JPH11235396A - スプリンクラ消火設備及び該スプリンクラ消火設備に用いるヘッダ - Google Patents

スプリンクラ消火設備及び該スプリンクラ消火設備に用いるヘッダ

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JPH11235396A
JPH11235396A JP4236498A JP4236498A JPH11235396A JP H11235396 A JPH11235396 A JP H11235396A JP 4236498 A JP4236498 A JP 4236498A JP 4236498 A JP4236498 A JP 4236498A JP H11235396 A JPH11235396 A JP H11235396A
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JP
Japan
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pipe
sprinkler
fire extinguishing
extinguishing equipment
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Application number
JP4236498A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Fujii
清隆 藤井
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が簡単で、低コストかつ迅速に配管施工
ができるスプリンクラ消火設備を得る。 【解決手段】 スプリンクラ配管1の一部を構成するヘ
ッダ1aと、該ヘッダ1aの外周側部に形成される複数
の接続口1bと、該接続口1bに可撓管9を介して接続
されるスプリンクラへッド13とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスプリンクラ消火設
備及び該スプリンクラ消火設備に用いるヘッダに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のスプリンクラ消火設備の施
工例の概要を示した図、図8は図7の一部を拡大して示
す図である。図7、図8に基づいて従来のスプリンクラ
消火設備を説明する。図7、図8に示すように、家屋の
天井裏に配管施工された消火用水の給水配管51に所定
間隔隔てて接続されたT字管チーズ52へニップル53
が連結され、さらにT字管チーズ54を介して給水用補
助配管55が接続されている。
【0003】なお、補助配管55は図7に示すように複
数本を略平行に且つ主配管51に交差させて配設されて
いる。さらに、T字管チーズ56が補助配管55に所定
間隔隔てて組み込まれており、このT字管チーズ56に
ニップル57を介して5方口継手60が接続されてい
る。そしてさらに、可撓性を有するフレキシブルジョイ
ント管62が継手管61を介して5方口継手60の4方
の接続口に接続され、フレキシブルジョイント管62の
先端側には継手管63及びエルボ64を介してスプリン
クラヘッド65が接続されている。なお、スプリンクラ
ーヘッド65はエルボ64を利用して天井板等の所定位
置に位置決め固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスプリンクラ消火設備の場合には、給水配
管51にT字管チーズ52、ニップル53及びT字管チ
ーズ54を介して給水用補助配管55を接続し、さらに
T字管チーズ56及びニップル57を介して5方口継手
60を接続しているために、配管工数が多く作業が煩雑
であると共に材料も多くコストがかかるという問題点が
あった。また、T字管チーズを取り付ける場合には、T
字管チーズを回転させてねじ込む必要があり、そのため
の作業スペースが必要となるが、実際には天井裏のため
に十分な作業スペースを確保することはできず、作業性
が悪いという問題があった。
【0005】さらに、給水用補助配管55は天井裏に配
設されるために、他の設備、例えばダクト、電気設備等
との取り合いをうまくする必要があり、このための打ち
合わせが必要となり消火設備単独で行うことができず円
滑かつ迅速な作業ができにくいという問題もあった。ま
た、多数のT字管チーズを用いるために圧力損失が大き
く、ポンプの容量を大きくしなければならないという問
題もあった。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、施工が簡単で、かつ低コストで施
工でき、円滑かつ迅速な作業のできるスプリンクラ消火
設備を得ることを目的としている。また、このようなス
プリンクラ消火設備に用いるヘッダを得ることを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスプリンク
ラ消火設備は、スプリンクラ配管の一部を構成する配管
と、該配管の外周側部に形成される複数の接続口と、該
接続口に可撓管を介して接続されるスプリンクラへッド
とを備えたものである。
【0008】また、前記スプリンクラ配管は、前記配管
を可動式管継手によって連結して、ループ状に形成した
ことを特徴とするものである。
【0009】さらに、前記接続口は前記配管の左右両側
に複数個ずつ形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明に係るスプリンクラ消火設備
のヘッダは、両端部が開口された本管と、該本管の外周
部に形成された複数の接続口とを備え、前記本管の両端
部がスプリンクラ配管に直接接続されることを特徴とす
るものである。
【0011】また、前記スプリンクラ配管と前記本管の
両端部は可動式管継手により接続されることを特徴とす
るものである。
【0012】さらに、前記接続口は、その先端部を斜め
下方に向けて設置されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、スプリンクラ消火設備の主水路を構
成する配管と、該配管の長さ方向のほぼ中間部分の外周
側部に、流水方向と直交して設けられる複数の接続口
と、該接続口とスプリンクラヘッド間に直接設けられ
る、分岐部がなく、かつ可撓性を有する可撓管とを備え
たものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施形態の斜視図である。図において、1は防護領域に
沿ってループ状に設置されたスプリンクラ配管である。
スプリンクラ配管1は短管からなる複数のヘッダ1a又
は接続管3を後述の可動式管継手2(商品名:トップジ
ョイント又はビクトリック継手)でループ状に連結する
ことによって構成されている。
【0015】可動式管継手2は、ほぼ半円状からなる2
つの金具により、ヘッダ1a同士を上下から挟み込んで
結合させる継手である。このような継手を使用すること
により、配管に雄ねじや雌ねじを設ける必要がなくなる
ので、ループ状のスプリンクラ配管1を構成しやすくな
る。なお、本実施の形態においてはループの形状は矩形
状であり、対向する長辺に複数のヘッダ1aが設置され
ている。なお、ヘッダ1aの詳細は後述する。
【0016】6は減圧機能を有する流水検知装置で、ス
プリンクラ配管1内の圧力を所定圧以下に調整するもの
である。具体的には、スプリンクラ配管1内が所定圧以
上になった場合は、スプリンクラ配管1内の消火水圧を
自動的に減圧し、また所定圧以下になった時には、給水
本管4の消火水を供給する。このような流水検知装置6
を設けることで、後述の可撓管9には、過大な圧力が加
わらず、また他の警戒区域で放水/停止した場合に水撃
が発生したとしても、流水検知装置6の二次側配管に、
水撃が進入することを防止できる。このため可撓管9は
高耐圧強度のものを使用する必要がなく、可撓性に優れ
た軽量の管を使用できる。
【0017】図2は図1の一部を拡大して示す拡大図、
図3はヘッダ1aの側面図である。以下、図2及び図3
に基づいてヘッダ1a及びその周辺部の詳細について説
明する。図2,図3に示すように、ヘッダ1aの長さ方
向のほぼ中間部分の両側面には複数(例えば、5個づつ
合計10個)の接続口1bが設けられており、各接続口
1bの間隔P1 (図3参照)はこの例では200mmに設
定されている。また、ヘッダ1aの長さSは、この例で
は3200mm又は3600mmに設定されている。このよ
うに各接続口1bは、スプリンクラ配管1の流水方向と
直交する位置関係をとる。また、ヘッダ1aの長さは配
管材料の規格長さとするか、または建築の梁間隔により
求めた長さとすればよく、このようにして同一ヘッダ1
aを連結することによりループ状のスプリンクラ配管を
構成できる。このため配管種類が少なく、同一品を量産
できるため、コストを低く抑えることができる。
【0018】図2に示すように、複数の接続口1bには
ユニオン継手7を介して可撓性を有する樹脂製の可撓管
9が接続されている。また、可撓管9の先端にはエルボ
11を介してスプリンクラヘッド13が取り付けられて
いる。このように接続口1bが上下方向ではなく、側方
にあることによって、可撓管9の接続作業及び可撓管9
の配設作業が行いやすい。なお、例えばヘッダ1aと可
撓管9は工場などで予め接続してユニット化しておき、
現場では各ヘッダ1a同士の接続と、スプリンクラヘッ
ド13の設置だけを行うようにすることで作業の迅速化
が図れる。
【0019】上記のように構成されたスプリンクラ消火
設備の配管をする場合は、予めユニット化されたヘッダ
1aを現場に搬入して、所定の防護領域に沿うように可
動式管継手2でループ状に接続する。このとき、ヘッダ
1aの側面に設けられた接続口1bが水平になるように
する。そして、図2に示すように、先端にスプリンクラ
ヘッド13が取り付けられたエルボ11を所定の位置に
固定し、該固定されたエルボ11の基端側に可撓管9の
先端部を接続して作業を終了する。このように、スプリ
ンクラヘッド13の設置作業は枝管の配管作業(管同士
のねじ込み作業)がなく極めて簡単なものである。
【0020】図4は上記のようにして設置されたスプリ
ンクラヘッドの配置を説明する説明図であり、図中、図
1乃至図3と同一部分には同一符号が付してある。図4
に示すように、枝管を全く使用せずに防護領域をカバー
するようにスプリンクラヘッド13を設置することがで
きる。なお接続口1bに可撓管9を接続しない場合に
は、その接続口1bには、封止用のねじを取り付けるよ
うにする。
【0021】なお、上記の説明ではヘッダ1aを可動式
管継手2によって接続する際に、接続口1bが水平にな
るようにする例を示したが、配管の場所等の事情により
接続口1bを斜めにする方が好都合の場合もある。この
ような場合でも、この実施の形態においてはヘッダ1a
の接続を可動式管継手2によって行うようにしたので、
容易に対応することができる。またヘッダ1a同士を連
続して接続し、ループ状のスプリンクラ配管1を構成す
るようにしたが、ヘッダ1aの両端に普通の配管を接続
するようにしてもよい。またヘッダ1a同士の接続を、
可動式管継手2ではなく、ユニオン継手により行うよう
にしてもよい。
【0022】実施の形態2.なお、上記の実施の形態1
においては複数の接続口1bをヘッダ1aの側面に2列
に設置し、各列間の角度は180度の関係にした例を示
したが、本実施の形態においては図5に示すように、各
列の接続口1bを下方に向けて設置し、各列の成す角度
が120度になるようにしたものである。接続口1bの
配置をこのようにすることによって、可撓管9の接続が
容易になり、さらに作業の迅速化を図ることができる。
【0023】なお、上記の実施の形態1,2において
は、可撓管9として樹脂製のものを利用した例を示した
が、樹脂製以外の例えば蛇腹状のステンレス製の可撓管
であってもよい。ただ、樹脂製のものの場合には、蛇腹
状のものに比較すると圧力損失が少ないというメリット
があるため、配管を長く(10m〜15m)することが
できる。
【0024】図6は本発明を高層ビルに実施した場合の
系統図で、図1〜図5と共通する部分には同一符号を付
して詳細な説明を省略する。図6において、21は高層
ビルの地下消火水槽22にポンプ23を介して接続され
上層階まで延伸して設けられた給水本管である。この給
水本管21には、各階に設けられたループ状のスプリン
クラ配管15,16a,16bが、流水検知装置24と
通常は開でスプリンクラーヘッド交換時などの際に閉弁
される制御弁25とが取り付けられた接続管20を介し
て接続されている。
【0025】各ヘッダ1aには一部は図示を省略してい
るが複数の可撓管9が接続され、各可撓管9の先端には
図示を省略したがエルボを介してスプリンクラーヘッド
13が接続されている。
【0026】なお、スプリンクラ配管のループの形状
は、下階のスプリンクラ配管15のように漢字の「日」
形のようなものであってもよいし、あるいは上階のスプ
リンクラ配管16a,16bのように独立のループ配管
を2つ形成したものであってもよい。またスプリンクラ
配管のループ形状は必ずしも完全なループ形状である必
要はなく、配管の主たる部分がループ状であせればよ
い。つまり、図のループ状スプリンクラ配管16aに示
すように、ループ部分の隅から外側に向かって配管を延
長させて、ほぼq字状にスプリンクラ配管を構成するよ
うにしてもよい。なおループ部分の内側に向かって配管
を延長させても勿論構わない。
【0027】なお、26は圧力スイッチ27を有し給水
本管21の圧力を維持すると共に監視する圧力空気槽
で、圧力空気槽26の圧力が低下したことを圧力スイッ
チ27が検出すると、ポンプ23を起動して給水本管2
1の圧力を回復させる。また、28は逆止弁である。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にお
いては、スプリンクラ配管に複数の接続口を設けること
により、スプリンクラ配管そのものにヘッダとしての機
能をもたせたので、スプリンクラ配管にニップルや短管
を接続する必要がなくなり、スプリンクラ配管から分岐
してヘッダを別途設ける従来例に比較して、施工作業が
簡単なものとなり、特に施工時間を短縮することができ
る。また、ヘッダの取付高さ位置は、スプリンクラ配管
と同じであるので、天井裏が狭くても問題が生じない。
【0029】また、ループ状にしたスプリンクラ配管に
設けた接続口に可撓管を接続し、該可撓管の先端にスプ
リンクラヘッドを取り付けるようにしたので、スプリン
クラ配管とスプリンクラヘッドとの間に枝管を配管する
必要がなく、配管技術の無い作業者にも簡単に設置で
き、材料も少なくコストダウンを図ることができる。ま
た、枝管を設置しないことからスプリンクラ配管からス
プリンクラヘッドに至る配管途中で配管が直角に屈曲す
ることが少なく圧力損失が少なくて済む。また、可動式
管継手を使用することで、配管に形成されたねじによる
接続作業が不要となり、施工性が向上する。また、ヘッ
ダの接続口をどの向きにでも容易に位置合わせを行うこ
とができる。
【0030】また、接続口の先端部を下方に向けて設置
したので、可撓管の接続作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の斜視図である。
【図2】図1に示した一実施の形態の一部を拡大して示
す図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるヘッダの側面図
である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるスプリンクラヘ
ッドの配置を説明する図である。
【図5】本発明の他の実施の形態における接続口の配置
の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるスプリンクラ消火
設備の設置例を示す図である。
【図7】従来のスプリンクラーヘッド取付配管の施工例
の概要を示した図である。
【図8】図7の一部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラ配管 1a ヘッダ 2 可動式管継手 9 可撓管 13 スプリンクラヘッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリンクラ配管の一部を構成する配管
    と、該配管の外周側部に形成される複数の接続口と、該
    接続口に可撓管を介して接続されるスプリンクラへッド
    とを備えたことを特徴とするスプリンクラ消火設備。
  2. 【請求項2】 前記スプリンクラ配管は、前記配管を可
    動式管継手によって連結して、ループ状に形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のスプリンクラ消火設備。
  3. 【請求項3】 前記接続口は前記配管の左右両側に複数
    個ずつ形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載のスプリンクラ消火設備。
  4. 【請求項4】 両端部が開口された本管と、該本管の外
    周部に形成された複数の接続口とを備え、前記本管の両
    端部がスプリンクラ配管に直接接続されることを特徴と
    するスプリンクラ消火設備のヘッダ。
  5. 【請求項5】 前記スプリンクラ配管と前記本管の両端
    部は可動式管継手により接続されることを特徴とする請
    求項4記載のスプリンクラ消火設備のヘッダ。
  6. 【請求項6】 前記接続口は、その先端部を斜め下方に
    向けて設置されていることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載のスプリンクラ消火設備又はスプリン
    クラ消火設備のヘッダ。
  7. 【請求項7】 スプリンクラ消火設備の主水路を構成す
    る配管と、 該配管の長さ方向のほぼ中間部分の外周側部に、流水方
    向と直交して設けられる複数の接続口と、 該接続口とスプリンクラヘッド間に直接設けられる、分
    岐部がなく、かつ可撓性を有する可撓管とを備えたこと
    を特徴とするスプリンクラ消火設備。
JP4236498A 1998-02-24 1998-02-24 スプリンクラ消火設備及び該スプリンクラ消火設備に用いるヘッダ Pending JPH11235396A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100666322B1 (ko) * 2005-07-06 2007-01-09 (주)에어돔 매립장 에어돔의 화재 대비 및 하절기 복사열 방지를 위한살수장치
JP2012213464A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備

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