JP2589623Y2 - 脱水洗濯機 - Google Patents
脱水洗濯機Info
- Publication number
- JP2589623Y2 JP2589623Y2 JP1992067720U JP6772092U JP2589623Y2 JP 2589623 Y2 JP2589623 Y2 JP 2589623Y2 JP 1992067720 U JP1992067720 U JP 1992067720U JP 6772092 U JP6772092 U JP 6772092U JP 2589623 Y2 JP2589623 Y2 JP 2589623Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tub
- beak
- balance ring
- dewatering
- dehydration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、バランスリングに仕上
げ剤収納部を設けた脱水洗濯機に関する。
げ剤収納部を設けた脱水洗濯機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、全自動洗濯機の洗濯兼脱水槽に脱
水時の振動抑制用のバランスリングを設けたものにおい
て、前記バランスリングに一体に仕上げ剤投入装置を設
け、脱水時の遠心力を利用して仕上げ剤を外槽に投入す
るようにした投入装置は種々提案されている。例えば特
開昭５８−１５８９１では脱水槽の開口部にバランスリ
ングを嵌合させ、前記バランスリングに設けられた仕上
げ剤投入装置の吐き出し口と対応する位置に前記バラン
スリング外周へ連通する流出部を形成しこの流出部を脱
水槽外周に設けた角孔を通じて直接脱水槽外方に連通す
るように構成している、これによりバランスリングと脱
水槽の組立て時に、前記流出部と前記角孔との係合が位
置決めとなり作業性を向上させるというものであった。
水時の振動抑制用のバランスリングを設けたものにおい
て、前記バランスリングに一体に仕上げ剤投入装置を設
け、脱水時の遠心力を利用して仕上げ剤を外槽に投入す
るようにした投入装置は種々提案されている。例えば特
開昭５８−１５８９１では脱水槽の開口部にバランスリ
ングを嵌合させ、前記バランスリングに設けられた仕上
げ剤投入装置の吐き出し口と対応する位置に前記バラン
スリング外周へ連通する流出部を形成しこの流出部を脱
水槽外周に設けた角孔を通じて直接脱水槽外方に連通す
るように構成している、これによりバランスリングと脱
水槽の組立て時に、前記流出部と前記角孔との係合が位
置決めとなり作業性を向上させるというものであった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが上述のような
構成においてはバランスリングの外径と脱水槽内径は嵌
合させるために同一の寸法とする必要がある。そのた
め、例えば洗濯容量の大型化に伴い脱水槽内径が他に比
べて大なるものにはそれに応じた大外径のバランスリン
グを新たに設ける必要があった。つまり脱水槽の種類の
数だけバランスリングの種類が必要となり、コストアッ
プになるだけでなく在庫管理の手間が大幅に増加すると
いう課題があった。
構成においてはバランスリングの外径と脱水槽内径は嵌
合させるために同一の寸法とする必要がある。そのた
め、例えば洗濯容量の大型化に伴い脱水槽内径が他に比
べて大なるものにはそれに応じた大外径のバランスリン
グを新たに設ける必要があった。つまり脱水槽の種類の
数だけバランスリングの種類が必要となり、コストアッ
プになるだけでなく在庫管理の手間が大幅に増加すると
いう課題があった。
【０００４】そこで、本考案の目的は、製造コストを安
くすると共に、組立て作業性が良く仕上げ剤の自動投入
が確実に行える脱水洗濯機を提供することにある。
くすると共に、組立て作業性が良く仕上げ剤の自動投入
が確実に行える脱水洗濯機を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案では外槽と、該
外槽内に装着した洗濯兼脱水槽とからなり、前記脱水槽
の口縁内周面に取付けたバランスリングに仕上げ剤収納
部を設け、該収納部の排出嘴を脱水槽の角孔に臨ませ、
仕上げ剤を排出嘴から外槽内に供給するようにしたもの
において、前記脱水槽とバランスリングとの間に環状ス
ペ−サを介在し、該スペ−サには前記脱水槽の角孔に対
応して角状透口を形成し、該透口周縁に突壁を設け、こ
の突壁を前記脱水槽の角孔から外槽内に突出させ、前記
排出嘴を突壁上に位置させるように構成した。
外槽内に装着した洗濯兼脱水槽とからなり、前記脱水槽
の口縁内周面に取付けたバランスリングに仕上げ剤収納
部を設け、該収納部の排出嘴を脱水槽の角孔に臨ませ、
仕上げ剤を排出嘴から外槽内に供給するようにしたもの
において、前記脱水槽とバランスリングとの間に環状ス
ペ−サを介在し、該スペ−サには前記脱水槽の角孔に対
応して角状透口を形成し、該透口周縁に突壁を設け、こ
の突壁を前記脱水槽の角孔から外槽内に突出させ、前記
排出嘴を突壁上に位置させるように構成した。
【０００６】
【作用】上記構成によればバランスリングと脱水槽の篏
合部の隙間に、その隙間に応じた肉厚のスペ−サを設け
たので、バランスリング外径に比べ脱水槽内径が大なる
組み合わせでも固着が可能となる。また、スペ−サには
仕上げ剤排出嘴に対応した位置に外槽外周に連通した角
状透口を設け、更に前記透口の周縁に突壁を設けたので
前記排出嘴から排出された仕上げ剤は前記突壁に案内さ
れて外槽と脱水槽の間に滴下される。
合部の隙間に、その隙間に応じた肉厚のスペ−サを設け
たので、バランスリング外径に比べ脱水槽内径が大なる
組み合わせでも固着が可能となる。また、スペ−サには
仕上げ剤排出嘴に対応した位置に外槽外周に連通した角
状透口を設け、更に前記透口の周縁に突壁を設けたので
前記排出嘴から排出された仕上げ剤は前記突壁に案内さ
れて外槽と脱水槽の間に滴下される。
【０００７】
【実施例】本考案の実施例を図１から図５に基づいて説
明する。１は全自動洗濯機の外箱である。２は両端に防
振バネ座３と防振バネ４が連結されたつり棒で、外箱１
の上部開口部四隅に設けられた吊り棒受け５に前記防振
バネ座け３を上方にして吊り下げられている。６は外箱
１内に配設された外槽で前記防振バネ４及びつり棒２に
より支持されている。７は外槽６内に配設された円筒状
の洗濯兼脱水槽で底面中央部にパルセ−タ８を有してい
る。９は外槽６の底面下部に配置されたモ−タ−で、該
モ−タ−の動力はＶベルト１０により機構部１１を経て
前記脱水槽７及び前記パルセ−タ８に伝達される。１２
は脱水槽７の口縁内周面に設られネジ止めされた、脱水
時の振動を抑制するバランスリングで内部に空洞を有し
空洞内には液体が封入されてある。１３は前記バランス
リング１２内部の一部に一体に設けられた仕上げ剤収納
部、１４は前記バランスリング１２と脱水槽７の嵌合部
に介在された環状体のスペ−サで上縁外周部にリブ２１
が突設されてある。
明する。１は全自動洗濯機の外箱である。２は両端に防
振バネ座３と防振バネ４が連結されたつり棒で、外箱１
の上部開口部四隅に設けられた吊り棒受け５に前記防振
バネ座け３を上方にして吊り下げられている。６は外箱
１内に配設された外槽で前記防振バネ４及びつり棒２に
より支持されている。７は外槽６内に配設された円筒状
の洗濯兼脱水槽で底面中央部にパルセ−タ８を有してい
る。９は外槽６の底面下部に配置されたモ−タ−で、該
モ−タ−の動力はＶベルト１０により機構部１１を経て
前記脱水槽７及び前記パルセ−タ８に伝達される。１２
は脱水槽７の口縁内周面に設られネジ止めされた、脱水
時の振動を抑制するバランスリングで内部に空洞を有し
空洞内には液体が封入されてある。１３は前記バランス
リング１２内部の一部に一体に設けられた仕上げ剤収納
部、１４は前記バランスリング１２と脱水槽７の嵌合部
に介在された環状体のスペ−サで上縁外周部にリブ２１
が突設されてある。
【０００８】１５は仕上げ剤収納部１３の上面に設けら
れた溝状の受け皿で、下部中央に仕上げ剤注入口１６が
設けられている。１７は前記注入口１６の下に位置する
液溜部、１８は仕上げ剤収納部１３とバランスリング外
周面を連通する通路となる流出部で、底面は外周に行く
につれて低くなる傾斜が設けてある。１９は前記流出部
の終端でバランスリング１２外周に突出してなる排出嘴
で、下方に行くほど突出長が大きくなるように構成され
ている。２０は前記スペ−サの前記排出嘴１９に対応す
る位置に設けられた角状透口で、上辺を除いた周縁に形
設された突壁２２が脱水槽の角孔２３より突出するよう
に固着される。
れた溝状の受け皿で、下部中央に仕上げ剤注入口１６が
設けられている。１７は前記注入口１６の下に位置する
液溜部、１８は仕上げ剤収納部１３とバランスリング外
周面を連通する通路となる流出部で、底面は外周に行く
につれて低くなる傾斜が設けてある。１９は前記流出部
の終端でバランスリング１２外周に突出してなる排出嘴
で、下方に行くほど突出長が大きくなるように構成され
ている。２０は前記スペ−サの前記排出嘴１９に対応す
る位置に設けられた角状透口で、上辺を除いた周縁に形
設された突壁２２が脱水槽の角孔２３より突出するよう
に固着される。
【０００９】上記のように構成すると注入口より注がれ
た仕上げ剤は注入口１５下部に位置する液溜部１７に一
時留まり、その後脱水時の遠心力を利用して、すすぎ給
水時に流出部１８に流れ込むように構成されている。流
出部１８に流入した仕上げ剤は底面の傾斜にそって排出
嘴１９へ移動する。ここで排出嘴はスペ−サに設けられ
た角状透口２０を覆うように固着されているため、排出
嘴１９を通過した仕上げ剤は突壁２２に案内されて脱水
槽７と外槽６の間に滴下され、脱水槽７内に直接仕上げ
剤が入らないようになっている。
た仕上げ剤は注入口１５下部に位置する液溜部１７に一
時留まり、その後脱水時の遠心力を利用して、すすぎ給
水時に流出部１８に流れ込むように構成されている。流
出部１８に流入した仕上げ剤は底面の傾斜にそって排出
嘴１９へ移動する。ここで排出嘴はスペ−サに設けられ
た角状透口２０を覆うように固着されているため、排出
嘴１９を通過した仕上げ剤は突壁２２に案内されて脱水
槽７と外槽６の間に滴下され、脱水槽７内に直接仕上げ
剤が入らないようになっている。
【００１０】上記のようにスペ−サ１４に設けた突壁２
２と、脱水槽の角孔２３の係合は位置決めとなり、更
に、前記突壁２２は下方の突出量が大きくなるように形
成しているため、即ち突壁２２上方は削り取られている
ため組み込み時に突壁２２が挿入の抵抗とならず、作業
を確実に且つスム−ズに行える。また、スペ−サ上端に
突出したリブ２１は脱水槽上縁と係合し保持されるた
め、スペ−サ１４が脱水槽内へ脱落することを防ぐよう
に作用する。
２と、脱水槽の角孔２３の係合は位置決めとなり、更
に、前記突壁２２は下方の突出量が大きくなるように形
成しているため、即ち突壁２２上方は削り取られている
ため組み込み時に突壁２２が挿入の抵抗とならず、作業
を確実に且つスム−ズに行える。また、スペ−サ上端に
突出したリブ２１は脱水槽上縁と係合し保持されるた
め、スペ−サ１４が脱水槽内へ脱落することを防ぐよう
に作用する。
【００１１】第６図はスペ−サの排出嘴の他の実施例を
示している。この図においてはスペ−サ１４に形成され
た透口２０の周縁全てに下方に行くほど突出量が大きく
なる突壁２２を設けたものである。
示している。この図においてはスペ−サ１４に形成され
た透口２０の周縁全てに下方に行くほど突出量が大きく
なる突壁２２を設けたものである。
【００１２】
【考案の効果】本考案の構成によれば、脱水槽とバラン
スリングの間にスペ−サを設けることで従来の課題が解
決されるためバランスリングの種類の増加を防ぐことが
でき、製造コストを安くすることができる。またスペ−
サに排出嘴を設けたので脱水槽内への仕上げ剤の漏れを
防ぐことができ、更に組立て作業が確実に行える効果を
有する。
スリングの間にスペ−サを設けることで従来の課題が解
決されるためバランスリングの種類の増加を防ぐことが
でき、製造コストを安くすることができる。またスペ−
サに排出嘴を設けたので脱水槽内への仕上げ剤の漏れを
防ぐことができ、更に組立て作業が確実に行える効果を
有する。
【図１】本考案実施例の全自動洗濯機の正面断面図であ
る。
る。
【図２】本考案実施例の洗濯兼脱水槽の正面断面図であ
る。
る。
【図３】本考案実施例の仕上げ剤収納部の側面断面図で
ある。
ある。
【図４】本考案実施例の脱水槽とスペ−サの組立て斜視
図である。
図である。
【図５】本考案実施例の排出嘴の斜視図である。
【図６】スペ−サの排出嘴の他の実施例の側面断面図で
ある。
ある。
６ 外槽 ７ 洗濯兼脱水槽 １２バランスリング １３仕上げ剤収納部 １４スペ−サ部 １９排出嘴 ２０角状透口 ２２突壁 ２３角孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D06F 37/12
Claims (1)
- 【請求項１】 外槽と、該外槽内に装着した洗濯兼脱水
槽とからなり、前記脱水槽の口縁内周面に取付けたバラ
ンスリングに仕上げ剤収納部を設け、該収納部の排出嘴
を脱水槽の角孔に臨ませ、仕上げ剤を排出嘴から外槽内
に供給するようにしたものにおいて、前記脱水槽とバラ
ンスリングとの間に環状スペ−サを介在し、該スペ−サ
には前記脱水槽の角孔に対応して角状透口を形成し、該
透口の周縁に突壁を設け、この突壁を前記脱水槽の角孔
から外槽内に突出させ、前記排出嘴を突壁上に位置させ
てなる脱水洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992067720U JP2589623Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 脱水洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992067720U JP2589623Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 脱水洗濯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631685U JPH0631685U (ja) | 1994-04-26 |
| JP2589623Y2 true JP2589623Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13353081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992067720U Expired - Lifetime JP2589623Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 脱水洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2589623Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP1992067720U patent/JP2589623Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0631685U (ja) | 1994-04-26 |
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