JPH0423519Y2 - - Google Patents

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JPH0423519Y2
JPH0423519Y2 JP12699686U JP12699686U JPH0423519Y2 JP H0423519 Y2 JPH0423519 Y2 JP H0423519Y2 JP 12699686 U JP12699686 U JP 12699686U JP 12699686 U JP12699686 U JP 12699686U JP H0423519 Y2 JPH0423519 Y2 JP H0423519Y2
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ring
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barrier
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cylindrical wall
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は脱水運転時に内槽からはみ出す洗濯物
の傷付きや異常音の発生を防止するように構成し
た脱水兼用洗濯機に関する。
(従来の技術) 従来より脱水兼用洗濯機においては、外槽及び
この外槽の内部に配設され洗濯物を収容する内槽
並びにこの内槽の上端開口縁部に設けられたバラ
ンスリングを具え、その内槽を回転させることに
よつて洗濯物を脱水するようにしている。
しかしながらこのものの場合、内槽の内部に規
定の容量一杯に或いはそれ以上に洗濯物を収容し
た状態で脱水運転を行なうと、内槽上端部のバラ
ンスリングからはみ出して勝ちな洗濯物が内槽の
回転による遠心力を受けて一層はみ出し、そして
そのはみ出した位置で静止状態にある外槽の上端
開口縁部に設けられたカバー、特にこれの槽内方
へ張り出した中の先端部である内周部に接し擦れ
て傷付くという問題点があり、又、その折り異常
音を発生するという問題点もあつた。
これに対処するものとして、第3図に示す如く
構成したものがある。このものは、内槽1の上端
開口縁部にあつて、ドーナツ型容器状をなす下部
リング2と、これの上面開口部を閉塞する蓋状の
上部リング3とにより構成されるバランスリング
4につき、その上部リング3の内周縁部に上端が
外槽5の上端開口縁部のカバー6の内周部よりも
上方へ突出する筒状の障壁部7を形成したもの
で、それにより、脱水運転時に内槽1に収容され
た洗濯物がはみ出し勝ちとなつても、それが障壁
部7により抑えられ、或いは該障壁部7によりカ
バー6の内周部より上方にはみ出すようになつて
結局カバー6には接触せず、よつて洗濯物の傷付
きや異常音の発生を防止するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構成のものの場合、障壁部7は、肉厚Aが
バランスリング4における上部リング3の他の部
分と同じで薄く、従つて強度が小さいという問題
点があり、又、その薄さ故に手をその障壁部7上
端に触れたときに鋭利感があつて手触りが悪いと
いう問題点を有していた。
そこで、第4図に示す障壁部8のように、その
肉厚Bを上記障壁部7の肉厚Aよりも相当に大き
く(B>A)することで、該障壁部8の強度の向
上を図り且つ障壁部8の上端部に対する手触りを
良くすることが考えらえる。ところがこの場合、
上部リング3にあつてその障壁部8の肉厚が極端
に大きくなることから、その成形の際や成形の後
に、同図に一点鎖線で示すように障壁部8の外面
部にいわゆる肉ひけによる窪みが生じたり、二点
鎖線で示すように該障壁部8が変形したりし、そ
の真円度が損われるという問題点があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、脱水運転時に内槽からは
み出し勝ちな洗濯物の傷付きや異常音の発生を防
止し得るのみならず、特にはそれをする障壁部の
強度の向上並びに該障壁部上端部の手触り感の向
上を図り得、そしてそれに加えその障壁部の窪み
や変形の発生も防止することができる脱水兼用洗
濯機を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の脱水兼用洗濯機は、脱水運転時に内槽
からはみ出し勝ちな洗濯物の傷付きや異常音の発
生を防止する障壁部をバランスリングに有するも
のであつて、そのバランスリングを、上端が外槽
のカバーの内周部よりも上方へ突出する筒状壁部
を有した下部リングと、上端が前記カバーの内周
部よりも上方へ突出する立上がり壁部及びこの立
上がり壁部の上端部から延設された折返し壁部を
有しその立上がり壁部を前記筒状壁部の上部の外
面に重ね合わせると共に立上がり壁部を筒状壁部
の上部の端面及び内面に重ね合わせた状態にて筒
状壁部に固着され上部リングとにより構成し、そ
の下部リングの筒状壁部の上部と上部リングの立
上がり壁部及び折返し壁部とにより前記障壁部を
構成したところに特徴を有する。
(作用) 上述のものの場合、脱水運転時に内槽からはみ
出す洗濯物の傷付きや異常音の発生を障壁部によ
り防止し得ることはいうまでもなく、特にそれに
つき、バランスリングにおける下部リングの筒状
壁部の上部と上部リングの立上がり壁部及び折返
し壁部との重ね合わせにより障壁部を構成してい
るものであるから、その厚さを充分に確保でき、
しかも、その厚さを確保するにしても障壁部を構
成する各壁部は夫々均等な肉厚で形成すれば良
く、よつてそれらの成形時に肉ひけや変形が発生
することはない。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき第1図及び第2図
を参照して説明する。まず第2図において、11
は外歯、12はその内部に配設された外槽で、こ
の外槽12は上端の開口縁部に内方へ張り出す筒
状のカバー13を有している。14は外槽12の
内部に配設された内槽で、周壁部に図示はしない
が多数の小孔を有しており、又、内底部にはこれ
も図示はしないがパルセータを配設している。1
5は内槽14の上端開口縁部に設けた例えば液体
封入形のバランスリングで、これは下部リング1
6と上部リング17とにより構成している。この
うち下部リング16は、詳細には第1図に示すよ
うに、環状の底壁部18と、この底壁部18の外
側縁部から上方に延設された外側筒状壁部19
と、底壁部18の内側縁部から上方に延設され上
端が外側筒状壁部19の上端よりも高く且つ前記
外槽12のカバー13の内周部よりも上方へ突出
する内側筒状壁部20とを有した容器状をなして
いて、内槽14の上端開口縁部にねじ21によつ
て取付けている。これに対して上部リング17
も、詳細には同第1図に示すように、環状をなし
外周部下部に嵌合部22が形成された水平壁部2
3と、この水平壁部23の内側縁部から上方に延
設され上端が外槽12のカバー13の内周部より
も上方へ突出する立上がり壁部24と、この立上
がり壁部24の上端部から延設された断面逆L字
状をなす折返し壁部25とを有して成る。而して
この上部リング17は、嵌合部22を下部リング
16における外側筒状壁部19の上端部に嵌合す
る一方、立上がり壁部24を下部リング16にお
ける内側筒状壁部20の上部の外面に重ね合わ
せ、且つ折返し壁部25をその内側筒状壁部20
の上部の端面及び内面に重ね合わせた状態にて、
例えば回転による熱溶着いわゆるスピン溶着によ
つて、嵌合部22を外側筒状壁部19に固着する
と共に、折返し壁部25を内側筒状壁部20に固
着している。斯くして上部リング17を下部リン
グ16に固着し、その状態にて下部リング16に
おける内側筒状壁部20の上部と上部リング17
における立上がり壁部24及び折返し壁部25と
により障壁部26を構成している。
さて、上記構成のものの場合、脱水時には図示
しない洗濯物を収容した内槽14を高速回転させ
る。斯様な脱水運転時に、内槽14内に洗濯物を
その容量一杯に或いはそれ以上に収容した場合、
洗濯物が内槽14の回転による遠心力を受けて内
槽14の上端開口縁部からはみ出し勝ちとなつて
も、それが障壁部7により抑えられ、又、その障
壁部26からでさえはみ出し勝ちとなつても、そ
の障壁部26が外槽12におけるカバー13の内
周部よりも上方へ突出していることから、結局、
カバー13には接触せず、斯くして洗濯物の傷付
きや異常音の発生を防止することができる。
そして、上記障壁部26は、バランスリング1
5における下部リング16の内側筒状壁部20と
上部リング17の立上がり壁部24及び折返し壁
部25との重ね合わせにより構成しているので、
その厚さC(第1図参照)を充分に大きく確保で
きる。よつて、その強度も充分に大きく確保で
き、又、該障壁部26の上端部に対する手触り感
も良好ならしめ得る。更にこの場合、障壁部26
の厚さCを確保しながらも、該障壁部26を構成
する内側筒状壁部20及び立上がり壁部24並び
に折返し壁部25は、夫々均等な肉厚で形成すれ
ば良いもので、従来の障壁部8部分の肉厚を上部
リング3にあつて局部的に大きく考えるものとは
違い、それらの成形時や成形後に肉ひけによる窪
みや変形を発生せず、よつてその真円度も良好に
確保することができる。
尚、上記従来例ではバランスリング15の下部
リング16と上部リング17とをスピン溶着によ
つて固着するようにしたが、これに代えて、それ
らを接着によつて固着するようにしても良く、そ
の他、本考案は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更して実施し得る。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように本考案の脱水兼
用洗濯機は、内槽の上端開口縁部におけるバラン
スリングが、外槽のカバーの内周部よりも上方へ
突出する障壁部を有したものであるから、脱水運
転時に内槽からはみ出し勝ちな洗濯物の傷付きや
異常音の発生を防止できることを基本とし、加え
て、その障壁部を、バランスリングにおける下部
リングの筒状壁部の上部と上部リングの立上がり
壁部及び折返し壁部との重ね合わせにて構成した
ので、該障壁部の強度の向上を図り得ると共に障
壁部の上端部に対する手触り感を良くし得、しか
も該障壁部に窪みや変形を来たすことも防止でき
るという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は要部の縦断面図、第2図は要部を破断し
て表わす全体の側面図である。そして、第3図及
び第4図は夫々従来構成を示す第1図相当図であ
る。 図面中、12は外槽、13はカバー、14は内
槽、15はバランスリング、16は下部リング、
17は上部リング、20は内側筒状壁部(筒状壁
部)、24は立上がり壁部、25は折返し壁部、
26は障壁部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端開口縁部に内方へ張り出すカバーを有した
    外槽と、この外槽の内部に配設され洗濯物を収容
    する内槽と、この内槽の上端開口縁部に設けられ
    上端が前記カバーの内周部よりも上方へ突出する
    障壁部を有したバランスリングとを具え、前記内
    槽を回転させることにより前記洗濯物を脱水する
    ようにしたものであつて、前記バランスリング
    を、上端が前記カバーの内周部よりも上方へ突出
    する筒状壁部を有した下部リングと、上端が前記
    カバーの内周部よりも上方へ突出する立上がり壁
    部及びこの立上がり壁部の上端部から延設された
    折返し壁部を有しその立上がり壁部を前記筒状壁
    部の上部の外面に重ね合わせると共に折返し壁部
    を筒状壁部の上部の端面及び内面に重ね合わせた
    状態にて該筒状壁部に固着された上部リングとに
    より構成し、その下部リングの筒状壁部の上部と
    上部リングの立上がり壁部及び折返し壁部とによ
    り前記障壁部を構成したことを特徴とする脱水兼
    用洗濯機。
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