JPH11272064A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11272064A
JPH11272064A JP10077204A JP7720498A JPH11272064A JP H11272064 A JPH11272064 A JP H11272064A JP 10077204 A JP10077204 A JP 10077204A JP 7720498 A JP7720498 A JP 7720498A JP H11272064 A JPH11272064 A JP H11272064A
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JP
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toner
stirring
image forming
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toner density
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JP10077204A
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Koji Ishigaki
好司 石垣
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置内の検出トナー濃度が現実のトナー
濃度と異なってしまう場合に、両者のリニアリティを回
復できるようにする。 【解決手段】 不揮発性メモリ内に格納されている、今
回検出した現像装置内のトナー濃度αの値から前回検出
したトナー濃度βの値を減算した値(電圧値)の大きさ
に応じて、基準となる攪拌時間に加算する加算時間S
を、10秒(ステップS12)、100秒(ステップS
14)、300秒(ステップS16)、または500秒
(ステップS18)に設定する。そして、加算時間Sを
加算した攪拌時間を不揮発性メモリに格納する。画像形
成動作の際は現像装置内の2成分現像剤を攪拌するが、
その時間は不揮発性メモリに格納された攪拌時間の長さ
に応じて延長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタなど、2成分現像剤を用いた電子写真
方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−333700号公報には、現
像装置内の2成分現像剤のトナー帯電量をトナー濃度と
の関係から間接に検出し、現像装置内へのトナー補給量
を調節して、現像剤の使用によるキャリア劣化があって
もトナー帯電量に不足がないようにする電子写真方式の
画像形成技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2成分
現像剤の場合、トナーとキャリアの濃度(トナー濃度)
とトナーの攪拌動作による摩擦帯電量により、感光体の
静電潜像へのトナー付着量が決定する。この際、トナー
濃度を検出するトナー濃度センサは、単位体積当たりの
キャリア量でトナー濃度を検出している。そして、一般
的には、摩擦帯電量などにより、トナー濃度が一定であ
れば、単位体積当たりのキャリア量もほぼ一定になるた
め、現像器内の現実のトナー濃度とキャリア濃度を検出
するトナー濃度センサの出力信号はリニアであるが、ト
ナーの攪拌動作が極めて少ない状態がなどが長期にわた
ると、2成分現像剤の摩擦帯電量が低下し、トナーとキ
ャリアの密度が上昇してしまう。すなわち、図7に示す
ように、通常は、トナー、キャリアの状態、Tセンサ1
3の特性により、Tセンサ出力aとして示した特性にな
るが、2成分現像剤の攪拌の不足、長時間の攪拌の不実
施により、Tセンサ出力b,cの特性を示すようにな
る。このような状態になると、例えば、トナー濃度の制
御上の目標値が4%であるときに、Tセンサ13の出力
が2.0Vとなるべきところ、2.6Vになってしま
い、トナーが不足していると判断されて大量のトナーが
補給されたり、トナーの残量が残り少ないと判断してト
ナーを補給すべき旨のメッセージが表示される。つま
り、単位体積あたりのキャリア量が多くなってしまうの
で、トナー濃度センサの検出したトナー濃度が、現実の
トナー濃度と異なってしまい、過剰なトナーの補給によ
る画像の地汚れなどが生じる不具合がある。
【0004】この発明の目的は、トナー濃度センサで現
像装置内のトナー濃度を検出し、トナー濃度が低いとき
にはトナーを補給する、2成分現像剤を用いた電子写真
方式の画像形成装置について、トナー濃度センサの検出
したトナー濃度が現実のトナー濃度と異なってしまう場
合に、両者のリニアリティを回復できるようにすること
にある。
【0005】この発明の別の目的は、前記の場合に、2
成分現像剤の劣化を不必要に早めないようにすることに
ある。
【0006】この発明の別の目的は、前記の場合に、現
像装置へのトナーの過剰な補給や、誤ったトナー切れの
報知がされるのを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光体と、この感光体に静電潜像を光書込みする光
書込装置と、前記静電潜像を2成分現像剤で現像する現
像装置とを備え、電子写真方式で画像を形成する画像形
成装置において、前記現像装置内の2成分現像剤を攪拌
する攪拌装置と、この攪拌装置を制御して毎画像形成動
作の際に前記2成分現像剤の攪拌を行う攪拌時間制御手
段と、前記2成分現像剤の単位体積当たりのキャリア量
から前記現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度
センサと、この検出したトナー濃度に応じて前記現像装
置内にトナーを補給するトナー補給装置と、前記画像形
成装置が所定の状態にあるときに前記トナー濃度センサ
により検出したトナー濃度を記憶する記憶装置と、この
記憶装置に記憶されている今回と前回のトナー濃度を比
較する比較手段と、この比較により今回のトナー濃度の
値が前回の値を所定程度下回るときは、前記攪拌時間制
御手段により今回の画像形成動作に際して行うものに追
加して、前記現像装置内の2成分現像剤を所定程度攪拌
するように前記攪拌装置を制御する攪拌時間延長手段
と、を備えていることを特徴とする。
【0008】したがって、記憶装置に記憶された今回と
前回の検出トナー濃度とを比較して今回のトナー濃度の
値が前回を所定程度下回るときは、トナー濃度センサの
検出したトナー濃度が現実のトナー濃度とリニアでない
状態にあると判断することができるので、画像形成動作
に際して通常行うトナーの攪拌動作に追加して所定程度
トナーの攪拌を行ない、2成分現像剤の摩擦帯電量を通
常より積極的に増大させて、検出トナー濃度と現実のト
ナー濃度とのリニアリティを回復することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、攪拌時間延長手段は、比較手段による
比較により今回のトナー濃度の値が前回の値を下回る程
度に応じて攪拌の程度を大きくするものであることを特
徴とする。
【0010】したがって、攪拌の程度を通常より大きく
する度合いを、トナーの検出濃度と現実の濃度とのリニ
アリティを回復できる程度にとどめることができるの
で、過剰な攪拌により、2成分現像剤の劣化を不必要に
早めることがない。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、トナー補給装置は、検出トナ
ー濃度を予め設定された基準値と比較してトナー補給を
行なうものであり、記憶装置に記憶された攪拌時間の大
きさの程度応じて前記基準値を大きくするトナー補給レ
ベル変更手段を備えている。
【0012】したがって、検出トナー濃度と現実のトナ
ー濃度とのリニアリティ回復のために、今回の攪拌時間
が長くなっているときは、その攪拌時間の程度に応じて
トナー補給の基準値を大きくし、トナーの過剰な補給が
行なわれないようにすることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の発明において、トナー濃度センサ
による検出トナー濃度が予め設定された基準値より小さ
いときは、トナーの補給切れの旨を報知する報知手段
と、記憶装置に記憶された攪拌時間の大きさに応じて前
記基準値を大きくするトナー切れ報知レベル変更手段
と、を備えている。
【0014】したがって、検出トナー濃度と現実のトナ
ー濃度とのリニアリティ回復のために、今回の攪拌時間
が長くなっているときは、その攪拌時間の程度に応じて
トナー補給切れの報知を行なう基準値を大きくして、ト
ナー補給切れの誤報知を防止することができる。
【0015】なお、攪拌の程度を大きくするには、攪拌
時間を長くすることにより行なってもよいし(請求項
5)、攪拌する速度を大きくすることにより行なっても
よい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
にかかる複写機の感光体回りの概略構成を示すブロック
図である。図1に示すように、この複写機1は、感光体
2と、この感光体2を帯電する帯電ローラ3と、感光体
2に静電潜像を光書込みする光書込装置4と、感光体2
上の静電潜像を2成分現像剤のトナーで現像する現像装
置5と、図示しない用紙トレイなどから用紙搬送路6を
搬送された用紙に感光体2上のトナー画像を転写する転
写ローラ7と、トナー画像を用紙に定着する定着装置8
とを備えている。
【0017】現像装置5内には、静電潜像の現像を行な
う現像ローラ11のほか、現像装置5内の2成分現像剤
を攪拌する攪拌スクリュー12(図1において図示しな
い本体駆動モータ24(図2参照)により駆動され、こ
の発明の攪拌装置を実施する)が設けられている。ま
た、現像装置5内の下部には、現像装置5内のトナー濃
度を検出するTセンサ13が設けられている。このTセ
ンサ13は、キャリア濃度を検出するもので、単位体積
当たりのキャリア量の検出によりトナー濃度を検出する
もので、この発明のトナー濃度センサを実施する。現像
装置5にはトナーのみが充填されたトナーボトル14も
接続されており、現像装置5内へのトナー補給が必要な
ときは、図1において図示しないモータ25(図2参
照)により駆動される搬送スクリュー15(この発明の
トナー補給装置を実施する)などによりトナーが現像装
置5内に搬送される。
【0018】図2は、この複写機1の電気的な接続を示
すブロック図である。画像読取装置21は、原稿の画像
を読み取り、その読み取ったデジタル画像信号をシステ
ム制御部22に転送する。システム制御部22は、CP
U,ROM,RAMや,不揮発性メモリ(EEPRO
M)23(この発明の記憶装置を実施する)が、バス接
続されたマイコンを備えていて、システム全体の制御部
として機能するほか、ガンマ補正などの画像処理を行な
い、光書込みのために光書込装置4に画像データを出力
する。システム制御部22のマイコンには、I/O制御
部28や各種画像形成用I/O27を介して前記Tセン
サ13、前記本体駆動モータ24(攪拌スクリュー12
の動作のみならず、感光体2の回転など、画像形成動作
の全体にかかわる),前記モータ25、高圧電源26な
ど、複写機1の各種センサ、アクチュエータが接続され
ている。また、各種のメッセージを表示するディスプレ
イ31、各種の入力を可能とすキーボード32も接続さ
れている。
【0019】複写機1による画像形成動作は次のように
行なう。すなわち、感光体2は帯電ローラ3で帯電され
て、光書込装置4で静電潜像の光書込みがなされ、この
静電潜像が現像装置5で現像される。そして、現像後の
トナー画像は、用紙搬送路6を図示しない用紙トレイか
ら搬送されてきた用紙に、転写ローラ7により転写され
て、定着装置8により定着される。
【0020】複写機1の電源が投入されると、高圧電源
26により転写ローラ7に負極性を印加して転写ローラ
7の汚れを除くウォームアップ動作が行われる。このウ
ォームアップ動作が開始すると、複写機1は図3に示す
トナー濃度のサンプリング処理を行なう。なお、通常の
画像形成動作の終了時点でもトナー濃度のサンプリング
処理を行なう。
【0021】すなわち、複写機1の電源が投入される
と、図3に示すように本体駆動モータ24がONし(ス
テップS1)、転写ローラ7に負極性を印加して転写ロ
ーラ7の汚れを除く転写クリーニング動作が開始する
(ステップS2)。そして、この後、所定のタイマーを
スタートし(ステップS3)、攪拌スクリュー12によ
り現像装置5内の2成分現像剤の攪拌を開始する(ステ
ップS4)。所定の時間がカウントアップしたときに
(ステップS5のY)(あるいは、攪拌の終了直前とし
てもよい)、Tセンサ13で現像装置5内のトナー濃度
をサンプリングする(ステップS6,S7,S8)。つ
まり、前回のウォームアップ動作の際に検出したトナー
濃度αは、不揮発性メモリ23内に格納されていて、こ
のすでに格納されているトナー濃度αの値をトナー濃度
βの値として登録する(ステップS6)一方、Tセンサ
13でトナー濃度の値をサンプリングし(ステップS
7)、この値を新たなトナー濃度αの値として登録する
(ステップS8)。
【0022】図3のトナー濃度のサンプリング処理が終
了した後、図4に示す攪拌時間の算出処理を行なう。こ
の処理は、前記の攪拌時間を求めるものである。すなわ
ち、図4に示すように、不揮発性メモリ23内に格納さ
れている、今回検出したトナー濃度αの値から前回検出
したトナー濃度βの値を減算した値(電圧値)が、0.
1Vを下回るか(ステップS11),0.2Vを下回る
か(ステップS13),0.3Vを下回るか(ステップ
S15),または0.4Vを下回るか(ステップS1
7)、の比較を行ない(この発明の比較手段を実施する
ものである)、攪拌時間の加算時間Sを、10秒(ステ
ップS12)、100秒(ステップS14)、300秒
(ステップS16)、または500秒(ステップS1
8)に設定する(この発明の攪拌時間延長手段を実施す
るものである)。0.4V以上であったときは(ステッ
プS17のN)、加算時間Sを0秒に設定する(ステッ
プS19)。すなわち、S=10秒(ステップS12)
は、通常の画像形成動作にかかる時間とほぼ同一であ
り、攪拌時間の追加はほとんどありえない。0.2V以
上の差は、2成分現像剤の変動としてとらえ、攪拌時間
を大きく設定するものである。そして、基準値となる攪
拌時間に加算時間Sを加算して、攪拌時間として不揮発
性メモリ23に格納する(ステップS20)。そして、
この新たな攪拌時間が600秒より大きいときは(ステ
ップS21のY)、新たな攪拌時間を一律に600秒に
設定して不揮発性メモリ23に格納する(ステップS2
2)。
【0023】画像の形成の際に行なう現像装置5内の2
成分現像剤の攪拌処理は、図5に示すとおりである。す
なわち、画像形成動作が開始されると(ステップS31
のY)、所定の画像形成動作の開始処理を行なう(ステ
ップS32(後述する図6の処理))。そして、画像形
成動作が終了するまで(ステップS34のY)、画像形
成動作の中で行なう現像装置5内における2成分現像剤
の攪拌作業(攪拌時間制御手段を実施する)の進行に応
じて、前記攪拌時間の算出処理により求め、不揮発性メ
モリ23に格納されている攪拌時間をRAM内に構築し
たカウンタにセットし、このカウンタの値を減算してい
く(ステップS33)。
【0024】そして、画像形成動作が終了したときに
(ステップS34のY)、ステップS33で減算後の攪
拌時間が前記カウンタに残存しているときは(ステップ
S35のN)、この残存する攪拌時間の間、2成分現像
剤の攪拌を継続する(ステップS36)(攪拌時間延長
手段を実施するものである)。そして、この残存してい
る攪拌時間の間の攪拌が終了した後、あるいはステップ
S34の画像形成動作の終了後に攪拌時間が残っていな
かったときには(ステップS35のY)、本体駆動モー
タ24等を停止する(ステップS37)。
【0025】前記の画像形成動作の開始処理について図
6を参照して説明する。まず、Tセンサ13により現像
装置5内のトナー濃度のサンプリングを行なう(ステッ
プS41)。そして、攪拌時間の算出処理(図4)で求
めた攪拌時間が200秒より大きいときは(ステップS
42のY)、トナーエンドレベルおよびトナー補給レベ
ルについて予め設定されている基準値に各々0.4V加
算する(ステップS43,S45)。また、攪拌時間が
200秒よりは小さいが100秒より大きいときは(ス
テップS44のY)、トナーエンドレベルおよびトナー
補給レベルに各々0.2V加算する(ステップS43)
(この発明のトナー補給レベル変更手段、トナー切れ報
知レベル変更手段を実施している)。攪拌時間が100
秒以下のときは(ステップS44のN)、トナーエンド
レベルおよびトナー補給レベルは基準値のままとする
(ステップS46)。トナー補給レベルは、モータ25
の駆動による搬送スクリュー15により、トナーボトル
14から現像装置5内にトナーの補給を行なうか否かの
しきい値であり、トナーエンドレベルは、トナーの補給
が切れかけていることを表示するトナーニアエンド表示
を行なうか否かのしきい値である。
【0026】前記のように調節されたトナーエンドレベ
ルおよびトナー補給レベルと、ステップS41のサンプ
リングデータとを比較し(ステップS46,S48)、
トナー補給レベルよりサンプリングデータが大きいとき
は(ステップS46のY)、搬送スクリュー15によ
り、トナーボトル14から現像装置5内にトナーの補給
を行なう(ステップS48)。また、トナーエンドレベ
ルよりサンプリングデータのほうが大きいときは(ステ
ップS49のY)、所定のエンドカウンタを“+1”イ
ンクリメントする(ステップS50)。このエンドカウ
ンタの値が“10”を超えたときは(ステップS51の
Y)、トナー補給が尽きかけている旨の表示(トナーニ
アエンド表示)をディスプレイ29に行なう(ステップ
S52)(この発明の報知手段を実施している)。ま
た、サンプリングデータがトナーエンドレベル以下であ
ったときは(ステップS49のN),エンドカウンタを
クリアする(ステップS53)。
【0027】以上のように、不揮発性メモリ23に記憶
された今回と前回におけるウォームアップの際の検出ト
ナー濃度を比較して、今回のトナー濃度の値が前回を下
回るときは、Tセンサ13の検出したトナー濃度が現実
のトナー濃度とリニアでない状態にあると判断すること
ができるので、画像形成動作に際して通常行うトナーの
攪拌動作に追加して所定程度トナーの攪拌を行ない(ス
テップS36)、2成分現像剤の摩擦帯電量を通常より
積極的に増大させて、検出トナー濃度と現実のトナー濃
度とのリニアリティを回復することができる。
【0028】また、前回と今回の検出トナー濃度の大き
さの程度により(ステップS13、S15、S17)、
攪拌の程度を通常より大きくする度合いを変えて(ステ
ップS14、S16、S18)、トナーの検出濃度と現
実の濃度とのリニアリティを回復できる程度にとどめる
ことができるので、過剰な攪拌により、2成分現像剤の
劣化を不必要に早めることがない。
【0029】さらに、トナーエンドレベルや、補給レベ
ルを、図4の処理で求めた攪拌時間の大きさに応じて大
きくしているので(ステップS42〜S45)、トナー
の過剰な補給や、トナーニアエンド表示(ステップS5
2)の誤表示を防止することができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、記憶装置に記
憶された今回と前回の検出トナー濃度とを比較して今回
のトナー濃度の値が前回を所定程度下回るときは、トナ
ー濃度センサの検出したトナー濃度が現実のトナー濃度
とリニアでない状態にあると判断することができるの
で、画像形成動作に際して通常行うトナーの攪拌動作に
追加して所定程度トナーの攪拌を行ない、2成分現像剤
の摩擦帯電量を通常より積極的に増大させて、検出トナ
ー濃度と現実のトナー濃度とのリニアリティを回復する
ことができる。
【0031】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、攪拌の程度を通常より大きくする度合
いを、トナーの検出濃度と現実の濃度とのリニアリティ
を回復できる程度にとどめることができるので、過剰な
攪拌により、2成分現像剤の劣化を不必要に早めること
がない。
【0032】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、検出トナー濃度と現実のトナ
ー濃度とのリニアリティ回復のために、今回の攪拌時間
が長くなっているときは、その攪拌時間の程度に応じて
トナー補給の基準値を大きくして、トナーの過剰な補給
が行なわれないようにすることができる。
【0033】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の発明において、検出トナー濃度と
現実のトナー濃度とのリニアリティ回復のために、今回
の攪拌時間が長くなっているときは、その攪拌時間の程
度に応じてトナー補給切れの報知を行なう基準値を大き
くして、トナー補給切れの誤報知を防止することができ
る。
【0034】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明において、攪拌時間を長くす
ることにより、攪拌の程度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態にかかる複写機の感光
体回りの概略構成を示すブロック図である。
【図2】前記複写機の制御系の電気的な接続を示すブロ
ック図である。
【図3】前記複写機のウォームアップ動作の際のトナー
濃度のサンプリング処理を示すフローチャートである。
【図4】前記複写機の攪拌時間の算出処理を示すフロー
チャートである。
【図5】前記複写機の現像剤の攪拌処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】前記複写機の画像形成動作開始処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】この発明の課題を説明する現像装置内のトナー
濃度とTセンサの出力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体 4 光書込装置 5 現像装置 12 攪拌装置 13 トナー濃度センサ 15 トナー補給装置 23 第1、第2の記憶装置 31 報知手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、この感光体に静電潜像を光書
    込みする光書込装置と、前記静電潜像を2成分現像剤で
    現像する現像装置とを備え、電子写真方式で画像を形成
    する画像形成装置において、 前記現像装置内の2成分現像剤を攪拌する攪拌装置と、 この攪拌装置を制御して毎画像形成動作の際に前記2成
    分現像剤の攪拌を行う攪拌時間制御手段と、 前記2成分現像剤の単位体積当たりのキャリア量から前
    記現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ
    と、 この検出したトナー濃度に応じて前記現像装置内にトナ
    ーを補給するトナー補給装置と、 前記画像形成装置が所定の状態にあるときに前記トナー
    濃度センサにより検出したトナー濃度を記憶する記憶装
    置と、 この記憶装置に記憶されている今回と前回のトナー濃度
    を比較する比較手段と、 この比較により今回のトナー濃度の値が前回の値を所定
    程度下回るときは、前記攪拌時間制御手段により今回の
    画像形成動作に際して行うものに追加して、前記現像装
    置内の2成分現像剤を所定程度攪拌するように前記攪拌
    装置を制御する攪拌時間延長手段と、を備えていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 攪拌時間延長手段は、比較手段による比
    較により今回のトナー濃度の値が前回の値を下回る程度
    に応じて攪拌の程度を大きくするものであることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 トナー補給装置は、検出トナー濃度を予
    め設定された基準値と比較してトナー補給を行なうもの
    であり、 記憶装置に記憶された攪拌時間の大きさの程度に応じて
    前記基準値を大きくするトナー補給レベル変更手段を備
    えていることを特徴とする請求項1または2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー濃度センサによる検出トナー濃度
    が予め設定された基準値より小さいときは、トナーの補
    給切れの旨を報知する報知手段と、 記憶装置に記憶された攪拌時間の大きさに応じて前記基
    準値を大きくするトナー切れ報知レベル変更手段と、を
    備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの
    一に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 攪拌時間延長手段は、攪拌時間を長くす
    ることにより攪拌の程度を大きくするものであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかの一に記載の画像形
    成装置。
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