JP2001241856A - 瓦焼成台車における瓦の支持方法及びその装置 - Google Patents

瓦焼成台車における瓦の支持方法及びその装置

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JP2001241856A
JP2001241856A JP2000054045A JP2000054045A JP2001241856A JP 2001241856 A JP2001241856 A JP 2001241856A JP 2000054045 A JP2000054045 A JP 2000054045A JP 2000054045 A JP2000054045 A JP 2000054045A JP 2001241856 A JP2001241856 A JP 2001241856A
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JP
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tile
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firing
tiles
roof
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JP2000054045A
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Akinori Miyazono
秋則 宮園
Haruo Matsunaga
春雄 松永
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MIYAZONO SEISAKUSHO KK
Miyazono Seisakusho KK
Original Assignee
MIYAZONO SEISAKUSHO KK
Miyazono Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた大きさの焼成台車における瓦の焼成
効率を可及的に高めることができるとともに、その載置
支持の状態の安定化を図るものである。 【解決手段】 瓦焼成台車の瓦載置部に対し瓦をその一
方端面を利用して所定の間隔をおいて起立状態で支持す
る方法であって、瓦Wを一方向への傾倒可能に載置する
とともに、該瓦Wの傾倒方向で常にその瓦Wの傾倒時の
自重が付与されるように受承しながら該瓦Wをほぼ垂直
状態で支持するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦焼成台車に対し
て焼成すべき瓦を起立状態で載置する支持方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の瓦焼成台車にあって
は、瓦の焼成効率を高めるために、限られた大きさの台
車上に多数の瓦をほぼ垂直状に起立した状態で載置する
ことが最良であり、該瓦を起立状態で載置しようとする
には瓦の一方端面の偏平部位を利用することが考えられ
るが、その偏平部位の偏平度が該瓦の製造過程において
は不規則なものとなって安定した状態で瓦を起立するこ
とが困難となり、必然的の該瓦を起立状態で支持する手
段が希求されており、例えば、特開平8−189780
号公報に記載された焼成台車の棚板が案出されていた。
この公報に示されたものは、台車上に対して載置板及び
支持板で構成された支持手段を斜め状態で立設して該載
置板に瓦を斜め状態で凭れさせるようにして載置支持す
る構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成にあって、各瓦を斜め状態で起立させて載置支持
するものであるため、一枚当たりの瓦の載置に必要なス
ペースを広く専有してしまい、限られた大きさの台車に
おける瓦の焼成効率を最良に高めることを満足するには
至らなかった。そこで、本発明は、限られた大きさの焼
成台車における瓦の焼成効率を可及的に高めることがで
きるとともに、その載置支持の状態の安定化を図ること
ができる瓦焼成台車における瓦の支持方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の瓦焼成台車における瓦の支持方法及び
その装置はその特許請求の範囲に記載したとおりであ
る。したがって、請求項1に記載の発明にあっては、瓦
焼成台車の瓦載置部に対し瓦をその一方端面を利用して
所定の間隔をおいて起立状態で支持する方法であって、
瓦を一方向への傾倒可能に載置するとともに、該瓦の傾
倒方向で常にその瓦の傾倒時の自重が付与されるように
受承しながら該瓦をほぼ垂直状態で支持することによ
り、瓦焼成台車に対する一枚当たりの瓦の載置に最低必
要なスペースを可及的に少なくして、より多くの瓦を載
置可能とすることができ、瓦の焼成効率を可及的に高め
ることができるとともに、瓦焼成台車の瓦載置部に対す
る瓦の載置支持の状態の安定化を一層良化することがで
きる。
【0005】次に、請求項2に記載の発明にあっては、
瓦焼成台車の瓦載置部に対し瓦をその一方の端面を利用
して所定の間隔をおいて起立状態で支持する装置であっ
て、瓦を一方向への傾倒可能に載置する載置部と、該瓦
の傾倒方向の前方にほぼ垂直状に立設された背受け部材
とからなり、この背受け部材に対して該瓦を傾倒方向で
常にその瓦の傾倒時の自重が付与されるように構成した
ことにより、瓦焼成台車に対する一枚当たりの瓦の載置
に最低必要なスペースを可及的に少なくして、より多く
の瓦を載置可能とすることができ、瓦の焼成効率を可及
的に高めることができるとともに、瓦焼成台車の瓦載置
部に対する瓦の載置支持の状態の安定化を一層良化する
ことができる。
【0006】また、請求項3に記載の発明にあっては、
請求項2記載の瓦焼成台車における瓦の支持装置であっ
て、載置部は少なくとも瓦の一方端面の隅部に対応する
載置隅部と、該載置隅部から下がり勾配の下部載置面と
を有する構成としたことにより、瓦を常に背受け部材側
に傾倒するように載置することが可能となり、瓦の載置
支持の状態の安定化を一層良化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図4にしたがって説明する。図において、1は瓦の
焼成台車(図示しない)の瓦載置部を構成する棚板部材
であって、ほぼ平板状に構成されるとともに、その上面
には多数枚の瓦Wを起立状態で載置するための載置部2
〜2が所定の間隔で直列状に多数個形成されている。
【0008】この各載置部2〜2は、図1及び2に示す
ように、焼成すべき瓦Wの一方端面Wa(図では引っ掛
け部Wbが形成される尻部における突出隅部)が位置さ
れる載置隅部2aと、該載置隅部2aを中心として横方
向の面を所定の角度の下がり勾配(逃がし勾配)となし
た下部載置面2bと、該載置隅部2aを中心として縦方
向の面を所定の角度の開き勾配(逃がし勾配)となした
側部逃がし面2cとから構成されている。
【0009】前記各載置部2〜2の間には該載置部2の
下部載置面2b側の近傍には瓦Wを支持するための背受
け部材3〜3がほぼ垂直状態(本実施の形態においては
垂直状態が最良で好ましい。)で立設されていて、この
背受け部材3〜3は所望の幅を有しかつ載置すべき瓦W
の全長より短く設定した板状に形成され、各載置部2〜
2の間に2個所立設されるとともに、下部の一方面は側
部逃がし面2cの後面(図において左面)にそれぞれ接
している。
【0010】上述のように載置部2〜2が形成された棚
板部1に瓦Wを載置支持する場合について説明すると、
図3に示すように、焼成すべき瓦Wの一方端面Waの突
出隅部を載置部2における載置隅部2aに対してその側
部逃がし面2cを滑らせた状態で位置させて該隅部どお
しの一点(線)支持状態の傾倒可能に載置する。
【0011】この場合、図4に示すように、載置部2に
対して瓦Wは一点(線)支持状態の傾倒可能であるた
め、背受け部材3が無い状態ではそのまま傾倒してしま
うが、該瓦Wの一方端面Waの突出隅部が載置部2にお
ける載置隅部2aに位置された状態において、垂直或い
はほぼ垂直状態で立設される背受け部材3が位置される
ように位置設定されているため、該瓦Wはこの背受け部
材3により垂直或いはほぼ垂直状態で載置支持されるこ
とになる。
【0012】この状態にあっては、瓦Wは載置部2との
支持点(隅部どおしの一点)を中心として背受け部材3
側に傾倒しようとするため、その自重による荷重が常に
背受け部材3に付与されてこれを受承することによっ
て、該瓦Wを安定した状態で支持することができるもの
である。
【0013】上記のようにして、各載置部2と各背受け
部材3によって各瓦W(多数枚の瓦)をほぼ垂直或いは
ほぼ垂直状態で載置支持することができるものである。
【0014】次に、図5に示す別の実施の形態にあって
は、焼成すべき瓦W(白地)の一方の面(背受け部材3
側の面)に所望形状(図ではほぼ半円形を示す)の複数
個の切り欠き部Wcを形成することによって、該瓦Wの
焼成時における瓦自体の屈折現象を利用して該瓦面と背
受け部材3との当接状態を良化向上(増大)することが
できる。
【0015】また、図6に示すさらなる別の実施の形態
にあっては、背受け部材3の上端面部にほぼV字形状の
係合部3aを形成し、瓦Wの尻部における内面側に該係
合部3aに係合される被係合斜状部Wdを切り欠き形成
しておき、該瓦Wを前述したように載置部2に対して載
置支持した状態で焼成を行ない、その焼成時の瓦W(白
地)の焼成収縮分を利用し、該瓦Wの焼成収縮した状態
において背受け部材3の係合部3aに瓦Wの被係合斜状
部Wdを係合させて該背受け部材3により瓦W全体を若
干上方に浮かした状態で支持するようにすることも可能
である。
【0016】すなわち、瓦W(白地)の焼成時にあって
は、通常、瓦W全体として約10数ミリ収縮するもので
あり、この収縮に伴い瓦Wの被係合斜状部Wdが背受け
部材3の係合部3aに係合されるとともに、その一方端
面Waが載置部2から浮き上がった状態となり、該瓦W
はその被係合斜状部Wdを介して背受け部材3の係合部
3aに対して該背受け部材3側に寄せられて当接した垂
直状の宙吊り状態で支持されるものである。(図右側参
照)
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明においては、瓦焼成台車
に対する一枚当たりの瓦の載置に最低必要なスペースを
可及的に少なくして、より多くの瓦を載置可能とするこ
とができ、瓦の焼成効率を可及的に高めることができる
とともに、瓦焼成台車の瓦載置部に対する瓦の載置支持
の状態の安定化を一層良化することができる。
【0018】次に、請求項2に記載の発明においては、
瓦焼成台車の瓦載置部に対する瓦の支持装置として、瓦
焼成台車に対する一枚当たりの瓦の載置に最低必要なス
ペースを可及的に少なくして、より多くの瓦を載置可能
とすることができ、瓦の焼成効率を可及的に高めること
ができるとともに、瓦焼成台車の瓦載置部に対する瓦の
載置支持の状態の安定化を一層良化することができる。
【0019】また、請求項3に記載の発明においては、
瓦を常に背受け部材側に傾倒するように載置することが
でき、瓦の載置支持の状態の安定化を一層良化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】瓦の支持装置の全体を示す側断面図である。
【図2】同じく正断面図である。
【図3】瓦の載置支持状態を示す説明図である。
【図4】同じく載置支持状態を示す説明図である。
【図5】別の実施の形態を示す説明図である。
【図6】さらに別の実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 棚板部材 2 載置部 2a 載置隅部 2b 下部載置面 2c 側部逃がし面 3 背受け部材 W 瓦

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦焼成台車の瓦載置部に対し瓦をその一
    方端面を利用して所定の間隔をおいて起立状態で支持す
    る方法であって、瓦を一方向への傾倒可能に載置すると
    ともに、該瓦の傾倒方向で常にその瓦の傾倒時の自重が
    付与されるように受承しながら該瓦をほぼ垂直状態で支
    持する瓦焼成台車における瓦の支持方法。
  2. 【請求項2】 瓦焼成台車の瓦載置部に対し瓦をその一
    方の端面を利用して所定の間隔をおいて起立状態で支持
    する装置であって、瓦を一方向への傾倒可能に載置する
    載置部と、該瓦の傾倒方向の前方にほぼ垂直状に立設さ
    れた背受け部材とからなり、この背受け部材に対して該
    瓦を傾倒方向で常にその瓦の傾倒時の自重が付与される
    ように構成してなる瓦焼成台車における瓦の支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の瓦焼成台車における瓦の
    支持装置であって、載置部は少なくとも瓦の一方端面の
    隅部に対応する載置隅部と、該載置隅部から下がり勾配
    の下部載置面とを有する瓦焼成台車における瓦の支持装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7504137B2 (en) 2002-04-05 2009-03-17 Flexplay Technologies, Inc. Limited play optically-readable medium with liquid crystals and methodology therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7504137B2 (en) 2002-04-05 2009-03-17 Flexplay Technologies, Inc. Limited play optically-readable medium with liquid crystals and methodology therefor

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