JPH10114566A - 傾斜支持台 - Google Patents
傾斜支持台Info
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- JPH10114566A JPH10114566A JP26460196A JP26460196A JPH10114566A JP H10114566 A JPH10114566 A JP H10114566A JP 26460196 A JP26460196 A JP 26460196A JP 26460196 A JP26460196 A JP 26460196A JP H10114566 A JPH10114566 A JP H10114566A
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Abstract
とができ、収容効率を改善する。 【解決手段】台板2の複数の凹溝21に被焼成物3を寄
り掛からせた状態で支持するための支持板4を挿入、保
持してなる傾斜支持台において、この凹溝21は、一方
の壁面22と他方の壁面23との上方に開いたテーパ状
壁面から形成されている。そして、一方の壁面22は、
傾斜角0°に設定され、挿入された支持板4の最下端部
に当接している。また、他方の壁面23は、傾斜角35
°に設定され、前記支持板の裏面下部を支承している。
Description
を焼成工程において載置するための耐火物製傾斜支持台
の改良に関する。
あるいはセラミックタイルを焼成するときの対象物の載
置方法として次の3種類が知られている。先ず、平板状
棚板上に平面に載置する方法であるが、これは焼成歪み
が少なく品質に優れるが炉内の収容効率に劣る。一方、
対象物を垂直に並列させる方法では、収容効率に優れて
いるものの、焼成歪みを防止しにくく品質上適当でない
場合がある。また、折衷的方法として対象物を傾斜させ
て支持しながら並列させる方法がある。
りその側面が表されているように、台板11に所定角度
で傾斜させてその脚部を埋め込んでいる支持板12は、
同じく台板11に立設した支柱13により補強されて適
当数が並列している。そしてこの支持板12に被焼成物
14を寄り掛からせて傾斜した状態で並列させ、焼成工
程に搬入するのである。
12の下部には支柱13が配置されるので、その支柱1
3と隣接する被焼成物14の下部が干渉することのない
ように、支持板12、12の間隔を広げておく必要があ
り、焼成ガスなどの還流上必要な最小限の間隔に狭く設
定することができず、収容効率の改善に自ずから限度が
あった。
点を解決するためになされたものであり、支持板の間隔
を最小限の間隔に狭く設定することができ、収容効率を
改善することが可能となる傾斜支持台を提供する。
列設した複数の凹溝に被焼成物を傾斜させて支持するた
めの支持板を挿入、保持してなる傾斜支持台であって、
前記凹溝が、傾斜角が35°以下の角度で上方に開いた
テーパ状壁面を備えるとともに、そのテーパ状壁面の一
方の壁面に支持板の最下端部が当接し、他方の壁面によ
って前記支持板の裏面を支承しながら、前記支持板を傾
斜させて保持していることを特徴とする傾斜支持台、に
より解決することができる。
支持板との間に形成される空間に被焼成物の下面を支承
可能な上縁部を有する受くさびを嵌合させることによ
り、本発明をより好ましく具体化することができる。な
お、この場合、傾斜角とは垂直面に対する傾き角度をい
うものとする。
2により説明する。図1では、台板2の上面に複数の凹
溝21(図では3個)が列設してあり、そこに被焼成物
3を傾斜させて支持するための支持板4を挿入、保持し
てなる傾斜支持台が示されている。この凹溝21は、傾
斜角が35°以下に設定されたところの上方に開いた一
方の壁面22と他方の壁面23とのテーパ状壁面から形
成されるのであって、ここでは、一方の壁面22は、垂
直に、つまり傾斜角が0°に設定されていて、挿入され
た支持板4の最下端部が斜めの方向から当接している。
また、他方の壁面23は、傾斜角が35°に設定される
とともに、前記支持板の裏面の下方部分を支承してい
る。そして、被焼成物3は、支持板4に寄り掛からせた
状態でその下端を受台24で支えられながら支持される
のである。
支持板4の最下端部に当接してこれを拘束し、他方の壁
面23が支持板4の裏面部分を支えているので、このよ
うに下部を凹溝に挿入された形態の支持板4は、自重に
よって簡単には抜け出ることがないから、従来のような
支柱を用いることなく、所定の傾斜角、こに実施形態で
は35°に傾斜して保持されている。
物14と干渉するような支柱が存在しないので、支持板
12は、焼成雰囲気に支障がない範囲の最小限の間隔に
にまで接近させて配置できるのである。例えば、大略横
幅350mm、高さ350mm、厚さ15mmの平板状
被焼成物の場合、支持板12、12相互の間隔を80m
m開ける必要があったが、この実施形態ではそれを60
mm程度に縮小することができ、横方向収容効率を約3
3%向上させることが可能となった。
に挿入するだけで配置できるので、その取り付け、取り
外しが極めて容易にできるという利点があるので、例え
ば破損した支持板4を良品と交換する、または被焼成物
のサイズに合わせてサイズの異なる支持板と交換するな
どのような場合に、その入替え操作が極めて容易に行え
るのである。また、この傾斜支持台を倉庫などに保管す
るときには、台板2と支持板4を分離して効率よく別々
に保管できるなどの利点もある。
壁面23は、垂直面からの傾き角度である傾斜角が0°
〜35°の範囲に設定される角度に傾斜させたものであ
ることが重要である。その理由は、両壁面22、23の
傾斜角度が35°を超えるときは、被焼成物の収容効率
が低下すると同時に挿入された支持板が凹溝21から抜
け出やすくなり、結果、傾斜角が著しく変動するように
なるからである。またそのような上方に開いたテーパ壁
面から形成される凹溝21においては、壁面がゆるやか
な抜き勾配となり、単純な上下ダイスが利用できる生産
コストの有利なプレス成形などで比較的容易に成形でき
るからである。なお、両壁面22、23の傾斜角を同一
のものとしておくと、台板をいずれの向きにも使用でき
るという利点が得られる。
図1の場合には凹溝21の一方の壁面22と挿入された
支持板4との間に空間が形成され、被焼成物3を受台2
4が支えているが、この実施形態では、被焼成物3の下
面に接触して下から支えながら、その空間に嵌合してい
る受くさび5(図2の右側)を配設している。このよう
に構成されたものは、凹溝21に受くさび5が嵌合され
ているとともに、その受くさび5が被焼成物3を支承し
ているからその荷重により下方に向けて押圧されている
ので、支持板4の上方への緩みや前後方向のがたつきな
どを確実に防止することができる利点が得られる。
の材料としては、通常のアルミナ質、ムライト質、コー
ジライト質等の酸化物セラミックス、さらに各種結合組
織の炭化珪素質を本発明に適用することが可能である
が、耐火温度が高くかつ熱間強度が優れた金属珪素を含
浸させた炭化珪素セラミックス、いわゆるSi−SiC
を適用するのが好ましい。この金属珪素を含浸させた炭
化珪素セラミックスの場合には、通常の酸化物セラミッ
クスや炭化珪素セラミックスに比べ1400℃の熱間強
度が3〜5倍程度強いことと、品質のバラツキが少なく
信頼性が高いので強度比以上の薄肉、軽量化が可能とな
るからである。
ように構成されているので、支持板間に被焼成物と干渉
するものが存在しないから、支持板の間隔を最小限の間
隔に狭く設定することができ、収容効率を改善すること
が可能となる。また、その製造が容易である、支持板の
交換が容易に行えるなどという優れた効果を奏する。よ
って本発明は、従来の問題点を解消した傾斜支持台とし
て、その工業的価値は極めて大なるものがある。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】台板面に列設した複数の凹溝に被焼成物を
傾斜させて支持するための支持板を挿入、保持してなる
傾斜支持台であって、前記凹溝が、傾斜角が35°以下
の角度で上方に開いたテーパ状壁面を備えるとともに、
そのテーパ状壁面の一方の壁面に支持板の最下端部が当
接し、他方の壁面によって前記支持板の裏面を支承しな
がら、前記支持板を傾斜させて保持していることを特徴
とする傾斜支持台。 - 【請求項2】前記凹溝の一方の壁面と挿入された支持板
との間に形成される空間に被焼成物の下面を支承可能な
上縁部を有する受くさびを嵌合させた請求項1に記載の
傾斜支持台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26460196A JP3709023B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 傾斜支持台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26460196A JP3709023B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 傾斜支持台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10114566A true JPH10114566A (ja) | 1998-05-06 |
JP3709023B2 JP3709023B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=17405590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26460196A Expired - Fee Related JP3709023B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 傾斜支持台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3709023B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000058679A1 (de) * | 1999-03-26 | 2000-10-05 | Norton Hochtemperaturkeramik Gmbh | Brenngestell zum brennen von keramischem brenngut |
JP2011020893A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Mitsubishi Materials Corp | 成形体の焼成方法及びその成形体の焼成用保持具 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26460196A patent/JP3709023B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000058679A1 (de) * | 1999-03-26 | 2000-10-05 | Norton Hochtemperaturkeramik Gmbh | Brenngestell zum brennen von keramischem brenngut |
JP2011020893A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Mitsubishi Materials Corp | 成形体の焼成方法及びその成形体の焼成用保持具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3709023B2 (ja) | 2005-10-19 |
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