JPH10314331A - スプリンクラー消火配管 - Google Patents

スプリンクラー消火配管

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JPH10314331A
JPH10314331A JP9127091A JP12709197A JPH10314331A JP H10314331 A JPH10314331 A JP H10314331A JP 9127091 A JP9127091 A JP 9127091A JP 12709197 A JP12709197 A JP 12709197A JP H10314331 A JPH10314331 A JP H10314331A
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JP
Japan
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pipe
water
joint
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fire extinguishing
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JP9127091A
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English (en)
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Shin Yoneda
伸 米田
Shoichi Yamashita
昇一 山下
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Yamato Protec Corp
Original Assignee
Yamato Protec Corp
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリンクラー消火配管において、補助配管
と合成樹脂製の可撓管との間に横向き姿勢の合成樹脂製
の分水用ヘッダを介在させることによって、分水用ヘッ
ダの配置レベルやそのヘッダに対する可撓管の始部の配
置レベルを補助配管が設置されているレベルと同等のレ
ベルに定める。 【解決手段】 補助配管2にチー3を介在して合成樹脂
製の分水用ヘッダ7を横向き姿勢で接続し、この分水用
ヘッダの分岐接続部73に合成樹脂製の分水管61を介
して合成樹脂製の可撓管6を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリンクラー消
火配管に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平7−114819号公報に従来の
スプリンクラー消火配管についての記載があり、このも
のを図10に示してある。同図のスプリンクラー消火配
管は、主配管1に分岐接続された補助配管2にT型継手
3を介してニップル4を下向きにねじ合わせ接続し、こ
のニップル4の下端部に多口継手5をねじ合わせ接続し
て取り付け、この多口継手5の複数の接続口51のそれ
ぞれにジョイント管Jをねじ合わせ接続して各別に接続
し、それらのジョイント管Jのそれぞれの先端部にスプ
リンクラーヘッドHを取り付けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スプリンク
ラー消火配管は建物の天井裏に施工されるものであり、
その天井裏には電気配管、通信ケーブル、水道配管、空
調設備といった様々な配管類や設備類が上下に混在施工
されることが多い。そのため、それらの配管類や設備類
はできるだけスペースを取らないように施工されること
が望まれる。したがって、天井裏の高さが低い場所に限
らず、その高さが比較的高い場所であっても、スプリン
クラー消火配管はその垂直方向の高さをできるだけ低く
して施工できるものであることが望ましい。
【0004】しかしながら、上記した従来のスプリンク
ラー消火配管は、補助配管2にT型継手3を介してニッ
プル4を下向きに接続し、そのニップル4の下端部に多
口継手5が取り付けられているので、補助配管2と多口
継手5に接続されるジョイント管Jとの間には、最低限
でも、T型継手3に下向きにニップル4を設置し、その
ニップル4の下端部に多口継手5を接続することができ
るだけの高さが必要になり、この高さを確保することの
できないような天井裏ではそのスプリンクラー消火配管
を施工することができないという問題がある。
【0005】また、従来のスプリンクラー消火配管は、
多口継手5の複数の接続口51…のそれぞれにジョイン
ト管J…の始部をいちいちねじ合わせて接続する必要が
あったので、そのねじ合わせ箇所の数が多いことに加え
て天井裏という狭い場所でのねじ合わせ作業であるとこ
ろから、ジョイント管Jの接続に困難で煩わしい作業を
強いられるという問題がある。
【0006】さらに、スプリンクラー消火配管の施工に
際しては、その施工途中の段階や施工完了の段階などで
配管の接続箇所の水密性の良否を検査するための水圧試
験が実施されるのであるが、たとえば上記した従来のス
プリンクラー消火配管の施工に際し、主配管1から多口
継手5に至る配管系の施工が終了した時点でその水圧試
験を実施しようとすれば、多くの箇所に配備されている
すべての多口継手5のすべての接続口51のそれぞれに
プラグをねじ込んでそれらの接続口を塞いでおく必要が
あるので、その作業が非常に煩雑になるという問題があ
る。
【0007】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
のであり、分水用ヘッダを補助配管と複数の可撓管との
間に介在させることによって複数の可撓管の接続を一箇
所で可能にすると共に、その分水用ヘッダの配置レベル
やその分水用ヘッダに対する可撓管の始部の配置レベル
を補助配管が設置されているレベルと同等のレベルに定
めることができるような工夫を講じることによって、従
来例として説明した図10のニップル4や多口継手5な
どの配備のためのスペースに相当するスペースを必要と
しなくなり、また、強度的にも問題を生じないスプリン
クラー消火配管を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、可撓管の始部の接続をね
じ合わせによらない簡便な手段で行うことのできるスプ
リンクラー消火配管を提供することを目的とする。
【0009】さらに、本発明は、冒頭で説明した水圧試
験に際し、従来例として説明したプラグのねじ込みとい
った煩雑な作業を行う必要がなくなるスプリンクラー消
火配管を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
のスプリンクラー消火配管は、給水用の主配管に接続さ
れる補助配管に、合成樹脂製の可撓管に連通される分岐
接続部を複数箇所に有する合成樹脂製の分水用ヘッダが
横向き姿勢で接続されている、というものである。
【0011】この発明によると、分水用ヘッダの複数箇
所の分岐接続部のそれぞれに合成樹脂製の可撓管が連通
されるので、複数の可撓管が1つの分水用ヘッダを設置
している1箇所で接続されるようになる。また、分水用
ヘッダが横向き姿勢で補助配管に接続されているので、
分水用ヘッダの配置レベルやその分水用ヘッダに連通さ
れる上記可撓管の配置レベルが、補助配管が設置されて
いるレベルと同等のレベルになる。しかも、分水用ヘッ
ダや可撓管が合成樹脂で作られているので軽量であり、
そのため、分水用ヘッダを横向き姿勢に設置しても強度
上の問題を生じない。
【0012】これと同様の作用が、請求項2に記載した
発明のように、上記補助配管に、ストレート部とこのス
トレート部から分岐された分岐部とを有するT型継手の
上記ストレート部が介在されていると共に、このT型継
手の上記分岐部が上記ストレート部から横向きに突出さ
れ、上記分水用ヘッダの上記主接続部がその分水用ヘッ
ダの軸方向端部にこの分水用ヘッダと同心に具備され、
上記T型継手の上記分岐部と上記分水用ヘッダの上記主
接続部とがストレート型継手を介して接続されている、
という構成を採用することによっても得られる。
【0013】請求項3に記載した発明のスプリンクラー
消火配管は、請求項2に記載したものにおいて、上記T
型継手が金属製であり、上記ストレート型継手が、金属
製の入口側接続口部と合成樹脂製の出口側接続口部とを
有する変換継手であり、上記ストレート型継手の上記入
口側接続口部が上記T型継手の上記分岐部に接続され、
上記ストレート型継手の上記出口側接続口部と上記分水
用ヘッダの主接続部とが嵌合状に接続されて互いに熱融
着されている、というものである。
【0014】この発明によると、補助配管に介在された
T型継手が金属製であり、分水用ヘッダが合成樹脂製で
あるとしても、分水用ヘッダの主接続部がストレート型
継手にねじ合わせによらずに接続される。しかも、分水
用ヘッダの主接続部とストレート型継手の出口側接続口
部との接続箇所では、それらが嵌合状に接続されて互い
に熱融着されていることにより、それら両者の嵌合箇所
の接合が確実になされる。
【0015】請求項4に記載した発明のスプリンクラー
消火配管は、請求項1、請求項2、請求項3のいずれか
に記載したものにおいて、上記分水用ヘッダの上記分岐
接続部に、上記可撓管が接続される合成樹脂製の分水管
が嵌合状に接続されて互いに熱融着されている、という
ものである。
【0016】この発明によると、分水用ヘッダの分岐接
続部に分水管を工場で接続したものをユニットとして取
り扱うことができるようになり、分水用ヘッダの分岐接
続部と分水管との接続を天井裏の狭い施工現場で接続す
る必要がなくなる。しかも、それらの接続は熱融着によ
っているので、ねじ合わせによる接続作業を行う必要が
ない。
【0017】請求項5に記載した発明のスプリンクラー
消火配管は、請求項4に記載したものにおいて、上記分
水管の先端に、この分水管と一体成形されてこの分水管
の管路を閉じる密栓部が具備されかつこの分水管の軸方
向の任意箇所が切断可能である、というものである。
【0018】この発明によると、主配管から分水管を接
続した分水用ヘッダに至る配管系の施工が終了した時点
でその水圧試験を実施するときに、従来例で説明したよ
うなプラグの煩雑な装着作業を行う必要がなく、その施
工の終了時点で余分な作業を行うことなく直ちに水圧試
験を実施することができるようになる。そして、水圧試
験を行った後で、分水管の軸方向の所望箇所を切断して
その密栓部を撤去すれば、その分水管に合成樹脂製の可
撓管を接続することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態によるスプリンクラー消火配管の要部概略斜視
図、図3は補助配管2と分水用ヘッダ7との接続部構造
を示す一部破断平面図、図4は図3のIV矢視図、図5
は可撓管6の中間接続部構造を示す断面図、図6は可撓
管6とスプリンクラーヘッドHとの接続部構造を示す一
部破断側面図、図7は可撓管6とスプリンクラーヘッド
Hとの接続部構造の変形例を示す一部破断側面図、図8
は本発明の実施の他の形態によるスプリンクラー消火配
管の要部概略斜視図、図9は分水管61が接続された分
水用ヘッダ7の一部破断平面図である。
【0020】図1や図2のスプリンクラー消火配管は分
水用ヘッダ7を有している。図3のように、分水用ヘッ
ダ7は、先端部が閉塞された細長い胴体部71と、この
胴体部71の基部に同心に連設された主接続部72と、
胴体部71の左右両側の複数箇所に横に並べて形成され
た分岐接続部73…とを有している。この分水用ヘッダ
7は合成樹脂の一体成形体でなり、主接続部72から胴
体部71に流入した水を複数の分岐接続部73…に分水
する機能を有している。
【0021】図1および図2のように主配管1に接続さ
れて水平に配置されている補助配管2は金属管でなる。
この補助配管2に、一般的な配管施工に汎用的に採用さ
れている金属製のT型継手(以下「チー」という)3が
介在されている。図1〜図3のように、このチー3は、
その両側の補助配管2,2がねじ合わせ接続されたスト
レート部31とこのストレート部31から直角に分岐さ
れた分岐部32とを有しており、その分岐部32が横向
きに突出されている。そして、その分岐部32と分水用
ヘッダ7の主接続部72とがストレート型継手8を介し
て接続されている。
【0022】ストレート型継手8には、金属管と合成樹
脂管とを接続するときに用いられる変換継手が採用され
ている。図3のように、このストレート型継手8は、金
属製の入口側接続口部81と合成樹脂製の出口側接続口
部82とを有しており、その入口側接続口部81がチー
3の分岐部32にねじ合わせ接続され、その出口側接続
口部82と分水用ヘッダ7の主接続部72とが嵌合状に
接続されて互いに熱融着されている。ストレート型継手
8はその出口側接続口部82に埋入されている発熱線8
3を通電により発熱させると、その出口側接続口部82
とそれに嵌合されている分水用ヘッダ7の主接続部72
とが熱融着して接合されるというものである。このた
め、ストレート型継手8の出口側接続口部82と分水用
ヘッダ7の主接続部72との接続は、ねじ合わせ接続に
よる場合に比べて容易に作業性よく行われ、しかも、そ
の接続箇所には水密性が付与される。
【0023】以上のようにして補助配管2に接続された
分水用ヘッダ7は横向き姿勢になり、分水用ヘッダ7の
配置レベルや分水用ヘッダ7の複数の分岐接続部73
が、補助配管2が設置されているレベルと同等のレベル
になる。このため、たとえ補助配管2の下方にスペース
がなくても分水用ヘッダ7の設置が可能である。なお、
分水用ヘッダ7の横向き姿勢は、その分水用ヘッダ7が
上記したような細長い胴体部71を有している場合に
は、その胴体部71の軸線が水平または略水平になって
いる姿勢のことである。他方、分水用ヘッダ7を上記の
ように横向き姿勢に設置しても、その分水用ヘッダ7が
軽量な合成樹脂の一体成形体であるため、変換継手によ
って形成されているストレート型継手8との接続箇所に
それほど大きな荷重は加わらない。なお、分水用ヘッダ
7は、図示したような横長タイプに限定されず、たとえ
ば外周部に1つの主接続部と複数の分岐接続部とを有す
る円盤状の胴体部を有するものであってもよく、このよ
うな円盤状の分水用ヘッダ7の横向き姿勢は、その分水
用ヘッダ7の円盤状の胴体部に設けられている上記主接
続部や複数の分岐接続部が横向きになる姿勢のことであ
る。
【0024】図1〜図4のように、分水用ヘッダ7の左
右の分岐接続部73はすべて横向きになっており、これ
らの分岐接続部73…のそれぞれに分水管61が接続さ
れている。分水管61はポリエチレン樹脂などの合成樹
脂で成形されているのであって、上記分岐接続部73と
それに嵌合された上記分水管61との接続は熱融着によ
っている。また、すべての分水管61は分水用ヘッダ7
を補助配管2に接続施工するのに先立って、その分岐接
続部73に予め工場で熱融着されていることが望まし
く、そのようにすれば、分水管61と分岐接続部73と
の接続箇所を水密に確実に接続することが容易になると
同時に、分水用ヘッダ7と分水管61とをユニットとし
て一体的に取り扱うことができるようになる。分水管6
1として、図9に示したように、その先端に密栓部62
が一体に成形されたものを用いることができる。このよ
うな分水管61を予め分水用ヘッダ7のすべての分岐接
続部73…に上記のような熱融着で接続しておけば、分
水用ヘッダ7の分岐接続部73が、その密栓部62のと
ころで水密に塞がれた状態になっているので、図1に示
した主配管1から分水用ヘッダ7に至る配管系の施工が
終了した時点でその水圧試験を実施するときに、その施
工の終了時点で余分な作業を行うことなく直ちに水圧試
験を実施することができるという利点がある。そして、
水圧試験を行った後で、可撓管6を接続するに際して
は、分水管61が合成樹脂であるために、その分水管6
1の軸方向の所望箇所、たとえば図9に破線Aで示した
箇所を切断してその密栓部62を撤去すれば、その分水
管61に可撓管6(図1、図2参照)を接続することが
できるようになる。
【0025】可撓管6にはポリエチレン管のような合成
樹脂管が採用される。分水管61と可撓管6との接続
は、たとえば図5に示した合成樹脂製のストレート型継
手100を用いて行うことができる。このストレート型
継手100は、その両端の各接続口部110,120に
埋入されている発熱線111,121を通電により発熱
させると、それらの接続口部110,120とそれらに
嵌合されている分水管61や可撓管6とが熱融着して接
合されるというものである。このようにすれば、ねじ合
わせ接続による場合に比べて接続作業が容易に作業性よ
く行われ、しかも、その接続箇所には水密性が付与され
る。
【0026】図1に示したスプリンクラー消火配管で
は、可撓管6の先端部とスプリンクラーヘッドHとが変
換継手200を介して接続されている。図6のように、
この変換継手200は合成樹脂製の入口側接続口部21
0を有し、この入口側接続口部210に埋入されている
発熱線211を通電により発熱させると、その入口側接
続口部210とそれに嵌合されている可撓管6とが熱融
着して接合されるというものである。また、変換継手2
00は金属製の出口側接続口部220を有し、その出口
側接続口部220にスプリンクラーヘッドHの接続部が
ねじ合わせ接続されるものである。
【0027】また、図2に示したスプリンクラー消火配
管では、可撓管6の先端部とスプリンクラーヘッドHと
が変換継手300とL字状の曲り管400とを介して接
続されている。この変換継手300は、図7のように、
合成樹脂製の入口側接続口部310を有し、この入口側
接続口部310に埋入されている発熱線311を通電に
より発熱させると、その入口側接続口部310とそれに
嵌合されている可撓管6とが熱融着して接合されるとい
うものである。また、変換継手300は金属製の出口側
接続口部320を有し、その出口側接続口部320に曲
り管400の接続部がねじ合わせ接続されるものであ
る。そして、スプリンクラーヘッドHの接続部が曲り管
400の他の接続部にねじ合わせ接続される。なお、上
記曲り管400の代わりにエルボを用いることもでき
る。
【0028】図1や図2に示した可撓管6には内面平滑
な合成樹脂管(たとえばポリエチレン管)を用いること
ができ、そのようにすると、1つの分水用ヘッダ7に多
数の可撓管6を接続しても、スプリンクラーヘッドHに
十分な圧力で十分な排出水量を供給することが可能にな
り、しかも、可撓管6が軽量になるために可撓管6を接
続することによる重量負荷をそれほど意識する必要がな
くなるという利点がある。
【0029】図1〜図4には、分水管61が、横向き姿
勢の分水用ヘッダ7の分岐接続部73に横向きに接続さ
れている事例を示しているけれども、分水管61は横向
き姿勢の分水用ヘッダ7の分岐接続部73に縦向きに接
続されることもある。この場合は、図8から類推できる
ように、横向き姿勢の分水用ヘッダ7の下側だけに分岐
接続部(不図示)を設けておき、その分岐接続部に分水
管61を接続するようにすればよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、補助配管に分水用ヘッ
ダが接続されているので、その分水用ヘッダを利用して
複数の可撓管を一箇所で接続することができるようにな
る。しかも、分水用ヘッダの配置レベルや分水用ヘッダ
の分岐接続部に接続される可撓管の始部の配置レベル
が、補助配管が設置されているレベルと同等のレベルに
なるので、従来例として説明した図10のニップル4や
多口継手5などの配備のためのスペースに相当するスペ
ースを必要としなくなり、そのことが、狭い天井裏での
配管施工を容易にすることに役立つと同時に、高さの高
いスペースを確保しにくいために従来例で説明したスプ
リンクラー消火配管を施工することができないような天
井裏であっても、スプリンクラー消火配管の施工が可能
になるという卓越した効果が奏される。その上、分水用
ヘッダが合成樹脂製で軽量であることにより、その分水
用ヘッダと補助配管との接続箇所に強度的な問題を生じ
ない。
【0031】また、本発明によれば、分水用ヘッダの分
岐接続部に可撓管を、ねじ合わせによらずに、簡便かつ
迅速に行い得る熱融着という手段で連通させことが可能
になるので、配管施工性が向上するという効果がある。
【0032】さらに、本発明によれば、水圧試験を迅速
かつ確実に行い得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるスプリンクラー消
火配管の要部概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の他の形態によるスプリンクラー
消火配管の要部概略斜視図である。
【図3】補助配管と分水用ヘッダとの接続部構造を示す
一部破断平面図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】可撓管の中間接続部構造を示す断面図である。
【図6】可撓管とスプリンクラーヘッドとの接続部構造
を示す一部破断側面図である。
【図7】可撓管とスプリンクラーヘッドとの接続部構造
の変形例を示す一部破断側面図である。
【図8】本発明の実施の他の形態によるスプリンクラー
消火配管の要部概略斜視図である。
【図9】分水管が接続された分水用ヘッダの一部破断平
面図である。
【図10】従来のスプリンクラー消火配管の概略斜視図
である。
【符号の説明】
1 主配管 2 補助配管 3 T型継手(チー) 6 可撓管 7 分水用ヘッダ 8 ストレート型継手 31 ストレート部 32 分岐部 61 分水管(可撓管の始部) 62 密栓部 72 主接続部 73 分岐接続部 81 入口側接続口部 82 出口側接続口部 H スプリンクラーヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水用の主配管に接続される補助配管
    に、合成樹脂製の可撓管に連通される分岐接続部を複数
    箇所に有する合成樹脂製の分水用ヘッダが横向き姿勢で
    接続されていることを特徴とするスプリンクラー消火配
    管。
  2. 【請求項2】 上記補助配管に、ストレート部とこのス
    トレート部から分岐された分岐部とを有するT型継手の
    上記ストレート部が介在されていると共に、このT型継
    手の上記分岐部が上記ストレート部から横向きに突出さ
    れ、上記分水用ヘッダの上記主接続部がその分水用ヘッ
    ダの軸方向端部にこの分水用ヘッダと同心に具備され、
    上記T型継手の上記分岐部と上記分水用ヘッダの上記主
    接続部とがストレート型継手を介して接続されている請
    求項1に記載したスプリンクラー消火配管。
  3. 【請求項3】 上記T型継手が金属製であり、上記スト
    レート型継手が、金属製の入口側接続口部と合成樹脂製
    の出口側接続口部とを有する変換継手であり、上記スト
    レート型継手の上記入口側接続口部が上記T型継手の上
    記分岐部に接続され、上記ストレート型継手の上記出口
    側接続口部と上記分水用ヘッダの主接続部とが嵌合状に
    接続されて互いに熱融着されている請求項2に記載した
    スプリンクラー消火配管。
  4. 【請求項4】 上記分水用ヘッダの上記分岐接続部に、
    上記可撓管が接続される合成樹脂製の分水管が嵌合状に
    接続されて互いに熱融着されている請求項1、請求項
    2、請求項3のいずれかに記載したスプリンクラー消火
    配管。
  5. 【請求項5】 上記分水管の先端に、この分水管と一体
    成形されてこの分水管の管路を閉じる密栓部が具備され
    かつこの分水管の軸方向の任意箇所が切断可能である請
    求項4に記載したスプリンクラー消火配管。
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