JPH1127818A - 通信用ケーブルの架線方法及びそれに用いるケーブル支持具 - Google Patents

通信用ケーブルの架線方法及びそれに用いるケーブル支持具

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JPH1127818A
JPH1127818A JP18100297A JP18100297A JPH1127818A JP H1127818 A JPH1127818 A JP H1127818A JP 18100297 A JP18100297 A JP 18100297A JP 18100297 A JP18100297 A JP 18100297A JP H1127818 A JPH1127818 A JP H1127818A
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JP
Japan
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communication cable
cable
suspension line
stringing
communication
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Withdrawn
Application number
JP18100297A
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English (en)
Inventor
Takashi Irie
孝 入江
Hiroshi Shibata
博司 柴田
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1127818A publication Critical patent/JPH1127818A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性及び安全性に優れた通信用ケーブルの
架線方法及びそれに用いるケーブル支持具を提供する。 【解決手段】請求項1の発明は、弾性板の上端を吊線へ
のクリップ部とし、弾性板の下端をU字状に屈曲させて
通信用ケーブルの保持部としたケーブル支持具4を用
い、車上で吊線1と通信用ケーブル3とを所定間隔で連
結しながら電柱2、2間に架線する。請求項2の発明
は、電柱間に吊線1を予め架線しておき、通信用ケーブ
ル3を内包したスリットチューブを、吊線に沿って移動
する治具により吊線に連続的に取り付けて行く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電柱間への通信用ケー
ブルの架線方法及びそれに用いるケーブル支持具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱間に通信用ケーブルを架線す
るには、主として図5に示すようなケーブル支持具50
が用いられている。このケーブル支持具50は、鋼鉄線
を図示のように両端部と中央部が垂直となるように捩じ
り、中央部を当てゴム51を備えたケーブル保持部52
とし、上部の両端部を吊線クリップ部53としたもので
ある。
【0003】しかしこのケーブル支持具50は人の手に
よって複雑に捩じりながら吊線1に取り付ける必要があ
り、機械的に取り扱うことが困難である。このため、従
来はまず図6に示すように電柱2、2間に吊線1を架線
したうえ、図7に示すように人がはしごを掛けて吊線1
まで登り、通信用ケーブル3を持ち上げながら上記のケ
ーブル支持具50により60〜80cm間隔で通信用ケ
ーブル3を吊線1に取り付けて行く方法が採用されてき
た。
【0004】しかしこのような従来の通信用ケーブルの
架線方法は、はしごを少しずつ移動させながら架線作業
を行う必要があるため、作業性が悪いうえに安全性も良
くないという問題があった。また従来のケーブル支持具
50はその構造上、後から通信用ケーブル3を増設する
ことが困難であるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、作業性及び安全性に優れた新規な通
信用ケーブルの架線方法を提供することを第1の目的と
するものである。また本発明の第2の目的は、この架線
方法に用いるに適し、しかも通信用ケーブルの増設にも
対応できるケーブル支持具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を解決
するためになされた請求項1の通信用ケーブルの架線方
法は、車上に積載されたドラムから吊線と通信用ケーブ
ルとを繰り出し、吊線へのクリップ部と通信用ケーブル
の保持部とを備えたケーブル支持具により車上で吊線と
通信用ケーブルとを所定間隔で連結しながら電柱間に架
線することを特徴とするものである。また同一の目的を
解決するためになされた請求項2の通信用ケーブルの架
線方法は、電柱間に吊線を架線しておき、通信用ケーブ
ルを内包したスリットチューブを、吊線に沿って移動す
る治具により吊線に連続的に取り付けて行くことを特徴
とするものである。さらに上記の第2の目的を解決する
ためになされた請求項3のケーブル支持具は、弾性板の
上端を屈曲させて吊線へのクリップ部を形成するととも
に、弾性板の下端をU字状に屈曲させて通信用ケーブル
の保持部を形成したことを特徴とするものである。
【0007】以下に具体的に説明する通り、請求項1の
通信用ケーブルの架線方法によれば、吊線と通信用ケー
ブルとの連結を地上側において行うことができるので、
従来に比べて安全にかつ作業性よく通信用ケーブルを電
柱間に架線することができる。また請求項2の通信用ケ
ーブルの架線方法によれば、予め吊線を電柱間に架線し
ておく必要はあるものの、この吊線への通信用ケーブル
の取り付けはスリットチューブ及び治具によって機械的
かつ連続的に行うことができ、従来の架線方法に比べて
安全にかつ作業性よく通信用ケーブルを電柱間に架線す
ることができる。
【0008】更に請求項3のケーブル支持具によれば、
請求項1の通信用ケーブルの架線方法を円滑に実施でき
るとともに、弾性板の下端をU字状に屈曲させて通信用
ケーブルの保持部を形成してあるため、この通信用ケー
ブルの保持部の容量が許す限り、通信用ケーブルの増設
にも対応することができる利点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に各発明の好ましい実施の形
態を示す。図1は請求項1の通信用ケーブルの架線方法
の説明図、図2はこの架線方法に用いられるケーブル支
持具の斜視図である。まず図2のケーブル支持具4につ
いて説明すると、このケーブル支持具4は弾性に優れた
金属板または硬質樹脂板等の弾性板よりなり、その上端
を吊線1の径に対応させて内向きに小さい曲率半径で屈
曲させ、吊線1へのクリップ部5を形成してある。この
クリップ部5は端部に下向きの開口部6を備え、この開
口部6から吊線1を強制的に押し込むことにより、ケー
ブル支持具4を吊線1に固定することができる。
【0010】またケーブル支持具4の下端はU字状に屈
曲させ、通信用ケーブル3の保持部7としてある。この
保持部7は上向きの開口部8を備え、この開口部8から
通信用ケーブル3を落とし込むことにより、ケーブル支
持具4に複数本の通信用ケーブル3を保持させることが
できる。この開口部8は通信用ケーブル3の脱落を防止
できる程度に狭くなっているが、端部に外向きのアール
部9を形成することにより開口部8を弾性的に押し開
き、通信用ケーブル3を強制的に挿入できるようになっ
ている。
【0011】しかもU字状の保持部7の底部のサイズは
通信用ケーブル3の外径よりもやや大きく、通信用ケー
ブル3が保持部7の内部で長手方向にスライドできるよ
うになっている。また図示されていないが、この保持部
7の内側にゴム等の軟質部材を張りつけておくこともで
きる。
【0012】このケーブル支持具4を用いて通信用ケー
ブルを架線するには、図1に示すように作業用車10上
に積載されたドラム11、12から吊線1と通信用ケー
ブル3とを同時に繰り出しながら、車上で上記のケーブ
ル支持具4により吊線1と通信用ケーブル3とを60〜
80cm程度の所定間隔で連結する。このようにして両
者を地上側で連結したうえ、電柱2、2間に架線してい
く。なおこのケーブル支持具4による連結は人手によっ
ても機械的に行ってもよいが、人手による場合にも地上
側で作業を行えるので安全性にすぐれ、また作業性に優
れる利点がある。
【0013】図3と図4は、請求項2の通信用ケーブル
の架線方法の説明図である。この方法では、予め電柱
2、2間に吊線1を架線しておく。そしてスリットチュ
ーブ13と治具14とを用いて通信用ケーブル3を吊線
1に連続的に取り付けて行く。
【0014】このスリットチューブ13は、樹脂板また
は軟質金属板に幅方向の多数のスリットを形成したもの
であり、専用の治具14を用いて幅方向の両端を連続的
に丸く折り曲げ、チューブ状に成形して用いるものであ
る。このスリットチューブ13と治具14自体は、ホー
スの保護や配電盤内部の電線結束用として市販されてい
るものである。治具14はスリットチューブ13の供給
口15と装着物入口16と取手17とを備えている。取
手17によりこの治具14を移動させると、供給口15
から供給されるスリットチューブ13は装着物の外周に
連続的に巻きついて行く。
【0015】通常の使用法では、供給口15からはスリ
ットチューブ13のみが供給される。しかし請求項2の
発明では、スリットチューブ13に通信用ケーブル3を
内包させて治具14の供給口15から送り込む。これら
のスリットチューブ13と通信用ケーブル3とは作業用
車のドラムから繰り出されるようにしておく。そこで図
3のように電柱2、2間に予め架線しておいた吊線1に
治具14をセットし、隣接する電柱2から吊線1に沿っ
て治具14を引き寄せれば、図4のように治具14は吊
線1上を移動しつつ、通信用ケーブル3を内包させたス
リットチューブ13を吊線1に連続的に取り付けて行
く。
【0016】この請求項2の通信用ケーブルの架線方法
は、予め電柱2、2間に吊線1を架線しておく必要はあ
るものの、従来のようにはしごを必要とせず、通信用ケ
ーブル3を連続的に架線できる利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本願の請求項
1、2の発明によれば、従来に比べて安全にかつ作業性
よく通信用ケーブルを電柱間に架線することができる。
また請求項3のケーブル支持具は、請求項1の通信用ケ
ーブルの架線方法を実施するために用いることができる
うえ、通信用ケーブルの増設にも対応できる等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の通信用ケーブルの架線方法の説明図
である。
【図2】請求項3のケーブル支持具の斜視図である。
【図3】請求項2の通信用ケーブルの架線方法の説明図
である。
【図4】請求項2の通信用ケーブルの架線方法の説明図
である。
【図5】従来のケーブル支持具の斜視図である。
【図6】従来の通信用ケーブルの架線方法の説明図であ
る。
【図7】従来の通信用ケーブルの架線方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 吊線、2 電柱、3 通信用ケーブル、4 ケーブ
ル支持具、5 クリップ部、6 開口部、7 保持部、
8 開口部、9 アール部、10 作業用車、11 ド
ラム、12 ドラム、13 スリットチューブ、14
治具、15 スリットチューブの供給口、16 装着物
入口、17 取手、50 従来のケーブル支持具、51
当てゴム、52 ケーブル保持部、53 吊線クリッ
プ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車上に積載されたドラムから吊線と通信
    用ケーブルとを繰り出し、吊線へのクリップ部と通信用
    ケーブルの保持部とを備えたケーブル支持具により車上
    で吊線と通信用ケーブルとを所定間隔で連結しながら電
    柱間に架線することを特徴とする通信用ケーブルの架線
    方法。
  2. 【請求項2】 電柱間に吊線を架線しておき、通信用ケ
    ーブルを内包したスリットチューブを、吊線に沿って移
    動する治具により吊線に連続的に取り付けて行くことを
    特徴とする通信用ケーブルの架線方法。
  3. 【請求項3】 弾性板の上端を屈曲させて吊線へのクリ
    ップ部を形成するとともに、弾性板の下端をU字状に屈
    曲させて通信用ケーブルの保持部を形成したことを特徴
    とするケーブル支持具。
JP18100297A 1997-07-07 1997-07-07 通信用ケーブルの架線方法及びそれに用いるケーブル支持具 Withdrawn JPH1127818A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100914456B1 (ko) 2009-01-30 2009-08-28 (주)상산이엔씨 광케이블 자동정리장치용 행거
KR101110205B1 (ko) 2009-12-18 2012-02-24 (주)기산이엔씨 광케이블용 자동정리장치용 행거
CN113241662A (zh) * 2021-04-29 2021-08-10 中国移动通信集团陕西有限公司 线缆自动架空装置

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KR100914456B1 (ko) 2009-01-30 2009-08-28 (주)상산이엔씨 광케이블 자동정리장치용 행거
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