一
対の搬送ローラ32からガイド板168に案内されて水
平に対して30°の角度で送り出され、ガイドローラ3
6とガイド板168の下流側端部の間へ方向補正されな
がら案内される。この後、PS版12は、ガイドローラ
36とガイド板168によってバックアップローラ34
A、34Bと回転ブラシローラ38の間へ送り込まれ
る。
【0044】バックアップローラ34A、34Bと回転
ブラシローラ38の間へ挿入されたPS版12は、回転
ブラシローラ38によって表面が擦られて現像が促進さ
れ、次にバックアップローラ40A、40Bと回転ブラ
シローラ170の間へ送り込まれて回転ブラシローラ1
70によって裏面が擦られて裏面に感光層が有る場合に
は、裏面の現像が促進されて効率良く非画像部分の感光
層が除去される。
【0045】このようにして、表裏面が均一に擦られて
現像処理の終了したPS版12は、ローラ対54によっ
て現像液が絞り取られながら現像槽18から引き出され
て水洗部24へ送られ、搬送ローラ52、53によって
挟持搬送される。この際、PS版12の先端は搬送ロー
ラ52の下側ローラに当接するように案内されているた
め、この下側ローラの回転によって受け皿62から汲み
上げられた水洗水がPS版12の表面へ周り込み、PS
版12が搬送ローラ52に挟持された時点で液溜りをつ
くる。これにより、PS版12の表面を先端から確実に
水洗処理することができる。
【0046】その後、タイマーにより計測した挿入時か
らの時間が所定時間となりPS版12の先端が下流側ロ
ーラ対53に達したと判断されると、PS版12の表面
はスプレーパイプ56から下流側ローラ対53の上側の
ローラに滴下される新しい水洗水によって洗浄され、裏
面は受け皿62から搬送ローラ52、53の下側のロー
ラによって持ち出される水洗水によって洗浄される。
【0047】水洗処理が終了すると、PS版12は、案
内板84、86の間へ向けて送り出されてフィニッシャ
ー部26へ送られ、搬送ローラ78によって挟持搬送さ
れる。ここで、スプレーパイプ82、188から吐出さ
れるガム液によって不感脂化処理される。不感脂化処理
されたPS版12は、フィニッシャー部26から排出口
104を通過して、図示しない乾燥部へ送り出される。
【0048】上記説明したPS版プロセッサー10にお
いて、搬送ローラ32、回転ブラシローラ38、17
0、ローラ対54、バックアップローラ34A、34
B、40A、40B、ガイドローラ36、搬送ローラ5
2、53、搬送ローラ78(ローラR)にあっては、メ
ンテナンス時に所定の装着位置から取り外し、洗浄等を
行い、再度装着する必要がある。
【0049】この場合、従来の軸受構造では、ローラR
と軸受204とを側板202の切欠部214から取り外
し、次いでローラRの軸線方向移動を阻止するためのE
リング等の止め輪を外し、その後に、ローラRの回転軸
200から軸受204を抜き取るといった分解作業と、
上記の逆工程の組み付け工程を必要としていた。特に、
再装着の際には、軸受204と切欠部214との相対位
置を決めるための作業が1人の作業者では煩雑となって
いた。
【0050】しかし本実施の形態では、分解工程におい
ては、ローラRの回転軸200に軸受204の軸直角方
向へ力を加えるのみで、支持部208が弾性変形して、
軸受204を簡単に取り外すことができ、この作業と一
体で溝部212とストッパ部210とが分離できるた
め、単純な作業となる。
【0051】一方、再組み立て、再装着作業工程におい
ては、以下の手順で行われる。まず、ローラRの回転軸
200を軸受204の支持部208の開口に合わせ、所
定の圧力で軸直角方向へ押圧する(図4(A)参照)。
この押圧力により、支持部208の外壁が図4(B)の
如く、互いに相反する方向へ弾性変形し、この結果開口
部が拡大される。これにより、ローラRの回転軸200
は、収容部206に収容され、この収容後には、前記弾
性変形が解除されて元の位置に戻る(図4(C)参
照)。この状態で、ローラRの回転軸200は、支持部
208に回転可能に支持される。
【0052】一方、上記一連の動作に伴って、ローラR
の溝部212には、前記収容部206に形成されたスト
ッパ部210が入り込み、最終的に回転可能に嵌まり合
う。これにより、軸受204に対するローラRの軸線方
向移動が阻止されるため、従来のようなEリング等の止
め輪を必要とせず、部品点数が減少する。また、ローラ
Rの回転軸200の軸受204への着脱がワンタッチで
できるため作業工数も減少する。
【0053】ローラRの回転軸200を軸受204にセ
ットした後は、このアッセンブリを側板202の切欠部
214へセットする。このとき、軸受204の下部に
は、重り216が埋設されており、かつ下向きの頂点を
持つ三角形状となっているため、軸受204を切欠部2
14の開口に対して、比較的ラフな位置決め状態で対応
させることができる。
【0054】すなわち、図5に示される如く、両者の相
対位置が正規の位置に対してずれていると、その分、軸
受204が揺動し、軸受204の切欠部214への挿入
方向が自動修正される。この状態で、挿入を継続し軸受
204が正規の位置となると、重り216の重さによっ
て軸受204の回転方向位置も正規の状態となり、軸受
204は円滑に切欠部214へと挿入される。
【0055】軸受204は、1個の切欠部214に縦方
向に2個収容され、例えば、搬送ローラ32等では、ニ
ップ圧により感光材料を挟持搬送させる。
【0056】この場合、図2に示される如く、縦方向に
配列された軸受204間に隙間が生じているが、これ
は、ローラRの外周面同士が接触して、ストッパの役目
を果たしているためであり、これにより所定のニップ圧
を確保することができる。
【0057】なお、図5に示される如く、切欠部214
の底部に板ばねや圧縮コイルばね等の付勢手段218を
配置しておくことにより、ローラR間へのニップ圧を調
整(増加)することができる。
【0058】また、本実施の形態では、収容部206に
ストッパ部210を設け、回転軸200に溝部212を
設けたが、収容部206に溝部、回転軸200にストッ
パ部を設けるようにしてもよい。また、いずれにして
も、ストッパ部は、リング状に連続していなくてもよ
く、断続的に設けられていてもよい。
【0059】このように、軸受204へのローラRの回
転軸200のセット方向を軸直角方向とし、軸受204
の弾性力によってローラRの回転軸200を回転可能に
支持するようにしたため、ローラRの着脱作業性が向上
する。また、軸受204にストッパ部210を設け、ロ
ーラRの回転軸200に形成された溝部212に入り込
むようにしたため、Eリング等の止め輪を別途装着する
必要がなくなり、部品点数が減少すると共に作業工数を
減少させることができる。
【0060】また、軸受204に重り216を埋設し
て、自然状態で軸受204を正規の位置に向かせること
ができるため、側板202の切欠部214への軸受20
4の装着作業も容易となり、全体として1人の作業者で
の作業が可能となる。
【0061】なお、軸受204は、重り216を埋設し
なくても、軸受204の重心が軸受204の回転中心か
らずれる形態であればよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1の発明では、
ローラの組み付け作業工程数を減らすことにより、ロー
ラの組み付け作業性を向上すると共に、1人の作業者で
も、容易にローラ着脱作業を行うことができるという優
れた効果を有する。
【0063】請求項2に記載の発明では、軸受の重心を
軸受の回転中心からはずれた位置にすることによって、
軸受を所定方向に向かせることにより、僅かな位置ずれ
もなく、円滑に切欠部へ装着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るPS版プロセッサーの概略
構成図である。
【図2】軸受と側板との取り付け状態を示す斜視図であ
る。
【図3】軸受とローラとの取り受け状態を示す斜視図で
ある。
【図4】ローラの軸受への装着手順を示す正面図であ
る。
【図5】軸受の側板への装着手順を示す正面図である。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー(感光性平版印刷版処理装
置) 12 PS版(感光性平版印刷版) 18 現像槽 32 搬送ローラ 54 ローラ対 3870 回転ブラシローラ 34A、34B、40A、40B バックアップロー
ラ 36 ガイドローラ 52、53 搬送ローラ 78 搬送ローラ78 200 回転軸 202 側板 204 軸受 206 収容部(内周面) 208 支持部 210 ストッパ部(突起部) 212 溝部 214 切欠部 216 重り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する感光材料処理装置に
    設けられるローラの軸線方向両端部の回転軸をそれぞれ
    回転可能に支持する軸受と、 前記ローラの軸線方向両端部にそれぞれ対応して配設さ
    れ、前記軸受を介して前記ローラを所定位置に保持する
    ための一対の側板と、を備えた感光材料処理装置用ロー
    ラの軸受構造であって、 前記軸受が、 少なくとも前記ローラの回転軸の半周以上を保持するた
    めの円弧面形状の内周面を備え、前記ローラの回転軸の
    軸直角方向からの挿入時に弾性変形可能な支持部と、 前記ローラの回転軸に形成された突起部又はリング状の
    溝部に対応して形成され、前記支持部への前記ローラの
    回転軸の挿入後前記ローラの軸線方向移動を阻止する溝
    部又は突起部と、を有することを特徴とした感光材料処
    理装置用ローラの軸受構造。
  2. 【請求項2】 前記軸受の重心が前記軸受の回転中心か
    らずれていることを特徴とした感光材料処理装置用ロー
    ラの軸受構造。
JP4210698A 1998-02-24 1998-02-24 感光材料処理装置用ローラの軸受構造 Pending JPH11236919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210698A JPH11236919A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 感光材料処理装置用ローラの軸受構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210698A JPH11236919A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 感光材料処理装置用ローラの軸受構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11236919A true JPH11236919A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12626725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4210698A Pending JPH11236919A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 感光材料処理装置用ローラの軸受構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11236919A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219295A (ja) * 2004-12-02 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 紙用類搬送装置と画像形成装置
JP2007145452A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
JP2008052184A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Brother Ind Ltd 定着装置および画像形成装置
WO2013033130A3 (en) * 2011-09-02 2013-04-25 3M Innovative Properties Company Web-handling machine frame
KR20190000101A (ko) * 2017-06-22 2019-01-02 김계태 끼움 결합방식의 조립식 세터
US20220315362A1 (en) * 2021-03-31 2022-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveyance device and image forming apparatus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219295A (ja) * 2004-12-02 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 紙用類搬送装置と画像形成装置
JP2007145452A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
JP2008052184A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Brother Ind Ltd 定着装置および画像形成装置
WO2013033130A3 (en) * 2011-09-02 2013-04-25 3M Innovative Properties Company Web-handling machine frame
CN103764529A (zh) * 2011-09-02 2014-04-30 3M创新有限公司 幅材处理加工机架
US9057392B2 (en) 2011-09-02 2015-06-16 3M Innovative Properties Company Web-handling machine frame
CN103764529B (zh) * 2011-09-02 2016-02-17 3M创新有限公司 幅材处理加工机架
KR20190000101A (ko) * 2017-06-22 2019-01-02 김계태 끼움 결합방식의 조립식 세터
US20220315362A1 (en) * 2021-03-31 2022-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveyance device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3548564B2 (ja) 現像ローラー組立方法
EP1693717A3 (en) Electrophotographic image forming apparatus and process cartridge therefor
JPH11236919A (ja) 感光材料処理装置用ローラの軸受構造
US20050053398A1 (en) Developing device for liquid electrophotographic image forming apparatus
JPH11282142A (ja) 感光材料処理装置の処理部密閉構造
JPH11246071A (ja) 感光材料処理装置用ローラの軸受部構造
JPH11236916A (ja) 感光材料処理装置用ローラの軸受部構造
JPH1195446A (ja) 感光性平版印刷版処理装置用ブラシローラ
JPH0922215A (ja) 定着装置
JPH11236918A (ja) 感光材料処理装置用ローラの軸受部構造
JP3286394B2 (ja) 感光性平版印刷版処理装置
JP2002296749A (ja) 感光材料処理装置の搬送ローラ軸受構造
JPH11236917A (ja) 感光材料処理装置用ローラの軸受構造
JPH11247842A (ja) 感光材料搬送用ローラの軸受部構造
JPH11282173A (ja) 感光材料処理装置の補充ノズル取付構造
JPH11282145A (ja) 感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造
JP3943255B2 (ja) 感光材料処理装置用案内構造
JPH11249319A (ja) 感光材料処理装置用ブラシローラのブラシ圧調整構造
JP3210210B2 (ja) 現像装置
JP3902334B2 (ja) 処理液流出構造
JP3273654B2 (ja) 感光性平版印刷版の処理装置
JPH11282174A (ja) 感光材料処理装置のスプレーパイプ取付構造
JPH06295070A (ja) ローラ対の取り付け構造
JP3133563B2 (ja) 感光材料処理装置
KR100322588B1 (ko) 습식 전자사진방식 프린터의 현상 유닛