JPH11276133A - 殺菌装置及び殺菌方法 - Google Patents
殺菌装置及び殺菌方法Info
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- JPH11276133A JPH11276133A JP10081784A JP8178498A JPH11276133A JP H11276133 A JPH11276133 A JP H11276133A JP 10081784 A JP10081784 A JP 10081784A JP 8178498 A JP8178498 A JP 8178498A JP H11276133 A JPH11276133 A JP H11276133A
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- treated
- liquid
- cooling
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 予め水により殺菌温度、冷却温度や流量を設
定したのち、実際の被処理液に置換するとき、殺菌、冷
却温度や流量の変化がなく、連続して行える殺菌装置を
提供する。 【解決手段】 被処理液を加熱殺菌する加熱側熱交換器
1と、殺菌された被処理液2と未殺菌の被処理液とを切
り換える切換弁Aと、この切換弁A4からの殺菌された
被処理液を一時保持するホールドパイプ5と、このホー
ルドパイプからの被処理液を冷却する冷却側熱交換器6
と、冷却された被処理液を製品として取り出す切換弁B
7と、前記切換弁Aのディバート側からの未殺菌の被処
理液を冷却して排出するディバート冷却側熱交換器12
と、から成る殺菌装置において、前記切換弁Aを四方口
弁とし、前記切換弁Bを三方口弁とし、四方口弁の一方
口と三方口弁のディバート側とを接続する配管9を設
け、予め水を供給して殺菌温度、冷却温度及び流量等を
設定後、そのままの条件で水と被処理液とを連続して置
換可能に設けた殺菌装置。
定したのち、実際の被処理液に置換するとき、殺菌、冷
却温度や流量の変化がなく、連続して行える殺菌装置を
提供する。 【解決手段】 被処理液を加熱殺菌する加熱側熱交換器
1と、殺菌された被処理液2と未殺菌の被処理液とを切
り換える切換弁Aと、この切換弁A4からの殺菌された
被処理液を一時保持するホールドパイプ5と、このホー
ルドパイプからの被処理液を冷却する冷却側熱交換器6
と、冷却された被処理液を製品として取り出す切換弁B
7と、前記切換弁Aのディバート側からの未殺菌の被処
理液を冷却して排出するディバート冷却側熱交換器12
と、から成る殺菌装置において、前記切換弁Aを四方口
弁とし、前記切換弁Bを三方口弁とし、四方口弁の一方
口と三方口弁のディバート側とを接続する配管9を設
け、予め水を供給して殺菌温度、冷却温度及び流量等を
設定後、そのままの条件で水と被処理液とを連続して置
換可能に設けた殺菌装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛乳やつゆ類、或
いは果汁類の液状食品の殺菌処理に使用する殺菌装置に
関する。
いは果汁類の液状食品の殺菌処理に使用する殺菌装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の殺菌装置は、図4に示すように伝
熱板を介して被処理液と加熱媒体とが熱交換する加熱側
熱交換器18に、被処理液19を供給すると共に加熱媒
体供給管から加熱媒体20を供給して殺菌を行う。被処
理液19が温度センサー21の測定により殺菌温度に達
したらディバージョン弁22はホールドパイプ23側に
切り換わり、被処理液19はその後ホールドパイプ23
を通過する間に所定の殺菌時間によって殺菌される。
熱板を介して被処理液と加熱媒体とが熱交換する加熱側
熱交換器18に、被処理液19を供給すると共に加熱媒
体供給管から加熱媒体20を供給して殺菌を行う。被処
理液19が温度センサー21の測定により殺菌温度に達
したらディバージョン弁22はホールドパイプ23側に
切り換わり、被処理液19はその後ホールドパイプ23
を通過する間に所定の殺菌時間によって殺菌される。
【0003】殺菌された被処理液は、冷却側熱交換器2
4で冷却媒体25により冷却される。冷却された被処理
液は、温度センサー26により冷却温度に達するとディ
バージョン弁27の液出口から製品として取り出され
る。28はディバート冷却側熱交換器で、ディバージョ
ン弁22のディバート側から未殺菌液を29を冷却媒体
30により冷却して排出する。
4で冷却媒体25により冷却される。冷却された被処理
液は、温度センサー26により冷却温度に達するとディ
バージョン弁27の液出口から製品として取り出され
る。28はディバート冷却側熱交換器で、ディバージョ
ン弁22のディバート側から未殺菌液を29を冷却媒体
30により冷却して排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において実
際の運転は、先ず加熱側熱交換器の被処理液側へ水を供
給して運転を開始し、殺菌温度及び冷却温度、流量その
他の条件を整えた後、実際の被処理液に置換して殺菌処
理をする。この置換は三方口ディバージョン弁22で、
フォワード側とディバート側とを別々に切り換えて、水
と被処理液とを交換する。
際の運転は、先ず加熱側熱交換器の被処理液側へ水を供
給して運転を開始し、殺菌温度及び冷却温度、流量その
他の条件を整えた後、実際の被処理液に置換して殺菌処
理をする。この置換は三方口ディバージョン弁22で、
フォワード側とディバート側とを別々に切り換えて、水
と被処理液とを交換する。
【0005】しかし、この置換時の切り換え動作に伴っ
て、流路が変更され液流量が変動するため、殺菌及び冷
却温度も変動するという難点がみられた。本発明の目的
は、上記のような難点を解消し、予め水を供給して条件
を設定した後、実際の被処理液に置換する場合、バルブ
切換操作なしで流量の変動がなく、殺菌及び冷却温度に
も変動が生じることのない殺菌装置及び殺菌方法を提供
しようとするものである。
て、流路が変更され液流量が変動するため、殺菌及び冷
却温度も変動するという難点がみられた。本発明の目的
は、上記のような難点を解消し、予め水を供給して条件
を設定した後、実際の被処理液に置換する場合、バルブ
切換操作なしで流量の変動がなく、殺菌及び冷却温度に
も変動が生じることのない殺菌装置及び殺菌方法を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1発明では、被処理液を加熱殺菌する加
熱側熱交換器と、殺菌された被処理液と未殺菌の被処理
液とを切り換える切換弁Aと、この切換弁Aからの殺菌
された被処理液を一時保持するホールドパイプと、この
ホールドパイプからの被処理液を冷却する冷却側熱交換
器と、冷却された被処理液を製品として取り出す切換弁
Bと、前記切換弁Aのディバート側からの未殺菌の被処
理液を冷却して排出するディバート冷却側熱交換器と、
から成る殺菌装置において、前記切換弁Aを四方口弁と
し、前記切換弁Bを三方口弁とし、四方口弁の一方口と
三方口弁のディバート側とを接続する配管を設け、予め
水を供給して殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、
そのままの条件で水と被処理液とを連続して置換可能に
設けた殺菌装置とした。
め、本発明の第1発明では、被処理液を加熱殺菌する加
熱側熱交換器と、殺菌された被処理液と未殺菌の被処理
液とを切り換える切換弁Aと、この切換弁Aからの殺菌
された被処理液を一時保持するホールドパイプと、この
ホールドパイプからの被処理液を冷却する冷却側熱交換
器と、冷却された被処理液を製品として取り出す切換弁
Bと、前記切換弁Aのディバート側からの未殺菌の被処
理液を冷却して排出するディバート冷却側熱交換器と、
から成る殺菌装置において、前記切換弁Aを四方口弁と
し、前記切換弁Bを三方口弁とし、四方口弁の一方口と
三方口弁のディバート側とを接続する配管を設け、予め
水を供給して殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、
そのままの条件で水と被処理液とを連続して置換可能に
設けた殺菌装置とした。
【0007】第2発明では、加熱側熱交換器で加熱殺菌
された被処理液を、切換弁Aのフォワード側よりホール
ドパイプへ、このホールドパイプから冷却側熱交換器へ
送出し、冷却して切換弁Bのフォワード側から製品とし
て取り出す殺菌流路と、前記加熱側熱交換器で未殺菌の
被処理液を、切換弁Aのディバート側よりディバート冷
却側熱交換器へ送出して冷却し、排出する未殺菌流路
と、前記切換弁Aを四方口弁、切換弁Bを三方口弁と
し、切換弁Bのディバート側と切換弁Aの一方口とを接
続した配管と、を設け、殺菌時、切換弁Aをフォワード
側、切換弁Bをディバート側にして、予め水により殺菌
温度、冷却温度及び流量等を設定後、そのままの条件で
水から被処理液へ置換可能に設けた殺菌装置とした。
された被処理液を、切換弁Aのフォワード側よりホール
ドパイプへ、このホールドパイプから冷却側熱交換器へ
送出し、冷却して切換弁Bのフォワード側から製品とし
て取り出す殺菌流路と、前記加熱側熱交換器で未殺菌の
被処理液を、切換弁Aのディバート側よりディバート冷
却側熱交換器へ送出して冷却し、排出する未殺菌流路
と、前記切換弁Aを四方口弁、切換弁Bを三方口弁と
し、切換弁Bのディバート側と切換弁Aの一方口とを接
続した配管と、を設け、殺菌時、切換弁Aをフォワード
側、切換弁Bをディバート側にして、予め水により殺菌
温度、冷却温度及び流量等を設定後、そのままの条件で
水から被処理液へ置換可能に設けた殺菌装置とした。
【0008】第3発明では、加熱側熱交換器で加熱殺菌
された被処理液を、切換弁Aのフォワード側よりホール
ドパイプへ、このホールドパイプから冷却側熱交換器へ
送出し、冷却して切換弁Bのフォワード側から製品とし
て取り出す殺菌流路と、前記加熱側熱交換器で未殺菌の
被処理液を、切換弁Aのディバート側よりディバート冷
却側熱交換器へ送出して冷却し、排出する未殺菌流路
と、前記切換弁Aを四方口弁、切換弁Bを三方口弁と
し、切換弁Bのディバート側と切換弁Aの一方口とを接
続した配管と、を設けた殺菌装置を用い、殺菌時、切換
弁Aをフォワード側、切換弁Bをディバート側にして、
水により殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、その
ままの条件で被処理液を供給し、水と被処理液とを連続
して置換し、殺菌条件が整えば切換弁Bのフォワード側
より製品を取り出すようにした殺菌方法とした。
された被処理液を、切換弁Aのフォワード側よりホール
ドパイプへ、このホールドパイプから冷却側熱交換器へ
送出し、冷却して切換弁Bのフォワード側から製品とし
て取り出す殺菌流路と、前記加熱側熱交換器で未殺菌の
被処理液を、切換弁Aのディバート側よりディバート冷
却側熱交換器へ送出して冷却し、排出する未殺菌流路
と、前記切換弁Aを四方口弁、切換弁Bを三方口弁と
し、切換弁Bのディバート側と切換弁Aの一方口とを接
続した配管と、を設けた殺菌装置を用い、殺菌時、切換
弁Aをフォワード側、切換弁Bをディバート側にして、
水により殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、その
ままの条件で被処理液を供給し、水と被処理液とを連続
して置換し、殺菌条件が整えば切換弁Bのフォワード側
より製品を取り出すようにした殺菌方法とした。
【0009】(作用)本発明の第1発明では、切換弁A
を四方口弁とし、切換弁Bを三方口弁とし、四方口弁の
一方口と三方口弁のディバート側とを接続する配管を設
けた。この四方口弁をフォワード側に、三方口弁をディ
バート側に設定しておくと、水及び被処理液は四方口弁
からホールドパイプを経て、冷却側熱交換器で冷却さ
れ、三方弁のディバート側からチェック弁を経て四方口
弁の一方口(左側)から入りディバート側(右側)へ出
て、ディバート冷却側熱交換器で冷却され排出される。
を四方口弁とし、切換弁Bを三方口弁とし、四方口弁の
一方口と三方口弁のディバート側とを接続する配管を設
けた。この四方口弁をフォワード側に、三方口弁をディ
バート側に設定しておくと、水及び被処理液は四方口弁
からホールドパイプを経て、冷却側熱交換器で冷却さ
れ、三方弁のディバート側からチェック弁を経て四方口
弁の一方口(左側)から入りディバート側(右側)へ出
て、ディバート冷却側熱交換器で冷却され排出される。
【0010】このように四方口弁のフォワード側とディ
バート側とが連続しているので、殺菌時予め水の供給に
より殺菌装置の殺菌温度、冷却温度、流量等を設定した
後、被処理液を供給することにより、水と被処理液とは
連続して置換される。置換された後、殺菌条件が整えば
切換弁Bのフォワード側より製品が取り出される。従っ
て、バルブ等の切り換えを必要とせず、流路も変わらな
いので、流量の変動がなく、殺菌、冷却温度の変化もな
く、安定した運転ができるようになった。
バート側とが連続しているので、殺菌時予め水の供給に
より殺菌装置の殺菌温度、冷却温度、流量等を設定した
後、被処理液を供給することにより、水と被処理液とは
連続して置換される。置換された後、殺菌条件が整えば
切換弁Bのフォワード側より製品が取り出される。従っ
て、バルブ等の切り換えを必要とせず、流路も変わらな
いので、流量の変動がなく、殺菌、冷却温度の変化もな
く、安定した運転ができるようになった。
【0011】第2発明では、殺菌流路、未殺菌流路及び
配管とを備えているので、殺菌流路では、加熱側熱交換
器、ホールドパイプ、冷却側熱交換器を経て予め設定さ
れた殺菌条件が整った被処理液は、切換弁Bのフォワー
ド側から製品として取り出される。未殺菌流路では、未
殺菌の被処理液が切換弁Aのディバート側からディバー
ト冷却側熱交換器で冷却して排出される。また配管で
は、前記切換弁Bのディバート側と切換弁Aの一方口と
を接続しているので、殺菌時、切換弁Aをフォワード側
とし、切換弁Bをディバート側としておけば、予め水に
より殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、そのまま
の条件で被処理液を連続して供給することができ、バル
ブ等の切換なしで、水から被処理液への置換が可能にな
った。
配管とを備えているので、殺菌流路では、加熱側熱交換
器、ホールドパイプ、冷却側熱交換器を経て予め設定さ
れた殺菌条件が整った被処理液は、切換弁Bのフォワー
ド側から製品として取り出される。未殺菌流路では、未
殺菌の被処理液が切換弁Aのディバート側からディバー
ト冷却側熱交換器で冷却して排出される。また配管で
は、前記切換弁Bのディバート側と切換弁Aの一方口と
を接続しているので、殺菌時、切換弁Aをフォワード側
とし、切換弁Bをディバート側としておけば、予め水に
より殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、そのまま
の条件で被処理液を連続して供給することができ、バル
ブ等の切換なしで、水から被処理液への置換が可能にな
った。
【0012】第3発明では、第2発明の装置を用いて殺
菌する際、予め水を供給して殺菌温度、冷却温度及び流
量等を設定後、殺菌時四方口弁をフォワード側に、三方
口弁をディバート側とすることにより、四方口弁のフォ
ワード側とディバート側とが連続して配管で連続してい
るので、水と被処理液とが連続して置換される。そして
殺菌条件が整えば切換弁Bをフォワード側として製品を
取り出せるようになった。
菌する際、予め水を供給して殺菌温度、冷却温度及び流
量等を設定後、殺菌時四方口弁をフォワード側に、三方
口弁をディバート側とすることにより、四方口弁のフォ
ワード側とディバート側とが連続して配管で連続してい
るので、水と被処理液とが連続して置換される。そして
殺菌条件が整えば切換弁Bをフォワード側として製品を
取り出せるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は加熱側熱交換器の出口側
に切換弁A(四方口弁)を設け、殺菌流路と未殺菌流路
とを備え、製品出口側の切換弁B(三方口弁)のディバ
ート側と四方口弁の一方口とを接続した配管を設けた殺
菌装置とした。予め水による殺菌温度、冷却温度、流量
等を設定した後、実際の被処理液を供給して水と被処理
液とを置換する。この置換の際、四方口弁をフォワード
側とし、三方口弁をディバート側にして運転することに
より、配管を介して殺菌温度、冷却温度、流量等の変動
なしに、供給された水と被処理液は連続して置換できる
ようになった。
に切換弁A(四方口弁)を設け、殺菌流路と未殺菌流路
とを備え、製品出口側の切換弁B(三方口弁)のディバ
ート側と四方口弁の一方口とを接続した配管を設けた殺
菌装置とした。予め水による殺菌温度、冷却温度、流量
等を設定した後、実際の被処理液を供給して水と被処理
液とを置換する。この置換の際、四方口弁をフォワード
側とし、三方口弁をディバート側にして運転することに
より、配管を介して殺菌温度、冷却温度、流量等の変動
なしに、供給された水と被処理液は連続して置換できる
ようになった。
【0014】殺菌条件が整った時点で、三方口弁をフォ
ワード側に切り換えることにより、殺菌された被処理液
が製品として取り出される。
ワード側に切り換えることにより、殺菌された被処理液
が製品として取り出される。
【0015】
【実施例】以下実施例として示した図面を参照しながら
構成を説明する。図1において、1は加熱側熱交換器
で、伝熱板を介して被処理液2と加熱媒体3とが熱交換
される流路を形成している。4は切換弁Aで、殺菌液と
未殺菌液との流路を切り換えるようになっており、四方
口弁を用いた。加熱側熱交換器1で殺菌された被処理液
は切換弁Aでフォワード側へ出て、ホールドパイプ5を
経て、冷却側熱交換器6で冷却され、切換弁B7へ至る
殺菌流路8を構成している。9は配管で、切換弁B7の
ディバート側からチェック弁10を介して切換弁A4の
一方口(左側)と接続している。未殺菌液は切換弁Aの
ディバート側からディバート冷却側熱交換器へ送出され
る。
構成を説明する。図1において、1は加熱側熱交換器
で、伝熱板を介して被処理液2と加熱媒体3とが熱交換
される流路を形成している。4は切換弁Aで、殺菌液と
未殺菌液との流路を切り換えるようになっており、四方
口弁を用いた。加熱側熱交換器1で殺菌された被処理液
は切換弁Aでフォワード側へ出て、ホールドパイプ5を
経て、冷却側熱交換器6で冷却され、切換弁B7へ至る
殺菌流路8を構成している。9は配管で、切換弁B7の
ディバート側からチェック弁10を介して切換弁A4の
一方口(左側)と接続している。未殺菌液は切換弁Aの
ディバート側からディバート冷却側熱交換器へ送出され
る。
【0016】冷却側熱交換器6では冷却媒体11が伝熱
板を介して被処理液2と熱交換し、被処理液を冷却して
切換弁Bへ送出する。12はディバート冷却側熱交換器
で、切換弁A4のディバート側から供給される未殺菌液
13を冷却媒体14により冷却して排出するようにし、
未殺菌流路15を構成している。16、17は温度セン
サーで、温度センサー16は加熱側熱交換器1での殺菌
温度を検出し、温度センサー17は冷却側熱交換器6か
らの冷却温度を検出する。
板を介して被処理液2と熱交換し、被処理液を冷却して
切換弁Bへ送出する。12はディバート冷却側熱交換器
で、切換弁A4のディバート側から供給される未殺菌液
13を冷却媒体14により冷却して排出するようにし、
未殺菌流路15を構成している。16、17は温度セン
サーで、温度センサー16は加熱側熱交換器1での殺菌
温度を検出し、温度センサー17は冷却側熱交換器6か
らの冷却温度を検出する。
【0017】本実施例では、予め水を供給して殺菌及び
冷却温度、流量等を設定した後、実際の被処理液を供給
して置換する。水から実際の被処理液への置換は、温度
センサー16により殺菌温度に達したことを確認し、四
方口弁4をフォワード側とし、三方口弁7をディバート
側にセットして行われる。即ち、水は殺菌流路8として
の、四方口弁4のフォワード側から、ホールドパイプ
5、冷却側熱交換器6へ送出され、三方口弁7のディバ
ート側から配管9を経て、四方口弁4の一方口(左側)
からディバート側(右側)へ出て未殺菌流路15を通
り、ディバート冷却側熱交換器14で冷却されて排出さ
れる。
冷却温度、流量等を設定した後、実際の被処理液を供給
して置換する。水から実際の被処理液への置換は、温度
センサー16により殺菌温度に達したことを確認し、四
方口弁4をフォワード側とし、三方口弁7をディバート
側にセットして行われる。即ち、水は殺菌流路8として
の、四方口弁4のフォワード側から、ホールドパイプ
5、冷却側熱交換器6へ送出され、三方口弁7のディバ
ート側から配管9を経て、四方口弁4の一方口(左側)
からディバート側(右側)へ出て未殺菌流路15を通
り、ディバート冷却側熱交換器14で冷却されて排出さ
れる。
【0018】一方、実際の被処理液は、水に引続き供給
され、四方口弁4のフォワード側から温度センサー16
で殺菌温度に達した状態でホールドパイプ5を経てフォ
ワード冷却側熱交換器6から、三方口弁7のディバート
側から四方口弁4の左側へ送られ、右側からディバート
冷却側熱交換器6で冷却され排出される。殺菌条件が整
えば、継続して供給されている被処理液は、三方口弁7
のフォワード側から製品として取り出される。図2、図
3は流路構成を矢印で説明した。
され、四方口弁4のフォワード側から温度センサー16
で殺菌温度に達した状態でホールドパイプ5を経てフォ
ワード冷却側熱交換器6から、三方口弁7のディバート
側から四方口弁4の左側へ送られ、右側からディバート
冷却側熱交換器6で冷却され排出される。殺菌条件が整
えば、継続して供給されている被処理液は、三方口弁7
のフォワード側から製品として取り出される。図2、図
3は流路構成を矢印で説明した。
【0019】上記のように、四方口弁のフォワード側と
ディバート側とが配管9を介して連続されているので、
水と被処理液とが連続して置換できる。従って、従来の
ようにバルブの切り換え動作を起因とする流量の変動が
なく、殺菌、冷却温度の変動も解消され、安定した運転
ができるようになった。
ディバート側とが配管9を介して連続されているので、
水と被処理液とが連続して置換できる。従って、従来の
ようにバルブの切り換え動作を起因とする流量の変動が
なく、殺菌、冷却温度の変動も解消され、安定した運転
ができるようになった。
【0020】
【発明の効果】本発明では、予め水により殺菌、冷却温
度や流量を設定した後、実際の被処理液に置換すると
き、四方口弁のフォワード側からディバート側へ連続し
て送出できるので、流量の変動がなく、殺菌、冷却温度
の変化もなく、品質の安定した被処理液を得ることがで
きるようになった。
度や流量を設定した後、実際の被処理液に置換すると
き、四方口弁のフォワード側からディバート側へ連続し
て送出できるので、流量の変動がなく、殺菌、冷却温度
の変化もなく、品質の安定した被処理液を得ることがで
きるようになった。
【図1】 本発明殺菌装置の説明図
【図2】 未殺菌時の流路説明図
【図3】 殺菌時の流路説明図
【図4】 従来例を示す殺菌装置の説明図
1 加熱側熱交換器 2 被処理液 4 切換弁A 5 ホールドパイプ 6 冷却側熱交換器 7 切換弁B 8 殺菌流路 9 配管 12 ディバート冷却側熱交換器 13 未殺菌液 15 未殺菌流路
Claims (3)
- 【請求項1】 被処理液を加熱殺菌する加熱側熱交換器
と、殺菌された被処理液と未殺菌の被処理液とを切り換
える切換弁Aと、この切換弁Aからの殺菌された被処理
液を一時保持するホールドパイプと、このホールドパイ
プからの被処理液を冷却する冷却側熱交換器と、冷却さ
れた被処理液を製品として取り出す切換弁Bと、前記切
換弁Aのディバート側からの未殺菌の被処理液を冷却し
て排出するディバート冷却側熱交換器と、から成る殺菌
装置において、前記切換弁Aを四方口弁とし、前記切換
弁Bを三方口弁とし、四方口弁の一方口と三方口弁のデ
ィバート側とを接続する配管を設け、予め水を供給して
殺菌温度、冷却温度及び流量等を設定後、そのままの条
件で水と被処理液とを連続して置換可能に設けたことを
特徴とする殺菌装置。 - 【請求項2】 加熱側熱交換器で加熱殺菌された被処理
液を、切換弁Aのフォワード側よりホールドパイプへ、
このホールドパイプから冷却側熱交換器へ送出し、冷却
して切換弁Bのフォワード側から製品として取り出す殺
菌流路と、前記加熱側熱交換器で未殺菌の被処理液を、
切換弁Aのディバート側よりディバート冷却側熱交換器
へ送出して冷却し、排出する未殺菌流路と、前記切換弁
Aを四方口弁、切換弁Bを三方口弁とし、切換弁Bのデ
ィバート側と切換弁Aの一方口とを接続した配管と、を
設け、殺菌時、切換弁Aをフォワード側、切換弁Bをデ
ィバート側にして、予め水により殺菌温度、冷却温度及
び流量等を設定後、そのままの条件で水から被処理液へ
置換可能に設けたことを特徴とする殺菌装置。 - 【請求項3】 加熱側熱交換器で加熱殺菌された被処理
液を、切換弁Aのフォワード側よりホールドパイプへ、
このホールドパイプから冷却側熱交換器へ送出し、冷却
して切換弁Bのフォワード側から製品として取り出す殺
菌流路と、前記加熱側熱交換器で未殺菌の被処理液を、
切換弁Aのディバート側よりディバート冷却側熱交換器
へ送出して冷却し、排出する未殺菌流路と、前記切換弁
Aを四方口弁、切換弁Bを三方口弁とし、切換弁Bのデ
ィバート側と切換弁Aの一方口とを接続した配管と、を
設けた殺菌装置を用い、殺菌時、切換弁Aをフォワード
側、切換弁Bをディバート側にして、水により殺菌温
度、冷却温度及び流量等を設定後、そのままの条件で被
処理液を供給し、水と被処理液とを連続して置換し、殺
菌条件が整えば切換弁Bのフォワード側より製品を取り
出すようにしたことを特徴とする殺菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10081784A JPH11276133A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 殺菌装置及び殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10081784A JPH11276133A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 殺菌装置及び殺菌方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11276133A true JPH11276133A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13756119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10081784A Pending JPH11276133A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 殺菌装置及び殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11276133A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015050962A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 東洋製罐株式会社 | 加熱殺菌装置 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10081784A patent/JPH11276133A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015050962A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 東洋製罐株式会社 | 加熱殺菌装置 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |