JPH11275248A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH11275248A
JPH11275248A JP10074077A JP7407798A JPH11275248A JP H11275248 A JPH11275248 A JP H11275248A JP 10074077 A JP10074077 A JP 10074077A JP 7407798 A JP7407798 A JP 7407798A JP H11275248 A JPH11275248 A JP H11275248A
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JP10074077A
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Susumu Senda
進 千田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造者が記憶メモリに格納されている複数国
分の仕様から所定の国の仕様を選択して設定した後に
は、保守担当者はこの所定の国の仕様の一部のみの変更
が可能になると共に、ユーザによる仕様変更を確実に防
止することが可能となる通信端末装置を提供する。 【解決手段】 製造者は選択モードにおいて第1パスワ
ードを入力することにより(S1、S2)、国選択モー
ド処理に入ることができて、ROM18Aに格納されて
いる複数国分の仕様から輸出先の第1仕様及び第2仕様
のレベル1を選択してEEPROM18Bの第1仕様記
憶エリア18C及び第2仕様記憶エリア18Dに格納す
ることができる(S3)。また、保守担当者は選択モー
ドにおいて第2パスワードを入力することにより(S
1、S2)、ROM18Aに格納されている輸出先の第
2仕様の任意のレベル数を選択して第2仕様記憶エリア
18Dに格納することができる(S3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置の仕
様の設定に関し、特に、仕様の選択モードに製造者のみ
に開示される第1パスワードによって入ることができる
第1選択モードと保守担当者のみに開示される第2パス
ワードによって入ることができる第2選択モードとを設
けることにより、製造者が記憶メモリに格納されている
複数の仕様から所定の仕様を選択して設定した後には、
保守担当者はこの所定の仕様の一部のみの変更が可能に
なると共に、ユーザがこの所定の仕様の変更をすること
ができないため、ユーザによる間違った仕様への設定変
更を確実に防止することが可能となる通信端末装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各国へ輸出される通信端末装
置においては、国毎に通信規格、仕様等が変わるため、
これらの通信規格等の相違により各国毎の製品の仕様が
変更される。そのため、国毎に対応するパラメータ等を
記憶する専用の不揮発性メモリを予め製造した後に、そ
の不揮発性メモリが組み込まれた通信端末装置を製造す
る方法が一般的に採用されている。しかし、こうした専
用の不揮発性メモリを制御基板に装填した通信端末装置
が製造される場合に、各国毎の出荷予定台数が製造後に
変更されると、別の輸出国向けに前記パラメータ等を変
更するといった修正ができないため、直ちに過剰在庫に
なったり在庫不足が生じたりすることがある。そのた
め、通信規格等に対応するパラメータ等を製造後に変更
できる通信端末装置が種々提案されている。例えば、各
国の通信規格等に対応するパラメータ等を複数国分予め
記憶メモリに記憶しておき、その内の一の国に対応する
パラメータ等を選択できるような構成の通信端末装置が
提案されている。このような構成の通信端末装置であれ
ば、各国毎の出荷予定台数が製造後に変更されても、別
の輸出国向けに前記パラメータ等を変更することが可能
となり、過剰在庫等の発生等を防ぐことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各国の
通信規格等に対応するパラメータ等を複数国分予め記憶
メモリに記憶しておき、その内の一の国に対応するパラ
メータ等を選択するため、保守担当者やユーザが自由に
このパラメータ等の仕様を変更することが可能な場合に
は、通信規格等の仕様の設定ミス等が発生して通信が行
えなくおそれがあるという問題がある。
【0004】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、仕様の選択モードに製造者のみ
に開示される第1パスワードによって入ることができる
第1選択モードと保守担当者のみに開示される第2パス
ワードによって入ることができる第2選択モードとを設
けることにより、製造者が記憶メモリに格納されている
複数国分の仕様から所定の国の仕様を選択して設定した
後には、保守担当者はこの所定の国の仕様の一部のみの
変更が可能になると共に、ユーザがこの所定の国の仕様
の変更をすることができないため、ユーザによる間違っ
た仕様への設定変更を確実に防止することが可能となる
通信端末装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る通信端末装置は、複数の仕様が予め格納
される仕様記憶手段と、前記仕様記憶手段から所定の仕
様を選択する選択手段と、前記選択手段により選択され
た所定の仕様が格納される選択仕様記憶手段と、パスワ
ードを入力する入力手段と、所定のパスワードが予め格
納されるパスワード記憶手段と、前記入力手段から入力
されたパスワードが前記所定のパスワードか否かを判断
する判断手段と、前記入力手段から入力されたパスワー
ドが前記所定のパスワードであると判断された場合は、
前記選択手段により前記仕様記憶手段から所定の仕様を
選択して選択仕様記憶手段に格納する選択モードに入る
ように制御する制御手段とを備え、前記所定のパスワー
ドは、第1パスワードと第2パスワードとを含み、前記
選択モードは、前記第1パスワードを入力することによ
り入ることができる第1選択モードと、前記第2パスワ
ードを入力することにより入ることができる第2選択モ
ードとを含み、前記仕様は、第1仕様と第2仕様とを含
み、前記選択仕様記憶手段は、前記第1仕様が格納され
る第1記憶手段と前記第2仕様が格納される第2記憶手
段とを含み、前記第1選択モードに入る場合には、前記
選択される所定の仕様には前記第1仕様及び第2仕様を
含み、前記第2選択モードに入る場合には、前記選択さ
れる所定の仕様には前記第2仕様のみを含むことを特徴
とする。
【0006】このような特徴を有する請求項1に係る通
信端末装置によれば、第1仕様と第2仕様とから構成さ
れる仕様が予め仕様記憶手段に複数格納されており、入
力手段によって第1パスワードを入力するとこの仕様記
憶手段から所定の仕様の第1仕様及び第2仕様とを選択
して、選択仕様記憶手段の各々第1記憶手段と第2記憶
手段に格納する第1選択モードに入ることができる。ま
た、入力手段によって第2パスワードを入力するとこの
仕様記憶手段から所定の仕様の第2仕様のみを選択し
て、選択仕様記憶手段の第2記憶手段に格納する第2選
択モードに入ることができる。これにより、入力された
パスワードが第1パスワードの場合には、所定の仕様の
全ての仕様が選択されて選択仕様記憶手段に格納される
ため、選択仕様記憶手段に格納されている所定の仕様を
全部変更することが可能となる。また、入力されたパス
ワードが第2パスワードの場合には、所定の仕様の一部
の仕様が選択されて選択仕様記憶手段に格納され、選択
仕様記憶手段に既に格納されている所定の仕様の一部の
みが変更されるため、通信仕様等の仕様の基本的な部分
の変更を確実に防止することが可能となる。
【0007】また、請求項2に係る通信端末装置は、請
求項1に記載の通信端末装置において、前記第1パスワ
ードは、製造者のみに開示され、前記第2パスワード
は、保守担当者のみに開示されることを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項2に係る通
信端末装置によれば、請求項1に記載の通信端末装置に
おいて、前記第1パスワードは、製造者のみに開示さ
れ、前記第2パスワードは、保守担当者のみに開示され
るため、製造者のみが選択仕様記憶手段に格納されてい
る所定の仕様を全部変更することが可能となると共に、
保守担当者のみが選択仕様記憶手段に既に格納されてい
る所定の仕様の一部のみの変更が可能となる。また、ユ
ーザには選択モードに入るためのパスワードが開示され
ないため、ユーザはこの選択モードに入ることができ
ず、ユーザによる選択仕様記憶手段に格納されている所
定の仕様の変更を確実に防止することが可能となる。
尚、第2パスワードにより、所定の仕様の全部について
内容を確認することができるようにしてもよい。
【0009】また、請求項3に係る通信端末装置装置
は、請求項1又は請求項2に記載の通信端末装置におい
て、前記仕様は、国若しくは地域における通信に関する
パラメータを含むことを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する請求項3に係る通
信端末装置によれば、請求項1又は請求項2に記載の通
信端末装置において、前記仕様は、国若しくは地域にお
ける通信に関するパラメータを含むため、選択仕様記憶
手段に格納された輸出先の通信に関するパラメータを第
1選択モードによって全部変更することが可能となると
共に、選択仕様記憶手段に格納された輸出先の通信に関
するパラメータの一部を第2選択モードによって変更す
ることが可能となる。
【0011】さらに、請求項4に係る通信端末装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信端末装置
において、前記仕様記憶手段は、読み出し専用の不揮発
性メモリで構成され、前記選択仕様記憶手段は、書き換
え可能な不揮発性メモリにより構成されることを特徴と
する。
【0012】このような特徴を有する請求項4に係る通
信端末装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の通信端末装置において、前記複数の仕様は、仕
様記憶手段を構成する読み出し専用の不揮発性メモリに
予め格納され、選択された所定の仕様は、選択仕様記憶
手段を構成する書き換え可能な不揮発性メモリに格納さ
れる。これにより、製造者が第1選択モードにて所定の
仕様を選択して選択仕様記憶手段に格納する場合に、誤
った仕様を選択して選択仕様記憶手段に格納しても、こ
の選択仕様記憶手段を初期化して容易に所定の仕様を仕
様記憶手段から読み出して格納することが可能となり、
通信端末装置の品質向上を図ることが可能となる。ま
た、保守担当者が第2選択モードによって選択仕様記憶
手段に格納されている所定の仕様の一部を容易に変更で
きるため、輸出先での迅速なメンテナンスを実現するこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信端末装置
をファクシミリ装置について具体化した実施形態に基づ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形
態に係るファクシミリ装置の概略構成について図1に基
づき説明する。図1は本実施形態に係るファクシミリ装
置の外観斜視図である。
【0014】図1において、ファクシミリ装置1は装置
本体2を有し、装置本体2の右側面には、電源コード3
及び子機(図示せず)と通話するためのアンテナ4が付
設されている。また、装置本体2の上面には操作パネル
ユニット5が配設されており、かかる操作パネルユニッ
ト5には液晶ディスプレイ6が配設されるとともに、マ
イクMが配設されている。かかるマイクMは、後述する
スピーカホンキー14を介してスピーカホンモード(受
話器10がマイクMとスピーカ26(図3参照)とに切
り換えられて、受話器10を取ることなく通話を行える
モード)に切り換えられた際に、通話者の声を採音する
ものである。更に、操作パネルユニット5上には、各種
のキー群が配設されている。尚、各キーについては後述
する。
【0015】また、操作パネルユニット5の後方位置に
は記録用紙を積層した状態でスタックする用紙スタッカ
7が設けられており、更に、用紙スタッカ7の後方位置
には用紙サポート8が配置されている。尚、装置本体2
の右側には受話器載置部9が設けられており、受話器載
置部9上には受話器10が載置される。
【0016】次に、前記操作パネルユニット5上に配置
されたキー群の機能について図2に基づき説明する。図
2は本実施形態に係るファクシミリ装置の操作パネルユ
ニット5の平面図である。図2において、操作パネルユ
ニット5上で左側位置には、ダイアル入力を行うための
ダイアルキー11が配置されている。かかるダイアルキ
ー11には、「0」乃至「9」の数値キー、アスタリス
クキー12、及び、シャープキー13が包含されてい
る。また、ダイアルキー11の左下側にはスピーカホン
キー14が配置されており、かかるスピーカホンキー1
4は、通話をマイクMとスピーカ26に切り換えてスピ
ーカホンモードを設定するためのキーである。また、操
作パネルユニット5のダイアルキー11の右側には、各
種機能を選択するための機能ボタン16等が設けられて
いる。更に、操作パネルユニット5の右側下方には、フ
ァクシミリ送信をスタートするスタートキーP、及びフ
ァクシミリ送信等を停止させる停止ボタン15等のファ
クシミリ装置1として必要な各種のキーが配置されてい
る。
【0017】続いて、前記ファクシミリ装置1の制御系
について図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係
るファクシミリ装置1の制御系を示すブロック図であ
る。図3において、ファクシミリ装置1の制御系は、C
PUを核として構成された制御部17を有する。制御部
17には、読み出し専用の不揮発性メモリとしてのRO
M18A、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのEE
PROM18B、及びRAM19が接続されている。こ
こに、ROM18Aは、ファクシミリ装置1の読み取り
動作、送受信動作または記録動作等の基本的の動作用制
御プログラムを記憶する他に、各国の通信規格等に対応
するパラメータ等を、複数国分記憶する。また、ROM
18Aには、後述する第1パスワード及び第2パスワー
ド、複数国分のパラメータ等から、特定の国若しくは地
域等に関するパラメータを選択する国選択プログラム、
この選択された国若しくは地域等に関するパラメータを
読み出した後に、EEPROM18Bにこの選択された
国若しくは地域等に関するパラメータを格納する後述す
る処理プログラム、および、保守担当者がEEPROM
18Bに格納された国若しくは地域等に関するパラメー
タを変更する保守選択プログラム等が格納されている。
また、この特定の国若しくは地域等に関するパラメータ
は、後述するように(図4参照)第1仕様及び第2仕様
から構成され、EEPROM18Bには、この第1仕様
が格納される第1仕様記憶エリア18C、及び第2仕様
が格納される第2仕様記憶エリア18D等が設けられ、
また、この選択された特定の国若しくは地域等を表す国
番号等がEEPROM18Bに格納される。また、RA
M19は、CPUを介して演算された各種のデータや電
話回線を介して受信される音声データや画像データ等を
一時的に記憶するものである。また、制御部17には、
液晶ディスプレイ(LCD)6を有する操作パネルユニ
ット5、用紙スタッカ7から装置本体2内に送給された
原稿の文字、図形等を読み取るための読取スキャナを含
む読取ユニット20が接続されている。更に、制御部1
7には、カッタ駆動モータを介してカッタを駆動して記
録紙をカットする記録紙カッタユニット21、電話回線
を介して受信された画像データを記録紙上に印字する印
字ヘッドを含む記録ユニット22、及び、印字ヘッドを
駆動する駆動機構、記録紙の送り制御を行う記録紙送り
機構等を含む駆動ユニット23が接続されている。
【0018】更に、制御部17には、受話器10と共に
NCU( Network Control Unit )24を介して電話回
線25が接続されており、また、スピーカ26、マイク
M、電源27が接続されている。尚、スピーカ26は、
スピーカホンモード時に通話者の声を発音したり、ま
た、前記RAM19に一時的に記憶された音声データを
再生する際等に使用されるものである。
【0019】また、ダイヤルキー11等は国選択の選択
番号等を入力して各国の通信規格等に対応するパラメー
タ等の仕様を選択する選択手段、及びパスワードを入力
する入力手段を構成する。ROM18Aは複数の仕様が
予め格納される仕様記憶手段、及び第1パスワードと第
2パスワードが予め格納されるパスワード記憶手段を構
成し、EEPROM18Bは選択された所定の仕様を記
憶する選択仕様記憶手段を構成する。また、第1仕様記
憶エリア18Cは第1記憶手段を構成し、第2仕様記憶
エリア18Dは第2記憶手段を構成する。更に、CPU
を核とする制御部17は、ダイヤルキー11等の入力手
段によって入力されたパスワードが所定のパスワードか
否か判断する判断手段、及び、このパスワードが所定の
パスワードと判断された場合に選択モードに入るように
制御する制御手段を構成する。
【0020】前記のように構成されたファクシミリ装置
1において、ファクシミリ送信を行う場合には、用紙ス
タッカ7に送信原稿をセットするとともに、ダイアルキ
ー11により送信先のファクシミリ番号を入力した後、
操作パネルユニット5上のスタートキーPを押下する。
これにより、原稿の画像データが読取ユニット20を介
して読み取られるとともに、EEPROM18Bに格納
されている通信規格等のパラメータに基づいて、変調・
符号化されてNCU24、電話回線25を介して送信相
手先に送信される。また、画像データが送信されて来た
際には、その画像データが電話回線25、NCU24を
介して受信され、制御部17は、EEPROM18Bに
格納されている通信規格等のパラメータに基づいて、そ
の受信信号を復調・復号化して画像データを再現して、
RAM19に格納する。そして、このRAM19に格納
された画像データを、記録ユニット22の印字ヘッド及
び駆動ユニット23を駆動制御しながら記録紙上に印字
させるとともに、印字終了後記録紙カッタユニット21
を介して記録紙をカットする。また、EEPROM18
Bに格納されている言語仕様等のパラメータに基づい
て、液晶ディスプレイ6に操作指示等が表示される。
【0021】次に、ROM18Aに格納されている複数
国分の仕様について図4に基づいて説明する。図4は本
実施形態に係るファクシミリ装置1のROM18Aに格
納されている複数国分の仕様のデータテーブルの一例を
示す図である。このROM18Aには、ベルギー、イタ
リア、フランスの3カ国分の仕様の種々のパラメータが
格納されており、各国の仕様の種々のパラメータは、各
国の通信規格等のように自由に変更するとファクシミリ
装置1が所定の動作をしなくなるパラメータから構成さ
れる第1仕様と、液晶ディスプレイ6の表示言語等のよ
うにファクシミリ装置1の仕様設定後においても、輸出
先の保守担当者によって自由に変更することが可能なレ
ベル1〜レベル3までランク分けされた第2仕様の2種
類の仕様から構成されている。図4に示されるように、
このように構成された仕様のデータテーブル31は、
「国番号」、「国名」、「第1仕様」、「第2仕様のレ
ベル1」、「第2仕様のレベル2」、及び「第2仕様の
レベル3」から構成されている。先ず、「国番号」が
「1」の「国名、第1仕様」は、「ベルギー、A1」で
あり、「第2仕様」の「レベル1、レベル2、レベル
3」は、「A21、A22、A23」である。また、
「国番号」が「2」の「国名、第1仕様」は、「イタリ
ア、B1」であり、「第2仕様」の「レベル1、レベル
2、レベル3」は、「B21、B22、B23」であ
る。更に、「国番号」が「3」の「国名、第1仕様」
は、「フランス、C1」であり、「第2仕様」の「レベ
ル1、レベル2、レベル3」は、「C21、C22、C
23」である。
【0022】ここで、ROM18Aに格納されている複
数国分の仕様のパラメータうち、「第1仕様」の通信に
関するパラメータの一例を図5に基づいて説明する。図
5は本実施形態に係るROM18Aに格納されている複
数国分の仕様のうち「第1仕様」の通信に関するダイヤ
ルトーンとビジートーンのデータテーブルを示す図であ
る。このROM18Aには、ベルギー、イタリア、フラ
ンスの3カ国分の仕様の種々のパラメータが格納されて
おり、その中の「第1仕様」の各A1、B1、C1の通
信に関するダイヤルトーンとビジートーンのパラメータ
をデータテーブル32に示す。図5に示されるように、
データテーブル32は、「国名」、ダイヤルトーンの
「検出の有無、周波数(Hz)、パターン(秒)」、及
びビジートーンの「検出の有無、周波数(Hz)、パタ
ーン(秒)」から構成されている。先ず、「国名」が
「ベルギー」の第1仕様であるA1の通信に関するパラ
メータのうちダイヤルトーンの「検出の有無、周波数
(Hz)、パターン(秒)」は、「検出有り、450H
z、連続パターン」であり、ビジートーンの「検出の有
無、周波数(Hz)、パターン(秒)」は、「検出有
り、450Hz、0.5秒間ON−0.5秒間OFFの
パターン」である。また、「国名」が「イタリア」の第
1仕様であるB1の通信に関するパラメータのうちダイ
ヤルトーンの「検出の有無、周波数(Hz)、パターン
(秒)」は、「検出有り、425Hz、0.6秒間ON
−1.0秒間OFF乃至0.2秒間ON−0.2秒間O
FFのパターン、」であり、ビジートーンの「検出の有
無、周波数(Hz)、パターン(秒)」は、「検出無
し、425Hz、0.2秒間ON−0.2秒間OFFの
パターン」である。さらに、「国名」が「フランス」の
第1仕様であるC1の通信に関するパラメータのうちダ
イヤルトーンの「検出の有無、周波数(Hz)、パター
ン(秒)」は、「検出有り、425Hz、連続パター
ン」であり、ビジートーンの「検出の有無、周波数(H
z)、パターン(秒)」は、「検出有り、425Hz、
0.25秒間ON−0.25秒間OFFのパターン」で
ある。
【0023】また、図4に示される第2仕様の各レベル
1、レベル2、レベル3のパラメータは、液晶ディスプ
レイ6に表示する言語等のパラメータを含む。例えば、
「国名」が「ベルギー」の第2仕様のレベル1のパラメ
ータ「A21」には液晶ディスプレイ6の表示言語とし
て「オランダ語」が含まれ、レベル2のパラメータ「A
22」には液晶ディスプレイ6の表示言語として「フラ
ンス語」が含まれ、レベル3のパラメータ「A23」に
は液晶ディスプレイ6の表示言語として「ドイツ語」が
含まれる。また、「国名」が「イタリア」の第2仕様の
レベル1のパラメータ「B21」には液晶ディスプレイ
6の表示言語として「イタリア語」が含まれ、レベル2
のパラメータ「B22」には液晶ディスプレイ6の表示
言語として「フランス語」が含まれ、レベル3のパラメ
ータ「B23」には液晶ディスプレイ6の表示言語とし
て「ドイツ語」が含まれる。さらに、「国名」が「フラ
ンス」の第2仕様のレベル1のパラメータ「C21」に
は液晶ディスプレイ6の表示言語として「フランス語」
が含まれ、レベル2のパラメータ「C22」には液晶デ
ィスプレイ6の表示言語として「オランダ語」が含ま
れ、レベル3のパラメータ「C23」には液晶ディスプ
レイ6の表示言語として「ドイツ語」が含まれる。
【0024】これにより、ベルギー、イタリア、及びフ
ランスの3カ国分の通信や液晶ディスプレイ6の表示言
語等に関する仕様のパラメータがデータテーブル31の
形式でROM18Aに予め格納されている。
【0025】次に、前記のように構成されたファクシミ
リ装置1のROM18Aに予め格納された複数国分の仕
様のパラメータから所定の仕様を選択してEEPROM
18Bに格納する制御処理について図6乃至図8に基づ
いて説明する。図6は本実施形態に係るROM18Aか
ら所定の仕様を選択してEEPROM18Bに格納する
各選択モード処理に入る処理を示すフローチャートであ
る。図7は本実施形態に係る国選択モード処理を示すサ
ブフローチャートである。図8は本実施形態に係る保守
選択モード処理を示すサブフローチャートである。
【0026】先ず、図6に示すように、ステップ(以
下、Sと略記する)1において、機能ボタン16の押下
によって国選択モード処理等を選択するための選択モー
ドが選択され、ダイヤルキー11等の押下による所定の
パスワードの入力を待つ状態になる(S1:NO)。そ
して、ダイヤルキー11等の2秒以内の押下によるパス
ワードの入力があると(S1:YES)、このパスワー
ドが予め登録されているパスワードに一致するか否か判
定される(S2)。この判定は、先ず、ダイヤルキー1
1等から入力されたパスワードがRAM19に格納され
る。そして、ROM18Aに予め格納されている第1パ
スワードや第2パスワード等が順次読み込まれ、このR
AM19に格納された入力パスワードと一致するかどう
か判定される。続いて、RAM19に格納された入力パ
スワードとROM18Aに予め格納されている第1パス
ワードや第2パスワード等とが一致した場合には、この
一致したパスワードに対応する処理プログラムがROM
18Aから読み込まれて、実行される。ここで、本実施
形態においては、ROM18Aに格納されている複数国
分の仕様から輸出先の仕様を選択してEEPROM18
Bに格納する国選択モード処理に入るための第1パスワ
ードは、「*、1、2、3」が予めROM18Aに格納
されている。また、輸出先にて、EEPROM18Bに
格納されている仕様の一部を変更する保守選択モード処
理に入るための第2パスワードは、「#、6、7、8」
が予めROM18に格納されている。尚、この第1パス
ワードは、製造者のみに開示されており、第2パスワー
ドは、保守担当者のみに開示されている。したがって、
保守担当者は第1パスワードを知ることができない。
【0027】続いて、S2において、ダイヤルキー11
等の2秒以内の押下による入力パスワードが、「*、
1、2、3」の場合には、ROM18Aに予め格納され
ている第1パスワードであると判定され(S2:YE
S)、国選択モード処理のサブルーチン処理の制御プロ
グラムがROM18Aから読み込まれ、実行されて終了
する(S3)。また、ダイヤルキー11等の2秒以内の
押下による入力パスワードが、「#、6、7、8」の場
合には、ROM18Aに予め格納されている第2パスワ
ードであると判定され(S2:YES)、保守選択モー
ド処理のサブルーチン処理の制御プログラムがROM1
8Aから読み込まれ、実行されて終了する(S4)。ま
た、入力パスワードが、「*、1、2、3」及び「#、
6、7、8」以外の場合で、且つ、ROM18Aに予め
格納されている所定のパスワードと一致する場合には
(S2:YES)、この所定のパスワードに対応する処
理のサブルーチン処理の制御プログラムがROM18A
から読み込まれて、実行後終了する(S5)。また、入
力パスワードが、ROM18Aに予め格納されている所
定のパスワードと一致しない場合には(S2:NO)、
スピーカ26により拒否音を1秒間発した後(S6)、
再度、S1以降の処理が実行される。
【0028】次に、国選択モード処理のサブルーチン処
理(S3)について説明する。図7に示すように、S1
1において、先ず、ROM18Aに予め格納されている
国選択プログラムがROM18Aから読み出されて、国
選択モード処理のサブルーチン処理の実行が開始され
る。
【0029】そして、S12において、予めROM18
Aに格納されている仕様のデータテーブル31の「国
名」が、ダイヤルキー11を介して「国番号」が入力さ
れるまで、「国番号」と共に液晶ディスプレイ6に順
次、所定時間(本実施形態では、約1秒間)ずつ繰り返
し表示される。例えば、「1:ベルギー」→「2:イタ
リア」→「3:フランス」→「1:ベルギー」→・・・
・と液晶ディスプレイ6に表示され、この場合の「国番
号」は、「ベルギー」は「1」、「イタリア」は
「2」、及び「フランス」は「3」であることを表して
いる。
【0030】そして、S13おいて、製造ラインの作業
者が、指定された輸出先の国に対応する「国番号」のダ
イヤルキー11の数値キーを押下すると、この数値キー
に対応する数値がEEPROM18Bに「選択国番号」
として格納される。例えば、数値キーが「2」の場合
は、「選択国番号」として「2」が格納される。
【0031】そして、S14において、EEPROM1
8Bに格納されているこの「選択国番号」を読み出し、
この「選択国番号」に対応する「国番号」の「第1仕
様」の各パラメータがROM18Aに格納されている仕
様のデータテーブル31から読み出され、EEPROM
18Bの第1仕様記憶エリア18Cに格納される。例え
ば、「選択国番号」が「2」の場合は、「国番号」は
「2」であると判断され、「第1仕様」として「B1」
の仕様の各パラメータが第1仕様記憶エリア18Cに格
納される。
【0032】続いて、S15において、再度、EEPR
OM18Bに格納されているこの「選択国番号」を読み
出し、この「選択国番号」に対応する「国番号」の「第
2仕様のレベル1」の各パラメータがROM18Aに格
納されている仕様のデータテーブル31から読み出さ
れ、EEPROM18Bの第2仕様記憶エリア18Dに
格納される。例えば、「選択国番号」が「2」の場合
は、「国番号」は「2」であると判断され、「第2仕様
のレベル1」として「B21」の仕様の各パラメータが
第2仕様記憶エリア18Dに格納される。
【0033】続いて、S16において、再度、EEPR
OM18Bに格納されているこの「選択国番号」を読み
出し、この「選択国番号」に対応する仕様のデータテー
ブル31の「国番号」と「国名」が、液晶ディスプレイ
6に約10秒間表示され、修正の有無が製造ラインの作
業者に問われる。例えば、「選択国番号」が「2」の場
合は、「国番号」は「2」であると判断され、液晶ディ
スプレイ6に「2:イタリア?」と約10秒間表示され
る。この場合の選択された「国番号」は、「2」であ
り、「国名」は「イタリア」であることを表している。
そして、この「国番号と国名」の表示開始から約10秒
以内に、他の「国番号」に対応する数値キーが押下され
た場合には、新たな「選択国番号」が入力されたものと
判断し(S16:NO)、再度、S13以下の処理が実
行される。また、この「国番号と国名」の表示開始から
10秒以内に、他の「国番号」に対応する数値キーが押
下されない場合には、指定された輸出先の国に対応する
仕様が選択されたと判断し、メインルーチンに戻る(S
16:YES)。これにより、国選択モード処理は第1
選択モードを構成する。
【0034】次に、保守選択モード処理のサブルーチン
処理(S4)について説明する。図8に示すように、S
21において、先ず、ROM18Aに予め格納されてい
る保守選択プログラムがROM18Aから読み出され
て、保守選択モード処理のサブルーチン処理の実行が開
始される。
【0035】そして、S22において、予めROM18
Aに格納されている仕様のデータテーブル31の「第2
仕様」の各レベルが「選択番号」と共に液晶ディスプレ
イ6に順次、所定時間(本実施形態では、約1秒間)ず
つ繰り返し表示される。例えば、「1:レベル1」→
「2:レベル2」→「3:レベル3」→「1:レベル
1」→・・・・と液晶ディスプレイ6に表示され、この
場合の「選択番号」は、「レベル1」は「1」、「レベ
ル2」は「2」、及び「レベル3」は「3」であること
を表している。
【0036】そして、S23において、保守担当者が、
「選択番号」に対応するダイヤルキー11の数値キーを
押下すると、この数値キーに対応する数値が「レベル
数」としてRAM19に格納される。例えば、数値キー
が「2」の場合は、「レベル数」として「2」がRAM
19格納される。
【0037】そして、S24において、第2仕様記憶エ
リア18Dをクリアした後に、EEPROM18Bに格
納されている「選択国番号」を読み出すと共に、RAM
19に格納されているこの「レベル数」を読み出す。そ
して、ROM18Aに格納されているデータテーブル3
1のこの「選択国番号」に対応する「国番号」の「第2
仕様」から、この「レベル数」に対応するレベルのパラ
メータが読み出され、第2仕様記憶エリア18Dに格納
される。即ち、「レベル数」が「1」の場合は、「レベ
ル1」のパラメータが、第2仕様記憶エリア18Dに格
納される。また、「レベル数」が「2」の場合は、「レ
ベル2」のパラメータが、第2仕様記憶エリア18Dに
格納される。また、「レベル数」が「3」の場合は、
「レベル3」のパラメータが、第2仕様記憶エリア18
Dに格納される。例えば、EEPROM18Bに格納さ
れている「選択国番号」が「2」で、「レベル数」が
「2」の場合には、第2仕様記憶エリア18Dに当初格
納されていたパラメータ「B21」がクリアされてパラ
メータ「B22」が格納される。即ち、液晶ディスプレ
イ6の表示が「イタリア語」から「フランス語」に変更
される。
【0038】続いて、S25において、再度、RAM1
9に格納されている「レベル数」を読み出し、この「レ
ベル数」に対応する「選択番号」と「第2仕様」のレベ
ルが、液晶ディスプレイ6に約10秒間表示され、修正
の有無が保守担当者に問われる。例えば、「レベル数」
が「2」の場合には、「選択番号」は「2」であると判
断され、液晶ディスプレイ6に「2:レベル2?」と約
10秒間表示される。この場合の選択されたのは「第2
仕様のレベル2」であることを表している。そして、こ
の「選択番号と第2仕様のレベル」の表示開始から約1
0秒以内に、他の「選択番号」に対応する数値キーが押
下された場合には、新たな「選択番号」が入力されたも
のと判断し(S25:NO)、再度、S23以下の処理
が実行される。また、この「選択番号と第2仕様のレベ
ル」の表示開始から10秒以内に、他の「選択番号」に
対応する数値キーが押下されない場合には、所定の「第
2仕様」が選択されたと判断し、メインルーチンに戻る
(S25:YES)。これにより、保守選択モード処理
は第2選択モードを構成する。
【0039】これにより、ROM18Aには、ベルギ
ー、イタリア、及びフランスの3カ国分の通信等に関す
るパラメータが予め格納されており、所定の国のパラメ
ータが製造者によって選択されて、EEPROM18B
に格納される。また、輸出先において、保守担当者は、
EEPROM18Bに格納されている「第2仕様」のパ
ラメータを変更することが可能となる。
【0040】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
ファクシミリ装置1では、製造者は選択モードにおいて
第1パスワードを入力することにより(S1、S2)、
国選択モード処理に入ることができて、ROM18Aに
格納されている複数国分の仕様から輸出先の第1仕様及
び第2仕様のレベル1を選択してEEPROM18Bの
第1仕様記憶エリア18C及び第2仕様記憶エリア18
Dに格納することができる(S3)。また、保守担当者
は選択モードにおいて第2パスワードを入力することに
より(S1、S2)、ROM18Aに格納されている複
数国分の仕様から輸出先の第2仕様の任意のレベル数を
選択してEEPROM18Bの第2仕様記憶エリア18
Dに格納することができる(S3)。
【0041】したがって、前記第1パスワードは、製造
者のみに開示され、前記第2パスワードは、保守担当者
のみに開示されるため、製造者のみがEEPROM18
Bの第1仕様記憶エリア18C及び第2仕様記憶エリア
18Dに格納されている所定の仕様を全部変更すること
が可能となると共に、保守担当者のみがEEPROM1
8Bの第2仕様記憶エリア18Dに既に格納されている
所定の仕様の変更が可能となる。また、ユーザには選択
モードに入るためのパスワードが開示されないため、ユ
ーザはこの選択モードに入ることができず、ユーザによ
るEEPROM18Bに格納されている所定の仕様の変
更を確実に防止することが可能となる。また、国若しく
は地域における通信に関するパラメータを第1仕様のパ
ラメータとすると、製造者のみが、ファクシミリ装置1
のこの通信に関するパラメータの変更をすることが可能
となり、保守担当者及びユーザによるこの通信に関する
パラメータの変更を確実に防止することが可能となる。
さらに、製造者はEEPROM18Bの第1仕様記憶エ
リア18C及び第2仕様記憶エリア18Dに誤った仕様
を選択して格納しても、EEPROM18Bの第1仕様
記憶エリア18C及び第2仕様記憶エリア18Dを初期
化して容易に所定の仕様をROM18Aから読み出して
格納できるため、ファクシミリ装置1の品質向上を図る
ことが可能となる。また、保守担当者は保守選択モード
処理によって第2仕様記憶エリア18Dに格納されてい
る所定の仕様を容易に変更できるため、輸出先での迅速
なメンテナンスを実現することが可能となる。
【0042】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論であり、以下のように
してもよい。 (a)前記実施形態では、第1パスワード及び第2パス
ワードを4桁のコードにしたが、5桁以上のコードにし
てもよいし、互いに異なる桁数のコードにしてもよい。 (b)前記実施形態では、仕様のデータテーブル31の
「国名」を3カ国にしたが、3カ国以上にしてもよい
し、3カ国未満でもよいし、国だけでなく、数カ国に跨
る地域名にしてもよい。 (c)前記実施形態では、仕様のデータテーブル31の
第2仕様のレベル数を3個にしたが、3個以上でもよい
し、3個未満でもよいし、国毎にレベル数を変えてもよ
い。 (d)第2パスワードの入力により、所定の仕様の全て
の内容を確認することができるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、仕様の選択
モードに製造者のみに開示される第1パスワードによっ
て入ることができる第1選択モードと保守担当者のみに
開示される第2パスワードによって入ることができる第
2選択モードとを設けることにより、製造者が記憶メモ
リに格納されている複数国分の仕様から所定の国の仕様
を選択して設定した後には、保守担当者はこの所定の国
の仕様の一部のみの変更が可能になると共に、ユーザが
この所定の国の仕様の変更をすることができないため、
ユーザによる間違った仕様への設定変更を確実に防止す
ることが可能な通信端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るファクシミリ装置の外観斜視
図である。
【図2】本実施形態に係るファクシミリ装置の操作パネ
ルユニットの平面図である。
【図3】本実施形態に係るファクシミリ装置の制御系を
示すブロック図である。
【図4】本実施形態に係るファクシミリ装置のROMに
格納されている複数国分の仕様のデータテーブルの一例
を示す図である。
【図5】本実施形態に係るROMに格納されている複数
国分の仕様のうち「第1仕様」の通信に関するダイヤル
トーンとビジートーンのデータテーブルを示す図であ
る。
【図6】本実施形態に係るROMから所定の仕様を選択
してEEPROMに格納する各選択モード処理に入る処
理を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態に係る国選択モード処理を示すサブ
フローチャートである。
【図8】本実施形態に係る保守選択モード処理を示すサ
ブフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 装置本体 5 操作パネルユニット 10 受話器 11 ダイアルキー 17 制御部 18A ROM 18B EEPROM 18C 第1仕様記憶エリア 18D 第2仕様記憶エリア 19 RAM 24 NCU 25 電話回線 31、32 データテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/44 H04N 1/44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の仕様が予め格納される仕様記憶手
    段と、 前記仕様記憶手段から所定の仕様を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択された所定の仕様が格納される
    選択仕様記憶手段と、 パスワードを入力する入力手段と、 所定のパスワードが予め格納されるパスワード記憶手段
    と、 前記入力手段から入力されたパスワードが前記所定のパ
    スワードか否かを判断する判断手段と、 前記入力手段から入力されたパスワードが前記所定のパ
    スワードであると判断された場合は、前記選択手段によ
    り前記仕様記憶手段から所定の仕様を選択して選択仕様
    記憶手段に格納する選択モードに入るように制御する制
    御手段とを備え、 前記所定のパスワードは、第1パスワードと第2パスワ
    ードとを含み、 前記選択モードは、前記第1パスワードを入力すること
    により入ることができる第1選択モードと、前記第2パ
    スワードを入力することにより入ることができる第2選
    択モードとを含み、 前記仕様は、第1仕様と第2仕様とを含み、 前記選択仕様記憶手段は、前記第1仕様が格納される第
    1記憶手段と前記第2仕様が格納される第2記憶手段と
    を含み、 前記第1選択モードに入る場合には、前記選択される所
    定の仕様には前記第1仕様及び第2仕様を含み、前記第
    2選択モードに入る場合には、前記選択される所定の仕
    様には前記第2仕様のみを含むことを特徴とする通信端
    末装置。
  2. 【請求項2】 前記第1パスワードは、製造者のみに開
    示され、前記第2パスワードは、保守担当者のみに開示
    されることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 前記仕様は、国若しくは地域における通
    信に関するパラメータを含むことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記仕様記憶手段は、読み出し専用の不
    揮発性メモリで構成され、 前記選択仕様記憶手段は、書き換え可能な不揮発性メモ
    リにより構成されることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の通信端末装置。
JP10074077A 1998-03-23 1998-03-23 通信端末装置 Pending JPH11275248A (ja)

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JP10074077A JPH11275248A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 通信端末装置

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JPH11275248A true JPH11275248A (ja) 1999-10-08

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ID=13536758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH11275248A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175750A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sunx Ltd レーザ加工装置及びキーユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175750A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sunx Ltd レーザ加工装置及びキーユニット

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