JPH10103827A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10103827A
JPH10103827A JP25656896A JP25656896A JPH10103827A JP H10103827 A JPH10103827 A JP H10103827A JP 25656896 A JP25656896 A JP 25656896A JP 25656896 A JP25656896 A JP 25656896A JP H10103827 A JPH10103827 A JP H10103827A
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JP
Japan
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water supply
water
refrigerator
path
ice
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JP25656896A
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English (en)
Inventor
Katsushi Sumihiro
勝志 住廣
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫内の自動製氷装置の製氷皿に水道栓か
ら給水ホース等を介して直接水を供給する水道直結式の
給水構造を有する冷蔵庫において、水道栓と冷蔵庫の給
水経路との接続作業性を改善する。 【解決手段】 冷蔵庫10下部の機械室22内に給水バ
ルブ42を配し、給水バルブ42の入口側42aに水道
栓38に接続された庫外側の給水経路44を接続し、出
口側42bに製氷皿30への給水口部46に接続された
庫内側の給水経路48を接続し、庫外経路44が給水バ
ルブ42に着脱自在に接続され、この接続部50を機械
室カバー22aから外側に配する。これにより、機械室
カバー50を取外すことなく、庫外経路44と庫内経路
48とを接続し、取外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製氷装置を備
える冷蔵庫に関し、特にその給水構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の冷蔵庫には、自動製氷装置が設け
られている。この自動製氷装置は、製氷皿に水を供給
し、製氷皿において製氷を行ない、製氷完了後に製氷皿
を反転させて、その下方に配された貯氷容器に氷を落下
させるものである。従来の自動製氷装置においては、上
記製氷皿に水を供給するために、給水タンクに水を入
れ、この給水タンクを冷蔵室等の冷蔵庫内の所定位置に
セットして供給している。
【0003】しかしながら、上記のように、給水タンク
を冷蔵庫内に収納して給水を行なう場合、このタンク収
納部により食品収納容積が減少してしまう。また、夏場
など比較的氷の使用頻度が多いときには、水切れを起こ
してしまい、給水タンクを取出して水を補給しないと以
後氷が出来ず、必要な時に氷が十分にないということが
ある。また、氷の使用頻度が多いときには、頻繁に給水
タンクに水を補給しなければならず手間がかかる。さら
に、給水タンク内の水垢によるぬめりなどもあり、定期
的な清掃が必要である。
【0004】このような問題を解決すべく、従来、水道
栓から給水ホース等を介して冷蔵庫内の製氷皿に直接水
を供給する、いわゆる水道直結式の給水構造が提案され
ている。
【0005】かかる水道直結式の給水構造であれば、給
水タンクを廃止できるため、食品収納容積が向上すると
ともに、水の補給と給水タンクの清掃の手間を解消する
ことができるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように水道直結
式の給水構造には、従来一般に用いられている給水タン
クによる給水構造に比べて、大きな利点を有しているに
もかかわらず、ほとんど商品化されていないのが現実で
ある。
【0007】その原因の一つとして、冷蔵庫を設置する
際に、水道栓と冷蔵庫内の給水経路とを接続する作業が
煩雑であり、そのため一旦設置した後に冷蔵庫を別の場
所に移動させるのが面倒であるという問題がある。
【0008】そこで、本願の第1の課題は、かかる水道
直結式の給水構造を有する冷蔵庫において、水道栓と冷
蔵庫の給水経路との接続作業性を改善することにある。
【0009】また、他の原因として、給水後における給
水経路内の水切れ性が悪く、そのため給水経路が凍結に
よって詰りが発生するという問題がある。
【0010】そこで、本願の第2の課題は、かかる水道
直結式の給水構造を有する冷蔵庫において、給水後の給
水経路内の水切れ性を向上し、凍結による詰まりを防止
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
る本願の第1の発明は、冷凍室内に配された製氷皿に冷
蔵庫外の水道栓に接続された給水経路から給水を行な
い、前記製氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯
氷する自動製氷装置を備える冷蔵庫において、冷蔵庫下
部の機械室内に、前記給水経路を開閉して前記製氷皿へ
の給水を制御する給水バルブが配され、前記給水経路
が、前記給水バルブの入口側と前記水道栓とを接続する
庫外経路と、前記給水バルブの出口側と前記製氷皿への
給水口部とを接続する庫内経路とよりなり、前記庫外経
路が前記給水バルブに着脱自在に接続され、その接続部
が前記機械室の覆うカバーから外側に配されたことを特
徴とする。
【0012】この冷蔵庫においては、給水バルブが給水
経路を開状態とすることにより、水道栓から出た水が、
庫外経路から給水バルブを経て庫内経路に至り、その先
端の給水口部から製氷皿に供給される。ここで、庫外経
路が機械室内に配された給水バルブに着脱自在に接続さ
れ、その接続部が機械室カバーから外側に配されている
ので、機械室カバーを取外すことなく、庫外経路と庫内
経路とを接続しまた取外すことができる。そのため、冷
蔵庫を設置したり移動したりする際における作業性に優
れる。つまり、水道栓と冷蔵庫の給水経路との接続作業
性に優れる。
【0013】上記第1の発明の冷蔵庫においては、前記
給水バルブに前記水道栓から供給される水の圧力を調整
する水圧調整部を設け、この水圧調整部を介して前記製
氷皿への給水を行なうことが好ましい。これにより、給
水バルブの入口側、即ち水道栓側の水圧変動による流量
変化を防止することができるので、給水バルブを開状態
とする時間を一定にした場合であっても一定量の給水が
可能となり、よって、タイマー等の時間検知手段を用い
た簡易な給水制御が可能となる。
【0014】また、上記第1の発明の冷蔵庫において
は、前記庫外経路と前記水道栓との接続部に、浄水フィ
ルタ、アルカリイオン整水器又はミネラル水生成器を介
在されることが好ましい。このように庫外経路と水道栓
との接続部に浄水フィルタ等の水処理器を介在させる
と、給水時にのみ水を処理して、この処理された水を直
ちに製氷することができるので、安全かつ衛生的であ
る。
【0015】上記第2の課題を解決する本願の第2の発
明は、冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の水道栓に
接続された給水経路から給水を行ない、前記製氷皿で製
氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動製氷装置
を備える冷蔵庫において、冷蔵庫下部背面部に、前記給
水経路を開閉して前記製氷皿への給水を制御する給水バ
ルブが配され、冷蔵庫内において前記給水バルブから前
記製氷皿への給水口部まで延びる庫内経路が、前記給水
バルブに接続され冷蔵庫の背面部又は側部の断熱部内を
上方に延びる断熱部経路と、この断熱部経路に接続され
冷凍室と冷蔵室を仕切る仕切部内を水平方向に延びる仕
切部経路とよりなり、前記仕切部経路の断面積が前記断
熱部経路の断面積よりも大きいことを特徴とする。
【0016】この冷蔵庫においては、給水バルブが給水
経路を開状態とすることにより、水道栓から出た水が、
冷蔵庫外側の給水経路から給水バルブを経て断熱部経路
に至り、仕切部経路を通ってその先端の給水口部から製
氷皿に供給される。その際、垂直方向に配された断熱部
経路よりも水平方向に配された仕切部経路の方が、断面
積が大きく設定されているので、給水後における仕切部
経路内の水切れ性を向上することができる。そのため、
冷凍室内の冷気の影響を受けやすい仕切部経路における
凍結詰まりを防止することができる。
【0017】上記第2の発明の冷蔵庫においては、前記
断熱部経路と前記仕切部経路とが鋭角をなして接続さ
れ、前記仕切部経路が当該接続部から前記製氷皿側に向
って下方に傾斜して配されていることが好ましい。これ
により、給水後における仕切部経路内の水切れ性をより
向上させることができ、給水後における水位を断熱部経
路の上端部で止めることができる。つまり、給水後にお
ける仕切部経路内の残水をより低減することができ、給
水経路の凍結詰まりをより有効に防止することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る冷
蔵庫10を図面を参照して説明する。
【0019】図1は、この冷蔵庫10の縦断面図であ
る。この冷蔵庫10は、いわゆるミッドフリーザタイプ
の冷蔵庫であり、2枚の水平な仕切部12,14によっ
て、上から冷蔵室16、冷凍室18、野菜室20の3室
に仕切られている。
【0020】符号22は、冷蔵庫10の下部背面部に設
けられた機械室であり、コンプレッサ、ファン等が配さ
れている。符号24はコンプレッサの動作時に冷気を発
生する蒸発器であり、符号26はこの蒸発器24で発生
した冷気を庫内に循環させるファンであり、ともに冷凍
室18後方のダクト内に配されている。符号69は、冷
蔵庫10の動作を制御する制御部である。
【0021】符号28は、冷凍室18内に配された自動
製氷装置である。この自動製氷装置28は、冷凍室18
内に水平に配された製氷皿30と、この製氷皿30を支
持するとともにその動作を制御する製氷機32と、製氷
皿30に水を供給する給水経路34と、製氷皿30の下
方に配された貯氷容器36とよりなる。そして、給水経
路34から製氷皿30に給水し、製氷皿30で製氷した
後に製氷機32により製氷皿30を回動させて貯氷容器
36に離氷させて貯氷する。
【0022】以下、この自動製氷装置28の給水構造に
ついて説明する。
【0023】前記給水経路34は、冷蔵庫10内から庫
外に引出されて水道栓38の分岐水栓40に接続されて
おり、水道水を製氷皿30に直接供給できるように構成
されている。
【0024】符号42は、この給水経路34を開閉し
て、製氷皿30への給水を制御する給水バルブであり、
機械室22内に配設されている。この給水バルブ42の
入口側42aには分岐水栓40に接続された給水経路3
4の庫外経路44が接続され、出口側42bには製氷皿
30への給水口部46に接続された庫内経路48が接続
されている。
【0025】庫外経路44は、耐水性ホース等により形
成されており、その両端には、図8に示すカプラ50が
取付けられている。このカプラ50は、給水バルブ42
の入口側42a及び図9に示す分岐水栓40に着脱自在
に取付けられたアタッチメント52に、ワンタッチで容
易に着脱できるように構成されている。このカプラ50
とアタッチメント52の接続部は、庫外経路44の両端
において同一形状に形成されており、給水バルブ入口側
42aと分岐水栓40側のどちらにも方向性なく取付け
ることができるようになっている。
【0026】図8に示すように、カプラ50をアタッチ
メント52に取付けるときには、カプラ50の外周リン
グ50aをスプリング50bの付勢力に抗して後退させ
る(矢印Sの方向)。これによりカプラ50のボール5
0cは外側に広がることができるので、この状態で矢印
Tの方向にカプラ50を押込めば、ボール50cがアタ
ッチメント52のリング状の凹部52aに嵌り込んで、
両者が結合させる。取外すときには、外周リング50a
を矢印Sの方向に後退させれば、カプラ50をアタッチ
メント52から引抜くことができる。
【0027】給水バルブ42の入口側42aは、それに
接続されるカプラ50が機械室22を覆うカバー22a
から外側に突出して配されるように、当該カバー22a
に設けられた切欠穴22bの内側に近接して配されてい
る(図4参照)。このカプラ50のカバー22aからの
突出は、冷蔵庫背面の据え付けスペースよりも小さくな
るように構成されている。
【0028】庫内経路48は、図1,3に示すように、
給水バルブ42の出口側42bに接続され、冷蔵庫の背
面部の断熱壁11内を上方に延びる断熱部経路54と、
この断熱部経路54の上端に接続され冷凍室18と冷蔵
室16を仕切る仕切部12内を水平に延びる仕切部経路
56とよりなる。
【0029】断熱部経路54は、庫外経路44よりもや
や径小なチューブで構成されている。なお、断熱部経路
54を断熱壁11内に埋設させているのは、ネズミや冷
蔵庫据え付け(移動)時における傷付き、水漏れや破断
などを防止するためである。
【0030】仕切部経路56は、図2に示すように、断
熱部経路54よりも径大な、即ち、流路の断面積が大き
なチューブで構成されている。この仕切部経路56は、
後端が断熱部経路54とL字形の中継具58により接続
されており、先端がL字形のパイプである給水口部46
に接続されている。そして、この給水口部46が、仕切
部12から冷凍室18内に垂下して、製氷皿30の上方
に位置している。なお、給水口部46には、凍結防止の
ための給水口ヒータ47が周設されている。
【0031】中継具58は、断熱部経路54と仕切部経
路56とが鋭角をなして接続されるように、その折り曲
げ角度が大きく設定されている。すなわち、断熱部経路
54と仕切部経路56とのなす角度θが90°未満に設
定されており、これにより、仕切部経路56が断熱部経
路54との接続部から給水口部46に向って下方に傾斜
して配されている。
【0032】庫外経路44と分岐水栓40との接続部に
は、図9に示すように、浄水フィルタ60が介在してい
る。詳細には、分岐水栓40には浄水フィルタ60が取
付けられており、この浄水フィルタ60の出口側にアタ
ッチメント52を取付け、このアタッチメント52に庫
外経路44のカプラ50が接続されている。
【0033】図5(a)に示すように、給水バルブ42
は、パイロット式の電磁給水バルブであり、バルブ内に
は分岐水栓40から供給される水の圧力を調整する水圧
調整部49が、バルブ入口側42aに対して流路を十分
に絞ることによって形成されている。この水圧調整部4
9には、水の流路を開閉する弁43が配されている。こ
の弁43は、図5(b)に示すように、中央部にセンタ
ー孔43aを有し、周縁部にこのセンター孔43aより
も十分に径の小さい2つのブリード孔43bを有する。
この給水バルブ42の給水動作は、給水信号によりコイ
ル41が通電され、この通電によりプランジャ45が上
方に吸引されて弁43のセンター孔43aが開く。これ
により弁43上方のC部の水がセンター孔43aから下
方のバルブ出口側42bのB部に流下するが、[センタ
ー孔43aの抵抗<ブリード孔43bの抵抗]の関係か
ら、C部の圧力がバルブ入口側42aのA部の圧力に対
し負圧となり、これにより、図6に示すように、弁43
が上昇する。そのため、給水バルブ42の入口側42a
のA部から出口側42bのB部に水が流れて、給水がな
される。
【0034】図7(a)は、給水バルブ42の入口側4
2aの内部構造を示したものであり、この入口側42a
にも水圧を調整する水圧調整部が設けられている。すな
わち、この入口側42aは、内側から、シリコンゴムよ
りなるフローシート(固定オリフィス部)62と、樹脂
製の可変オリフィス部64と、ステンレス製の押え具6
6と、ステンレス製のフィルタ68とを順次組込んでな
り、可変オリフィス部64の周縁部には、図7(b)に
示すように複数のサイド孔64aが形成されている。そ
して、水道栓38側から高い水圧がかかると、可変オリ
フィス部64がフローシート62を圧縮し、フローシー
ト62が可変オリフィス部64のサイド孔64aを部分
的に若しくは完全にシールして、水道栓38からの水量
を減らし、これにより、水圧変動を調整するように構成
されている。
【0035】図10は、給水バルブ42の制御の一例を
示す回路図である。この制御例において、マイコン70
はタイマを内蔵する。製氷皿30が貯氷容器36に離氷
して製氷皿30が空になったことをマイコン70が検知
したとき、マイコン70が、タイマを作動させるととも
に、第1出力端子72に信号を出力して、給水口ヒータ
47が加熱される。また、第2出力端子74に信号を出
力して、電磁スイッチ76のコイル76aに通電し、そ
のスイッチ76bをONし、これにより給水バルブ42
を通電させて弁43を開け、給水を行なう。マイコン7
0のタイマが一定時間になったとき、第1及び第2出力
端子72,74への出力を停止し、これにより、給水口
ヒータ47がOFFされ、給水バルブ42の弁43が閉
じる。なお、このようなタイマ時限制御により弁43の
開閉を制御する代りに、製氷皿30の水位を水位センサ
で検知して給水動作を制御してもよい。
【0036】以上の自動製氷装置28の給水構造では、
製氷皿30が空になったとき、給水バルブ42の弁43
が開いて、水道栓38の分岐水栓40から出た水が、庫
外経路44から給水バルブ42を経て、庫内経路48の
断熱部経路54、仕切部経路56を通って、給水口部4
6から製氷皿30に供給される。詳細には、給水経路3
4内には、仕切部経路56を除いて、常に水が存在して
おり、この水が給水バルブ42の開閉によって製氷皿3
0に順次供給される。
【0037】このように、冷蔵庫内に給水タンク等を収
納することなく、水道栓38から直接給水するので、冷
蔵室16の収納容積率が向上し、例えば冷蔵室16のチ
ルド室16aを冷蔵室16の全幅に設けることができ
る。また、水補給の手間が解消するとともに、給水タン
クの清掃の手間も省ける。
【0038】そして、特に、庫外経路44が給水バルブ
42にワンタッチで着脱できるカプラ50を備え、この
カプラ50が機械室22のカバー22aの切欠穴22b
から突出して配されているので、カバー22aを外すこ
となく、庫外経路44の接続と取外しが可能であり、作
業性に優れる。
【0039】また、庫外経路44の両端の接続部が同一
形状を有して、給水バルブ42と分岐水栓40のいずれ
にも方向性なくワンタッチで接続することができるの
で、接続ミスや接続不良を解消し、ユーザ自身が任意に
簡単に接続でき、例えば部屋の模様替えなどで冷蔵庫を
移動させる時などにも有利である。
【0040】また、給水バルブ42に、分岐水栓40か
ら供給される水の圧力を調整する水圧調整部49を、バ
ルブ入口側42aに対して流路を十分に絞ることによっ
て形成し、この水圧調整部49に弁43を配して、給水
経路34の開閉を行なうので、水道栓38からの水圧変
動を抑制して一定圧にすることができる。そのため、弁
43を開状態とする時間を一定時間に設定した場合でも
一定量の給水が可能となり、タイマ時限制御による簡易
な給水制御が可能となる。特に、給水バルブ42の入口
側42aに可変オリフィス部64を組込み、水圧変動に
より流路を変化させることによって、上記水圧変動をよ
り有効に調整して水圧を一定圧にすることができる。
【0041】また、庫外経路44と分岐水栓40との間
に浄水フィルタ60を介在させているので、給水バルブ
42により給水を行なうときにのみ水道水を浄水するこ
とができ、よって、水道水中の塩素分を給水時にのみ除
去することができるので、安全かつ衛生的においしい氷
を作ることができる。なお、浄水フィルタ60の代り
に、アルカリイオン整水器やミネラル水生成器を取付け
てもよく、これにより、給水時にのみ水道水をイオン化
又はミネラル化することができるので、安全かつ衛生的
においしい氷を作ることができる。また、既に水道栓3
8が分岐され、分岐先に浄水フィルタ等が取付けられて
いる場合には、これら機器の出口側に直接又は分岐させ
て庫外経路44を接続することが可能である。その場
合、水道栓を分岐する工事や分岐水栓の部品も不要であ
る。
【0042】また、断熱部経路54よりも仕切部経路5
6の断面積を大きくし、更に両者のなす角度を鋭角にし
て仕切部経路56を給水口部46に向って下方に傾斜さ
せているので、仕切部経路56内の水切れ性が向上し、
給水後における給水経路34内の水を断熱部経路54の
上端で止めて、冷凍室18内の冷気の影響を受けやすい
仕切部経路56内の残水を無くすことも可能となる。よ
って、給水経路34の凍結による詰りを完全に防止する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】本願の第1の発明にかかる冷蔵庫であれ
ば、水道直結式の給水構造を有する冷蔵庫において、水
道栓と冷蔵庫の給水経路との接続作業性に優れる。
【0044】本願の第2の発明にかかる冷蔵庫であれ
ば、水道直結式の給水構造を有する冷蔵庫において、給
水後の給水経路内の水切れ性を向上し、凍結による詰ま
りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施に係る冷蔵庫10の縦断面図で
ある。
【図2】冷蔵庫10の自動製氷装置28を拡大して示す
冷蔵庫10の要部断面図である。
【図3】冷蔵庫10の給水構造を示す冷蔵庫10の背面
斜視図である。
【図4】冷蔵庫10の給水バルブ42の配置を示す冷蔵
庫10の下部背面部の拡大斜視図である。
【図5】(a)は冷蔵庫10の給水バルブ42の弁閉状
態における断面図であり、(b)はその弁の平面図であ
る。
【図6】給水バルブ42の弁43開状態における断面図
である。
【図7】(a)は給水バルブ42の入口側42aの拡大
断面図であり、(b)はその入口側42aに配された可
変オリフィス部64の斜視図である。
【図8】冷蔵庫10の庫外経路44の給水バルブ入口側
42aの接続構造を示す半縦断面図である。
【図9】庫外経路44の分岐水栓40側の取付状態を示
す水道栓38の斜視図である。
【図10】給水バルブ42の制御の一例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10……冷蔵庫 11……断熱壁 12……仕切部 18……冷凍室 22……機械室 22a…カバー 28……自動製氷装置 30……製氷皿 34……給水経路 40……分岐水栓 42……給水バルブ 42a…入口側 42b…出口側 44……庫外経路 46……給水口部 48……庫内経路 49……水圧調整部 50……カプラ 54……断熱部経路 56……仕切部経路 60……浄水フィルタ 64……可変オリフィス部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の
    水道栓に接続された給水経路から給水を行ない、前記製
    氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動
    製氷装置を備える冷蔵庫において、 冷蔵庫下部の機械室内に、前記給水経路を開閉して前記
    製氷皿への給水を制御する給水バルブが配され、 前記給水経路が、前記給水バルブの入口側と前記水道栓
    とを接続する庫外経路と、前記給水バルブの出口側と前
    記製氷皿への給水口部とを接続する庫内経路とよりな
    り、 前記庫外経路が前記給水バルブに着脱自在に接続され、
    その接続部が前記機械室の覆うカバーから外側に配され
    たことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記給水バルブに前記水道栓から供給さ
    れる水の圧力を調整する水圧調整部を設け、この水圧調
    整部を介して前記製氷皿への給水を行なうことを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記庫外経路と前記水道栓との接続部
    に、浄水フィルタ、アルカリイオン整水器又はミネラル
    水生成器を介在されたことを特徴とする請求項1に記載
    の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の
    水道栓に接続された給水経路から給水を行ない、前記製
    氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動
    製氷装置を備える冷蔵庫において、 冷蔵庫下部背面部に、前記給水経路を開閉して前記製氷
    皿への給水を制御する給水バルブが配され、 冷蔵庫内において前記給水バルブから前記製氷皿への給
    水口部まで延びる庫内経路が、前記給水バルブに接続さ
    れ冷蔵庫の背面部又は側部の断熱部内を上方に延びる断
    熱部経路と、この断熱部経路に接続され冷凍室と冷蔵室
    を仕切る仕切部内を水平方向に延びる仕切部経路とより
    なり、 前記仕切部経路の断面積が前記断熱部経路の断面積より
    も大きいことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記断熱部経路と前記仕切部経路とが鋭
    角をなして接続され、前記仕切部経路が当該接続部から
    前記製氷皿側に向って下方に傾斜して配されたことを特
    徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376164B1 (ko) * 2000-12-23 2003-03-15 삼성전자주식회사 자동제빙기를 구비한 냉장고
US7121108B2 (en) * 2003-04-17 2006-10-17 Lg Electronics Inc. Cover assembly of machinery chamber in refrigerator
US10415867B2 (en) 2016-07-12 2019-09-17 Dongbu Daewoo Electronics Corporation Refrigerator provided with ice maker and water supply unit

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