JPH11273916A - 回転駆動式電気部品 - Google Patents

回転駆動式電気部品

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JPH11273916A
JPH11273916A JP10077013A JP7701398A JPH11273916A JP H11273916 A JPH11273916 A JP H11273916A JP 10077013 A JP10077013 A JP 10077013A JP 7701398 A JP7701398 A JP 7701398A JP H11273916 A JPH11273916 A JP H11273916A
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Masahiro Asano
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
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    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/38Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving along a straight path
    • H01C10/40Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving along a straight path screw operated

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転駆動式電気部品は、支持部材55
が、弾性を有する線状の金属材料から成り、折り曲げ加
工によって形成し、両端部に形成された一対の略コ字状
の係止部58と、係止部の一方の端部と直交する方向に
繋ぐ直線状の接続部59とから構成されており、よっ
て、支持部材が複雑な形状であることから駆動軸53と
可動ブロック54とへの支持部材の組み込みの手間が掛
かり作業が複雑に成るという問題がある。 【解決手段】 筺体1、2と、該筺体に保持され、ネジ
部3eを設けた駆動軸3と、筺体に保持され、導電パタ
ーンを設けた絶縁基板4と、導電パターンに摺接する摺
動子8と、摺動子を保持する可動ブロック7と、可動ブ
ロックに係止されると共に、可動ブロックと駆動軸との
間に配設され、突部9bを設けた板バネ9とを備え、板
バネの突部を駆動軸のネジ部に弾接させ、駆動軸の回動
で可動ブロックが駆動されること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動式電気部
品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転駆動式電気部品について説明
する。この説明は、電気部品としての可変抵抗器の駆動
を駆動軸の回転によって行うものについてであって、以
下、図面を用いて説明する。図9は、従来の回転駆動式
電気部品としての可変抵抗器を示す正面図、図10は、
その可動部を示す分解斜視図である。図9、図10に示
すように、ケーシング51は、成形材料を成形加工し、
対向して配置された一対の支持ブロック51aを有す
る。抵抗基板52は、絶縁材料から成り、平板状で、そ
の表面には、図示していない抵抗体が形成され、支持ブ
ロック51aの間に掛け渡すように取り付けられてい
る。
【0003】駆動軸53は、金属材料から成り、切削加
工し、操作・駆動用のネジ部53aと、支持部53bと
を有する。また、駆動軸53は、抵抗基板52に並列
で、且つ、ケーシング51の支持ブロック51aに取り
付けられ、支持部53bの端部は支持ブロック51aを
挿通して外方に突出されている。可動ブロック54は、
図10に示すように、電気絶縁性の材料から成り、略矩
形に成形加工し、両側面にそれぞれ設けられた一対の略
矩形の突部60と、上面に設けられた溝部54aと、下
面に設けられた切り欠き部54bとを有している。
【0004】摺動子56は、弾性を有する金属板から成
り、略コの字状にプレス加工し、略中央部に接点部57
を有する。また、この摺動子56は、両端部が可動ブロ
ック54の切り欠き部54bに係止されている。また、
摺動子56の接点部57は、抵抗基板52の抵抗体に弾
接して配置されている。
【0005】保持部材55は、弾性を有する線状の金属
材料から成り、折り曲げ加工によって形成し、両端部に
形成された一対の略コ字状の係止部58と、係止部58
を繋ぐ直線状の接続部59とから成る。そして、この一
対の係止部58を可動ブロック54の両側面にそれぞれ
設けられた突部60に弾性的に嵌合させ、接続部59を
可動ブロック54の上面で駆動軸53のネジ部53aの
ネジ山間に挟み込んで駆動軸53の回動を可動ブロック
54に伝えて、可動ブロック54を駆動軸53の軸芯方
向(長手方向)に移動する。この可動ブロック54の移
動で、可動ブロック54に係止された摺動子56の接点
部57が抵抗体上を摺接し、この摺接で抵抗値が増加
(又は減少)する。なお、この保持部材55は、係止部
58と接続部59との折り曲げ方向がそれぞれ異なるこ
とから複雑な構成で、加工作業が複雑となる。
【0006】次に、上述の回転駆動式電気部品の組み立
てについて説明する。先ず、ケーシング51の一対の支
持ブロック51aの間に掛け渡すように駆動軸53を回
動可能に係合する。次に、可動ブロック54の切り欠き
部54bに摺動子56を係合する。次に、この摺動子5
6が係止された可動ブロック54の溝部54aを駆動軸
53のネジ部53aに図示しない治具にて係合させた状
態で保持し、この状態で掛け渡された駆動軸53の上方
から保持部材55の接続部59をネジ部53aのネジ山
間に係合させると共に、保持部材55の係止部58を可
動ブロック54の突部60に係合する。
【0007】次に、支持ブロック51aに駆動軸53の
軸芯方向と平行になるように抵抗基板52を固着する。
このとき抵抗基板52の抵抗体が摺動子56の接点部5
7に弾接されるように抵抗基板52を組み込むようにす
る。最後に、ケーシング51の上側の開口を塞ぎ、且
つ、抵抗基板52を保持する図示しない枠体を取り付け
る。このようして組み立ては完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転駆動式電気部品は、可動ブロック54を駆動するた
めの支持部材55が、弾性を有する線状の金属材料から
成り、折り曲げ加工によって形成し、両端部に形成され
た一対の略コ字状の係止部58と、係止部58を繋ぐ直
線状の接続部59とから構成されており、保持部材55
の接続部59が、駆動軸53のネジ部53aの上側のネ
ジ山に配置され、駆動軸53が支持部材55と可動ブロ
ック54とによって挟まれて配設されていることから、
駆動軸53及び可動ブロック54への保持部材55の組
み込みは、駆動軸53と可動ブロック54とを同時に治
具などで保持し、相互の配置を定めておき、その状態
で、保持部材55をバネ力に抗して突部60に係合する
ことが必要であって、手間が掛かるという問題があっ
た。また、保持部材55をケーシング51の上方から係
合する都合上、ケーシング51には開口が必要であり、
その開口を塞ぐためには、枠体などの別部品が必要にな
るという問題があった。
【0009】そこで、本発明の回転駆動式電気部品で
は、上述の問題点を解決するものであり、その目的は、
組み込みが容易な回転駆動式電気部品を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転駆動式電気
部品は、筺体と、該筺体に保持され、ネジ部を設けた駆
動軸と、筺体に保持され、導電パターンを設けた絶縁基
板と、導電パターンに摺接する摺動子と、該摺動子を保
持する合成樹脂性の可動ブロックと、該可動ブロックに
係止されると共に、可動ブロックと駆動軸との間に配設
され、突部を設けた板バネとを備え、該板バネの突部を
駆動軸のネジ部に弾接させ、駆動軸の回動で可動ブロッ
クが駆動されることである。
【0011】また、本発明の回転駆動式電気部品は、可
動ブロックにひとつの保持部を設け、該保持部に駆動軸
を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を挿通したこ
とである。また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動
ブロックに対向する一対の保持部を設け、該一対の保持
部に駆動軸を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を
挿通したことである。
【0012】また、本発明の回転駆動式電気部品は、可
動ブロックの保持部によって板バネが係止されているこ
とである。また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動
ブロックに孔を設け、該孔に対向する位置に板バネの突
部と摺動子の接点部とが配設されていることである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転駆動式電気部
品の実施に形態について図面を用いて説明する。図1
は、本発明の回転駆動式電気部品を示す断面図、図2
は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる摺動子が固着
された可動ブロックを示す正面図、図3は、図2の平面
図、図4は、図2の側面図、図5は、本発明の回転駆動
式電気部品に係わる板バネを示す平面図、図6は、図5
の側面図である。
【0014】図1〜図6に示すように、回転駆動式電気
部品の第1の筺体1は、絶縁成形材料から成り、成形加
工で形成され、対向する上壁1a、及び下壁1bと、上
壁1aと下壁1bとを繋ぐ短手方向の一方の側壁1c
と、図示していない長手方向の対向する一対の側壁と、
側壁1cに対向する開放部1dとを有している。また、
側壁1cには、外方に突出する凸部1eと、凸部1eを
貫通する小径孔部と中径孔部とからなる円形の孔1fと
が設けられている。
【0015】第2の筺体2は、絶縁成形材料から成り、
成形加工し、段部2fが設けられた上壁2aと、該上壁
2aと対向する下壁2bと、上壁2aと下壁2bとを繋
ぐ一方の側壁2cと、図示していない対向する一対の側
壁と、側壁2cに対向する開放部2dとを有している。
また、側壁2cの内壁側には、円形の穴2eが設けられ
ている。また、第2の筺体2の開放部2dと、第1の筺
体1の開放部1dとは連通するように配置され、例え
ば、スナップイン形式など所望な形式で一体と成るよう
に結合されて、ひとつの略密閉された筺体を構成する。
【0016】駆動軸3は、例えば、金属材料から成り、
略棒状に切削加工し、両方の端部の円柱状の小径部3
a、3bと、一方の小径部3aに連設され、小径部3a
より少し直径が大きい円柱状の中径部3cと、中径部3
cに連設され、中径部3cより少し直径が大きい円柱状
の大径部3dと、大径部3dに連設されたネジ部3eと
を有している。また、ネジ部3eと他方の小径部3bと
は連設されている。また、駆動軸3の一方の小径部3a
と中径部3cとは、第1の筺体1の凸部1eの孔1fに
貫通するように配設され、小径部3aの先端部は、側壁
1cから外方に突出され、また、他方の小径部3bの先
端部は、第2の筺体2の側壁2cの穴2eに係止されて
いる。そして、大径部3dとネジ部3eとは、第1の筺
体1と第2の筺体2とに収納されている。即ち、駆動軸
3は、第1の筺体1と第2の筺体2とによって、回動可
能に保持されている。
【0017】絶縁基板4は、絶縁成形材料から成り、平
板状に形成され、絶縁基板4の上面には、図示していな
いが抵抗体インクなどを印刷形成した複数本の導電パタ
ーンが配置されている。また、それぞれの導電パターン
の端部には、ハトメ5が導電パターンに当接されて配置
されており、このとき、絶縁基板4の下面には、ハトメ
5を有し、該ハトメ5によって絶縁基板4にカシメ付け
られた複数本のコの字状の端子6が固着されている。こ
の絶縁基板4は、第1の筺体1の図示しない一対の側壁
に設けた溝にガイドされて保持される。また、その状態
では、コの字状の端子6は、第2の筺体2の開放部2d
から第2の筺体2の外部に導出され、端子6の先端部
は、第2の筺体2の下壁2bの外壁に沿って第2の筺体
2の側壁2c方向に突出されている。この端子6の先端
部は、雄型のコネクタ部を構成している。
【0018】可動ブロック7は、図2〜図4に示すよう
に、合成樹脂性の絶縁成形材料から成り、成形加工によ
って形成され、略矩形の基板部7aと、基板部7aから
上方に突出して設けられ、平行に対向された一対の保持
部7eとを有している。また、基板部7aには、略中央
部に設けられた矩形の孔7bと、一方の端部に設けられ
た矩形の切り欠き部7cとが設けられ、また、保持部7
eには、基板部7aの表面と平行な中心軸を有する円形
の孔7dが設けられている。また、一対の保持部7e
は、矩形の孔7bを挟んで対向するように配置されてい
る。また、基板部7aの下面には、図示していないが円
柱状の凸部が形成されている。更に、基板部7aの下面
の両側には、突起7fが設けられている。そして、一対
の保持部7eのそれぞれの孔7dには、駆動軸3のネジ
部3eが挿通され、可動ブロック7は、駆動軸3の軸芯
方向に移動自在に係合されている。
【0019】摺動子8は、リン青銅板などの弾性を有す
る金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ加工し、一方の
端部に設けられた複数個の略半円状の接点部8aと、他
方の端部に設けられたそれぞれの接点部8aを保持する
保持部8bとを有する。また、保持部8bには、略中央
部に円形の孔(図示せず)が設けられている。この摺動
子8は、保持部8bの孔を可動ブロック7の基板部7a
の下面の凸部に係止し、カシメて、摺動子8が可動ブロ
ック7に固着されている。この固着された状態のとき、
摺動子8の接点部8aは、可動ブロック7の基板部7a
に設けられた孔7bに対向する位置に配置されており、
接点部8aが撓んで上方に押し上げられたとき接点部8
aは孔7b内に配置される。
【0020】板バネ9は、図5〜図6に示すように、リ
ン青銅板などの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き
・折り曲げ加工し、略I字状であって、保持部9aと、
該保持部9aの略中央部に形成され、上方に突出した半
球状の突部9bと、略エ字状の四方の端部に形成され、
内側に突出した半円状の係止部9cとを有する。また、
この板バネ9は、全体が、円弧状に反り返るように形成
されており、円弧状の頂点に前記突部9bは形成されて
いる。そして、この板バネ9は、突部9bを上面側とし
て、保持部9aが可動ブロック7の基板部7aの孔7b
を塞ぐように基板部7a上に載置されている。このとき
板バネ9の係止部9cは、それぞれの保持部7eの側壁
に食い込むように係止されている。また、係止された状
態では、上方に突出した突部9bは、基板部7aの孔7
bの上方に配置されている。なお、この板バネ9は、前
述の如くほぼ平板状であることから加工が簡単である。
【0021】上述の如く、摺動子8と板バネ9とが係止
された可動ブロック7は、駆動軸3のネジ部3eが可動
ブロック7の一対の保持部7eの孔7dに挿通された状
態で、可動ブロック7が駆動軸3の軸芯方向に往復移動
ができるように配置されている。また、この状態のとき
可動ブロック7に係止された板バネ9は、可動ブロック
7と前記駆動軸3との間に配設され、突部9bが、ネジ
部3eの谷部に弾接された状態で係合され、突起7fが
絶縁基板4に当接して、可動ブロック7が駆動軸3の回
りを回転しないようにしてあり、また、突起7fによっ
て、摺動子8の接点部8aのみが、絶縁基板4の導電パ
ターン(図示せず)に弾接するように配置されている。
【0022】次に、この回転駆動式電気部品の組み立て
について説明する。まず、第1の筺体1の図示しない側
壁のガイド溝に導電パターンや端子6が形成された絶縁
基板4を挿入する。次に、可動ブロック7の基板部7a
の下面に摺動子8を固着し、また、基板部7aの上面に
板バネ9を突部9bが上方に突出した状態で載置すると
共に、板バネ9を保持部7eに係止する。次に、この可
動ブロック7の保持部7eの孔7dに駆動軸3のネジ部
3eを挿通して、可動ブロック7への駆動軸3の組み込
みをする。このとき可動ブロック7に係止されている板
バネ9の突部9bは、ネジ部3eの谷部に係合された状
態で配置される。次に、駆動軸3が可動ブロック7に挿
通された状態で、駆動軸3の小径部3aと中径部3cと
を第1の筺体1の側壁1cの孔1fに挿通する。このと
き駆動軸3の小径部3aの先端部は、側壁1cから外方
に突出される。また、この状態のとき、可動ブロック7
に固着された摺動子8の接点部8aは、絶縁基板4の導
電パターンに弾接されている。
【0023】次に、第1の筺体1の開放部1dに、第2
の筺体2の開放部2dを重ね合わせるように配置し、こ
の配置によって、第1の筺体1と第2の筺体2とは係合
され、一体化される。このとき、第2の筺体2の側壁2
cの穴2eに駆動軸3の小径部3bが係止される。ま
た、第2の筺体2の下壁2bは、コの字状の端子6に突
き合わされ、これによって端子6が固着された絶縁基板
4が、筺体内に固着される。また、このとき端子6の先
端部は筺体の外部に配置される。これによって、回転駆
動式電気部品の組み立ては、完了する。
【0024】次に、この回転駆動式電気部品の動作につ
いて説明する。先ず、第1の筺体1の側壁1cの孔1f
から外方に突出している駆動軸3の小径部3aを例えば
時計方向に回動させると、駆動軸3のネジ部3eが同様
の回動をする。このネジ部3eの時計方向への回動によ
って、ネジ部3eの谷部に係合している板バネ9の突部
9cが駆動軸3の軸芯方向(図1の左方向)に駆動さ
れ、この突部9cが駆動されることで板バネ9が係止さ
れている可動ブロック7が駆動軸3の軸芯方向に駆動さ
れる。そして、可動ブロック7に固着された摺動子8の
接点部8aが、絶縁基板4の導電パターン上を摺動す
る。この接点部8aの導電パターン上の摺動で端子6か
ら出力される例えば抵抗値が増加(又は減少)される。
【0025】そして、駆動軸3の小径部3aを更に時計
方向に回動させると可動ブロック7は、更に軸芯方向
(図1の左方向)に駆動され、やがて可動ブロック7の
保持部7eが駆動軸3の大径部3dに当接されて、可動
ブロック7の駆動は妨げられる。この可動ブロック7が
大径部3dに当接された状態で、更に小径部3aを時計
方向に回動させると、可動ブロック7に係止されている
板バネ9の突部9cがネジ部3eの山部を乗り越えるよ
うに動作し、可動ブロック7が駆動されることなく小径
部3aは回動することが出来る。この板バネ9の突部9
cがネジ部3eの山部を乗り越えるとき、突部9cは、
板バネ9のバネ性に抗して、下方に押し下げられ、突部
9cは、可動ブロック7の孔7b内に配置された状態と
なり、山部を乗り越え終わると突部9cは、再びネジ部
3eの谷部に係合された状態となる。
【0026】即ち、可動ブロック7の孔7bは、板バネ
9の突部9cの下方への移動の際に、移動を妨げること
のないように形成されている。そして、本実施例におい
ては、ネジ部3eは2条のネジ山で形成しており、駆動
軸3の小径部3aを反時計方向に多くとも半回転回動さ
せれば可動ブロック7は、ネジ山に係合し、更に回動さ
せると前述の駆動方向とは反対の軸芯方向(図1の右方
向)に駆動され、やがて可動ブロック7の保持部7eが
第2の筺体2の上壁2aの段部2fに当接されて、可動
ブロック7の駆動が出来なくなる。この状態で、駆動軸
3の小径部3aを更に回動させると前述と同様に、板バ
ネ9の突部9cが駆動軸3のネジ部3eの山部を乗り越
えるように移動され、可動ブロック7は、移動しない状
態で保持される。
【0027】このように駆動軸3の小径部3aを可動ブ
ロック7の駆動範囲以上に回動しても可動ブロック7に
係止された板バネ9の突部9cがネジ部3eの山部を乗
り越えるように上下方向に移動することで、この回転駆
動式電気部品が駆動軸3の回動のさせすぎによって壊れ
ることはない構成である。また、大径部3dとネジ部3
eとの寸法比率を変えることによって、種々のストロー
クに対応出来る。
【0028】次に、本発明の回転駆動式電気部品に係わ
る第二の実施の形態の板バネについて説明する。図7
は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる第二の実施の
形態の板バネを示す平面図である。この第二の実施の形
態の板バネにおいて、前記第一の実施の形態の板バネと
異なる構成は、第一の実施の形態の板バネ9の全体形状
が、略I字状であって、I字状の四方の端部のそれぞれ
に半円状の係止部9c(合計4個)が形成されているの
に対して、第二の実施の形態の板バネ10は、右側の2
カ所の係止部9cを削除した形状としている。
【0029】そして、この板バネ10は、リン青銅板な
どの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ
加工し、略コ字状であって、保持部10aと、該保持部
10aの略中央部に形成された半球状の突部10bと、
先端部に形成され、内側に突出した半円状の係止部10
cとを有する。また、この板バネ10は、全体が、円弧
状に形成されており、円弧状の頂点に前記突部10bは
配置されている。
【0030】また、この板バネ10は、保持部10aが
可動ブロック7の基板部7aの孔7bを塞ぐように基板
部7a上に載置されている。このとき板バネ10の係止
部10cは、ひとつの保持部7eの側壁に食い込むよう
に係止されている。
【0031】次に、本発明の回転駆動式電気部品に係わ
る第三の実施の形態の板バネについて説明する。図8
は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる第三の実施の
形態の板バネを示す平面図である。この第三の実施の形
態の板バネにおいて、前記第一の実施の形態の板バネと
異なる構成は、第一の実施の形態の板バネ9の全体形状
が、略I字状であって、I字状の四方の端部のそれぞれ
に半円状の係止部9c(合計4個)が形成されているの
に対して、第三の実施の形態の板バネ11の全体形状
は、略S字状であって、S字状の一対の端部のそれぞれ
に半円状の係止部11c(合計2個)が形成されている
ことである。
【0032】そして、この板バネ11は、リン青銅板な
どの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ
加工し、保持部11aと、該保持部11aの略中央部に
形成された半球状の突部11bと、該突部11bに対し
て点対称の位置に形成され、内側に突出した半円状の係
止部11cとを有する。また、この板バネ11は、全体
が、円弧状に形成されており、円弧状の頂点に前記突部
11bは配置されている。
【0033】なお、本発明の回転駆動式電気部品に係わ
る可動ブロック7の保持部7eは、平行に対向された一
対の保持部7eとした実施の形態について説明したが、
これに限定されず保持部をひとつのみ形成した可動ブロ
ック7としても良い。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の回転駆動式電気部
品は、筺体と、該筺体に保持され、ネジ部を設けた駆動
軸と、筺体に保持され、導電パターンを設けた絶縁基板
と、導電パターンに摺接する摺動子と、該摺動子を保持
する可動ブロックと、該可動ブロックに係止されると共
に、可動ブロックと駆動軸との間に配設され、突部を設
けた板バネとを備え、該板バネの突部を駆動軸のネジ部
に弾接させ、駆動軸の回動で可動ブロックが駆動される
ことから、板バネは、可動ブロックに係止され、可動ブ
ロックと駆動軸との間に配設されているので可動ブロッ
クへの板バネの係止作業は、駆動軸の配置と関連するこ
となく個別に容易に出来るという効果を奏する。
【0035】また、本発明の回転駆動式電気部品は、可
動ブロックにひとつの保持部を設け、保持部に駆動軸を
挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を挿通したこと
から、可動ブロックと駆動軸とが一体化でき、この一体
化された可動ブロックと駆動軸との筺体への組み込みが
容易に出来る。
【0036】また、本発明の回転駆動式電気部品は、可
動ブロックに対向する一対の保持部を設け、一対の保持
部に駆動軸を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を
挿通したことから、可動ブロックが、駆動軸に安定した
状態で配置され、可動ブロックの駆動軸による駆動が安
定して行うことが出来る。
【0037】また、本発明の回転駆動式電気部品は、可
動ブロックの保持部によって板バネが係止されているこ
とから、駆動軸と可動ブロックとを一体化する保持部を
板バネの係止にも兼用するので部品点数が少なくて済む
ことが出来る。
【0038】また、本発明の回転駆動式電気部品は、可
動ブロックに孔を設け、孔に対向する位置に板バネの突
部と摺動子の接点部とが配設されていることから、板バ
ネの突部と摺動子の接点部とがそれぞれの弾性によっ
て、撓んで孔の方向に突部と接点部とが移動しても孔内
に配置されることが出来るので、移動量に対応した余分
なスペースを設ける必要がないことから回転駆動式電気
部品を小型化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動式電気部品を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の本発明の回転駆動式電気部品に係わる
摺動子が固着された可動ブロックを示す正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネを
示す平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネの
第二の実施の形態を示す平面図である。
【図8】本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネの
第三の実施の形態を示す平面図である。
【図9】従来の回転駆動式電気部品を示す正面図であ
る。
【図10】従来の回転駆動式電気部品に係わる可動部を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の筺体 1e 凸部 1f 孔 2 第2の筺体 2e 穴 3 駆動軸 3e ネジ部 4 絶縁基板 6 端子 7 可動ブロック 7a 基板部 7d 孔 7e 保持部 8 摺動子 8a 接点部 9 板バネ 9b 突部 9c 係止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体と、該筺体に保持され、ネジ部を設
    けた駆動軸と、前記筺体に保持され、導電パターンを設
    けた絶縁基板と、前記導電パターンに摺接する摺動子
    と、該摺動子を保持する合成樹脂性の可動ブロックと、
    該可動ブロックに係止されると共に、前記可動ブロック
    と前記駆動軸との間に配設され、突部を設けた板バネと
    を備え、該板バネの前記突部を前記駆動軸の前記ネジ部
    に弾接させ、前記駆動軸の回動で前記可動ブロックが駆
    動されることを特徴とする回転駆動式電気部品。
  2. 【請求項2】 前記可動ブロックにひとつの保持部を設
    け、該保持部に前記駆動軸を挿通する孔を設け、前記保
    持部の前記孔に前記駆動軸を挿通したことを特徴とする
    請求項1記載の回転駆動式電気部品。
  3. 【請求項3】 前記可動ブロックに対向する一対の保持
    部を設け、該一対の保持部に前記駆動軸を挿通する孔を
    設け、前記保持部の前記孔に前記駆動軸を挿通したこと
    を特徴とする請求項1記載の回転駆動式電気部品。
  4. 【請求項4】 前記可動ブロックの前記保持部によって
    前記板バネが係止されていることを特徴とする請求項
    2、又は3記載の回転駆動式電気部品。
  5. 【請求項5】 前記可動ブロックに孔を設け、該孔に対
    向する位置に前記板バネの前記突部と前記摺動子の前記
    接点部とが配設されていることを特徴とする請求項1、
    又は2、又は3、又は4記載の回転駆動式電気部品。
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