JP3612207B2 - 回転駆動式電気部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動式電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転駆動式電気部品について説明する。この説明は、電気部品としての可変抵抗器の駆動を駆動軸の回転によって行うものについてであって、以下、図面を用いて説明する。
図9は、従来の回転駆動式電気部品としての可変抵抗器を示す正面図、図10は、その可動部を示す分解斜視図である。
図9、図10に示すように、ケーシング51は、成形材料を成形加工し、対向して配置された一対の支持ブロック51aを有する。
抵抗基板52は、絶縁材料から成り、平板状で、その表面には、図示していない抵抗体が形成され、支持ブロック51aの間に掛け渡すように取り付けられている。
【0003】
駆動軸53は、金属材料から成り、切削加工し、操作・駆動用のネジ部53aと、支持部53bとを有する。また、駆動軸53は、抵抗基板52に並列で、且つ、ケーシング51の支持ブロック51aに取り付けられ、支持部53bの端部は支持ブロック51aを挿通して外方に突出されている。
可動ブロック54は、図10に示すように、電気絶縁性の材料から成り、略矩形に成形加工し、両側面にそれぞれ設けられた一対の略矩形の突部60と、上面に設けられた溝部54aと、下面に設けられた切り欠き部54bとを有している。
【0004】
摺動子56は、弾性を有する金属板から成り、略コの字状にプレス加工し、略中央部に接点部57を有する。また、この摺動子56は、両端部が可動ブロック54の切り欠き部54bに係止されている。また、摺動子56の接点部57は、抵抗基板52の抵抗体に弾接して配置されている。
【0005】
保持部材55は、弾性を有する線状の金属材料から成り、折り曲げ加工によって形成し、両端部に形成された一対の略コ字状の係止部58と、係止部58を繋ぐ直線状の接続部59とから成る。そして、この一対の係止部58を可動ブロック54の両側面にそれぞれ設けられた突部60に弾性的に嵌合させ、接続部59を可動ブロック54の上面で駆動軸53のネジ部53aのネジ山間に挟み込んで駆動軸53の回動を可動ブロック54に伝えて、可動ブロック54を駆動軸53の軸芯方向(長手方向)に移動する。この可動ブロック54の移動で、可動ブロック54に係止された摺動子56の接点部57が抵抗体上を摺接し、この摺接で抵抗値が増加(又は減少)する。なお、この保持部材55は、係止部58と接続部59との折り曲げ方向がそれぞれ異なることから複雑な構成で、加工作業が複雑となる。
【0006】
次に、上述の回転駆動式電気部品の組み立てについて説明する。
先ず、ケーシング51の一対の支持ブロック51aの間に掛け渡すように駆動軸53を回動可能に係合する。次に、可動ブロック54の切り欠き部54bに摺動子56を係合する。次に、この摺動子56が係止された可動ブロック54の溝部54aを駆動軸53のネジ部53aに図示しない治具にて係合させた状態で保持し、この状態で掛け渡された駆動軸53の上方から保持部材55の接続部59をネジ部53aのネジ山間に係合させると共に、保持部材55の係止部58を可動ブロック54の突部60に係合する。
【0007】
次に、支持ブロック51aに駆動軸53の軸芯方向と平行になるように抵抗基板52を固着する。このとき抵抗基板52の抵抗体が摺動子56の接点部57に弾接されるように抵抗基板52を組み込むようにする。最後に、ケーシング51の上側の開口を塞ぎ、且つ、抵抗基板52を保持する図示しない枠体を取り付ける。
このようして組み立ては完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の回転駆動式電気部品は、可動ブロック54を駆動するための支持部材55が、弾性を有する線状の金属材料から成り、折り曲げ加工によって形成し、両端部に形成された一対の略コ字状の係止部58と、係止部58を繋ぐ直線状の接続部59とから構成されており、保持部材55の接続部59が、駆動軸53のネジ部53aの上側のネジ山に配置され、駆動軸53が支持部材55と可動ブロック54とによって挟まれて配設されていることから、駆動軸53及び可動ブロック54への保持部材55の組み込みは、駆動軸53と可動ブロック54とを同時に治具などで保持し、相互の配置を定めておき、その状態で、保持部材55をバネ力に抗して突部60に係合することが必要であって、手間が掛かるという問題があった。
また、保持部材55をケーシング51の上方から係合する都合上、ケーシング51には開口が必要であり、その開口を塞ぐためには、枠体などの別部品が必要になるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明の回転駆動式電気部品では、上述の問題点を解決するものであり、その目的は、組み込みが容易な回転駆動式電気部品を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転駆動式電気部品は、筺体と、該筺体に保持され、ネジ部を設けた駆動軸と、筺体に保持され、導電パターンを設けた絶縁基板と、導電パターンに摺接する摺動子と、該摺動子を基板部の下面に保持すると共に、該基板部の下面の両側に突起を有する合成樹脂性の可動ブロックと、摺動子と別部材で形成されて可動ブロックの基板部上に係止されると共に、可動ブロックと駆動軸との間に配設され、上方に突出した突部を設けた板バネとを備え、該板バネの突部を駆動軸のネジ部に弾接させ、駆動軸の回動で可動ブロックが駆動されると共に、突起が絶縁基板と当接して摺動子が導電パターンに弾接することである。
【0011】
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックにひとつの保持部を設け、該保持部に駆動軸を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を挿通したことである。
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックに対向する一対の保持部を設け、該一対の保持部に駆動軸を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を挿通したことである。
【0012】
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックの保持部によって板バネが係止されていることである。
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックに孔を設け、該孔に対向する位置に板バネの突部と摺動子の接点部とが配設されていることである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回転駆動式電気部品の実施に形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の回転駆動式電気部品を示す断面図、図2は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる摺動子が固着された可動ブロックを示す正面図、図3は、図2の平面図、図4は、図2の側面図、図5は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネを示す平面図、図6は、図5の側面図である。
【0014】
図1〜図6に示すように、回転駆動式電気部品の第1の筺体1は、絶縁成形材料から成り、成形加工で形成され、対向する上壁1a、及び下壁1bと、上壁1aと下壁1bとを繋ぐ短手方向の一方の側壁1cと、図示していない長手方向の対向する一対の側壁と、側壁1cに対向する開放部1dとを有している。また、側壁1cには、外方に突出する凸部1eと、凸部1eを貫通する小径孔部と中径孔部とからなる円形の孔1fとが設けられている。
【0015】
第2の筺体2は、絶縁成形材料から成り、成形加工し、段部2fが設けられた上壁2aと、該上壁2aと対向する下壁2bと、上壁2aと下壁2bとを繋ぐ一方の側壁2cと、図示していない対向する一対の側壁と、側壁2cに対向する開放部2dとを有している。また、側壁2cの内壁側には、円形の穴2eが設けられている。また、第2の筺体2の開放部2dと、第1の筺体1の開放部1dとは連通するように配置され、例えば、スナップイン形式など所望な形式で一体と成るように結合されて、ひとつの略密閉された筺体を構成する。
【0016】
駆動軸3は、例えば、金属材料から成り、略棒状に切削加工し、両方の端部の円柱状の小径部3a、3bと、一方の小径部3aに連設され、小径部3aより少し直径が大きい円柱状の中径部3cと、中径部3cに連設され、中径部3cより少し直径が大きい円柱状の大径部3dと、大径部3dに連設されたネジ部3eとを有している。また、ネジ部3eと他方の小径部3bとは連設されている。また、駆動軸3の一方の小径部3aと中径部3cとは、第1の筺体1の凸部1eの孔1fに貫通するように配設され、小径部3aの先端部は、側壁1cから外方に突出され、また、他方の小径部3bの先端部は、第2の筺体2の側壁2cの穴2eに係止されている。そして、大径部3dとネジ部3eとは、第1の筺体1と第2の筺体2とに収納されている。即ち、駆動軸3は、第1の筺体1と第2の筺体2とによって、回動可能に保持されている。
【0017】
絶縁基板4は、絶縁成形材料から成り、平板状に形成され、絶縁基板4の上面には、図示していないが抵抗体インクなどを印刷形成した複数本の導電パターンが配置されている。また、それぞれの導電パターンの端部には、ハトメ5が導電パターンに当接されて配置されており、このとき、絶縁基板4の下面には、ハトメ5を有し、該ハトメ5によって絶縁基板4にカシメ付けられた複数本のコの字状の端子6が固着されている。
この絶縁基板4は、第1の筺体1の図示しない一対の側壁に設けた溝にガイドされて保持される。また、その状態では、コの字状の端子6は、第2の筺体2の開放部2dから第2の筺体2の外部に導出され、端子6の先端部は、第2の筺体2の下壁2bの外壁に沿って第2の筺体2の側壁2c方向に突出されている。この端子6の先端部は、雄型のコネクタ部を構成している。
【0018】
可動ブロック7は、図2〜図4に示すように、合成樹脂性の絶縁成形材料から成り、成形加工によって形成され、略矩形の基板部7aと、基板部7aから上方に突出して設けられ、平行に対向された一対の保持部7eとを有している。
また、基板部7aには、略中央部に設けられた矩形の孔7bと、一方の端部に設けられた矩形の切り欠き部7cとが設けられ、また、保持部7eには、基板部7aの表面と平行な中心軸を有する円形の孔7dが設けられている。
また、一対の保持部7eは、矩形の孔7bを挟んで対向するように配置されている。また、基板部7aの下面には、図示していないが円柱状の凸部が形成されている。更に、基板部7aの下面の両側には、突起7fが設けられている。
そして、一対の保持部7eのそれぞれの孔7dには、駆動軸3のネジ部3eが挿通され、可動ブロック7は、駆動軸3の軸芯方向に移動自在に係合されている。
【0019】
摺動子8は、リン青銅板などの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ加工し、一方の端部に設けられた複数個の略半円状の接点部8aと、他方の端部に設けられたそれぞれの接点部8aを保持する保持部8bとを有する。また、保持部8bには、略中央部に円形の孔(図示せず)が設けられている。この摺動子8は、保持部8bの孔を可動ブロック7の基板部7aの下面の凸部に係止し、カシメて、摺動子8が可動ブロック7に固着されている。この固着された状態のとき、摺動子8の接点部8aは、可動ブロック7の基板部7aに設けられた孔7bに対向する位置に配置されており、接点部8aが撓んで上方に押し上げられたとき接点部8aは孔7b内に配置される。
【0020】
板バネ9は、図5〜図6に示すように、リン青銅板などの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ加工し、略I字状であって、保持部9aと、該保持部9aの略中央部に形成され、上方に突出した半球状の突部9bと、略エ字状の四方の端部に形成され、内側に突出した半円状の係止部9cとを有する。また、この板バネ9は、全体が、円弧状に反り返るように形成されており、円弧状の頂点に前記突部9bは形成されている。そして、この板バネ9は、突部9bを上面側として、保持部9aが可動ブロック7の基板部7aの孔7bを塞ぐように基板部7a上に載置されている。このとき板バネ9の係止部9cは、それぞれの保持部7eの側壁に食い込むように係止されている。また、係止された状態では、上方に突出した突部9bは、基板部7aの孔7bの上方に配置されている。
なお、この板バネ9は、前述の如くほぼ平板状であることから加工が簡単である。
【0021】
上述の如く、摺動子8と板バネ9とが係止された可動ブロック7は、駆動軸3のネジ部3eが可動ブロック7の一対の保持部7eの孔7dに挿通された状態で、可動ブロック7が駆動軸3の軸芯方向に往復移動ができるように配置されている。また、この状態のとき可動ブロック7に係止された板バネ9は、可動ブロック7と前記駆動軸3との間に配設され、突部9bが、ネジ部3eの谷部に弾接された状態で係合され、突起7fが絶縁基板4に当接して、可動ブロック7が駆動軸3の回りを回転しないようにしてあり、また、突起7fによって、摺動子8の接点部8aのみが、絶縁基板4の導電パターン(図示せず)に弾接するように配置されている。
【0022】
次に、この回転駆動式電気部品の組み立てについて説明する。
まず、第1の筺体1の図示しない側壁のガイド溝に導電パターンや端子6が形成された絶縁基板4を挿入する。次に、可動ブロック7の基板部7aの下面に摺動子8を固着し、また、基板部7aの上面に板バネ9を突部9bが上方に突出した状態で載置すると共に、板バネ9を保持部7eに係止する。次に、この可動ブロック7の保持部7eの孔7dに駆動軸3のネジ部3eを挿通して、可動ブロック7への駆動軸3の組み込みをする。このとき可動ブロック7に係止されている板バネ9の突部9bは、ネジ部3eの谷部に係合された状態で配置される。
次に、駆動軸3が可動ブロック7に挿通された状態で、駆動軸3の小径部3aと中径部3cとを第1の筺体1の側壁1cの孔1fに挿通する。このとき駆動軸3の小径部3aの先端部は、側壁1cから外方に突出される。
また、この状態のとき、可動ブロック7に固着された摺動子8の接点部8aは、絶縁基板4の導電パターンに弾接されている。
【0023】
次に、第1の筺体1の開放部1dに、第2の筺体2の開放部2dを重ね合わせるように配置し、この配置によって、第1の筺体1と第2の筺体2とは係合され、一体化される。このとき、第2の筺体2の側壁2cの穴2eに駆動軸3の小径部3bが係止される。また、第2の筺体2の下壁2bは、コの字状の端子6に突き合わされ、これによって端子6が固着された絶縁基板4が、筺体内に固着される。
また、このとき端子6の先端部は筺体の外部に配置される。これによって、回転駆動式電気部品の組み立ては、完了する。
【0024】
次に、この回転駆動式電気部品の動作について説明する。
先ず、第1の筺体1の側壁1cの孔1fから外方に突出している駆動軸3の小径部3aを例えば時計方向に回動させると、駆動軸3のネジ部3eが同様の回動をする。このネジ部3eの時計方向への回動によって、ネジ部3eの谷部に係合している板バネ9の突部9cが駆動軸3の軸芯方向(図1の左方向)に駆動され、この突部9cが駆動されることで板バネ9が係止されている可動ブロック7が駆動軸3の軸芯方向に駆動される。そして、可動ブロック7に固着された摺動子8の接点部8aが、絶縁基板4の導電パターン上を摺動する。この接点部8aの導電パターン上の摺動で端子6から出力される例えば抵抗値が増加(又は減少)される。
【0025】
そして、駆動軸3の小径部3aを更に時計方向に回動させると可動ブロック7は、更に軸芯方向(図1の左方向)に駆動され、やがて可動ブロック7の保持部7eが駆動軸3の大径部3dに当接されて、可動ブロック7の駆動は妨げられる。この可動ブロック7が大径部3dに当接された状態で、更に小径部3aを時計方向に回動させると、可動ブロック7に係止されている板バネ9の突部9cがネジ部3eの山部を乗り越えるように動作し、可動ブロック7が駆動されることなく小径部3aは回動することが出来る。この板バネ9の突部9cがネジ部3eの山部を乗り越えるとき、突部9cは、板バネ9のバネ性に抗して、下方に押し下げられ、突部9cは、可動ブロック7の孔7b内に配置された状態となり、山部を乗り越え終わると突部9cは、再びネジ部3eの谷部に係合された状態となる。
【0026】
即ち、可動ブロック7の孔7bは、板バネ9の突部9cの下方への移動の際に、移動を妨げることのないように形成されている。
そして、本実施例においては、ネジ部3eは2条のネジ山で形成しており、駆動軸3の小径部3aを反時計方向に多くとも半回転回動させれば可動ブロック7は、ネジ山に係合し、更に回動させると前述の駆動方向とは反対の軸芯方向(図1の右方向)に駆動され、やがて可動ブロック7の保持部7eが第2の筺体2の上壁2aの段部2fに当接されて、可動ブロック7の駆動が出来なくなる。この状態で、駆動軸3の小径部3aを更に回動させると前述と同様に、板バネ9の突部9cが駆動軸3のネジ部3eの山部を乗り越えるように移動され、可動ブロック7は、移動しない状態で保持される。
【0027】
このように駆動軸3の小径部3aを可動ブロック7の駆動範囲以上に回動しても可動ブロック7に係止された板バネ9の突部9cがネジ部3eの山部を乗り越えるように上下方向に移動することで、この回転駆動式電気部品が駆動軸3の回動のさせすぎによって壊れることはない構成である。
また、大径部3dとネジ部3eとの寸法比率を変えることによって、種々のストロークに対応出来る。
【0028】
次に、本発明の回転駆動式電気部品に係わる第二の実施の形態の板バネについて説明する。図7は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる第二の実施の形態の板バネを示す平面図である。
この第二の実施の形態の板バネにおいて、前記第一の実施の形態の板バネと異なる構成は、第一の実施の形態の板バネ9の全体形状が、略I字状であって、I字状の四方の端部のそれぞれに半円状の係止部9c(合計4個)が形成されているのに対して、第二の実施の形態の板バネ10は、右側の2カ所の係止部9cを削除した形状としている。
【0029】
そして、この板バネ10は、リン青銅板などの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ加工し、略コ字状であって、保持部10aと、該保持部10aの略中央部に形成された半球状の突部10bと、先端部に形成され、内側に突出した半円状の係止部10cとを有する。また、この板バネ10は、全体が、円弧状に形成されており、円弧状の頂点に前記突部10bは配置されている。
【0030】
また、この板バネ10は、保持部10aが可動ブロック7の基板部7aの孔7bを塞ぐように基板部7a上に載置されている。このとき板バネ10の係止部10cは、ひとつの保持部7eの側壁に食い込むように係止されている。
【0031】
次に、本発明の回転駆動式電気部品に係わる第三の実施の形態の板バネについて説明する。図8は、本発明の回転駆動式電気部品に係わる第三の実施の形態の板バネを示す平面図である。
この第三の実施の形態の板バネにおいて、前記第一の実施の形態の板バネと異なる構成は、第一の実施の形態の板バネ9の全体形状が、略I字状であって、I字状の四方の端部のそれぞれに半円状の係止部9c(合計4個)が形成されているのに対して、第三の実施の形態の板バネ11の全体形状は、略S字状であって、S字状の一対の端部のそれぞれに半円状の係止部11c(合計2個)が形成されていることである。
【0032】
そして、この板バネ11は、リン青銅板などの弾性を有する金属板から成り、打ち抜き・折り曲げ加工し、保持部11aと、該保持部11aの略中央部に形成された半球状の突部11bと、該突部11bに対して点対称の位置に形成され、内側に突出した半円状の係止部11cとを有する。また、この板バネ11は、全体が、円弧状に形成されており、円弧状の頂点に前記突部11bは配置されている。
【0033】
なお、本発明の回転駆動式電気部品に係わる可動ブロック7の保持部7eは、平行に対向された一対の保持部7eとした実施の形態について説明したが、これに限定されず保持部をひとつのみ形成した可動ブロック7としても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明の回転駆動式電気部品は、筺体と、該筺体に保持され、ネジ部を設けた駆動軸と、筺体に保持され、導電パターンを設けた絶縁基板と、導電パターンに摺接する摺動子と、該摺動子を基板部の下面に保持すると共に、該基板部の下面の両側に突起を有する可動ブロックと、摺動子と別部材で形成されて可動ブロックの基板部上に係止されると共に、可動ブロックと駆動軸との間に配設され、上方に突出した突部を設けた板バネとを備え、該板バネの突部を駆動軸のネジ部に弾接させ、駆動軸の回動で可動ブロックが駆動されると共に、突起が絶縁基板と当接して摺動子が導電パターンに弾接することから、板バネは、可動ブロックに係止され、可動ブロックと駆動軸との間に配設されているので可動ブロックへの板バネの係止作業は、駆動軸の配置と関連することなく個別に容易に出来るという効果を奏する。
【0035】
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックにひとつの保持部を設け、保持部に駆動軸を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を挿通したことから、可動ブロックと駆動軸とが一体化でき、この一体化された可動ブロックと駆動軸との筺体への組み込みが容易に出来る。
【0036】
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックに対向する一対の保持部を設け、一対の保持部に駆動軸を挿通する孔を設け、保持部の孔に駆動軸を挿通したことから、可動ブロックが、駆動軸に安定した状態で配置され、可動ブロックの駆動軸による駆動が安定して行うことが出来る。
【0037】
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックの保持部によって板バネが係止されていることから、駆動軸と可動ブロックとを一体化する保持部を板バネの係止にも兼用するので部品点数が少なくて済むことが出来る。
【0038】
また、本発明の回転駆動式電気部品は、可動ブロックに孔を設け、孔に対向する位置に板バネの突部と摺動子の接点部とが配設されていることから、板バネの突部と摺動子の接点部とがそれぞれの弾性によって、撓んで孔の方向に突部と接点部とが移動しても孔内に配置されることが出来るので、移動量に対応した余分なスペースを設ける必要がないことから回転駆動式電気部品を小型化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動式電気部品を示す断面図である。
【図2】本発明の本発明の回転駆動式電気部品に係わる摺動子が固着された可動ブロックを示す正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネを示す平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネの第二の実施の形態を示す平面図である。
【図8】本発明の回転駆動式電気部品に係わる板バネの第三の実施の形態を示す平面図である。
【図9】従来の回転駆動式電気部品を示す正面図である。
【図10】従来の回転駆動式電気部品に係わる可動部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の筺体
1e 凸部
1f 孔
2 第2の筺体
2e 穴
3 駆動軸
3e ネジ部
4 絶縁基板
6 端子
7 可動ブロック
7a 基板部
7d 孔
7e 保持部
8 摺動子
8a 接点部
9 板バネ
9b 突部
9c 係止部

Claims (5)

  1. 筺体と、該筺体に保持され、ネジ部を設けた駆動軸と、前記筺体に保持され、導電パターンを設けた絶縁基板と、前記導電パターンに摺接する摺動子と、該摺動子を基板部の下面に保持すると共に、該基板部の下面の両側に突起を有する合成樹脂性の可動ブロックと、前記摺動子と別部材で形成されて前記可動ブロックの前記基板部上に係止されると共に、前記可動ブロックと前記駆動軸との間に配設され、上方に突出した突部を設けた板バネとを備え、該板バネの前記突部を前記駆動軸の前記ネジ部に弾接させ、前記駆動軸の回動で前記可動ブロックが駆動されると共に、前記突起が前記絶縁基板と当接して前記摺動子が前記導電パターンに弾接することを特徴とする回転駆動式電気部品。
  2. 前記可動ブロックにひとつの保持部を設け、該保持部に前記駆動軸を挿通する孔を設け、前記保持部の前記孔に前記駆動軸を挿通したことを特徴とする請求項1記載の回転駆動式電気部品。
  3. 前記可動ブロックに対向する一対の保持部を設け、該一対の保持部に前記駆動軸を挿通する孔を設け、前記保持部の前記孔に前記駆動軸を挿通したことを特徴とする請求項1記載の回転駆動式電気部品。
  4. 前記可動ブロックの前記保持部によって前記板バネが係止されていることを特徴とする請求項2、又は3記載の回転駆動式電気部品。
  5. 前記可動ブロックに孔を設け、該孔に対向する位置に前記板バネの前記突部と前記摺動子の前記接点部とが配設されていることを特徴とする請求項1、又は2、又は3、又は4記載の回転駆動式電気部品。
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