JPH11281536A - 薄膜分析装置 - Google Patents

薄膜分析装置

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JPH11281536A
JPH11281536A JP8123498A JP8123498A JPH11281536A JP H11281536 A JPH11281536 A JP H11281536A JP 8123498 A JP8123498 A JP 8123498A JP 8123498 A JP8123498 A JP 8123498A JP H11281536 A JPH11281536 A JP H11281536A
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JP
Japan
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standard sample
thin film
analyzer
sample
calibration
Prior art date
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Withdrawn
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JP8123498A
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English (en)
Inventor
Ikuo Konishi
郁夫 小西
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜分析装置において、標準試料の変質を防
ぎ、また、標準試料を用いた校正を短時間で行う。 【解決手段】 内部を所定の雰囲気に保持した状態で試
料を保持可能とする保管手段と、保管手段に対する試料
の導入及び導出を行う搬送手段とを薄膜分析装置内部に
備える構成とし、これによって、校正に用いる標準試料
を周囲雰囲気の影響を受けない状態で保管することによ
って標準試料の変質を防ぎ、また、標準試料の保管を薄
膜分析装置内とすることによって標準試料を用いた校正
の時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜分析装置に関
し、特に、半導体プロセス等において、半導体ウェハ上
に生成される薄膜の検査装置に適用することができるも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体プロセスにおいて、プロセス中の
半導体ウェハを各種検査装置によって検査し、これによ
って半導体ウェハの歩留まりの向上を図っている。この
半導体ウェハの検査の一つとして、半導体ウェハ上に成
膜される薄膜が目的の組成であるかを検査するものがあ
る。
【0003】このような半導体分析装置では、分析初期
時に行う校正や分析途中で行う再校正、また、分析装置
自体の分析精度の確認を行うために、成膜の組成が既知
の標準試料を測定することが行われている。通常、この
標準試料は、校正,再校正,検査を行う際に検査装置の
外部から導入している。特に、半導体ウェハ上に成膜さ
れた薄膜を測定対象とする場合には、製造する半導体ウ
ェハ自体や半導体プロセスの工程段階に応じて成膜の組
成が異なる場合があり、このような種々の成膜組成に対
応するために、標準試料についても通常の試料と同様の
導出入手段を用いて分析装置への導入及び導出を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の薄膜分析装置
は、標準試料を通常の試料と同様の導出入手段によって
分析装置への導入及び導出を行うため、標準試料は周囲
雰囲気の影響を受けて組成が変化する場合がある。たと
えば、標準試料が外気雰囲気内に置かれる場合には、酸
化によって組成が変質する場合がある。このような組成
が変化した標準試料を用いて校正,再校正,検査を行う
場合には、検査精度に問題が生じることになり、また、
標準試料の組成変質は半導体ウェハの製造歩留まりにも
影響を与えかねないことになる。
【0005】また、この分析装置を半導体プロセスの工
程内で組み込み、製造中の半導体ウェハの検査を行う場
合には、再校正毎に標準試料を薄膜分析装置に導入する
必要があり、校正のための時間が長引くという問題もあ
る。
【0006】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決し、薄膜分析装置において、標準試料の変質を防ぐ
ことを目的とし、また、標準試料を用いた校正の時間を
短縮することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜分析装置
は、校正に用いる標準試料を周囲雰囲気の影響を受けな
い状態で保管することによって標準試料の変質を防ぐも
のであり、また、標準試料の保管を薄膜分析装置内とす
ることによって標準試料を用いた校正の時間を短縮する
ものである。
【0008】そこで、本発明の薄膜分析装置は、上記し
た薄膜分析装置内において標準試料を周囲雰囲気の影響
を受けない状態で保管する構成として、内部を所定の雰
囲気に保持した状態で試料を保持可能とする保管手段
と、保管手段に対する試料の導入及び導出を行う搬送手
段とを薄膜分析装置内部に備えるものとする。
【0009】保管手段の一態様は、少なくとも標準試料
を内部に密閉状態で保管する密閉容器を、薄膜分析装置
内に備えた構成とするものである。該密閉容器は開閉可
能とし、標準試料によって校正を行う場合には、搬送手
段によって標準試料を密閉容器から取り出して測定部に
搬送する。また、校正終了後には、搬送手段によって測
定部から標準試料を取り出して密閉容器内に搬送し保管
を行う。
【0010】また、保管手段にガス交換手段を設けた態
様とすることができる。該ガス交換手段は、保管手段内
の気体を排出するガス排出機構や、保管手段内に置換用
の非反応性気体を導入するガス導入機構を備えた構成と
することができる。
【0011】ガス排出機構は、標準試料の薄膜を変質さ
せる可能性のある気体を密閉容器から排出することによ
って標準試料の変質を防止するものであり、密閉容器の
排出口に接続した排気ポンプにより構成することができ
る。また、ガス導入機構は、密閉容器内に標準試料の薄
膜との反応性が少ない置換用気体を導入することによっ
て標準試料の変質を防止するものであり、密閉容器の導
入口に接続した置換用気体源により構成することができ
る。なお、前記排出口と導入口とを共通とし、切換バル
ブによって密閉容器内の排気と置換用気体の導入を切り
換えて行うことができる。
【0012】したがって、本発明の構成によれば、標準
試料を周囲雰囲気の影響を受けない状態で密閉容器内に
保管することによって標準試料の変質を防ぐことがで
き、また、密閉容器を薄膜分析装置内に配置することに
よって標準試料の搬送するための時間を短縮し、校正を
短時間で行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の薄膜分析
装置を説明するための概略ブロック図である。なお、図
1に示す構成では、半導体ウェハ上に成膜された薄膜を
分析する場合の構成を例として説明する。図1におい
て、薄膜分析装置1は、半導体ウェハ10の薄膜を分析
する測定部2と、標準試料30を保管する保管手段3
と、該測定部2に対する半導体ウェハ10や標準試料3
0の導出入を行う搬送手段4とを備える。
【0014】測定部2は試料の組成を分析する部分であ
り、例えば、グロー放電発光分析装置を用いた構成とす
ることができる。測定部2は第2のゲート12を介し
て、測定部2の外部に対して密閉状態とすることがで
き、搬送手段4はこの第2のゲート12を通して半導体
ウェハ10の導出入を行う。
【0015】半導体ウェハ10は、ウェハキャリア5に
保持された状態で、第1のゲート11を通して薄膜分析
装置1の内部に対して導入及び導出が行われる。なお、
ウェハキャリア5は、複数枚の半導体ウェハ10を搬出
入可能な状態で保持することができる。搬送手段4は、
薄膜分析装置1の内部に導入されたウェハキャリア5か
ら所定の半導体ウェハ1を取り出し、前記の第2のゲー
ト12を通して測定部2内に導入する。また、測定が終
了した半導体ウェハ10は、再び第2のゲート12を通
して測定部2から導出されてウェハキャリア5に戻され
る。同様にして、搬送手段4によって、ウェハキャリア
5に保持される他の半導体ウェハ10を測定部2内に導
入し、測定後再びウェハキャリア5に戻される。
【0016】また、測定が終了したウェハキャリア5
は、第1のゲート11を通して導出され、次の測定対象
である半導体ウェハ1を収納したウェハキャリア5の導
入を行うことができる。
【0017】保管手段3は薄膜分析装置1の内部に設け
られ、内部に標準試料30を密閉状態で保持する密閉容
器31を備える。密閉容器31は、開閉可能な蓋32を
備え、該蓋32を開放することによって標準試料30の
導出入を行うことができ、少なくともその内壁部分はガ
ス成分の排出が少ない素材、あるいはガス成分の排出を
抑える表面処理を施しておくことによって、標準試料3
0を変質させる気体の発生を減少させることができる。
保管手段3において、標準試料30の導出は、自動ある
いは手動によって蓋32を開き、搬送手段4によって取
り出すことによって行うことができる。なお、密閉容器
31内に複数枚の標準試料30が収納されている場合に
は、校正に必要な標準試料30を選択して取り出すこと
ができる。
【0018】搬送手段4は、保管手段3から取り出した
標準試料30を、前記した半導体ウェハ10と同様に、
また、第2のゲート11を通して測定部2内に導入し、
測定が終了した後には、標準試料30を再び第2のゲー
ト11を通して測定部2から導出し、密閉容器31内に
戻す。保管手段3は、標準試料30が戻された後、蓋3
2を閉じて内部を密閉状態に保持する。
【0019】また、保管手段3はガス交換手段6を備
え、これによって、密閉容器31内を標準試料30を安
定に保管する環境を形成することができる。このガス交
換手段6は、密閉容器31内の排気あるいは気体置換に
よって行う構成とすることができる。
【0020】保管手段3は、密閉容器31に排出口61
を備え、該排出口61に排出管63を介して排気ポンプ
65を接続し、これによって密閉容器31内の気体を排
出することができる。また、保管手段3は、密閉容器3
1に導入口62を備え、該導入口62に導入管64を介
して置換気体源66を接続し、これによって密閉容器3
1内に置換用の気体を導入することができる。なお、ガ
ス交換手段6において、前記排気手段と気体置換手段の
いずれか一方あるいは両方を備えた構成とすることがで
きる。また、排気手段と気体置換手段とを備える場合
に、一つの開口部によって排出口61と導入口62とを
兼用し、図示しない切り換えバルブで切り換える構成と
することができる。
【0021】なお、保管手段3に保管する標準試料30
は、必要に応じて交換可能であり、該標準試料30の交
換は、第1のゲート11を通して搬送手段4によって行
うことも、あるいは、薄膜分析装置に図示しない第3の
ゲートを設け、該ゲートを通して行う構成とすることも
できる。
【0022】図2,3,4は保管手段3を説明するため
の概略斜視図であり、図2は蓋32を閉じた外観を示
し、図2,3は蓋32を開いた状態を閉じた状態を示し
ている。
【0023】図2において、保管手段3の密閉容器31
にはヒンジ33等の開閉手段によって蓋32が取り付け
られ、該蓋32を閉じることによって密閉容器31内を
外部の雰囲気から遮蔽することができる。なお、開閉手
段はヒンジ33に限らず任意の機構を適用することがで
き、自動あるいは手動で開閉することができる。
【0024】また、密閉容器31には、バルブ67,6
8を介して排出管63及び導入管64を接続し、図示し
ない排気ポンプ65及び置換気体源66に接続し、密閉
容器31内の排気ないし置換気体の導入を行うことがで
きる。
【0025】図3は保管手段3の一構成例であり、密閉
容器31の内壁に標準試料30を保持する支持レール3
5を備えるものである。密閉容器31内に導入された標
準試料30は、この支持レール35上に支持され、搬送
手段4によって導入及び導出を行うことができる。ま
た、図4は保管手段3の他の構成例であり、密閉容器3
1の内壁に標準試料30を保持するための溝36を形成
するものである。密閉容器31内に導入された標準試料
30は、この溝36に支持され、搬送手段4によって導
入及び導出を行うことができる。
【0026】また、密閉容器31の開口端の周囲で、蓋
32を閉じた際に接触する部分、または、蓋32の内側
で、蓋32を閉じた際に密閉容器31の開口端と接触す
る部分にはパッキング34を設け、密閉容器31内の密
閉性を高める。なお、パッキング34は、標準試料30
を変質させるガス成分を放出しない素材を用いる。
【0027】蓋32の固定は、図示しない固定手段や、
蓋32を密閉容器31側に付勢する付勢手段を設けるこ
とができる。また、密閉容器31内の排気や置換気体と
のガス交換によって、密閉容器31内の圧力を外部より
も低く保持し、この圧力差で蓋32を密閉容器31側に
付勢する構成とすることもできる。
【0028】したがって、本発明によれば、標準試料を
保管手段で安定した状態で保管することができため、標
準試料の変質を防止することができる。また、保管手段
を半薄膜分析装置内に設けることによって、校正のため
の標準試料の導入及び導出を短時間で行うことができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜分析
装置によれば、標準試料の変質を防ぐことができ、ま
た、標準試料を用いた校正を短時間で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜分析装置を説明するための概略ブ
ロック図である。
【図2】本発明の薄膜分析装置の保管手段を説明するた
めの、蓋を閉じた外観を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の薄膜分析装置の保管手段の一構成例を
説明するための、蓋を開いた外観を示す概略斜視図であ
る。
【図4】本発明の薄膜分析装置の保管手段の他の構成例
を説明するための、蓋を開いた外観を示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…薄膜分析装置、2…測定部、3…保管手段、4…搬
送手段、5…ウェハキャリア、6…ガス交換手段、10
…半導体ウェハ、11,12…ゲート、30…標準試
料、31…密閉容器、32…蓋、33…ヒンジ、34…
パッキング、35…支持レール、36…溝、61…排出
口、62…導入口、63…排出管、64…導入管、65
…排出ポンプ、66…置換気体源、67,68…バル
ブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料上の薄膜の組成を測定する薄膜分析
    装置において、内部を所定の雰囲気に保持した状態で試
    料を保持可能とする保管手段と、前記保管手段に対する
    試料の導入及び導出を行う搬送手段とを装置内部に備え
    る、薄膜分析装置。
JP8123498A 1998-03-27 1998-03-27 薄膜分析装置 Withdrawn JPH11281536A (ja)

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JP8123498A JPH11281536A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 薄膜分析装置

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JP8123498A JPH11281536A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 薄膜分析装置

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JP8123498A Withdrawn JPH11281536A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 薄膜分析装置

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JP (1) JPH11281536A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323444A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2012114456A (ja) * 2012-02-06 2012-06-14 Hitachi High-Technologies Corp 搬送容器

Cited By (3)

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Effective date: 20050607