JPH11273310A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JPH11273310A
JPH11273310A JP7440898A JP7440898A JPH11273310A JP H11273310 A JPH11273310 A JP H11273310A JP 7440898 A JP7440898 A JP 7440898A JP 7440898 A JP7440898 A JP 7440898A JP H11273310 A JPH11273310 A JP H11273310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
erroneous erasure
magnetic tape
erasure prevention
prevention piece
tape cassette
Prior art date
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Pending
Application number
JP7440898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoo Morita
清夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7440898A priority Critical patent/JPH11273310A/ja
Publication of JPH11273310A publication Critical patent/JPH11273310A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に作動する誤消去防止片を有する磁気テ
ープカセットを提供する。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセットMは、上下
ハーフ2、3から構成されるカセットケース1の一端部
に誤消去防止片10を備えている。誤消去防止片10
は、弾性材料により板状に形成され、爪部11を片面に
備えている。誤消去防止片10は、略L字状に曲げられ
た状態でカートリッジケース1内に収納される。この
際、爪部11は下ハーフの後端壁3aに設けられた開口
5により外部に露出する。そして、爪部11を上下方向
に操作することにより、誤消去防止片10が下ハーフの
底面3bに穿設された検出孔7を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカセッ
トに関し、詳しくは、記録データ誤消去防止用の誤消去
防止片を備えた磁気テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録媒体として磁気テープカ
セットが多用されている。磁気テープカセットは、カセ
ットケースに磁気テープを収納して構成されるもので、
更に、磁気テープに記録されたデータを誤って消去して
しまうことを未然に防ぐための誤消去防止部を備えてい
る。
【0003】業務用ビデオカセット、例えばベータカム
と呼ばれるカセットは、誤消去防止部として、図7に示
すような、爪部61を有する上下方向に可動の誤消去防
止片60を備えている。
【0004】図4に、別のタイプの誤消去防止部を備え
た磁気テープカセットM1を示す。同図に示すカセット
ケース21は、上ハーフ22と下ハーフ23とを有し、
それら上下ハーフの後端壁22a、23aの一端部に誤
消去防止部24を備えている。また、上ハーフ22は、
後述する誤消去防止片の爪部を露出可能な開口25を備
えている。図5に、誤消去防止部24の拡大分解斜視図
を示す。
【0005】図5に示すように、誤消去防止部24は、
上半部41と下半部42とから構成される誤消去防止片
40を有している。この誤消去防止片40の上半部41
は爪部43を備え、下半部42は、後述する検出孔を塞
ぐための閉止部44と、先端に突起46aを設けた可撓
片46を有する摺動部45とを備えている。また、同図
に示すように、磁気テープの記録内容の管理情報等を保
存するICボード50を下ハーフ23内に立設された弾
性壁26と下ハーフの後端壁23aとの間のスペース2
7に収納する場合もある。
【0006】そして、誤消去防止片の下半部42が、弾
性壁26と当該弾性壁に略平行な背面壁28との間の収
納スペース29に収納される。このときの平面図を図6
に示す。図6に示すように、下ハーフ23の底面に設け
られた検出孔30は、誤消去防止片の閉止部44により
塞がれている。そして弾性壁26には、記録可能位置を
規定する凹部31aと、誤消去防止位置を規定する凹部
31bとが設けられており、ここでは、誤消去防止片の
突起46aが記録可能位置を規定する凹部31aに嵌合
している。
【0007】図6には、誤消去防止片の上半部を示して
いないが、図4に示すように、上半部40はその爪部4
3を、上ハーフの後端壁22aに設けられた開口25に
より外部に露出している。この爪部43を、図4中左方
向に操作することにより、図6に示した誤消去防止片の
下半部42が収納スペース29内を左方向に摺動し、そ
れに伴い突起46aは、記録可能位置を規定する凹部3
1aから外れ、誤消去防止位置を規定する凹部31bに
嵌まり込む。このとき検出孔30は開放状態となる。こ
の検出孔30の開放状態は、図示しないハード側の検知
手段により検知され、この検知に基づいて図示しないハ
ード側の手段は、磁気テープに記録されたデータの消去
や新たなデータの上書きなどの、いわゆる誤消去を防止
するように作動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した磁気テープカ
セットM1においては、誤消去防止片40が上半部41
と下半部42とから構成されていたが、その形状が複雑
であったため寸法精度を確保することが難しかった。誤
消去防止片40の寸法誤差が大きい場合、例えば、検出
孔30を完全に閉止できないなど、磁気テープカセット
の正常な動作が妨げられることがあった。本発明は、前
記課題にかんがみてなされたものであり、その目的は、
簡易な構造で確実に作動する誤消去防止片を有する磁気
テープカセットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記目的
は、磁気テープを収納するカセットケースの壁面に設け
られた開口を介して外部からの操作により摺動移動が可
能な誤消去防止片を備え、前記誤消去防止片の移動によ
り前記カセットケースに穿設された検出孔が開放される
ことで、前記磁気テープに記録されたデータの誤消去を
防止できる磁気テープカセットにおいて、前記誤消去防
止片は、弾性材料により板状に形成されるとともに前記
開口により外部に露出する爪部を備え、前記壁面上およ
び当該壁面に垂直な壁面上を摺動するように前記ケース
内に規制部材により曲げられて収納されており、前記爪
部を外部から操作することにより前記垂直な壁面に穿設
された検出孔を開閉可能とすることを特徴とする磁気テ
ープカセットによって達成される。
【0010】ここで弾性材料としては、弾性に富むポリ
プロピレンなどを採用することができる。そして、板状
の誤消去防止片は、例えばカセットケースに設けられた
規制部材等により、略L字状に曲げられた状態でカセッ
トケース内に収納されることが好ましい。また板状の誤
消去防止片は、曲げられた状態でカセットケース内に収
納された際に、開口が設けられた壁面と検出孔が設けら
れた壁面の両方に、適度な付勢力を与えることができる
ものが好ましい。更に、カセットケース内には、誤消去
防止片の摺動方向を一定方向に規制するためのガイド手
段を設けることが好ましい。
【0011】このような構成の磁気テープカセットによ
れば、誤消去防止片は、板状に形成した弾性材料に爪部
を設けて構成することができ、形状が簡単であるため、
寸法精度を確保することが容易になる。従って、誤動作
防止片の寸法誤差により磁気テープカセットの正常な動
作が妨げられることはない。
【0012】また、板状の誤消去防止片が、略L字状に
曲げられてカセットケース内に収納された際に、開口が
設けられた壁面と検出孔が設けられた壁面の両方に適度
な付勢力を与えることができれば、爪部の操作により検
出孔を確実に閉止することができる。そして、カセット
ケース内にガイド手段を設けてあれば、誤消去防止片に
よる検出孔の開閉動作を一層確実に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1に示す磁気テー
プカセットMのカセットケース1は、上ハーフ2と下ハ
ーフ3とから構成され、誤消去防止部4を備えている。
下ハーフ3の底面3bには検出孔7が穿設されており、
更に下ハーフの底面3b上には、ガイド手段の一部を構
成するストッパ8が立設されている。そして本実施形態
においては、下ハーフの後端壁3aに開口5が設けられ
ている。一方、上ハーフ2の上面2bには、下ハーフ側
に向かって規制部材としての垂下壁6が垂設されてい
る。
【0014】誤消去防止片10は、ポリプロピレンなど
の弾性に富む材料により板状に形成され、爪部11を片
面に備えるとともに、後述する記録可能位置および誤消
去防止位置を規定する凹部に嵌合する突起12を先端に
備えている。誤消去防止片10は、垂下壁6により略L
字状に曲げられた状態でカセットケース1内に収納され
る。すなわち、誤消去防止片10の一方の側が、爪部1
1を開口5により露出するように上下ハーフの後端壁2
a、3aと垂下壁6との間のスペースに挿入され、誤消
去防止片10の他方の側が、垂下壁6の下端と下ハーフ
の底面3bとの間の隙間に差し込まれる。
【0015】以下、本実施形態の作用を説明する。図2
は、図1に示した磁気テープカセットの誤消去防止部4
の概略縦断面図である。図2(A) は、誤消去防止片10
が記録可能位置にある状態を示し、突起12が上ハーフ
2に設けられた記録可能位置を規定する凹部13に嵌ま
り込んでいるとともに、検出孔7が板状の誤消去防止片
10によって閉止されている。このときの下ハーフ3の
C矢視図を図3に示す。図3に示すように、開口5の両
側縁部には一対のガイド壁15が設けられている。
【0016】そして、図2(A) に示す爪部11を上方に
操作することにより、図2(B) に示すように、誤消去防
止片10を誤消去防止位置に移動させることができる。
図2(B) においては、突起12が上ハーフ2に設けられ
た誤消去防止位置を規定する凹部14に嵌まり込んでい
るとともに、検出孔7が完全に開放されている。
【0017】以上のような本実施形態の磁気テープカセ
ットMにおいては、誤消去防止片10が、高弾性材料に
より板状に形成されるとともに、爪部11を一方の板面
に備え、突起12を先端に備えている。このような誤消
去防止片10は形成が容易であり、かつ高い寸法精度を
確保することが可能である。また、開口5と検出孔7と
が共に一方のハーフ(下ハーフ3)に設けられているた
め、誤動作防止片10の作動は上下ハーフの寸法の違い
などによる影響を受けにくい。従って、誤動作防止片1
0は常に確実に作動し、磁気テープカセットMの正常な
動作の妨げとなることはない。
【0018】また誤消去防止片10は、垂下壁6により
曲げられた状態でカセットケース1内に収納されたこと
で、カセットケースの後端壁2a、3aおよび下ハーフ
の底面3bに適度な付勢力を与えながらそれらの壁面を
摺動することができる。従って、爪部11がカセットケ
ース内方に陥没して爪部11を操作できなくなること
や、誤消去防止片10が下ハーフの底面3bから浮き上
がって検出孔7を閉止できなくなることはなく、誤消去
防止片10は常に正常に作動することができる。
【0019】また、カセットケース1内に、誤消去防止
片10の摺動方向を規制するためのガイド壁15とスト
ッパ8とが設けられているので、誤消去防止片10によ
る検出孔7の開閉動作を常に確実に行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気テー
プカセットによれば、誤消去防止片が、弾性材料により
板状に形成されるとともに爪部を備える構成であって、
形状が簡単であるため高い寸法精度を得ることができ、
誤消去防止片の寸法誤差により磁気テープカセットの正
常な動作が妨げられることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態の概略縦断面図である。
【図3】図2(A)におけるC矢視図である。
【図4】従来の磁気テープカセットを示す概略斜視図で
ある。
【図5】従来の誤消去防止部を示す概略分解斜視図であ
る。
【図6】図5における概略平面図である。
【図7】従来の磁気テープカセットの他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
M 磁気テープカセット 1 カセットケース 2 上ハーフ 3 下ハーフ 4 誤消去防止部 5 開口 6 垂下壁(規制部材) 7 検出孔 8 ストッパ 10 誤動作防止片 11 爪部 12 突起 15 ガイド壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを収納するカセットケースの
    壁面に設けられた開口を介して外部からの操作により摺
    動移動が可能な誤消去防止片を備え、前記誤消去防止片
    の移動により前記カセットケースに穿設された検出孔が
    開放されることで、前記磁気テープに記録されたデータ
    の誤消去を防止できる磁気テープカセットにおいて、 前記誤消去防止片は、弾性材料により板状に形成される
    とともに前記開口により外部に露出する爪部を備え、前
    記壁面上および当該壁面に垂直な壁面上を摺動するよう
    に前記ケース内に規制部材により曲げられて収納されて
    おり、前記爪部を外部から操作することにより前記垂直
    な壁面に穿設された検出孔を開閉可能とすることを特徴
    とする磁気テープカセット。
JP7440898A 1998-03-23 1998-03-23 磁気テープカセット Pending JPH11273310A (ja)

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