JP2000249132A - シール座金 - Google Patents

シール座金

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JP2000249132A
JP2000249132A JP11050177A JP5017799A JP2000249132A JP 2000249132 A JP2000249132 A JP 2000249132A JP 11050177 A JP11050177 A JP 11050177A JP 5017799 A JP5017799 A JP 5017799A JP 2000249132 A JP2000249132 A JP 2000249132A
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elastic seal
washer
seal
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elastic
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JP11050177A
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English (en)
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Masanori Egawa
正則 江川
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B43/00Washers or equivalent devices; Other devices for supporting bolt-heads or nuts
    • F16B43/001Washers or equivalent devices; Other devices for supporting bolt-heads or nuts for sealing or insulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用条件が悪化した場合、具体的にはねじ込
み相手の貫通孔の入口にバリがあったり、座面に対する
締結部材の直角度が悪かったりした場合であっても、信
頼性の高いシール性能を発揮することのできるシール座
金を提供する。 【解決手段】 ハウジング4の貫通孔5側の座面6と、
排油栓2側の座面7との間に挟まれ、排油栓2をねじ込
むことで、両座面6、7に圧接して貫通孔5と排油栓2
の隙間をシールするシール座金110において、硬質材
からなる平板リング状の座金本体111の内周側と外周
側に弾性シール部113、114を設け、外周側の弾性
シール部113を、貫通孔5の周縁のバリ60の発生部
よりも外周側に配置すると共に、外周側の弾性シール部
134の厚さH12を、内周側の弾性シール部133の
厚さH11よりも大きく形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるパッキン
としての機能を果たすシール座金に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図9に示すような減速機1の排
油栓(ボルト)2のパッキン材としてシール座金3が使
用されている。減速機1のハウジング4の下端側面に設
けられた排油孔5に排油栓2がねじ込まれ、排油孔5の
周囲の座面6と排油栓2の頭部下の座面7との間にシー
ル座金3が挟まれている。そして、排油栓2を排油孔5
にねじ込むことで、シール座金3が両座面6、7に圧接
して排油孔5と排油栓2の間の隙間をシールしている。
【0003】この種のシール座金には、 (1)通常の状態でハウジング4内の潤滑剤Jが洩れ出
さないこと (2)潤滑剤Jの交換等のために排油栓2を定期的に着
脱するが、何回も着脱を繰り返しても、潤滑剤が洩れ出
さないこと (3)安価で大量生産が可能であること (4)定現的に着脱することから、取扱いが簡便である
こと 等の条件が要求される。
【0004】従来の一般的なシール座金としては、図1
0に示すようなものがある。
【0005】(a)のシール座金10は、平板リング状
の芯材(硬質の座金本体)11の片面に平板状のシール
ゴム12を付着させたもの、(b)のシール座金20
は、芯材21の両面に薄めの平板状のシールゴム22を
付着させたもの、(c)のシール座金30は、芯材31
の両面に厚めの平板状のシールゴム32を付着させたも
の、(d)のシール座金40は、芯材41の内周縁を包
むようにシールゴム42を付着させたもの、(e)のシ
ール座金50は、芯材51の内周面に台形断面のシール
ゴム52を付着させたものである。
【0006】これらのシール座金のうち、(a)のシー
ル座金10は、片面にのみシールゴム12を設けている
だけであるから、上記の排油栓のパッキン材として使用
するには若干信頼性に欠けるが、それ以外の(b)〜
(e)のシール座金20、30、40、50は、通常精
度の条件下で使用する場合に限っては所望のシール性能
を発揮することができる。従って、上記の条件をほぼ満
足することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排油栓を設
ける環境は、必ずしも良好な仕上精度を満たすものばか
りではなく、ときとして、排油孔の入口にバリの残りが
あるような場合や、排油孔の周囲の座面と排油栓の軸線
の直角度があまり高くないような場合もある。そのよう
な多少条件が悪化するような場合、従来のシール座金で
は、大幅にシール性が悪化する可能性があった。
【0008】その点を図面を用いて説明する。
【0009】ここでは、図10の(e)のシール座金5
0を用いた場合を代表として例にとる。他のシール座金
20、30、40の場合もほとんど同じである。
【0010】図11は正常な場合を示しており、シール
座金50の内周に設けたシールゴム52が全周にわた
り、排油栓2側の頭部下の座面7とハウジング4側の座
面6に密着し、確実なシールを行っている。
【0011】図12は、排油孔5の入口にバリ60が突
出しており、このバリ60の高さによってシールゴム5
2の一部が浮き上がり、ハウジング4側の座面6に対し
てシールゴム52が密着不良を起こしている状態を示し
ている。このような密着不良が生じた場合、シール性は
大幅に低下してしまう。また、バリ60によってシール
ゴム52に傷が付いたり、シールゴム52が剥がれたり
して、特に次回以降の組込みの際にシール不良を起こす
場合もある。
【0012】図13は、ハウジング4側の座面6に対す
る排油栓2の直角度Lがあまり高くなく、シールゴム5
2が片側でハウジング4側の座面6に対して密着不良を
起こしている状態を示している。この場合も、シール性
は大幅に低下してしまう。
【0013】本発明は、上記事情を考慮し、使用条件が
悪化した場合、具体的にはねじ込み相手の貫通孔の入口
にバリがあったり、座面に対する締結部材の直角度が悪
かったりした場合であっても、信頼性の高いシール性能
を発揮することのできるシール座金を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、この
種のシール座金において、硬質材からなる平板リング状
の座金本体の表面及び裏面の少なくとも一方の内周側と
外周側に弾性シール部を設け、且つ、外周側の弾性シー
ル部の厚さを、内周側の弾性シール部の厚さよりも大き
く形成したことにより、上記課題を解決したものであ
る。
【0015】このシール座金は、外周側と内周側に弾性
シール部を有しており、良好な条件下ではこれら外周側
及び内周側の弾性シール部が共に座面に密着することで
高いシール性能を発揮する。
【0016】一方、条件が悪く貫通孔の入口にバリが残
っているような場合は、外周側の弾性シール部が内周側
の弾性シール部より厚く形成してあるので、たとえ内周
側でバリと弾性シール部が干渉したとしても、結果的に
確実に外周側の弾性シール部が座面に密着して高いシー
ル性能を発揮する。
【0017】また、貫通孔側の座面と締結部材の直角度
があまり高くない場合は、締結部材をねじ込んでいく
と、角度のついた締め込みにより、シール座金が初期の
段階で片当たりするが、最後まで締め込んでいくに従
い、厚さの大きな外周側の弾性シール部が座面に確実に
密着することになり、高いシール性能が確保される。
【0018】従って、バリ残りがある場合や、締結部材
と貫通孔側の座面の直角度精度があまりよくない条件下
で使用した場合にも、シール性能が低下することがな
く、高いシール性能を保証することができる。
【0019】この場合、前述した外周側の弾性シール部
と内周側の弾性シール部とを、連続した弾性材により形
成してもよいし(請求項2)、間隔をおいて分離した弾
性材でそれぞれに形成してもよい(請求項3)。
【0020】又、少なくとも外周側の弾性シール部を、
座金本体上に位置し且つ外方へ凸に湾曲した膨出部で構
成すると、座面に対する弾性シール部の接圧を高めるこ
とができ、シール性能の向上を図れる(請求項4)。
【0021】又、外周側の弾性シール部と内周側の弾性
シール部との間に、グリース充填用の凹所を確保する
と、気体のシールの場合にも高いシール性能を発揮する
ことが可能となる(請求項5)。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】図1は第1実施形態のシール座金110の
断面図である。
【0024】このシール座金110は、硬質材(金属あ
るいはゴムより硬い樹脂)からなる平板リング状の座金
本体111の表面及び裏面に、シールゴム112を成型
により一体的に付着させたものである。表裏面のシール
ゴム112、112は、座金本体111を内周端から外
周端まで連続して覆っており、内周側のほぼ平坦な部分
が第1の弾性シール部(内周側の弾性シール部)11
3、外周端よりの位置に外方に凸に湾曲して形成された
膨出形状の部分が第2の弾性シール部(外周側の弾性シ
ール部)114となっている。この第2の弾性シール部
114は全周連続して存在する。
【0025】第1の弾性シール部113は厚みが薄く
(寸法H11)形成されているが、湾曲膨出形状の第2
の弾性シール部114は、第1の弾性シール部113よ
りも厚みが厚く(寸法H12>H11)なっている。
【0026】このシール座金110では、貫通孔の入口
のバリ発生部が干渉する可能性のある範囲C(ここでは
「バリがかかる範囲」と呼ぶ)の外側に、バリと干渉せ
ずにシールを確実になすためのシール機能最重要範囲D
が設定されており、第1の弾性シール部113は、座金
本体111上であれば、特にその設ける位置が限定され
ないが、外周側の第2の弾性シール部114は、シール
機能最重要範囲D内に設けられている。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】正常に使用されている場合は、第1の弾性
シール部113と第2の弾性シール部114を含めたシ
ールゴム112のほぼ全面が、排油栓の頭部下の座面と
貫通孔の周囲の座面に確実に密着するので、高いシール
性能が確保される。特に、膨出形状の第2の弾性シール
部114は、全周にわたって大きな力で座面に圧接する
ことになるので、シール性が向上する。
【0029】一方、図2に示すように、貫通孔5の入口
にバリ60が突出しているような場合は、バリ60によ
って第1の弾性シール部材113が座面6に対し全面的
に密着できない状態になるが、それでもなお、バリ60
の外側にある第2の弾性シール部114が、必ずバリ6
0よりも外側で、貫通孔5側の座面6に密着することに
なるので、シール性能の低下を来さない。また、バリ6
0により弾性シール部材113にたとえ傷がついても、
第2の弾性シール部114にはその影響が及ぶ心配がな
いので、それが原因によるシール性能の低下のおそれも
ない。
【0030】また、図3に示すように、貫通孔5側の座
面6と排油栓2の直角度Lがあまり高くない場合は、排
油栓2を貫通孔5に対してねじ込んでいくと、角度のつ
いた締め込みにより、シール座金110が初期の段階で
片当たりすることになる(図中の中心線より下側の部
分)が、最後まで締め込んでいくに従い、厚さの大きな
外周側の第2の弾性シール部114が貫通孔5側の座面
6に確実に密着することになるので、シール性能の低下
はない。
【0031】従って、バリ60が残っている場合や排油
栓2と貫通孔5側の座面6の直角度精度があまりよくな
い条件下で使用した場合でも、シール性能の低下を来す
ことがなく、高いシール性能を維持することができる。
【0032】図4は第2実施形態のシール座金120の
断面図である。
【0033】このシール座金120は、第1実施形態の
ものと同様に、硬質材からなる平板リング状の座金本体
121の表面及び裏面に、シールゴム122を成型によ
り一体的に付着させたものである。表裏面のシールゴム
122、122は、座金本体121を内周端から外周端
まで連続して覆っており、内周側のほぼ平坦な部分が第
1の弾性シール部123、座金本体121の半径方向の
中間位置に外方に凸に湾曲して形成された膨出形状の部
分が第2の弾性シール部(内周側の弾性シール部)12
4、さらにその外側の外周端よりの位置に外方に凸に湾
曲して形成された膨出形状の部分が第3の弾性シール部
(外周側の弾性シール部)125となっている。第2、
第3の弾性シール部124、125はそれぞれ全周連続
して存在する。
【0034】ここで、第2の弾性シール部124の厚み
H21は第1の弾性シール部123の厚みH2Oよりも
厚く形成され、第3の弾性シール部125の厚みH22
は第2の弾性シール部124の厚みH21よりも厚く形
成されている。つまり、外側に行くほど厚くなっている
(H22>H21>H2O)。
【0035】また、このシール座金120でも、貫通孔
の入口のバリ発生部が干渉する可能性のある範囲Cの外
側に、バリと干渉せずにシールを確実になすためのシー
ル機能最重要範囲Dが設定されており、少なくとも第3
の弾性シール部125は、このシール機能最重要範囲D
内に設けられている。ここでは、第2の弾性シール部1
24もシール機能最重要範囲D内に設けられている。
【0036】次に作用を説明する。
【0037】正常に使用されている場合は、図5に示す
ように、特に第2の弾性シール部124と第3の弾性シ
ール部125が全周にわたって、排油栓2の頭部下の座
面7と貫通孔5の周囲の座面6に強い力で二重に圧接す
ることになるので、シールの信頼性が一段と高まる。
【0038】また、貫通孔の入口にバリが突出している
ような場合は、前記第1実施形態と全く同様に、バリの
外側で必ず第3の弾性シール部125が貫通孔側の座面
に密着するので、シール性能の低下を来さない。
【0039】また、貫通孔側の座面と排油栓の直角度が
あまり高くない場合は、前記第1実施形態と全く同様
に、厚さの大きな外周側の第3の弾性シール部125が
貫通孔側の座面に確実に密着することになるので、シー
ル性能の低下はない。
【0040】また、このシール座金120の場合は、第
2の弾性シール部124と第3の弾性シール部125の
間に凹所126ができるので、図6に示すように、その
凹所126にグリース127を充填することで、気体K
を封止する場合にも、高いシール性能を発揮することが
できる。
【0041】なお、弾性シール部の設け方は、次の条件 (1)弾性シール部を内周側と外周側の少なくとも二カ
所に設ける (2)弾性シール部は個数に限らず外周側を内周側より
厚くする (3)シール機能の最重要部は、貫通孔入口のバリ発生
部の外側にする を満たす限り、上記実施形態に限定されず、種々変形可
能である。
【0042】図7は第3実施形態のシール座金130の
断面図である。
【0043】このシール座金130は、平板リング状の
座金本体131の内周面と外周面にシールゴム132を
成型により一体的に付着させたものであり、内周面に設
けた断面台形の部分が第1の弾性シール部(内周側の弾
性シール部)133、外周面に設けた断面台形の部分が
第2の弾性シール部(外周側の弾性シール部)134と
なっている。第1の弾性シール部133と第2の弾性シ
ール部134は離れているので、これらを構成するシー
ルゴム132、132は分離している。
【0044】第1の弾性シール部133及び第2の弾性
シール部134の上下面は、それぞれテーパ面となって
おり、第1の弾性シール部133は内周側ほど厚みが増
し、反対に、第2の弾性シール部134は外周側ほど厚
みが増している。そして、内周側の第1の弾性シール部
133の最大厚みH31よりも、外周側の第2の弾性シ
ール部134の厚みH32の方が大きくなっている(H
32>H31)。
【0045】また、第1の弾性シール部133は、バリ
と干渉する可能性のある範囲C内に入っていても構わな
いが、第2の弾性シール部134は、シール機能最重要
範囲D内にある。
【0046】図8は第4の実施形態のシール座金140
の断面図である。
【0047】このシール座金140は、平板リング状の
座金本体141の表面及び裏面にシールゴム142を成
型により一体的に付着させたものである。表裏面のシー
ルゴム142、142は、座金本体141を内周端から
外周端まで連続して覆っており、シールゴム142、1
42は、内周側から外周側にいくほど厚く形成されてい
る。これにより、シールゴム142、142の表面と裏
面がテーパ面とされ、シール座金140の内周側が厚み
の薄い第1の弾性シール部143、外周側が厚みの厚い
第2の弾性シール部144となっている。
【0048】この場合も、第1の弾性シール部143
は、バリと干渉する可能性のある範囲C内に入っていて
も構わないが、第2の弾性シール部144は、シール機
能最重要範囲D内にある。
【0049】これら第3、第4の実施形態のシール座金
130、140を使用した場合も、前述の第1、第2実
施形態と同じように、シール性能の低下を来すことがな
く、高いシール性能を維持することができる。
【0050】なお、上記実施形態の説明では、ハウジン
グ4の内部からの潤滑剤Jの洩れ防止についてのみ言及
したが、上記シール座金110〜140は、ハウジング
4の外部からの雨水の浸入防止の働きも当然果たす。
【0051】また、本発明のシール座金は、上記の使用
例に限らず、油、水、その他の液体や気体の収容タンク
の栓や配管の継手等のパッキン材としても使用すること
ができる。
【0052】更に、上記実施形態はいずれも平板リング
の座金本体の表面及び裏面の双方にそれぞれ表裏対称に
弾性シール部を配置していたが、表面(裏面)の一方側
のみに本発明に係る(外周側の厚い)弾性シール部を形
成し、他方側については例えば(従来と同様の)平板シ
ール部としてもよいし、場合によっては弾性シール部を
有していなくてもよい。他方側、即ち排油栓(ボルト)
側の平面度や直角度が期待できるときは座金本体の他方
側は平板のような弾性シール部の方が密着度が上がって
シール性能上むしろ好ましい場合もある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ねじ込み相手の貫通孔の入口にバリがあったり、貫通孔
周囲の座面に対する締結部材の直角度が悪かったりした
場合であっても、常に信頼性の高いシール性能を発揮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のシール座金の断面図
【図2】同第1実施形態のシール座金の不良な条件下で
の使用例を示す断面図
【図3】同第1実施形態のシール座金の別の不良な条件
下での使用例を示す断面図
【図4】本発明の第2実施形態のシール座金の断面図
【図5】同第2実施形態のシール座金の通常の条件下で
の使用例を示す断面図
【図6】同第2実施形態のシール座金の別の通常の条件
下での使用例を示す断面図
【図7】本発明の第3実施形態の断面図
【図8】本発明の第4実施形態の断面図
【図9】ここで問題とするシール座金を減速機の排油栓
のパッキンとして使用している場合を示す図
【図10】従来のシール座金の各例(a)〜(e)を示
す断面図
【図11】図10の(e)のシール座金の通常の条件下
での使用例を示す断面図
【図12】図10の(e)のシール座金の不良な条件下
での使用例を示す断面図
【図13】図10の(e)のシール座金の別の不良な条
件下での使用例を示す断面図
【符号の説明】
2…排油栓(締結部材) 4…ハウジング(ねじ込み相手部材) 5…貫通孔 6…座面 7…座面 60…バリ 110…シール座金 112…シールゴム 113…第1の弾性シール部(内周側の弾性シール部) 114…第2の弾性シール部(外周側の弾性シール部) 120…シール座金 122…シールゴム 124…第2の弾性シール部(内周側の弾性シール部) 125…第3の弾性シール部(外周側の弾性シール部) 130…シール座金 132…シールゴム 133…第1の弾性シール部(内周側の弾性シール部) 134…第2の弾性シール部(外周側の弾性シール部) 140…シール座金 142…シールゴム 143…第1の弾性シール部(内周側の弾性シール部) 144…第2の弾性シール部(外周側の弾性シール部) L…直角度 C…バリ発生部と干渉する可能性のある範囲

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質材からなる平板リング状の座金本体の
    表面及び裏面の少なくとも一方の内周側と外周側に弾性
    シール部を設け、且つ、外周側の弾性シール部の厚さ
    を、内周側の弾性シール部の厚さよりも大きく形成した
    ことを特徴とするシール座金。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記外周側の弾性シール部と内周側の弾性シール部と
    を、連続した弾性材により形成したことを特徴とするシ
    ール座金。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記外周側の弾性シール部と内周側の弾性シール部と
    を、間隔をおいて分離した弾性材でそれぞれ形成したこ
    とを特徴とするシール座金。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 少なくとも前記外周側の弾性シール部を、前記座金本体
    上に位置し且つ外方へ凸に湾曲した膨出部で構成したこ
    とを特徴とするシール座金。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記外周側の弾性シール部と内周側の弾性シール部との
    間に、グリース充填用の凹所を確保したことを特徴とす
    るシール座金。
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