JPH11275860A - Dcーdcコンバータ - Google Patents

Dcーdcコンバータ

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JPH11275860A
JPH11275860A JP7297098A JP7297098A JPH11275860A JP H11275860 A JPH11275860 A JP H11275860A JP 7297098 A JP7297098 A JP 7297098A JP 7297098 A JP7297098 A JP 7297098A JP H11275860 A JPH11275860 A JP H11275860A
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capacitor
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transformer
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Katsuaki Tanaka
克明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ手段に加わる電圧ストレスを下げ得
る低損失、高効率のDCーDCコンバータを提供する。 【解決手段】 第1のコンデンサ41は、一端が第2の
巻線N2の一端に接続されている。第1のダイオード4
2及びインダクタ11の直列回路はコンデンサ41の他
端と、第2の巻線N2の他端との間に接続されている。
第1のダイオード42は、スイッチ手段3の閉動作時
に、第2の巻線N2からコンデンサ41に充電電流を流
す方向性を持つ。第2のダイオード43は、スイッチ手
段3の開状態時に、第2の巻線N2から、第1のコンデ
ンサ41を通して、第2のコンデンサ44に充電電流を
流し、第1のダイオード42と共に、インダクタ11に
蓄積されたエネルギーを、第2のコンデンサ44に伝送
する回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC−DCコンバ
ータに関する。
【0002】
【従来技術】DC−DCコンバータにおいて、主スイッ
チ手段に加わる電圧をクランプし、主スイッチ手段に加
わる電圧ストレスを軽減する技術は、例えば、U.S.Pat.
No.4,441,146号に開示されている。この先行技術文献に
開示されたアクティブ出力回路は、直流入力端子の両端
の間に、トランスと主スイッチ手段とを挿入し、トラン
スの2次側にはクランプ用コンデンサと補助スイッチ手
段との直列回路を、並列に接続してある。主スイッチ手
段が開状態にあるときに、補助スイッチ手段を閉状態と
することによって、主スイッチ手段に加わる電圧を、コ
ンデンサによってクランプでき、主スイッチの電圧スト
レスを軽減できる。
【0003】上述した文献で代表される従来技術の問題
点は、主スイッチ手段と補助スイッチ手段の2つのスイ
ッチ手段を必要とするため、回路構成が複雑になるこ
と、主スイッチ手段と補助スイッチ手段とを交互に閉動
作させる時に、同時に閉状態とならないようにする必要
があるため、制御及びドライブ回路が複雑となることで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な構成で、スイッチ手段に加わる電圧ストレスを下げる
ことができるDCーDCコンバータを提供することであ
る。
【0005】本発明のもう一つの課題は、損失が小さ
く、効率の高いDCーDCコンバータを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るDCーDCコンバータはトランス
と、スイッチ手段と、出力回路とを含む。前記主トラン
スは、第1の巻線と、第2の巻線とを有する。前記スイ
ッチ手段は、前記第1の巻線に直列に接続され、前記第
1の巻線を通して供給される直流電圧をスイッチングす
る。
【0007】前記出力回路は、第1のコンデンサと、第
1のダイオードと、インダクタと、第2のダイオード
と、第2のコンデンサとを含む。前記第1のコンデンサ
は、一端が前記第2の巻線の一端に接続される。前記第
1のダイオード及び前記インダクタは、直列に接続さ
れ、直列回路の両端が前記第1のコンデンサの他端と、
前記第2の巻線の他端との間に接続されている。
【0008】前記第1のダイオードは、前記スイッチ手
段の閉動作時に、前記第2の巻線及び前記インダクタを
通って、前記第1のコンデンサに充電電流を流すように
方向付けられている。
【0009】前記第2のダイオードは、前記スイッチ手
段の開動作時に、前記第2の巻線及び前記第1のコンデ
ンサを通って前記第2のコンデンサに充電電流を流し、
かつ、前記第1のダイオードと共に、前記スイッチ手段
の閉動作時に前記インダクタに蓄積されたエネルギー
を、前記第2のコンデンサに伝送する回路を構成する。
前記第2のコンデンサは出力平滑コンデンサを構成す
る。
【0010】本発明に係るDCーDCコンバータにおい
て、スイッチ手段は、主トランスに備えられた第1の巻
線に直列に接続され、第1の巻線を通して供給される直
流電圧をスイッチングする。スイッチング出力は、主ト
ランスの第1の巻線から第2の巻線に伝送される。
【0011】主トランスの第2の巻線には、出力回路が
備えられている。出力回路は、第1のコンデンサと、第
1のダイオードと、インダクタとを含んでいる。第1の
コンデンサは、一端が第2の巻線の一端に接続されてい
る。第1のダイオード及びインダクタは、直列に接続さ
れ、直列回路の一端が第1のコンデンサの他端に接続さ
れ、他端が第2の巻線の他端に接続されている。第1の
ダイオードは、スイッチ手段の閉動作時に、第2の巻線
及びインダクタを通って、第1のコンデンサに充電電流
を流すように方向付けられている。従って、スイッチ手
段が閉動作をした時、直流電源から、主トランスの第1
の巻線及び第2の巻線を通して、第1のコンデンサに充
電電流が流れる。第1のコンデンサの容量値を十分に大
きくすることにより、第1のコンデンサの端子電圧を、
2次側換算した直流電源の電圧値とほぼ同じ一定の値に
設定することができる。
【0012】スイッチ手段の閉動作時において、第1の
コンデンサに流れる充電電流が、インダクタを通る。こ
のため、インダクタと第1のコンデンサとの間に直列共
振が生じ、流れる充電電流の波形は滑らかになる。この
ように、主トランスに流れる電流の波形が滑らかになる
ので、主トランスのコアで生じる表皮効果による銅損を
低減することができる。
【0013】出力回路は、更に、第2のダイオードと、
第2のコンデンサとを含んでいる。第2のダイオード
は、スイッチ手段の開状態時に、第2の巻線から、第1
のコンデンサを通して、第2のコンデンサに充電電流を
流すように方向付けられている。従って、スイッチ手段
の開状態時に、主トランスの第2の巻線から、第1のコ
ンデンサを通して、第2のコンデンサに充電電流が流れ
る。また、スイッチ手段の閉期間中に主ランスに蓄えら
れた磁気エネルギーと第1のコンデンサに蓄えられた静
電エネルギーが、第2のコンデンサに伝送される。
【0014】第2のコンデンサは、出力平滑コンデンサ
を構成するから、その端子電圧を、直流出力電圧とし
て、直流出力端子間に接続された負荷に供給することが
できる。
【0015】スイッチ手段が開状態となった時、主トラ
ンスの第2の巻線に発生する電圧は、直流出力電圧か
ら、第1のコンデンサの端子電圧を引いた値にクランプ
される。スイッチ手段の両端には、直流電源の電圧値
に、第2の巻線に生じるクランプ電圧(2次側クランプ
電圧)を主トランスの1次側に換算した電圧(1次側換
算クランプ電圧)を加えた値が発生する。一次側換算ク
ランプ電圧は、主トランスの第2の巻線と第1の巻線と
の巻き数比によって定まる。従って、巻き数比を適切に
選定することにより、スイッチ手段に加わる電圧を低下
させ、電圧ストレスを軽減することができる。
【0016】しかも、スイッチ手段に加わる電圧は、入
力の直流電源が変動しても、ほぼ一定となる。これによ
り、耐圧の小さなスイッチ手段を使用でき、閉状態にお
ける抵抗値の小さいスイッチ手段を使用できる。
【0017】第1のコンデンサに充電電流が流れている
期間は、インダクタは励磁されていて、インダクタに磁
気エネルギーが蓄積される。本発明において、出力回路
に含まれる第2のダイオードは、スイッチ手段の開動作
時に、第1のダイオードと共に、スイッチ手段の閉動作
時にインダクタに蓄積されたエネルギーを、第2のコン
デンサに伝送する回路を構成する。従って、第1のコン
デンサに充電電流が流れている期間に、スイッチ手段が
開状態になった時、インダクタに蓄積されたエネルギー
が、第1のダイオードを通して放出され、第2のコンデ
ンサに充電電流が流れる。それによって、インダクタに
蓄積されていた磁気エネルギーは第2のコンデンサに伝
送されるから、インダクタに蓄積された磁気エネルギー
が損失になることがない。
【0018】本発明に係るDCーDCコンバータは、一
般的な構成要素として、制御回路を含んでおり、制御回
路はスイッチ手段を制御する。
【0019】更に、本発明に係るDCーDCコンバータ
は、1つの態様として、第2のトランスと、補助電源回
路とを含んでいてもよい。前記第2のトランスは、2つ
の巻線を有しており、第1の巻線は、前記インダクタを
構成する。前記補助電源回路は、前記第2のトランスの
第2の巻線に生じる電圧を利用して、制御回路のための
動作電源を生成する。
【0020】上記した態様のDCーDCコンバータにお
いて、第2のトランスの巻線の一方が、上述したインダ
クタを構成するので、スイッチ手段が閉動作したとき、
トランスの第2の巻線、第1のダイオード、第2のトラ
ンスの第1の巻線及び第1のコンデンサを巡る回路ルー
プが構成され、第1のコンデンサに対して上述した充電
動作が加わる。
【0021】また、スイッチ手段が開状態になったとき
は、第2のトランスの第1の巻線に蓄積されたエネルギ
ーが、第1のダイオード及び第2のダイオードを通して
放出され、出力平滑コンデンサに充電電流が流れる。そ
れによって、インダクタに蓄積されていた磁気エネルギ
ーが第2のコンデンサに伝送される。従って、インダク
タに蓄積された磁気エネルギーが損失になることはな
い。
【0022】また、直流出力端子間に接続された負荷が
短絡された場合、第2のコンデンサの端子電圧はゼロに
なり、第1のコンデンサの端子電圧もゼロになる。した
がって、スイッチ手段の閉動作時に、主トランスの第2
の巻線に発生する電圧は、上述の回路ループにおいて、
直接に、第2のトランスの第1の巻線に加わるようにな
る。このため、第2のトランスの第2の巻線に充分な電
圧が発生するようになる。従って、負荷短絡時にも、制
御回路に対して充分な動作電圧を供給し得る。この回路
動作により、DCーDCコンバータに対して、制御回路
による定電流制御動作を行なわせ、負荷に安定した定電
流を供給することができる。
【0023】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、添付図面を参照して更に詳しく説明する。添付図面
は、単なる例を示すものに過ぎない。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るDCーDCコ
ンバータの電気回路図である。図を参照すると、本発明
に係るDCーDCコンバータは、主トランス2と、スイ
ッチ手段3と、出力回路4とを含む。参照符号1は直流
電源であり、本発明に係るDCーDCコンバータに対し
直流電圧Vinを供給する。直流電源1は交流電源から
整流平滑された電源またはバッテリ等である。直流電圧
Vinは入力端子T11、T12に供給される。
【0025】主トランス2は、第1の巻線N1と、第2
の巻線N2とを含んでいる。スイッチ手段3は、第1の
巻線N1に直列に接続され、第1の巻線N1を通して供
給される直流電圧Vinをスイッチングする。スイッチ
手段3は、一般には、FET等の3端子スイッチ素子に
よって構成される。スイッチ手段3は、制御回路6から
供給される制御信号によってスイッチング動作が制御さ
れる。スイッチ手段3の制御は、一般には、パルス幅変
調制御(PWM制御)方式によって行なわれる。制御回
路6は、直流出力端子T21ーT22に現れる直流出力
電圧Voを監視し、直流出力電圧Voが一定となるよう
な電圧安定化制御を、スイッチ手段3に与える。そのほ
か、過電流制御等も与える。
【0026】出力回路4は、第1のコンデンサ41と、
第1のダイオード42と、インダクタ11とを含む。第
1のコンデンサ41は、一端が第2の巻線N2の一端に
接続されている。第1のダイオード42及びインダクタ
11は直列に接続され、その直列回路の一端が第1のコ
ンデンサ41の他端に接続され、他端が第2の巻線N2
の他端に接続されている。第1のダイオード42は、ス
イッチ手段3の閉動作時に、第2の巻線N2から第1の
コンデンサ41に充電電流を流すように方向付けられて
いる。
【0027】出力回路4は、更に、第2のダイオード4
3と、第2のコンデンサ44とを含んでいる。第2のダ
イオード43は、スイッチ手段3の開状態時に、第2の
巻線N2から、第1のコンデンサ41を通して、第2の
コンデンサ44に充電電流を流すように方向付けられて
いる。更に、第2のダイオード43は、スイッチ手段3
の開動作時に、第1のダイオード42と共に、スイッチ
手段3の閉動作時にインダクタ11に蓄積されたエネル
ギーを、第2のコンデンサ44に伝送する回路を構成す
る。第2のコンデンサ44は、出力平滑コンデンサとし
て用いられる。
【0028】次に図2〜図4を参照して、図1に示した
DCーDCコンバータの動作を説明する。図2はスイッ
チ手段3が閉動作をしたときの回路動作を説明する図、
図3はスイッチ手段3が開状態にあるときの回路動作を
説明する図、図4は図1に示したDCーDCコンバータ
の各部における電圧波形を示している。図4(a)はス
イッチ手段3の両端に現れる電圧Vswの波形、図4
(b)は第1のダイオード42の両端に加わる電圧VD
1の波形、図4(c)は第2のダイオード43の両端に
加わる電圧VD2の波形、図4(d)は第1のコンデン
サ41の端子電圧Vcの波形である。
【0029】図1に示したDCーDCコンバータにおい
て、スイッチ手段3は、主トランス2に備えられた第1
の巻線N1に直列に接続され、第1の巻線N1を通して
供給される直流電圧Vinをスイッチングする。スイッ
チング出力は、主トランス2の第1の巻線N1から第2
の巻線N2に伝送される。
【0030】主トランス2の第2の巻線N2には、出力
回路4が備えられている。出力回路4は、第1のコンデ
ンサ41と、第1のダイオード42とを含んでいる。第
1のコンデンサ41は、一端が第2の巻線N2の一端に
接続されている。第1のダイオード42及びインダクタ
11は、直列に接続され、直列回路を構成し、直列回路
の一端が第1のコンデンサ41の他端に接続され、直列
回路の他端が第2の巻線N2の他端に接続されている。
【0031】従って、スイッチ手段3が閉動作をしたと
き(図2参照)、主トランス2の第2の巻線N2、第1
のコンデンサ41、第1のダイオード42及びインダク
タ11を巡る回路ループが構成される。
【0032】しかも、第1のダイオード42は、スイッ
チ手段3の閉動作をしている時に、第2の巻線N2から
第1のコンデンサ41に充電電流Icを流すように方向
付けられている。従って、スイッチ手段3が閉動作をし
ているt0〜t1時(図4参照)の期間に、直流電源1
から、主トランス2の第1の巻線N1及び第2の巻線N
2を通し、更に、インダクタ11及び第1のダイオード
42を通して、第1のコンデンサ41に充電電流Ic
(図2参照)が流れる。第1のコンデンサ41の容量値
を十分に大きくすることにより、第1のコンデンサ41
の端子電圧Vcは、ほぼ一定(図4(d)参照)とな
り、2次側換算した直流電源1の電圧値となる。
【0033】スイッチ手段3が閉動作をしているt0〜
t1時には、直流電源1から、主トランス2の第1の巻
線N1及び第2の巻線N2を通して、第1のコンデンサ
41に充電電流Ic(図2参照)が流れ、それによっ
て、第1のコンデンサ41に静電エネルギーが蓄積され
ると共に、主トランス2のコアに磁気エネルギーが蓄積
される。
【0034】出力回路4の第2のダイオード43は、ス
イッチ手段3が開状態となる時に、主トランス2の第2
の巻線N2から第1のコンデンサ41を通して、第2の
コンデンサ44に充電電流IFを流すように方向付けら
れている。従って、スイッチ手段3が開状態(図3参
照)となっているt1〜t2時(図4参照)の期間に、
主トランス2の第2の巻線N2から、第1のコンデンサ
41を通し、更に、第2のダイオード43を通して、第
2のコンデンサ44に充電電流IFが流れる。これによ
り、スイッチ手段3の閉期間中に主トランス2に蓄えら
れた磁気エネルギー、及び、第1のコンデンサ41に蓄
えられた静電エネルギーが、第2のコンデンサ44に伝
送される。スイッチ手段3の開期間はt1時からt3時
までであるが、t2時からt3時までは、エネルギー伝
送は行なわれない。
【0035】第2のコンデンサ44は、出力平滑コンデ
ンサを構成し、直流出力端子T21ーT22間に接続さ
れているから、第2のコンデンサ44の端子電圧が、直
流出力電圧Voとして、直流出力端子T21ーT22間
に接続された負荷5に供給される。
【0036】スイッチ手段3が開状態となった時、主ト
ランス2の第2の巻線N2に発生する電圧VF(図3参
照)は、直流出力電圧Voから、第1のコンデンサ41
の端子電圧Vcを引いた値にクランプされる。スイッチ
手段3の両端には、直流電源1から供給される直流電圧
Vinと、第2の巻線N2に生じるクランプ電圧(2次
側クランプ電圧)を1次側換算した電圧(1次側換算ク
ランプ電圧)Vnpとを加えた電圧Vswが発生する。
一次側換算クランプ電圧Vnpは、主トランス2の第2
の巻線N2と第1の巻線N1との巻き数比によってほぼ
定まる。この関係を、式によって示すと、 Vc=(Ns/Np)Vin (1) Vnp=(Np/Ns)(Vo−Vc) (2) Vsw=Vin+Vnp (3) 式(1)、(2)及び(3)より Vsw=(Np/Ns)Vo 但し、 Vo:直流出力電圧 Np:主トランス2の第1の巻線N1の巻数 Ns:主トランス2の第2の巻線N2の巻数 となる。
【0037】上記式から明らかなように、巻数比(Np
/Ns)を適切に選定することにより、スイッチ手段3
に加わる電圧Vswを低下させ、電圧ストレスを軽減す
ることができる。また、スイッチ手段3に加わる電圧ス
トレスを軽減することによって、従来と比べて、導通時
の抵抗値の小さいスイッチ手段3を使用でき、スイッチ
手段3の導通期間に発生する損失を従来と比べて減らす
ことができる。
【0038】また、スイッチ手段3の閉動作時におい
て、第1のコンデンサ41に流れる充電電流Icが、イ
ンダクタ11を通るので、インダクタ11と第1のコン
デンサ41との間に直列共振が生じ、流れる充電電流I
cはサイン波形になる。よって、スイッチ手段3に流れ
る電流波形は、主トランス2に流れる鋸波状励磁電流
と、第1のコンデンサ41に流れ込む共振電流とを重畳
した波形になる。このため、主トランス2に流れる電流
波形の高周波成分が減るので、高周波成分の表皮効果に
起因する銅損が低減できる。また、ノイズの発生を少な
くすることができる。
【0039】上述のように、第1のコンデンサ41に流
れる充電電流Ic(図2参照)が、インダクタ11を通
る。このため、第1のコンデンサ41に充電電流Icが
流れている期間は、インダクタ11は励磁されていて、
インダクタ11に磁気エネルギーが蓄積される。
【0040】第1のコンデンサ41に充電電流Icが流
れている期間に、スイッチ手段3が開状態になった時、
インダクタ11から第2のコンデンサ44に充電電流I
L(図3参照)が流れ、それによって、インダクタ11
に蓄積された磁気エネルギーが、第2のコンデンサ44
に伝送される。従って、インダクタ11に蓄えられた磁
気エネルギーが損失になる恐れはない。
【0041】図5は、本発明に係るDCーDCコンバー
タの更に別の実施例を示す電気回路図である。図5にお
いて、図1、2、3と同一の構成部分については、同一
の参照符号を付し、説明を省略する。図5に示したDC
ーDCコンバータは、第2のトランス7と、補助電源回
路8とを含んでいる。
【0042】主トランス2は第3の巻線N3を有してお
り、主トランス2の第3の巻線N3は、補助電源回路8
に接続されている。また、負荷5に直列に出力電流検出
回路9が接続されている。
【0043】制御回路6は、補助電源回路8から動作電
圧を供給され、直流出力電圧Voが一定となるような電
圧安定化制御を、スイッチ手段3に与える。制御回路6
は、更に、出力電流検出回路9から供給される電流検出
信号により、直流出力電流Ioを監視し、定電流制御を
スイッチ手段3に与える。
【0044】次に、第2のトランス7は、第1の巻線1
1と、第2の巻線12とを有する。第1の巻線11は、
インダクタ11(図1〜図4参照)を構成する。第1の
巻線11による作用効果は、図1〜図4のインダクタ1
1と全く同じであるので、説明は省略する。第2のトラ
ンス7に備えられた第2の巻線12は、補助電源回路8
に接続されている。従って、補助電源回路8は、主トラ
ンス2の第3の巻線N3、及び、第2のトランス7の第
2の巻線12の両者から、エネルギーの供給を受ける。
【0045】通常の負荷5で動作している場合、DCー
DCコンバータは定電圧動作をし、主トランス2の第3
の巻線N3には充分な電圧が発生する。第3の巻線N3
に生じる電圧は補助電源回路8に利用される。制御回路
6は、第3の巻線N3及び補助電源回路8から供給され
る動作電圧により、安定に動作する。
【0046】次に、負荷短絡を生じた場合、DCーDC
コンバータは定電流源として動作する。この場合、制御
回路6により、スイッチ手段3の導通期間は非常に短く
制御される。このため、第3の巻線N3及び補助電源回
路8によって構成される回路が、フォワード方式となっ
ている場合は、第3の巻線N3に発生する電圧が、第1
の巻線N1と第3の巻線N3との間の巻き数比によって
定まる値にはならずに、低下する。第3の巻線N3及び
補助電源回路8によって構成される回路が、フライバッ
ク方式となっている場合は、第3の巻線N3に発生する
電圧はゼロになる。
【0047】一方、第2のトランス7は、第1の巻線1
1に結合された第2の巻線12を有しており、第2の巻
線12から補助電源回路8に対して、エネルギーが供給
される。負荷短絡を生じた場合、第2のコンデンサ44
及び第1のコンデンサ41の端子電圧が零になる。そし
て、スイッチ手段3が閉状態になったとき、主トランス
2の第2の巻線N2に発生した電圧が、トランス7の第
1の巻線11に加わり、第2の巻線12に電圧が発生す
る。この電圧が補助電源回路8に供給される。このた
め、負荷短絡を生じた場合も、補助電源回路8に対して
充分なエネルギーを供給し、DCーDCコンバータに対
して、制御回路6による定電流制御動作を行なわせ、負
荷5に安定した定電流を供給することができる。
【0048】従来、出力電流検出回路9の電圧降下か
ら、制御回路6の動作電源を得る回路が知られていた。
しかし、この場合は、出力電流検出回路9のインピーダ
ンスを高くする必要があり、必然的に、出力電流検出回
路9に大きな損失を生じる。これに対して、図5に示す
実施例の場合、第2のトランス7に生じる電圧を利用し
て、制御回路6の動作電源を得ているので、出力電流検
出回路9のインピーダンスを低下させることができ、損
失を低減することができる。
【0049】図6は、図5に示したDCーDCコンバー
タにおける補助電源回路8の具体的な電気回路図であ
る。図6において、図5と同一の構成部分については、
同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0050】補助電源回路8は、第3のダイオード81
と、第4のダイオード82と、第3のコンデンサ83と
を含んでいる。第3のダイオード81は、主トランス2
の第3の巻線N3と直列に接続され、直列回路を構成
し、直列回路の両端が第3のコンデンサ83の両端に接
続されている。第3のコンデンサ83は、補助電源回路
8における平滑コンデンサを構成する。
【0051】第3のダイオード81は、スイッチ手段3
の開状態時に、主トランス2の第3の巻線N3から第3
のコンデンサ83に充電電流を流す(フライバック方
式)ように方向付けられている。但し、第3のダイオー
ド81は、スイッチ手段3の閉動作時に、主トランス2
の第3の巻線N3から第3のコンデンサ83に充電電流
を流すように方向付けられていてもよい。
【0052】第4のダイオード82は、第2のトランス
7の第2の巻線12に、直列に接続され、直列回路を構
成し、直列回路の両端が第3のコンデンサ83の両端に
接続されている。第4のダイオード82は、スイッチ手
段3の閉動作時に、第2のトランス7の第2の巻線12
から第3のコンデンサ83に充電電流を流すように方向
付けられている。
【0053】上述したように、図示された補助電源回路
8において、第3のダイオード81と、主トランス2の
第3の巻線N3とを直列に接続して構成された直列回路
の両端が、第3のコンデンサ83の両端に接続されてい
る。従って、主トランス2の第3の巻線N3、第3のダ
イオード81及び第3のコンデンサ83を巡る充電ルー
プが構成される。実施例において、第3のダイオード8
1は、スイッチ手段3の開状態時に、主トランス2の第
3の巻線N3から第3のコンデンサ83に充電電流を流
すように方向付けられているので、スイッチ手段3の開
状態時に、主トランス2の第3の巻線N3から第3のダ
イオード81を通って、第3のコンデンサ83に充電電
流が流れ、第3のコンデンサ83が端子電圧V02まで
充電される。この端子電圧V02が制御回路6に供給さ
れる。
【0054】第4のダイオード82は、第2のトランス
7に備えられた第2の巻線12に直列に接続され、直列
回路を構成する。この直列回路の両端は第3のコンデン
サ83の両端に接続されている。従って、第2のトラン
ス7の第2の巻線12、第4のダイオード82及び第3
のコンデンサ83を巡る充電回路ループが構成される。
【0055】第4のダイオード82は、スイッチ手段3
の閉動作時に、第2のトランス7の第2の巻線12から
第3のコンデンサ83に充電電流を流すように方向付け
られている。従って、スイッチ手段3の閉動作時に、第
2のトランス7に備えられた第2の巻線12から、第4
のダイオード82を通って、第3のコンデンサ83に充
電電流が流れ、第3のコンデンサ83が端子電圧V02
まで充電される。この端子電圧V02が制御回路6に供
給される。
【0056】次に、図6に示したDCーDCコンバータ
の動作を説明する。まず、定常動作領域では、主トラン
ス2の第3の巻線N3に生じる電圧Vhにより、第3の
ダイオード81を通して、第3のコンデンサ83が充電
される。
【0057】負荷5が短絡された場合は、第3の巻線N
3に発生する電圧Vhはゼロであるが、第2のトランス
7に備えられた第2の巻線12に電圧Vgが発生する。
第3のコンデンサ83は、第2の巻線12に電圧Vgに
より、第4のダイオード82を通して、充電される。
【0058】また、負荷5が短絡された場合、第2のコ
ンデンサ44及び第1のコンデンサ41の端子電圧が零
になり、スイッチ手段3の閉期間において、主トランス
2の第2の巻線N2に発生する電圧が、第2のトランス
7に備えられた第1の巻線11に加わる。同時に、第2
のトランス7に備えられた第2の巻線12に電圧Vgが
発生し、第3のコンデンサ83に充電電流が流れ込む。
これによって、負荷短絡時にも、第3のコンデンサ83
の端子電圧V02が低下することがなくなり、制御回路
6が安定に動作する。従って、負荷短絡時に、DCーD
Cコンバータに定電流動作を確実に行なわせることがで
きる。
【0059】負荷短絡時に、第2のトランス7の第2の
巻線12に発生する電圧Vgと、第1の主トランス2の
第3の巻線N3に生じる電圧Vgについて、Vh>Vg
を満たすように、第2のトランス7の第1の巻線11
と、第2の巻線12との巻き数比を定めておくものとす
る。
【0060】図7は本発明に係るDCーDCコンバータ
の更に別の実施例を示す電気回路図である。図7におい
て、図6と同一の構成部分については、同一の参照符号
を付し、説明を省略する。この実施例では、主トランス
2の第3の巻線N3と第2のトランス7の第2の巻線1
2とを、極性を合わせて直列に接続してある。第3の巻
線N3及び第2の巻線12の直列回路と直列に、第3の
ダイオード81が接続されている。第3のダイオード8
1の極性は、スイッチ手段3が閉動作をしたときに、第
3の巻線N3に生じる電圧Vh、及び、第2の巻線12
に生じる電圧Vgに対して順方向(フォワード方式)と
なるように選定されている。
【0061】定常動作領域では、主トランス2の第3の
巻線N3に生じる電圧により、第3のダイオード81を
通して、コンデンサ83が充電される。
【0062】負荷5が短絡された場合は、第3の巻線N
3に発生する電圧Vhが前述した理由によって低下する
が、第2のトランス7に備えられた第2の巻線12に電
圧Vgが発生する。第3のコンデンサ83は、低下した
電圧Vhと第2の巻線12に発生した電圧Vgとの和
(Vh+Vg)によって、第3のダイオード81を通し
て、充電される。これによって、負荷短絡時にも、第3
のコンデンサ83の端子電圧V02が低下することがな
くなり、制御回路6が安定に動作する。従って、負荷短
絡時に、DCーDCコンバータに定電流動作を確実に行
なわせることができる。
【0063】図8は本発明に係るDCーDCコンバータ
の更に別の実施例を示す電気回路図である。図8におい
て、図6と同一の構成部分については、同一の参照符号
を付し、説明を省略する。この実施例では、補助電源回
路8のうち、主トランス2の第3の巻線N3に生じる電
圧Vhを利用する回路部分は、第4のコンデンサ84
と、第5のダイオード85とを含む。第4のコンデンサ
84は、一端が主トランス2の第3の巻線N3の一端に
接続されている。第5のダイオード85は、スイッチ手
段3の閉動作時に、第3の巻線N3から第4のコンデン
サ84に充電電流を流すように方向付けられている。
【0064】補助電源回路4は、更に、第6のダイオー
ド86を含んでいる。第6のダイオード86は、スイッ
チ手段3の開状態時に、第3の巻線N3から、第4のコ
ンデンサ84を通して、第3のコンデンサ83に充電電
流を流すように方向付けられている。
【0065】上述した補助電源回路8の回路構成は、主
トランス2の第2の巻線N2、第1のコンデンサ41、
第1のダイオード42、第2のダイオード42及び第2
のコンデンサ44による回路構成と、基本的に同じであ
り、同様の作用効果を奏する。従って、定常動作時に、
入力電圧が変動した場合も、制御回路6に供給される第
3のコンデンサ83の端子電圧V02を一定化すること
ができる。このため、補助電源回路8において発生する
損失を一定化し、電圧V02の値を、従来よりも低く設
定できるようになるので、補助電源回路8で発生する損
失を小さくすることができる。
【0066】負荷5が短絡された場合は、第3の巻線N
3に発生する電圧Vhは低下するが、第2のトランス7
に備えられた第2の巻線12に電圧Vgが発生する。第
3のコンデンサ83は、電圧Vgにより、第3のダイオ
ード82を通して充電される。これによって、負荷短絡
時にも、第3のコンデンサ83の端子電圧V02が低下
することがなくなり、制御回路6が安定に動作する。従
って、負荷短絡時に、DCーDCコンバータに定電流動
作を確実に行なわせることができる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (a)簡単な構成で、スイッチ手段に加わる電圧ストレ
スを下げることができるDCーDCコンバータを提供す
ることができる。 (b)損失が小さく、効率の高いDCーDCコンバータ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDC−DCコンバータの電気回路
図である。
【図2】図1に示したDCーDCコンバータにおいてス
イッチ手段が閉動作をしたときの回路動作を説明する図
である。
【図3】図1に示したDCーDCコンバータにおいて、
スイッチ手段が開状態にあるときの回路動作を説明する
図である。
【図4】図1に示したDCーDCコンバータの各部にお
ける電圧波形を示している。
【図5】本発明に係るDC−DCコンバータの別の実施
例を示す電気回路図である。
【図6】本発明に係るDC−DCコンバータの更に別の
実施例を示す電気回路図である。
【図7】本発明に係るDCーDCコンバータの更に別の
実施例を示す電気回路図である。
【図8】本発明に係るDCーDCコンバータの更に別の
実施例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 主トランス 3 スイッチ手段 4 出力回路 41 第1のコンデンサ 42 第1のダイオード 11 インダクタ 43 第2のダイオード 44 第2のコンデンサ 5 負荷

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主トランスと、スイッチ手段と、出力回
    路とを含むDCーDCコンバータであって、 前記主トランスは、第1の巻線と、第2の巻線とを有し
    ており、 前記スイッチ手段は、前記第1の巻線に直列に接続さ
    れ、前記第1の巻線を通して供給される直流電圧をスイ
    ッチングし、 前記出力回路は、第1のコンデンサと、第1のダイオー
    ドと、インダクタと、第2のダイオードと、第2のコン
    デンサとを含んでおり、 前記第1のコンデンサは、一端が前記第2の巻線の一端
    に接続されており、 前記第1のダイオード及び前記インダクタは、直列に接
    続され、直列回路の両端が前記コンデンサの他端と、前
    記第2の巻線の他端との間に接続されており、 前記第1のダイオードは、前記スイッチ手段の閉動作時
    に、前記第2の巻線及び前記インダクタを通って、前記
    コンデンサに充電電流を流すように方向付けられてお
    り、 前記第2のダイオードは、前記スイッチ手段の開動作時
    に、前記第2の巻線及び前記コンデンサを通って前記第
    2のコンデンサに充電電流を流し、かつ、前記第1のダ
    イオードと共に、前記スイッチ手段の閉動作時に前記イ
    ンダクタに蓄積されたエネルギーを、前記第2のコンデ
    ンサに伝送する回路を構成し、 前記第2のコンデンサは、出力平滑コンデンサであるD
    C−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたDCーDCコンバ
    ータであって、 更に、制御回路を含んでおり、前記制御回路は、前記ス
    イッチ手段を制御するDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたDCーDCコンバ
    ータであって、更に、第2のトランスと、補助電源回路
    とを含んでおり 前記第2のトランスは、第1の巻線と、第2の巻線とを
    含んでおり、 前記第2のトランスの前記第1の巻線は前記インダクタ
    を構成しており、 前記補助電源回路は、前記第2のトランスの前記第2の
    巻線に生じる電圧を利用し、前記制御回路のための動作
    電源を生成するDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたDCーDCコンバ
    ータであって、 前記主トランスは、更に、第3の巻線を有しており、 前記補助電源回路は、前記第3の巻線に生じる電圧を利
    用するDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたDCーDCコンバ
    ータであって、 前記第2のトランスは、負荷が短絡された場合におい
    て、前記主トランスの前記第3の巻線に生じる電圧より
    も大きい電圧が、前記2つの巻線の他方に生じるよう
    に、前記2つの巻線の巻き数比が選定されているDC−
    DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されたDCーDCコンバ
    ータであって、 更に第3のダイオードを含んでおり、 前記主トランスの前記第3の巻線と、前記第2のトラン
    スの第2の巻線とは、極性を合わせて直列に接続されて
    おり、 前記第3のダイオードは、前記主トランスの前記第3の
    巻線及び前記第2のトランスの第2の巻線の直列回路と
    直列に接続され、前記スイッチ手段が閉動作をしたとき
    に、前記主トランスの前記第3の巻線に生じる電圧及び
    前記第2のトランスの第2の巻線に生じる電圧に対して
    順方向となるように選定されているDCーDCコンバー
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載されたDCーDCコンバ
    ータであって、 前記補助電源回路は、第4のコンデンサと、第5のダイ
    オードと、第6のダイオードとを含んでおり、 前記第4のコンデンサは、一端が前記主トランスの前記
    第3の巻線の一端に接続されており、 前記第5のダイオードは、前記スイッチ手段の閉動作時
    に、前記第3の巻線から前記第4のコンデンサに充電電
    流を流すように方向付けられており、 前記第6のダイオードは、前記スイッチ手段の開状態時
    に、前記第4のコンデンサに蓄積された電荷を放電する
    ように方向付けられているDCーDCコンバータ。
  8. 【請求項8】 請求項2、3、4、5、6または7の何
    れかに記載されたDCーDCコンバータであって、 更に、出力電流検出回路を含んでおり、 前記制御回路は、前記出力電流検出回路から供給される
    出力電流検出信号に基づいて、前記スイッチ手段を制御
    するDC−DCコンバータ。
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