JPH11281216A - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

Info

Publication number
JPH11281216A
JPH11281216A JP8308598A JP8308598A JPH11281216A JP H11281216 A JPH11281216 A JP H11281216A JP 8308598 A JP8308598 A JP 8308598A JP 8308598 A JP8308598 A JP 8308598A JP H11281216 A JPH11281216 A JP H11281216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
water
air valve
pump
supply tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8308598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshimura
宏 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP8308598A priority Critical patent/JPH11281216A/ja
Publication of JPH11281216A publication Critical patent/JPH11281216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内では一時的に水と空気が混ざり合い、
空気による泡が発生し、その泡により、配管内に水膜が
生ずることがある。この水膜が上記ポンプ動作の停止後
も配管内に残った場合、上記水膜が配管の製氷皿側へ移
動し、先端で凍結し配管を詰まらせ、そのため製氷皿に
給水出来なくなるという課題がある。 【解決手段】 給水タンク9と、自吸性のポンプ7と、
冷凍室3内に配される製氷皿15と、これらを結ぶ配管
を有し、上記給水タンク9内水面より給水パイプ吐出口
5aが下に位置し、上記ポンプ7および配管で形成され
る給水経路の一部で、給水タンク9内水面より高い位置
に、空気吸い込みのための開閉自在な空気弁16、17
および弁開閉装置18を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製氷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動製氷装置は、特開平
7−77371号公報に開示されているように、給水タ
ンクと、自吸性ポンプと、冷蔵庫内に配される製氷皿
と、これらを結ぶ配管を有する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−773
71号公報に開示されている自動製氷装置で上記給水タ
ンク内水面より給水パイプ吐出口が下に位置した場合、
その給水経路内に水が満たされていると、給水タンク内
水面が給水パイプ吐出口より高いあいだ中、サイフォン
の原理で水が製氷皿側へ流れ出るため、上記開示の発明
では、自吸性ポンプが製氷皿への給水後、一定時間にわ
たって逆回転し、給水経路内の水を排水する必要があ
る。
【0004】その自吸性ポンプが製氷皿への給水後、一
定時間にわたって逆回転し、給水経路内の水を排水する
とき、製氷皿側の給水経路内の配管先端では、空気が入
り込むと同時に、場合によっては配管内にある残りの水
の一部が製氷皿へ流れ出し、製氷皿への給水量が不安定
になるばかりでなく、配管内では一時的に水と空気が混
ざり合い、空気による泡が発生し、その泡により、配管
内に水膜が生ずることがある。この水膜が上記ポンプ動
作の停止後も配管内に残った場合、上記水膜が配管の製
氷皿側へ移動し、先端で凍結し配管を詰まらせ、そのた
め製氷皿に給水出来なくなるという課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動製氷装置は
上記のような課題を解決したもので、請求項1記載の発
明は、給水タンクと、自吸性のポンプと、冷凍室内に配
される製氷皿と、これらを結ぶ配管を有し、上記給水タ
ンク内水面より給水パイプ吐出口が下に位置し、上記ポ
ンプおよび配管で形成される給水経路の一部で、給水タ
ンク内水面より高い位置に、空気吸い込みのための開閉
自在な空気弁および弁開閉装置を設けたことを特徴とす
るものであり、この構成により、製氷皿への一定量の給
水後、空気弁を開くことにより、空気弁を境にして、製
氷皿側の給水経路内にある水は製氷皿へ、給水タンク側
の給水経路内にある水は給水タンクへ、すみやかに流し
出すことができるとともに、製氷皿への給水量が常に安
定するばかりでなく、給水経路内にある水は空気による
泡の発生もなく水膜を生じない状態で流れ、水膜の凍結
による給水パイプの詰まりのない自動製氷装置が得られ
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、空気弁および弁開閉装置をポンプに
設けたことを特徴とするものであり、この構成により、
ポンプおよび弁開閉装置の電気配線がひとまとめにで
き、配線処理が容易になり、組み立て性が向上する。ま
た、ポンプ単体での空気弁開閉動作を含む給水動作確認
が冷蔵庫等への組み込み前にでき、冷蔵庫等への組み込
み後の上記動作不良による不良品交換の煩わしさがなく
なる。
【0007】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、空気弁および弁開閉装置をポンプ
吸込側に設けたことを特徴とするものであり、この構成
により、製氷皿への一定量の給水後、空気弁を開いたと
き、空気弁を境にして、給水経路内の給水タンクへもど
る残水量が少なく、給水経路内にある多くの残水は製氷
皿へ流れ込み、給水量から見た給水効率が向上する。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、空気弁を給水タンクに設けたことを
特徴とするものであり、この構成により、給水タンクを
冷蔵庫等の本体から外へ引き出すことで、空気弁の清掃
が容易にできるようになり、よりいっそう清潔な自動製
氷装置が得られる。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項3ま
たは請求項4記載の発明において、製氷皿への給水後、
上記空気弁を開いたあと、上記ポンプは一定時間にわた
って正回転することを特徴とするものであり、この構成
により、製氷皿への一定量の給水後、空気弁を開いたあ
と、ポンプが一定時間にわたって正回転するため、製氷
皿側の給水経路内に一定時間ポンプで空気を送り込み、
ポンプのエアーブロー効果で、より完全に上記配管内の
水分を排除することができ、いっそう水アカの生じにく
い、より清潔な、また、水分および水膜の凍結による給
水パイプの詰まりのない自動製氷装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動製氷装置の実
施の形態を図面とともに説明する。
【0011】図1は本発明の自動製氷装置の実施の形態
を示す空気弁および弁開閉装置をポンプの吐出側に設け
たときの要部断面図であり、図2は本発明の自動製氷装
置の実施の形態を示す空気弁および弁開閉装置をポンプ
の吸込側に設けたときの要部断面図であり、図3は本発
明の自動製氷装置の実施の形態を示す空気弁を給水タン
クに設けたときの要部断面図である。図4は本発明の自
動製氷装置の実施の形態を示す空気弁の閉状態をあらわ
す断面図であり、図5は本発明の自動製氷装置の実施の
形態を示す空気弁の開状態をあらわす断面図である。図
6は本発明の自動製氷装置の他の実施の形態を示す空気
弁の閉状態をあらわす断面図であり、図7は本発明の自
動製氷装置の他の実施の形態を示す空気弁の開状態をあ
らわす断面図である。
【0012】図1において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵
室、3は冷凍室、4は前記冷蔵室2と冷凍室3とを仕切
るための仕切り壁、5は給水パイプ、6は給水パイプ5
と給水パイプ5に巻き付くパイプヒータ6aと断熱材お
よびカバーとから成る給水パイプ組品で上記仕切り壁4
の冷蔵室2側から冷凍室3に貫通する部分に組み込まれ
ている。
【0013】7は自吸性のポンプで、ポンプ取り付け台
8に固定されている。9は給水タンク、10は給水タン
ク9とポンプ7をつなぐための吸引ホース、11はポン
プ7と給水パイプ5をつなぐための吐出ホースである。
なお、給水タンク9内の水面よりも給水パイプ吐出口5
aは下に位置するように設けられている。
【0014】12はポンプ7吐出部に位置する開閉自在
な空気弁、13は空気弁12の上方に位置する弁開閉装
置である。空気弁12は給水タンク9内の水面および給
水パイプ吐出口5aより常に高い位置にあるように設け
られている。また、空気弁12および弁開閉装置13は
ポンプ取り付け台8に固定されており、ポンプ7を含め
一組のユニットとなっている。なお、弁開閉装置13
は、例えばソレノイド等により構成され電気的に弁を開
閉するようになっている。
【0015】また、給水タンク9、吸引ホース10、ポ
ンプ7、空気弁12、弁開閉装置13、ポンプ取り付け
台8、吐出ホース11は冷蔵室2内にある。また、給水
パイプ5は仕切り壁4を貫通して、冷蔵室2から冷凍室
3へ通じている。14は製氷ユニット、15は製氷皿で
前記製氷ユニット14部に組み込まれており、冷凍室3
内の仕切り壁4の一部に取り付けてある。
【0016】冷蔵室2に設置された給水タンク9内の水
は、ポンプ7により、吸引ホース10を通って吸引さ
れ、吐出ホース11から給水パイプ5を通り、製氷皿1
5へ一定量注ぎ込まれる。このとき、給水パイプ吐出口
5aの内径は給水量に合わせた適当な大きさで、かつ製
氷皿15への注水による水の飛び散りのない大きさに設
定されている。
【0017】その後、ポンプ7は停止し、弁開閉装置1
3により空気弁12が開かれ、空気弁12を境にして、
製氷皿15側の給水経路内にある水は製氷皿15へ、給
水タンク9側の給水経路内にある水は給水タンク9へ、
すみやかに流し出すことができる。この時、給水経路内
にある水は空気による泡の発生もなく水膜を生じない状
態で流れ、水膜の凍結による給水パイプ5の詰まりのな
い自動製氷装置が得られる。
【0018】空気弁12が開かれたあと、ポンプ7が一
定時間にわたって逆回転した場合、空気弁12を境にし
て、給水タンク9側の給水経路内にある水はポンプ7内
にある全ての水も含め給水タンク9へすみやかに送り出
すことができる。また、給水経路内の給水タンク9へも
どすための残水量は従来方式よりは少ないため、ポンプ
7の逆回転の運転時間が短くてすむ。そのため、ポンプ
7内にも水アカの生じにくい清潔で、従来より使用電力
の少ない自動製氷装置が得られる。
【0019】吸引ホース10、ポンプ7、吐出ホース1
1、給水パイプ5内が空気で満たされたため、その後、
弁開閉装置13により空気弁12が閉じられ、ポンプ7
が再び給水し始めるまで、給水タンク9内の水は、製氷
皿15へ流れ出さない。製氷皿15に注入された水は、
その後冷凍され氷となり製氷ユニット14より離氷さ
れ、製氷ユニット14の下にある貯氷箱(図示せず)に
貯氷される。以後これら一連の動作が自動的に繰り返さ
れる。
【0020】なお、ポンプ7に空気弁および弁開閉装置
を設け、ポンプ駆動用モータ部の電気線と弁開閉装置部
の電気線とを結線し、一か所から他へ電気配線として出
すと、配線処理が容易になり、組み立て性が向上し、ま
た、ポンプ単品での空気弁開閉動作を含む給水動作確認
が冷蔵庫等の製品組み立て前にでき、製品組み立て後の
上記動作不良による不良品交換の煩わしさがなくなる。
この時、ポンプ7が通電され駆動すると空気弁が同時に
閉じ、通電が切れポンプ7が停止すると空気弁が同時に
開くように、弁開閉装置の動作は設定されている。
【0021】図2において、16はポンプ7吸込部に位
置する開閉自在な空気弁であり、給水タンク9内の水面
および給水パイプ吐出口5aより常に高い位置にあるよ
う設けられている。そのため、製氷皿15への一定量の
給水後、空気弁16を開いたとき、空気弁16を境にし
て、給水経路内の給水タンク9へもどる残水量がポンプ
7の吐出側に空気弁(図1における符号12)を設けた
ときよりいっそう少なく、給水経路内にある多くの残水
は製氷皿15へ流れ込み、給水量から見た給水効率がよ
り向上する。
【0022】なお、空気弁16は、ポンプ7の吸込側
(すなわち、給水タンク9からポンプ7までの給水経路
内の間)で、給水タンク9内の水面および給水パイプ吐
出口5aより常に高い位置にあるよう設けられている
と、同様の効果が得られる。また、空気弁16は図1の
空気弁12と同様の働きをする。さらに、空気弁16は
弁開閉装置13およびポンプ7と共にポンプ取り付け台
8に固定され一組のユニットとなっている。
【0023】給水タンク9内の水が、ポンプ7により、
製氷皿15へ一定量注ぎ込まれた後、弁開閉装置13に
より空気弁16が開かれ、ポンプ7が一定時間にわたっ
て正回転した場合、製氷皿15側の給水経路内に一定時
間ポンプ7で空気を送り込むため、ポンプ7のエアーブ
ロー効果でより完全に上記配管内の水分を排除すること
ができ、いっそう水アカの生じにくい、より清潔な、ま
た、水分および水膜の凍結による給水パイプ5の詰まり
のない自動製氷装置が得られる。
【0024】図3において、17は給水タンク9に位置
する開閉自在な空気弁であり、給水タンク9内の水面お
よび給水パイプ吐出口5aより常に高い位置にあるよう
設けられている。また、18は弁開閉装置で、給水タン
ク9を冷蔵庫1の所定の位置に装着したときの空気弁1
7近くのタンク収納箱(図示せず)に設けられている。
【0025】19は給水タンク9の蓋20に設けられた
フタ通気管で、給水タンク9の内部から外部に通じてお
り、フタ通気管19の給水タンク9外側には空気弁17
が配設されている。21は蓋20に設けられたフタパイ
プで、側面に分岐したパイプ分岐部21aをもつ。22
はフタ通気管19とパイプ分岐部21aをつなぐL型管
である。
【0026】また、給水タンク9内の水が、ポンプ7に
より、製氷皿15へ一定量注ぎ込まれた後、ポンプ7は
停止し、弁開閉装置18により空気弁17が開かれ、パ
イプ分岐部21aを境にして、製氷皿15側の給水経路
内にある水は製氷皿15へ、給水タンク9側の給水経路
内にある水は給水タンク9へ、各々一定量の水をすみや
かに流し出すことができる。この時、給水経路内にある
水は空気による泡の発生もなく水膜を生じない状態で流
れ、水膜の凍結による給水パイプ5の詰まりのない自動
製氷装置が得られる。
【0027】給水タンク9内の水が、ポンプ7により、
製氷皿15へ一定量注ぎ込まれた後、空気弁17が開か
れ、ポンプ7が一定時間にわたって正回転した場合、製
氷皿15側の給水経路内に一定時間ポンプ7で空気を送
り込むため、ポンプ7のエアーブロー効果で、より完全
に上記配管内の水分を排除することができ、いっそう水
アカの生じにくい、より清潔な、また、水分および水膜
の凍結による給水パイプ5の詰まりのない自動製氷装置
が得られる。
【0028】また、空気弁17を給水タンク9に設けた
ため、給水タンク9を冷蔵室2から外へ引き出すこと
で、空気弁17の清掃が容易にできるようになり、より
いっそう清潔な自動製氷装置が得られる。
【0029】図4において、50は給水経路に通じる弁
接続部であり、図1においてはポンプ7吐出部に位置
し、図2においてはポンプ7吸込部に位置し、図3にお
いてはフタ通気管19の給水タンク9外側に相当する。
51はベン外ケース、52はベン中ケース、53は動作
ピン、54は開閉ベン、55はスプリング、56はベン
カバー、57はフィルターである。
【0030】ベン外ケース51は軟質塩化ビニール、シ
リコンゴム、等からなり、弁接続部50に圧入ぎみに接
続されている。また、ベン中ケース52は、円筒部52
aにて動作ピン53を、また、ケースリブ52bにてベ
ンカバー56を、それぞれ上下方向にスライドするよう
に保持している。さらにベン中ケース52はベン外ケー
ス51に圧入ぎみに勘合している。開閉ベン54は軟質
塩化ビニール、シリコンゴム、等からなり、動作ピン5
3のみぞ部に勘合している。
【0031】また、フィルター57は通気性軟質ウレタ
ンフォームや不織布によるフィルター、または、活性炭
や銅やその他脱臭剤や抗菌剤や防カビ剤を含むフィルタ
ー、または、それらの組み合わせによるフィルターで、
ベンカバー56からでたリブの間に取り付けられてい
る。
【0032】なお、上記ベン外ケース51、ベン中ケー
ス52、動作ピン53、開閉ベン54、ベンカバー5
6、には、抗菌処理や防カビ処理を施してもよい。
【0033】スプリング55を動作ピン53のピン部か
ら出た動作ピンリブ53aに挿入し、その動作ピン53
をベン中ケース52の円筒部52aに差し込み、その
後、動作ピン53のみぞ部に開閉ベン54を勘合させて
ベン小組品とする。そのベン小組品をベン外ケース51
に圧入ぎみに勘合させ、フィルター57を取り付けたベ
ンカバー56をベン中ケース52のケースリブ52bに
装着し空気弁に組み立てる。
【0034】スプリング55は空気弁に組み込んだ状態
で圧縮気味になるよう設定しておく。また、図4の状態
で開閉ベン54のベン中ケース52への接触部54aが
常にベン中ケース52へ押圧気味にするため、動作ピン
53のみぞ部付近の開閉ベン54とベン中ケース52と
に適当な隙間を設けるとよい。
【0035】図5において、図4の状態からベンカバー
56を動作ピンリブ53aの先端が円筒部52aに当た
るまで下に押しつけると図5に示す空気弁開状態にな
る。図中の矢印は空気弁開状態で給水経路内へ流入する
空気流を表す。なお、56aはベンカバー56の側面に
数箇所設けられたベンカバー開口部、52cはベン中ケ
ース52の一部に数箇所設けられたベン中ケース開口
部、51aはベン外ケース51の底部に設けられたベン
外ケース開口部である。
【0036】図1、図2、図3、における各々の空気弁
12、16、17が給水タンク9内の水面および給水パ
イプ吐出口5aより常に高い位置にあるよう設けられて
いるので、給水タンク9内の水が、ポンプ7により、製
氷皿15へ一定量注ぎ込まれた後、ポンプ7が停止し、
図5のように開閉ベン54が開かれると、ベン中ケース
52と開閉ベン54とでなるベン側空間58の空気が弁
接続部50から給水経路内へ吸い込まれる。
【0037】そのため、動作ピン53とベン中ケース5
2とでなるケース側空間59の空気がベン中ケース開口
部52cを通ってベン側空間58に、また、外部の空気
がフィルター57からベンカバー開口部56aを通って
ケース側空間59に流れ込む。これら連続した空気の流
れにより、空気弁が開かれると給水経路内に空気が吸い
込まれる。
【0038】図6および7において、52dはベン中ケ
ース52に設けられたベン中ケースリブであり、中抜き
平フィルター60を周囲から挟み込んでいる。中抜き平
フィルター60は通気性軟質ウレタンフォームや不織布
によるフィルター、または、活性炭や銅やその他脱臭剤
や抗菌剤や防カビ剤を含むフィルター、または、それら
の組み合わせによるフィルターである。
【0039】また、流入空気が確実に中抜き平フィルタ
ー60を通るようにするため、場合によっては、伸縮自
在なフィルター材を用いて、図6の状態のときで動作ピ
ン53の上部裏面53bに接するまでの厚さに中抜き平
フィルター60の厚みを増してもよい。図6の矢印は空
気弁開状態での給水経路内へ流入する空気流を表す。ま
た、その他は図4および5からベンカバー56およびフ
ィルター57をなくしただけで、構造や働きは同じであ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明の自動製氷装置は上記のような構
成であるから、請求項1記載の発明は、製氷皿への一定
量の給水後、空気弁を開くことにより、空気弁を境にし
て、製氷皿側の給水経路内にある水は製氷皿へ、給水タ
ンク側の給水経路内にある水は給水タンクへ、すみやか
に流し出すことができるとともに、給水経路内にある水
は空気による泡の発生もなく水膜を生じない状態で流
れ、水膜の凍結による給水パイプの詰まりがなくなる。
【0041】また、請求項2記載の発明は、ポンプおよ
び弁開閉装置の電気配線がひとまとめにでき、配線処理
が容易になり、組み立て性が向上する。また、ポンプ単
体での空気弁開閉動作を含む給水動作確認が冷蔵庫等へ
の組み込み前にでき、冷蔵庫等への組み込み後の上記動
作不良による不良品交換の煩わしさがなくなる。
【0042】そして、請求項3記載の発明は、製氷皿へ
の一定量の給水後、空気弁を開いたとき、空気弁を境に
して、給水経路内の給水タンクへもどる残水量が少な
く、給水経路内にある多くの残水は製氷皿へ流れ込み、
給水量から見た給水効率が向上する。
【0043】さらに、請求項4記載の発明によれば、空
気弁が付いた給水タンクは冷蔵庫の外へ引き出せるた
め、空気弁の清掃が容易にできるようになり、よりいっ
そう清潔な自動製氷装置が得られる。
【0044】また、請求項5記載の発明は、製氷皿への
一定量の給水後、空気弁を開いたあと、ポンプは一定時
間にわたって正回転することにより、製氷皿側の給水経
路内に一定時間ポンプで空気を送り込むため、ポンプの
エアーブロー効果で、より完全に上記給水経路内の水分
を排除することができ、いっそう水アカの生じにくい、
より清潔な、また、水分および水膜の凍結による給水パ
イプの詰まりのない自動製氷装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気弁および弁開閉装置をポンプ
の吐出側に設けたときの自動製氷装置の要部断面図であ
る。
【図2】本発明による空気弁および弁開閉装置をポンプ
の吸込側に設けたときの自動製氷装置の要部断面図であ
る。
【図3】本発明による空気弁を給水タンクに設けたとき
の自動製氷装置の要部断面図である。
【図4】本発明の空気弁の閉状態をあらわす断面図であ
る。
【図5】図4の空気弁で開状態をあらわす断面図であ
る。
【図6】本発明の他の空気弁の閉状態をあらわす断面図
である。
【図7】図6の空気弁で開状態をあらわす断面図であ
る。
【符号の説明】
3 冷凍室 5a 給水パイプ吐出口 7 ポンプ 9 給水タンク 12 空気弁 13 弁開閉装置 15 製氷皿 16 空気弁 17 空気弁 18 弁開閉装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水タンクと、自吸性のポンプと、冷凍
    室内に配される製氷皿と、これらを結ぶ配管を有し、上
    記給水タンク内水面より給水パイプ吐出口が下に位置
    し、上記ポンプおよび配管で形成される給水経路の一部
    で、給水タンク内水面より高い位置に、空気吸い込みの
    ための開閉自在な空気弁および弁開閉装置を設けたこと
    を特徴とする自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 上記空気弁および弁開閉装置を上記ポン
    プに設けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装
    置。
  3. 【請求項3】 上記空気弁および弁開閉装置を上記ポン
    プの吸込側に設けたことを特徴とする請求項1記載の自
    動製氷装置。
  4. 【請求項4】 上記空気弁を上記給水タンクに設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
  5. 【請求項5】 上記製氷皿への給水後、上記空気弁を開
    いたあと、上記ポンプは一定時間にわたって正回転する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の自動製
    氷装置。
JP8308598A 1998-03-30 1998-03-30 自動製氷装置 Pending JPH11281216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308598A JPH11281216A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 自動製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308598A JPH11281216A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 自動製氷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11281216A true JPH11281216A (ja) 1999-10-15

Family

ID=13792354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8308598A Pending JPH11281216A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 自動製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11281216A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088991A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Sharp Corp 製氷装置付冷蔵庫
CN105181208A (zh) * 2015-10-30 2015-12-23 安徽江淮汽车股份有限公司 一种膨胀水壶盖的扭矩测量装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088991A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Sharp Corp 製氷装置付冷蔵庫
CN105181208A (zh) * 2015-10-30 2015-12-23 安徽江淮汽车股份有限公司 一种膨胀水壶盖的扭矩测量装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5177980A (en) Automatic ice maker of refrigerators
CN101142906B (zh) 水槽用溢流装置
JP2735170B2 (ja) 冷凍冷蔵庫の製氷装置
JPH03137473A (ja) 冷蔵庫
JP4157110B2 (ja) 排水ポンプ及びこれを備えたドラム洗濯機
KR101500743B1 (ko) 공기 조화기
JP3068742B2 (ja) 製氷装置および製氷装置を備えた冷蔵庫
JPH11281216A (ja) 自動製氷装置
CN102686961B (zh) 冰箱
JP4293875B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫の貯水装置
JPH08114371A (ja) 製氷装置
JP4476147B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP3298202B2 (ja) 冷蔵庫
JP3068741B2 (ja) 製氷装置および製氷装置を備えた冷蔵庫
JP3108855B2 (ja) 製氷装置
JP2006250488A (ja) 冷蔵庫の製氷装置
JP2006250487A (ja) 冷蔵庫の製氷装置
JPH04260770A (ja) 自動製氷装置
JP2000314578A (ja) 製氷装置
JP3115763B2 (ja) 製氷装置
JP2889041B2 (ja) 自動製氷装置用の給水タンク
JPH11108516A (ja) 自動製氷装置
JP2001183040A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2005127686A (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JPH10103827A (ja) 冷蔵庫