JPH11274471A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法

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JPH11274471A
JPH11274471A JP7363998A JP7363998A JPH11274471A JP H11274471 A JPH11274471 A JP H11274471A JP 7363998 A JP7363998 A JP 7363998A JP 7363998 A JP7363998 A JP 7363998A JP H11274471 A JPH11274471 A JP H11274471A
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JP
Japan
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film
film forming
film formation
interlayer insulating
insulating film
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Pending
Application number
JP7363998A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Morikawa
良樹 森川
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 層間絶縁膜の電気的、機械的強度を高め、電
極間短絡や亀裂の発生を防止する。 【解決手段】 シリコン基板1のトレンチ部1aの底面
側の成膜速度が側面側の成膜速度より速い成膜条件とお
そい成膜条件で交互に層間絶縁膜6のCVD成膜を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体素子の製
造方法、特にパワー半導体素子の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】サイリスタ、トランジスタ等のパワー半
導体素子においては、素子の遮断電流を大きくする方法
として、ウェハ上面の2種類のアルミニウム配線(ゲー
ト配線とカソード配線)を多層化することによって、面
積利用率の増加と面内の引出し抵抗の均一化を図る方法
がとられている。図6は従来の多層配線型パワー半導体
素子の断面構造を示し、1はシリコン基板、2はシリコ
ン基板1の表面から熱拡散により形成されたゲート(又
はベース)拡散層、3は同じくシリコン基板1に形成さ
れたカソード拡散層、4はSiO2からなり、シリコン
基板1の全面をおおう絶縁膜であり、ゲート(ベース)
拡散層2及びカソード拡散層3に対応した部分は開口さ
れる。5はこのゲート(ベース)拡散層2に対応した開
口に成膜された1段目電極(ゲートまたはベース電極)
であり、Alにより形成されている。6はSiO2から
なり、1段目電極5の周囲をおおう層間絶縁膜であり、
CVD膜により形成されている。7はAlからなり、カ
ソード拡散層3に対応した開口に成膜されるとともに、
層間絶縁膜6上にも成膜された2段目電極(カソード電
極)である。
【0003】又、サイリスタ等の大容量素子の場合、図
7に示すように、2段目電極7の上部に銅電極8が圧接
されるが、このとき銅電極8に加えられる機械的圧力に
よって層間絶縁膜6に大きな応力が発生し、A部に示す
ように層間絶縁膜6に亀裂が生じることがあり、1段目
電極5と2段目電極7が短絡してゲート・カソード間短
絡などを生じ、素子破壊の要因となった。そこで、図8
のB部に示すように、シリコン基板1の表面にトレンチ
部1aを設け、このトレンチ部1aに1段目電極5を設
けることにより層間絶縁膜6の下面をより平坦化し、機
械的強度を高めてその破壊を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにシリコン基板1にトレンチ部1aを設けた場
合、図9に示すようにトレンチ部1aに1段目電極5を
形成した後、CVD成膜により層間絶縁膜6を形成する
と、溝部6aや空間部6bが生じる場合が多い。このよ
うな溝部6aや空間部6bに2段目電極7として成膜し
たアルミニウム等の金属膜が入り込んだ場合、やはり電
極5,7間に短絡が生じ、ゲート・カソード間短絡を生
じ、素子の歩留まりを著しく減少させた。又、このよう
な部分は応力にも弱いため、銅電極8の圧接時に亀裂な
どが生じ易かった。
【0005】上記のように層間絶縁膜6に溝部6aや空
間部6bが生じるのは、トレンチ部1a内の底面側と側
面側で層間絶縁膜6の成膜速度が相違するためであり、
底面側の成膜速度が速いと図10(a)に示すように溝
部6aが形成され、側面側の成膜速度が速いと図10
(b)に示すように空間部6bが形成される。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、半導体基板のトレンチ部にC
VD成膜により層間絶縁膜を形成する場合に溝部や空間
部が形成されないようにし、層間絶縁膜の電気的強度を
高め、素子歩留まりを高めることができる半導体素子の
製造方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体素子の製造方法は、層間絶縁膜のCVD成膜に
際して、半導体基板のトレンチ部の底面側への成膜速度
が側面側への成膜速度より速い成膜条件とトレンチ部の
底面側への成膜速度が側面側への成膜速度よりおそい成
膜条件とにより交互にCVD成膜を行うものである。
【0008】請求項2に係る半導体素子の製造方法は、
上記2種類の成膜条件の切換を、半導体基板温度の切
換、成膜電力の切換、成膜のための材料ガス流量の切換
のいずれかにより行うものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下、この発明による実施形態を図面とともに説明す
る。実施形態1による半導体素子の構成は図8に示すも
のと同様であるが、層間絶縁膜6の形成方法が従来と異
なる。即ち、図1に示すように、シリコン基板1のトレ
ンチ部1aに1段目電極5を成膜形成した後その周囲に
CVD成膜により層間絶縁膜6を形成するが、まずトレ
ンチ部1aの底面側の成膜速度が側面側の成膜速度より
速い成膜条件でCVD成膜を行って第1層6cを形成
し、次に底面側の成膜速度が側面側の成膜速度よりおそ
い成膜条件でCVD成膜を行って第2層6dを形成し、
以下この2種類の成膜条件で交互にCVD成膜を行って
第3層〜第5層6e〜6gを形成して層間絶縁膜6を形
成し、その上に2段目電極7を成膜形成する。
【0010】ここで、トレンチ部1aの底面側への成膜
速度は平面上への成膜速度に比例し、側面側への成膜速
度は平面上への成膜速度が大きくなると急速に増大す
る。従って、平面上への成膜速度と成膜速度比(底面側
の成膜速度/側面側の成膜速度)の関係を図示すると、
図2のようになる。即ち、成膜速度(平面上)がV1
成膜速度比が1になり、V1以下の場合には底面側の成
膜速度が側面側の成膜速度より速くなり、V1以上の場
合には逆になる。従って、成膜速度(平面上)をV1
り小さくした状態でのCVD成膜とV1より大きくした
状態のCVD成膜を交互に繰り返せば、図1に示すよう
な層間絶縁膜6が形成される。
【0011】図3(a)はシリコン基板1の温度と成膜
速度(平面上)との関係を示し、基板温度を高くすれば
成膜速度を小さくすることができ、基板温度を低くすれ
ば成膜速度を大きくすることができる。従って、例え
ば、図3(b)に示すように、時間に応じて基板温度を
H,Lと変化させれば、成膜速度をV1より小さい成膜
条件とV1より大きい成膜条件に交互に切り換えること
ができ、図1の層間絶縁膜6を形成することができる。
ただし、シリコン基板1の温度をあまり低くすると、層
間絶縁膜6の膜質が劣化し、またシリコン基板1を冷却
する必要が生じるので、約25℃が最低温度となる。
又、1段目電極5がアルミニウムの場合には、その劣化
を防ぐためにシリコン基板1の最高温度は約400℃と
なる。
【0012】実施形態1においては、基板温度の切換に
より成膜速度の切換を行い、トレンチ部1aの底面側の
成膜速度が側面側の成膜速度より速い成膜条件とおそい
成膜条件とにより交互に層間絶縁膜6のCVD成膜を行
っており、トレンチ部1a内での成膜は底面側と側面側
で均一に行われ、溝部6aや空間部6bの発生が抑制さ
れる。このため、層間絶縁膜6の電気的及び機械的強度
が高まり、電極5,7間の短絡や亀裂は生じず、素子の
歩留まりを著しく向上させることができる。また、シリ
コン基板1のパターン上に縦横比が異なるトレンチ部1
aを持つ場合でも、層間絶縁膜6を欠陥なく形成するこ
とができる。さらに、成膜条件の切換のみで行うことが
できるので、あらゆる構造や方式の半導体素子に適用す
ることができる。
【0013】実施形態2 実施形態2においては、成膜条件の切換を成膜電力の切
換により行うようにしている。即ち、成膜電力と成膜速
度(平面上)は図4(a)に示すような関係があり、こ
の成膜電力を図4(b)に示すようにL,Hと時間的に
変化させれば、成膜速度をV1より小さい場合と大きい
場合に交互に切り換えることができ、図1のような層間
絶縁膜6を形成することができる。ただし、成膜電力が
低すぎるとCVD成膜のための放電が不安定になり、高
すぎると異常放電が発生するので、約15〜75mw/
cm2がよい。効果は実施形態1と同様である。
【0014】実施形態3 実施形態3においては、成膜条件の切換を材料ガス流量
の切換によって行っている。即ち、材料ガス流量と成膜
速度(平面上)は図5(a)に示す関係にあり、この材
料ガス流量を図5(b)に示すようにL,Hと時間的に
変化させれば、成膜速度をV1より小さい場合と大きい
場合に交互に切り換えることができ、図1のような層間
絶縁膜6を形成することができる。ただし、CVD成膜
装置内圧力を一定とすると、低流量では圧力コントロー
ルが不安定になり、高流量では圧力の上昇が生じるた
め、使用したCVD成膜装置では材料ガス流量が5〜2
5sccmで安定した成膜を行うことができた。効果は
実施形態1と同様である。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、半導体
基板のトレンチ部の底面側の成膜速度が側面側の成膜速
度より速い成膜条件とおそい成膜条件で交互に層間絶縁
膜のCVD成膜を行っており、トレンチ部での成膜は底
面側と側面側で均一に行われ、溝部や空間部の発生は抑
制される。このため、層間絶縁膜の電気的、機械的強度
が高まり、電極間の短絡や亀裂は生じず、素子の歩留ま
りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による半導体素子の要部縦断面図であ
る。
【図2】この発明による成膜速度(平面上)と成膜速度
比(底面/側面)の関係図である。
【図3】この発明の実施形態1による基板温度と成膜速
度の関係図、及び基板温度のタイムチャートである。
【図4】実施形態2による成膜電力と成膜速度の関係
図、及び成膜電力のタイムチャートである。
【図5】実施形態3による材料ガス流量と成膜速度の関
係図、及び材料ガス流量のタイムチャートである。
【図6】従来の多層配線型パワー半導体素子の縦断面図
である。
【図7】従来の多層配線型パワー半導体素子の銅電極を
付加した場合の縦断面図である。
【図8】従来のシリコン基板にトレンチ部を設けた場合
の多層配線型パワー半導体素子の縦断面図である。
【図9】従来素子の要部拡大断面図である。
【図10】従来素子の溝部及び空間部発生の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…シリコン基板 1a…トレンチ部 5…1段目電極 6…層間絶縁膜 7…2段目電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板のトレンチ部に1段目電極を
    介してCVD成膜により層間絶縁膜を形成し、この層間
    絶縁膜上に2段目電極を形成する半導体素子の製造方法
    において、層間絶縁膜のCVD成膜に際し、トレンチ部
    の底面側への成膜速度が側面側への成膜速度より速い成
    膜条件とトレンチ部の底面側への成膜速度が側面側への
    成膜速度よりおそい成膜条件とにより交互にCVD成膜
    を行うことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記2種類の成膜条件の切換を、半導体
    基板温度の切換、成膜電力の切換、成膜のための材料ガ
    ス流量の切換のいずれかにより行うことを特徴とする請
    求項1記載の半導体素子の製造方法。
JP7363998A 1998-03-23 1998-03-23 半導体素子の製造方法 Pending JPH11274471A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210135912A (ko) * 2020-05-05 2021-11-16 타이완 세미콘덕터 매뉴팩쳐링 컴퍼니 리미티드 반도체 장치 및 제조 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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