JP2020165589A - 空気清浄機及び喫煙ボックス - Google Patents
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特許文献1の喫煙ボックスは、ガイドレールとフィルタを有し、上部に吸気装置を設けてなる集煙部を設け、ガイドレールに沿って開閉可能なる仕切幕を吊持することにより、外部と隔離された喫煙空間の区画形成を可能としたものである。
また、空気の清浄効果を高めると喫煙ボックス自体が大型化してしまうという問題があった。
図5は、本発明の実施形態に係る喫煙ボックスの平面図である。図6は、図2のB−B断面図である。
図7は、本発明の実施形態に係る空気清浄機の斜視図である。図8は、本発明の実施形態に係る空気清浄機の正面図である。図9は、本発明の実施形態に係る空気清浄機の左側面図である。図10は、本発明の実施形態に係る空気清浄機の右側面図である。図11は、図8のC−C断面図である。図12は、図8のB−B断面図である。図13は、図8のA−A断面図である。
筐体は、前面パネル62、左パネル63、右パネル64及び背面パネル62から構成されている。
蓋体61には、外部からの空気を吸入する吸込み口61aが複数設けられている。
ファン90は、フィルタ層70の風路の先(ここでは下部)に位置するよう設けられ、内部に空気を吸排出するためのものである。
空気導入口85は、枠体80によって形成された空間83からファン90に空気を導くものである。
排出経路91は、ファン90の上部であって、フィルタ層70の横側に設けられ、ファン90から排出された空気を排出口92から外部へ導くものである(図14等参照)。
吸込み口61aから吸入された空気は、フィルタ層70を通って枠体80によって形成された空間83から枠体80の下に設けられているファン90に吸入されて、排出口92から外部へ排出される。
図13に示すように、空気清浄機60のファン90の下の空間には、制御部や配線が収納されている。
この固定プレート81a〜81cと、プレート留め具82a〜82cが固定部材を構成する。
なお、ここでは固定部材の例としてプレート状のものを例にとって説明しているが、固定部材はプレート状のものに限る必要はなく、フィルタ層70を固定することができるものであれば、ゴムやベルト等によって構成することができる。
エアフィルタ71の前面に第1フィルタ1と、エアフィルタ71の背面に第2フィルタ1aを配置することで、煙草の匂い成分を除去することができる。第1フィルタ1及び第2フィルタ1aについては、詳細は後述するが、同じフィルタによって構成することもできるが、別のフィルタによって構成することもできる。
第3フィルタ72は、空気中に含まれる径の荒い粒子を除去するフィルタである。
なお、本実施形態のフィルタ層70は、4つのフィルタを有する例について説明しているが、フィルタの数が種類は適宜変更が可能である。
なお、以下の図において、図32及び図35はフィルタ内に活性炭を入れた状態を示しているが、その他の図のフィルタは、内部の活性炭を図示せずに説明する。実際には、フィルタ内の小部屋にはフィルタが充填されている。
フィルタ10の凹部10aと、フィルタ20の凸部20bを係合させてフィルタ10とフィルタ20を接続することができる。
緩衝部材10c、20cは、ゴムやスポンジなどの弾性変形する材料で構成されている。
外フレーム11は、フィルタ10の外枠を構成するものであり、上フレーム11a、右フレーム11b、下フレーム11c及び左フレーム11dによって構成されている。上フレーム11a、右フレーム11b、下フレーム11c及び左フレーム11dは、一体成形されている。
内フレームは、表側内フレーム12と、裏側内フレーム13とから構成されており、本実施形態では、裏側内フレーム13は、外フレーム11と一体成形されている。裏側内フレーム13は、外フレーム11と別体であってもよいし、表側内フレーム12が外フレーム11と一体成形されていてもよい。
裏側内フレーム13は、図26に示すように、縦方向に延びる第1フレーム部13f〜13jと、横方向に延びる第2フレーム部13a〜13eとを有する。
一方、裏側内フレーム13は、横方向に延びる第2フレーム部13b〜13dからは、表側内フレームの第2フレーム部12b、12c、12dに向かって延びる壁部は設けられていない(後述の図30で詳述する)。これによって、縦方向に連続する4つの小部屋16a〜16d、16e〜16h、16i〜16l、16m〜16pは、連通しており、活性炭が縦方向に連続する小部屋16a〜16dと、16e〜16hと、16i〜16l、16m〜16pを移動することができるよう構成されている。
表側内フレーム12及び裏側内フレーム13は、接着剤や複数のネジ等によって固定されている。
シート部材14は、表側内フレーム12の第1フレーム12f〜12j及び第2フレーム12a〜12eに、それぞれに接着又は溶着されている。また、シート部材18は、裏側内フレーム13の第1フレーム13f〜13j及び第2フレーム13a〜13eのそれぞれに接着又は溶着されている。
図25及び図26に示す例では、シート部材14、18を接着剤により表側内フレーム12及び裏側内フレーム13に接着している例を示している。
フィルタ10の凹部10aと、フィルタ20の凸部20bを係合させてフィルタ10とフィルタ20を接続することができる。
これにより、緩衝部材10c、20cを介してフィルタ10とフィルタ20が接続された場合に、ガタつくことなく、安定して接続状態を維持することができる。
図30に示すように、裏側内フレーム13は、横方向に延びる第2フレーム部13b〜13dから、表側内フレーム12に向かって伸びる壁部は設けられていない。
このため、図32に示すように、縦方向に連続する小部屋16a〜16d、16e〜16h、16i〜16l、16m〜16pは、連通しており、活性炭が縦方向に連続する小部屋16a〜16d、16e〜16h、16i〜16l、16m〜16pを移動することができるよう構成されている。
この第1凹部17aの位置に活性炭を十分に充填しておくことで、活性炭を各小部屋16a〜16pに詰めた後に、フィルタ10を立てた状態にして、一部の活性炭が下の小部屋に移動しても、第1凹部17aの収められた活性炭が下に移動することはあっても、活性炭を通らずに通過する空気を無くすことができる。
図33に示すように、裏側内フレーム13は、縦方向に延びる第1フレーム部13g、13h、13iから、この第1フレーム13g、13h、13iに沿って隣り合う小部屋を仕切るための壁部13g1、13h1、13i1が形成されている。
このため、図35に示すように、横方向に連続する小部屋間16b、16f、16i、16nは、仕切られており、横方向で隣り合う小部屋16b、16f、16i間で活性炭が移動することはない。
図34では、3つの第2凹部19a、19b、19cについて示しているが、すべての小部屋に第2凹部が設けられている。
この第2凹部19a、19b、19cが無いと仮定した場合、フィルタを立てた状態にしたときに、活性炭が移動したときに、活性炭が無い領域ができてしまうため、活性炭を通らない空気がフィルタを通過してしまうこととなり、十分な空気清浄ができない。
本発明の実施形態によれば、従来よりも浄化能力が高い空気清浄機用フィルタを提供することができる。
60 空気清浄機
70 フィルタ層
71 エアフィルタ
72 第2フィルタ
80 枠体
90 ファン
91 排出経路
1 第1フィルタ
1a 第2フィルタ
10 フィルタ
20 フィルタ
11 外フレーム
12、13 内フレーム
12f〜12j、13f〜13j 第1フレーム部
12a〜12e、13a〜13e 第2フレーム部
14、18 シート部材
16a〜16p 小部屋
17a 第1凹部
19a、19b、19c 第2凹部
10a、20a 凹部
10b、20b 凸部
10c、20c 緩衝部材
Claims (10)
- 空気清浄機であって、
筐体と、
前記筐体に装着され、外部からの空気を吸い込む吸込み口が設けられた蓋体と、
前記吸込み口に対応する位置に設けられたフィルタ層と、
前記フィルタ層の風路の先に設けられ、内部に空気を吸排出するためのファンと、
前記フィルタ層の背面に位置する枠体であって、前記フィルタ層の少なくとも一部が接触するよう設けられ、前記フィルタ層を通った空気を前記ファンに導くための空間を形成する枠体と、
前記枠体によって形成された空間から前記ファンに空気を導く空気導入口と、
前記フィルタ層の横側に設けられ、前記ファンから排出された空気を外部へ導く排出経路と、
を備える空気清浄機。 - 前記フィルタ層は、複数のフィルタを含み、
前記複数のフィルタを束ねて前記枠体に固定する固定部材を有する、請求項1に記載の空気清浄機。 - 前記フィルタ層は、
エアフィルタと、
前記エアフィルタの前記蓋体側に設けられた第1フィルタと、
前記エアフィルタの前記枠体側に設けられる第2フィルタと、
を含む、請求項1又は請求項2に記載の空気清浄機。 - 前記エアフィルタは、JIS Z 8122 によって規定され、定格風量で粒径が0.3 μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持つエアフィルタである、
請求項3に記載の空気清浄機。 - 前記第1フィルタのさらに蓋体側に設けられる第3フィルタを有する請求項3又は請求項4に記載の空気清浄機。
- 前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、活性炭を含むフィルタである、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の空気清浄機。
- 前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、
前記フィルタの外枠を構成する外フレームと、
活性炭が内部に収容された小部屋を水平及び垂直方向にそれぞれ複数個形成する内フレームと、
前記小部屋に収容された活性炭を閉じ込めるとともに、前記活性炭が外部に出ないよう微細な孔が多数形成されるシート部材と、を備え、
前記内フレームは、
前記水平方向に形成された小部屋をそれぞれ仕切る第1フレーム部と、
前記垂直方向に形成された小部屋をそれぞれ仕切らない第2フレーム部と、
を有し、
前記垂直方向に形成された小部屋に収納された活性炭は、他の垂直方向に形成された小部屋に移動可能である、請求項6に記載の空気清浄機。 - 前記外フレームは、前記垂直方向の一番上の小部屋を構成するフレーム部分に設けられ、前記垂直方向の一番上の小部屋に収納された活性炭の一部を前記フレーム部分内に収めることができる第1凹部が形成されている、請求項7に記載の空気清浄機。
- 前記第1フレーム部は、それぞれの小部屋に収納された活性炭の一部を前記第1フレーム部内に収めることができる第2凹部が形成されている、請求項7又は請求項8に記載の空気清浄機。
- 喫煙ボックスであって、
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の空気清浄機を有する喫煙ボックス。
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