JPH11276774A - 洗濯機の洗濯兼脱水槽構造 - Google Patents
洗濯機の洗濯兼脱水槽構造Info
- Publication number
- JPH11276774A JPH11276774A JP10081555A JP8155598A JPH11276774A JP H11276774 A JPH11276774 A JP H11276774A JP 10081555 A JP10081555 A JP 10081555A JP 8155598 A JP8155598 A JP 8155598A JP H11276774 A JPH11276774 A JP H11276774A
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- JP
- Japan
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- washing
- dewatering
- flange
- dewatering tub
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水槽の高さを大きくせず、従来使用している
サイズの水槽を使用して、洗濯容量を増加でき、同時
に、洗濯に使用する水量の無駄を省くこともでき、さら
に、脱水槽底部の強度も確保でき、この場合に脱水槽底
部と水槽との接触も防止でき不具合の生じることのない
洗濯機の洗濯兼脱水槽構造を得る。 【解決手段】 洗濯兼脱水槽５を回転翼４の下方に配設
される脱水槽フランジ７と、該脱水槽フランジ７の外周
囲に取り付けられる平面輪状の脱水槽底部８と、該脱水
槽底部８の外周囲に固定される脱水槽側壁９とで構成
し、前記脱水槽フランジ７を脱水軸６に固定する洗濯兼
脱水槽の取付構造において、脱水槽底部８の回転翼４と
の重合部分を肉薄部８ａに形成するとともに、脱水槽フ
ランジ７を回転翼４の外方に突出する大きさに形成し、
該突出部分の先端を脱水槽底部８に固定し、該脱水槽底
部８の外周囲を脱水槽側壁９に固定する。
サイズの水槽を使用して、洗濯容量を増加でき、同時
に、洗濯に使用する水量の無駄を省くこともでき、さら
に、脱水槽底部の強度も確保でき、この場合に脱水槽底
部と水槽との接触も防止でき不具合の生じることのない
洗濯機の洗濯兼脱水槽構造を得る。 【解決手段】 洗濯兼脱水槽５を回転翼４の下方に配設
される脱水槽フランジ７と、該脱水槽フランジ７の外周
囲に取り付けられる平面輪状の脱水槽底部８と、該脱水
槽底部８の外周囲に固定される脱水槽側壁９とで構成
し、前記脱水槽フランジ７を脱水軸６に固定する洗濯兼
脱水槽の取付構造において、脱水槽底部８の回転翼４と
の重合部分を肉薄部８ａに形成するとともに、脱水槽フ
ランジ７を回転翼４の外方に突出する大きさに形成し、
該突出部分の先端を脱水槽底部８に固定し、該脱水槽底
部８の外周囲を脱水槽側壁９に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機の洗濯兼脱水
槽の構造に関するものである。
槽の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば一槽式の全自動洗濯機は、図３に
示すように外箱１内に防振装置２を介して水槽３を搖動
自在に吊支し、該水槽３内に、底部に回転翼４を設けた
洗濯兼脱水槽５を回転自在に配設するものであり、洗濯
兼脱水槽５は、脱水軸６に固定した鉄などの金属を材質
とする脱水槽フランジ７と、該脱水槽フランジの外周囲
に固定する輪状のプラスチックなどの合成樹脂製の脱水
槽底部８と、該脱水槽底部８の外周囲に固定するステン
レスなどの金属製の脱水槽側壁９とで構成される。
示すように外箱１内に防振装置２を介して水槽３を搖動
自在に吊支し、該水槽３内に、底部に回転翼４を設けた
洗濯兼脱水槽５を回転自在に配設するものであり、洗濯
兼脱水槽５は、脱水軸６に固定した鉄などの金属を材質
とする脱水槽フランジ７と、該脱水槽フランジの外周囲
に固定する輪状のプラスチックなどの合成樹脂製の脱水
槽底部８と、該脱水槽底部８の外周囲に固定するステン
レスなどの金属製の脱水槽側壁９とで構成される。
【０００３】ところで前記脱水槽フランジ７は、その周
辺部をネジ１０で脱水槽底部８に固定するものである
が、洗濯兼脱水槽５の構造は、従来は図３、図４に示す
ように脱水槽フランジ７が円板状で、その径が回転翼４
よりも小さいため、回転翼４の下方の洗濯兼脱水槽５の
強度を確保するために、回転翼４の下方に入り込んで脱
水槽フランジ７に結合する脱水槽底部８の肉厚を大きく
し、この肉厚の部分でネジ１０により脱水槽底部８を脱
水槽フランジ７に結合している。
辺部をネジ１０で脱水槽底部８に固定するものである
が、洗濯兼脱水槽５の構造は、従来は図３、図４に示す
ように脱水槽フランジ７が円板状で、その径が回転翼４
よりも小さいため、回転翼４の下方の洗濯兼脱水槽５の
強度を確保するために、回転翼４の下方に入り込んで脱
水槽フランジ７に結合する脱水槽底部８の肉厚を大きく
し、この肉厚の部分でネジ１０により脱水槽底部８を脱
水槽フランジ７に結合している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】脱水槽底部８の回転翼
４の下方に位置する部分が肉厚であると、その分だけこ
の上方に配設される回転翼４が洗濯兼脱水槽５の底部よ
り上方に持ち上がり、洗濯兼脱水槽５の底部からの回転
翼４の上部の高さ位置が高くなる。一方、洗濯容量は洗
濯兼脱水槽５の容量により決定されるが、この容量は回
転翼４の上方に形成される洗濯兼脱水槽５の内部空間の
量である。このため、回転翼４の上面部の高さ位置が洗
濯兼脱水槽５の底部で高位置にあると、その分だけ洗濯
容量が少なくなり、容量を大きくするには洗濯兼脱水槽
５の高さを大きくし、これに伴い水槽３の高さも大きく
する必要がある。その結果、洗濯機の全体の高さが大き
くなってしまう。
４の下方に位置する部分が肉厚であると、その分だけこ
の上方に配設される回転翼４が洗濯兼脱水槽５の底部よ
り上方に持ち上がり、洗濯兼脱水槽５の底部からの回転
翼４の上部の高さ位置が高くなる。一方、洗濯容量は洗
濯兼脱水槽５の容量により決定されるが、この容量は回
転翼４の上方に形成される洗濯兼脱水槽５の内部空間の
量である。このため、回転翼４の上面部の高さ位置が洗
濯兼脱水槽５の底部で高位置にあると、その分だけ洗濯
容量が少なくなり、容量を大きくするには洗濯兼脱水槽
５の高さを大きくし、これに伴い水槽３の高さも大きく
する必要がある。その結果、洗濯機の全体の高さが大き
くなってしまう。
【０００５】また、回転翼４の上面部と水槽３の底面部
との間の空間は洗濯容量に含まれないが、この空間にも
洗濯水は入るため、この空間の高さＢ分の洗濯には使用
されない水が存在することになる。そして、この水の量
は回転翼４の上部の位置が前記のように洗濯兼脱水槽５
の底部で高位置にあるため、かなりの量となり、使用水
量に無駄が生じる。
との間の空間は洗濯容量に含まれないが、この空間にも
洗濯水は入るため、この空間の高さＢ分の洗濯には使用
されない水が存在することになる。そして、この水の量
は回転翼４の上部の位置が前記のように洗濯兼脱水槽５
の底部で高位置にあるため、かなりの量となり、使用水
量に無駄が生じる。
【０００６】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、水槽の高さを大きくせず、従来使用しているサイズ
の水槽を使用して、洗濯容量を増加でき、同時に、洗濯
に使用する水量の無駄を省くこともでき、さらに、脱水
槽底部の強度も確保でき、この場合に脱水槽底部と水槽
との接触も防止でき不具合の生じることのない洗濯機の
洗濯兼脱水槽構造を提供することにある。
し、水槽の高さを大きくせず、従来使用しているサイズ
の水槽を使用して、洗濯容量を増加でき、同時に、洗濯
に使用する水量の無駄を省くこともでき、さらに、脱水
槽底部の強度も確保でき、この場合に脱水槽底部と水槽
との接触も防止でき不具合の生じることのない洗濯機の
洗濯兼脱水槽構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第１に、外箱内に水槽を搖動自在に吊支し、
該水槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転
自在に配設し、前記水槽の底部周辺部をテーパー部に形
成した洗濯機で、前記洗濯兼脱水槽を回転翼の下方に配
設される脱水槽フランジと、該脱水槽フランジの外周囲
に取り付けられる平面輪状の脱水槽底部と、該脱水槽底
部の外周囲に固定される脱水槽側壁とで構成し、前記脱
水槽フランジを脱水軸に固定する洗濯兼脱水槽の取付構
造において、脱水槽底部の回転翼との重合部分を肉薄部
に形成するとともに、脱水槽フランジを回転翼の外方に
突出する大きさに形成し、該突出部分の先端を脱水槽底
部に固定し、該脱水槽底部の外周囲を脱水槽側壁に固定
することにより、脱水槽底部の回転翼の下方に突出する
部分が肉薄になってこの分だけ従来より回転翼の配設高
さ位置が低くなり、回転翼の上面位置を下げることがで
き、これにより、水槽は従来とおなじサイズのものを使
用しても、洗濯兼脱水槽の底部が回転翼の下方に入り込
まず、回転翼の上面の位置を下げた分だけ洗濯兼脱水槽
の容量が増加する。また、脱水槽底部の回転翼の下方に
突出する部分を肉薄に形成しても、回転翼の下方は脱水
槽フランジで覆われるから強度は確保できる。
するため、第１に、外箱内に水槽を搖動自在に吊支し、
該水槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転
自在に配設し、前記水槽の底部周辺部をテーパー部に形
成した洗濯機で、前記洗濯兼脱水槽を回転翼の下方に配
設される脱水槽フランジと、該脱水槽フランジの外周囲
に取り付けられる平面輪状の脱水槽底部と、該脱水槽底
部の外周囲に固定される脱水槽側壁とで構成し、前記脱
水槽フランジを脱水軸に固定する洗濯兼脱水槽の取付構
造において、脱水槽底部の回転翼との重合部分を肉薄部
に形成するとともに、脱水槽フランジを回転翼の外方に
突出する大きさに形成し、該突出部分の先端を脱水槽底
部に固定し、該脱水槽底部の外周囲を脱水槽側壁に固定
することにより、脱水槽底部の回転翼の下方に突出する
部分が肉薄になってこの分だけ従来より回転翼の配設高
さ位置が低くなり、回転翼の上面位置を下げることがで
き、これにより、水槽は従来とおなじサイズのものを使
用しても、洗濯兼脱水槽の底部が回転翼の下方に入り込
まず、回転翼の上面の位置を下げた分だけ洗濯兼脱水槽
の容量が増加する。また、脱水槽底部の回転翼の下方に
突出する部分を肉薄に形成しても、回転翼の下方は脱水
槽フランジで覆われるから強度は確保できる。
【０００８】第２に、脱水槽フランジの突出部の先端は
他の部分よりも一段上に位置するよう段部に形成するこ
とにより、洗濯兼脱水槽の底部全体をこの脱水槽フラン
ジで覆うようにしても段部によってさらに必要な強度を
確保できる。また、水槽の底部周辺部がテーパー部に形
成されていても、脱水槽フランジの先端部分は段部に形
成したからこの部分が水槽のテーパー部に当たることを
防止できる。
他の部分よりも一段上に位置するよう段部に形成するこ
とにより、洗濯兼脱水槽の底部全体をこの脱水槽フラン
ジで覆うようにしても段部によってさらに必要な強度を
確保できる。また、水槽の底部周辺部がテーパー部に形
成されていても、脱水槽フランジの先端部分は段部に形
成したからこの部分が水槽のテーパー部に当たることを
防止できる。
【０００９】第３に、脱水槽フランジをアルミニウムな
どの金属で成形することにより、洗濯兼脱水槽の底部全
体を覆うような任意の形状に簡単に一体成形でき、必要
な強度を確保できる。
どの金属で成形することにより、洗濯兼脱水槽の底部全
体を覆うような任意の形状に簡単に一体成形でき、必要
な強度を確保できる。
【００１０】第４に、脱水槽底部は回転翼との重合部分
以外の部分だけを肉厚に形成することで、回転翼の配設
位置の高さを高くすることなしに脱水槽底部の強度を確
保できる。
以外の部分だけを肉厚に形成することで、回転翼の配設
位置の高さを高くすることなしに脱水槽底部の強度を確
保できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の洗濯機の洗濯
兼脱水槽構造の実施の形態を示す要部の縦断正面図で、
洗濯機の全体構造は図２について既に説明した通りであ
るから、ここでの詳細な説明は省略する。本発明の洗濯
兼脱水槽構造が実施される洗濯機も従来と同様に、底部
に回転翼４を設けた洗濯兼脱水槽５を水槽３内に回転自
在に配設し、前記水槽３の底部周辺部をテーパー部３ａ
に形成してある。
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の洗濯機の洗濯
兼脱水槽構造の実施の形態を示す要部の縦断正面図で、
洗濯機の全体構造は図２について既に説明した通りであ
るから、ここでの詳細な説明は省略する。本発明の洗濯
兼脱水槽構造が実施される洗濯機も従来と同様に、底部
に回転翼４を設けた洗濯兼脱水槽５を水槽３内に回転自
在に配設し、前記水槽３の底部周辺部をテーパー部３ａ
に形成してある。
【００１２】そして、洗濯機の洗濯兼脱水槽の基本構造
も従来と同様に、回転翼４の下方に配設される脱水槽フ
ランジ７と、該脱水槽フランジ７の外周囲に取り付けら
れるプラスチックなどの合成樹脂製の平面輪状の脱水槽
底部８と、該脱水槽底部８の外周囲に固定されるステン
レスなどの金属製の脱水槽側壁９とで構成し、前記脱水
槽フランジ７は脱水軸６に固定される。
も従来と同様に、回転翼４の下方に配設される脱水槽フ
ランジ７と、該脱水槽フランジ７の外周囲に取り付けら
れるプラスチックなどの合成樹脂製の平面輪状の脱水槽
底部８と、該脱水槽底部８の外周囲に固定されるステン
レスなどの金属製の脱水槽側壁９とで構成し、前記脱水
槽フランジ７は脱水軸６に固定される。
【００１３】かかる構成の洗濯兼脱水槽５において、本
発明では脱水槽フランジ７の材質をアルミニウムなどの
金属製で、図２に示すように放射方向に複数（図示の例
では六方向）の支持片７ｂを突出させて平面略星形状の
ものとし、支持片７ｂの先端が回転翼４の外方に突出す
る大きさの径に形成し、突出先端は他の部分よりも一段
上に位置するよう水平な段部７ａに形成する。
発明では脱水槽フランジ７の材質をアルミニウムなどの
金属製で、図２に示すように放射方向に複数（図示の例
では六方向）の支持片７ｂを突出させて平面略星形状の
ものとし、支持片７ｂの先端が回転翼４の外方に突出す
る大きさの径に形成し、突出先端は他の部分よりも一段
上に位置するよう水平な段部７ａに形成する。
【００１４】脱水槽底部８は回転翼４の下方に入り込む
中心部分については肉薄部８ａに形成し、その周囲部分
は脱水槽フランジ７との結合部として肉厚部８ｂに形成
し、さらに該肉厚部８ｂの下部周縁には前記段部７ａに
係合する段部８ｃを形成する。そして、脱水槽底部８を
脱水槽フランジ７の上面に接合し、段部７ａと段部８ｃ
を係合してこの箇所でネジ１０により脱水槽底部８と脱
水槽フランジ７とを結合する。この場合、脱水槽底部８
のネジ１０による結合部は肉厚部８ｂに形成してあるか
ら、必要な結合強度を確保できる。
中心部分については肉薄部８ａに形成し、その周囲部分
は脱水槽フランジ７との結合部として肉厚部８ｂに形成
し、さらに該肉厚部８ｂの下部周縁には前記段部７ａに
係合する段部８ｃを形成する。そして、脱水槽底部８を
脱水槽フランジ７の上面に接合し、段部７ａと段部８ｃ
を係合してこの箇所でネジ１０により脱水槽底部８と脱
水槽フランジ７とを結合する。この場合、脱水槽底部８
のネジ１０による結合部は肉厚部８ｂに形成してあるか
ら、必要な結合強度を確保できる。
【００１５】また、脱水槽底部８の外周囲に形成した周
壁部を脱水槽側壁９に固定して、この脱水槽底部８を介
して脱水槽側壁９が回転翼４の下方に配設される脱水槽
フランジ７と結合される。この場合、水槽３の底部周辺
がテーパー部３ａに形成されて、洗濯兼脱水槽５との間
の間隔が狭くなっていても、水槽３の側に突出する脱水
槽フランジ７の突出部分は段部７ａに形成されているか
ら、テーパー部３ａの傾斜に沿うようにして立ち上がる
から、脱水槽フランジ７の回転翼４より突出する部分が
水槽３と接触することはない。
壁部を脱水槽側壁９に固定して、この脱水槽底部８を介
して脱水槽側壁９が回転翼４の下方に配設される脱水槽
フランジ７と結合される。この場合、水槽３の底部周辺
がテーパー部３ａに形成されて、洗濯兼脱水槽５との間
の間隔が狭くなっていても、水槽３の側に突出する脱水
槽フランジ７の突出部分は段部７ａに形成されているか
ら、テーパー部３ａの傾斜に沿うようにして立ち上がる
から、脱水槽フランジ７の回転翼４より突出する部分が
水槽３と接触することはない。
【００１６】また、この段部７ａが脱水槽フランジ７と
脱水層底部８との結合部となるから、結合強度も確保で
きる。
脱水層底部８との結合部となるから、結合強度も確保で
きる。
【００１７】さらに、従来に比較して回転翼４の下方に
入り込む部分の脱水層底部８の厚さを薄くできるから、
その分だけ脱水槽底部８の位置すなわち回転翼４の配設
高さ位置が低くなり、その結果、従来と同じ容量の水槽
３を使用しても洗濯兼脱水槽４の容量を大きくでき、回
転翼４の上面部と水槽３の底面部との間の高さＡ分の空
間に入る水が少なくなり、洗濯に使用されない水の量が
節減する。
入り込む部分の脱水層底部８の厚さを薄くできるから、
その分だけ脱水槽底部８の位置すなわち回転翼４の配設
高さ位置が低くなり、その結果、従来と同じ容量の水槽
３を使用しても洗濯兼脱水槽４の容量を大きくでき、回
転翼４の上面部と水槽３の底面部との間の高さＡ分の空
間に入る水が少なくなり、洗濯に使用されない水の量が
節減する。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯機の洗濯
兼脱水槽構造は、第１に、外箱内に水槽を搖動自在に吊
支し、該水槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽
を回転自在に配設し、前記水槽の底部周辺部をテーパー
部に形成した洗濯機で、前記洗濯兼脱水槽を回転翼の下
方に配設される脱水槽フランジと、該脱水槽フランジの
外周囲に取り付けられる平面輪状の脱水槽底部と、該脱
水槽底部の外周囲に固定される脱水槽側壁とで構成し、
前記脱水槽フランジを脱水軸に固定する洗濯兼脱水槽の
取付構造において、脱水槽底部の回転翼との重合部分を
肉薄部に形成するとともに、脱水槽フランジを回転翼の
外方に突出する大きさに形成し、該突出部分の先端を脱
水槽底部に固定し、該脱水槽底部の外周囲を脱水槽側壁
に固定することにより、脱水槽底部の回転翼の下方に突
出する部分が肉薄になってこの分だけ従来より回転翼の
配設高さ位置が低くなり、回転翼の上面位置を下げるこ
とができ、これにより、水槽は従来とおなじサイズのも
のを使用しても、洗濯兼脱水槽の底部が回転翼の下方に
入り込まず、回転翼の上面の位置を下げた分だけ洗濯兼
脱水槽の容量が増加する。また、脱水槽底部の回転翼の
下方に突出する部分を肉薄に形成しても、回転翼の下方
は脱水槽フランジで覆われるから強度は確保できる。
兼脱水槽構造は、第１に、外箱内に水槽を搖動自在に吊
支し、該水槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽
を回転自在に配設し、前記水槽の底部周辺部をテーパー
部に形成した洗濯機で、前記洗濯兼脱水槽を回転翼の下
方に配設される脱水槽フランジと、該脱水槽フランジの
外周囲に取り付けられる平面輪状の脱水槽底部と、該脱
水槽底部の外周囲に固定される脱水槽側壁とで構成し、
前記脱水槽フランジを脱水軸に固定する洗濯兼脱水槽の
取付構造において、脱水槽底部の回転翼との重合部分を
肉薄部に形成するとともに、脱水槽フランジを回転翼の
外方に突出する大きさに形成し、該突出部分の先端を脱
水槽底部に固定し、該脱水槽底部の外周囲を脱水槽側壁
に固定することにより、脱水槽底部の回転翼の下方に突
出する部分が肉薄になってこの分だけ従来より回転翼の
配設高さ位置が低くなり、回転翼の上面位置を下げるこ
とができ、これにより、水槽は従来とおなじサイズのも
のを使用しても、洗濯兼脱水槽の底部が回転翼の下方に
入り込まず、回転翼の上面の位置を下げた分だけ洗濯兼
脱水槽の容量が増加する。また、脱水槽底部の回転翼の
下方に突出する部分を肉薄に形成しても、回転翼の下方
は脱水槽フランジで覆われるから強度は確保できる。
【００１９】第２に、脱水槽フランジの突出部の先端は
他の部分よりも一段上に位置するよう段部に形成するこ
とにより、洗濯兼脱水槽の底部全体をこの脱水槽フラン
ジで覆うようにしても段部によってさらに必要な強度を
確保できる。また、水槽の底部周辺部がテーパー部に形
成されていても、脱水槽フランジの先端部分は段部に形
成したからこの部分が水槽のテーパー部に当たることを
防止できる。
他の部分よりも一段上に位置するよう段部に形成するこ
とにより、洗濯兼脱水槽の底部全体をこの脱水槽フラン
ジで覆うようにしても段部によってさらに必要な強度を
確保できる。また、水槽の底部周辺部がテーパー部に形
成されていても、脱水槽フランジの先端部分は段部に形
成したからこの部分が水槽のテーパー部に当たることを
防止できる。
【００２０】第３に、脱水槽フランジをアルミニウムな
どの金属で成形することにより、洗濯兼脱水槽の底部全
体を覆うような任意の形状に簡単に一体成形でき、必要
な強度を確保できる。
どの金属で成形することにより、洗濯兼脱水槽の底部全
体を覆うような任意の形状に簡単に一体成形でき、必要
な強度を確保できる。
【００２１】第４に、脱水槽底部は回転翼との重合部分
以外の部分だけを肉厚に形成することで、回転翼の配設
位置の高さを高くすることなしに脱水槽底部の強度を確
保できる。
以外の部分だけを肉厚に形成することで、回転翼の配設
位置の高さを高くすることなしに脱水槽底部の強度を確
保できる。
【図１】本発明の洗濯機の洗濯兼脱水槽構造の実施の形
態を示す要部の縦断正面図である。
態を示す要部の縦断正面図である。
【図２】本発明の洗濯機の洗濯兼脱水槽構造の実施の形
態を示す要部である脱水槽フランジの斜視図である。
態を示す要部である脱水槽フランジの斜視図である。
【図３】従来の洗濯機の洗濯兼脱水槽構造を示す縦断正
面図である。
面図である。
【図４】従来の脱水槽フランジの斜視図である。
１…外箱、 ２…防振装置、
３…水槽、３ａ…テーパー部、 ４…回転翼、
５…洗濯兼脱水槽、６…脱水軸、
７…脱水槽フランジ、 ７ａ…段部、７ｂ
…支持片、 ８…脱水槽底部、 ８
ａ…肉薄部、８ｂ…肉厚部、 ８ｃ…段部、
９…脱水槽側壁、１０…ネジ
３…水槽、３ａ…テーパー部、 ４…回転翼、
５…洗濯兼脱水槽、６…脱水軸、
７…脱水槽フランジ、 ７ａ…段部、７ｂ
…支持片、 ８…脱水槽底部、 ８
ａ…肉薄部、８ｂ…肉厚部、 ８ｃ…段部、
９…脱水槽側壁、１０…ネジ
Claims (4)
- 【請求項１】 外箱内に水槽を搖動自在に吊支し、該水
槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転自在
に配設し、前記水槽の底部周辺部をテーパー部に形成し
た洗濯機で、前記洗濯兼脱水槽を回転翼の下方に配設さ
れる脱水槽フランジと、該脱水槽フランジの外周囲に取
り付けられる平面輪状の脱水槽底部と、該脱水槽底部の
外周囲に固定される脱水槽側壁とで構成し、前記脱水槽
フランジを脱水軸に固定する洗濯兼脱水槽の取付構造に
おいて、脱水槽底部の回転翼との重合部分を肉薄部に形
成するとともに、脱水槽フランジを回転翼の外方に突出
する大きさに形成し、該突出部分の先端を脱水槽底部に
固定し、該脱水槽底部の外周囲を脱水槽側壁に固定する
ことを特徴とする洗濯機の洗濯兼脱水槽構造。 - 【請求項２】 脱水槽フランジの突出部の先端は他の部
分よりも一段上に位置するよう段部に形成することを特
徴とする請求項１記載の洗濯機の洗濯兼脱水槽構造。 - 【請求項３】 脱水槽フランジをアルミニウムなどの金
属で成形することを特徴とする請求項１または請求項２
に記載の洗濯機の洗濯兼脱水槽構造。 - 【請求項４】 脱水槽底部は回転翼との重合部分以外の
部分を肉厚に形成することを特徴とする請求項１から請
求項３のいずれかに記載の洗濯機の洗濯兼脱水槽構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10081555A JPH11276774A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 洗濯機の洗濯兼脱水槽構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10081555A JPH11276774A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 洗濯機の洗濯兼脱水槽構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276774A true JPH11276774A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13749543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10081555A Pending JPH11276774A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 洗濯機の洗濯兼脱水槽構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11276774A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100811306B1 (ko) * | 2002-04-17 | 2008-03-10 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기용 허브 |
| KR100893859B1 (ko) * | 2002-11-29 | 2009-04-20 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 탈수조와 탈수조 지지허브와의 체결구조 |
| US8756957B2 (en) * | 2006-05-12 | 2014-06-24 | Lg Electronics Inc. | Tub for a washing machine with a bearing housing inserted therein |
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