JP3937555B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、親展機能付きファクシミリ装置等内に備えられた記憶装置に入力情報を記憶させるとともに、その入力情報を出力できる通信端末装置に関し、特に、記憶装置内の識別情報が付されたボックスに入力情報を格納する際の操作を容易にする通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ファクシミリ装置においては多機能化が進み、例えば、本人宛のファクシミリ情報を本人のみが受け取ることができる、いわゆる親展機能を有するものがある。この親展機能を使用する場合、通信相手のファクシミリ装置から親展送信された画像データは、最初に記憶装置に記憶されるが、通常のファクシミリ装置の受信動作と異なって、直ちに記録用紙等にプリントアウトされることはなく、受信側ファクシミリ装置に所定の親展ID用キーワードを入力する必要がある。そして、入力された所定の親展ID用キーワードが、当該ファクシミリ装置内に予め登録された親展ID用キーワードと一致した場合にのみ、親展受信された画像データを記録用紙等にプリントアウトできる。
【0003】
従って、所定の親展ID用キーワードを入力できない者は、親展受信された画像データを記録用紙等にプリントアウトすることができず、企業の秘密情報、個人のプライバシー情報等を保護できるので、親展機能を有するファクシミリ装置は、市場においても大きな需要を引き起こしている。
しかし、かかるファクシミリ装置の親展機能を使用する場合、ファクシミリ装置に対し親展ID用キーワードを事前に登録する必要があり、その登録のためには、例えば、次のような一定の操作手順を行う必要がある。
すなわち、ファクシミリ装置の操作パネルに設けられたファンクションキーを用いて、親展ID用キーワードの登録可能な状態に設定した後に、操作パネル上のダイヤルキー等を用いて、例えば、複数桁の親展ID用キーワードを入力した後に、登録キーを操作する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、親展ID用キーワードを登録するための操作手順は、多数のキー操作が必要であって、利用者に煩雑な手間を与える。また、親展受信された画像データを記録用紙等にプリントアウトする際にも、複数桁の親展ID用キーワードを受信側ファクシミリ装置に入力しなければならず、面倒である。
このような面倒な操作は、親展機能付きファクシミリ装置等のみならず、記憶装置内の識別情報が付されたボックスに入力情報を記憶させるとともに、その所定のボックスから入力情報を出力できる通信端末装置について、共通する欠点である。
本発明は、前記した問題を解消するためになされたものであり、例えば、親展機能付きファクシミリ装置等のような通信端末装置を使用するにあたって、従来例の如き、複数桁の親展ID用キーワード等を入力することなく、記憶装置内に入力情報を格納する際の操作を極めて容易にする通信端末装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る発明によれば、各種情報が記憶される記憶手段に設けられ、予め個人を識別する識別情報が付された少なくとも一つのボックスと、入力情報を前記ボックスに格納する格納手段と、前記ボックスに格納されている入力情報を出力する出力手段とを備えた通信端末装置において、前記識別情報は前記ボックスに入力情報を格納する際に使用する入力識別情報と、前記ボックスから入力情報を出力させる際に使用する出力識別情報とを含み、通信回線を介して送信される通信相手方の音声を入力する音声入力手段と、その音声入力手段によって入力される通信相手方の音声を認識し、前記入力識別情報又は出力識別情報を検出する音声認識手段とを備え、前記音声認識手段によって前記入力識別情報が検出された場合、前記格納手段は、その入力識別情報に対応するボックスに、通信相手方から通信回線を介して送信されてくる前記入力情報を格納するとともに、前記音声認識手段によって前記出力識別情報が検出された場合、前記出力手段は、その出力識別情報に対応するボックスに格納されている前記入力情報を通信回線を介して通信相手方に出力することを特徴とする。
それにより、音声入力手段によって入力される音声の内、音声認識手段が所定の入力識別情報を検出し、格納手段はその入力識別情報に対応するボックスに入力情報を自動的に格納するので、従来例の如き、複数桁の親展ID用キーワード等を入力する手間が不要となる。従って、識別情報に対応するボックスに入力情報を格納するにあたって、その操作が極めて容易になるので、利用者に煩雑な手間を与えることがなくなる。尚、前記ボックスとは、記憶手段等の記憶装置に設けられ、入力情報を格納することができる記憶領域をいうが、複数人の利用を可能とするために、この記憶装置には、複数のボックス(記憶領域)が設けられている。
【0006】
また、音声入力手段によって入力される音声の内、音声認識手段が所定の出力識別情報を検出すれば、出力識別情報に対応するボックスに格納されている前記入力情報を自動的に出力するので、従来例の如き、複数桁の親展ID用キーワード等を入力する手間が不要となって、入力情報を出力する際の操作が極めて容易になる。
【0007】
また、音声認識手段が入力識別情報と出力識別情報とを識別して、識別情報に対応するボックスに入力情報を格納したり、出力用識別情報に対応するボックスに格納されている入力情報を出力できる。従って、入力情報をボックスに格納したりボックスから出力する際の操作が極めて容易になって、利用者に煩雑な手間を与えることがなくなる。
また、通信回線を介して送信される音声の入力情報は、格納手段によって入力識別情報により特定されたボックスに格納され、そのボックスに格納されている音声の情報は、出力手段によって通信回線を介して出力できるので、利用者はこの通信端末装置の近くにいなくても、通信回線を介してボックスに格納されている入力情報を容易に取得することができる。
【0008】
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の通信端末装置において、前記ボックスには、予め声質データが付されており、前記音声認識手段は、前記音声入力手段によって入力される音声の声質を識別する機能を有し、前記出力手段は、前記音声認識手段により出力識別情報が検出され、且つ、声質の識別の結果、入力された音声の声質がその出力識別情報により特定されたボックスに対応する声質データと一致する場合、その特定されたボックスに格納されている前記入力情報を出力することを特徴とする。尚、声質データとは、いわゆる声紋に基づいて形成されたデータをいい、声紋は個人の特質に依存するため、声紋に基づいて形成されたデータが一致する場合は、本人であることが特定されたといえる。
そして、声質データが一致しない場合、識別情報により特定されたボックスから入力情報を出力できないので、機密性が高くなる。
【0009】
【0010】
また、請求項3に係る発明によれば、請求項1〜2のいずれかに記載の通信端末装置において、前記ボックスは、不特定人の情報を記憶する不特定人用ボックスと、特定人の情報を記憶する特定人用ボックスとからなり、前記入力識別情報と前記出力識別情報は、前記不特定人用ボックスと前記特定人用ボックスとを区別する際に使用する識別コードを含み前記音声認識手段は、検出した前記入力識別情報又は前記出力識別情報から識別コードを識別し、前記格納手段は、前記音声認識手段によって検出・識別された前記入力識別情報の識別コードに基づいて、前記不特定人用ボックスと前記特定人用ボックスとを区別して使用し、前記出力手段は、前記音声認識手段によって検出・識別された前記出力識別情報の識別コードに基づいて、前記不特定人用ボックスと前記特定人用ボックスとを区別して使用することを特徴とする。そのため、特定人用ボックスは、親展機能用のボックスとして使用できるのに対し、不特定人用ボックスは、それ以外のボックスとして使用することができる。それにより、この通信端末装置を特定人のみならず、不特定人も使用できるので、使い勝手が優れたものとなる。また、不特定人用ボックスと特定人用ボックスとを区別して使用するので、親展用情報とそれ以外の情報とを間違って記憶する等の誤動作等が無くなる。
【0011】
【0012】
また、請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれかに記載の通信端末装置において、前記ボックスに記憶される情報は、音声情報またはファクシミリ情報であることを特徴とする。このようにボックスに記憶される情報が音声情報の場合、利用者は音声により希望する情報を入手でき、また、入手する情報がファクシミリ情報の場合、利用者は記録紙等にファクシミリ情報をプリントアウトでき、希望する情報を使い勝手良く入手できる。
尚、この通信端末装置は、利便性を考慮すれば、音声情報及びファクシミリ情報の両方を入手できる機能を備えることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る通信端末装置を、例えば、音声メーセージやファクシミリ情報を本人等の特定人のみが受け取ることができる親展機能付きのファクシミリ装置において具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るファクシミリ装置の概略構成について図1に基づき説明する。尚、図1はこの実施の形態のファクシミリ装置の外観斜視図である。
図1において、端末側のファクシミリ装置1は装置本体2を有し、装置本体2の右側面には、電源コード3及び子機(図示せず)と通話するためのアンテナ4が付設されている。また、装置本体2の上面には、操作パネルユニット5が配設されており、この操作パネルユニット5には、表示装置としての液晶ディスプレイ6が配設されている。また、操作パネルユニット5の前記アンテナ4側の下方には、音声を入力する音声入力手段としてのマイクMが配設されている。
また、装置本体2の後方位置には、読取原稿を積層した状態でスタックする用紙スタッカ7が設けられており、更に、用紙スタッカ7の後方位置には用紙サポート8が配置されている。更に、装置本体2の左方側には、受話器載置部9が設けられており、この受話器載置部9上には受話器10が載置される。
【0014】
次に、前記操作パネルユニット5上に配置されたキー群の機能について図2に基づき説明する。図2は装置本体2に備えられる操作パネルユニット5の平面図である。図2において、操作パネルユニット5上で左側には、ダイアル入力を行うためのダイアルキー11が配置されている。このダイアルキー11は、「1」乃至「0」の数値キーの他に、アスタリスクキー12、及び、シャープキー13を包含する。また、ダイアルキー11の左下側にはスピーカホンキー14が配置されており、このスピーカホンキー14は、受話器による通話をマイクM及びスピーカ27による通話に切り換えて、受話器を取ることなく通話できるスピーカホンモードを設定するためのキーである。また、操作パネルユニット5の右下側には、スタートキーP等が配置されている他に、ファクシミリ装置1として必要な各種のキーが、操作パネルユニット5上に適宜配置されている。
【0015】
続いて、前記ファクシミリ装置1の制御系について図3に基づき説明する。図3はファクシミリ装置1の制御系を示すブロック図である。図3において、ファクシミリ装置1の制御系は、CPUを核として構成された制御部17を有する。制御部17には、記憶手段としてROM18及びRAM19が接続されている。ここに、ROM18は、図6に示される制御プログラム、その他ファクシミリ機能を実行するのに必要な各種のプログラム、及び、操作用の音声ガイダンス等を出力するためのデジタル情報等を記憶する。
【0016】
また、制御部17には、液晶ディスプレイ(LCD)6を有する操作パネルユニット5、用紙スタッカ7から装置本体2内に送給された原稿の文字、図形等を読み取るための読取スキャナを含む読取ユニット20が接続されている。更に、制御部17には、カッタ駆動モータ(図示せず)を介してカッタ(図示せず)を駆動して記録紙をカットする記録紙カッタユニット21と、RAM19内に記憶された画像情報を記録紙上にプリントアウトする印字ヘッドを含む記録ユニット22と、印字ヘッドを駆動しながら記録紙の送り制御等を行う駆動ユニット23とが接続されている。
更に、前記制御部17には、NCU( Network Control Unit )24を介して通信回線としての電話回線25が接続され、受話器10はNCU24に接続されている。更に、前記制御部17は、ROM18またはRAM19に記憶されたデジタル情報を音声信号に変換するための音声合成回路26に接続され、その音声合成回路26は、スピーカ27に接続されている。尚、前記制御部17は電源29にも接続されている。また、スピーカ27は、スピーカホンモード時に通話者の声を発するため、前記NCU24にも接続されている。
【0017】
また、マイクMには、利用者が発した音声から所定の音声情報を認識するための、音声認識手段としての音声認識回路28が接続され、この音声認識回路28は、前記制御部17に接続されている。また、この音声認識回路28は、相手方の電話機能付きのファクシミリ装置等(図示せず)から、電話回線25、NCU24を介して受信された情報が音声情報の場合には、音声認識回路28は、その音声情報を認識する機能を有するので、音声情報から所定の前記識別情報を検出する際にも使用される。マイクMから音声が入力されたり、電話回線25、NCU24を介して受信された情報が音声情報である場合、音声認識回路28はデジタル処理機能を有するので、音声は音声認識回路28を通ることにより、デジタル化された音声情報としてRAM19に記憶される。このようにマイクM以外のNCU24も音声を入力するので、NCU24は音声入力手段の役割を果たしている。一方、電話回線25、NCU24を介して受信されたファクシミリ情報が、圧縮変調されたデジタル情報の場合、復調後のファクシミリ情報が記憶される。
【0018】
また、RAM19は、各種のデータを一時的に記憶するものであり、記憶手段としてのRAM19には、音声情報や画像情報等その他の各種情報を記憶するため、図3に示すような複数の記憶エリア19A乃至19Eが設けられている。そして、記憶エリア19Aには、図4に示されるテーブルTAが事前に登録されて記憶され、また、記憶エリア19Bには、図5に示されるテーブルTBが事前に登録されて記憶される。
また、記憶エリア19Cは、個人名Aの入力情報を記憶するためのボックス(記憶領域)であり、記憶エリア19Dは、個人名Bの入力情報を記憶するためのボックスであり、更に、記憶エリア19Eは、不特定人の入力情報を記憶するためのボックスである。
【0019】
そして、記憶エリア19Aには、音声認識を行うために、図4に示されるテーブルTAが事前に登録されて記憶されている。具体的には、このテーブルTAには、「個人名Aの入力パスワード」、「個人名Aの出力パスワード」等と、音声認識される識別コード「○○□□△△」P1、「○○□□△□」P2等(識別情報)がそれぞれ対応して記憶されている他に、「データ入力」、「データ出力」、「親展ID用キーワード登録開始」、「親展ID用キーワード登録終了」等と音声認識される識別コード「○○△□」P3、「○△□」P4、「□○○」P5、「□○□」P6等がそれぞれ対応して記憶されている。
このようにボックス(記憶エリア19C等)に入力情報を格納する際に使用する格納用識別情報としての「個人名Aの入力パスワード(識別コードP1)」と、そのボックスから入力情報を出力させる際に使用する出力用識別情報としての「個人名Aの出力パスワード(識別コードP2)」とが別個であるので、音声認識回路28が格納用識別情報(識別コードP1)と出力用識別情報(識別コードP2)とを識別すると、制御部17は、識別情報に対応するボックスに入力情報を確実に格納したり、出力用識別情報に対応するボックスに格納されている入力情報を確実に出力できる。
【0020】
また、図4の「親展ID用キーワード登録開始」、「親展ID用キーワード登録終了」と音声認識される識別コードP5、P6を使用することにより、識別情報としての親展ID用キーワードを登録することができる。具体的には、「親展ID用キーワード登録開始」とマイクM等の音声入力手段に向かって話せば、制御部17は親展ID用キーワードの登録可能な状態に設定し、親展ID用キーワードを入力した後に、「親展ID用キーワード登録終了」とマイクM等に向かって話せば、親展ID用キーワードを登録できる。
また、図4のテーブルTAに示される音声「データ入力」、「データ出力」等を音声認識した識別コードP3、P4は、不特定人用の記憶エリア19Eに入力情報を格納したり、記憶エリア19Eに格納されている入力情報を出力する場合に利用する。
具体的には、制御部17内のCPUは、音声認識回路28が音声認識した識別コードが、図4のテーブルTAに示される「個人名Aの入力パスワード」、「個人名Aの出力パスワード」等の登録された識別コードではないと判断した場合であって、音声認識回路28が音声認識した識別コードが、図4のテーブルTAの「データ入力」に対応する識別コードP3であると判断した場合には、制御部17は、不特定人用の記憶エリア19E(ボックス)に、入力情報を格納する。また、制御部17は、音声認識回路28が音声認識した識別コードが、図4のテーブルTAに示される「個人名Aの入力パスワード」、「個人名Aの出力パスワード」等の登録された識別コードではないと判断した場合にあって、音声認識回路28が音声認識した識別コードが、図4のテーブルTAの「データ出力」に対応する識別コードP4であると判断した場合には、制御部17は、不特定人用の記憶エリア19Eから入力情報を出力する。
【0021】
また、記憶エリア19Bには、例えば、図5に示されるテーブルTBが事前に登録されて記憶されている。具体的には、このテーブルTBには、「個人名A」、「個人名B」・・等の登録名が並記され、「個人名A」には、次述する記憶領域a1、a2が対応して設けられ、また、「個人名B」には、次述する記憶領域b1、b2が対応して設けられている。すなわち、記憶領域a1は、ボックスとしての記憶エリア19Cと「個人名A」との対応関係を示し、記憶領域a2は、記憶エリア19C内の入力情報が音声情報またはファクシミリ情報であるか否かを示す。それにより、図5のテーブルTBを用いれば、制御部17は識別情報が付されたボックス(例えば、記憶エリア19C)を指定することができる。また、記憶領域b1は、ボックスとしての記憶エリア19Dと「個人名B」との対応関係を示し、記憶領域b2は、記憶エリア19D内の入力情報が音声情報またはファクシミリ情報であるか否かを示す。
【0022】
そして、電話回線25、NCU24を介して受信された入力情報がファクシミリ情報の場合、記憶エリア19C、19D、19Eには、既述の如く、復調されたファクシミリ情報が記憶される。更に、電話回線25、NCU24を介して受信された入力情報が音声情報の場合、または、マイクMから入力された音声情報の場合、記憶エリア19C、19D、19Eには、音声認識回路28によってデジタル処理された音声情報が記憶される。
【0023】
前記のように構成されたファクシミリ装置1において、一般的なファクシミリ送信を行う場合には、用紙スタッカ7に読取原稿をセットするとともに、ダイアルキー11の操作により、送信先のファクシミリ番号を入力した後、操作パネルユニット5上のスタートキーPを押下する。これにより、原稿の画像データが読取ユニット20を介して読み取られるとともにデータ圧縮・変調され、NCU24、電話回線25を介して送信相手先に、その画像データが送信される。尚、ファクシミリ情報をメモリ送信する場合、記憶エリア19C、19D、19Eにファクシミリ情報を記憶した後に、その記憶されたファクシミリ情報を圧縮・変調して、NCU24、電話回線25を介して出力する。
また、画像データを受信する際には、電話回線25、NCU24を介して受信された画像データが復調されるので、制御部17は、その画像データを記録ユニット22の印字ヘッド及び駆動ユニット23を駆動制御しながら記録紙上に印字させるとともに、印字終了後に記録紙カッタユニット21を介して記録紙をカットする。
【0024】
また、相手方が一般の電話機である場合、電話回線25、NCU24を介して音声を入力する音声認識回路28は、その音声をデジタル処理するので、格納手段としての制御部17は、電話回線25、NCU24を介して送信された音声情報(入力情報)を、ボックスとしての所定の記憶エリア19C、19D、19Eに格納する。その後、出力手段としての制御部17は、前記ボックスとしての所定の記憶エリア19C、19D、19Eに格納されている音声情報(入力情報)をNCU24、電話回線25、または、スピーカ27を介して出力するが、記憶エリア19C、19D、19Eには、デジタル化された音声情報(入力情報)が記憶されているので、制御部17が音声合成回路26にデジタル化された音声情報を出力し、音声合成回路26は、音声信号に変換した音声をNCU24、電話回線25、または、スピーカ27を介して出力する。
【0025】
それにより、利用者はファクシミリ装置1の近くにいなくても、電話回線25を介して他の通信端末から所定の記憶エリア19C、19D、19Eに格納されている入力情報を取得することができる。また、制御部17が記憶エリア19C、19D、19Eに格納されている入力情報を音声合成回路26に出力した場合、音声合成回路26はスピーカ27で音声を再生することができる。
また、相手方のファクシミリ装置からファクシミリ情報を親展受信する場合、最初にファクシミリ情報が復調された後に記憶エリア19C、19D、19Eに記憶されるので、識別情報としての「個人名Aの出力パスワード」をマイクM等を介して音声入力すれば、通常の受信時と同様に、記録ユニット22の印字ヘッド及び駆動ユニット23を駆動制御しながら記録紙上に印字させることができる。
【0026】
次に、前記のように構成されたファクシミリ装置1を使用して、相手側から希望する情報を入手する際に行われる制御動作について図6に基づき説明する。図6は制御部17の動作を示すフローチャートである。尚、記憶エリア19A、19Bには、図4及び図5に示されるテーブルTAの内容が事前に記憶されている。
【0027】
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、制御部17は、相手方のファクシミリ装置からCNG信号(非音声端末を表す信号)を受信したか否かを判断する。
この場合、CNG信号を受信すると(S1:YES)、相手方がファクシミリ装置であることが分かるので、ファクシミリ情報を受信すべく受信待機状態になる(S2)。
制御部17が、CNG信号を受信しない場合(S1:NO)、相手方が音声端末であると判断し、制御部17はROM18内に記憶された「音声ガイダンス」の情報を音声合成回路26に出力する。
【0028】
この場合、音声合成回路26は、NCU24及び電話回線25を介して相手方の電話機に対し、例えば、「ボックスを指定して下さい。」の旨の音声ガイダンスを流す(S3)。すると、相手方は音声を発するので、NCU24及び電話回線25を介して入力された音声は、音声認識回路28に入力される(S4)。この場合、相手方は、図4のテーブルTAに登録された「個人A」であると仮定する。そして、音声認識回路28が、入力された音声から、例えば、「個人名Aの入力パスワード」または「個人名Aの出力パスワード
」等の所定の音声情報を検出すると、音声認識回路28は、「識別コードP1(個人名Aの入力パスワードに対応)」または「識別コードP2(個人名Aの入力パスワードに対応)」を制御部17に対し出力する。
【0029】
その後、制御部17は、図4に示されるテーブルTAを参照して、例えば、「個人の入力パスワード」に対応する識別コードであるか否かを判断する(S5)。そして、制御部17が「個人名Aの入力パスワード」に対応する識別コードP1であると判別した場合(S5:YES)、制御部17はROM18内に記憶された「確認応答メーセージ情報」を音声合成回路26に出力する。この場合、音声合成回路26は、NCU24及び電話回線25を介して相手方の電話機に対し、例えば、「Aさんのボックスに入力情報を記憶しますので、ファクシミリ情報またはメッセージ情報を流して下さい。」の旨の確認応答メーセージ情報を流す(S6)。
【0030】
その後、制御部17は、相手方のファクシミリ装置からCNG信号(非音声端末を表す信号)を受信するか否かを判断する(S7)。この場合、相手方が送信側のファクシミリ装置としてファクシミリ情報を送信するのであれば、制御部17はCNG信号を受信する。ここで制御部17が相手方からCNG信号を受信すると(S7:YES)、制御部17は相手方がファクシミリ装置であることが分かるので、特定人の「個人名A」の識別情報に対応する記憶エリア19Cに入力情報としてファクシミリ情報を格納する(S8)。この場合、記憶エリア19Cには、既述の如く、復調されたファクシミリ情報が記憶される。
制御部17がCNG信号を受信しない場合(S7:NO)、制御部17は相手方が音声端末であると判断し、特定人の「個人名A」の識別情報に対応する記憶エリア19Cに入力情報として音声情報を格納する(S9)。この場合、記憶エリア19Cには、既述の如く、音声認識回路28によってデジタル処理された音声情報が記憶される。
【0031】
次に、制御部17が「個人の入力パスワード」に対応する識別コードでないと判別した場合(S5:NO)、次に、「個人の出力パスワード」に対応する識別コードであるか否かを判別する(S10)。制御部17が特定人の識別コードでないと判別した場合(S10:NO)、制御部17はROM18内に記憶された「警告メーセージ情報」を音声合成回路26に出力する(S11)。この場合、制御部17が「特定人Aの識別コードP2でない」と判別したので、音声合成回路26は、NCU24及び電話回線25を介して相手方の電話機に対し、例えば、「指定用のボックスはありません。」の旨の警告メーセージ情報を流して、制御部17は電話回線25を切断状態にする(S12)。
また、制御部17が「特定人Aの識別コードP2である」と判別した場合(S10:YES)、制御部17はROM18内に記憶された「確認応答メーセージ情報」を音声合成回路26に出力する(S13)。この場合、音声合成回路26は、NCU24及び電話回線25を介して相手方の電話機に対し、例えば、「Aさんのボックスから情報を出力します。ファクシミリ情報がありますので、スタートボタンを押して下さい。」の旨の確認応答メーセージ情報を流す。
【0032】
その後、図1のファクシミリ装置1が送信側となるとともに相手方が受信側のファクシミリ装置として動作したり、または、ファクシミリ装置1が音声情報の送信側となるとともに相手方が電話機として動作する場合があるので、制御部17は、相手方がファクシミリ装置として動作するか、または、電話機として動作するか否かを判断するべく、制御部17はファクシミリ制御信号を受信するか否かを判断する(S14)。制御部17がそのファクシミリ制御信号を受信した場合(S14:YES)、制御部17は特定人の記憶エリア19C(ボックス)に記憶されたファクシミリ情報を相手方ファクシミリ装置に出力する(S15)。反対に、音声情報を出力する場合、相手方電話機からファクシミリ制御信号を受信しないので(S14:NO)、制御部17は特定人の記憶エリア19C(ボックス)に記憶された音声情報を相手方の電話機に出力する(S16)。
【0033】
尚、図6のフローチャート上のS5、S10を行う制御部17は、識別情報を検出する役割を果たす。また、S8、S9を行う制御部17は、識別情報が検出された場合その識別情報に対応する記憶エリア19Cに入力情報を格納する格納手段の役割を果たし、S15、S16を行う制御部17は、その識別情報に対応するボックスに格納されている入力情報を出力する出力手段の役割を果たす。
【0034】
以上詳述した実施の形態のファクシミリ装置1(通信端末装置)によれば、各種情報が記憶されるRAM19(記憶手段)に設けられ、識別情報と予め対応付けられた少なくとも一の記憶エリア19C、19D(ボックス)と、入力情報を前記記憶エリア19C、19D(ボックス)に格納する制御部17(格納手段)と、前記記憶エリア19C、19D(ボックス)に格納されている入力情報を出力する制御部17(出力手段)とを備え、音声を入力するマイクM等(音声入力手段)と、そのマイクM等(音声入力手段)によって入力される音声を認識し、識別情報を検出する音声認識回路28(音声認識手段)と、その音声認識回路28(音声認識手段)によって前記識別情報が検出された場合、制御部17(格納手段)は、その識別情報に対応する記憶エリア19C等(ボックス)に、前記入力情報を格納する。
【0035】
それにより、このファクシミリ装置1(通信端末装置)は、マイクM等(音声入力手段)によって入力される音声の内、音声認識回路28(音声認識手段)が所定の識別情報を検出し、制御部17(格納手段)はその識別情報に対応するボックスに入力情報を自動的に格納するので、従来例の如き、複数桁の親展ID用キーワード等を入力する手間が不要となる。従って、識別情報に対応するボックスに入力情報を格納するにあたって、その操作が極めて容易になる。
また、ファクシミリ装置1の親展機能を使用する場合、ファクシミリ装置1に対し親展ID用キーワードを事前に登録する必要があるが、この実施の形態では、マイクM等の音声入力手段を用いて親展ID用キーワードを登録できるので、従来技術の如く、ファクシミリ装置1の操作パネルに設けられたファンクションキーを操作する等の面倒な登録操作が不要となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、この発明の通信端末装置は、必ずしもファクシミリ装置である必要はなく、例えば、電話装置、コンピュータ、テレビ受像器等その他の通信端末装置であってもよい。
【0036】
また、前記実施の形態では、音声認識用のマイクを別個に設けることなく、スピーカホンモード用に配設されたマイクMを音声認識のために利用できるので、マイクMを効率的に使用するが、必要に応じて、専用マイクを備えてもよい。また、前記実施の形態では、格納用識別情報と出力用識別情報とを区別して使用したが、一の識別情報を使用してもよい。また、必要に応じて不特定人の情報を記憶する不特定人用ボックスを無くしても良い。
【0037】
また、前記実施の形態を以下のように変形しても良い。すなわち、図7に示されるボックスQ1〜Q5には、入力情報MSGが記憶されている他に、予め声質データW1〜W5が付されており、音声認識手段としての音声認識部R1は、前記マイクM等の音声入力手段によって入力される音声の声質を識別する機能を有する。尚、声質データW1〜W5とは、例えば、声紋に基づいて形成されたデータをいい、例えば、音節毎の声紋特徴を抽出することにより形成される。
前記音声認識部R1は、識別情報としての「自分の名前B」を検出し、且つ、声質を識別する結果、声質照合部R2は入力された音声の声質がその識別情報(「自分の名前B」)により特定されたボックスQ1〜Q5に対応する声質データW1〜W5と一致するか否かを検出する。そして、入力された音声の声質が、その識別情報(「自分の名前B」)により特定されたボックスQ1〜Q5に対応する声質データW1〜W5と一致する場合、声質照合部R2はその特定されたボックスQ1〜Q5に格納されている前記入力情報MSGを出力する。声紋は個人の特質に依存するため、声紋に基づいて形成されたデータが一致する場合は、本人であることが特定されたといえる。それにより、声質データが一致しない場合、識別情報により特定されたボックスから入力情報を出力できないので、機密性が高くなる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1の発明によれば、各種情報が記憶される記憶手段に設けられ、予め識別情報が付された少なくとも一つのボックスと、入力情報を前記ボックスに格納する格納手段と、前記ボックスに格納されている入力情報を出力する出力手段とを備えた通信端末装置において、音声を入力する音声入力手段と、その音声入力手段によって入力される音声を認識し、入力識別情報又は出力識別情報を検出する音声認識手段とを備え、その音声認識手段によって前記入力識別情報が検出された場合、前記格納手段は、その識別情報に対応するボックスに、前記入力情報を格納するので、音声認識手段が入力される音声から所定の識別情報を検出し、格納手段はその識別情報に対応するボックスに前記入力情報を自動的に格納する。
それにより、例えば、親展機能付きファクシミリ装置等のような通信端末装置において、入力識別情報に対応するボックスに入力情報を格納するにあたって、従来例の如き、複数桁の親展ID用キーワード等を入力する手間が不要となって、その操作が極めて容易になるので、利用者に煩雑な手間を与えることがなくなる。
【0039】
また、音声認識手段によって前記出力識別情報が検出された場合、前記出力手段は、その識別情報に対応するボックスに格納されている前記入力情報を出力するので、従来例の如き、複数桁の親展ID用キーワード等を入力する手間が不要となる。従って、入力情報を出力する際の操作が極めて容易になる。
【0040】
また、ボックスに入力情報を格納する際に使用する入力識別情報と、前記ボックスから入力情報を出力させる際に使用する出力識別情報とが異なるので、音声認識手段が入力識別情報と出力識別情報とを識別して、入力識別情報に対応するボックスに入力情報を格納したり、出力識別情報に対応するボックスに格納されている入力情報を出力できる。それにより、入力情報をボックスに格納したりボックスから出力する際の操作が極めて容易になって、利用者に煩雑な手間を与えることがなくなる。
【0041】
また、請求項2の発明によれば、前記ボックスには、予め声質データが付されており、前記音声認識手段は、前記音声入力手段によって入力される音声の声質を識別する機能を有し、前記出力手段は、前記音声認識手段により識別情報が検出され、且つ、声質の識別の結果、入力された音声の声質がその出力識別情報により特定されたボックスに対応する声質データと一致する場合、その特定されたボックスに格納されている前記入力情報を出力するので、前記音声認識手段は、前記声質を認識し、その識別の結果に基づいて、入力された音声の声質がその識別情報により特定されたボックスに対応する声質データと一致する場合のみ、そのボックスから入力情報を出力できる。
それにより、声質データが一致しない場合、出力識別情報により特定されたボックスから入力情報を出力できないので、機密性が高くなる。
【0042】
また、請求項1の発明によれば、音声入力手段は、通信回線を介して送信される音声を入力し、前記格納手段は通信回線を介して送信されてくる入力情報を前記ボックスに格納し、前記出力手段は、前記ボックスに格納されている入力情報を通信回線を介して出力するので、通信回線を介して送信される音声の入力情報は、格納手段によって入力識別情報により特定されたボックスに格納され、そのボックスに格納されている音声の情報は、出力手段によって通信回線を介して出力できる。それにより、利用者は通信端末装置の近くにいなくても、通信回線を介してボックスに格納されている入力情報を容易に取得することができる。
【0043】
また、請求項3の発明によれば、ボックスは、不特定人の情報を記憶する不特定人用ボックスと、特定人の情報を記憶する特定人用ボックスとからなるので、特定人用ボックスは、親展機能用のボックスとして使用できるのに対し、不特定人用ボックスは、それ以外のボックスとして使用することができる。それにより、この通信端末装置を特定人のみならず、不特定人も使用できるので、使い勝手が優れたものとなる。また、不特定人用ボックスと特定人用ボックスとを区別して使用するので、親展用情報とそれ以外の情報とを間違って記憶する等の誤動作等が無くなる。
【0044】
【0045】
また、請求項の発明によれば、前記ボックスに記憶される情報は、音声情報またはファクシミリ情報であることを特徴とする。それにより、ボックスに記憶される情報が音声情報の場合、利用者は音声により希望する情報を入手でき、また、ボックスに記憶される情報がファクシミリ情報の場合、利用者は記録紙等にファクシミリ情報をプリントアウトでき、希望する情報を使い勝手良く入手できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した実施の形態のファクシミリ装置の外観斜視図である。
【図2】 実施の形態のファクシミリ装置の操作パネルユニットを示す平面図である。
【図3】 実施の形態のファクシミリ装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態のファクシミリ装置内の記憶手段に記憶されているテーブルを示す図である。
【図5】 実施の形態のファクシミリ装置内の記憶手段に記憶されているテーブルを示す図である。
【図6】 実施の形態のファクシミリ装置の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図7】 他の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 装置本体
5 操作パネルユニット
10 受話器
11 ダイアルキー
14 スピーカホンキー
17 制御部
18 ROM
19 RAM
19A乃至19E 記憶エリア
24 NCU
25 電話回線
26 音声合成回路
27 スピーカ
28 音声認識回路
M マイク
R1 音声認識部
W1〜W5 声質データ
Q1〜Q5 ボックス

Claims (4)

  1. 各種情報が記憶される記憶手段に設けられ、予め個人を識別する識別情報が付された少なくとも一つのボックスと、入力情報を前記ボックスに格納する格納手段と、前記ボックスに格納されている入力情報を出力する出力手段とを備えた通信端末装置において、
    前記識別情報は前記ボックスに入力情報を格納する際に使用する入力識別情報と、前記ボックスから入力情報を出力させる際に使用する出力識別情報とを含み、
    通信回線を介して送信される通信相手方の音声を入力する音声入力手段と、
    その音声入力手段によって入力される通信相手方の音声を認識し、前記入力識別情報又は出力識別情報を検出する音声認識手段とを備え、
    前記音声認識手段によって前記入力識別情報が検出された場合、前記格納手段は、その入力識別情報に対応するボックスに、通信相手方から通信回線を介して送信されてくる前記入力情報を格納するとともに、
    前記音声認識手段によって前記出力識別情報が検出された場合、前記出力手段は、その出力識別情報に対応するボックスに格納されている前記入力情報を通信回線を介して通信相手方に出力することを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記ボックスには、予め声質データが付されており、
    前記音声認識手段は、前記音声入力手段によって入力される音声の声質を識別する機能を有し、
    前記出力手段は、前記音声認識手段により出力識別情報が検出され、且つ、声質の識別の結果、入力された音声の声質がその出力識別情報により特定されたボックスに対応する声質データと一致する場合、その特定されたボックスに格納されている前記入力情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記ボックスは、不特定人の情報を記憶する不特定人用ボックスと、特定人の情報を記憶する特定人用ボックスとからなり、
    前記入力識別情報と前記出力識別情報は、前記不特定人用ボックスと前記特定人用ボックスとを区別する際に使用する識別コードを含み
    前記音声認識手段は、検出した前記入力識別情報又は前記出力識別情報から識別コードを識別し、
    前記格納手段は、前記音声認識手段によって検出・識別された前記入力識別情報の識別コードに基づいて、前記不特定人用ボックスと前記特定人用ボックスとを区別して使用し、 前記出力手段は、前記音声認識手段によって検出・識別された前記出力識別情報の識別コードに基づいて、前記不特定人用ボックスと前記特定人用ボックスとを区別して使用することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信端末装置。
  4. 前記ボックスに記憶される情報は、音声情報またはファクシミリ情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信端末装置。
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