JPH11272893A - タクシーメータ - Google Patents

タクシーメータ

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JPH11272893A
JPH11272893A JP10075391A JP7539198A JPH11272893A JP H11272893 A JPH11272893 A JP H11272893A JP 10075391 A JP10075391 A JP 10075391A JP 7539198 A JP7539198 A JP 7539198A JP H11272893 A JPH11272893 A JP H11272893A
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JP
Japan
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fare
tariff
final
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taxi
Prior art date
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Application number
JP10075391A
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English (en)
Inventor
Kunio Doi
土井邦夫
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Futaba Keiki Co Ltd
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Futaba Keiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終運賃を確実に把握でき、しかも割増や割
引前の標準運賃の確認が可能なタクシーメータを提供す
る。 【解決手段】 タリフスイッチ20a〜20pの操作に
応じて標準運賃に対して割増や割引を行って最終運賃を
演算する演算手段と、演算手段にて求めた最終運賃を表
示する最終運賃表示部31と、呼出スイッチ20fの操
作により、最終運賃表示部31に最終運賃に代えて割増
や割引前の標準運賃を切換え表示する表示切換え手段と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する記述分野】本発明は、最終運賃表示部に
おける表示運賃を最終運賃と標準運賃とを切換え表示可
能なタクシーメータに関する。
【0002】
【従来の技術】タクシーメータとして、深夜割増や迎車
料金などを設定するタリフ選択スイッチと、タリフ選択
スイッチからの信号と走行距離に基づいて最終運賃を演
算する演算手段と、最終運賃を表示する最終運賃表示部
と、固定料金を表示する固定料金表示部とを備え、賃走
時には最終運賃表示部に最終運賃を、また固定料金表示
部に固定料金を夫々表示し、目的地に辿り着いて支払い
ボタンを操作すると、最終運賃と固定料金とを合算した
支払い料金を最終運賃表示部に表示するとともに、固定
料金表示部の表示を零にするように構成したものが広く
採用されている。ところで、タクシーメータは計量器と
しての側面を持っている関係上、新たなタリフ機能を設
けたり、従来のタリフ機能に変更を加えることが、法的
に規制されており、タクシー利用者やタクシー会社の要
望に応じて、人数割増、冬季割増、身障者割引等の割増
や割引のタリフ機能を設けることが困難であった。
【0003】そこで、例えば、特開平7−272021
号公報に記載のように、タクシーメータとは別体の拡張
ユニットを設け、この拡張ユニットに新たなタリフ機能
を設けるように構成したタクシーの運賃演算装置も提案
されている。しかし、このタクシーの運賃演算装置にお
いても、法規制によりタクシーメータへの信号入力がで
きなかったことから、拡張ユニットにて演算して求めた
運賃や固定料金は、タクシーメータとは独立に拡張ユニ
ットに設けた表示部に表示させる必要があり、タクシー
メータと拡張ユニットの表示部に複数の料金が表示され
ることから、タクシー利用者の混乱を招くという問題が
あった。一方、近時における行政改革の一環として種々
の規制緩和が行われ、タクシーメータに対する規制も緩
和される傾向にあり、近い将来において、拡張ユニット
に設けていたタリフ機能を比較的容易にタクシーメータ
に組み込めるようになることが予想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、拡張ユニッ
トは表示部のザイズに対する車輌からの制約が少ないの
で大型に構成できたが、タクシーメータは車輌への組付
けを考慮する必要があり、現状よりも大型の表示部を設
けることが困難であった。このため、規制緩和に対応す
るために、拡張ユニットの機能をタクシーメータに組込
み、拡張ユニットで表示していたものをタクシーメータ
の表示部にそのまま表示させようとすると、文字や数字
が極端に小さくなり、見づらくなるという問題がある。
また、タクシーメータの表示部に複数の料金を表示する
と、前述のようにタクシー利用者の混乱を招くので、従
来のタクシーメータの表示部をそのまま活用して、最終
運賃と固定料金だけを表示させることも可能であるが、
この場合には割引や割増が適正になされているか否かを
確認することが出来ず、またそれを知りたいというタク
シー利用者の要求に応えることができないという問題が
発生する。
【0005】本発明の目的は、最終運賃を確実に把握で
き、しかも割増や割引前の標準運賃の確認が可能なタク
シーメータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係るタクシーメータは、タリフスイッチの操作に応じて
標準運賃に対して割増や割引を行って最終運賃を演算す
る演算手段と、前記演算手段にて求めた最終運賃を表示
する最終運賃表示部と、特定のタリフスイッチの操作に
より、最終運賃表示部に最終運賃に代えて割増や割引前
の標準運賃を切換え表示する表示切換え手段とを備えた
ものである。このタクシーメータでは、最終運賃を表示
する最終運賃表示部に、特定のタリフスイッチを操作す
ることで、割増や割引前の標準運賃が切換え表示される
ので、表示面積を大きくすることなく、最終運賃と標準
運賃とを確認することが可能となる。
【0007】請求項2記載のタクシーメータは、請求項
1記載のタクシーメータにおいて、前記表示切換え手段
では、特定タリフスイッチを操作しているあいだのみ最
終運賃表示部に標準運賃を表示するものである。特定タ
リフスイッチを1回操作すると標準運賃を継続的に表示
させることも可能であるが、標準運賃は単に割増や割引
が適正になされているか否かを確認できるよう表示させ
るものであり、継続的に表示させると、この標準運賃が
あたかも支払い運賃であるかのようにタクシー利用者が
誤認することが考えられるので、特定タリフスイッチを
操作しているあいだだけ表示させることで、タクシー利
用者の誤認を防止することが好ましい。
【0008】請求項3記載のタクシーメータは、請求項
1記載のタクシーメータにおいて、前記表示切換え手段
では、特定タリフスイッチの操作後、一定時間だけ最終
運賃表示部に標準運賃を表示するものである。請求項2
と同様に、標準運賃を継続的に表示させると、この標準
運賃があたかも支払い運賃であるかのようにタクシー利
用者が誤認することが考えられるので、特定タリフスイ
ッチの操作後、一定時間(例えば数秒間)だけ表示させ
ることで、タクシー利用者の誤認を防止することが好ま
しい。
【0009】請求項4記載のタクシーメータは、請求項
1〜3のいずれか1項記載のタクシーメータにおいて、
前記演算手段に、基本タリフに基づいて運賃を求める演
算プログラムを記憶した基本プログラム記憶手段と、拡
張タリフに基づいて運賃を求める演算プログラムを記憶
した拡張プログラム記憶手段とを夫々独立に設けたもの
である。拡張タリフ機能は、タクシー利用者やタクシー
会社等の要求に応じて比較的頻繁に変更されると考えら
れるので、基本タリフに基づいて運賃を求める演算プロ
グラムと、拡張タリフに基づいて運賃を求める演算プロ
グラムとを独立の記憶手段に記憶させることで、基本タ
リフ機能の不正な変更等を確実に防止しつつ、新たなタ
リフ機能の追加が容易に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、
タクシーメータ1は、タクシーメータ本体10と、車両
の車軸に付設した距離パルス発生器2とを備え、タクシ
ーメータ本体10では距離パルス発生器2から車軸が所
定角度回転する毎に出力される送出されるパルス信号に
基づいて運賃を演算するように構成されている。
【0011】タクシーメータ本体10の前面には、タリ
フ機能を選択するための複数のタリフスイッチ20a〜
20pと、最終運賃や固定料金などを表示するための表
示手段30と、営業所に設置したデータ処理装置へ営業
データを転送するためのICカード3を挿入するための
カード挿入スロット11とが設けられている。
【0012】タリフスイッチ20a〜20pは、タリフ
機能との対応関係の変更が不要な基本タリフスイッチ
と、変更が可能な拡張タリフスイッチとに大別される。
基本タリフスイッチとしては、空車、実車、支払のタリ
フスイッチ20a〜20cと、高速、迎車のタリフスイ
ッチ20d、20eと、呼出、転送、合計のタリフスイ
ッチ20f〜20hとの釦サイズの異なる3種類のタリ
フスイッチが設けられている。この基本タリフスイッチ
は、前述したようにタリフスイッチとその機能との対応
関係を変更する必要がないので、釦の前面にその名称が
プリント或いは刻印されている。基本タリフスイッチの
釦内には、LEDが組み込まれ、名称を後方から照らす
ことで、選択した基本タリフスイッチとそうでないもの
とを識別できるように構成されている。但し、基本タリ
フスイッチの釦内に色の異なる複数のLEDを組込み、
色の違いで選択した基本タリフスイッチとそうでないも
のとを識別できるように構成してもよい。例えば赤と緑
のLEDを組込み、常時は緑色のLEDを点灯させ、選
択されると発光させるLEDを、緑色から赤色に切り換
えるように構成してもよい。
【0013】これらの基本タリフスイッチのサイズやレ
イアウトは任意に設定可能であるが、空車、実車、支払
はその使用頻度が高いので、できるだけ大きなサイズの
釦を使用し、また操作性し易いように、運転者に近い位
置である、タクシーメータ1の前面パネルの左上側に配
置することが好ましい。また、高速、迎車、呼出、転
送、合計のタリフスイッチ20d〜20hに関しては、
その全てを基本タリフスイッチとして取り扱う必要はな
く、後述する拡張タリフスイッチと同様に扱ってもよ
い。また、必要であれば図例以外の基本タリフスイッチ
を設けることも可能である。
【0014】拡張タリフスイッチは表示手段30の下側
に左右方向に一定間隔おきに直列状に8個設けられ、拡
張タリフスイッチの釦は、基本タリフスイッチの釦より
も小さなサイズに構成されている。これら8つの拡張タ
リフスイッチのうち、右側6つの拡張タリフスイッチ2
0i〜20nには待、障・割(身障者割引)、ワゴン、
早朝、予約、貸切のタリフ機能が夫々割当られ、左側2
つの拡張タリフスイッチ20o、20pにはタリフ機能
が割当られておらず、これら2つの拡張タリフスイッチ
20o、20pに対しては新たなタリフ機能が割当て可
能に構成されている。8つの拡張タリフスイッチ20i
〜20pに対応するタリフ機能は、タクシーメータの製
造会社、タクシー会社、タクシー利用者、運転手などの
要求に応じて設定することになるが、不正利用を防止す
るため、タクシーメータの製造会社やタクシー会社にて
公的機関の認可を受けて設定することが好ましい。拡張
タリフスイッチは、図例では8個設けたが、それ以外の
個数設けることも可能である。
【0015】前記拡張タリフスイッチの上側には名称表
示板21が設けられ、名称表示板21には拡張タリフス
イッチ20i〜20nに対応させてその名称がプリント
されている。この名称表示板21は、タリフ機能の変更
や新設に応じて記載内容を変更できるように、タクシー
メータ本体10の前面に着脱可能に組付けられている
が、不正に交換されないようにタクシーメータ本体10
に封印することが好ましい。名称表示板21の後方には
拡張タリフスイッチ20i〜20pに対応させて図示外
のLEDが設けられ、名称表示板21を後方から照らす
ことで、選択した拡張タリフスイッチとそうでない拡張
タリフスイッチとを識別できるように構成されている。
但し、この拡張タリフスイッチにおいても、基本タリフ
スイッチと同様に、釦内にLEDを組込んで、選択され
たものとそうでないものとを識別できるように構成する
ことが好ましい。
【0016】表示手段30は、周知の液晶表示装置で構
成され、最終運賃を表示する最終運賃表示部31と、固
定料金を表示する固定料金表示部32と、深夜割増等に
おける割増率を表示する割増率表示部33と、選択した
タリフの名称や現在設定されているタリフモードを表示
する複数のタリフ名称表示部34とを備えている。この
表示手段30における最終運賃、固定料金、割増率、各
種タリフ名称の表示位置や表示サイズ等に関しては、任
意に設定することが可能である。また、表示手段30に
おける表示内容が見やすくなるように、不必要な表示は
極力消すように設定することが好ましく、例えば、固定
料金が設定されていない場合には、図3に示すように、
固定料金表示部32の表示を全て消してもよい。
【0017】タクシーメータ本体10には、基本プログ
ラム記憶手段23と拡張プログラム記憶手段22の2つ
の記憶手段が設けられ、基本プログラム記憶手段23に
は基本タリフに基づいて運賃を求める演算プログラムが
記憶され、拡張プログラム記憶手段22には拡張タリフ
に基づいて運賃を求める演算プログラムが記憶されてい
る。
【0018】このタクシーメータ本体10においては、
実車スイッチ20aを操作すると、距離パルス発生器2
からのパルス信号に基づいて制御手段24により標準運
賃が順次演算されて、この標準運賃が最終運賃として最
終運賃表示部31に表示され、高速、迎車、待、障・
割、貸切のタリフスイッチを操作すると、それに応じた
演算方法で運賃が順次演算され、これが最終運賃として
最終運賃表示部31に表示される。また、ワゴン、早
朝、予約のいずれか1つのタリフスイッチを操作する
と、それに応じた固定料金が設定され、固定料金表示部
32に表示される。更に、タクシーメータ本体10の内
部時計が午後11時を過ぎると、深夜割増のモードが設
定されて、タリフ名称表示部34の「賃走」に代えて
「割増」が表示されるとともに、割増率表示部33に割
増率が表示され、このモードに応じた演算方法で割増運
賃が演算されて、最終運賃表示部31に表示される。ま
た、最終運賃が例えば9000円以上になると遠距離割
引のモードが設定され、タリフ名称表示部34の「遠
距」が追加表示されるとともに、このモードに応じた演
算方法で割引運賃が演算されて、最終運賃表示部31に
表示される。
【0019】そして、目的地まで走行してから支払スイ
ッチ20cを操作すると、運賃演算が中断され、この状
態で合計スイッチ20hを操作すると、最終運賃と固定
料金とを合算した支払運賃が最終運賃表示部31に表示
される。こうして1回の営業終了後、空車スイッチ20
aを操作すると、最終運賃表示受部31と固定料金表示
部32に表示した最終運賃や固定料金が零セットされ
て、次の営業に備えることになる。
【0020】こうして複数回の営業を行った後、営業を
終了するため空車状態で営業所に戻り、呼出スイッチ2
0fを操作して、その日の営業回数や実車による走行距
離などを順次表示させてこれを記録したり、ICカード
3をスロット11に差し込んでから転送スイッチ20g
を操作して、タクシーメータ本体10に記憶された営業
回数、実車による走行距離、各営業における最終運賃や
固定料金などの営業データをICカード3に転送して、
タクシーメータ本体10に記憶した営業データをICカ
ード3を介して営業所のデータ処理装置(図示略)に記
憶させ、データ処理装置で営業データを管理することに
なる。但し、ケーブルを介してタクシーメータ本体10
から営業所のデータ処理装置に対して直接的に営業デー
タを転送するようにしてもよい。
【0021】ところで、このタクシーメータ本体10で
は、最終運賃表示部31に表示されている最終運賃に適
正な割引や割増がなされているか否かを確認できるよう
に、支払スイッチ20cを操作してから呼出スイッチ2
0fを操作することで、最終運賃表示部31に割増や割
引を行う前の標準運賃を最終運賃に代えて切換え表示で
きるように構成されている。
【0022】呼出スイッチ20fは、前述のように、1
日の営業終了後に、その日の営業回数や実車による走行
距離などを順次表示させるためのものであるが、営業中
には使用されないので、呼出スイッチ20fの操作後、
最終運賃表示部31に最終運賃が表示されていることを
条件に、割引や割増前の標準運賃を最終運賃に代えて最
終運賃表示部31に表示することで、スイッチの個数を
増やすことなく、最終運賃と標準運賃とを切換え表示で
きるように構成されている。但し、呼出スイッチ20f
で表示を切換えるように構成したが、表示切換え専用の
スイッチを設けたり、他のタリフスイッチを表示切換え
用のスイッチとして兼用させてもよい。また、タリフ名
称表示部34に標準運賃を表す例えば「標準」の表示部
分を設け、呼出スイッチ20fを操作したときには、
「支払」の表示に代えて「標準」を表示させてもよい。
また、このとき、「割引前の標準運賃は○○○○円で
す」や「割増前の標準運賃は○○○○円です」などのよ
うなメッセージを音声出力させて、表示内容に対するタ
クシー利用者の理解を助けるようにしてもよい。
【0023】また、呼出スイッチ20fの操作後、継続
してこの標準運賃を表示させると、タクシー利用者が実
際の最終運賃と誤認することも考えられるので、呼出ス
イッチ20fの操作後、一定時間(例えば2〜3秒間)
だけ標準運賃を表示し、その後は最終運賃を再度表示し
たり、呼出スイッチ20fが操作されている間だけ、標
準運賃を切換え表示することが好ましい。
【0024】この機能の具体的な使用方法としては、遠
距離割引や身障者割引の割引モードが設定されていると
きに、運転者自らが呼出スイッチ20fを操作して、最
終運賃表示部31に割引前の標準運賃を切換え表示さ
せ、割引による割安感をタクシー利用者に印象付ける使
用方法や、タクシー利用者の要望に応じて標準運賃を表
示させる使用方法が考えられる。例えば、遠距離割引が
なされたときについて具体的に説明すると、支払い時に
おける標準運賃が14000円の場合には、9000円
を越える運賃に関しては、遠距離割引が適用されて1割
引されるので、最終運賃表示部31には、図3に示すよ
うに、13500円と表示されることになるが、呼出ス
イッチ20fを操作すると、図4に示すように、最終運
賃表示部31に一定時間或いは呼出スイッチ20fを操
作しているあいだだけ、割引前の標準運賃が14000
円と表示されるので、タクシー利用者に500円割引さ
れたことを知らせることが可能となる。
【0025】尚、本実施例では、呼出スイッチ20fを
操作することで、割引や割増前の標準運賃を最終運賃表
示部31に表示させるように構成したが、割引モードに
おいては、常時は最終運賃表示部31に標準運賃を表示
させ、例えば支払スイッチ20cを操作したときに、表
示内容を割引後の最終運賃に切換え表示させてもよい。
この場合、表示を切換える前に、例えば「遠距離割引さ
せて頂きます。」などのような音声メッセージを出力さ
せると、タクシー利用者に対して実際に割引がなされて
いることをより一層印象付けることが可能となる。ま
た、最終運賃表示部31を有するタクシーメータであれ
ば、図例以外の種々の構成のタクシーメータに対して本
発明を同様に適用することが可能であり、例えば拡張タ
リフ機能を有しない既存のタクシーメータ等に対しても
本発明を同様に適用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係るタクシーメータによれ
ば、最終運賃と標準運賃とを切換え表示できるので、タ
クシー利用者が割増や割引前の標準運賃を知りたい場合
には、その旨を運転者に知らせ、特定タリフスイッチを
操作してもらうことで、最終運賃表示部に標準運賃を切
換え表示させて標準運賃を確認することが可能となる。
特に、割引に関しては運転者自らが、割引前の標準運賃
をタクシー利用者に提示することで、割引が確実になさ
れていることをタクシー利用者に示すことが可能となる
ので好ましい。しかも、最終運賃と標準運賃とを切換え
表示させるので、新たに表示部を設けたりすることな
く、両運賃を確認することが可能となる。また、最終運
賃表示部に表示される最終運賃及び標準運賃の文字や数
字は、従来と同様に大きな見やすいものとなる。
【0027】請求項2及び請求項3記載のように構成す
ると、特定タリフスイッチを操作してしているあいだだ
け、或いは特定タリフスイッチを操作してから一定時間
だけ最終運賃表示部に標準運賃が表示され、通常は最終
運賃が最終運賃表示部に表示されるので、標準運賃が支
払い料金であると、タクシー利用者が誤認するという不
具合を確実に防止できる。
【0028】請求項4記載のタクシーメータによれば、
基本タリフに基づいて運賃を求める演算プログラムと、
拡張タリフに基づいて運賃を求める演算プログラムとを
独立の記憶手段に記憶させるので、基本タリフ機能の不
正な変更等を確実に防止しつつ、新たなタリフ機能の追
加が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タクシーメータ本体の正面図
【図2】 タクシーメータの制御系のブロック図
【図3】 タクシーメータ本体の使用状態の一例を示す
説明図
【図4】 タクシーメータ本体の使用状態の一例を示す
説明図
【符号の説明】
1 タクシーメータ 2 距離パ
ルス発生器 3 ICカード 10 タクシーメータ本体 11 カード
挿入スロット 20a〜20p タリフスイッチ 21 名称表示板 22 拡張プ
ログラム記憶手段 23 基本プログラム記憶手段 24 制御手
段 30 表示手段 31 最終運
賃表示部 32 固定料金表示部 33 割増率
表示部 34 タリフ名称表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タリフスイッチの操作に応じて標準運賃
    に対して割増や割引を行って最終運賃を演算する演算手
    段と、 前記演算手段にて求めた最終運賃を表示する最終運賃表
    示部と、 特定のタリフスイッチの操作により、最終運賃表示部に
    最終運賃に代えて割増や割引前の標準運賃を切換え表示
    する表示切換え手段と、 を備えたタクシーメータ。
  2. 【請求項2】 前記表示切換え手段では、特定タリフス
    イッチを操作しているあいだのみ最終運賃表示部に標準
    運賃を表示する請求項1記載のタクシーの運賃表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示切換え手段では、特定タリフス
    イッチの操作後、一定時間だけ最終運賃表示部に標準運
    賃を表示する請求項1記載のタクシーの運賃表示装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段に、基本タリフに基づいて
    運賃を求める演算プログラムを記憶した基本プログラム
    記憶手段と、拡張タリフに基づいて運賃を求める演算プ
    ログラムを記憶した拡張プログラム記憶手段とを夫々独
    立に設けた請求項1〜3のいずれか1項記載のタクシー
    メータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283089A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Casio Comput Co Ltd ネットワーク広告システム,サーバ,車載端末及び記憶媒体

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JP2001283089A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Casio Comput Co Ltd ネットワーク広告システム,サーバ,車載端末及び記憶媒体

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