JPH11275649A - 着信応答制御機能付移動端末装置及び着信応答制御信号送信装置並びにこれら装置からなる着信応答制御システム - Google Patents

着信応答制御機能付移動端末装置及び着信応答制御信号送信装置並びにこれら装置からなる着信応答制御システム

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JPH11275649A
JPH11275649A JP10070351A JP7035198A JPH11275649A JP H11275649 A JPH11275649 A JP H11275649A JP 10070351 A JP10070351 A JP 10070351A JP 7035198 A JP7035198 A JP 7035198A JP H11275649 A JPH11275649 A JP H11275649A
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control signal
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signal
control
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JP10070351A
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Makoto Ikeda
誠 池田
Junichi Matsumoto
純一 松本
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信応答禁止の領域において移動端末装置の
着信応答を自動的に禁止することが可能な着信応答制御
システムの提供。 【解決手段】 着信応答禁止の領域Bには所定周波数の
信号S2を送信する発振器2が、着信応答を許可する領
域Aには発振器2とは異なる周波数の信号S1を送信す
る発振器1が設けられ、領域Bに移動電話端末3が存在
する場合はこの端末3が信号S2を受信することによ
り、内部の制御部26が着信応答を禁止し発信者からの
伝言を内部のメモリ部30に保存する。領域Aに存在す
る場合は制御部26は着信応答を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は着信応答制御機能付
移動端末装置及び着信応答制御信号送信装置並びにこれ
ら装置からなる着信応答制御システムに関し、特に移動
通信サービスを提供する携帯電話(又は、PHS(Pe
rsonal Handy phoneSystem)
等、以下携帯電話と総称する)を移動端末とした着信応
答制御機能付移動端末装置及び着信応答制御信号送信装
置並びにこれら装置からなる着信応答制御システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術が特開平6−232962
号公報及び特開平4−216221号公報に開示されて
いる。
【0003】特開平6−232962号公報開示の技術
は、モード切換えを行うためのキー入力部と、着信拒否
モード時のメッセージ発信機能と、発信者の電話番号及
びメッセージを記録するメモリ(記録)部とを有する移
動通信端末装置に関するものである。
【0004】これは、携帯電話に応答することが不可能
な場合、キー入力部でのモード入力により携帯電話を着
信拒否モードに設定し、この状態の時に携帯電話が着信
した場合、予め録音しておいたメッセージを送信して拒
否モードであることを発信者に送信すると共に、発信者
の電話番号及びメッセージを記録するというものであ
る。
【0005】又、この技術と同様の技術が特開平6−6
2108号公報にも開示されている。
【0006】一方、特開平4−216221号公報開示
の技術は、運転状況を検出するための運転状況検出セン
サと、センサからの情報により携帯(又は自動車)電話
の着信を制御する手段とを有する移動通信着信制御方式
に関するものである。
【0007】これは、移動体(自動車等)内において、
運転状態を速度,ハンドル切り角度等のセンサにより検
出し、着信応答が不可能な状況と判断された場合には、
電話機内の制御装置により自動的に応答保留とするとい
うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−2
32962号公報開示の技術を用いるためには予めキー
入力部によるモード切替をしなければならず、携帯電話
の所有者が着信できない場所または状況において、モー
ド切替のキー入力を忘れた場合、または故意に行わなか
った場合はこの技術による方式は動作しないという欠点
があった。
【0009】特開平6−62108号公報開示の技術に
も同様の欠点があった。
【0010】一方、特開平4−216221号公報開示
の技術は運転中の状況をセンサで感知し着信応答を制御
するためのもので、運転中の車両以外の着信応答ができ
ない場所(コンサート会場等)においては、センサ等の
設置,感知ができないため使用できないという欠点があ
った。
【0011】そこで、本発明の目的は着信応答禁止の領
域において移動端末装置の着信応答を自動的に禁止する
ことが可能な着信応答制御機能付移動端末装置及び着信
応答制御信号送信装置並びにこれら装置からなる着信応
答制御システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による第1の発明は、着信応答制御機能付移動
端末装置を所定領域内にて送信される着信応答を許可す
るか否かの制御信号を受信する受信手段と、この受信手
段で受信される前記制御信号に従い着信応答を許可する
か否かを制御する制御手段とを含んで構成したことを特
徴とする。
【0013】又、第2の発明は、着信応答制御信号送信
装置を所定領域内に設けられ、前記所定領域に存在する
移動端末に対し着信応答を許可するか否かの制御信号を
送信するよう構成したことを特徴とする。
【0014】さらに、第3の発明は、着信応答制御シス
テムをこの着信応答制御機能付移動端末装置と着信応答
制御信号送信装置とから構成したことを特徴とする。
【0015】第1の発明によれば、制御信号に従い自動
的に着信応答禁止とし得る移動端末装置が得られる。
【0016】又、第2の発明によれば、所定領域内にお
いて着信応答を禁止する旨の信号を同領域内に存在する
移動端末装置に対して送信し得る着信応答制御信号送信
装置が得られる。
【0017】さらに、第3の発明によれば、この移動端
末装置と送信装置とにより着信応答禁止の領域において
移動端末装置の着信応答を自動的に禁止し得る着信応答
制御システムが得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施
の形態の概要について説明する。
【0019】携帯電話の着信応答が制限される場所(電
車,コンサート会場等)の内外に、周波数(または位
相,パルス等)の相違する信号を出力する発振器を個別
に設置する。そして、携帯電話が着信応答の禁止される
範囲に入場する際に、2種類の発振器からの制御信号の
うちどちらを先に受信したかを判断して、サウンダー機
能からバイブレータ機能へのモード変更と留守番電話機
能への切替を強制的に実行するか否かを決定し、強制的
に実行する場合は携帯電話の保有者がこの状態を解除す
ることを禁止する。
【0020】この状態で通話を着信した場合はバイブレ
ータ機能による通知を行い、発信者のメッセージを留守
番電話に蓄積する。
【0021】次に退場する際に入場と逆の順序で制御信
号を受信した場合は、バイブレータ機能からサウンダー
機能に切替えると共に、留守番電話機能への強制切替を
解除する。携帯電話の所有者は着信した通話(メッセー
ジ)の内容を、留守番電話の蓄積データにより内容を確
認する。
【0022】次に、第1の実施の形態の構成について説
明する。図1,図2は第1の実施の形態の構成図であ
る。図1は側面から見た構成図、図2は上部から見た構
成図である。
【0023】まず、携帯電話端末3の着信応答を、禁止
する範囲と可能とする範囲を区別する。着信応答を可能
とする範囲(すなわち禁止範囲外A)に発振器1を設置
し、この範囲内Aへ向けて制御信号S1を出力する。
【0024】次に着信応答を禁止する範囲(すなわち禁
止範囲内B)に発振器2を設置し、禁止範囲内Bに向け
制御信号S1と周波数,位相,パルス幅等が相違する制
御信号S2を出力する。
【0025】携帯電話端末3は移動中にこの2種類の信
号のうちどちらを先に、並びに後に受信したかによっ
て、携帯電話端末3が持つ着信応答制御機能により自動
的に判断し制御する。
【0026】次に、発振器(着信応答制御信号送信装
置)の構成について説明する。図3は発振器の構成図で
ある。本実施形態では、一例として周波数が相違する制
御信号S1,S2を送信する場合について説明する。
【0027】発振器は、基準信号発振器11と、周波数
変換部12と、RF(高周波信号)増幅部13と、警報
出力/電源部14と、これらを含む機器収容箱15と、
送信用アンテナ16と、信号分配器17とからなる。
【0028】まず基準となる信号S3を基準信号発振器
11から周波数変換部12に入力する。入力された基準
信号S3はここで制御信号S1又はS2として出力され
る周波数に変換され、RF(高周波)増幅部13に至
る。
【0029】RF増幅部13では途中のケーブル損失等
を含めて信号レベルを送信時に必要なレベルに増幅す
る。増幅された信号は途中で信号分配器17により分配
され、各所に設置された出力アンテナ16に信号を供給
する。
【0030】上記を発振器1の構成とすれば、発振器2
は周波数変換部12の逓倍数を変更することにより対応
する。
【0031】なお本発振器には警報出力/電源部14を
実装し、各部への電源供給を行うと共に各部で発生した
警報(障害情報)を外部へ送出する機能を有する。
【0032】次に、携帯電話端末(着信応答制御機能付
移動端末装置)の構成について説明する。図4は携帯電
話端末の構成図である。
【0033】携帯電話端末3は、送受信共用アンテナ2
1と、RF/IF(周波数変換)部22と、シンセサイ
ザ部23と、変復調部24と、TDMA(時分割多重)
処理部25と、制御部26と、この制御部26内に含ま
れる着信応答制御部27と、バイブレータ(振動通知)
用モータ28と、サウンダー(音声通知装置)29と、
メモリ部30と、キー入力部31と、表示部32と、D
/A(ディジタル/アナログ)及びA/D(アナログ/
ディジタル)変換部33と、スピーカ34と、マイク3
5と、RF/IF(周波数変換)部22内に含まれる制
御信号検出回路36とからなる。
【0034】携帯電話端末3の送受信共用アンテナ21
で受信したRF(高周波)信号は、RF/IF部22に
おいてシンセサイザ部23から入力される局部発振信号
S5を加えることによりIF(中間周波)信号S6へ変
換され、次に変復調部24の復調回路でIF信号S6か
らデジタル信号S7へ復調される。
【0035】復調されたデジタル信号S7は時間分割さ
れているため、TDMA処理部25にて自己に必要なデ
ータ信号S8を選択した後、D/A,A/D信号変換部
33のD/A変換回路にてデジタル信号S8からアナロ
グ音声信号S9に変換し、増幅を行いスピーカ34に出
力される。
【0036】なお携帯端末3から発信する場合には、マ
イク35に音声を入力した後はこの逆の順路で送出され
る。
【0037】ところで、アンテナ21で受信される信号
は一定の帯域幅を有している。従って、制御信号S1,
S2の周波数をこの帯域幅内の周波数の信号となるよう
に設定しておくのである。これで携帯電話端末3でこの
制御信号S1,S2を受信することが可能となる。
【0038】アンテナ21で受信される信号は一定の帯
域幅を有している。従って、制御信号S1,S2の周波
数をこの帯域幅内の周波数となるように設定しておくの
である。これで携帯端末3でこの制御信号S1,S2を
受信することが可能となる。
【0039】本携帯電話端末3はRF/IF部22に制
御信号S1及びS2の検出回路36を付加し、制御信号
S1,S2を受信した場合どちらの制御信号を受信した
かの情報を制御部26に送出する。
【0040】初回の受信である場合は制御部26にこの
受信情報を記憶する。そして、次回の制御信号受信の際
にこの信号と初回受信時に記憶された情報を比較し、ど
の信号をどの順序で受信したかを判断する。
【0041】制御信号S1のみを受信し続けた場合には
着信応答の制御を中止し、2種類の制御信号S1及びS
2を受信した場合、その受信順序によっては、すなわ
ち、信号S1が先、信号S2が後の場合は着信応答制御
部27を動作させバイブレータ着信応答,留守番電話へ
の強制切替え、キー入力部31からの解除禁止を実施す
る。なおこの設定内容を表示部32に文字表示により通
知する。
【0042】なお初回より制御信号2を受信し続けた場
合は、前記と逆に着信応答の制御を実行する。
【0043】この状態で通話が着信した場合、制御部2
6はバイブレータ用モータ28を動作させて振動により
着信を通知すると共に、着信があったことを表示部32
に通知する。なお発信者のメッセージは留守番電話機能
(メモリ部30)に記録される。
【0044】次に逆順序で、すなわち、信号2が先、信
号1が後で制御信号を受信した場合、制御部26は着信
応答制御手段27により着信応答をバイブレータ機能か
らサウンダー機能へ切替え、留守番電話機能の解除を実
行し、強制モードのキー入力部31からの切替え禁止を
解除して、強制モード終了を表示部32に通知する。
【0045】次に、第1の実施の形態の全体(システ
ム)の動作の概要について説明する。図5,図6は第1
の実施の形態の発振器及び携帯電話端末の配置図であ
る。
【0046】図5を参照して、鉄道の駅においてプラッ
トホーム42(着信応答可能範囲A)に発振器1を、電
車車両内41(着信応答禁止範囲B)に発振器2を設置
する。プラットホーム42にいる携帯電話端末3はここ
で発振器1からの信号を受信し制御信号S1を検出、内
部の制御部27に制御信号S1を受信したことを記憶す
る。
【0047】この携帯電話端末3が継続してプラットホ
ーム42にあり制御信号S1を受信し続けた場合、又は
発振器1及び2の信号到達範囲外に移動した場合は着信
制御を解除する。
【0048】次に所有者の移動により携帯電話端末3が
電車車両41内に移動した場合、車両41内に設置され
た発振器2から制御信号S2を受信する。携帯電話端末
3は制御部26内に記憶していた初回の受信情報と比較
して、現在受信している信号が記憶している信号(制御
信号S1)と相違すると判断した場合、制御部26は着
信応答の方法をサウンダー機能からバイブレータ機能へ
の切替えと、留守番電話への切替えを強制的に実行す
る。
【0049】なお所有者がキー入力により、バイブレー
タ機能からサウンダー機能への切替え、及び留守番電話
の解除を実行しようとした場合これを禁止すると共に、
着信応答禁止モードM2にあること(禁止範囲Bにいる
こと)を表示部32に表示する。
【0050】また電車車両41内で携帯電話端末3の電
源を投入し、初回から発振器2の制御信号S2を受信し
た場合は前述したのと同様に、制御部26は着信応答の
方法をサウンダー機能からバイブレータ機能への切替
え、及び留守番電話への切替えを実行すると共に、所有
者が着信応答禁止モードM2を解除することを禁止す
る。
【0051】電車車両41に乗っている状態で携帯電話
端末3に着信があった場合は、バイブレータ機能により
着信を通知すると共に、メモリ部30に発信者側のメッ
セージを記録し、表示部32に着信があったことを表示
する。
【0052】次に図6を参照して、所有者が電車車両4
1を降車することにより、携帯電話端末3が電車車両4
1からプラットホーム(着信応答禁止範囲Bから着信応
答可能範囲A)へ移動するため発振器1からの制御信号
S1を受信するようになる。
【0053】携帯電話端末3の制御部26はモードを確
認し、着信応答禁止モードM2にあると判断された場合
には、バイブレータ機能をサウンダー機能へ切替え、留
守番電話の解除を実施すると共に、キー入力による着信
応答禁止モードM2の解除禁止を解除する。
【0054】次に、第1の実施の形態の全体の動作の詳
細についてフローチャートを参照しながら説明する。図
7〜図10は第1の実施の形態の全体の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0055】まず、携帯電話端末3の電源を投入した際
に、発振器からの制御信号を携帯電話端末3の送受信共
用アンテナ21にて受信する(ステップ51)。受信し
た信号はRF/IF部22内部の検出回路36により、
信号の種別を検出する(ステップ52)。
【0056】制御部26の着信応答制御部27により検
出された制御信号が制御信号S2であった場合は、即時
に制御部26は着信応答の方法をサウンダー機能からバ
イブレータ機能へ切替え、かつ留守番電話へ切替えると
共に、所有者が着信応答禁止モードM2を解除すること
を禁止する(ステップ53及びステップ61以降)。
【0057】また検出された制御信号が制御信号S1の
場合、制御部26に制御信号1の受信情報を記憶する
(ステップ53,54)。
【0058】次に携帯電話端末3が移動し、発振器から
2回目の制御信号を受信した場合(ステップ55)に再
度制御信号の検出を行い(ステップ56)、着信応答制
御手段27により受信した制御信号が制御信号S2であ
ると判断された場合には(ステップ57)、制御部26
で初回の制御信号受信情報と2回目の制御信号受信情報
を比較し(ステップ58,59)、相違する時には初回
の制御信号情報を消去(ステップ60)した後、制御部
26で、既にキー入力部31からの手動によりバイブレ
ータによる着信通知機能が設定されているかを確認し
(ステップ61)、設定されていない場合にはバイブレ
ータ機能を設定した後、キー操作部31からの手動によ
るバイブレータ機能からサウンダー機能への切替えを禁
止する(ステップ62,63)。
【0059】又、ステップ61で設定済の場合は、ステ
ップ64に進む。なお、ステップ63が省略されている
のは、使用者がバイブレータ機能を設定したということ
は、本人がサウンダー機能へ切換える意思がないと考え
られるためである。
【0060】又、ステップ59で受信情報比較のステッ
プを設けたのは、携帯電話端末3の回路をダブルチェッ
クするためである。
【0061】さらに留守番電話機能が設定されているか
を確認し(ステップ64)、設定されていない場合には
留守番電話の設定(ステップ65)と、キー入力部31
からの手動による留守番電話機能解除の禁止を実行する
(ステップ66)。
【0062】ここまで終了した時点で表示部32への着
信応答禁止モードM2設定を表示する(ステップ6
7)。
【0063】次に携帯電話端末3が再び移動し、発振器
1から制御信号S1を受信する状態に移動した時には、
制御信号の受信(ステップ68)、検出(ステップ6
9)、制御信号の種別確認を実行(ステップ70)し、
受信した信号が制御信号S1である携帯電話端末3が着
信応答禁止モードM2であると判断した(ステップ7
1)場合には、着信通知機能をバイブレータ機能からサ
ウンダー機能による通知に切替え(ステップ72)、キ
ー入力部31からの手動によるバイブレータ機能からサ
ウンダー機能への切替え禁止を解除する(ステップ7
3)。
【0064】次に留守番電話へ強制設定の解除と、キー
入力部31からの手動による留守番電話機能解除禁止の
解除を実行する(ステップ74,75)。
【0065】ここまで終了した時点で、表示部32への
着信応答禁止モードM2設定の表示を解除(ステップ7
6)する。
【0066】なお、ステップ71の比較もステップ59
と同様にダブルチェックを目的としている。
【0067】次に、着信応答禁止モードM2時に通話を
着信した場合の動作について図10を参照しながら説明
する。図10はこの場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【0068】図10は、着信応答禁止モードM2時に、
通話を着信した場合の動作を示している。
【0069】通話信号が着信した場合(ステップ8
1)、制御部26では着信応答制御部27により着信応
答禁止モードM2に設定されているか確認(ステップ8
2)し、設定されていない時には、所有者がキー入力部
31から設定した状態による着信応答、通話を行う(ス
テップ83)。
【0070】また、着信応答禁止モードM2が設定され
ている場合には、制御部26から着信応答制御部27に
よりバイブレータ用モータ28を駆動させ、振動による
着信通知を行う(ステップ84)と同時に、留守番電話
設定状態であることを相手側に通知、相手側メッセージ
を留守番電話(メモリ部30)に記録する(ステップ8
5,86)。なお表示部32には着信及び留守番電話機
能が動作したことを表示する(ステップ87)。
【0071】次に、第2の実施の形態の概要について説
明する。
【0072】携帯電話の着信応答が制限される所(電
車,コンサート会場等)内に、制限信号を出力する発振
器を設置する。そして、携帯電話は発振器から発信され
た制御信号の受信の有無により判断して、制御信号が受
信されたときはサウンダー機能からバイブレータ機能へ
のモード変更と留守番電話機能への切替えを強制的に実
行し、携帯電話の保有者がこの状態を解除することを禁
止する。
【0073】この状態で通話を着信した場合はバイブレ
ータ機能による通知を行い、発信者のメッセージを留守
番電話に蓄積する。
【0074】次に制御信号が受信されなくなった場合
は、バイブレーション機能からサウンダー機能に切替え
を実行すると共に、留守番電話への強制切替を解除す
る。携帯電話の所有者は着信した通話(メッセージ)の
内容を、留守番電話の蓄積データにより内容を確認す
る。
【0075】次に、第2の実施の形態の構成について説
明する。図11,図12は第2の実施の形態の構成図で
ある。図11は側面から見た構成図、図12は上部から
見た構成図である。
【0076】なお、第2の実施の形態における発振器及
び携帯電話端末の構成は第1の実施の形態と同様である
ため、同一番号を付しその説明を省略する。
【0077】まず携帯電話端末3の着信応答を、禁止す
る範囲Bと可能とする範囲Aを区別する。次に着信応答
を禁止する範囲B内に発振器2を設置し、この範囲内へ
向けて制御信号S2を出力する。
【0078】携帯電話端末3は移動中に制御信号S2受
信の有無を判定し、携帯電話端末3が持つ着信応答制御
機能により、自動的に制御を実行する。
【0079】次に、第2の実施の形態の全体(システ
ム)の動作の概要について説明する。図13,図14は
第2の実施の形態の発振器及び携帯電話端末の配置図で
ある。
【0080】図13を参照して、電車車両内41(着信
応答禁止範囲)に発振器2を設置する。プラットホーム
42にいる携帯電話端末3は発振器2の発信する制御信
号2の受信範囲外にいるため、着信応答許可範囲にいる
と判断し着信応答制御を実行しない。
【0081】次に所有者の移動により携帯電話端末3が
電車車両41内に移動した場合、車両41内に設置され
た発振器2から制御信号2を受信し続ける状態になると
着信応答禁止範囲に入ったと判断し、携帯電話端末3の
制御部26は着信応答の方法を強制的にサウンダー機能
からバイブレータ機能へ切替え、留守番電話へ切替え
る。
【0082】なお所有者がキー入力により、バイブレー
タ機能からサウンダー機能への切替、及び留守番電話の
解除を実行しようとした場合これを禁止する。
【0083】電車車両41に乗っている状態で携帯端末
3に着信があった場合は、バイブレータ機能により着信
を通知すると共に、メモリ部30に発信者側のメッセー
ジを記録する。
【0084】次に図14を参照して、所有者が電車車両
41を降車することにより、携帯電話端末3の所有者が
電車車両41からプラットホーム(発振器2からの制御
信号2の受信範囲外)に移行した場合、携帯電話端末3
は制御信号2の有無により着信応答許可範囲にいると判
断し、バイブレータ機能からサウンダー機能へ切替え、
及び留守番電話の解除を実施すると共に、キー入力によ
る着信応答禁止モードM2の解除禁止を解除する。
【0085】次に、第2の実施の形態の全体の動作の詳
細についてフローチャートを参照しながら説明する。図
15,図16は第2の実施の形態の全体の動作を示すフ
ローチャートである。
【0086】まず着信応答可能範囲Aにいるとき発振器
2からの制御信号S2を受信しない携帯電話端末3は、
制御動作を実行しない。
【0087】次に所有者の移動により携帯電話端末3が
電車車両41内に移動した場合、車両41内に設置され
た発振器2からの制御信号S2を、送受信共用アンテナ
21にて受信する(ステップ101)。RF/IF部2
2内部の検出器36により信号の有無を検出(ステップ
102)する。
【0088】制御信号S2の受信が確認されると、制御
部26は既にバイブレータ機能が設定されているかを確
認して、設定されていない場合にはバイブレータ機能を
設定した後、キー操作部31からの手動によるバイブレ
ータ機能からサウンダー機能への切替えを禁止する(ス
テップ104,105)。
【0089】さらに留守番電話機能が設定されているか
を確認し(ステップ106)、設定されていない場合に
は留守番電話の設定(ステップ107)と、キー入力部
31からの手動による留守番電話機能解除の禁止を実行
する(ステップ108)。
【0090】ここまで終了した時点で表示部32への着
信応答禁止モードM2設定を表示する(ステップ10
9)。
【0091】携帯電話端末3は継続して制御信号S2を
受信し有無を確認する。
【0092】所有者の移動により携帯電話端末3が着信
応答禁止範囲Bから着信応答可能範囲A(発振器2の制
御信号S2を受信する範囲外)に移動し、制御信号S2
の受信が無いと判断(ステップ110)された場合、携
帯電話端末3の制御部26は着信応答機能をバイブレー
タ機能からサウンダー機能による通知に切替え(ステッ
プ111)、キー入力部31からの手動によるバイブレ
ータ機能からサウンダー機能への切替え禁止を解除する
(ステップ112)。
【0093】次に留守番電話の強制設定と、キー入力部
31からの手動による留守番電話機能の解除を実行する
(ステップ113,114)。
【0094】ここまで終了した時点で、表示部32への
着信応答禁止モードM2設定の表示を解除(ステップ1
15)する。
【0095】以上説明したように、第1の実施の形態で
は着信応答禁止範囲外Aと範囲内Bの各々に周波数の異
なる制御信号S1,S2を送信する発振器1,2を設け
たため、移動電話端末3は現在どちらの領域(A又は
B)に自己が存在するのかを正確に認識することができ
る。
【0096】このため、領域AからBへ、もしくは領域
BからAへ移動したタイミングをとらえて移動電話端末
3を正確に制御することができる。
【0097】一方、第2の実施の形態では着信応答禁止
範囲内Bのみに制御信号S2を送信する発振器2を設け
たため、移動電話端末3は制御信号S2を受信した場合
は自己が着信応答禁止範囲内Bに存在するのを認識する
ことができる。
【0098】しかし、この制御信号S2が受信されない
からといって着信応答禁止範囲外Aに自己が存在するか
どうかはやや不明確となる。範囲内A及び範囲外Bのい
ずれにも属しない領域が仮に存在するとすると、そのど
ちらなのかが不明となるからである。
【0099】しかし、実用上は第2の実施の形態でも十
分な効果が得られる。又、第2の実施の形態の場合、発
振器が1つで済むため経費の節減が可能という効果もあ
る。
【0100】
【発明の効果】本発明による第1の発明によれば、所定
領域内にて送信される着信応答を許可するか否かの制御
信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信される
前記制御信号に従い着信応答を許可するか否かを制御す
る制御手段とを含んで着信応答制御機能付移動端末装置
を構成したため、制御信号に従い自動的に着信応答を禁
止することができる。
【0101】又、第2の発明によれば、所定領域内に設
けられ、前記所定領域に存在する移動端末に対し着信応
答を許可するか否かの制御信号を送信するよう着信応答
制御信号送信装置を構成したため、所定領域内において
着信応答を禁止する旨の信号を同領域内に存在する移動
端末装置に対して送信することができる。
【0102】又、第3の発明によれば、この移動端末装
置と送信装置とにより着信応答制御システムを構成した
ため、着信応答禁止の領域において移動端末装置の着信
応答を自動的に禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る着信応答制御システムの第1の実
施の形態の構成図である。
【図2】本発明に係る着信応答制御システムの第1の実
施の形態の構成図である。
【図3】同システムの発振器の構成図である。
【図4】同システムの携帯電話端末の構成図である。
【図5】第1の実施の形態の発振器及び携帯電話端末の
配置図である。
【図6】第1の実施の形態の発振器及び携帯電話端末の
配置図である。
【図7】第1の実施の形態の全体の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】第1の実施の形態の全体の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】第1の実施の形態の全体の動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】第1の実施の形態の全体の動作を示すフロー
チャートである。
【図11】第2の実施の形態の構成図である。
【図12】第2の実施の形態の構成図である。
【図13】第2の実施の形態の発振器及び携帯電話端末
の配置図である。
【図14】第2の実施の形態の発振器及び携帯電話端末
の配置図である。
【図15】第2の実施の形態の全体の動作を示すフロー
チャートである。
【図16】第2の実施の形態の全体の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1,2 発振器 3 携帯電話端末 26 制御部 27 着信応答制御部 28 バイブレータ用モータ 29 サウンダー 30 メモリ部 31 キー入力部 32 表示部 36 制御信号検出回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域内にて送信される着信応答を許
    可するか否かの制御信号を受信する受信手段と、この受
    信手段で受信される前記制御信号に従い着信応答を許可
    するか否かを制御する制御手段とを含むことを特徴とす
    る着信応答制御機能付移動端末装置。
  2. 【請求項2】 所定領域内に設けられ、前記所定領域に
    存在する移動端末に対し着信応答を許可するか否かの制
    御信号を送信することを特徴とする着信応答制御信号送
    信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の着信応答制御機能付移動端末
    装置と、請求項2の着信応答制御信号送信装置とからな
    ることを特徴とする着信応答制御システム。
  4. 【請求項4】 発信者からの伝言を記録する記録手段を
    さらに含み、前記制御手段は前記制御信号が着信応答を
    禁止する信号である場合、着信応答を禁止しかつ前記発
    信者からの伝言を前記記録手段に記録させることを特徴
    とする請求項1記載の着信応答制御機能付移動端末装
    置。
  5. 【請求項5】 着信時の通知機能を音声で通知する音声
    通知機能及び振動で通知する振動通知機能をさらに含
    み、前記制御手段は前記制御信号が着信応答を禁止する
    信号である場合、前記通知機能を前記音声通知機能から
    前記振動通知機能に切換えることを特徴とする請求項1
    又は4記載の着信応答制御機能付移動端末装置。
  6. 【請求項6】 手動により着信応答するかあるいは前記
    発信者からの伝言を前記記録手段に記録するかの切換え
    が可能な手動操作手段をさらに含み、前記制御手段は前
    記制御信号が着信応答を禁止する信号である場合、前記
    制御手段は前記手動操作手段による操作を禁止すること
    を特徴とする請求項4又は5記載の着信応答制御機能付
    移動端末装置。
  7. 【請求項7】 手動により前記音声通知機能及び振動通
    知機能のいずれかを選択することが可能な第2の手動操
    作手段をさらに含み、前記制御手段は前記制御信号が着
    信応答を禁止する信号である場合、前記制御手段は前記
    第2の手動操作手段による操作を禁止することを特徴と
    する請求項5又は6記載の着信応答制御機能付移動端末
    装置。
  8. 【請求項8】 前記制御信号として前記移動端末に対し
    着信応答を許可する許可信号と、前記移動端末に対し着
    信応答を禁止する禁止信号とのいずれかを送信すること
    を特徴とする請求項2記載の着信応答制御信号送信装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御信号として前記移動端末に対し
    着信応答を禁止する禁止信号のみを送信することを特徴
    とする請求項2記載の着信応答制御信号送信装置。
  10. 【請求項10】 前記着信応答制御機能付移動端末装置
    は携帯電話であることを特徴とする請求項3記載の着信
    応答制御システム。
JP10070351A 1998-03-19 1998-03-19 着信応答制御機能付移動端末装置及び着信応答制御信号送信装置並びにこれら装置からなる着信応答制御システム Pending JPH11275649A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060683A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Nec Corp キーレスエントリシステム及び方法、携帯通信端末及びそのコンピュータ・プログラム
JP2007027887A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Sharp Corp 無線タグリーダ搭載携帯通信端末

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