JPH10148437A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10148437A
JPH10148437A JP30635496A JP30635496A JPH10148437A JP H10148437 A JPH10148437 A JP H10148437A JP 30635496 A JP30635496 A JP 30635496A JP 30635496 A JP30635496 A JP 30635496A JP H10148437 A JPH10148437 A JP H10148437A
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JP
Japan
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water
water supply
ice
refrigerator
ice tray
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Application number
JP30635496A
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English (en)
Inventor
Katsushi Sumihiro
勝志 住廣
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫内の自動製氷装置の製氷皿に水道栓か
ら給水ホース等を介して直接水を供給する水道直結式の
給水構造を有する冷蔵庫において、簡易かつ安全におい
しい氷を得る。 【解決手段】 冷蔵室16内に給水弁42を配し、その
出口部42aに直接浄水装置44を接続し、浄水後に直
ちに製氷皿24に水を導く。給水弁42の弁開状態時間
を切替スイッチ86により調整可能にして、水圧変動に
起因する氷サイズのバラツキを低減する。初期運転時等
に給水弁42から上流の給水経路28内の空気抜きを行
なう空気抜きスイッチ88を設けて、初期運転時に給水
量が所定量以下になるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製氷装置を備
える冷蔵庫に関し、特にその給水構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の冷蔵庫には、自動製氷装置が設け
られている。この自動製氷装置は、製氷皿に水を供給
し、製氷皿において製氷を行ない、製氷完了後に製氷皿
を反転させて、その下方に配された貯氷容器に氷を落下
させるものである。従来の自動製氷装置においては、上
記製氷皿に水を供給するために、給水タンクに水を入
れ、この給水タンクを冷蔵庫内の所定位置にセットして
供給している。
【0003】しかしながら、このように給水タンクを冷
蔵庫内に収納して給水を行なう場合、給水タンクにより
食品収納容積が減少したり、水の補給の手間を要するな
どといった問題がある。
【0004】そこで、従来、かかる問題を解決すべく、
水道栓から給水ホース等を介して冷凍室内の製氷皿に直
接水を供給する、いわゆる水道直結式の給水構造が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水道直結式の給水構造には以下の問題がある。
【0006】浄水器を備えていないため、氷の臭いや味
等が気になるユーザにおいては、水道栓と給水ホースと
の間に浄水器を取付けなければならず、取付け操作が面
倒である。また、このように給水ホースの上流側に浄水
器を取付けた場合、給水ホース内に滞留する水の安全性
が問題となる。
【0007】電磁給水弁により地域や建物条件に関係な
く一定時間の給水動作を行なっているため、水道圧の変
動により製氷皿への給水量が変動して、氷サイズにバラ
ツキが生じたり、製氷皿から水が溢れて貯氷容器内で連
結氷が発生する等といった問題がある。
【0008】冷蔵庫の初期運転時や据え付け時に給水パ
イプ内に存在する空気に対して考慮がなされていないた
め、給水パイプ内に水が充填されていない場合に製氷皿
への給水量が所定量以下になるという問題がある。
【0009】そこで、本願の第1の課題は、かかる水道
直結式の給水構造を有する冷蔵庫において、簡易かつ安
全においしい氷を作ることを可能にすることにある。
【0010】本願の第2の課題は、水道直結式の給水構
造を有する冷蔵庫において、水道圧の変動による給水バ
ラツキの防止を可能にすることにある。
【0011】本願の第3の課題は、水道直結式の給水構
造を有する冷蔵庫において、初期運転時や据え付け時に
給水量が所定量以下になるのを防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
る本願の第1の発明は、冷凍室内に配された製氷皿に冷
蔵庫外の水道栓に接続された給水経路から給水を行な
い、前記製氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯
氷する自動製氷装置を備える冷蔵庫において、前記給水
経路を開閉して前記製氷皿への給水を制御する給水弁
と、この給水弁から流出する水を浄水処理する浄水手段
とを冷蔵庫内に配し、この浄水手段で処理された水を前
記製氷皿に導くことを特徴とする。
【0013】この冷蔵庫においては、給水弁を開状態に
することにより、水道栓から出た水が、冷蔵庫外の給水
経路から給水弁を経て浄水手段に至り、そこで浄水処理
されて製氷皿に導かれる。このように浄水手段を予め備
えているため、上記従来の如くユーザにおける取付けが
不要であり、簡易においしい氷を得ることができる。ま
た、給水弁から流出した水を浄水するため、従来の冷蔵
庫外の給水経路中に浄水器を取付ける場合に比べて、浄
水後における給水経路中の滞留時間を低減でき、安全性
に優れる。ここで、給水弁と浄水装置を冷蔵庫内に配す
るとは、両者を冷蔵庫の断熱壁の内側に配する場合に限
らず、例えば冷蔵庫底部の機械室内に配することも含ま
れる。但し、断熱壁の内側、特に冷蔵室内に配した場
合、冬季等の低温時における給水弁の凍結を防止するこ
とができるため好ましい。
【0014】上記においては、前記浄水手段が前記給水
弁の出口部に直接接続されていることが好ましい。これ
により浄水手段と給水弁とが一体に構成され、メンテナ
ンス性に優れる。ここで、直接接続とは、チューブ等の
接続用の管を介することなく接続することをいう。
【0015】また、上記においては、前記浄水手段が前
記製氷皿の直前に配されて、浄水した水を直ちに前記製
氷皿に導くことが好ましい。このように、浄水後直ちに
製氷皿に導くことにより、浄水後における給水経路中の
滞留時間をより低減することができる。また、浄水手段
の上流の給水経路では塩素を除去していないので、カビ
や水垢等の発生を防止することができる。
【0016】上記においては、前記給水弁と前記浄水手
段が前記製氷皿の上方に配され、前記浄水手段が浄水フ
ィルタと該浄水フィルタを収納するフィルタケースより
なり、このフィルタケースの底部に設けられた出口部
が、前記給水弁の出口部の下方又は同一高さに配され、
前記フィルタケースの出口部に、前記製氷皿に水を導く
下方に延びる給水管が接続されていることが好ましい。
この場合、給水弁の出口部から流出した水は、フィルタ
ケース内に流れ込み、浄水フィルタで浄水されて、フィ
ルタケース底部の出口部から給水管を通って製氷皿に導
かれる。その際、フィルタケース底部の出口部が給水弁
出口部の下方又は同一高さに配され、そこから下方に給
水管が延びているので、かかる高さ関係により、給水弁
の下流側の浄水手段及び給水管の内部に水が滞留するこ
となく、さらに安全性に優れる。
【0017】上記第2の課題を解決する本願の第2の発
明は、冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の水道栓に
接続された給水経路から給水を行ない、前記製氷皿で製
氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動製氷装置
を備える冷蔵庫において、前記給水経路を開閉して前記
製氷皿への給水を制御する給水弁と、この給水弁の開状
態時間を切替える切替手段とを備えることを特徴とす
る。
【0018】この冷蔵庫においては、地域や建物条件か
ら起こる水道圧のバラツキに対し、切替手段により給水
弁の開状態時間を調整することによって給水量のバラツ
キを防止することができる。そのため、かかる給水量の
バラツキに起因する氷サイズのバラツキや貯氷容器にお
ける連結氷の発生を防止することができる。また、この
切替手段を用いてユーザが氷サイズを任意に調整するこ
とができる。
【0019】上記第3の課題を解決する本願の第3の発
明は、冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の水道栓に
接続された給水経路から給水を行ない、前記製氷皿で製
氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動製氷装置
を備える冷蔵庫において、前記給水経路を開閉して前記
製氷皿への給水を制御する給水弁と、この給水弁を開状
態にさせて当該給水弁から上流の給水経路内の空気抜き
を行なう空気抜き手段とを備えることを特徴とする。
【0020】この冷蔵庫においては、初期運転時や据え
付け時に給水経路内に水が充填されていない場合に、空
気抜き手段により給水弁を開状態にする。これにより、
水道水が給水弁から上流の給水経路内の空気を下流に押
出し、当該上流の給水経路内が水で充填される、即ちい
わゆる呼び水を行うことができるので、その後の給水動
作において所定量の給水を行なうことができる。よっ
て、上記の初期運転時等において給水経路内に水が充填
されていない場合に、給水量が所定量以下になるのを防
止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
冷蔵庫10を図面を参照して説明する。
【0022】図1は、この冷蔵庫10の縦断面図であ
る。この冷蔵庫10は、いわゆるミッドフリーザタイプ
の冷蔵庫であり、2枚の水平な仕切部12,14によっ
て、上から冷蔵室16、冷凍室18、野菜室20の3室
に仕切られている。
【0023】符号22は、冷凍室18内に配された自動
製氷装置である。この自動製氷装置22は、冷凍室18
の上部に水平に配された製氷皿24と、この製氷皿24
を支持するとともにその動作を制御する製氷機26と、
製氷皿24に水を供給する給水経路28と、製氷皿24
の下方に配された貯氷容器30とよりなる。そして、給
水経路28から製氷皿24に給水し、製氷皿24で製氷
した後に製氷機26により製氷皿24を回動させて貯氷
容器30に離氷させて貯氷する。
【0024】以下、この自動製氷装置22の給水構造に
ついて説明する。
【0025】前記給水経路28は、冷蔵庫10内から庫
外に引出されて水道栓32の分岐水栓34に接続されて
おり、水道水を製氷皿24に直接供給できるように構成
されている。
【0026】給水経路28の庫外経路36は、耐水性ホ
ース等により構成され、その一端36aが分岐水栓34
の出口部34aに、他端36bが冷蔵庫10内に配され
た接続管38の一端38aに、それぞれ取付けられてい
る。接続管38は、前記一端38aが冷蔵庫10の外箱
背面から突出して配され、そこから冷蔵庫10背面の断
熱壁及び背面ダクト40を貫通して冷蔵室16内に導か
れている。この接続管38の他端38bに、給水経路2
8を開閉して製氷皿24への給水を制御する給水弁42
が接続されており、この給水弁42には、そこから流出
する水を浄水処理する浄水装置44が接続され、更に、
この浄水装置44に、製氷皿24に水を導く給水パイプ
46が配されている。これら接続管38、給水弁42、
浄水装置44および給水パイプ46により給水経路28
の庫内経路が構成されている。
【0027】給水弁42と浄水装置44は、冷蔵室16
の下部奥寄りに設けられた給水装置室48内に配されて
いる。即ち、給水弁42と浄水装置44は、冷凍室18
の上部に配された製氷皿24に対し、仕切部12を挟ん
ですぐ上に配されている。なお、給水装置室48の前面
板48aは開閉可能に構成されており、その前方には小
物入れ等の収納スペース49が確保されている。
【0028】図2に示すように、給水弁42は、その入
口部42aが接続管38の出口側38bに接続されてお
り、出口部42bが浄水装置44の入口部44aに接続
されている。この給水弁42の出口部42aと浄水装置
44の入口部44aとは、チューブ等の接続用の管を介
することなく直接接続されており、給水弁42と浄水装
置44とが一体化されている。
【0029】給水弁42の入口部42a内には、その開
口側からステンレス製のフィルタ50、ステンレス製の
押え具52、樹脂製の可変オリフィス部54、シリコン
ゴムよりなるフローシート(固定オリフィス部)56が
順次配されており、可変オリフィス部54とフローシー
ト56とにより分岐水栓34からの水圧を調整する水圧
調整部58が構成されている。可変オリフィス部54の
周縁部には、図4に示すように複数のサイド孔54aが
形成されている。水圧調整部58は、分岐水栓34側か
ら高い水圧がかかると、図6に示すように、可変オリフ
ィス部54がフローシート56を圧縮し、フローシート
56が可変オリフィス部54のサイド孔54aを部分的
に若しくは完全にシールして、分岐水栓34からの水量
を減らし、これにより、水圧変動を調整するように構成
されている。
【0030】給水弁42は、パイロット式の電磁給水弁
であり、内部には分岐水栓34から供給される水の圧力
を調整する第2の水圧調整部60が、入口部42aに対
して流路を十分に絞ることによって形成されている。こ
の第2の水圧調整部60には、流路を開閉する弁体62
が配されている。この弁体62は、図5に示すように、
中央部にセンター孔62aを有し、周縁部にこのセンタ
ー孔62aよりも十分に径の小さい2つのブリード孔6
2b,62bを有する。この給水弁42の給水動作は、
給水信号によりコイル64が通電され、この通電により
プランジャ66が上方に吸引されて弁体62のセンター
孔62aが開く。これにより弁体62上方のC部の水が
センター孔62aから下方の出口部42b側のB部に流
下するが、[センター孔62aの抵抗<ブリード孔62
bの抵抗]の関係から、C部の圧力が入口部42a側の
A部の圧力に対し負圧となり、これにより、図6に示す
ように、弁体62が上昇する。そのため、入口部42a
のA部から出口部42bのB部に水が流れて、給水がな
される。
【0031】浄水装置44は、円筒形の浄水フィルタ6
8と、この浄水フィルタ68を収納する円柱状のフィル
タケース70とよりなる。
【0032】浄水フィルタ68は、繊維状活性炭よりな
る活性炭フィルタ等を用いることができる。
【0033】フィルタケース70は、浄水フィルタ68
の交換を可能にするために、その蓋部72がケース本体
74から着脱自在に構成されている。ケース本体74
は、浄水フィルタ68の外周を取囲み、当該フィルタ6
8との間に空間部75を形成している。そして、ケース
本体74の底部に浄水装置44の入口部44aが形成さ
れている。蓋部72には浄水フィルタ68の内周側に挿
入される筒状部72aが突出形成されており、この筒状
部72aには、浄水フィルタ68から滲み出てきた水
を、その内側の空間部77に導くための複数の開口部7
6が形成されている。そして、図2,3に示すように、
この空間部77に導かれた水を給水パイプ46に導く浄
水装置44の出口部44bが、筒状部72aの底部から
外部に引出されて形成されている。この浄水装置44の
出口部44bは、管状をなしてケース本体74の底部か
ら下方に傾斜して形成されている。
【0034】図3,6に示すように、給水弁42の出口
部42bから流出した水は、浄水フィルタ68の外周の
空間部75に導かれ、浄水フィルタ68における浸透抵
抗により、この空間部75に一時的に水が滞留する。そ
して、浄水フィルタ68を浸透した水は、開口部76か
ら筒状部72aの内側の空間77に流出し、出口部44
bから給水パイプ46に送り込まれる。ここで、上記の
ように空間部75に水を一時的に滞留させるため、給水
パイプ46に送り込まれる水の流速が低減される。
【0035】図2に示すように、給水弁42の出口部4
2bは弁体62よりも下方に位置し、この出口部42b
の高さmよりも下方に、浄水手段44の出口部44bの
高さnが設定されている。そのため、弁体62の下流側
の給水経路内には水が滞留しないようになっている。
【0036】給水パイプ46は、仕切部12を貫通し
て、冷凍室18内にやや傾斜して垂下しており、その下
端が、製氷皿24の直上に位置している。なお、給水パ
イプ46には、凍結防止のための給水口ヒータ47が周
設されている。
【0037】以上の給水構造においては、冷蔵庫10背
面上部の制御部78が、給水時機を検知したときに、給
水弁42を所定時間開状態にする。これにより、分岐水
栓34から出た水が、庫外経路36から冷蔵室16内に
導かれ、給水弁42を経て浄水装置44に至り、そこで
浄水処理されて製氷皿24に導かれる。
【0038】図7は、給水弁42の制御の一例を示す回
路図である。マイコン80は、タイマを内蔵し、製氷皿
24が貯氷容器30に離氷して製氷皿24が空になった
ことを検知したとき、タイマを作動させるとともに、そ
の第2出力82が「L」となり、電磁弁用リレー84を
ONする。これにより給水弁42を通電させて弁体62
を開け、給水を行なう。そして、マイコン80のタイマ
が所定時間になったとき、第2出力82が「H」とな
り、これにより給水弁42の弁体62が閉じて給水が終
了する。
【0039】以上の冷蔵庫10であると、冷蔵室16内
に浄水装置44を備えるため、ユーザが別途浄水装置を
取付ける必要がなく、よって、簡易においしい水を得る
ことができる。
【0040】また、浄水装置44が、給水弁42の出口
部42bに直接接続されて一体化されているため、メン
テナンス性に優れるとともに、接続部の削減により水漏
れ等に対する信頼性が高い。
【0041】また、給水弁42の弁体62よりも下流側
では水が落差により製氷皿24に導かれるように構成さ
れているので、当該下流側の浄水装置44及び給水パイ
プ46の内部に水が滞留することがなく、カビや水垢が
付きにくい。しかも、浄水された水が直ちに製氷皿24
に導かれるので安全性に優れる。一方、庫外経路36等
の水が滞留する上流側の給水経路28内においては、水
中の塩素が除去されていないので、カビや水垢の発生を
防止することができる。
【0042】また、浄水装置44のフィルタケース70
内に空間部75を有し、ここに一端水道水を滞留させ、
流速を落して給水するので、製氷皿24の水はねを防止
することができる。そのため、かかる水はねに起因す
る、貯氷容器30における連結氷の発生や、製氷機26
の氷結による動作不良を防止することができる。
【0043】さらに、給水弁42に水圧調整部58,6
0を設け、これにより給水弁42からの吐出水の水圧を
落しているので、浄水装置44における水漏れ等に対す
る信頼性が高い。かかる構成は、特にフィルタケース7
0を浄水フィルタ68交換のため分割式にしている場合
に効果的である。
【0044】本実施形態の冷蔵庫10においては、ま
た、給水弁42の開状態時間を調整できるように構成さ
れている。すなわち、給水弁42の開状態時間を切替え
る切替スイッチ86が、給水装置室48の前面板48a
に操作可能に配されている。この切替スイッチ86の回
路構成は図7に示されている。例えば、氷サイズを複数
段(例えば、大,中,小の3段階)に切替えることがで
きるように切替スイッチ86を構成した場合、マイコン
80には、抵抗で分圧した電圧値VVRが入力され、この
入力値を設定値以上であるか以下であるかを比較して、
給水弁42への通電時間を決定する。これにより弁の開
状態時間が切替えられる。なお、切替スイッチ86は、
水道水の最低水圧と最大水圧に対し、製氷動作上問題に
ならない範囲、例えば、105cc±25ccで給水を
行なうように、抵抗値を設定することが好ましい。
【0045】このように給水弁42の開状態時間を所定
範囲内で任意に調整可能とすることにより、地域や建物
条件から起こる水道圧のバラツキによる給水量のバラツ
キを抑えて、かかる水道圧バラツキに起因する氷サイズ
のバラツキを抑えることができる。また、この切換スイ
ッチ86により、ユーザが氷サイズを任意に切替えるこ
ともできる。
【0046】この冷蔵庫10には、また、初期運転時や
据え付け時に給水弁42の弁体62よりも上流の給水経
路28に水が充填されていない場合に、その空気抜きを
行なうための空気抜きスイッチ88が、給水装置室48
の前面板48aに操作可能に配されている。この空気抜
きスイッチ88の回路構成は図7に示されている。空気
抜きスイッチ88を押すと、マイコン80の第2出力8
2が「L」となり電磁弁用リレー84をONして給水弁
42を開け、所定時間が経過した後に給水弁42を閉じ
る。
【0047】かかる冷蔵庫10において、庫外経路36
を分岐水栓34に接続したときには、通常、水道圧によ
り給水弁42の入口部42a付近までは水が充填される
が、当該入口部42a付近から弁体62までの経路中に
空気が残留している。そのため、この状態でそのまま給
水を行なうと給水量が所定量以下になってしまう。そこ
で、運転初期に空気抜きスイッチ88を押して呼び水を
行なう。この呼び水により製氷皿24に水が給水されれ
ば、給水弁42の弁体62の上流側が水で充填された状
態となるので、次回からは所定量の給水が可能となる。
なお、この作業は、通常、冷蔵庫の据え付け後に業者が
行なう。
【0048】なお、以上の冷蔵庫10において、冷水デ
ィスペンサを冷蔵庫10の前面扉等に設け、浄水装置4
4の出口部44bを分岐させて、一方を上記給水パイプ
46に接続し、他方を冷水ディスペンサに導くように構
成することにより、浄水した水を取出させるように構成
してもよい。
【0049】
【発明の効果】本願の第1の発明にかかる冷蔵庫であれ
ば、浄水手段を予め備えているためユーザにおける取付
けが不要であり、簡易においしい氷を得ることができ
る。また、給水弁から流出した水を浄水するため、浄水
後における給水経路中の滞留時間を低減でき、安全性に
優れる。
【0050】本願の第2の発明にかかる冷蔵庫であれ
ば、地域や建物条件から起こる水道圧のバラツキに起因
する氷サイズのバラツキや貯氷容器における連結氷の発
生を防止することができ、また、この切替手段を用いて
ユーザが氷サイズを任意に調整することができる。
【0051】本願の第3の発明にかかる冷蔵庫であれ
ば、初期運転時や据え付け時に給水経路内に水が充填さ
れていない場合に、空気抜き手段により呼び水を行うこ
とによって、その後の給水動作において所定量の給水を
行なうことができる。すなわち、初期運転時等において
給水経路内に水が充填されていない場合に、給水量が所
定量以下になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る冷蔵庫10の縦断面
図である。
【図2】冷蔵庫10の自動製氷装置22における給水弁
42と浄水装置44の断面図である。
【図3】給水弁42と浄水装置44の一部欠截平面図で
ある。
【図4】給水弁42の水圧調整部58における可変オリ
フィス部54の斜視図である。
【図5】給水弁42の弁体62の平面図である。
【図6】給水時における給水弁42と浄水装置44の断
面図である。
【図7】給水弁42の制御の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
10……冷蔵庫 16……冷蔵室 18……冷凍室 22……自動製氷装置 24……製氷皿 28……給水経路 30……貯氷容器 34……分岐水栓 36……庫外経路 42……給水弁(42a…入口部 42b…出口部) 44……浄水装置(44a…入口部 44b…出口部) 46……給水パイプ 68……浄水フィルタ 70……フィルタケース 86……切替スイッチ 88……空気抜きスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の
    水道栓に接続された給水経路から給水を行ない、前記製
    氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動
    製氷装置を備える冷蔵庫において、 前記給水経路を開閉して前記製氷皿への給水を制御する
    給水弁と、この給水弁から流出する水を浄水処理する浄
    水手段とを冷蔵庫内に配し、この浄水手段で処理された
    水を前記製氷皿に導くことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記浄水手段が前記給水弁の出口部に直
    接接続されたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記浄水手段が前記製氷皿の直前に配さ
    れて、浄水した水を直ちに前記製氷皿に導くことを特徴
    とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記給水弁と前記浄水手段が前記製氷皿
    の上方に配され、 前記浄水手段が浄水フィルタと該浄水フィルタを収納す
    るフィルタケースとよりなり、 このフィルタケースの底部に設けられた出口部が、前記
    給水弁の出口部の下方又は同一高さに配され、 前記フィルタケースの出口部に、前記製氷皿に水を導く
    下方に延びる給水管が接続されたことを特徴とする請求
    項2記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の
    水道栓に接続された給水経路から給水を行ない、前記製
    氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動
    製氷装置を備える冷蔵庫において、 前記給水経路を開閉して前記製氷皿への給水を制御する
    給水弁と、この給水弁の開状態時間を切替える切替手段
    とを備えることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷凍室内に配された製氷皿に冷蔵庫外の
    水道栓に接続された給水経路から給水を行ない、前記製
    氷皿で製氷した後に離氷させて貯氷容器に貯氷する自動
    製氷装置を備える冷蔵庫において、 前記給水経路を開閉して前記製氷皿への給水を制御する
    給水弁と、この給水弁を開状態にさせて当該給水弁から
    上流の給水経路内の空気抜きを行なう空気抜き手段とを
    備えることを特徴とする冷蔵庫。
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