JPH11278121A - 自動車のフラット化シート構造 - Google Patents

自動車のフラット化シート構造

Info

Publication number
JPH11278121A
JPH11278121A JP8769898A JP8769898A JPH11278121A JP H11278121 A JPH11278121 A JP H11278121A JP 8769898 A JP8769898 A JP 8769898A JP 8769898 A JP8769898 A JP 8769898A JP H11278121 A JPH11278121 A JP H11278121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
gear
seat cushion
automobile
flattened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8769898A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Nakane
克典 中根
Tomiji Arai
富治 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP8769898A priority Critical patent/JPH11278121A/ja
Publication of JPH11278121A publication Critical patent/JPH11278121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後方へスライドさせる操作とシートクッショ
ン等をフラット化させる操作を容易に行うことができる
自動車のフラット化シート構造を提供する。 【解決手段】 シートクッション7を前側へ回動させて
反転させると、第1歯車8がシートクッション7と同じ
方向へ回転し、第2歯車9が逆方向へ回転するため、該
第2歯車9とブラケット4との係合により、シートフレ
ーム6が自動的に後方へスライドする。従って、シート
クッション7の反転操作と後方へのスライド操作を同時
に行うことができ、操作性の面で優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のフラッ
ト化シート構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のシートには、休憩や安
眠のため、或いは車室内を広く利用するために、シート
クッションとシートバックとを略同一高さで略水平にで
きるフラット構造になっているものがある。
【0003】この種のフラット構造としては、例えば、
実公平7−27239号公報にて知られているように、
シートクッションが前端部支点を中心に前側へ回動して
略水平な反転状態になり、また、シートバックが下端部
支点を中心に前側へ回動して略水平な前倒し状態となる
ことで、シートクッションの裏面と、シートバックの背
面とが、略同一高さのフラット面になるようになってい
る。
【0004】ところが、このような構造では、シートク
ッションをその前端部支点を中心にして前方へ反転させ
た場合に、シートクッションの前方への突出量が大きく
なり、シートの前方にスペースのない自動車には、適用
が困難となる。
【0005】そこで、フラット化した場合におけるシー
トクッションの前方への突出量を抑えるために、シート
クッション及びシートバックを後方にスライドさせてか
らフラット化させる構造が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、シートクッション及びシートバックを後方にスラ
イドさせてからフラット化させる構造にしても、シート
クッション等を後方にスライドさせる操作と、シートク
ッションを反転させる操作を別々に行わなければならな
いため、操作が大変面倒である。
【0007】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、後方へスライドさせる操作と
シートクッション等をフラット化させる操作を容易に行
うことができる自動車のフラット化シート構造を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートクッションが前端部支点を中心に前側へ回動して
略水平な反転状態となり、シートバックが下端部支点を
中心に前側へ回動して略水平な前倒し状態となること
で、シートクッションの裏面と、シートバックの背面と
が、略同一高さになる自動車のフラット化シート構造で
あって、前記シートクッション及びシートバックが後方
にスライド自在なシートフレームに支持され、且つシー
トクッションの前端部支点にシートクッションと一体的
に回転する第1歯車を設けると共に、該第1歯車に第2
歯車を噛合させ、該第2歯車をシートフレームに沿って
車体フロアに固定されたブラケットに係合させたもので
ある。
【0009】請求項1記載の発明によれば、シートクッ
ションを前側へ回動させて反転させると、第1歯車がシ
ートクッションと同じ方向へ回転し、第2歯車が逆方向
へ回転するため、該第2歯車とブラケットとの係合によ
り、シートフレームが自動的に後方へスライドする。従
って、シートクッションの反転操作と後方へのスライド
操作を同時に行うことができ、操作性の面で優れてい
る。
【0010】請求項2記載の発明は、第2歯車が、第1
歯車に係合する小径歯と、ブラケットに係合する大径歯
を一体的に備えた構造である。
【0011】請求項2記載の発明によれば、第2歯車が
第1歯車に係合する小径歯とブラケットに係合する大径
歯を一体的に備えた構造であるため、互いに噛合させた
両歯車の上下高さを低く抑えることができ、シートフレ
ームの小型化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を図1〜図4に基づいて説明する。この実施形態は、
ワゴン車の3列目のシート(サードシート)に係るフラ
ット化構造を示すものである。符号1は、固定レール
で、車体フロア2に固定されている。この固定レール1
は、左右に一対備えられており、この固定レール1の上
には、可動レール3が前後スライド自在に係合されてい
る。
【0013】また、固定レール1の下側には、ブラケッ
ト4も一緒に固定されており、該ブラケット4は、固定
レール1の車幅方向内側位置において、固定レール1と
平行に設けられている。このブラケット4には、固定レ
ール1と略同じ高さに複数の溝5が連続形成されてい
る。
【0014】可動レール3の上には、シートフレーム6
が一体的に接合されている。このシートフレーム6の前
端部には、前端部支点P1としての取付ボルトが設定さ
れおり、該前端部支点P1にシートクッション7の前端
部が取付けられている。この前端部支点P1には、シー
トクッション7と一体的に回転する第1歯車8が取付け
られている。
【0015】この第1歯車8の下方には、第2歯車9が
回転自在に設けられている。この第2歯車9は、小径歯
9aと大径歯9bとを有し、小径歯9aは第1歯車8に
係合し、大径歯9bはブラケット4の溝5に係合してい
る。従って、互いに噛合させた両歯車8、9の上下高さ
を低く抑えることができ、シートフレーム6の小型化を
図ることができる。
【0016】シートクッション7の後端部には、側面に
ピン10が設けられ、このピン10がシートフレーム6
の上縁に係合することで、シートクッション7の通常使
用状態が維持されている。また、シートクッション7の
後端部には、該後端部を覆う略U形をした大きいレッグ
部材11が回動自在に設けられている。
【0017】一方、シートフレーム6の後端部には、デ
バイスプレート12が固定されている。デバイスプレー
ト12には、シートバック13の側面に固定されたデバ
イスアーム14が下端部支点P2を中心に回動自在に取
付けられており、シートバック13は該下端部支点P2
を中心に前後へ回動するようになっている。シートバッ
ク13の上端部側面には、ピン15が設けられている
(図2参照)。デバイスアーム14の下方には、該デバ
イスアーム14の下端部と係合して回動を阻止するスト
ッパ16が支点16aを中心に回動自在に設けられてい
る。このストッパ16は、係合方向へ図示せぬバネによ
り付勢されており、下縁には切欠17が形成されてい
る。
【0018】ストッパ16の下方には、支点18aを中
心に回転する回転プレート18が設けられている。この
回転プレート18の下端部には、回転プレート18を反
時計方向へ付勢するスプリング19が設けられている。
上端には、前記ストッパ16の切欠17に対応するピン
20が形成されている。回転プレート18の支点18a
には、回転プレート18と一体化された操作レバー21
が設けられており、この操作レバー21を持ち上げる方
向へ操作することにより、回転プレート18がスプリン
グ19に抗して時計方向へ回転し、ピン20が切欠17
内へ入り込むことにより、ストッパ16を押し下げ、デ
バイスアーム14との係合が解除される。
【0019】次に、このシートをフラット化させる操作
方法を説明する。まず、シートクッション7の後端部を
引き起しながら、シートクッション7全体を前端部支点
P1を中心に前側へ回動させ、裏面7aを上にした反転
状態とする。この時、シートクッション7の回動に伴っ
て、第1歯車8が反時計方向に回り、第2歯車9が時計
方向に回るため、該第2歯車9とブラケット4の溝5と
の係合により、シートフレーム6全体が後方へ自動的に
スライドする。従って、シートクッション7の回動操作
と後方スライド操作が同時に行われるため、操作性の面
で大変に優れている。シートクッション7を反転させて
略水平状態にした後に、レッグ部材11を回転させて立
てた状態とし、シートクッション7の略水平状態を維持
する。
【0020】シートクッション7を反転させた後に、シ
ートバック13を前倒しする。すなわち、操作レバー2
1を持ち上げるように操作して、回転プレート18を回
転させ、そのピン20を切欠17内へ係入させることに
より、ストッパ16を下げて、デバイスアーム14との
係合状態を解除する。そして、シートバック13を下端
部支点P2を中心に前側へ回動させて略水平な前倒し状
態とする。シートバック13の略水平状態は上端部のピ
ン15がシートフレーム6の上縁に係合することにより
維持される。略水平状態にされたシートバック13の背
面13aは、前記シートクッション7の裏面7aと同じ
高さになり、背面13aと裏面7aとでフラットな連続
した面が形成される。
【0021】しかも、この実施形態では、シートクッシ
ョン7及びシートバック13を、第1歯車8及び第2歯
車9により、後方へスライドさせた状態で、それぞれを
前方へ回動させるため、シートクッション7の前方への
相対的な突出量が小さくなり、シートの前方にスペース
がない自動車にも適用可能となる。
【0022】尚、以上の実施形態では、固定レール1と
可動レール3により、シートフレーム6をスライドさせ
るようにしたが、断面C形の固定レールに、シートフレ
ーム6から車幅方向外側へ向けて形成したローラを係合
させることにより、シートフレーム6をスライドさせる
ようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シートク
ッションを前側へ回動させて反転させると、第1歯車が
シートクッションと同じ方向へ回転し、第2歯車が逆方
向へ回転するため、該第2歯車とブラケットとの係合に
より、シートフレームが自動的に後方へスライドする。
従って、シートクッションの反転操作と後方へのスライ
ド操作を同時に行うことができ、操作性の面で優れてい
る。
【0024】請求項2記載の発明によれば、第2歯車が
第1歯車に係合する小径歯とブラケットに係合する大径
歯を一体的に備えた構造であるため、互いに噛合させた
両歯車の上下高さを低く抑えることができ、シートフレ
ームの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシートの通常使用
状態を示す側面図。
【図2】シートのフラット化状態を示す側面図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】ブラケットの状態を示す斜視図。
【符号の説明】
4 ブラケット 6 シートフレーム 7 シートクッション 7a 裏面 8 第1歯車 9 第2歯車 13 シートバック 13a 背面 P1 前端部支点 P2 下端部支点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションが前端部支点を中心に
    前側へ回動して略水平な反転状態となり、シートバック
    が下端部支点を中心に前側へ回動して略水平な前倒し状
    態となることで、シートクッションの裏面と、シートバ
    ックの背面とが、略同一高さになる自動車のフラット化
    シート構造であって、 前記シートクッション及びシートバックが後方にスライ
    ド自在なシートフレームに支持され、且つシートクッシ
    ョンの前端部支点にシートクッションと一体的に回転す
    る第1歯車を設けると共に、該第1歯車に第2歯車を噛
    合させ、該第2歯車をシートフレームに沿って車体フロ
    アに固定されたブラケットに係合させたことを特徴とす
    る自動車のフラット化シート構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のフラット化シー
    ト構造であって、 第2歯車が、第1歯車に係合する小径歯と、ブラケット
    に係合する大径歯を一体的に備えた構造であることを特
    徴とする自動車のフラット化シート構造。
JP8769898A 1998-03-31 1998-03-31 自動車のフラット化シート構造 Pending JPH11278121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8769898A JPH11278121A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 自動車のフラット化シート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8769898A JPH11278121A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 自動車のフラット化シート構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11278121A true JPH11278121A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13922155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8769898A Pending JPH11278121A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 自動車のフラット化シート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11278121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269191A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tachi S Co Ltd 車両用シート
CN110027449A (zh) * 2018-01-10 2019-07-19 丰田纺织株式会社 滑动装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269191A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tachi S Co Ltd 車両用シート
JP4688215B2 (ja) * 2006-03-31 2011-05-25 株式会社タチエス 車両用シート
CN110027449A (zh) * 2018-01-10 2019-07-19 丰田纺织株式会社 滑动装置
CN110027449B (zh) * 2018-01-10 2021-08-20 丰田纺织株式会社 滑动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4024428B2 (ja) 車両のフラット化シート構造
JP3926485B2 (ja) 自動車のフラット化シート構造
JP3269433B2 (ja) 車両用回転座席
JPH11278121A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JP4112761B2 (ja) 車両のフラット化シート構造
JPH11278125A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JP3926498B2 (ja) 自動車のフラット化シート構造
JPH11278118A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JP3440004B2 (ja) 自動車のフラット化シート構造
JP2003063287A (ja) 車両用シートの乗降及びスライド装置
JP2003260967A (ja) 車両用リヤシート
JP2000127822A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JPH11278124A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JP2009073375A (ja) シフトレバー構造
JP2001270352A (ja) ウォークスルー用シート
JPH11278122A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JPH11278120A (ja) 自動車のフラット化シート構造
JPS5941721Y2 (ja) 座席のリクライニング装置
JP2000351345A (ja) 車両のフラット化反転シート構造
JP2589595Y2 (ja) リクライニング機構
JP2523761Y2 (ja) シート装置
JPH0230359Y2 (ja)
JP2006213123A (ja) シート装置
JPH07195969A (ja) シートのリフター機構
JP4112760B2 (ja) 車両のフラット化シート構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060808

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070213