JPH11276625A - 防災設備 - Google Patents

防災設備

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JPH11276625A
JPH11276625A JP10087202A JP8720298A JPH11276625A JP H11276625 A JPH11276625 A JP H11276625A JP 10087202 A JP10087202 A JP 10087202A JP 8720298 A JP8720298 A JP 8720298A JP H11276625 A JPH11276625 A JP H11276625A
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signal line
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supply pipe
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Yosaburo Atoyama
洋三郎 後山
Yasuo Ito
康雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管工事と配線工事を同時に行うことのでき
る防災設備を得ること。 【解決手段】 給水管2と、給水管2から分岐して設け
られた可撓管21と、可撓管21の一端に接続されたス
プリンクラヘッド31と、スプリンクラヘッド31の近
傍に設置された火災感知器32とを有し、火災感知器3
2の信号線15bを可撓管21に沿わせて配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災設備に係り、
さらに詳しくは、天井裏に設置された給水管とスプリン
クラヘッドとを直接又はヘッダを介して可撓管で接続す
ると共に、可撓管に火災感知器用の信号線を沿わせて配
設した防災設備に関すものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ビル、デパート、病院な
どには、火災感知器を含む火災報知設備と、火災発生時
にこれを検知して散水し、初期消火を行うスプリンクラ
ヘッドを含むスプリンクラ設備とからなる防災設備が設
けられており、各階の天井裏には、火災報知設備のため
の電気配線、及びスプリンクラ設備のための配管が張り
回らされている。そして、天井板には、複数個のスプリ
ンクラヘッドに対して概ね1個の割合いで火災感知器が
取付けられ、その一部を室内側に露出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような防災設備
の施工にあたっては、スプリンクラ設備の配管工事と、
火災報知設備の配線工事とはそれぞれ専門の業者により
別々に行われるため、両工事の日程の調整などが面倒
で、往々にして工事遅延を招くことがあった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、配管工事と配線工事を同時に行うことの
できる防災設備を得ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る防災
設備は、給水管と、該給水管から分岐して設けられた可
撓管と、該可撓管の一端に接続されたスプリンクラヘッ
ドと、該スプリンクラヘッドの近傍に設置された火災感
知器とを有し、該火災感知器の信号線を前記可撓管に沿
わせて配設したものである。
【0006】(2)上記(1)の給水管と可撓管との間
に複数の接続口を有するヘッダを設け、該ヘッダに信号
線が接続される端子部を設けた。
【0007】(3)上記(2)の給水管に信号線を沿わ
せて配設し、該信号線の一端を火災受信機に接続し他端
をヘッダの端子部に接続した。
【0008】(4)上記(2)又は(3)の可撓管を、
外周に信号線が一体に設けられた合成樹脂製の信号線付
き可撓管で構成した。 (5)また、上記(4)の信号線の端部に接続端子を設
けた。
【0009】(6)上記(1)〜(5)の何れかの給水
管に沿って配設した信号線を結束バンドなどで固定し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の模式
図、図2はその要部の斜視図である。図において、1は
一端が例えば送水ポンプを介して貯水槽(共に図示せ
ず)に接続された給水本管、2はこの給水本管1から分
岐し、例えば流水検知装置(図示せず)を介して天井裏
にほぼ水平に設置された給水管、3は給水管2にこれと
直交してほぼ垂直又は水平に設けられた分岐管である。
【0011】5は分岐管3に継手4を介して接続された
ヘッダで、図3に示すように、通水路7を有する円筒状
の本体6からなり、通水路7の一端は閉塞されている。
8a,8bは本体6の両側を平行に切除して形成した平
坦部で、この平坦部8a,8bには、通水路7に連通
し、外周におねじを有する複数の接続口9が設けられて
いる。10はヘッダ5上に設けられた端子箱で、例え
ば、接続端子である複数のコネクタ11を備えたプリン
ト基板からなる端子部(図示せず)が収容されている。
【0012】図4はヘッダ5の他の例を示すもので、本
例におけるヘッダ5は、図4の右側に示すように、少な
くとも本体6の一方の端部にフランジ6aを設けると共
に、分岐管3にもフランジを設け、フランジによりヘッ
ダ5を分岐管3に接続するようにしたものである。ま
た、図4の左側のヘッダ5のように、本体6の両端部に
フランジ6a,6bを設けると共に、通水路7の両端部
を開放し、このヘッダ5aのフランジ6aを分岐管3の
フランジに接続し、他方のフランジ6bにヘッダ5のフ
ランジ6aを接合してヘッダ5a,5を連接し、接続口
9の数を2倍にしたものである。なお、ヘッダは上記構
造に限定するものではなく、適宜構造のものを用いるこ
とができる。
【0013】再び図1、図2において、15は給水本管
1及び給水管2に沿って配設された電源線を兼ねた信号
線(以下、信号線という)で、一端は直接又は中継器を
介して火災受信機16に接続されている。17は信号線
15を給水本管1及び給水管2に固定する結束バンドで
あるが、他の固定手段を用いてもよい。15aは一端が
信号線15に並列接続された分岐信号線で、他端は端子
箱10内に収容された端子部に接続されている。なお、
信号線15と分岐信号線15aとをコネクタで接続する
ようにすると作業性がよく、また、分岐信号線15aと
端子箱10の端子部との間もコネクタで接続するように
すると、作業性がよい。
【0014】21(図2)は例えば合成樹脂からなる可
撓管で、一端にはヘッダ5の接続口9に接続される継手
22が設けられており、他端には後述のスプリンクラヘ
ッドが取付けられるエルボ24に接続される継手23が
設けられている(図5(a)参照)。
【0015】25は合成樹脂からなる可撓管21aと信
号線とを一体に形成した信号線付き可撓管で、図5に示
すように、外周に被覆された信号線15bをインサート
して、可撓管21aと、信号線15bを内蔵する鞍部2
6とを一体成形し、断面ほぼ達磨状に形成したものであ
る。そして、鞍部26の両端部を可撓管21aから切り
離して信号線15bを露出させ、被覆部を剥離してそれ
ぞれ接続端子である例えば自己鎖錠手段を有するコネク
タ受け口27a,27bを取付ける。
【0016】24(図2には24a,24b,24cで
示してある)は例えばチャンネル等の天井下地材など
(図示せず)に固定されたエルボで、一端には可撓管2
1又は信号線付き可撓管25の継手23が接続される接
続部が設けられており、他端にはスプリンクラヘッド3
1が取付けられる接続部が設けられている。32は天井
板41等に取付けられた火災感知器、15cは一端に接
続端子であるコネクタ33を有し、他端が火災感知器3
2の本体又は図示しないベースに接続された火災感知器
用の信号線である。
【0017】次に、上記のように構成した本発明に係る
防災設備の施工手順の一例について説明する。なお、給
水本管1及び給水管2は敷設されており、給水管2の分
岐管3には端子部が内蔵された端子箱10を有するヘッ
ダ5が接続されているものとし、また、エルボ24は所
定の位置において天井下地材等に固定されているものと
する。
【0018】先ず、給水本管1及び給水管2に沿って信
号線15を配設して結束バンド17等により固定し、そ
の一端を火災受信機16に接続する。次に、分岐信号線
15aの一端を信号線15に接続し、分岐管3及びヘッ
ダ5上を這わせて他端を端子箱10内の端子部にはんだ
付け、ねじ止めその他の手段により接続する。
【0019】次に、近傍に火災感知器32が存在しない
エルボ(例えば、図2の24b,24c)の接続口に可
撓管21の継手23をそれぞれ接続し、他方の継手22
をヘッダ5の接続口9にそれぞれ接続する。また、火災
感知器32が取付けられる位置の比較的近傍に存在する
エルボ(例えば、24a)には、信号線付き可撓管25
の継手23を接続し、他方の継手22をヘッダ5の接続
口9に接続する。そして、図6に示すように、信号線1
5bのコネクタ受け口27aを端子箱10に設けたコネ
クタ11に接続する。
【0020】この状態で天井下地材に天井板41が張ら
れ、エルボ24に対応して設けた開口部42からスプリ
ンクラヘッド31を挿入して各エルボ24の接続部に螺
入し、その一部を天井板41から屋内に露出させてスプ
リンクラヘッド31の取付けを終る。また、天井板41
の所定の位置に設けた取付穴43に、信号線15cが接
続された火災感知器32のベースを屋内側から装着して
信号線15cを天井裏に引上げ、そのコネクタ33を信
号線付き可撓管25の信号線15bに設けたコネクタ受
け口27bに接続する。そして、ベースに火災感知器3
2を例えば刃金具、刃受金具を介して装着する。これに
より、防災設備のすべての配管、配線工事が終了する。
【0021】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば配管工事と同時に配線工事も行うことができるの
で、施工作業が単純化され、工期を短縮することができ
る。
【0022】上記の説明では、給水管2に1個のヘッダ
5が取付けられている場合を示したが、実際の防災設備
においては、各警戒区域においてそれぞれ複数のヘッダ
が設けられており、したがって、警戒区域の天井には多
数のスプリンクラヘッドが設置され、また、警戒区域に
見合った数の火災感知器が設けられている。また、可撓
管21及び信号線付き可撓管25の両端部に設けた継手
22,23も図示のものに限定するものではなく、適宜
構造のものを用いることができる。
【0023】さらに、信号線の接続端子として、端子箱
10内及び火災感知器用の信号線15cにコネクタ1
1,33を、また、信号線付き可撓管25の信号線15
bの両端部にコネクタ受け口27a,27bを設けた場
合を示したが、これら接続端子はこれに限定するもので
はなく、適宜構造の接続端子を用いることができ、場合
によっては、ねじ止め、はんだ付けなどによって接続し
てもよい。
【0024】
【発明の効果】(1)本発明に係る防災設備は、給水管
と、この給水管から分岐して設けられた可撓管と、可撓
管の一端に接続されたスプリンクラヘッドと、スプリン
クラヘッドの近傍に設置された火災感知器とを有し、こ
の火災感知器の信号線を可撓管に沿わせて配設したの
で、配管工事と配線工事を同時に行うことができ、これ
により、工事に伴うトラブルを無くし、その上工期を短
縮することができる。
【0025】(2)上記(1)の給水管と可撓管との間
に複数の接続口を有するヘッダを設け、このヘッダに信
号線が接続される端子部を設け、(3)また、上記
(2)の給水管に信号線を沿わせて配設し、この信号線
の一端を火災受信機に接続し他端をヘッダの端子部に接
続したので、配線作業が容易である。
【0026】(4)上記(2)又は(3)の可撓管を、
外周に信号線が一体に設けられた合成樹脂製の信号線付
き可撓管で構成したので、配線作業が容易であるばかり
でなく、在庫管理や輸送管理などがきわめて容易であ
る。
【0027】(5)上記(4)の信号線の端部に接続端
子を設けたので、配線作業を容易かつ確実に行うことが
できる。 (6)また、上記(1)〜(5)の給水管に沿って配設
した信号線を結束バンド等で固定したので、信号線を整
然と配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の模式図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】図2のヘッダの断面図及び正面図である。
【図4】ヘッダの他の例の断面図である。
【図5】図2の信号線付き可撓管の側面図及びそのA−
A断面図である。
【図6】ヘッダと信号線付き可撓管との接続状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 給水本管 2 給水管 5 ヘッダ 9 接続口 10 端子箱 11,27a,27b,33 接続端子 15,15a,15b,15c 信号線 16 火災受信機 17 結束バンド 21 可撓管 22,23 継手 24 エルボ 25 信号線付き可撓管 31 スプリンクラヘッド 32 火災感知器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管と、該給水管から分岐して設けら
    れた可撓管と、該可撓管の一端に接続されたスプリンク
    ラヘッドと、該スプリンクラヘッドの近傍に設置された
    火災感知器とを有し、 該火災感知器の信号線を前記可撓管に沿わせて配設した
    ことを特徴とする防災設備。
  2. 【請求項2】 給水管と可撓管との間に複数の接続口を
    有するヘッダを設け、該ヘッダに信号線が接続される端
    子部を設けたことを特徴とする請求項1記載の防災設
    備。
  3. 【請求項3】 給水管に信号線を沿わせて配設し、該信
    号線の一端を火災受信機に接続し他端をヘッダの端子部
    に接続したことを特徴とする請求項2記載の防災設備。
  4. 【請求項4】 可撓管が、外周に信号線が一体に設けら
    れた合成樹脂製の信号線付き可撓管である請求項2又は
    3記載の防災設備。
  5. 【請求項5】 信号線の端部に接続端子を設けたことを
    特徴とする請求項4記載の防災設備。
  6. 【請求項6】 給水管に沿って配設した信号線を結束バ
    ンド等で固定したことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    かに記載の防災設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005119868A1 (en) * 2004-06-03 2005-12-15 Roxtec Ab Fire protection
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