JPH11279603A - 焼結用圧粉体の載置トレイ - Google Patents

焼結用圧粉体の載置トレイ

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JPH11279603A
JPH11279603A JP10080787A JP8078798A JPH11279603A JP H11279603 A JPH11279603 A JP H11279603A JP 10080787 A JP10080787 A JP 10080787A JP 8078798 A JP8078798 A JP 8078798A JP H11279603 A JPH11279603 A JP H11279603A
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JP
Japan
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tray
green compact
green
compact
sintering
Prior art date
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Pending
Application number
JP10080787A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Hirose
正仁 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイ上に圧粉体を、等間隔をもって、容易
に整列させて載置しうるようにする。 【解決手段】 トレイ5の上面に、上方に向かって漸次
テーパ状に拡径するとともに、底面の形状が、挿入され
る圧粉体2の底面形状とほぼ同形の複数の凹孔6を、等
間隔をもって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼結用の圧粉体を
載置して焼結炉内に挿入されるトレイに関する。
【0002】
【従来の技術】燒結金属は、まず原料粉を圧縮成型機に
より圧縮して圧粉体としたのち、この圧粉体を耐熱トレ
イ(例えばセラミックス)上に載置し、真空焼結炉内に
おいて焼成されて製品化される。上記圧粉体は、これが
比較的小さい場合、トレイ上に多数整列して載置され
る。
【0003】圧粉体は、小さな衝撃力でも損壊すること
があり、そのため、人手によってトレイ上に並べられる
ことが多い。
【0004】図7は、セラミックス製(Al2O3)の従来
のトレイ(1)を示すもので、圧粉体(2)は、トレイ(1)
の上面に等間隔おきに多数並べられて、焼結炉内に搬入
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧粉体(2)をトレイ
(1)上に載置する際は、全ての圧粉体(2)に熱が均一に
行き渡るように、トレイ(1)上に等間隔置きに並べる必
要がある。しかし、上述のような上面が平坦をなすトレ
イ(1)では、作業者が各圧粉体(2)を等間隔置きに整列
させることは難かしく、ばらつきが生じる。
【0006】このように、各圧粉体同士の間隔にばらつ
きが生じると、各圧粉体(2)との間に温度差が発生し、
焼結むらや焼結製品の寸法精度に誤差が生じることがあ
る。
【0007】一方、生産性を向上させるために、図8に
示すように、圧粉体(2)が載置されたトレイ(1)を、ス
ペーサ(3)を介して複数段に積み重ね、これを焼結炉
(4)内に搬入することがある。
【0008】この際に、上面が平坦なトレイ(1)上に圧
粉体(2)を載置すると、トレイ(1)の下端から圧粉体
(2)の上端までの寸法が大きくなり、かつ下位の圧粉体
(2)と上位のトレイ(1)との間に所要の隙間を形成する
ためのスペーサ(3)の上下寸法も大となるため、積み重
ねた状態でのトレイ(1)の全体の高さが高くなる。その
結果、重ねられるトレイ(1)の数が限られ、1度で焼成
される圧粉体(2)の数量も少なくなる。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、圧粉体を等間隔置きに容易に整列させうるととも
に、多数積み重ねることができるようにした焼結用圧粉
体の載置トレイを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1)上面に、上方に向かって漸次拡開するとともに、
底面の形状が、挿入される圧粉体の底面形状とほぼ同形
の凹部を、等間隔おきに複数形成する。
【0011】(2)上記(1)項において、上下いずれか
一方の面の適所に、トレイ本体を積み重ねた際におい
て、凹部内に挿入された下位の圧粉体と上位のトレイ本
体との間に所要の隙間を形成しうる長さの複数の突起を
設ける。
【0012】(3)上記(1)または(2)項において、各
凹部の底部に、トレイ本体の下面に開口する貫通孔を穿
設する。
【0013】(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、各凹部の底面に、上向きの複数の突部を形成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
基づいて説明する。図1及び図2は、請求項1及び2の
発明の実施例を示すもので、セラミックスよりなる矩形
板状のトレイ(5)の上面全体には、上方に向かってテー
パ状に拡径する有底の凹孔(6)が、等間隔おきに多数
(一部は図示略)形成されている。
【0015】各凹孔(6)の底面の形状、すなわち直径
は、この凹孔(6)内に挿入して載置される圧粉体(2)の
底面の直径とほぼ等しくしてあり、圧粉体(2)が凹孔
(6)内にがたなく保持されるようになっている。
【0016】トレイ(5)における上面の四隅には、上向
きの突起(7)が連設されている。なお、この突起(7)の
高さは、凹孔(6)内に挿入された圧粉体(2)の上面の高
さよりも若干大としてあり、トレイ(5)を積み重ねた際
に、下位の圧粉体(2)と上位のトレイ(5)との間に隙間
が形成されるようになっている(図3参照)。
【0017】上記のように、トレイ(5)の上面に凹孔
(6)が形成されていると、この凹孔(6)内に圧粉体(2)
を挿入するだけで、各圧粉体(2)を簡単に等間隔おきに
整列することができる。従って、焼結時において各圧粉
体(2)に温度差が生じ、焼結むらや寸法精度に誤差が生
じたりするのが防止される。
【0018】また、凹孔(6)を上向きに拡径させて、圧
粉体(2)の外周面との間に隙間が形成されるようにして
あるため、焼結炉内の熱気が圧粉体(2)の下部まで行き
渡り、全体が均一に焼結される。
【0019】凹孔(6)内に圧粉体(2)を挿入した際、ト
レイ(5)の下面から圧粉体(2)の上面までの上下寸法は
小さくなる。従って、図3に示すように、複数のトレイ
(5)を積み重ねて焼結炉(4)内に挿入した際の全体の高
さも低くなり、その分、多くのトレイ(5)を積み重ねる
ことが可能となるため、一度で焼成される圧粉体(2)の
数量が増加し、生産性を高めうる。
【0020】図4は、請求項3の発明の実施例を示すも
ので、上述と同様のトレイ(5)における各凹孔(6)の底
部中央に、貫通孔(8)を穿設してある。このような貫通
孔(8)を穿設すると、焼結炉(4)内の熱気が貫通孔(8)
を通して、圧粉体(2)の下面まで導入され、圧粉体(2)
が上下より効果的に加熱されることにより、焼結効率が
向上する。
【0021】図5及び図6は、請求項4の発明の実施例
を示す。この実施例では、各凹孔(6)の底面に、直交す
る交叉部を除く不連続格子状の突条(9)を形成してあ
る。
【0022】このような突条(9)を形成すると、凹孔
(6)内に圧粉体(2)を挿入した際、図6に示すように、
圧粉体(2)の下方に空気溜まりが形成され、この部分に
焼結炉(4)内の熱気が流入して、圧粉体(2)の下面が効
果的に加熱されるようになる。なお、突条(9)を不連続
とするのは、熱気を流通し易くするためである。
【0023】この実施例においては、突条(9)に代え
て、例えば底面の外周端部に円周方向に等間隔置きに形
成した3個以上の上向きの突部としてもよい。本発明
は、上記実施例に限定されるものではない。
【0024】上記実施例のトレイ(5)自体を、焼結炉内
の熱気が流入し易いように、多孔質としてもよい。
【0025】上記実施例では、突起(7)をトレイ(5)の
上面に設けてあるが、図2の想像線で示すように、トレ
イ(5)の下面に設けても、積み重ねる際に支障を来たす
ことはない。
【0026】凹孔(6)の形状は、圧粉体(2)の形状に適
した適宜の形状としうることは勿論である。
【0027】図4に示す実施例において、貫通孔(8)を
小径として、複数穿設してもよい。
【0028】図5に示すような突条(9)を、図4に示す
実施例の凹孔(6)の底面に形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 (a)請求項1の発明によれば、圧粉体を、トレイ上に等
間隔おきに容易に整列させうるので、各圧粉体を均一に
焼結することができる。
【0030】(b)請求項2の発明によれば、圧粉体を載
置したトレイを、下位の圧粉体に接触させることなく、
積み重ねることができ、かつ圧粉体を凹部内に挿入した
際のトレイの上面よりの突出寸法が小さくなるので、積
み重ねられるトレイの数を増加することが可能となり、
生産性を高めうる。
【0031】(c)請求項3の発明によれば、焼結炉内の
熱気が貫通孔を通して、圧粉体の下面まで導入されるの
で、それが効果的に加熱され、焼結効率が向上する。
【0032】(d)請求項4の発明によれば、圧粉体の下
方に空気溜まりが形成され、この中に熱気が流入するの
で、上記(c)と同様、圧粉体が効果的に加熱され、焼結
効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2記載の発明の実施例を示す斜視
図である。
【図2】同じく、図1のII−II線に沿う拡大縦断面図で
ある。
【図3】同じく、圧粉体を載置したトレイを積み重ねて
焼結炉に挿入した状態を示す縦断面図である。
【図4】請求項3記載の発明の実施例を示す縦断面図で
ある。
【図5】請求項4記載の発明の実施例を示す要部の拡大
斜視図である。
【図6】同じく、図5のVI−VI線に沿う拡大縦断面図で
ある。
【図7】従来のトレイを示す斜視図である。
【図8】同じく、圧粉体を載置したトレイを積み重ねて
焼結炉内に挿入した状態の正面図である。
【符号の説明】
(2)圧粉体 (4)焼結炉 (5)トレイ (6)凹孔(凹部) (7)突起 (8)貫通孔 (9)突条(突部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に、上方に向かって漸次拡開すると
    ともに、底面の形状が、挿入される圧粉体の底面形状と
    ほぼ同形の凹部を、等間隔おきに複数形成したことを特
    徴とする焼結用圧粉体の載置トレイ。
  2. 【請求項2】 上下いずれか一方の面の適所に、トレイ
    本体を積み重ねた際において、凹部内に挿入された下位
    の圧粉体と上位のトレイ本体との間に所要の隙間を形成
    しうる長さの複数の突起を設けた請求項1記載の焼結用
    圧粉体の載置トレイ。
  3. 【請求項3】 各凹部の底部に、トレイ本体の下面に開
    口する貫通孔を穿設した請求項1または2記載の焼結用
    圧粉体の載置トレイ。
  4. 【請求項4】 各凹部の底面に、上向きの複数の突部を
    形成した請求項1〜3のいずれかに記載の焼結用圧粉体
    の載置トレイ。
JP10080787A 1998-03-27 1998-03-27 焼結用圧粉体の載置トレイ Pending JPH11279603A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014053520A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk 圧粉磁性体の製造方法および熱処理装置
JP2015190023A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 住友電工焼結合金株式会社 鍔付き焼結部品の製造方法
CN117049894A (zh) * 2023-08-14 2023-11-14 福建省德化县华茂陶瓷有限公司 多彩立体垂纹釉面白瓷及其制备方法

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