JPH11280905A - メタルシールキャップ - Google Patents
メタルシールキャップInfo
- Publication number
- JPH11280905A JPH11280905A JP10351398A JP10351398A JPH11280905A JP H11280905 A JPH11280905 A JP H11280905A JP 10351398 A JP10351398 A JP 10351398A JP 10351398 A JP10351398 A JP 10351398A JP H11280905 A JPH11280905 A JP H11280905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve stem
- seal cap
- metal seal
- metal
- sealing surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Valves (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、低コストで気密保持の信頼性を向
上させると共に、バルブステム4の内部変形を起こさな
いメタルシールキャップのを提供を目的とする。 【構成】 本発明のメタルシールキャップは、内面にバ
ルブステム4と嵌合可能なめねじ1の上方にシール面2
を設けた金属もしくは樹脂製のメタルシールキャップに
おいて、バルブステムテーパ部5と接触する前記のシー
ル面2を滑らかな円弧状の断面若しくはテーパー状の断
面に形成すると共に、該シール面2にエッジ状の突起3
をリング状に設けたことを特徴とするものである。
上させると共に、バルブステム4の内部変形を起こさな
いメタルシールキャップのを提供を目的とする。 【構成】 本発明のメタルシールキャップは、内面にバ
ルブステム4と嵌合可能なめねじ1の上方にシール面2
を設けた金属もしくは樹脂製のメタルシールキャップに
おいて、バルブステムテーパ部5と接触する前記のシー
ル面2を滑らかな円弧状の断面若しくはテーパー状の断
面に形成すると共に、該シール面2にエッジ状の突起3
をリング状に設けたことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルームエアコン等
の冷凍サイクルで用いられるサービスバルブ等に使用さ
れるメタルシールキャップに関するものである。
の冷凍サイクルで用いられるサービスバルブ等に使用さ
れるメタルシールキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の金属もしくは樹脂製のメ
タルシールキャップを示すものであり、該メタルシール
キャップは、その内面に二点鎖線で示すバルブステム4
と嵌合可能なめねじ1を備え、このめねじ1の上方には
滑らかな円弧状の断面で形成されるシール面2が設けら
れている。そして、前記のバルブステム4にメタルシー
ルキャップをねじ込み、締め付けトルクを増していく
と、メタルシールキャップの滑らかな円弧状の断面にて
形成されるシール面2がバルブステム頂部のテーパ部5
に接触しながら食い込んでいきいわゆるメタルシールで
気密が保持される。
タルシールキャップを示すものであり、該メタルシール
キャップは、その内面に二点鎖線で示すバルブステム4
と嵌合可能なめねじ1を備え、このめねじ1の上方には
滑らかな円弧状の断面で形成されるシール面2が設けら
れている。そして、前記のバルブステム4にメタルシー
ルキャップをねじ込み、締め付けトルクを増していく
と、メタルシールキャップの滑らかな円弧状の断面にて
形成されるシール面2がバルブステム頂部のテーパ部5
に接触しながら食い込んでいきいわゆるメタルシールで
気密が保持される。
【0003】また、図6は従来のメタルシールキャップ
の別の一例を示すものであり、該メタルシールキャップ
は、めねじ1の上方部分に直角状の段付部が形成され、
バルブステムテーパ部5と接触するコーナー部をシール
面2とするものであった。この場合も前述のメタルシー
ルキャップと同様、バルブステム4にメタルシールキャ
ップをねじ込み、締め付けトルクを増していくと、メタ
ルシールキャップのコーナー部であるシール面2がバル
ブステムテーパ部5に接触しながら食い込んでいきメタ
ルシールによって気密が保持される。
の別の一例を示すものであり、該メタルシールキャップ
は、めねじ1の上方部分に直角状の段付部が形成され、
バルブステムテーパ部5と接触するコーナー部をシール
面2とするものであった。この場合も前述のメタルシー
ルキャップと同様、バルブステム4にメタルシールキャ
ップをねじ込み、締め付けトルクを増していくと、メタ
ルシールキャップのコーナー部であるシール面2がバル
ブステムテーパ部5に接触しながら食い込んでいきメタ
ルシールによって気密が保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来のメタルシ
ールキャップでは、メタルシールキャップの滑らかな円
弧状の断面で形成されるシール面2だけでは、バルブス
テムテーパ部5と接触した時の当たりは面接触となり、
締め付けトルクが弱い場合(50kgf・cm2以下)
では十分な食い込み量を得ることが出来ず、気密を保持
することが困難であった。また、メタルシールキャップ
の締め付けトルクを増した場合(60〜80kgf・c
m2 )でも、その食い込み量は小さく、バルブステムテ
ーパ部5にわずかな傷があると気密を保持することが困
難となり、バルブステムテーパ部5の面粗度管理や傷防
止対策にコストがかかり高価なものになっていた。
ールキャップでは、メタルシールキャップの滑らかな円
弧状の断面で形成されるシール面2だけでは、バルブス
テムテーパ部5と接触した時の当たりは面接触となり、
締め付けトルクが弱い場合(50kgf・cm2以下)
では十分な食い込み量を得ることが出来ず、気密を保持
することが困難であった。また、メタルシールキャップ
の締め付けトルクを増した場合(60〜80kgf・c
m2 )でも、その食い込み量は小さく、バルブステムテ
ーパ部5にわずかな傷があると気密を保持することが困
難となり、バルブステムテーパ部5の面粗度管理や傷防
止対策にコストがかかり高価なものになっていた。
【0005】また、図6に示すメタルシールキャップで
は、メタルシールキャップの段付部のコーナー部をシー
ル面2としており、シール面の直角に形成されたコーナ
ー部がバルブステムテーパ部5と接触するため、その食
い込み量は大きく、締め付けトルクが弱い場合でも十分
な食い込みが得られ容易に気密を保持することが可能で
ある。しかし、メタルシールキャップの直角に形成され
たシール面2のバルブステムテーパ部5への食い込み量
が大きくなることにより、バルブステム4の内部にまで
変形が及び、冷凍サイクル中に冷媒を封入・排出するた
めに装着されたバルブコア6を破壊、または着脱不可能
にする問題点があった。
は、メタルシールキャップの段付部のコーナー部をシー
ル面2としており、シール面の直角に形成されたコーナ
ー部がバルブステムテーパ部5と接触するため、その食
い込み量は大きく、締め付けトルクが弱い場合でも十分
な食い込みが得られ容易に気密を保持することが可能で
ある。しかし、メタルシールキャップの直角に形成され
たシール面2のバルブステムテーパ部5への食い込み量
が大きくなることにより、バルブステム4の内部にまで
変形が及び、冷凍サイクル中に冷媒を封入・排出するた
めに装着されたバルブコア6を破壊、または着脱不可能
にする問題点があった。
【0006】本発明の目的は、低コストで気密保持の信
頼性を向上させると共に、バルブステム4の内部変形を
起こさないメタルシールキャップを提供することであ
る。
頼性を向上させると共に、バルブステム4の内部変形を
起こさないメタルシールキャップを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のメタルシールキ
ャップは、内面にバルブステム4と嵌合可能なめねじ1
の上方にシール面2を設けた金属もしくは樹脂製のメタ
ルシールキャップにおいて、バルブステムテーパ部5と
接触する前記のシール面2を滑らかな円弧状の断面若し
くはテーパー状の断面に形成すると共に、該シール面2
にエッジ状の突起3をリング状に設けたことを特徴とす
るものである。
ャップは、内面にバルブステム4と嵌合可能なめねじ1
の上方にシール面2を設けた金属もしくは樹脂製のメタ
ルシールキャップにおいて、バルブステムテーパ部5と
接触する前記のシール面2を滑らかな円弧状の断面若し
くはテーパー状の断面に形成すると共に、該シール面2
にエッジ状の突起3をリング状に設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図に基
づいて説明する。図1は、本発明のメタルシールキャッ
プの縦断面図であり、図2は、バルブステムテーパ部と
の接触面の拡大縦断面図である。本発明のメタルシール
キャップは、内面にバルブステム4と嵌合可能なめねじ
1が従来品と同様に設けられている。本発明では、この
めねじ1の上方に、バルブステムテーパ部5と接触させ
るシール面2を滑らかな円弧状の断面に形成すると共
に、該シール面2の中間部分にはエッジ状の突起3がリ
ング状に設けられている。
づいて説明する。図1は、本発明のメタルシールキャッ
プの縦断面図であり、図2は、バルブステムテーパ部と
の接触面の拡大縦断面図である。本発明のメタルシール
キャップは、内面にバルブステム4と嵌合可能なめねじ
1が従来品と同様に設けられている。本発明では、この
めねじ1の上方に、バルブステムテーパ部5と接触させ
るシール面2を滑らかな円弧状の断面に形成すると共
に、該シール面2の中間部分にはエッジ状の突起3がリ
ング状に設けられている。
【0009】図3は、他の実施例の縦断面図であり、図
4は、図3におけるバルブステムテーパ部との接触面の
拡大縦断面図である。この実施例におけるメタルシール
キャップは、前述の滑らかな円弧状の断面に形成された
シール面2の替わりに、バルブステムテーパ部5のテー
パ角度と同一の、テーパ状の断面を持つシール面に形成
したものであり、該シール面2の中間部分には、図1に
示したものと同様にエッジ状の突起3がリング状に設け
られている。
4は、図3におけるバルブステムテーパ部との接触面の
拡大縦断面図である。この実施例におけるメタルシール
キャップは、前述の滑らかな円弧状の断面に形成された
シール面2の替わりに、バルブステムテーパ部5のテー
パ角度と同一の、テーパ状の断面を持つシール面に形成
したものであり、該シール面2の中間部分には、図1に
示したものと同様にエッジ状の突起3がリング状に設け
られている。
【0010】
【発明の作用】本発明のメタルシールキャップは、シー
ル面2を滑らかな円弧状の断面若しくはテーパー状の断
面に形成すると共に、該シール面2にエッジ状の突起3
をリング状に設けているため、締め付けトルクが弱い場
合においても円周状の突起3がバルブステムテーパ部5
へ食い込み、気密保持に十分な食い込み量を得ることが
できる。
ル面2を滑らかな円弧状の断面若しくはテーパー状の断
面に形成すると共に、該シール面2にエッジ状の突起3
をリング状に設けているため、締め付けトルクが弱い場
合においても円周状の突起3がバルブステムテーパ部5
へ食い込み、気密保持に十分な食い込み量を得ることが
できる。
【0011】また、メタルシールキャップに過大な締め
付けトルクが加わった場合でも、シール面2がバルブス
テムテーパ部5と面接触となり、バルブステム4が内部
変形を起こしにくいものとなっている。
付けトルクが加わった場合でも、シール面2がバルブス
テムテーパ部5と面接触となり、バルブステム4が内部
変形を起こしにくいものとなっている。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明のメタルシールキ
ャップでは、締め付けトルクが弱い場合においてもシー
ル面に形成されるエッジ状の突起3がバルブステムテー
パ部5へ食い込み、気密保持に十分な食い込み量を得る
ことができ、仮にバルブステムテーパ部5に多少の傷が
あっても気密を保持することが可能となる。従って、バ
ルブステムテーパ部5の面粗度管理や傷防止対策にコス
トをかける必要がなくなり、低コストで気密保持の信頼
性を向上させることができる。
ャップでは、締め付けトルクが弱い場合においてもシー
ル面に形成されるエッジ状の突起3がバルブステムテー
パ部5へ食い込み、気密保持に十分な食い込み量を得る
ことができ、仮にバルブステムテーパ部5に多少の傷が
あっても気密を保持することが可能となる。従って、バ
ルブステムテーパ部5の面粗度管理や傷防止対策にコス
トをかける必要がなくなり、低コストで気密保持の信頼
性を向上させることができる。
【0013】また、過大な締め付けトルクが加わった場
合でも、前述のリング状の突起3はバルブステム側に食
い込むことなく、シール面2がバルブステムテーパ部5
と面接触するため、バルブステム4が内部変形を起こし
にくく、バルブステム4の内部にあるバルブコア6を破
壊、または着脱不可能にする恐れが生じない。
合でも、前述のリング状の突起3はバルブステム側に食
い込むことなく、シール面2がバルブステムテーパ部5
と面接触するため、バルブステム4が内部変形を起こし
にくく、バルブステム4の内部にあるバルブコア6を破
壊、または着脱不可能にする恐れが生じない。
【図1】 本発明のメタルシールキャップの縦断面図。
【図2】 図1のバルブステムテーパ部との接触面の拡
大縦断面図。
大縦断面図。
【図3】 本発明の他の実施例の縦断面図。
【図4】 図3のバルブステムテーパ部との接触面の拡
大縦断面図。
大縦断面図。
【図5】 従来のメタルシールキャップの縦断面図。
【図6】 従来の他のメタルシールキャップの縦断面
図。
図。
1 めねじ 2 シール面 3 エッジ状の突起 4 バルブステム 5 バルブステムテーパ部
Claims (1)
- 【請求項1】内面にバルブステム4と嵌合可能なめねじ
1の上方にシール面2を設けた金属もしくは樹脂製のメ
タルシールキャップにおいて、バルブステムテーパ部5
と接触する前記のシール面2を滑らかな円弧状の断面若
しくはテーパー状の断面に形成すると共に、該シール面
2にエッジ状の突起3をリング状に設けたことを特徴と
するメタルシールキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351398A JPH11280905A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | メタルシールキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351398A JPH11280905A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | メタルシールキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11280905A true JPH11280905A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14356048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10351398A Pending JPH11280905A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | メタルシールキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11280905A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003185024A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-03 | Saginomiya Seisakusho Inc | シール構造およびそれを用いた流体制御弁 |
CN102434689A (zh) * | 2010-09-29 | 2012-05-02 | 罗伯特·博世有限公司 | 密封套装置和液压装置 |
CN104565369A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-04-29 | 昆山健博密封件科技有限公司 | 一种便于装配的密封盖 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10351398A patent/JPH11280905A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003185024A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-03 | Saginomiya Seisakusho Inc | シール構造およびそれを用いた流体制御弁 |
CN102434689A (zh) * | 2010-09-29 | 2012-05-02 | 罗伯特·博世有限公司 | 密封套装置和液压装置 |
EP2436960A3 (de) * | 2010-09-29 | 2012-05-02 | Robert Bosch Gmbh | Dichtbuchsenanordnung und hydraulisches Gerät |
CN104565369A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-04-29 | 昆山健博密封件科技有限公司 | 一种便于装配的密封盖 |
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