JPH11279231A - 塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH11279231A
JPH11279231A JP8484198A JP8484198A JPH11279231A JP H11279231 A JPH11279231 A JP H11279231A JP 8484198 A JP8484198 A JP 8484198A JP 8484198 A JP8484198 A JP 8484198A JP H11279231 A JPH11279231 A JP H11279231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
magnetic
magnetic recording
resin composition
based copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8484198A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriki Fujii
紀希 藤井
Takahiro Omura
貴宏 大村
Koichi Nakagawa
浩一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP8484198A priority Critical patent/JPH11279231A/ja
Publication of JPH11279231A publication Critical patent/JPH11279231A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い反応性を有することにより磁性粉末の分
散性向上、接着性付与、官能基との反応性付与等の機能
を付加することができる塩化ビニル系共重合体、及び、
これを用いた磁気記録用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 塩化ビニルと、下記一般式(1); CH2 =C(CH2 OH)COOR (1) (式中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基を表す。)で
表されるα−(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキル
エステルとからなることを特徴とする塩化ビニル系共重
合体、及び、これを含有する磁気記録用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル系共重
合体及びこの塩化ビニル系共重合体を含有する磁気記録
用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ、磁気ディスク等に用
いられる磁気記録体は、磁性粉末、樹脂、溶剤等を含む
磁性塗料を、ポリエステルフィルム等の基材上に塗布し
た後、磁性粉末を配向させ、更に、加熱、乾燥を行うこ
とにより製造される。近年のマルチメディアの発展に伴
い、磁気記録体は、単に磁気特性に優れていることが要
求されるだけでなく、磁気ヘッド等との摺動特性や、耐
摩耗特性等の耐久性に優れていることが要求され、従っ
て、樹脂記録体に用いられる樹脂にも、耐摩耗性や耐熱
性等が要求される。
【0003】特公昭51−1757号公報及び特公昭5
2−50204号公報には、塩化ビニルと2−ヒドロキ
シプロピルアクリレートとからなる共重合体が、他のワ
ニス原料との相溶性が良好な塗膜形成用樹脂として用い
る技術が開示されている。
【0004】これらの樹脂組成物、重合体中に水酸基を
導入することにより架橋反応を活性化させて樹脂の特性
を向上させようとするものであり、耐摩耗性や耐熱性等
の特性を備えていることから、磁気記録体の磁性塗料用
樹脂として用いられている。しかし、最近の磁気記録体
の高密度記録化の要求に伴い、微粒子化された磁性粉末
が使用されるようになってきているが、これらの樹脂組
成物は、微粒子化された磁性粉末を充分に分散させるこ
とができないという問題点を有していた。
【0005】また、その他の塩化ビニル系共重合体にお
いても、微細な無機粉末を充分に分散させることがで
き、架橋剤による硬化性、接着性等の種々の特性に優
れ、多くの用途に用いることができるものは、殆どなか
った。
【0006】ところで、塩化ビニルを重合成分とする塩
化ビニル系共重合体は、上に述べた磁気記録用樹脂組成
物の分野のみではなく種々の分野において活用されてお
り、その用途に応じた品質改良等の研究が進んでいる。
【0007】そこで、塩化ビニル系樹脂重合体が、高い
反応性を有する基を含有するものである場合には、上で
触れた磁気記録体の磁性塗料における磁性粉末の分散性
の向上やイソシアネートとの架橋点付与等の機能ばかり
ではなく、上記高反応性に基づいて発現する接着性の付
与、各種官能基との反応点付与等について、多くの先端
技術開発に役立つことが予想され、塗料、繊維、高分子
キレート剤等の用途への展開が期待されうるものとな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、高い反応性を有することにより磁性粉末の分散性向
上、接着性付与、官能基との反応性付与等の機能を付加
することができる塩化ビニル系共重合体、及び、これを
用いた磁気記録用樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化ビニル
と、下記一般式(1); CH2 =C(CH2 OH)COOR (1) (式中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基を表す。)で
表されるα−(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキル
エステルとからなることを特徴とする塩化ビニル系共重
合体である。以下に本発明を詳述する。
【0010】本発明の塩化ビニル系共重合体は、塩化ビ
ニルとα−(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキルエ
ステルとからなる。本明細書において、「とからなる」
とは、これらの成分のみからなることのみを意味するも
のではなく、これらの成分を必須成分とし、その他の成
分をも含有してもよいことを意味する。
【0011】上記塩化ビニル、及び、上記α−(ヒドロ
キシメチル)アクリル酸アルキルエステルは、いずれも
重合性不飽和二重結合を有しており、共重合体を製造す
るためのモノマーとして用いることができる。上記α−
(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキルエステルのア
ルキル基としては炭素数1〜4のものであれば特に限定
されず、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基等が挙げられる。
【0012】本発明の塩化ビニル系共重合体を構成する
モノマーとしては、上記した塩化ビニル及びα−(ヒド
ロキシメチル)アクリル酸アルキルエステルのほか、こ
れらと共重合可能な重合性モノマー等が挙げられ、例え
ば、エチレン、プロピレン、1−ヘキセン等のα−オレ
フィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニル
エステル類;ブチルビニルエーテル、セチルビニルエー
テル、フェニルビニルエーテル等のビニルエーテル類;
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;
(メタ)アクリロニトリル等のシアン化ビニル類;塩化
ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;N
−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド
等のN−置換マレイミド類;メチルメタクリレート、n
−ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート類
等が挙げられる。これらは、1種であっても2種以上で
あってもよい。
【0013】上記塩化ビニル、上記α−(ヒドロキシメ
チル)アクリル酸アルキルエステル、及び、上記これら
と共重合可能な重合性モノマーを共重合して、共重合体
を得る場合の各モノマーの量比については特に限定され
ないが、塩化ビニル成分が、99〜50重量%、α−
(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキルエステル成分
が、1〜50重量%、その他の共重合可能な重合性モノ
マー成分が、0〜10重量%であることが好ましい。こ
こに、0〜10重量%とは、その他の共重合可能な重合
性モノマー成分を用いてもよいが、用いる場合は10重
量%以下の範囲で用いることを意味する。
【0014】α−(ヒドロキシメチル)アクリル酸アル
キルエステル成分が、1重量%未満であると、本発明の
塩化ビニル系共重合体の反応性が低下するので磁性粉と
した場合の分散性が低下し、50重量%を超えると、本
発明の塩化ビニル系共重合体の反応性が高くなりすぎて
磁性層を形成したときの耐湿性が低下する。その他の共
重合可能な重合性モノマー成分が10重量%を超える
と、本発明の塩化ビニル系共重合体としての性質が低下
するので、樹脂組成物としての物理的性質が低下して磁
気記録用として使用することが困難となる。
【0015】上記各成分を用いて本発明の塩化ビニル系
共重合体を得る方法としては特に限定されず、例えば、
乳化重合、塊状重合、溶液重合、懸濁重合等が挙げられ
る。上記溶液重合において用いることができる溶剤とし
ては特に限定されず、例えば、n−ヘキサン、メタノー
ル、エタノール、その他の低級アルコール類のほか、一
般的に溶液重合に用いられる溶剤を使用することがで
き、これらの1種を用いても2種以上を混合して用いて
もよく、水と併用してもよい。
【0016】本発明の磁気記録用樹脂組成物は、上記塩
化ビニル系共重合体を含有してなるものである。上記磁
気記録用樹脂組成物は、上記塩化ビニル系共重合体に、
磁性層を形成するための磁性粉、又は、非磁性層を形成
するカーボンブラックや酸化チタン等の非磁性粉とを必
要に応じて配合することにより使用に供することができ
るが、更に、必要に応じてその他のウレタン樹脂及び添
加剤を配合して磁性塗料を調製し、これを支持体上に塗
布することにより磁性層又は非磁性層を形成する。
【0017】上記支持体としては、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリ
エステル樹脂;ポリオレフィン樹脂;セルローストリア
セテート、セルロースジアセテート等のセルロース誘導
体;ビニル系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリアミド系樹
脂等のフィルム又はシート;アルミニウム、銅等の非磁
性金属箔;紙、セラミックスシート等が挙げられる。
【0018】上記磁性層は、本発明の磁気記録用樹脂組
成物から得られる磁性塗料を塗布し乾燥することにより
形成することができ、上記非磁性層は、本発明の磁気記
録用樹脂組成物を塗布し乾燥することにより形成するこ
とができる。上記磁性塗料は、本発明の磁気記録用樹脂
組成物、磁性粉、及び、溶剤から得られる。
【0019】上記磁性粉としては、例えば、γ−Fe2
3 、Co含有のγ−Fe2 3 、Fe3 4 、Co含
有のFe3 4 、CrO2 、Co−Ni−P合金、Fe
−Co−Ni合金、Baフェライト、Srフェライト、
Fe合金、Co合金、Ni合金等の強磁性粉等が挙げら
れる。
【0020】上記溶剤としては、例えば、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸グリコールモノ
エチルエーテル等のエステル類;グリコールジメチルエ
ーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル類;メチレ
ンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロ
ロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン
等の塩素化炭化水素等が挙げられ、これらの1種を用い
ても2種以上を併用してもよく、更に、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類と併用してもよ
い。
【0021】上記磁性塗料中には、必要に応じて、硬化
剤、研磨剤、潤滑剤、分散剤、帯電防止剤、安定剤等の
各種添加剤を添加することができる。上記硬化剤として
は、例えば、ポリイソシアネート化合物等の公知のもの
を用いることができ、潤滑剤としては例えば、ジアルキ
ルポリシロキサン、フェニルポリシロキサン、フルオロ
アルキルポリシロキサン(アルキル基の炭素数が1〜5
のもの)等のシリコーンオイル、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン等の無機粉末、不飽和脂肪族炭化水素
等が挙げられる。
【0022】上記分散剤としては、例えば、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等の炭素
数12〜22の脂肪酸等が挙げられる。
【0023】上記帯電防止剤としては、例えば、カーボ
ンブラック等の導電性微粉末、アルキレンオキサイド
系、グリセリン系等のノニオン界面活性剤;高級アルキ
ルアミン類、第四級アンモニウム塩類等のカチオン界面
活性剤;カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基等の
酸性基を含むアニオン界面活性剤;アノミ酸類、アミノ
スルホン酸類等の両性界面活性剤等が挙げられる。
【0024】上記安定剤としては、例えば、C1735
OOM5 (式中、M5 は、Pb、Cd、Ba、Ca、Z
n、Mg、又は、Alを表す。)で表される金属石け
ん、有機錫マレート、有機錫メルカプト、メチル錫、ブ
チル錫、オクチル錫等の有機錫化合物等が挙げられる。
【0025】本発明の磁気記録用樹脂組成物を用いて磁
性塗料を製造するには、磁性粉末を、本発明の磁気記録
用樹脂組成物、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート
ポリウレタン樹脂を上記溶媒中に溶解したバインダー溶
液とともに、混練し分散する。上記混練には、二本ロー
ルミル、三本ロールミル、オープンニーダー、加圧ニー
ダー、連続ニーダー等で前分散し、ついで、サンドグラ
インダー、ボールミル等で後分散する方法を用いること
ができる。
【0026】磁気記録媒体を製造するには、支持体に磁
性層を形成した後、磁性層を電磁石(ソレノイド)中を
通して配向させる。
【0027】上記磁性塗料を上記支持体に塗布する方法
としては、エアードクターコート、ブレードコート、ロ
ッドコート、押出コート、エアナイフコート、スクイズ
コート、含浸コート、リバースロールコート、トランス
ファーロールコート、グラビアコート、キスコート、キ
ャストコート、スプレーコート、スピンコート等が挙げ
られる。
【0028】上記磁性層が、第一磁性層(上層)と第二
層(下層)の2層から構成される場合において、第二層
の非磁性粉末を分散するために、本発明の磁気記録用樹
脂組成物を使用してもよい。
【0029】上記非磁性粉末としては、例えば、カーボ
ンブラック、グラファイト、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、ZnS、MgCO3 、ZnO、CaO、二硫化モリ
ブデン、窒化ホウ素、MgO、SnO2 、SiO2 、C
rO3 、Cr2 3 、α−Al 2 3 、SiC、酸化セ
リウム、コランタム、人造ダイアモンド、α−酸化鉄、
ザクロ石、ケイ石、窒化ケイ素、炭化ケイ素、炭化モリ
ブデン、炭化タングステン、チタンカーバイド、トリポ
リ、ケイソウ土、ドロマイト等が挙げられる。また、非
磁性層は、磁性層の製造と同様にして製造することがで
きる。
【0030】上記磁気記録媒体は、例えば、オーディオ
用カセットテープ、VTRテープ、DAT用テープ、コ
ンピュータ用テープ、データストレージ用テープ等の磁
気テープ;フロッピィディスク等の磁気ディスク;磁気
カードとして使用することができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0032】実施例1 攪拌機を備えたジャケット付き耐圧重合器に、メタノー
ル220重量部、重合開始剤としてα−クミルパーオキ
シネオデカノエート0.7重量部を仕込み、密閉して残
存する空気を除去した後、塩化ビニル71重量部を圧入
し、次いで、後添加組成物として、塩化ビニル29重量
部、エチルα−(ヒドロキシメチル)アクリレート15
重量部、及び、メタノール14重量部の混合モノマー組
成物のうちの2.5重量%を圧入し、重合器のジャケッ
トより43℃に加熱した。
【0033】内温が43℃に到達した直後より、上記の
混合モノマーを5分おきに60回に分けて添加した。最
後の添加が終了して10分後に冷却し、内温を25℃に
して重合反応を停止した。その後、未反応の塩化ビニル
を排除して、スラリーを取り出し、これをイオン交換水
で洗浄し、脱水、乾燥した。こうして得られた塩化ビニ
ル系共重合体について、JIS K 6721により重
合度を測定し、また、無水酢酸−ピリジン法により、水
酸基の定量を行い、また、酸素フラスコ燃焼法により塩
素含有量を測定して塩化ビニル成分を定量し、塩化ビニ
ル系共重合体の成分組成を求めた。また、下記の方法に
より各特性を調べた。結果を表1に示した。
【0034】角形比 メタル磁性粉(BET値60m2 /g)100重量部、
塩化ビニル系樹脂10重量部、ウレタン樹脂(武田薬品
工業社製、タケラックE780)10重量部、混合溶剤
(メチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノンを
2:1:1の割合で混合した溶剤)175重量部、1/
2インチSUSボール400重量部を、ガラス瓶に充填
し、ペイントシェイカー(レッドデビル社製)で6時間
分散させた後、架橋剤としてポリイソシアネート(日本
ポリウレタン工業社製、コロネートL)1.14重量部
を加え、更に30分間振盪させて磁性塗料を調製した。
この塗料を、ポリエステルフィルム上に乾燥後の膜厚が
5μmとなるように塗布した後、磁場配向させて乾燥し
た。この磁性塗膜を、7.0cm×4.5cmに切り出
して、直流磁化特性記録装置(横河電気社製T/325
6−30)により測定した。
【0035】光沢度 上記角形比測定に供した磁性塗膜を、デジタル変角光沢
計(日本電色工業社製、VG−1G)を用いて入射角6
0度の反射率を測定した。
【0036】実施例2〜5、比較例1〜5 表1に示したように後添加組成物中の組成を変えたこと
以外は実施例1と同様にして重合を行い、同様にして測
定した。結果を表1に示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系共重合体は、新規
共重合体であり、優れた反応性を有していて、種々の分
野において用いることができる。本発明の塩化ビニル系
共重合体を用いた磁気記録用樹脂組成物は、磁性粉との
親和性に優れ、磁性粉を高密度、高配向で磁性層に充填
することができ、高品質の磁気記録媒体を安定して製造
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 浩一 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒機能開発研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニルと、下記一般式(1); CH2 =C(CH2 OH)COOR (1) (式中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基を表す。)で
    表されるα−(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキル
    エステルとからなることを特徴とする塩化ビニル系共重
    合体。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル成分が、99〜50重量%、
    α−(ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキルエステル
    成分が、1〜50重量%、その他の共重合可能な不飽和
    単量体成分が、0〜10重量%である請求項1記載の塩
    化ビニル系共重合体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の塩化ビニル系共重
    合体を含有することを特徴とする磁気記録用樹脂組成
    物。
JP8484198A 1998-03-31 1998-03-31 塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物 Withdrawn JPH11279231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8484198A JPH11279231A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8484198A JPH11279231A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11279231A true JPH11279231A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13842029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8484198A Withdrawn JPH11279231A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11279231A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115097A (ja) * 1999-05-11 2001-04-24 Tosoh Corp 表面処理用添加剤およびそれよりなる表面処理用組成物、並びにその用途
JP2008201895A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Fujifilm Corp フィルム用組成物、フィルム、光学フィルム用組成物及び光学フィルム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115097A (ja) * 1999-05-11 2001-04-24 Tosoh Corp 表面処理用添加剤およびそれよりなる表面処理用組成物、並びにその用途
JP2008201895A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Fujifilm Corp フィルム用組成物、フィルム、光学フィルム用組成物及び光学フィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61104427A (ja) 磁気記録媒体
KR100232244B1 (ko) 자기 기록 매체
JPS63229612A (ja) 磁気記録媒体
JPH11279231A (ja) 塩化ビニル系共重合体及び磁気記録用樹脂組成物
EP0363534B1 (en) Magnetic powder, aqueous coating material containing the same and magnetic recording medium
JPH059843B2 (ja)
JPH07109394A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた磁気記録媒体
US5053273A (en) Magnetic powder coated with a copolymer of polyoxyethylene allyl methyl diether and maleic anhydride
KR910006152B1 (ko) 자기 기록 매체
JP5424962B2 (ja) 磁気記録媒体用結合剤、磁気記録媒体用組成物、および磁気記録媒体
KR100225020B1 (ko) 자기 기록 매체
JP2564145B2 (ja) ディスク状磁気記録媒体
JP2628186B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3380911B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2564144B2 (ja) ディスク状磁気記録媒体
JPH072946A (ja) 塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂及び磁気記録媒体
JPH0580728B2 (ja)
JP5616834B2 (ja) 磁気記録媒体および磁気記録媒体用結合剤組成物
JP5424796B2 (ja) 磁気記録媒体用結合剤、磁気記録媒体用組成物、および磁気記録媒体
JP5501168B2 (ja) 磁気記録媒体用結合剤およびその製造方法、磁気記録媒体用組成物、ならびに磁気記録媒体
JPH07118595A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた磁気記録媒体
JPH06274849A (ja) 塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂組成物及び磁気記録媒体
JPH07110933A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた磁気記録媒体
JPS629521A (ja) 磁気記録媒体
JPH0149426B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050331

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050510