JPH11273491A - リレー駆動装置 - Google Patents

リレー駆動装置

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JPH11273491A
JPH11273491A JP7706898A JP7706898A JPH11273491A JP H11273491 A JPH11273491 A JP H11273491A JP 7706898 A JP7706898 A JP 7706898A JP 7706898 A JP7706898 A JP 7706898A JP H11273491 A JPH11273491 A JP H11273491A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源のゼロ電位近傍でリレー接点を開閉
させるリレー駆動装置に関し、商用電源の周波数を判別
しなくてもリレー接点が閉または開された時点からゼロ
電位位置までの時間を常に所望値に近づける事を目的と
するものである。 【解決手段】 商用電源6のゼロボルトに同期した信号
を発生する電源同期発生手段4と、リレー接点2の開閉
を検出するリレー接点開閉検出手段3と、リレーにリレ
ー駆動開始信号またはリレー駆動停止信号を出力するリ
レー制御部と、前記リレー接点開閉検出手段3からの信
号に基づきリレー接点が実際に閉または開された時点か
ら、前記電源同期発生手段4から得られる商用電源6が
ゼロクロスする時点までの時間を検出するタイマー手段
とを備え、前記リレー制御部は前記タイマー手段で得ら
れた検出結果に基づいて、次にリレー駆動開始信号また
はリレー駆動停止信号を出力するタイミングを調整する
構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源のゼロ電
位近傍でリレー接点を開閉させるリレー駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータでリレーの駆動を
制御する場合に、商用電源のゼロ電位近傍でリレー接点
を開閉させるということが従来より提案されている。例
えば、特開昭59−132233号公報での構成例を図
7、図8、図9を用いて以下に説明する。図7はこの従
来例における回路図であり、1は交流電源、2は直流電
源、3は負荷、4は負荷3に直列のリレー接点、5は交
流電源1のゼロボルトに同期した信号を発生する電源同
期信号発生手段、7はマイクロコンピュータよりなる制
御部、8は制御部7からの出力信号によってリレー駆動
するリレー駆動手段である。
【0003】電源同期信号発生手段5はダイオードブリ
ッジ9、抵抗10,11、フォトカプラ12より構成さ
れており、開閉位相検知手段6は、ダイオードブリッジ
13、抵抗14,15、フォトカプラ16より構成され
ており、リレー駆動手段8は、リレーコイル17、トラ
ンジスタ18、サージ吸収用ダイオード19、抵抗20
より構成されている。
【0004】また、制御部7は、CPU、ROM、RA
M、入出力ポート等より構成され、ROM内に前記電源
同期信号発生手段5からの電源同期信号と開閉位相検知
手段6からの開閉信号とを入力しその時間差を測定する
時間差測定手段(図示せず)と、この時間差測定手段か
らの測定信号に基づき、前記リレーの駆動位相を決定す
る駆動位相決定手段(図示せず)とをもっている。
【0005】図8はこの従来例におけるフローチャート
であり、これを用いて動作説明をする。図8のフローチ
ャートで示すように、リレー接点4を閉じる場合は、電
源同期信号の立ち下りが入力されると時間(位相)t0
の測定をスタート(ステップ1)し、ステップ2でその
時間t0がRAMに記憶している時間tonと一致した
位相でリレー駆動信号を出力する。リレー接点が閉じら
れるとステップ3で開閉信号の立ち下りが入力され、時
間t0の測定をストップする。この時間t0と電源同期
信号の周期T1とを比較し、等しくない場合のみ時間t
0と周期T1の差を前記時間tonに加算し、その値を
新しい時間tonとしてRAMに記憶する(ステップ
4)。
【0006】すなわち、図9に示すように、電源同期信
号a4の立ち下りから時間tonが経過した位相でリレ
ー駆動信号b4を出力すると、負荷3に印加される交流
電源電圧c4−d4がゼロボルト近辺の時、リレー接点
4が閉じられ、開閉信号e4の立ち下りまでの時間は、
電源同期信号a4の周期T1と等しい。
【0007】リレー接点4を開く場合は、図8のフロー
チャートで示すように電源同期信号の立ち上りが入力さ
れると、時間t0の測定をスタートし(ステップ5)そ
の時間toがRAMに記憶している時間toffと一致
した位相でリレー駆動信号の出力を停止する(ステップ
6)。
【0008】次に開閉信号の立ち上りが入力されると、
時間t1の測定をスタートする(ステップ7)。開閉信
号の立ち下りが入力された時は時間t1の測定をスツプ
し、ステップ7の動作へもどり、開閉信号の立ち下りが
入力されずに、時間t1が時間T2(交流電源のゼロボ
ルト近辺での開閉信号がHighの時間)を越えた時は
時間t0、時間t1の測定をストップしステップ9へ進
む。ステップ9でこの時間t0と時間t1の差の絶対値
|t0−t1|と、電源同期信号の2倍の周期T3とを
比較し、等しくない場合のみ周期T3と値|t0−t1
|の差を時間toffに加算し、RAMに記憶する。
【0009】このように従来例によるリレー駆動装置
は、図8のフローチャートに示す動作を繰り返すことに
よりリレー駆動位相(時間ton及び時間toff)を
交流電源のゼロボルト近辺でリレー接点が開閉するよう
に制御するものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、電源同期信号の周期T1及びT3を商用電
源の周波数ごとに設定する必要があり、商用電源の周波
数判別が必須であることが課題である。
【0011】本発明は上記のような課題を解決し、商用
電源の周波数を判別しなくてもリレー接点が閉または開
された時点からゼロ電位位置までの時間を常に所望値に
近づける事を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために本発明によるリレー駆動装置は、商用電源の
ゼロボルトに同期した信号を発生する電源同期発生手段
と、リレー接点の開閉を検出するリレー接点開閉検出手
段と、リレーにリレー駆動開始信号またはリレー駆動停
止信号を出力するリレー制御部と、前記リレー接点開閉
検出手段からの信号に基づきリレー接点が実際に閉また
は開された時点から商用電源がゼロクロスする時点まで
の時間を検出するタイマー手段とを備え、前記リレー制
御部は前記タイマー手段で得られた検出結果に基づい
て、次に前記リレー駆動開始信号またはリレー駆動停止
信号を出力するタイミングを調整することを特徴とした
ものである。
【0013】この構成により、リレー接点が実際に閉ま
たは開された時点から商用電源がゼロクロスする時点ま
での時間を検出し、リレー制御部は前記タイマー手段で
得られた検出結果に基づいて、次にリレー駆動開始信号
またはリレー駆動停止信号を出力するタイミングを調整
するため、商用電源の周波数を判別しなくてもリレー制
御部は、次にリレー駆動開始信号またはリレー駆動停止
信号を出力するタイミングを商用電源の周波数に対応し
た時点に調整できる。
【0014】さらに、リレー接点が開閉された時点から
商用電源がゼロクロスする時点までの時間の所望値を設
けることにより、リレー制御部は商用電源の周波数を判
別しなくても、リレー接点が実際に閉または開された時
点から商用電源がゼロクロスする時点までの時間が所望
値に近づくように、リレー駆動開始信号またはリレー駆
動停止信号を出力するタイミングを調整できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、商用電源のゼロボルトに同期した信号を発生する電
源同期発生手段と、リレー接点の開閉を検出するリレー
接点開閉検出手段と、リレーにリレー駆動開始信号また
はリレー駆動停止信号を出力するリレー制御部と、前記
リレー接点開閉検出手段からの信号に基づきリレー接点
が実際に閉または開された時点から商用電源がゼロクロ
スする時点までの時間を検出するタイマー手段とを備
え、前記リレー制御部は前記タイマー手段で得られた検
出結果に基づいて、次に前記リレー駆動開始信号または
リレー駆動停止信号を出力するタイミングを調整するこ
とを特徴とするリレー駆動装置であり、本発明の構成に
より商用電源の周波数を判別しなくてもリレー制御部
は、次にリレー駆動開始信号またはリレー駆動停止信号
を出力するタイミングを商用電源の周波数に対応した時
点に調整できる。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、リレー
接点が開閉された時点から商用電源がゼロクロスする時
点までの時間の所望値を設け、リレー制御部はリレー時
点が実際に閉または開された時点から商用電源がゼロク
ロスする時点までの時間が所望値に近づくように、リレ
ー駆動開始信号またはリレー駆動停止信号を出力するタ
イミングを調整することを特徴とする請求項1記載のリ
レー駆動装置である。商用電源のゼロクロス時点でリレ
ー接点を開閉させると接点の動作バラツキ及び周波数の
変動等により、リレー接点が実際に閉または開される時
点が、商用電源のゼロクロスする時点を超える可能性が
高くなる。リレー接点が実際に閉または開された時点が
商用電源のゼロクロスする時点を超えると大電流アーク
放電が長時間継続されるため、接点の寿命に影響する。
本発明の構成により所望値に接点の動作バラツキ及び周
波数の変動等によりリレー接点が実際に閉または開され
る時点が、商用電源のゼロクロスする時点を超えない値
を設定しておくことによって、リレー制御部はリレー接
点が実際に閉または開される時点を常に商用電源のゼロ
電位近傍で、かつ商用電源がゼロクロスする時点を超え
ない最適な時点に近づくように、リレー駆動開始信号ま
たはリレー駆動停止信号を出力するタイミングを調整で
きる。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、商用電
源のゼロクロス時点からリレー駆動開始信号またはリレ
ー駆動停止信号を出力するタイミングを(TA)、リレ
ー接点が実際に閉または開された時点から商用電源がゼ
ロクロスする時点までの時間を(TC)、所望値を(T
S)として、TAを次のような乗算や除算の含まない簡
単な関係式で算出することを特徴とする請求項2記載の
リレー駆動装置である。
【0018】TA=前回のTA+TC−TS 本発明の請求項4に記載の発明は、TSはリレー動作時
の値よりもリレー復帰時の値を小さくしたことを特徴と
する請求項3記載のリレー駆動装置であり、リレーの動
作時はリレー復帰時よりバウンス時間が長いため、リレ
ー動作時とリレー復帰時のバウンス時間等を考慮した値
をリレー動作時のTSとリレー復帰時のTSに各々設定
することにより、リレー動作時とリレー復帰時を同じよ
うにリレー制御部はリレー接点が実際に閉または開され
る時点を常に商用電源のゼロ電位近傍で、かつ商用電源
がゼロクロスする時点を超えない最適な時点に近づくよ
うに、TAを調整できる。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、リレー
接点の開閉が商用電源の正側または負側に偏ると、リレ
ー接点開閉時の電位差により接点の寿命を縮める転移現
象を生じやすくなるが、リレー接点の開閉を同じ時点で
商用電源の正負交互に行うことにより、電位差を減少さ
せ接点の転移現象を抑制させる作用を有するものであ
る。
【0020】以下本発明の一実施の形態を図を参照して
詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
けるリレー駆動装置を示す基本ブロック図である。図1
において、1はマイクロコンピュータで電源同期発生手
段4からの信号に基づき商用電源6のゼロクロス時点か
ら所定時間後、リレーにリレー駆動開始信号またはリレ
ー駆動停止信号を出力するリレー制御部(図示せず)
と、リレー接点開閉検出手段3からの信号に基づきリレ
ー接点が実際に閉または開された時点から商用電源がゼ
ロクロスする時点までの時間を検出するタイマー手段
(図示せず)とを備えている。2はリレー接点、3はリ
レー接点の開閉を検出するリレー接点開閉検出手段、4
は商用電源のゼロボルトに同期した信号を発生する電源
同期発生手段、5はリレー制御部からの出力信号によっ
てリレー駆動するリレー駆動手段、6は商用電源、7は
負荷で構成されている。
【0021】図2は、同実施の形態におけるフローチャ
ートであり、図3はリレー接点が閉じられた動作タイミ
ングチャートで、図4はリレー接点が開かれた動作タイ
ミングチャートを説明している。
【0022】図5、図6は、同実施の形態における動作
タイミングチャートで、図5は商用電源の負側でリレー
接点を開閉させた場合であり、図6は商用電源の正側で
リレー接点を開閉させた場合である。
【0023】次に上記のように構成したリレー駆動装置
の動作を説明する。リレー接点2を閉じる場合は、図2
のフローチャート、図3のタイミングチャートで示すよ
うに電源同期発生手段4より電源同期信号a0のエッジ
がマイクロコンピュータ1に入力されるとTA0のカウ
ントをスタートする。TA0のカウントがカウントアッ
プになればリレー制御部よりリレー駆動開始信号b0が
出力されリレー駆動手段5によりリレー駆動が開始され
る。リレー接点2が閉じられるとリレー接点開閉検出手
段3より開閉信号e0がマイクロコンピュータ1に入力
され時間TC0の測定をスタートする。再び電源同期発
生手段4より電源同期信号a0のエッジがマイクロコン
ピュータ1に入力されると時間TC0の測定をストップ
し、リレー接点2が閉じられてから商用電源6のゼロ電
位までの時間が検出できる。
【0024】この検出結果に基づいて、リレー接点2を
実際に閉させる時点が商用電源6のゼロ電位近傍になる
ように、次にリレー駆動開始信号b0が出力されるタイ
ミングを調整するが、動作バラツキ及び周波数の変動等
によりリレー接点2が実際に閉された時点が商用電源6
のゼロクロスする時点を超えると大電流アーク放電が発
生するため、リレー接点2が実際に閉された時点が、商
用電源6のゼロクロスする時点を超えない時間を所望値
(TS0)とし、リレー制御部はTC0が常に所望値
(TS0)に近づくように、TA0を次のような関係式
で算出させる。
【0025】次回のTA0=TA0+TC0−TS0 この構成により、商用電源6の周波数を判別しなくても
リレー接点2が実際に閉された時点から商用電源6がゼ
ロクロスする時点までの時間(TC0)を一定にするこ
とができる。また、リレー接点2が実際に閉された時点
が、所望値(TS0)近傍になるのでリレー接点の動作
バラツキ及び周波数の変動等により、リレー接点2が実
際に閉される時点が、商用電源6のゼロクロスする時点
を超える確率を低減できるという作用を有する。
【0026】リレー接点2を開く場合は、図2のフロー
チャート、図4のタイミングチャートで示すように電源
同期発生手段4より電源同期信号a1のエッジがマイク
ロコンピュータ1に入力されるとTA1のカウントをス
タートする。TA1のカウントがカウントアップになれ
ばリレー制御部よりリレー駆動停止信号b1が出力され
リレー駆動手段5によりリレー駆動が停止される。リレ
ー接点2が開かれるとリレー接点開閉検出手段3より開
閉信号e1がマイクロコンピュータ1に入力され時間T
C1の測定をスタートする。再び電源同期発生手段4よ
り電源同期信号a1のエッジがマイクロコンピュータ1
に入力されると時間TC1の測定をストップし、リレー
接点2が開かれてから商用電源6のゼロ電位までの時間
が検出できる。
【0027】この検出結果に基づいて、リレー接点2を
実際に開させる時点が商用電源6のゼロ電位近傍になる
ように、次にリレー駆動停止信号b1が出力されるタイ
ミングを調整するが、動作バラツキ及び周波数の変動等
によりリレー接点2が実際に開された時点が商用電源6
がゼロクロスする時点を超えると大電源アーク放電が長
時間継続されるため、リレー接点2が実際に開された時
点が、商用電源6のゼロクロスする時点を超えない時間
を所望値(TS1)とし、リレー制御部はTC1が常に
所望値(TS1)に近づくように、TA1を次のような
関係式で算出させる。
【0028】次回のTA1=TA1+TC1−TS1 この構成により、商用電源6の周波数を判別しなくても
リレー接点2が実際に開された時点から商用電源6がゼ
ロクロスする時点までの時間(TC1)を一定にするこ
とができる。また、リレー接点2が実際に開された時点
が、所望値(TS1)近傍になるのでリレー接点の動作
バラツキ及び周波数の変動等により、リレー接点2が実
際に開された時点が、商用電源6がゼロクロスする時点
を超える確率を低減できるという作用を有する。
【0029】また、リレー動作時はリレー復帰時よりバ
ウンス時間が長いため、リレー動作時とリレー復帰時の
バウンス時間等を考慮した値をリレー動作時のTS0と
リレー復帰時のTS1にそれぞれ設定することにより、
リレー動作時とリレー復帰時を同じようにリレー制御部
はリレー接点2が実際に閉または開された時点が常に商
用電源6がゼロクロスする時点を超えない時点に近づく
ように、TAを調整できるという作用を有する。
【0030】さらに、電源同期信号aの立ち上がり側か
立ち下がり側のどちらでリレー接点2が開閉したか記憶
することで、今回のリレー接点2を図5に示すように商
用電源6の負側で開閉させると次回のリレー接点2の開
閉を図6に示すように商用電源6の正側で行うことがで
き、これを繰り返すことにより、リレー接点2の開閉が
商用電源6の正側負側を交互に同じ時点で行われ、電位
差を減少させ接点の寿命を縮める転移現象を抑制させる
という作用を有する。
【0031】なお、本実施の形態では商用電源6の周波
数の半周期を基準として調整を行っているが、周波数の
一周期を基準として調整を行うことにより電源のひずみ
等によるゼロ電位のずれにも対応できる作用を有する。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によるリレー駆動装
置は、商用電源のゼロ電位近傍でリレー接点を開閉させ
るためのリレー駆動装置であって、商用電源のゼロボル
トに同期した信号を発生する電源同期発生手段と、リレ
ー接点の開閉を検出するリレー接点開閉検出手段と、リ
レーにリレー駆動開始信号またはリレー駆動停止信号を
出力するリレー制御部と、前記リレー接点開閉検出手段
からの信号に基づきリレー接点が実際に閉または開され
た時点から、前記電源同期発生手段から得られる商用電
源がゼロクロスする時点までの時間(TC)を検出する
タイマー手段とを備え、前記リレー制御部はTCが常に
所望値(TS)に近づくように、前記タイマー手段で得
られた検出結果に基づいて、商用電源のゼロクロス時点
から前記リレー駆動開始信号またはリレー駆動停止信号
を出力するタイミングを調整することにより、商用電源
の周波数を判別しなくてもTCを一定にすることがで
き、さらにリレー接点の動作バラツキ及び周波数の変動
等があっても商用電源のゼロクロスする時点を超えない
時点でリレー接点を開閉できるという効果が得られる。
また、リレー接点の開閉を商用電源の正負交互に同じ時
点で行うことにより接点の寿命を縮める転移現象を抑制
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるリレー駆動
装置のブロック図
【図2】同実施の形態における動作フローチャート
【図3】同実施の形態におけるリレー接点閉側のタイミ
ングチャート
【図4】同実施の形態におけるリレー接点開側のタイミ
ングチャート
【図5】同実施の形態における商用電源の負側でリレー
接点を開閉させたタイミングチャート
【図6】同実施の形態における商用電源の正側でリレー
接点を開閉させたタイミングチャート
【図7】従来例による回路図
【図8】従来例による動作フローチャート
【図9】従来例による動作説明図
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 リレー接点 3 リレー接点開閉検出手段 4 電源同期発生手段 5 リレー駆動手段 6 商用電源 7 負荷 TA0 ゼロクロス時点からリレー駆動開始信号を出力
するまでの時間 TB0 リレー動作時間 TC0 リレー接点が閉された時点からゼロクロスする
時点までの時間 TS0 リレー接点閉時の所望時間 TA1 ゼロクロス時点からリレー駆動停止信号を出力
するまでの時間 TB1 リレー復帰時間 TC1 リレー接点が開された時点からゼロクロスする
時点までの時間 TS1 リレー接点開時の所望時間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源のゼロ電位近傍でリレー接点を
    開閉させるためのリレー駆動装置であって、商用電源の
    ゼロボルトに同期した信号を発生する電源同期発生手段
    と、リレー接点の開閉を検出するリレー接点開閉検出手
    段と、リレーにリレー駆動開始信号またはリレー駆動停
    止信号を出力するリレー制御部と、前記リレー接点開閉
    検出手段からの信号に基づきリレー接点が実際に閉また
    は開された時点から商用電源がゼロクロスする時点まで
    の時間を検出するタイマー手段とを備え、前記リレー制
    御部は前記タイマー手段で得られた検出結果に基づい
    て、次に前記リレー駆動開始信号またはリレー駆動停止
    信号を出力するタイミングを調整することを特徴とする
    リレー駆動装置。
  2. 【請求項2】 リレー接点が開閉された時点から商用電
    源がゼロクロスする時点までの時間の所望値を設け、リ
    レー制御部はリレー接点が実際に閉または開された時点
    から商用電源がゼロクロスする時点までの時間が所望値
    に近づくように、リレー駆動開始信号またはリレー駆動
    停止信号を出力するタイミングを調整することを特徴と
    する請求項1記載のリレー駆動装置。
  3. 【請求項3】 商用電源のゼロクロス時点からリレー駆
    動開始信号またはリレー駆動停止信号を出力するタイミ
    ングを(TA)、リレー接点が実際に閉または開された
    時点から商用電源がゼロクロスする時点までの時間を
    (TC)、所望値を(TS)として、TAを次のような
    関係式で算出することを特徴とする請求項2記載のリレ
    ー駆動装置。 TA=前回のTA+TC−TS
  4. 【請求項4】 TSはリレー動作時の値よりもリレー復
    帰時の値を小さくしたことを特徴とする請求項3記載の
    リレー駆動装置。
  5. 【請求項5】 リレー接点の開閉を商用電源の正負交互
    に行うことを特徴とする請求項1記載のリレー駆動装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103229A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd リレー駆動装置
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JP2021044102A (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 象印マホービン株式会社 電気機器

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