JPH1127399A - 転送制御システムおよび転送制御方法 - Google Patents

転送制御システムおよび転送制御方法

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JPH1127399A
JPH1127399A JP18756197A JP18756197A JPH1127399A JP H1127399 A JPH1127399 A JP H1127399A JP 18756197 A JP18756197 A JP 18756197A JP 18756197 A JP18756197 A JP 18756197A JP H1127399 A JPH1127399 A JP H1127399A
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JP18756197A
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Takashi Ariyoshi
敬 有吉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な電話の取り次ぎ作業などを軽減するこ
との可能な転送制御システムおよび転送制御方法を提供
する。 【解決手段】 外線からの情報を所定の転送先端末30
−1〜30−nのいずれかに転送する際の転送制御機能
を備えており、外線に関するデータと転送先端末に関す
るデータとが対応付けて記憶される記憶手段1と、外線
からの情報が所定の転送先端末に転送されたときに、該
外線に関するデータと該外線が転送された転送先端末に
関するデータとを対応付けて記憶手段1に記憶する制御
を行なう記憶制御手段2と、外線からの着信があったと
きに、着信した外線に関するデータに対応した転送先端
末に関するデータが記憶手段1に記憶されているかを調
べ、記憶されているときには、該転送先端末に外線から
の情報を転送する転送手段3とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話交換機システ
ムなどの転送制御システムおよび転送制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電話交換機の分野において、電話
交換手が電話を取り次ぐ方式にかわり、例えばオフィス
内において、数人の社員のグループに対して1つの外線
電話番号を割り当てる形の構内電話システムが使用され
ていることがある。この種の構内電話システムでは、グ
ループ内の複数の電話機のそれぞれに対して優先順序を
人為的に予め設定しておき、外線から電話がかかってく
ると、グループ内の複数の電話機のうち、予め定められ
た優先順序の最も高い電話機が着信し、この電話機が使
用中であると次の優先順序の電話機が着信するというよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構内電話システムでは、優先順序の高い電話機の席
の人が専ら外線からの電話を受けてグループ内の電話機
に転送することが多くなるので、一部の人に負担がかか
るという問題点がある。また、このような事態を回避す
るために、グループ内の各内線で均等に着信する仕方も
あるが、電話を取り次ぐのに一般に煩雑な手続きが必要
になるという問題があった。
【0004】本発明は、このような煩雑な電話の取り次
ぎ作業などを軽減することの可能な転送制御システムお
よび転送制御方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1,請求項7記載の発明は、外線からの情報
を所定の転送先端末に転送する際の転送制御機能を備え
た転送制御システムにおいて、外線に関するデータと転
送先端末に関するデータとが対応付けて記憶される記憶
手段と、外線からの情報が所定の転送先端末に転送され
たときに、該外線に関するデータと該外線が転送された
転送先端末に関するデータとを対応付けて記憶手段に記
憶する制御を行なう記憶制御手段と、外線からの着信が
あったときに、記憶手段を検索し、着信した外線に関す
るデータに対応した転送先端末に関するデータが記憶手
段に記憶されているかを調べ、記憶されているときに
は、該転送先端末に外線からの情報を転送する転送手段
とを有していることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の転送制御システムにおいて、記憶制御手段は、外線
に関するデータと該外線が転送された転送先端末に関す
るデータとを対応付けて記憶手段に記憶する際に、転送
先端末に関するデータに優先順序を考慮して、外線に関
するデータと該外線が転送された転送先端末に関するデ
ータとの対応関係を記憶手段に記憶し、転送手段は、外
線に関するデータに対応させて複数の転送先端末に関す
るデータが記憶手段に記憶されている場合に、優先順序
に従った最適な転送先端末に外線からの情報を優先して
転送することを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の転送制御システムにおいて、記憶制御手段は、外線
に関するデータと該外線が転送された転送先端末に関す
るデータとを対応付けて記憶手段に記憶する際に、外線
からの情報が転送された転送先端末についての転送順序
を、転送先端末に関するデータに考慮して、外線に関す
るデータと該外線が転送された転送先端末に関するデー
タとの対応関係を記憶手段に記憶し、転送手段は、外線
に関するデータに対応させて複数の転送先端末に関する
データが記憶手段に記憶されている場合に、転送順序を
参照して、該外線からの情報がより最新に転送された転
送先端末に外線からの情報を優先して転送することを特
徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の転送制御システムにおいて、記憶制御手段は、外線
に関するデータと該外線が転送された転送先端末に関す
るデータとを対応付けて記憶手段に記憶する際に、外線
からの情報が転送された転送先端末についての転送頻度
を転送先端末に関するデータに考慮して、外線に関する
データと該外線が転送された転送先端末に関するデータ
との対応関係を記憶手段に記憶し、転送手段は、外線に
関するデータに対応させて複数の転送先端末に関するデ
ータが記憶手段に記憶されている場合に、転送頻度を参
照して、転送頻度の高い転送先端末に外線からの情報を
優先して転送することを特徴としている。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項2記
載の転送制御システムにおいて、記憶制御手段は、外線
に関するデータと該外線が転送された転送先端末に関す
るデータとを対応付けて記憶手段に記憶する際に、外線
からの情報が転送された転送先端末についての転送順序
と外線からの情報が転送された転送先端末についての転
送頻度との両方を転送先端末に関するデータに考慮し
て、外線に関するデータと該外線が転送された転送先端
末に関するデータとの対応関係を記憶手段に記憶し、転
送手段は、外線に関するデータに対応させて複数の転送
先端末に関するデータが記憶手段に記憶されている場合
に、転送順序と転送頻度との両方を考慮した優先順序に
従い、該外線からの情報を優先順序の高い転送先端末に
優先して転送することを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の転送制御システムにおいて、記憶制
御手段は、外線から着信を受けた後、該外線からの情報
が予め定められた時間以内に所定の転送先端末に転送さ
れた場合のみ、該所定の転送先端末に関するデータを外
線に関するデータと対応付けて記憶手段に記憶すること
を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る転送制御システ
ムの構成例を示す図である。図1を参照すると、この転
送制御システムは、外線からの情報を所定の転送先端末
(例えば多機能電話機)30−1〜30−nのいずれかに
転送する際の転送制御機能を備えており、外線に関する
データ(例えば、外線の発呼者の電話番号)と転送先端末
に関するデータ(例えば、転送先の多機能電話機の内線
番号)とが対応付けて記憶される記憶手段1と、外線か
らの情報が所定の転送先端末に転送されたときに、該外
線に関するデータと該外線が転送された転送先端末に関
するデータとを対応付けて記憶手段1に記憶する制御を
行なう記憶制御手段2と、外線からの着信があったとき
に、着信した外線に関するデータに対応した転送先端末
に関するデータが記憶手段1に記憶されているかを調
べ、記憶されているときには、該転送先端末に外線から
の情報を転送する転送手段3とを有している。
【0012】なお、ここで、記憶制御手段2は、外線に
関するデータと該外線が転送された転送先端末に関する
データとを対応付けて記憶手段1に記憶する際に、転送
先端末に関するデータに優先順序を考慮して、外線に関
するデータと該外線が転送された転送先端末に関するデ
ータとの対応関係を記憶手段1に記憶し、転送手段3
は、外線に関するデータに対応させて複数の転送先端末
に関するデータが記憶手段1に記憶されている場合に、
優先順序に従った最適な転送先端末に外線からの情報を
優先して転送するように、これらを構成することができ
る。
【0013】また、記憶制御手段2は、外線から着信を
受けた後、該外線からの情報が予め定められた時間以内
に所定の転送先端末に転送された場合のみ、該所定の転
送先端末に関するデータを外線に関するデータと対応付
けて記憶手段1に記憶する制御を行なうように、これを
構成することもできる。
【0014】図2は図1の転送制御システムのより具体
的な構成例を示す図である。なお、図2の例では、転送
制御システムは、電話交換機システムとして構成されて
いる。すなわち、この転送制御システム(電話交換機シ
ステム)は、公衆通信網10に電話交換機20が接続さ
れ、また、電話交換機20には、n個の電話機(多機能
電話機)30−1〜30−nが接続されて構成されてい
る。
【0015】なお、この場合、n個の電話機30−1〜
30−nは、外線から見て1つのグループとして構成さ
れ、外線に対し、1つの外線電話番号が割り当てられた
ものとなっている。また、n個の電話機30−1〜30
−nは、この電話交換機システム内(各電話機および電
話交換機20内)においては、内線電話番号によって相
互に呼出し,情報(電話)の転送が可能に構成されてい
る。
【0016】また、電話交換機20には、全体を制御す
るCPU21、CPU21の制御プログラム等が記憶さ
れているROM22、CPU21のワークエリア等とし
て使用されるRAM23などが設けられている。
【0017】ここで、CPU21は、公衆通信網10と
多機能電話機30−1〜30−nとの間の接続を制御す
る機能(記憶制御手段2,転送手段3の機能)を有してい
る。また、RAM23などのメモリは、記憶手段1とし
ての機能を有している。すなわち、RAM23などのメ
モリには、後述のように、この電話交換機20が公衆電
話網10から過去に受けた外線電話の発呼者の電話番号
(所定の外線)とそれからの電話がどの内線番号(多機能
電話機)に転送されたかのデータとが対応付けられて転
送記録として記憶され、また、公衆通信網10からの外
線を多機能電話機30−1〜30−nのうちのどの多機
能電話機に転送するかの転送優先順序が記憶されるよう
になっている。
【0018】本発明の第1の転送制御例として、記憶制
御手段2は、所定の外線に関するデータと該外線が転送
された転送先端末に関するデータとを対応付けて記憶手
段1に記憶する際に、該外線からの情報が転送された転
送先端末についての転送順序を転送先端末に関するデー
タに考慮して、外線に関するデータと該外線が転送され
た転送先端末に関するデータとの対応関係を記憶手段1
に記憶し、転送手段3は、外線に関するデータに対応さ
せて複数の転送先端末に関するデータが記憶手段1に記
憶されている場合に、転送順序を考慮して、該外線から
の情報がより最新に転送された転送先端末に外線からの
情報を優先して転送するようになっている。
【0019】図3は上記第1の転送制御例が用いられる
場合の記憶手段1の記憶形態の一例を説明するための図
である。なお、図3の例では、ある1つの外線(外線の
発呼者の電話番号:EXT1)についての内容が示されて
おり、図3の例では、この外線EXT1からの情報(電
話)が過去に転送された転送先端末に関するデータ(図3
の例では、内線番号INT6,INT3,INT7)が、情
報転送が最新になされたものから順に記憶されている。
すなわち、最も下段に記憶されている転送先端末INT
7は、この外線EXT1からの情報が最も古く転送された
転送先端末であることを意味し、最も上段に記憶されて
いる転送先端末INT6は、この外線EXT1からの情報
が最新に転送されたものであることを意味している。
【0020】第1の転送制御例では、いま記憶手段1内
に、外線EXT1に関するデータと転送先端末に関する
データとの対応関係が図3のように転送順序を考慮して
記憶されている状態で、この外線EXT1から着信があ
ると、転送手段3は、図3の記憶手段1に記憶されてい
る転送先端末の記憶順序を参照して、最新に転送された
転送先端末(図3の例では、INT6)を割り出し、この
転送先端末INT6に、この外線EXT1からの情報を優
先して転送するようになっている。
【0021】また、本発明の第2の転送制御例として、
記憶制御手段2は、外線からの情報が転送された転送先
端末についての転送頻度を転送先端末に関するデータに
考慮して、外線に関するデータと該外線が転送された転
送先端末に関するデータとの対応関係を記憶手段1に記
憶し、転送手段3は、外線に関するデータに対応させて
複数の転送先端末に関するデータが記憶手段1に記憶さ
れている場合に、転送頻度を考慮して、転送頻度の高い
転送先端末に外線からの情報を優先して転送するように
なっている。
【0022】図4は上記第2の転送制御例が用いられる
場合の記憶手段1の記憶形態の一例を説明するための図
である。なお、図4の例では、ある1つの外線(外線の
発呼者の電話番号:EXT1)についての内容が示されて
おり、図4の例では、この外線EXT1からの情報(電
話)が過去に転送された転送先端末に関するデータ(図3
の例では、内線番号INT2,INT5,INT6)に、転
送頻度(この外線EXT1から過去に情報の転送があった
回数)が付加されて記憶されている。
【0023】第2の転送制御例では、いま記憶手段1内
に、外線EXT1に関するデータと転送先端末に関する
データとの対応関係が図4のように記憶され、各転送先
端末に関するデータに転送頻度が付加されている状態
で、この外線EXT1から着信があると、転送手段3
は、図4の転送頻度を参照して、転送頻度の最も大きい
転送先端末(図4の例では、INT5)に、この外線EX
1からの情報を優先して転送するようになっている。
【0024】また、本発明の第3の転送制御例として、
記憶制御手段2は、外線からの情報が転送された転送先
端末についての転送順序と外線からの情報が転送された
転送先端末についての転送頻度との両方を転送先端末に
関するデータに考慮して、外線に関するデータと該外線
が転送された転送先端末に関するデータとの対応関係を
記憶手段1に記憶し、転送手段3は、外線に関するデー
タに対応させて複数の転送先端末に関するデータが記憶
手段1に記憶されている場合に、転送順序と転送頻度と
の両方を考慮した優先順序に従い、該外線からの情報を
優先順序の高い転送先端末に優先して転送するようにな
っている。
【0025】この第3の転送制御例では、記憶制御手段
2は、例えば、図4に示したと同様の記憶形態で、外線
EXT1に関するデータと転送先端末に関するデータと
の対応関係を記憶手段1に記憶し、また、各転送先端末
に関するデータ(各対応関係)に転送頻度を付加すると
き、情報転送がなされた転送先端末が最新のものである
程、この転送頻度に大きな重み付けを行なうという仕方
で、転送頻度と転送順序との両方を考慮することができ
る。この場合には、転送手段3は、第2の転送制御例と
同様に、実質的に、転送頻度(転送順序をも考慮した転
送頻度)の高い転送先端末に、この外線EXT1からの情
報を優先して転送する。これにより、転送手段3は、転
送順序と転送頻度との両方を考慮した転送を行なうこと
ができる。
【0026】このように、上述した第1,第2,第3の
転送制御例では、記憶制御手段2は、外線からの情報が
転送された転送先端末についての転送順序および/また
は転送頻度を、転送先端末に関するデータに考慮して、
外線に関するデータと該外線が転送された転送先端末に
関するデータとの対応関係を記憶手段1に自動的に記憶
し、また、転送手段3は、この外線に関するデータに対
応させて複数の転送先端末に関するデータが記憶手段1
に記憶されている場合に、転送順序および/または転送
頻度を考慮して、この外線からの情報が最新に転送され
た転送先端末および/または最も転送頻度の高い転送先
端末に、この外線からの情報を優先して自動転送するよ
うになっている。
【0027】そして、このように外線からの情報を転送
先端末に転送した後、記憶制御部2は、外線からの情報
が転送された転送先端末に関するデータを更新する。こ
の場合、例えば、第1の転送制御例が用いられるときに
は、いま、外線からの情報が転送された転送先端末に関
するデータが最新のものであると識別可能に(例えば、
記憶手段1の最も上段に位置するように)、転送先端末
に関するデータ(対応関係)を記憶する。また、例えば、
第2の転送制御例が用いられるときには、いま、外線か
らの情報が転送された転送先端末がすでに登録されてい
るものであるときには、この転送先端末に関するデータ
(対応関係)に付加されている転送頻度を“1”だけ増加
し、また、外線からの情報が転送された転送先端末が未
登録のものであるときには、この転送先端末に関するデ
ータに転送頻度“1”を付加して、これを新規に登録す
る。
【0028】なお、上述した第1,第2,第3の転送制
御例において、図3,図4などの記憶手段1に、着信の
あった外線に関するデータが記憶されていない場合に
は、電話交換機20の転送手段3は、例えば、先ず、所
定の転送先端末(例えば、話中でない任意の多機能電話
機)にこの外線を自動転送するようになっており(話中で
ない任意の多機能電話機を呼出すようになっており)、
この場合、この転送先端末(多機能電話機)の使用者と外
線との間で通話が始まり、その応対の結果、この使用者
がこの外線からの情報を転送すべき転送先端末(多機能
電話機)を決定すると、この使用者による操作によっ
て、外線を、この使用者の多機能電話機から他の所定の
多機能電話機に転送(手動転送)することが可能に構成さ
れている。
【0029】このように、外線(電話)が自動転送された
転送先端末(電話機)に応答(応対)があって、通話が始ま
り、その応対の結果、外線(電話)が他の転送先端末(電
話機)に転送された場合、この他の転送先端末(電話機)
と外線との対応関係がまだ記憶されていないときには、
転送された他の転送先端末に関するデータ(この他の電
話機の内線番号)を外線に関するデータ(外線の発呼者の
電話番号)と対応させて記憶する。なお、このような転
送先端末(電話機)への外線の転送が2回以上繰り返され
た場合、2回目以降の転送先端末(電話機)と外線との対
応関係は記憶しないようにすることができる。また、あ
る転送先端末(電話機)における応対の結果、外線(電話)
が他の転送先端末(電話機)に転送されなかった場合にお
いて、いま応対している転送先端末(電話機)と外線との
対応関係がまだ記憶されていないときには、いま応対を
している転送先端末に関するデータ(電話機の内線番号)
を外線に関するデータ(外線の発呼者の電話番号)と対応
させて記憶することができる。
【0030】上記のような本発明の転送制御処理例につ
いて、より具体的に説明する。
【0031】図5,図6は図2の転送制御システム(電
話交換システム)における第1の転送制御処理例をより
具体的に説明するためのフローチャートである。図5,
図6を参照すると、公衆通信網10から外線が電話交換
機20に入力すると、電話交換機20は外線の発呼者の
電話番号(発呼番号),例えばEXT1を受け取る(ステッ
プS1)。このとき、電話交換機20は、この外線の電
話番号(発呼番号)EXT1が記憶手段1に過去の転送記
録として登録(記憶)されているかを調べる(ステップS
2)。この結果、この外線の電話番号EXT1が記憶手段
1に登録されていないときには、電話交換機20は、例
えば、所定の転送先端末(例えば、話中でない任意の転
送先端末)にこの外線を自動転送する(任意の転送先端末
を呼出す)(ステップS9)。そして、これにより、この
転送先端末の使用者と外線との間で通話が始まり、その
応対の結果、この使用者が、この外線からの情報が本来
転送されるべき転送先端末を決定すると、この使用者に
よる操作によって、電話交換機20を介して、本来転送
されるべき転送先端末に、この外線が転送(手動転送)さ
れる(ステップS10)。
【0032】これに対し、ステップS2で、この外線の
電話番号(発呼番号)EXT1が記憶手段1に登録されて
いるときには、電話交換機20は、この外線の電話番号
EXT1に対応させて記憶手段1に記憶されている転送
先端末(登録転送先)のうち、最も優先順位の高い(最新
に転送された)転送先端末が通話中か否かを調べる(ステ
ップS3)。この結果、通話中でなければ、電話交換機
20は、外線からの情報(電話)をこの転送先端末(登録
転送先)に自動転送する(ステップS4)。
【0033】また、ステップS3で最新の転送先端末
(登録転送先)が通話中であれば、次に優先順序の高い転
送先端末の電話番号が登録されているか否かを調べ(ス
テップS5)、登録されていれば、この転送先端末(登録
転送先)が通話中か否かを調べる(ステップS6)。この
結果、通話中でなければ、電話交換機20は、外線から
の情報(電話)を、この転送先端末(登録転送先)に自動転
送する(ステップS7)。これに対し、ステップS6で通
話中であれば、ステップS5に戻り、さらに、次に優先
順序の高い転送先端末が登録されているかを調べ(ステ
ップS5)、登録されていれば、この転送先端末(登録転
送先)が通話中か否かを調べる(ステップS6)。
【0034】このような処理を繰り返し、ステップS6
において通話中でない転送先端末(登録転送先)が検出さ
れれば、電話交換機20は、外線からの情報をこの転送
先端末に自動転送し(ステップS7)、また、ステップS
5で次の転送先端末(登録転送先)がなければ(記憶され
ていないときには)、転送先端末INT1〜INTnのう
ち、記憶手段1にまだ登録されていない転送先端末(未
登録転送先)があるかを調べ、まだ登録されていない転
送先端末があるときには、そのうちのいずれかの転送先
端末(未登録転送先)に外線を自動転送する(ステップS
8)。そして、この場合、上記未登録の転送先端末(例え
ば、話中でない任意の転送先端末)にこの外線を自動転
送し)、この転送先端末の使用者と外線との間で通話が
始まり、その応対の結果、この使用者が、この外線から
の情報が本来転送されるべき転送先端末を決定すると、
この使用者による操作によって、この外線は本来転送さ
れるべき転送先端末に転送(手動転送)される(ステップ
S10)。なお、上記未登録の転送先も話中であり、全
ての内線が通話中であるときには、外線の発呼先に話中
音を返す。
【0035】また、外線からの情報が所定の転送先端末
に転送されたとき、記憶制御手段2は、この転送が、応
対の結果、手動で転送されたものか否かを判断し(ステ
ップS11)、応対の結果、手動で転送された場合は(ス
テップS10で手動転送された場合、あるいは、ステッ
プS4またはS7で自動転送された転送先端末の使用者
が外線と通話し、その後、外線との応対の結果、他の転
送先端末に手動転送した場合は)、手動転送された転送
先端末に関するデータ(内線番号)を外線に関するデータ
(外線の発呼者の電話番号(発呼番号))と対応付けて記憶
手段1に記憶する(ステップS12)。なお、このような
手動転送が2回以上繰り返された場合、2回目以降の転
送先端末については記憶しない。
【0036】これに対し、ステップS11で自動転送さ
れたと判断された場合(ステップS9,S4,S7,S
8で自動転送された場合)、記憶制御手段2は、自動転
送された転送先端末に関するデータ(内線番号)を外線に
関するデータ(外線の発呼者の電話番号(発呼番号))と対
応付けて記憶する(ステップS13)。
【0037】このように、転送された電話機に応答(応
対)があって、通話が始まり、その応対の結果、外線(電
話)が他の電話機に転送された場合、この他の電話機と
外線との対応関係がまだ記憶されていないときには、転
送された他の電話機の内線番号を外線の発呼者の電話番
号と対応させて記憶する。なお、このような転送が2回
以上繰り返された場合、2回目以降の転送先の電話機と
の対応関係は記憶しない。また、応対の結果、電話が他
の電話機に転送されなかった場合において、いま応対し
ている電話機と外線との対応関係がまだ記憶されていな
いときには、いま応対をしている電話機の内線番号が外
線の発呼者の電話番号と対応させて記憶される。
【0038】このように、第1の転送制御例では、記憶
手段1における転送記録は、例えば最新の方から古い方
に向けて順番に並べられており、この場合、転送される
べき転送先端末の検索は最新の方から古い方に向けて順
番になされる。そして、第1の転送制御例によれば、同
じ外線(同じ発呼番号)からの通話が複数回あった場合に
は、最新の転送先端末に転送されることになり、これに
より、例えば、この外線についての担当者(転送先端末)
がかわって、この外線からの情報を転送すべき内線(転
送先端末)が変わったなどの場合にも、このような変更
にすぐに対応することが可能となる。
【0039】また、図7,図8は図2の転送制御システ
ム(電話交換システム)における第2の転送制御処理例を
より具体的に説明するためのフローチャートである。図
7,図8を参照すると、公衆通信網10から外線が電話
交換機20に入力すると、電話交換機20は外線の発呼
者の電話番号(発呼番号),例えばEXT1を受け取る(ス
テップS21)。このとき、電話交換機20は、この外
線の電話番号(発呼番号)EXT1が記憶手段1に過去の
転送記録として登録(記憶)されているかを調べる(ステ
ップS22)。この結果、この外線の電話番号EXT1
記憶手段1に登録されていないときには、電話交換機2
0は、例えば、所定の転送先端末(例えば、話中でない
任意の転送先端末)にこの外線を自動転送する(任意の転
送先端末を呼出す)(ステップS29)。そして、これに
より、この転送先端末の使用者と外線との間で通話が始
まり、その応対の結果、この使用者が、この外線からの
情報が本来転送されるべき転送先端末を決定すると、こ
の使用者による操作によって、電話交換機20を介し
て、本来転送されるべき転送先端末に、この外線が転送
(手動転送)される(ステップS30)。
【0040】これに対し、ステップS22で、この外線
の電話番号(発呼番号)EXT1が記憶手段1に登録され
ているときには、電話交換機20は、この外線の電話番
号EXT1に対応させて記憶手段1に記憶されている転
送先端末(登録転送先)のうち、最も転送頻度の高い転送
先端末が通話中か否かを調べる(ステップS23)。この
結果、通話中でなければ、電話交換機20は、外線から
の情報をこの転送先端末(登録転送先)に転送する(ステ
ップS24)。
【0041】また、ステップS23で最も転送頻度の高
い転送先端末(登録転送先)が通話中であれば、次に転送
頻度の高い転送先端末(登録転送先)の電話番号が登録さ
れているか否かを調べ(ステップS25)、登録されてい
れば、この転送先端末(登録転送先)が通話中か否かを調
べる(ステップS26)。この結果、通話中でなければ、
電話交換機20は、外線からの情報をこの転送先端末
(登録転送先)に自動転送する(ステップS27)。これに
対し、ステップS26で通話中であれば、ステップS2
5に戻り、さらに、次に転送頻度の高い転送先端末が登
録されているかを調べ(ステップS25)、登録されてい
れば、この転送先端末(登録転送先)が通話中か否かを調
べる(ステップS26)。
【0042】このような処理を繰り返し、ステップS2
6において通話中でない転送先端末(登録転送先)が検出
されれば、電話交換機20は、外線からの情報をこの転
送先端末に自動転送し(ステップS27)、また、ステッ
プS25で次の転送先端末(登録転送先)がなければ(記
憶されていないときには)、転送先端末INT1〜INT
nのうち、記憶手段1にまだ登録されていない転送先端
末(未登録転送先)があるかを調べ、まだ登録されていな
い転送先端末があるときには、そのうちのいずれかの転
送先端末(未登録転送先)に外線を自動転送する(ステッ
プS28)。そして、この場合、上記未登録の転送先端
末(例えば、話中でない任意の転送先端末)にこの外線を
自動転送し)、この転送先端末の使用者と外線との間で
通話が始まり、その応対の結果、この使用者が、この外
線からの情報が本来転送されるべき転送先端末を決定す
ると、この使用者による操作によって、この外線は本来
転送されるべき転送先端末に転送(手動転送)される(ス
テップS30)。なお、上記未登録の転送先も話中であ
り、全ての内線が通話中であるときには、外線の発呼先
に話中音を返す。
【0043】また、外線からの情報が所定の転送先端末
に転送されたとき、記憶制御手段2は、この転送が、応
対の結果、手動で転送されたものか否かを判断し(ステ
ップS31)、応対の結果、手動で転送された場合は(ス
テップS30で手動転送された場合、あるいは、ステッ
プS24またはS27で自動転送された転送先端末の使
用者が外線と通話し、その後、外線との応対の結果、他
の転送先端末に手動転送した場合は)、手動転送された
転送先端末に関するデータ(内線番号)と外線に関するデ
ータ(外線の発呼者の電話番号)との対応関係が記憶手段
1に記憶されているか否かを判断する(ステップS3
2)。この結果、この対応関係が記憶手段1にすでに記
憶されているときには、この対応関係に付加されている
転送頻度を“1”だけ増加する(ステップS35)。これ
に対し、ステップS32でこの対応関係が記憶手段1に
記憶されていないときには、この対応関係を転送頻度
“1”で記憶手段1に記憶する(ステップS33)。な
お、このような手動転送が2度以上繰り返された場合、
2度目以降の転送先端末については記憶しない。
【0044】これに対し、ステップS31で自動転送さ
れたと判断された場合(ステップS29,ステップS2
4,S27あるいはS28で転送された場合は)、記憶
制御手段2は、自動転送された転送先端末に関するデー
タ(内線番号)と外線に関するデータ(外線の電話番号)と
の対応関係が記憶手段1に記憶されているかを判断する
(ステップS34)。この結果、この対応関係が記憶手段
1にすでに記憶されているときには、この対応関係に付
加されている転送頻度を“1”だけ増加する(ステップ
S35)。これに対し、ステップS32でこの対応関係
が記憶手段1に記憶されていないときには、この対応関
係を転送頻度“1”で記憶手段1に記憶する(ステップ
S33)。
【0045】このように、第2の転送制御例において
も、転送された電話機に応答があって、通話が始まり、
その応対の結果、外線(電話)が他の電話機に転送された
場合、この他の電話機と外線との対応関係がまだ記憶さ
れていないときには、転送された他の電話機の内線番号
を外線の発呼者の電話番号と対応させて記憶する。な
お、このような転送が2回以上繰り返された場合、2回
目以降の転送先の電話機との対応関係は記憶しない。ま
た、応対の結果、電話が他の電話機に転送されなかった
場合、いま応対している電話機と外線との対応関係がま
だ記憶されていないときには、いま応対をしている電話
機の内線番号が外線の発呼者の電話番号と対応させて記
憶される。
【0046】そして、第2の転送制御例では、このよう
な対応関係がすでに記憶されている場合には、この対応
関係に付加されている転送頻度を“1”だけ増加し、対
応関係が記憶されていなければ、この対応関係を転送頻
度“1”で新たに記録する。
【0047】このように、第2の転送制御例では、外線
に関するデータと複数の転送先端末に関するデータとの
対応関係が記憶手段1に記憶される場合に、この対応関
係には転送頻度が付加されるので、転送手段3は、この
外線からの情報を転送頻度が高い転送先端末から順に優
先して転送する。これによって、例えば、1つの発呼先
(外線)から複数の内線番号の人に対して電話があり得る
場合などに、確率的になるべく転送作業(取り次ぎ作業)
を減らすことが可能となる。
【0048】また、この第2の転送制御例において、転
送頻度に対し、最新に転送されたものであるほど大きい
重みを掛けることによって、第2の転送制御例における
転送頻度と第1の転送制御例における転送順序との両方
を考慮すること(第3の転送制御例のようにすること)も
できる。
【0049】以上のように、本発明では、外線からの情
報が転送された転送先端末についての優先順序(転送順
序および/または転送頻度)を、転送先端末に関するデ
ータに考慮して、記憶手段1に記憶し、転送手段3は、
この外線に関するデータに対応させて複数の転送先端末
に関するデータが記憶手段1に記憶されている場合に、
優先順序(転送順序および/または転送頻度)を考慮し
て、この外線からの情報が最新に転送された転送先端末
および/または最も転送頻度の高い転送先端末に、この
外線からの情報を優先して自動転送するようになってお
り、従って、外線ごとに、それぞれ最適な転送先端末に
関するデータが優先順位を考慮して自動的に記憶され、
各外線からの情報を、各外線ごとにそれぞれ最適な転送
先端末に自動的に転送されるので、取り次ぎ作業等を著
しく軽減することができる。
【0050】また、上述の第1,第2,第3の各転送制
御例において、応対の結果、外線(電話)が転送された場
合で、この応対の時間がある定められた時間以上長いと
きには、その転送先端末に関するデータを記憶しないよ
うにすることにより、適切な転送制御処理を行なうこと
ができる。例えば、ある1つの転送先端末での外線との
応対が、単なる取り次ぎではなく、この転送先端末(例
えば、INT3)で外線との間である程度長い時間会話
(用件上の会話)がなされ、この長時間の会話が終わっ
て、この転送先端末から他の転送先端末(例えば、IN
5)に外線からの情報(電話)を転送するような場合に、
外線が転送先端末INT3に着呼した時点から、この外
線が他の転送先端末INT5に転送されるまでに予め定
められた時間が経過しているときには、この他の転送先
端末INT5に関するデータ(内線番号)については、記
憶しないようにする。これにより、例えば、ある1つの
転送先端末INT3での長時間にわたる用件の会話が終
わってから次の転送先端末INT5に転送したような場
合が転送記録に反映されずに済み(すなわち、次の転送
先端末INT5に関するデータが転送記録に反映されず
に済み)、従って、本来初期転送すべき転送先端末IN
3に関するデータについてのみ、記録がなされるよう
にすることができる。
【0051】また、図2の構成例において、CPU21
における記憶制御手段2,転送手段3等としての機能
は、例えばソフトウェアパッケージ(具体的には、CD
−ROM等の情報記録媒体)の形で提供することができ
る。
【0052】換言すれば、図2の電話交換機20は、通
信機器,交換機機能を備えた汎用の計算機システムにC
D−ROM等の情報記録媒体に記録されたプログラムを
読み込ませて、この汎用計算機システムのマイクロプロ
セッサに転送制御処理を実行させる装置構成においても
実施することが可能である。この場合、本発明の転送制
御処理を実行するためのプログラム(すなわち、ハード
ウェアシステムで用いられるプログラム)は、媒体に記
録された状態で提供される。プログラムなどが記録され
る情報記録媒体としては、CD−ROMに限られるもの
ではなく、ROM,RAM,フレキシブルディスク,メ
モリカード等が用いられても良い。媒体に記録されたプ
ログラムは、ハードウェアシステムに組み込まれている
記憶装置、例えばハードディスク装置にインストールさ
れることにより、このプログラムを実行して、転送制御
処理機能を実現することができる。
【0053】また、本発明の転送制御処理機能を実現す
るためのプログラムは、媒体の形で提供されるのみなら
ず、通信によって(例えばサーバによって)提供されるも
のであっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1,請求
項7記載の発明によれば、外線からの情報が所定の転送
先端末に転送されたときに、外線に関するデータと該外
線が転送された転送先端末に関するデータとを対応付け
て記憶手段に記憶し、外線からの着信があったときに、
着信した外線に関するデータに対応した転送先端末に関
するデータが記憶手段に記憶されているかを調べ、記憶
されているときには、該転送先端末に外線からの情報を
転送するようになっているので、外線ごとに、それぞれ
に最適な転送先端末に関するデータが自動的に記憶さ
れ、各外線からの情報を、各外線ごとにそれぞれ最適な
転送先端末に自動的に転送されるので、取り次ぎ作業等
を著しく軽減することができる。例えば、この外線から
の電話に直接関係ない人が、電話のベルで別の作業を中
断され、電話応対をし転送するという余計な作業を軽減
することができる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の転送制御システムにおいて、記憶制御手段
は、外線に関するデータと該外線が転送された転送先端
末に関するデータとを対応付けて記憶手段に記憶する際
に、転送先端末に関するデータに優先順序を考慮して、
外線に関するデータと該外線が転送された転送先端末に
関するデータとの対応関係を記憶手段に記憶し、転送手
段は、外線に関するデータに対応させて複数の転送先端
末に関するデータが記憶手段に記憶されている場合に、
優先順序に従った最適な転送先端末に外線からの情報を
優先して転送するようになっており、外線ごとに、それ
ぞれ最適な転送先端末に関するデータが優先順位を考慮
して自動的に記憶され、各外線からの情報を、各外線ご
とにそれぞれ最適な転送先端末に自動的に転送されるの
で、取り次ぎ作業等を著しく軽減することができる。例
えば、同じ電話番号の発呼者(外線)から異なる人に電話
が掛けられることもある。このような場合、転送先が複
数記録されるが、そのいずれに優先的に転送するかを自
動的に決定することができる。
【0056】また、請求項3記載の発明によれば、記憶
制御手段は、外線に関するデータと該外線が転送された
転送先端末に関するデータとを対応付けて記憶手段に記
憶する際に、外線からの情報が転送された転送先端末に
ついての転送順序を転送先端末に関するデータに考慮し
て、記憶手段に記憶し、転送手段は、外線に関するデー
タに対応させて複数の転送先端末に関するデータが記憶
手段に記憶されている場合に、転送順序を参照して、該
外線からの情報がより最新に転送された転送先端末に外
線からの情報を優先して転送するようになっているの
で、最新の転送情報に従って(転送されるので)、この外
線についての担当者(転送先端末)がかわったなどの場合
でも、次回から迅速に対応することができる。
【0057】また、請求項4記載の発明によれば、記憶
制御手段は、外線に関するデータと該外線が転送された
転送先端末に関するデータとを対応付けて記憶手段に記
憶する際に、外線からの情報が転送された転送先端末に
ついての転送頻度を転送先端末に関するデータに考慮し
て、記憶手段に記憶し、転送手段は、外線に関するデー
タに対応させて複数の転送先端末に関するデータが記憶
手段に記憶されている場合に、転送頻度を参照して、転
送頻度の高い転送先端末に外線からの情報を優先して転
送するようになっているので(転送頻度が高い順に優先
して転送されるので)、1つの発呼先から複数の内線番
号の人に対して電話があり得る場合などに、確率的にな
るべく転送作業(取り次ぎ作業)を減らすことができる。
【0058】また、請求項5記載の発明によれば、記憶
制御手段は、外線に関するデータと該外線が転送された
転送先端末に関するデータとを対応付けて記憶手段に記
憶する際に、外線からの情報が転送された転送先端末に
ついての転送順序と外線からの情報が転送された転送先
端末についての転送頻度との両方を転送先端末に関する
データに考慮して、記憶手段に記憶し、転送手段は、外
線に関するデータに対応させて複数の転送先端末に関す
るデータが記憶手段に記憶されている場合に、転送順序
と転送頻度とを考慮した優先順序に従い、該外線からの
情報を優先順序の高い転送先端末に優先して転送するよ
うになっているので(頻度と新しさの両方が考慮されて
いるので)、上記請求項3の効果と請求項4の効果との
両方を併せ持つことができる。
【0059】また、請求項6記載の発明によれば、記憶
制御手段は、外線から着信を受けた後、該外線からの情
報が予め定められた時間以内に所定の転送先端末に転送
された場合のみ、該所定の転送先端末に関するデータを
外線に関するデータと対応付けて記憶手段に記憶するよ
うになっているので、例えば、単なる取り次ぎではなく
転送された場合が誤って記録,計数されることを回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転送制御システムの構成例を示す
図である。
【図2】図1の転送制御システムのより具体的な構成例
を示す図である。
【図3】第1の転送制御例が用いられる場合の記憶手段
の記憶形態の一例を説明するための図である。
【図4】第2の転送制御例が用いられる場合の記憶手段
の記憶形態の一例を説明するための図である。
【図5】第1の転送制御処理例を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】第1の転送制御処理例を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】第2の転送制御処理例を説明するためのフロー
チャートである。
【図8】第2の転送制御処理例を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 記憶手段 2 記憶制御手段 3 転送手段 10 公衆通信網 20 電話交換機 30−1〜30−n 転送先端末(多機能電話機) 21 CPU 22 ROM 23 RAM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外線からの情報を所定の転送先端末に転
    送する際の転送制御機能を備えた転送制御システムにお
    いて、外線に関するデータと転送先端末に関するデータ
    とが対応付けて記憶される記憶手段と、外線からの情報
    が所定の転送先端末に転送されたときに、該外線に関す
    るデータと該外線が転送された転送先端末に関するデー
    タとを対応付けて前記記憶手段に記憶する制御を行なう
    記憶制御手段と、外線からの着信があったときに、前記
    記憶手段を検索し、着信した外線に関するデータに対応
    した転送先端末に関するデータが記憶手段に記憶されて
    いるかを調べ、記憶されているときには、該転送先端末
    に外線からの情報を転送する転送手段とを有しているこ
    とを特徴とする転送制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転送制御システムにおい
    て、前記記憶制御手段は、外線に関するデータと該外線
    が転送された転送先端末に関するデータとを対応付けて
    前記記憶手段に記憶する際に、転送先端末に関するデー
    タに優先順序を考慮して、外線に関するデータと該外線
    が転送された転送先端末に関するデータとの対応関係を
    前記記憶手段に記憶し、前記転送手段は、前記外線に関
    するデータに対応させて複数の転送先端末に関するデー
    タが記憶手段に記憶されている場合に、前記優先順序に
    従った最適な転送先端末に外線からの情報を優先して転
    送することを特徴とする転送制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の転送制御システムにおい
    て、前記記憶制御手段は、外線に関するデータと該外線
    が転送された転送先端末に関するデータとを対応付けて
    前記記憶手段に記憶する際に、前記外線からの情報が転
    送された転送先端末についての転送順序を、転送先端末
    に関するデータに考慮して、外線に関するデータと該外
    線が転送された転送先端末に関するデータとの対応関係
    を前記記憶手段に記憶し、前記転送手段は、前記外線に
    関するデータに対応させて複数の転送先端末に関するデ
    ータが記憶手段に記憶されている場合に、前記転送順序
    を参照して、該外線からの情報がより最新に転送された
    転送先端末に外線からの情報を優先して転送することを
    特徴とする転送制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の転送制御システムにおい
    て、前記記憶制御手段は、外線に関するデータと該外線
    が転送された転送先端末に関するデータとを対応付けて
    前記記憶手段に記憶する際に、前記外線からの情報が転
    送された転送先端末についての転送頻度を転送先端末に
    関するデータに考慮して、外線に関するデータと該外線
    が転送された転送先端末に関するデータとの対応関係を
    前記記憶手段に記憶し、前記転送手段は、前記外線に関
    するデータに対応させて複数の転送先端末に関するデー
    タが記憶手段に記憶されている場合に、前記転送頻度を
    参照して、転送頻度の高い転送先端末に前記外線からの
    情報を優先して転送することを特徴とする転送制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の転送制御システムにおい
    て、前記記憶制御手段は、外線に関するデータと該外線
    が転送された転送先端末に関するデータとを対応付けて
    前記記憶手段に記憶する際に、前記外線からの情報が転
    送された転送先端末についての転送順序と前記外線から
    の情報が転送された転送先端末についての転送頻度との
    両方を転送先端末に関するデータに考慮して、外線に関
    するデータと該外線が転送された転送先端末に関するデ
    ータとの対応関係を前記記憶手段に記憶し、前記転送手
    段は、前記外線に関するデータに対応させて複数の転送
    先端末に関するデータが記憶手段に記憶されている場合
    に、転送順序と転送頻度との両方を考慮した優先順序に
    従い、該外線からの情報を優先順序の高い転送先端末に
    優先して転送することを特徴とする転送制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の転送制御
    システムにおいて、前記記憶制御手段は、前記外線から
    着信を受けた後、該外線からの情報が予め定められた時
    間以内に所定の転送先端末に転送された場合のみ、該所
    定の転送先端末に関するデータを外線に関するデータと
    対応付けて記憶手段に記憶することを特徴とする転送制
    御システム。
  7. 【請求項7】 外線からの情報を所定の転送先端末に転
    送する転送制御方法において、外線からの情報が所定の
    転送先端末に転送されたときに、外線に関するデータと
    該外線が転送された転送先端末に関するデータとを対応
    付けて記憶手段に記憶し、外線からの着信があったとき
    に、着信した外線に関するデータに対応した転送先端末
    に関するデータが記憶手段に記憶されているかを調べ、
    記憶されているときには、該転送先端末に外線からの情
    報を転送することを特徴とする転送制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010166366A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Nec Infrontia Corp 受付用電話機および転送支援方法
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