JPH11276839A - 浄化フィルタ、その製法及び浄化フィルタ用ケース - Google Patents

浄化フィルタ、その製法及び浄化フィルタ用ケース

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JPH11276839A
JPH11276839A JP10086454A JP8645498A JPH11276839A JP H11276839 A JPH11276839 A JP H11276839A JP 10086454 A JP10086454 A JP 10086454A JP 8645498 A JP8645498 A JP 8645498A JP H11276839 A JPH11276839 A JP H11276839A
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Japan
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frame member
cells
pellet
filter
cleaning filter
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JP10086454A
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Yutaka Hagiwara
裕 萩原
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄化フィルタの製造工程を簡略化できる浄化
フィルタ用ケース及び浄化フィルタを提供する。 【解決手段】 浄化フィルタ1は、枠部材10とその両側
に貼り付けられた不織布16,16から成る浄化フィルタ用
ケース2のうち、ペレット投入口17からペレットPを投入
・充填し、このペレット投入口17に蓋部材18を接合する
ことにより製造したものである。この浄化フィルタ1で
は、予め枠部材10の両側に一度に不織布16,16を接着し
て作製した浄化フィルタ用ケース2を用いることができ
るため、片側ずつ不織布を接着する場合に比べて、製造
工程を簡略化できる。また、横仕切り壁14,14,15,15が
互い違いに存在しているため、浄化フィルタ1を縦置き
にした場合でもペレットPは下側に偏らないし、ペレッ
トPを充填する際に浄化フィルタ用ケース2を縦置きにし
て隙間なく充填することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気清浄、
汚水清浄、脱臭、脱ガスなどに使用される浄化フィルタ
とその製法、およびその浄化フィルタに好適な浄化フィ
ルタ用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気、ガス、汚水などの流体を通
過させてその流体に含まれる除去対象物質をトラップす
るための浄化フィルタとしては、図8(a)に示すよう
に、四角形状の枠部材210の両開口を覆うように流体
が流通可能な一対の不織布216、216が接着され、
枠部材210と不織布216、216との空間に吸着作
用を有するペレットPを充填した浄化フィルタ200が
知られていた。
【0003】しかし、この浄化フィルタ200では、図
8(b)のように縦置きの状態で使用した場合には、ペ
レットPが下側に集中してしまうため、上側を通過する
流体はペレットPによって浄化されなかったり、不織布
216、216が部分的に突出してそこから破れたりす
るという問題があった。
【0004】この点に鑑み、図7(a)に示す構造の浄
化フィルタ100が開発された。この浄化フィルタ10
0は、枠部材110と不織布116、116との空間を
仕切り板114により複数のセルに仕切り、各セルにペ
レットPを充填したものである。この浄化フィルタ10
0によれば、図7(b)のように縦置きの状態で使用し
たとしても、セルごとにペレットPが存在しているた
め、ペレットPが下側に集中してしまうことはないの
で、上記問題点が解消される。なお、枠部材110の内
部を仕切ることにより形成された空間につき、両側に不
織布116、116が貼り付けていない状態においては
マスと称し、両側に不織布116、116が貼り付けら
れた状態においてはセルと称することとする。
【0005】この浄化フィルタ100は、次のようにし
て製造される。即ち、まず、内部が仕切り板114によ
り複数のマスに仕切られた枠部材110を用意し、その
下側の開口に不織布116を接着した後、上側の開口か
らペレットPを各マスに充填し、その後この上側の開口
を不織布116で接着するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記浄
化フィルタ100では、枠部材110の両方の開口に一
度に不織布116、116を接着することができず、片
側ずつ不織布116を接触しなければならないので、製
造工程が煩雑化するという問題があった。また、セルに
充填したペレットPが適量よりも多い場合には、その後
に接着する不織布116が枠部材110から浮き上がっ
てしまって接着しにくいという問題もあった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、浄化フィルタの製造工程を簡略化でき
る浄化フィルタ用ケースを提供すること、またその浄化
フィルタ用ケースを用いた浄化フィルタを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明の浄化フィルタは、枠部材と、
前記枠部材の両開口を覆うように貼り付けられ、流体が
通過可能な一対のフィルタ面部材と、前記枠部材と前記
一対のフィルタ面部材とによって囲まれた空間が仕切り
壁によって複数に仕切られて形成された複数のセルと、
前記セルに充填された、除去対象物質を除去する作用を
有するペレットと、前記ペレットを前記セルに充填する
ために前記枠部材を縦置きにしたときの上部に設けられ
たペレット投入口と、前記ペレット投入口を閉鎖する蓋
部材とを備え、縦置きにした状態において、前記複数の
セルのうち上下に隣接し合うセル同士は、前記ペレット
が通過可能なように連通されていることを特徴とする。
【0009】この浄化フィルタは、浄化フィルタ用ケー
ス(即ち、枠部材と、フィルタ面部材と、複数のセル
と、ペレット投入口とを備えたもの)にペレットを充填
したものである。なお、複数のセルは、どのような形状
の空間であってもよいが、例えば、直方体状の空間、多
角形状の空間(例えばハニカム構造)などが挙げられ
る。ペレットは、空気、ガス、汚水などの流体に含まれ
る汚染物質などの除去対象物質を除去する作用を有する
ものであれば特に限定されない。例えば、吸着作用を有
する活性炭やシリカゲルなどの吸着剤であってもよい。
また、除去対象物質を分解する触媒であってもよく、こ
のような触媒としては、例えば、酸化チタン光触媒を表
面に担持させたセラミック多孔質体や活性炭、白金を担
持させたセラミック担持体、二酸化マンガンのペレット
などが挙げられる。なお、本発明において、ペレットと
は、円柱状、破砕状、粒状、顆粒状、球状等に成形した
活性炭やシリカゲル、セラミック担持体などをいう。
【0010】この浄化フィルタは、まず枠部材を用意
し、流体が通過可能な一対のフィルタ面部材を枠部材の
両面を覆うように一度に貼り付け、その後枠部材を縦置
きにしたときに上部に設けられたペレット投入口からペ
レットを投入して、仕切られたセルのすべてにペレット
を充填した後、ペレット投入口を閉鎖することにより、
製造される。なお、ペレット投入口は例えば枠部材を縦
置きにしたときに上面に相当する箇所に設けてもよい
が、側面上部(つまりフィルタ面部材の上部)に設けて
もよい。また、フィルタ面部材としては、不織布、織
布、ネット、ハニカムろ材(いわゆるPPハニカム)な
どの形態のものを使用でき、また、その材質としては、
ポリプロピレンなどの樹脂、アルミニウムやステンレス
などの金属などが使用できる。
【0011】ペレット投入口から投入されたペレット
は、まず、複数のセルのうちペレット投入口に面してい
るセルの中へ導かれる。次いで、そのセルからその下に
隣接するセルへ移動し、更に次々と下方のセルへと移動
していき、最終的に最下部のセルに至る。そして、この
ペレットにより最下部のセルが充填されると、今度は順
次、上方のセルが充填されていき、最後にペレット投入
口に面しているセルが充填されて充填が完了する。そし
て、充填完了後、ペレット投入口を蓋部材で閉鎖する。
【0012】このように、本発明の浄化フィルタによれ
ば、枠部材の上部に設けたペレット投入口からペレット
を投入していくことにより、各セル内をペレットで充填
できるため、予め枠部材の両開口に一度にフィルタ面部
材を接着した浄化フィルタ用ケースを用いることができ
る。このため、従来のように片側ずつフィルタ面部材を
接着する場合に比べて、製造工程を簡略化できるという
効果が得られる。
【0013】本発明の浄化フィルタでは、前記セル同士
を連通する通路を上下方向に繋げるとジグザグ状になる
ことが好ましい。この場合、セル同士を連通する通路を
上下方向に繋げたときにストレート状になる場合に比べ
て、ペレットが上下方向に移動しようとしたときに通路
がジグザグ状になっているため、抵抗が大きく容易に上
下方向に移動できず、ペレットが下方に偏ってしまうの
を効果的に抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。図1は浄化フィルタの組立
斜視図、図2は浄化フィルタの断面図、図3は浄化フィ
ルタ用ケースの組立斜視図、図4は浄化フィルタ用ケー
スの断面図である。
【0015】浄化フィルタ1は、図1及び図2に示すよ
うに、厚紙製又は樹脂製の枠部材10とこの枠部材10
の両開口を覆うように貼り付けられたフィルタ面部材と
しての不織布16、16とから成る浄化フィルタ用ケー
ス2のうち、枠部材10を縦置きにしたとき(図1の状
態)の上部(ここでは上面に相当する箇所)に設けられ
たペレット投入口17、17、17から吸着作用を有す
るペレットPを投入・充填し、その後、このペレット投
入口17、17、17に厚紙製又は樹脂製の蓋部材18
を接合することにより、形成されたものである。
【0016】枠部材10は、図3に示すように、両側壁
11、11と、底壁12と、両側壁11、11の間に等
間隔に並設された二枚の縦仕切り壁13、13と、枠部
材10の上端と底壁12との間の手前側に上からその間
隔が約2:2:1となるように並設された二枚の横仕切
り壁14、14と、枠部材10の上端と底壁12との間
の奥側に上から約1:2:2となるように並設された二
枚の横仕切り壁15、15とを備えている。つまり、手
前側の横仕切り壁14、14と奥側の横仕切り壁15、
15とは、互い違いになるように設けられている。
【0017】この枠部材10は、図3に示すように、本
実施形態では第1枠部材21と第2枠部材22とを接合
したものである。第1枠部材21は、側壁11、11、
底壁12及び縦仕切り壁13、13のそれぞれ手前側の
部分を備えると共に横仕切り壁14、14を備えてい
る。また、第2枠部材22は、側壁11、11、底壁1
2及び縦仕切り壁13、13のそれぞれ奥側の部分を備
えると共に横仕切り壁15、15を備えている。
【0018】この枠部材10の内部空間は、縦仕切り壁
13、13によって縦3列に分割され、また、横仕切り
壁14、14、15、15によって横5列に分割されて
おり、合計15個のマス(図3において×で表示した部
分)に仕切られている。このうち、同じ縦列の上下関係
にある2つのマスは、横仕切り壁14、14、15、1
5が手前だけ又は奥だけに設けられているため、互いに
連通している。
【0019】不織布16、16は、空気や水などの流体
を通過させることが可能であり、枠部材10の手前側及
び奥側の両開口面を覆うように接着剤で接合されてい
る。この結果、枠部材10の15個のマスは、両不織布
16、16によって囲まれることにより15個のセルと
なる。なお、このセルのうち縦列の上下関係にある2つ
のセルC1〜C5(図4参照)は、横仕切り壁14、1
4、15、15が手前だけ又は奥だけに設けられている
ため、互いに連通している。また、手前側の横仕切り壁
14、14と奥側の横仕切り壁15、15とが互い違い
になるように設けられているため、同じ縦列の上下を連
通する通路を繋げるとジグザグ状になる。
【0020】この浄化フィルタ用ケース2のペレット投
入口17からペレットPが投入されると、ペレットP
は、ペレット投入口17に面しているセルC1へ導かれ
る。次いで、そのセルC1からその下に隣接するセルC
2へ移動し、更に次々と下方のセルC3、C4へと移動
していき、最終的に最下部のセルC5に至る。そして、
このペレットPにより最下部のセルC5が充填される
と、今度は順次、上方のセルC4、C3、C2が充填さ
れていき、最後にペレット投入口17に面しているセル
C1が充填されて充填が完了する(図2参照)。そし
て、各縦列の充填が完了した後、ペレット投入口17、
17、17を蓋部材18で閉鎖する。なお、ペレットP
を良好に落下させるには、ペレットPを充填する際に浄
化フィルタ用ケース2を加振するのが好ましい。
【0021】このようにして得られた浄化フィルタ1
は、図2に示すように、流体の流れに対して不織布1
6、16の面が垂直になるように配置する。すると、流
体は手前側の不織布16を通過してその内部に充填され
たペレットPと接触することにより除去対象物質が除去
され、奥側の不織布16を通過して浄化された流体とな
って放出される。なお、図2は浄化フィルタ1を縦置き
にして用いた例であるが、横置き(水平)にして用いて
もよい。
【0022】このように、本実施形態の浄化フィルタ1
によれば、以下の効果が得られる。予め枠部材10の
両開口に一度に不織布16、16を接着して作製した浄
化フィルタ用ケース2を用いることができるため、従来
のように片側ずつ不織布を接着する場合に比べて、製造
工程を簡略化できるという効果が得られる。
【0023】従来のようにペレットを充填してから不
織布を接着する際に接着剤塗布機のディスペンサを用い
て接着する場合には、その先端にペレットがついて狙い
通りの場所に接着剤を吐出できないという問題があった
が、上記実施形態ではそのような問題は解消される。ま
た、接着剤塗布機を用いず、くもの巣状の接着剤(例え
ば熱可塑性樹脂の網目シートであって、接着面と被接着
面との間に挟んだ状態でアイロンなどで加熱して両者を
接着させるもの)を用いて接着する場合には、コストが
嵩むうえフィルタの圧力損失が大きくなるという問題が
あったが、上記実施形態ではこのような接着剤を用いな
くても液状の接着剤をローラ塗りすることで足りるた
め、この問題も解消される。
【0024】横仕切り壁14、14、15、15が存
在しているため、浄化フィルタ1を縦置きにした場合で
もペレットPは下側に偏ってしまうことがない。また、
ペレットPが下側に移動しようとしたときにセルC1〜
C5を繋げたときの通路の形状がジグザグ状になってい
るため、抵抗が大きく容易に下側に移動できず、ペレッ
トPが下側に偏ってしまうのを効果的に抑制できる。
【0025】上下に隣接し合うセルC1〜C5は互い
にペレットPが通過可能なように連通されているため、
ペレットPを充填する際に浄化フィルタ用ケース2を縦
置きにして高密度に充填できる。このため、浄化フィル
タ1の上方に流体がリーク(ペレットPと接触せずその
まま通り抜けてしまうこと)する空間が生じることはな
い。この結果、汚染物質の除去効率の高い浄化フィルタ
を提供でき、安定した浄化能力を維持できる。
【0026】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態の枠部材10に代えて、図5
又は図6の枠部材30、40を採用してもよい。
【0027】図5の枠部材30は、連通穴34aを備え
た横仕切り壁34を4枚有している以外は、上記実施形
態の浄化フィルタ用ケース2と同様の構造である。この
連通穴34aは、ペレットPが通過可能な大きさであ
り、同じ縦列の上下関係にある2つのマス同士を連通し
ている。また、連通穴34aの周縁部分34bは、ペレ
ットPが下側へ偏ってしまうのを防止している。この枠
部材30を用いた浄化フィルタは、上記実施形態の浄化
フィルタ1とほぼ同様の効果を奏する。
【0028】図6の枠部材40は、横方向に手前側の切
欠44aと奥側の切欠44aが交互に並んだ横仕切り壁
44を4枚有している以外は、上記実施形態の浄化フィ
ルタ用ケース2と同様の構造である。この切欠44a
は、ペレットPが通過可能な大きさであり、同じ縦列の
上下関係にある2つのマス同士を連通している。また、
切欠44aの周縁部分44bは、ペレットPが下側へ偏
ってしまうのを防止している。ここで、同じ縦列におい
て上下関係にある切欠44a、44aの一方は手前側が
切り欠かれ、他方は奥側が切り欠かれているため、同じ
縦列のマスを繋げたときの通路の形状はジグザグ状にな
る。この枠部材40を用いた浄化フィルタは、上記実施
形態の浄化フィルタ1と同様の効果を奏する。
【0029】また、図3の枠部材2、図5の枠部材3
0、図6の枠部材40を製造するに当たっては、樹脂で
一体成形してもよく、例えば、これらの形状に応じた金
型を作製し、射出成形等によって一度に製造してもよ
い。この製造方法は、図3の枠部材2のように第1枠部
材21と第2枠部材22とを接合する場合に比べて、量
産に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 浄化フィルタの組立斜視図である。
【図2】 浄化フィルタの断面図である。
【図3】 浄化フィルタ用ケースの組立斜視図である。
【図4】 浄化フィルタ用ケースの断面図である。
【図5】 他の実施形態の枠部材の斜視図である。
【図6】 他の実施形態の枠部材の斜視図である。
【図7】 従来の浄化フィルタの組立斜視図である。
【図8】 従来の浄化フィルタの組立斜視図である。
【符号の説明】
1・・・浄化フィルタ、2・・・浄化フィルタ用ケー
ス、10・・・枠部材、11・・・側壁、12・・・底
壁、13・・・縦仕切り壁、14、15・・・横仕切り
壁、16・・・不織布、17・・・ペレット投入口、1
8・・・蓋部材、21・・・第1枠部材、22・・・第
2枠部材、C1〜C5・・・セル、P・・・ペレット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24F 7/00 B01D 53/36 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠部材と、 前記枠部材の両開口を覆うように貼り付けられ、流体が
    通過可能な一対のフィルタ面部材と、 前記枠部材と前記一対のフィルタ面部材とによって囲ま
    れた空間が仕切り壁によって複数に仕切られて形成され
    た複数のセルと、 前記セルに充填された、除去対象物質を除去する作用を
    有するペレットと、 前記ペレットを前記セルに充填するために前記枠部材を
    縦置きにしたときの上部に設けられたペレット投入口
    と、 前記ペレット投入口を閉鎖する蓋部材とを備え、 縦置きにした状態において、前記複数のセルのうち上下
    に隣接し合うセル同士は、前記ペレットが通過可能なよ
    うに連通されていることを特徴とする浄化フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記セル同士を連通する通路を上下方向
    に繋げるとジグザグ状になることを特徴とする請求項1
    記載の浄化フィルタ。
  3. 【請求項3】 複数の仕切り壁によって仕切られたマス
    のうち上下に隣接し合うもの同士が連通された枠部材を
    用意し、流体が通過可能な一対のフィルタ面部材を前記
    枠部材の両開口を覆うように貼り付けることにより前記
    マスをセルとし、前記枠部材を縦置きにしたときの上部
    に設けられたペレット投入口からペレットを投入して、
    前記セルのすべてにペレットを充填した後、前記ペレッ
    ト投入口を閉鎖することにより、請求項1又は2記載の
    浄化フィルタを製造することを特徴とする浄化フィルタ
    の製法。
  4. 【請求項4】 枠部材と、 前記枠部材の両開口を覆うように貼り付けられ、流体が
    通過可能な一対のフィルタ面部材と、 前記枠部材と前記一対のフィルタ面部材とによって囲ま
    れた空間が仕切り壁によって複数に仕切られて形成され
    た複数のセルと、 除去対象物質を除去する作用を有するペレットを前記セ
    ルに充填するために前記枠部材を縦置きにしたときの上
    部に設けられたペレット投入口と、 を備え、 縦置きにした状態において、前記複数のセルのうち上下
    に隣接し合うセル同士は、前記ペレットが通過可能なよ
    うに連通されていることを特徴とする浄化フィルタ用ケ
    ース。
  5. 【請求項5】 前記セル同士を連通する通路を上下方向
    に繋げるとジグザグ状になることを特徴とする請求項4
    記載の浄化フィルタ用ケース。
JP10086454A 1998-03-31 1998-03-31 浄化フィルタ、その製法及び浄化フィルタ用ケース Pending JPH11276839A (ja)

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