JPH10114566A - 傾斜支持台 - Google Patents

傾斜支持台

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JPH10114566A
JPH10114566A JP26460196A JP26460196A JPH10114566A JP H10114566 A JPH10114566 A JP H10114566A JP 26460196 A JP26460196 A JP 26460196A JP 26460196 A JP26460196 A JP 26460196A JP H10114566 A JPH10114566 A JP H10114566A
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JP
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supporting
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fired
wall surface
plate
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Mitsuo Kaneshige
光男 兼重
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】支持板の間隔を最小限の間隔に狭く設定するこ
とができ、収容効率を改善する。 【解決手段】台板2の複数の凹溝21に被焼成物3を寄
り掛からせた状態で支持するための支持板4を挿入、保
持してなる傾斜支持台において、この凹溝21は、一方
の壁面22と他方の壁面23との上方に開いたテーパ状
壁面から形成されている。そして、一方の壁面22は、
傾斜角0°に設定され、挿入された支持板4の最下端部
に当接している。また、他方の壁面23は、傾斜角35
°に設定され、前記支持板の裏面下部を支承している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板状セラミック
を焼成工程において載置するための耐火物製傾斜支持台
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平板状セラミック、例えば粘土瓦
あるいはセラミックタイルを焼成するときの対象物の載
置方法として次の3種類が知られている。先ず、平板状
棚板上に平面に載置する方法であるが、これは焼成歪み
が少なく品質に優れるが炉内の収容効率に劣る。一方、
対象物を垂直に並列させる方法では、収容効率に優れて
いるものの、焼成歪みを防止しにくく品質上適当でない
場合がある。また、折衷的方法として対象物を傾斜させ
て支持しながら並列させる方法がある。
【0003】この傾斜、並列させる方法では、図3によ
りその側面が表されているように、台板11に所定角度
で傾斜させてその脚部を埋め込んでいる支持板12は、
同じく台板11に立設した支柱13により補強されて適
当数が並列している。そしてこの支持板12に被焼成物
14を寄り掛からせて傾斜した状態で並列させ、焼成工
程に搬入するのである。
【0004】このような傾斜支持台の場合には、支持板
12の下部には支柱13が配置されるので、その支柱1
3と隣接する被焼成物14の下部が干渉することのない
ように、支持板12、12の間隔を広げておく必要があ
り、焼成ガスなどの還流上必要な最小限の間隔に狭く設
定することができず、収容効率の改善に自ずから限度が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、支持板の間隔
を最小限の間隔に狭く設定することができ、収容効率を
改善することが可能となる傾斜支持台を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、台板面に
列設した複数の凹溝に被焼成物を傾斜させて支持するた
めの支持板を挿入、保持してなる傾斜支持台であって、
前記凹溝が、傾斜角が35°以下の角度で上方に開いた
テーパ状壁面を備えるとともに、そのテーパ状壁面の一
方の壁面に支持板の最下端部が当接し、他方の壁面によ
って前記支持板の裏面を支承しながら、前記支持板を傾
斜させて保持していることを特徴とする傾斜支持台、に
より解決することができる。
【0007】また、前記凹溝の一方の壁面と挿入された
支持板との間に形成される空間に被焼成物の下面を支承
可能な上縁部を有する受くさびを嵌合させることによ
り、本発明をより好ましく具体化することができる。な
お、この場合、傾斜角とは垂直面に対する傾き角度をい
うものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1、
2により説明する。図1では、台板2の上面に複数の凹
溝21(図では3個)が列設してあり、そこに被焼成物
3を傾斜させて支持するための支持板4を挿入、保持し
てなる傾斜支持台が示されている。この凹溝21は、傾
斜角が35°以下に設定されたところの上方に開いた一
方の壁面22と他方の壁面23とのテーパ状壁面から形
成されるのであって、ここでは、一方の壁面22は、垂
直に、つまり傾斜角が0°に設定されていて、挿入され
た支持板4の最下端部が斜めの方向から当接している。
また、他方の壁面23は、傾斜角が35°に設定される
とともに、前記支持板の裏面の下方部分を支承してい
る。そして、被焼成物3は、支持板4に寄り掛からせた
状態でその下端を受台24で支えられながら支持される
のである。
【0009】このように、一方の壁面22が挿入された
支持板4の最下端部に当接してこれを拘束し、他方の壁
面23が支持板4の裏面部分を支えているので、このよ
うに下部を凹溝に挿入された形態の支持板4は、自重に
よって簡単には抜け出ることがないから、従来のような
支柱を用いることなく、所定の傾斜角、こに実施形態で
は35°に傾斜して保持されている。
【0010】したがって、この傾斜支持台では、被焼成
物14と干渉するような支柱が存在しないので、支持板
12は、焼成雰囲気に支障がない範囲の最小限の間隔に
にまで接近させて配置できるのである。例えば、大略横
幅350mm、高さ350mm、厚さ15mmの平板状
被焼成物の場合、支持板12、12相互の間隔を80m
m開ける必要があったが、この実施形態ではそれを60
mm程度に縮小することができ、横方向収容効率を約3
3%向上させることが可能となった。
【0011】また、この支持板4は、台板2の凹溝21
に挿入するだけで配置できるので、その取り付け、取り
外しが極めて容易にできるという利点があるので、例え
ば破損した支持板4を良品と交換する、または被焼成物
のサイズに合わせてサイズの異なる支持板と交換するな
どのような場合に、その入替え操作が極めて容易に行え
るのである。また、この傾斜支持台を倉庫などに保管す
るときには、台板2と支持板4を分離して効率よく別々
に保管できるなどの利点もある。
【0012】本発明では、前記一方の壁面22と他方の
壁面23は、垂直面からの傾き角度である傾斜角が0°
〜35°の範囲に設定される角度に傾斜させたものであ
ることが重要である。その理由は、両壁面22、23の
傾斜角度が35°を超えるときは、被焼成物の収容効率
が低下すると同時に挿入された支持板が凹溝21から抜
け出やすくなり、結果、傾斜角が著しく変動するように
なるからである。またそのような上方に開いたテーパ壁
面から形成される凹溝21においては、壁面がゆるやか
な抜き勾配となり、単純な上下ダイスが利用できる生産
コストの有利なプレス成形などで比較的容易に成形でき
るからである。なお、両壁面22、23の傾斜角を同一
のものとしておくと、台板をいずれの向きにも使用でき
るという利点が得られる。
【0013】次に、図2に示す実施形態を説明すると、
図1の場合には凹溝21の一方の壁面22と挿入された
支持板4との間に空間が形成され、被焼成物3を受台2
4が支えているが、この実施形態では、被焼成物3の下
面に接触して下から支えながら、その空間に嵌合してい
る受くさび5(図2の右側)を配設している。このよう
に構成されたものは、凹溝21に受くさび5が嵌合され
ているとともに、その受くさび5が被焼成物3を支承し
ているからその荷重により下方に向けて押圧されている
ので、支持板4の上方への緩みや前後方向のがたつきな
どを確実に防止することができる利点が得られる。
【0014】なお、本発明での傾斜支持台、特に平板部
の材料としては、通常のアルミナ質、ムライト質、コー
ジライト質等の酸化物セラミックス、さらに各種結合組
織の炭化珪素質を本発明に適用することが可能である
が、耐火温度が高くかつ熱間強度が優れた金属珪素を含
浸させた炭化珪素セラミックス、いわゆるSi−SiC
を適用するのが好ましい。この金属珪素を含浸させた炭
化珪素セラミックスの場合には、通常の酸化物セラミッ
クスや炭化珪素セラミックスに比べ1400℃の熱間強
度が3〜5倍程度強いことと、品質のバラツキが少なく
信頼性が高いので強度比以上の薄肉、軽量化が可能とな
るからである。
【0015】
【発明の効果】本発明の傾斜支持台は、以上に説明した
ように構成されているので、支持板間に被焼成物と干渉
するものが存在しないから、支持板の間隔を最小限の間
隔に狭く設定することができ、収容効率を改善すること
が可能となる。また、その製造が容易である、支持板の
交換が容易に行えるなどという優れた効果を奏する。よ
って本発明は、従来の問題点を解消した傾斜支持台とし
て、その工業的価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を説明するための要部断面
図。
【図2】他の実施形態を説明するための要部断面図。
【図3】従来の傾斜支持台を示す要部側面図。
【符号の説明】
2 台板 3 被焼成物 4 支持板 5 受くさび 21 凹溝 22 一方の壁面 23 他方の壁面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板面に列設した複数の凹溝に被焼成物を
    傾斜させて支持するための支持板を挿入、保持してなる
    傾斜支持台であって、前記凹溝が、傾斜角が35°以下
    の角度で上方に開いたテーパ状壁面を備えるとともに、
    そのテーパ状壁面の一方の壁面に支持板の最下端部が当
    接し、他方の壁面によって前記支持板の裏面を支承しな
    がら、前記支持板を傾斜させて保持していることを特徴
    とする傾斜支持台。
  2. 【請求項2】前記凹溝の一方の壁面と挿入された支持板
    との間に形成される空間に被焼成物の下面を支承可能な
    上縁部を有する受くさびを嵌合させた請求項1に記載の
    傾斜支持台。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058679A1 (de) * 1999-03-26 2000-10-05 Norton Hochtemperaturkeramik Gmbh Brenngestell zum brennen von keramischem brenngut
JP2011020893A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Mitsubishi Materials Corp 成形体の焼成方法及びその成形体の焼成用保持具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058679A1 (de) * 1999-03-26 2000-10-05 Norton Hochtemperaturkeramik Gmbh Brenngestell zum brennen von keramischem brenngut
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