JP3726637B2 - 配管カバー用接続継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は配管カバー用接続継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の外回りにて、エアコン配管である、冷媒チューブの被覆銅管やドレンホース等を保護する配管カバーがある。この配管カバーは、例えば、所定長さの長尺状に形成された、図8に示すように、壁面等の固定面に配設されてこのエアコン配管を配置する本体ベースEと、同本体ベースEに係合されてその前面開口Fをカバーし、上記エアコン配管を保護するよう配設される本体カバーGとを備えて構成されている。このような配管カバーを建物の外壁面等に屈曲させて設けるときには、例えば同図8及び図9に示すような、エルボと呼ばれている配管カバー用接続継手を用いて接続され配設される。
【0003】
これらの配管カバー用接続継手は、二つ割型で、建物の外壁等に木ねじ等の固定具にて固定されて上記エアコン配管を配置させる後面側部材Aと、この後面側部材Aに取着されてそのエアコン配管を保護するための前面側部材Bとで構成されている。そして、図8に示すフラットエルボHは外壁面に沿って、図9に示すインターナルエルボJは、テラス面あるいは軒天井等の水平面から垂直面の外壁面に沿って設けられる配管カバーを屈曲させるときの接続部分に使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
最近、複数の居室に設けられる複数の室内機と屋外に設けられる1つの室外機とをそれぞれ接続し各居室の空調を行う、多室対応型の空調システムが普及しつつある。この場合、室外機と各室内機とのエアコン配管の接続を行って上記の配管カバーが設けられる。しかしながら、上記従来の技術においては、例えば外壁面から軒天井にわたって設けられるエアコン配管を設置する場合に、図10に示すように上記のフラットエルボHとインターナルエルボJとを直線状の配管カバーIと組み合わせて設ける必要があった。そのため、配管カバーに使用する部品点数が多くなり、また、施工に手間がかかるという問題があった。
【0005】
また、上記の場合、建物の外壁面の目立つ位置にフラットエルボHを設けてエアコン配管を配置し配管カバーを設けることとなる。そのため、建物全体の外観を損ねるという問題もあり、例えば、外壁面の縁部となる軒天井と外壁面との交差部分から直接軒天井にわたって配管カバーを設けること、すなわち2つの直交する平面間にわたって直角状にダクトひねりをさせて配管カバーを設けることの可能な配管カバー用接続継手が要望されていた。
【0006】
ところで、特開昭63−17514として開示されているもののような、互いに交差する配線路の分岐部位での開口上面を閉塞する溝形鋼材製配線路の分岐カバーを有する、二つ割型のT字状の配管カバー用接続継手がある。この配管カバー用接続継手はT字状で、その一端面である一接続部となる略長方形状の第1接続開口と、同第1接続開口の面と直交する直交面側に設けられている、他接続部となる、T字の他端面の略長方形状の第2接続開口とを有しており、この構成を用いて、上記のように外壁面から外壁面と軒天井との交差部分に沿って配管カバーを設け対応することも想定される。
【0007】
しかし、この方法によると、室外機と各室内機間のエアコン配管系統数が多いときには、上記交差部分となる継手部材内にて、被覆銅管やドレンホース等のエアコン配管を2つの直交する平面にわたって直角状にひねって整然と設置させることのし辛いことが考えられ、またこの方法による場合、上記T字の、配管カバーを設けない、他の端面に向けて延出された左右何れか一方の接続部を切除して使用する必要もあり、さらにその切除部分を端材等を接着し閉塞させる必要もあって、施工に手間がかかるということも考えられる。
【0008】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることができて、多数の配管を整然と設置し保護することの可能な配管カバー用接続継手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の配管カバー用接続継手にあっては、一接続部となる略長方形状の第1接続開口と、同第1接続開口の面と直交する直交面側に設けられる他接続部となる略長方形状の第2接続開口とを有して、底板、底板の両端から立ち上がる一対の側板及び天板よりなる配管カバー同士を直交接続させる配管カバー用接続継手であって、第1接続開口を形成する底面板を延出させて、その一方の側面板となるよう第2接続開口を配設させるとともに該第1接続開口を形成する天面板を延出し屈曲させてその第2接続開口の他方の側面板とし、且つ同第2接続開口を第1接続開口を形成する側面板を延出した部分に開口させて形成してなることを特徴としている。
【0010】
これにより、第2接続開口が、その一方の側面板を、第1接続開口を形成する底面板を延出させて、その他方の側面板を、該第1接続開口を形成する天面板を延出し屈曲させてそれぞれ形成され、且つ該第1接続開口を形成する側面板を延出した部分に開口させて形成される。すなわち、1つの配管カバー用接続継手のみで、第2接続開口を、第1接続開口に対してひねりの位置に設けて、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることが可能となる。
【0011】
そして、前記第2接続開口を、前記第1接続開口の底面板からその天面板側に向け離隔し位置させるのが好ましい。この場合、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりされる一方のダクトが、第1接続開口の底面板からその天面板側に向け離隔し位置させ配設された第2接続開口に装着される。
【0012】
また、前記第2接続開口を、前記第1接続開口の側面板と略同一面に位置させるのが好ましい。この場合、第2接続開口が、第1接続開口を形成する一対の側面板の略同一面に位置させ配設されて、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることが可能となる。
【0013】
また、前記第2接続開口を相対向する位置それぞれに配設させることが好ましい。この場合、配管カバーを、第1接続開口に対して左右両側の向きにダクトひねりをさせて接続させ設置することができる。
【0014】
また、前記第2接続開口に、その開口を閉塞させる閉塞部材を設けるのが好ましい。この場合、第1接続開口の一対の側面板の対向位置にそれぞれ設けられた一方の第2接続開口に配管カバーを接続させ、他方の第2接続開口を閉塞部材にて閉塞することができる。
【0015】
また、前記第1接続開口を形成する底面板、第2接続開口を形成する底面板及び一方の側面板を少なくとも有して予め壁面等の固定面に配設される後面側部材と、同後面側部材に取着されて前記第1接続開口及び第2接続開口を形成し、且つその後面側部材の前面開口をカバーするよう後面側部材に取着される前面側部材とに2分割し構成させるのが好ましい。この場合、後面側部材を、予め壁面等の固定面に固定させた後、前面側部材を該後面側部材に取着させてダクトとなる配管カバー同士の接続を行い、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりを行って設置できる。
【0016】
また、前記後面側部材は、前記の各底面板それぞれに前記固定面に固定させる固定孔を設けるのが好ましい。この場合、後面側部材を2つの直交する平面それぞれに前記第1接続開口、第2接続開口を形成する各底面板を固定孔を介して固定させ前面側部材を該後面側部材に取着させて接続できる。したがって、配管カバー用接続継手が2つの直交する平面それぞれに固定されて確実に位置決めさせ接続させて美観良く施工ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は、本発明の請求項1、3、4、5、6、7全てに対応する第1の実施の形態を示し、図5乃至図7は、本発明の請求項2に対応する第2の実施の形態を示している。
【0018】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の配管カバー用接続継手の概略構成を示す斜視図、図2は、同配管カバー用接続継手を示す分解斜視図、図3は、同配管カバー用接続継手の使用状態の説明図、図4は、同配管カバー用接続継手の使用状態の他の説明図である。
【0019】
この実施の形態の配管カバー用接続継手9は、一接続部となる略長方形状の第1接続開口1と、同第1接続開口1の面と直交する直交面側に設けられる他接続部となる略長方形状の第2接続開口2とを有して、底板10a、底板10aの両端から立ち上がる一対の側板10b,10b及び天板10cよりなる配管カバー10,10同士を直交接続させる配管カバー用接続継手であって、第1接続開口1を形成する底面板3を延出させて、その一方の側面板7となるよう第2接続開口2を配設させるとともに該第1接続開口1を形成する天面板5を延出し屈曲させてその第2接続開口2の他方の側面板7とし、且つ同第2接続開口2を第1接続開口1を形成する側面板4を延出し開口させて形成してなる。
【0020】
又、該実施の形態の配管カバー用接続継手9においては、前記第2接続開口2を、前記第1接続開口1の側面板4と略同一面に位置させてもいる。又、該実施の形態の配管カバー用接続継手9においては、前記第2接続開口2を相対向する位置それぞれに配設させてもいる。又、該実施の形態の配管カバー用接続継手9においては、前記第2接続開口2に、その開口を閉塞させる閉塞部材8を設けてもいる。
【0021】
詳しくは、この配管カバー用接続継手9は、従来の技術の項にて説明したエアコン配管を建物の外回りにて保護する配管カバー10を接続するもので、第1接続開口1、第2接続開口2は、それぞれその配管カバー10の長方形状より僅かに大きい相似形状となっている。そして、この配管カバー用接続継手9を使用して例えば前出の図7に示すときのように、建物の外壁面から軒天井に、すなわち2つの直交する平面にわたって設けられるエアコン配管を設置するときに、図3に示すように、そのエアコン配管を直角状にひねりを加えて配置させて配管カバー10,10を設ける場合に使用することができる。
【0022】
この場合、配管カバー用接続継手9は、図2に示すような二つ割型であり、硬質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製の後面側部材Aと前面側部材Bとで構成されている。
【0023】
後面側部材Aは、この場合、上記の、略長方形状の第1接続開口1を形成する底面板3及びこの底面板3両端から立ち上がる側面板4,4の半分と、略長方形状の第2接続開口2を、その第1接続開口1の直交面側となる、底面板3の延出方向と直交方向の両端に形成する底面板6、及びその第2接続開口2の一方の側面板7及び他方の側面板7の略半分とを有している。この後面側部材Aは、図3に示すように設けるときに、予め固定面Dとなる外壁面及び軒天井にわたって配設される。
【0024】
また、前面側部材Bは、上記第1接続開口1を形成する天面板5、及びこの天面板5両端から立ち下がる側面板4,4の半分と、第2接続開口2を形成する他方の側面板7の半分とを有している。この前面側部材Bは、図3に示すように、上記後面側部材Aに取着されてその後面側部材Aの前面開口をカバーする。
【0025】
後面側部材Aには、底面板3及び底面板6それぞれの略中央に、前記固定面Dに木ねじ等の固定具を用いて固定させるための固定孔Cを2つづつ穿設してある。前面側部材Bは、後面側部材Aとは、前面側部材Bに設けられている、図8にも示したような係合部Kを介して互いにその係合形状が凹凸嵌合するよう固着されるようになっている。なお、前面側部材Bをこの係合部K以外にねじ等の固定具を使用して後面側部材Aに固着させても良い。
【0026】
したがって、上記後面側部材Aを、予め壁面等の固定面Dである2つの直交する平面それぞれに、前記第1接続開口1、第2接続開口2を形成する各底面板3,6を固定孔Cを介して固定させた後、前述のエアコン配管を後面側部材Aにその前面開口から配置させ、前面側部材Bを該後面側部材Aに取着させてダクトとなる配管カバー10,10同士の接続を行って2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりを行って設置でき、また、配管カバー用接続継手9を、2つの直交する平面それぞれに確実に位置決めさせて固定させることができる。
【0027】
閉塞部材8は、例えば硬質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂材料にて、図2に示すように、第2接続開口2の外側に装着させる環状に立ち上げた装着部8aを有して略板状に形成されている。この閉塞部材8は、同図に破線矢印に示す方向に向けて、上記後面側部材Aに前面側部材Bを取着させ形成される第2接続開口2の、配管カバー10が接続されない側の第2接続開口2に装着させてその開口を閉塞させる。
【0028】
上記の配管カバー用接続継手9においては、まず、後面側部材Aを、予め壁面等の固定面D,Dに、図3に示すように木ねじ等の固定具を用いて、各底面板3,6を固定孔Cを介して固定させる。次いで、その第1接続開口1を形成する底面板3及び第2接続開口2を形成する底面板6に、配管カバー10の本体ベースの底板10aを当接させ設置させる。その後、エアコン配管である被覆銅管やドレンホース等を、第1接続開口1から第2接続開口2へわたって屈曲させて配管カバー10,10にわたってその本体ベースに配置し布設させた後、配管カバー10,10の本体カバーをその本体ベースに係合させ、さらに、その本体カバーの天板10cに前面側部材Bの天面板5を当接させて前面側部材Bを後面側部材Aに取着させる。このようにして、ダクトとなる配管カバー10,10同士の接続を行い、エアコン配管を、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりを行って設置することができる。
【0029】
このとき、第2接続開口2が、第1接続開口1を形成する一対の側面板4の略同一面に位置させ配設されており、また、その側面板4,4の対向位置にそれぞれ設けられているので、1種類の配管カバー用接続継手9を用いて、図4(a)〜(c)に示すように、配管カバー10を、第1接続開口1に対して左右両側の向きの何れか一方あるいは両方にダクトひねりをさせて接続させ設置することができて、また、特に3つの面の直交する入り隅となる部位へも、その面の1つに接して設置させることもできて使い勝手が良好なものとなる。また、この場合、一方の第2接続開口2に配管カバー10を接続させ、他方の第2接続開口2を閉塞部材8にて閉塞させてゴミ等の異物が第2接続開口2を介して配管カバー10内部へ侵入するのが防止される。
【0030】
したがって、以上説明した配管カバー用接続継手9によると、第2接続開口2が、その一方の側面板7を、第1接続開口1を形成する底面板3を延出させて、その他方の側面板7を、該第1接続開口1を形成する天面板5を延出し屈曲させてそれぞれ形成され、且つ該第1接続開口1を形成する側面板4を延出し開口させて形成される。すなわち、1つの配管カバー用接続継手9のみで、第2接続開口2を、第1接続開口1に対してひねりの位置に設けて、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることが可能となって、少ない部材で多数のエアコン配管を整然と設置し保護させることができる。
【0031】
また、第2接続開口2が、第1接続開口1を形成する一対の側面板4,4の略同一面に位置させ配設されて、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることが可能となるので、3つの面の直交する入り隅となる部位へも、その面の1つに接して設置させることもできて使い勝手が良好なものとなり、また、配管カバー10を、第1接続開口1に対して左右両側の向きにダクトひねりをさせて接続させ設置することもできるので、1種類の配管カバー用接続継手9を用いて配管カバー10を、第1接続開口1に対して左右両側の向きの何れか一方あるいは両方にダクトひねりをさせて接続させ設置することができてより使い勝手が良好なものとなる。
【0032】
また、第1接続開口1の一対の側面板4,4の対向位置にそれぞれ設けられた一方の第2接続開口2に配管カバー10を接続させ、他方の第2接続開口2を閉塞部材8にて閉塞することができるので、配管カバー10内部へ侵入するのが防止されて、施工品質が損なわれることが少ない。
【0033】
また、後面側部材Aを、予め壁面等の固定面Dに固定させた後、前面側部材Bを該後面側部材Aに取着させてダクトとなる配管カバー10,10同士の接続を行い、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりを行って設置できるので、エアコン配管等の配管部材を配管カバー用接続継手9の前側から配置させることにて容易に施工を行うことができて施工性に優れ、しかも、配管カバー用接続継手9が2つの直交する平面それぞれに固定されて確実に位置決めさせ接続されるので、美観良く施工ができて仕上がり状態が良好なものとなる。
【0034】
[第2の実施の形態]
図5は、第2の実施の形態の配管カバー用接続継手の概略構成を示す斜視図、図6は、同配管カバー用接続継手の説明図、図7は、同配管カバー用接続継手の使用状態の説明図である。
【0035】
この実施の形態の配管カバー用接続継手は、第2接続開口の構成のみが第1の実施の形態と異なるもので、他の構成は第1の実施の形態のものと同一で、該実施の形態の配管カバー用接続継手9は、第2接続開口2を、前記第1接続開口1の底面板3からその天面板5側に向け離隔し位置させている。
【0036】
この配管カバー用接続継手9は、上記の二つ割型の一方の後面側部材Aは、図5に示す如く、略長方形状の第1接続開口1を形成する底面板3、及びこの底面板3両端から立ち上がる側面板4,4の半分と、略長方形状の第2接続開口2を、その第1接続開口1の直交面側となる、底面板3の延出方向と直交方向の両端に形成する底面板6、及びその第2接続開口2の一方の側面板7及び他方の側面板7の略半分とを有して、第2接続開口2の一方側辺が一方の側面板7離隔させ配設されている。また、他方の前面側部材Bが、上記第1接続開口1を形成する天面板5、及びこの天面板5両端から立ち下がる側面板4,4の半分と、第2接続開口2を形成する他方の側面板7の2/3程度を有して形成されている。
【0037】
したがって、後面側部材Aに前面側部材Bを取着させて後面側部材Aの前面開口をカバーした状態では、図6に示すように、第2接続開口2全体が第1接続開口1の底面板3からその天面板5側に向け寸法dだけ離隔し位置することとなる。
【0038】
上記の配管カバー用接続継手9においては、前述のエアコン配管等を、配管カバー10の本体ベースに配置し布設させた後、配管カバー10の本体カバーを、その本体ベースに係合させて配管カバー用接続継手9側に移動させ、配管カバー10の設置を行うときに容易に移動できる。
【0039】
すなわち、上記後面側部材Aの、第1接続開口1を形成する底面板3及び第2接続開口2を形成する底面板6に、配管カバー10の本体ベースの底板10aを当接させて設置させ、エアコン配管を第1接続開口1から第2接続開口2へわたって屈曲させて配管カバー10,10の本体ベース間にわたって配置し布設させ、配管カバー10,10の本体カバーをその本体ベースにそれぞれ係合させた後配管カバー用接続継手9側に移動させる。このとき、固定面Dと配管カバー10の本体カバー及び本体ベースの側板10b、10bとの間には、図7に示すように寸法dの隙間余裕があるので、配管カバー10の本体カバーをその本体ベースに容易に係合させた後、さらに、その本体カバーの天板10cに前面側部材Bの天面板5を当接させて前面側部材Bを後面側部材Aに取着させることができるのである。
【0040】
したがって、以上説明した配管カバー用接続継手9によると、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりされる一方のダクトが、第1接続開口1の底面板3からその天面板5側に向け離隔し位置させ配設された第2接続開口2に装着されるので、容易に配管カバー10の本体カバーをその本体ベースに係合させることができ、以て、施工性に優れる。
【0041】
なお、以上説明した本発明の配管カバー用接続継手は、上記に示されたエアコン配管の保護用以外に、配線ケーブル保護用のダクト接続、水道管等の水廻り配管の美観維持のためのもの、あるいは空調ダクト等、各種配管カバー用接続継手にも適用可能であることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、上述の実施態様の如く実施されて、請求項1記載の配管カバー用接続継手にあっては、第2接続開口を、第1接続開口に対してひねりの位置に設けて、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることが可能となって、少ない部材で多数のエアコン配管を整然と設置し保護させることができる。
【0043】
また、請求項2記載の配管カバー用接続継手にあっては、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりされる一方のダクトが、第1接続開口の底面板からその天面板側に向け離隔し位置させ配設された第2接続開口に装着されるので、容易に配管カバーの本体カバーをその本体ベースに係合させることができ、以て、施工性に優れる。
【0044】
また、請求項3記載の配管カバー用接続継手にあっては、第2接続開口が、第1接続開口を形成する一対の側面板の略同一面に位置させ配設されて、2つの直交する平面にわたって直角状にダクトひねりをさせることが可能となるので、3つの面の直交する入り隅となる部位へも、その面の1つに接して設置させることもできて使い勝手が良好なものとなる。
【0045】
また、請求項4記載の配管カバー用接続継手にあっては、配管カバーを、第1接続開口に対して左右両側の向きにダクトひねりをさせて接続させ設置することもできるので、1種類の配管カバー用接続継手を用いて配管カバーを、第1接続開口に対して左右両側の向きの何れか一方あるいは両方にダクトひねりをさせて接続させ設置することができてより使い勝手が良好なものとなる。
【0046】
また、請求項5記載の配管カバー用接続継手にあっては、第1接続開口の一対の側面板の対向位置にそれぞれ設けられた一方の第2接続開口に配管カバーを接続させ、他方の第2接続開口を閉塞部材にて閉塞することができるので、配管カバー内部へ侵入するのが防止されて、施工品質が損なわれることが少ない。
【0047】
また、請求項6記載の配管カバー用接続継手にあっては、エアコン配管等の配管部材を配管カバー用接続継手の前側から配置させることにて容易に施工を行うことができて施工性に優れる。
【0048】
また、請求項7記載の配管カバー用接続継手にあっては、配管カバー用接続継手が2つの直交する平面それぞれに固定されて確実に位置決めさせ接続されるので、美観良く施工ができて仕上がり状態が良好なものとなる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の配管カバー用接続継手の概略構成を示す斜視図である。
【図2】同配管カバー用接続継手を示す分解斜視図である。
【図3】同配管カバー用接続継手の使用状態の説明図である。
【図4】同配管カバー用接続継手の使用状態の他の説明図である。
【図5】第2の実施の形態の配管カバー用接続継手の概略構成を示す斜視図である。
【図6】同配管カバー用接続継手の説明図である。
【図7】同配管カバー用接続継手の使用状態の説明図である。
【図8】配管カバー用接続継手であるフラットエルボの一使用状態を示す斜視図である。
【図9】配管カバー用接続継手であるインターナルエルボの一使用状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の従来例である配管カバー用接続継手を使用した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 第1接続開口
2 第2接続開口
3 底面板(第1接続開口)
4 側面板(第1接続開口)
5 天面板(第1接続開口)
6 底面板(第2接続開口)
7 側面板(第2接続開口)
8 閉塞部材
9 配管カバー用接続継手
10 配管カバー
10a 底板
10b 側板
10c 天板
A 後面側部材
B 前面側部材
C 固定孔
D 固定面

Claims (7)

  1. 一接続部となる略長方形状の第1接続開口と、同第1接続開口の面と直交する直交面側に設けられる他接続部となる略長方形状の第2接続開口とを有して、底板、底板の両端から立ち上がる一対の側板及び天板よりなる配管カバー同士を直交接続させる配管カバー用接続継手であって、第1接続開口を形成する底面板を延出させて、その一方の側面板となるよう第2接続開口を配設させるとともに該第1接続開口を形成する天面板を延出し屈曲させてその第2接続開口の他方の側面板とし、且つ同第2接続開口を第1接続開口を形成する側面板を延出した部分に開口させて形成してなる配管カバー用接続継手。
  2. 前記第2接続開口を、前記第1接続開口の底面板からその天面板側に向け離隔し位置させたことを特徴とする請求項1記載の配管カバー用接続継手。
  3. 前記第2接続開口を、前記第1接続開口の側面板と略同一面に位置させたことを特徴とする請求項1又は2記載の配管カバー用接続継手。
  4. 前記第2接続開口を相対向する位置それぞれに配設させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つの請求項に記載の配管カバー用接続継手。
  5. 前記第2接続開口に、その開口を閉塞させる閉塞部材を設けることを特徴とする請求項4記載の配管カバー用接続継手。
  6. 前記第1接続開口を形成する底面板、第2接続開口を形成する底面板及び一方の側面板を少なくとも有して予め壁面等の固定面に配設される後面側部材と、同後面側部材に取着されて前記第1接続開口及び第2接続開口を形成し、且つその後面側部材の前面開口をカバーするよう後面側部材に取着される前面側部材とに2分割し構成させたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つの請求項に記載の配管カバー用接続継手。
  7. 前記後面側部材は、前記の各底面板それぞれに前記固定面に固定させる固定孔を設けたことを特徴とする請求項6記載の配管カバー用接続継手。
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