JPH06119743A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH06119743A
JPH06119743A JP4289510A JP28951092A JPH06119743A JP H06119743 A JPH06119743 A JP H06119743A JP 4289510 A JP4289510 A JP 4289510A JP 28951092 A JP28951092 A JP 28951092A JP H06119743 A JPH06119743 A JP H06119743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
case
pocket
wall
bottom wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4289510A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
Katsuo Maehara
克生 前原
Nobuyuki Kaku
信行 賀来
Hidekazu Takeda
秀和 武田
Kenji Ogiji
憲治 荻路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4289510A priority Critical patent/JPH06119743A/ja
Publication of JPH06119743A publication Critical patent/JPH06119743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース底壁にローディング用のポケットの下
面を開閉するシャッターが設けてあるテープカートリッ
ジにおいて、識別孔や位置決め孔などが設けられるケー
ス底壁の位置決め面壁を充分に拡張し、識別孔の増設や
ICメモリ用のコネクタの設置を容易化する。 【構成】 ケース底壁にポケット6の最大幅Lより僅か
に広幅の段落面15を形成する。この段落面15に沿っ
て前後スライドするシャッター10でポケット6を開閉
する。段落面15の両側のケース底壁を利用して位置決
め面壁17とし、そこに識別孔21などを設ける。シャ
ッター10は、左右の位置決め面壁17の対向縁から張
り出した保持壁19と段落面15で上下に挟み保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープローディング
用のポケットの下面を開閉するシャッターを備えている
テープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】テープローディング用のポケットの下面
をシャッターで開閉する形態は、DAT方式のテープカ
ートリッジにおいて公知である。このシャッターは断面
C字状に形成されており、下ケースに下面側から外嵌す
る状態で被せ付けられて、上下ケースで挟み保持してあ
る。シャッターの後方移動限界位置より後方、つまりケ
ース底壁の後縁には位置決め面壁が突設されており、そ
こに位置決め孔と、テープの種類および厚みなどの内部
仕様を表示する識別孔と、誤消去防止用の検出孔などが
設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のシャッターはケ
ース底壁の幅方向全域を覆っており、さらに、その後方
移動限界はケース底壁の後縁寄りに位置している。その
ため、位置決め面壁の前後幅が小さく、現状以上に識別
孔の数を増やして、内部仕様の表示を充実することに無
理がある。識別孔を増設するについては、満巻時のテー
プ外郭線を避ける必要があり、この配置条件を満たせる
のは位置決め面壁の中央部に限られるからである。
【0004】本発明者等は、本体ケースにICチップや
LSIチップなどのメモリチップを組み込んで、テープ
カートリッジのインテリジェント化を図ることを検討し
ているが、こうした場合にコネクタ用の設置領域をケー
ス底壁の側に確保できない点でも、上記のケース形態に
不満があった。
【0005】この発明の目的は、シャッター構造を改良
することによって、位置決め面壁を充分に拡張できるよ
うにし、必要に応じて識別孔の増設や内部メモリ用のコ
ネクタの設置を容易に行えるテープカートリッジを得る
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、本体ケース
1の前部に設けられたテープローディング用のポケット
6を、ケース底壁に沿って前後スライドするシャッター
10と、本体ケース1に揺動自在に支持された前蓋9で
開閉するテープカートリッジにおいて、本体ケース1の
ケース底壁に、前記ポケット6の最大幅Lより僅かに広
幅の段落面15が凹み形成されていること、段落面15
とケース底壁の左右端との間のそれぞれに、段落面15
よりケース外面側へ突出する位置決め面壁17が設けら
れていること、シャッター10が段落面15に沿って前
後スライド自在に本体ケース1で支持してあることを要
件とする。
【0007】具体的には、左右の位置決め面壁17の対
向縁に保持壁19を一体に張り出し、この保持壁19と
段落面15でシャッター10の左右側縁を上下に挟み保
持する。シャッター10の前後長さを、閉じ状態におい
てポケット6とケース底壁に開口した駆動軸挿入孔7を
同時に覆う長さに設定し、開き状態において、駆動軸挿
入孔7を開放する軸通口13をシャッター10の板面に
開口する。
【0008】
【作用】ポケット6の最大幅Lより僅かに広幅の段落面
15に沿ってシャッター10を前後に開閉移動させ、段
落面15以外のケース底壁を位置決め面壁17に利用す
るので、ケース底壁において位置決め面壁17が占める
割合を従来のテープカートリッジに比べて充分に大きく
できる。必然的に位置決め面壁17に形成し得る識別孔
21の数を増加でき、さらに必要があれば内部メモリ用
のコネクタの設置領域も余裕をもって確保できる。
【0009】
【実施例】図1および図2においてテープカートリッジ
は、本体ケース1の内部左右に一対のハブ2を有する。
一方のハブ2から引き出されたテープ3は、前面左右の
テープ引出口に設けたテープガイド5で案内され、他方
のハブ2に巻き取られる。左右のテープ引出口の間には
テープローディング用のポケット6を設ける。ポケット
6は下面および前面が開放されている。本体ケース1は
上下に二分割された上ケース1aと下ケース1bとから
なり、上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結合して中
空箱状に形成してある。下ケース1bの底壁、即ちケー
ス底壁には左右のハブ2に対応して駆動軸挿入孔7が開
口されている。
【0010】不使用のテープ保護と防塵のために、ケー
ス前部に前蓋9を配置し、さらにケース底壁にシャッタ
ー10を設けている。前蓋9は、本体ケース1に対して
軸11を介して上開き揺動自在に支持され、図示してい
ないばねで閉じ勝手に揺動付勢されている。この前蓋9
をばねに抗して上開き揺動すると、ポケット6の前面側
を開放できる。前蓋9の前面壁の下縁2個所には、シャ
ッター10を開き操作するための通口12が形成してあ
る。
【0011】ポケット6の下面はシャッター10で開閉
する。シャッター10は横長の長方形平板状に形成され
ており、閉じ状態(図2に示す状態)において、ポケッ
ト6と駆動軸挿入孔7を同幅に覆う前後長さを有する。
その板面の中央左右に駆動軸挿入孔7を開放する軸通口
13が開口され、左右側縁のそれぞれにストッパー14
が一体に形成してある。
【0012】シャッター10はケース底壁に凹み形成し
た段落面15で前後スライド自在に案内支持され、ポケ
ット6の内隅に配置した捻りコイル形のばね16で閉じ
勝手に移動付勢する。段落面15は、ポケット6の最大
幅Lを基準にして、これより僅かに大きな幅寸法に設定
する。この実施例では、幅寸法を左右のテープガイド5
の外側面の間隔と同じ寸法とし、残りのケース底壁部分
を位置決め面壁17に利用した。段落面15を基準とす
るとき、左右の位置決め面壁17はそれぞれ段落面15
よりケース外方へ突出する。
【0013】シャッター10を保持固定するために、左
右の位置決め面壁17の対向縁に保持壁19を設け、こ
の保持壁19と段落面15とでシャッター10の左右側
縁を上下に挟み保持している。図3に示すように、保持
壁19は位置決め面壁17の底端から一体に張り出して
形成する。符号20は保持壁19を形成するための型抜
穴である。
【0014】先に説明したシャッター10のストッパー
14は、図4に示すように閉じ状態において保持壁19
の後縁に接当して、シャッター10がそれ以上ケース前
方へ移動するのを阻止している。ストッパー14は片持
ち支持された腕部14aを有し、その後端に保持壁19
と接当する突起14bを設けてなる。
【0015】以上のように、ポケット6の最大幅Lより
僅かに広幅の段落面15を設け、段落面15に沿ってシ
ャッター10を前後スライドさせる形態を採ると、段落
面15の左右に広幅の位置決め面壁17をケース前端か
らケース後端にわたって充分に確保できる。従って、D
AT方式のテープカートリッジに比べて、図1に示すよ
うに位置決め面壁17に設ける識別孔21の数を増加で
きる。さらに本体ケース1内にICメモリ等を設ける場
合には、その入出力用のコネクタを、位置決め面壁17
の余剰スペースに余裕をもって配置することができる。
図1および図2において、符号22は位置決め孔であ
る。
【0016】上記のように、ケース底壁の左右に位置決
め面壁17を設けると、テープデッキに装填する際の位
置決めを安定化できる点でも有利である。DAT方式の
テープカートリッジでは、装填し始めにシャッターの下
面前部がホルダーに受け止められるのに対し、この発明
のテープカートリッジでは、装填し始めた段階から、左
右の位置決め面壁17がホルダーと接当して、上下方向
の位置決めを適正に行えるからである。
【0017】図5および図6はシャッター10の形状を
変更した別実施例を示す。これでは、シャッター10を
逆凸字状に形成し、これに合わせて段落面15も逆凸字
状とした。さらに、位置決め面壁17の対向縁の前後二
個所に保持壁19を設け、図6に示すように、シャッタ
ー10の厚みを段落面15と位置決め面壁17の段差寸
法より僅かに小さく設定した。
【0018】上記以外にシャッター10は、少なくとも
ポケット6の下面を覆う前後長さに形成してあってもよ
い。
【0019】
【発明の効果】この発明ではポケット6の最大幅Lより
僅かに広幅の段落面15を設け、段落面15に沿って前
後スライドするシャッター10でポケット6の下面を開
閉できるようにした。これにより、段落面15の左右両
側に、充分に拡張された位置決め面壁17を設けること
ができるので、従来のテープカートリッジに比べて、位
置決め面壁17に多数の識別孔21を形成できるのはも
ちろんのこと、必要があれば本体ケース1内に設けたI
Cメモリ用のコネクタを支障なく設けることができ、テ
ープデッキに対して内部仕様や信号記録時のデータ等
の、豊富な情報を伝達するのに好適なテープカートリッ
ジが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッターを開いた状態のテープカートリッジ
の底面図である。
【図2】シャッターを閉じた状態のテープカートリッジ
の底面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】シャッター形状を変更したテープカートリッジ
の底面図である。
【図6】図5におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 6 ポケット 7 駆動軸挿入孔 9 前蓋 10 シャッター 13 軸通口 15 段落面 17 位置決め面壁 19 保持壁 21 識別孔 L ポケットの最大幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 賀来 信行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 武田 秀和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 荻路 憲治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の前部に設けられたテープ
    ローディング用のポケット6を、ケース底壁に沿って前
    後スライドするシャッター10と、本体ケース1に揺動
    自在に支持された前蓋9で開閉するテープカートリッジ
    であって、 本体ケース1のケース底壁に、前記ポケット6の最大幅
    Lより僅かに広幅の段落面15が凹み形成されており、 段落面15とケース底壁の左右端との間のそれぞれに、
    段落面15よりケース外面側へ突出する位置決め面壁1
    7が設けられており、 シャッター10が段落面15に沿って前後スライド自在
    に本体ケース1で支持してあるテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 左右の位置決め面壁17の対向縁に保持
    壁19が一体に張り出してあり、この保持壁19と段落
    面15でシャッター10の左右側縁を上下に挟み保持し
    た請求項1記載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 シャッター10の前後長さが、閉じ状態
    においてポケット6とケース底壁に開口した駆動軸挿入
    孔7を同時に覆う長さに設定されており、開き状態にお
    いて、駆動軸挿入孔7を開放する軸通口13がシャッタ
    ー10の板面に開口してある請求項1または2記載のテ
    ープカートリッジ。
JP4289510A 1992-10-01 1992-10-01 テープカートリッジ Pending JPH06119743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289510A JPH06119743A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4289510A JPH06119743A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 テープカートリッジ

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Publication Number Publication Date
JPH06119743A true JPH06119743A (ja) 1994-04-28

Family

ID=17744205

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4289510A Pending JPH06119743A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 テープカートリッジ

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JP (1) JPH06119743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6160679A (en) * 1995-06-30 2000-12-12 Sony Corporation Recording medium device for use with a tape cartridge having an auxiliary memory viewable through a cartridge discrimination opening

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020703