JPH0740601Y2 - 支柱立設装置 - Google Patents

支柱立設装置

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JPH0740601Y2
JPH0740601Y2 JP7346390U JP7346390U JPH0740601Y2 JP H0740601 Y2 JPH0740601 Y2 JP H0740601Y2 JP 7346390 U JP7346390 U JP 7346390U JP 7346390 U JP7346390 U JP 7346390U JP H0740601 Y2 JPH0740601 Y2 JP H0740601Y2
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JP
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recumbent
column
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placing portion
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JP7346390U
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English (en)
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JPH0431962U (ja
Inventor
雅敏 苗加
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
(考案の目的) (産業上の利用分野) この考案は、支柱を立設するのに用いる支柱立設装置に
係わり、とくに、梁,桁等の横臥材を斜めに取付けた支
柱を立設するのに利用する支柱立設装置に関するもので
ある。 (従来の技術) 従来、梁,桁等の横臥材を斜めに取付けた支柱を立設す
るに際しては、例えば、第5図に示すように、片持梁付
支柱51の下端51a側を基礎穴60の上方で図示しない一方
の作業者が支えた状態で、図示しない他方の作業者が梁
52の部分を矢印A方向に起こし、前記下端51aを基礎穴6
0に落し込むのに続いて、第6図に示すように、片持梁
付支柱51を基礎穴60内で鉛直に立てた状態で一方の作業
者が矢印B,Cの両方向から支えている間に、他方の作業
者が材木で組み上げたつっかい61を梁52の部分の先端側
にあてがい、さらに、第7図に示すように、片持梁付支
柱51につっかい62をあてがってしばり付けた状態で基礎
穴60にモルタルを流し込み、このモルタルが乾燥するま
でこの状態を維持するようにしていた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、従来にあっては、上述したようにして片持梁
付支柱51を立設するようにしていたことから、この作業
には、部材の取扱いや位置決めに熟練した作業者を複数
必要とするため、昨今の人手不足の状況下では、このよ
うな施工は建築現場に受け入れられなくなってきている
という問題点を有していた。 また、モルタルが乾燥するまでの間は、つっかい61,62
によって片持梁付支柱51を支えていたため、姿勢の保持
が完全であるとは言えないという問題点がありこれらの
問題点を解決することが従来の課題となっていた。 (考案の目的) この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたも
ので、横臥材を斜めに取付けた支柱を特別な熟練を必要
とすることなくかつ1人で簡単に立設することが可能で
あると共に、支柱を固定するまでの姿勢保持を確実に行
うことができる支柱立設装置を提供することを目的とし
ている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案は、梁,桁等の横臥材を斜めに取付けた支柱を
立設する支柱立設装置であって、 前記横臥材を載せる横臥材載置部と、前記横臥材載置部
を上昇・下降させる載置部駆動手段を備え、前記横臥材
載置部には、当該横臥材載置部に前記横臥材を載せて前
記載置部駆動手段により上昇させた状態において前記支
柱を鉛直方向に向かせる前記横臥材の傾斜角度に合わせ
た勾配を付けた構成としたことを特徴としており、この
支柱立設装置の構成を前述した従来の課題を解決するた
めの手段としている。 そして、一実施態様においては、横臥材載置部には、支
柱を立設するまでの間横臥材が横臥材載置部の勾配方向
と直角方向に位置ずれするのを防止する横臥材保持部を
複数設けた構成としている。 この考案に係わる支柱立設装置の載置部駆動手段には、
エアマットレスを多数積層してなるエアマットレス式ジ
ャッキや、パンタグラフ形の油圧式ジャッキを採用する
ことが可能である。 (考案の作用) この考案に係わる支柱立設装置では、上記した構成を有
しているので、支柱に斜めに取付けた横臥材を横臥材載
置部に載せ、この横臥材載置部を載置部駆動手段の作動
により上昇させると、支柱は鉛直方向に向かう状態とな
る。 そして、支柱の横臥材を横臥材載置部の勾配下り方向に
ずらしたのち、横臥材載置部を下降させると、支柱の下
端部は所定の立設場所、例えば基礎穴内に位置すること
となり、このときの姿勢は、載置部駆動手段を作動させ
ない限り保持されることとなる。 次いで、この状態で基礎穴にモルタルを流し込んで乾燥
させることにより、支柱は所定の姿勢でかつ所定の位置
に立設することとなる。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第4図はこの考案に係わる支柱立設装置の
一実施例を示すものである。 図に示す支柱立設装置1は、地面Eに当接するベースプ
レート2と、片持梁付支柱21の上端に斜めに取付けた梁
(横臥材)22を載せる梁載せプレート(横臥材載置部)
3を備えていると共に、両プレート2,3間に、梁載せプ
レート3を上昇・下降させる載置部駆動手段としてのエ
アマットレス式ジャッキ10を備えている。 前記エアマットレス式ジャッキ10は、図示しない空気供
給手段を備えると共に、多数のエアマットレス11を積層
してなるものであって、連続する2個のエアマットレス
11,11を一組として、各組にそれぞれ注・排気チューブ1
2が設けてあり、各組に対して個別に空気の充填・排気
を行うことにより、梁載せプレート3の高さを微調整す
ることができるようにしてある。 この場合、エアマットレス式ジャッキ10の梁載せプレー
ト3の下面に当接する上端エアマットレス13は、これを
膨らませた状態において梁22の傾斜角度θに合わせた勾
配を梁載せプレート3に付けることができるように形成
してあり、このエアマットレス式ジャッキ10の各エアマ
ットレス11,・・・,11,13に空気を充填することによっ
て、梁22を載せた招待の梁載せプレート3を上昇させた
際に、片持梁付支柱21を鉛直方向に向かせることができ
るようにしてある。 また、この実施例では、梁載せプレート3の上面でかつ
前記勾配が付けられる方向に沿って、溝状の梁保持部
(横臥材保持部)3aが複数(この実施例では3個)設け
てあり、この梁保持部3aの幅を梁22の幅とほぼ等しくす
ることによって、梁22を梁載せプレート3に載せて上昇
させる際に、梁22が梁載せプレート3の勾配方向と直角
方向に横ずれするのを防止するようにしてある。 さらに、両プレート2,3の各々の対角位置には、各プレ
ート2,3が下端に位置するエアマットレス11および上端
エアマットレス13からそれぞれ外れるのを防止するガイ
ド2bおよび3bが設けてあると共に、梁載せプレート3を
その上限位置ないし上限位置近傍まで上昇させた際に、
両ガイド2b,3b間に、第1図に仮想線で示すワイヤ5,5を
掛けわたすことにより、エアマットレス11,・・・,11,1
3が互いに水平方向にずれるのを防止するようにしてあ
る。 次に、この支柱立設装置1によって、片持梁付支柱21を
地面Eに設けた基礎穴Hに立設する要領を説明する。 まず、梁載せプレート3を上昇させた際にこの梁載せプ
レート3に付く勾配の下り側に基礎穴Hが位置するよう
にして支柱立設装置1を設置する(第1図に示す状
態)。 次いで、第3図に示すように、エアマットレス式ジャッ
キ10のエアマットレス11,・・・,11,13をたたんだ状態
で、梁載せプレート3の梁保持部3a,3a,3aに、仮想線で
示す寝かせた状態の片持梁付支柱21の梁22の部分および
梁単体23,23を載せるのに続いて、第4図に示すよう
に、エアマットレス式ジャッキ10の下側のエアマットレ
ス11から順に図示しない空気供給手段によって空気の充
填を行い、梁載せプレート3を徐々に上昇させ、第1図
に示すようにして、梁載せプレート3をその上限位置な
いし上限位置近傍に位置させる。 このとき、梁載せプレート3には、上端エアマットレス
13への空気の充填によって、梁22の傾斜角度θに合わせ
た勾配が付けられた状態となるので、片持梁付支柱21は
鉛直方向を向くこととなる。 そして、この状態で梁22を梁載せプレート3の梁保持部
3aに沿って、勾配下り方向の矢印P方向に滑らせて片持
梁付支柱21を矢印Q方向に平行移動させ、片持梁付支柱
21を基礎穴Hの上方に位置させる。 次いで、第2図に示すように、エアマットレス式ジャッ
キ10の下側のエアマットレス11から順に排気を行って梁
載せプレート3を下降させ、片持梁付支柱21の下端21a
を基礎穴Hの底に設けた土台HBに当接させる。 そして、この基礎穴H内に、図示しないモルタルを流し
込んで乾燥させることにより、片持梁付支柱21は、所定
の姿勢でかつ所定の位置に立設することとなる。 この場合、モルタルが乾燥するまでは、支柱立設装置1
は、そのエアマットレス式ジャッキ10を作動させない限
り、第2図に示す状態が変わらないので、片持梁付支柱
21の姿勢は確実に保持されることとなる。 また、梁載せプレート3には、梁保持部3aが設けてある
ので、これらの一連の作業の間、梁22が梁載せプレート
3の勾配方向と直角方向に位置ずれすることがなく、さ
らに、梁載せプレート3を上限位置ないし上限位置近傍
に上昇させた状態では、両プレート2,3の各ガイド2b,3b
間にワイヤ5,5を掛けわたすので、梁載せプレート3上
で梁22を滑らせる場合に、エアマットレス11,・・・,1
1,13が互いに水平方向にずれることはない。 以上説明してきたように、この実施例では、載置部駆動
手段としてエアマットレス式ジャッキ10を採用すると共
に、このエアマットレス式ジャッキ10と両プレート2,3
とを分離できる構成としてあることから、エアマットレ
ス11,・・・,11,13をたたむことにより、この支柱立設
装置1を1人で持ち運ぶことが可能となる。 また、梁載せプレート3に梁保持部3aを複数設けたこと
から、梁載せプレート3を上昇させる際や、梁22と梁載
せプレート3上で滑らせる際に、片持梁付支柱21が、梁
載せプレート3に付いた勾配方向と直角方向に位置ずれ
するのを防止できると共に、複数の片持梁付支柱21を同
時に立ち上がらせたり、複数の梁単体23を同時に持ち上
げたりすることができる。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わる支柱立設装
置は、支柱に斜めに取付けた横臥材を載せる横臥材載置
部と、前記横臥材載置部を上昇・下降させる載置部駆動
手段を備え、前記横臥材載置部には、当該横臥材載置部
に前記横臥材を載せて前記載置部駆動手段により上昇さ
せた状態において前記支柱を鉛直方向に向かせる前記横
臥材の傾斜角度に合わせた勾配を付けた構成としたか
ら、横臥材を斜めに取付けた支柱を特別な熟練を必要と
することなくかつまた1人で簡単に立設することができ
ると共に、支柱を固定するまでの姿勢の保持を確実に行
うことが可能になるという極めて優れた効果をもたら
す。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案に係わる支柱立設装置の
一実施例を示し、第1図は支柱を持ち上げた状態を示す
側面説明図、第2図は支柱の立設姿勢を保持している状
態を示す側面説明図、第3図は梁載せプレート(横臥材
載置部)を下降させた状態を示す斜視説明図、第4図は
梁載せプレート(横臥材載置部)の上方への移動を開始
した状態を示す斜視説明図、第5図ないし第7図は従来
における支柱の立設要領を示すそれぞれ斜視説明図であ
る。 1……支柱立設装置、3……梁載せプレート(横臥材載
置部)、3a……梁保持部(横臥材保持部)、10……エア
マットレス式ジャッキ(載置部駆動手段)、21……片持
梁付支柱、22……梁(横臥材)、θ……梁の傾斜角度。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁,桁等の横臥材を斜めに取付けた支柱を
    立設する支柱立設装置であって、 前記横臥材を載せる横臥材載置部と、前記横臥材載置部
    を上昇・下降させる載置部駆動手段を備え、前記横臥材
    載置部には、当該横臥材載置部に前記横臥材を載せて前
    記載置部駆動手段により上昇させた状態において前記支
    柱を鉛直方向に向かせる前記横臥材の傾斜角度に合わせ
    た勾配を付けたことを特徴とする支柱立設装置。
  2. 【請求項2】横臥材載置部には、支柱を立設するまでの
    間横臥材が横臥材載置部の勾配方向と直角方向に位置ず
    れするのを防止する横臥材保持部を複数設けた請求項第
    (1)項記載の支柱立設装置。
JP7346390U 1990-07-11 1990-07-11 支柱立設装置 Expired - Lifetime JPH0740601Y2 (ja)

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JP7346390U JPH0740601Y2 (ja) 1990-07-11 1990-07-11 支柱立設装置

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JPH0431962U JPH0431962U (ja) 1992-03-16
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