JPH11272063A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11272063A
JPH11272063A JP10077203A JP7720398A JPH11272063A JP H11272063 A JPH11272063 A JP H11272063A JP 10077203 A JP10077203 A JP 10077203A JP 7720398 A JP7720398 A JP 7720398A JP H11272063 A JPH11272063 A JP H11272063A
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toner
stirring
image forming
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value
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JP10077203A
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Koji Ishigaki
好司 石垣
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置内の検出トナー濃度が現実のトナー
濃度と異なってしまう場合に、両者のリニアリティを、
2成分現像剤を不必要に劣化させることなく回復できる
ようにする。 【解決手段】 不揮発性メモリ内に格納されている、今
回検出した現像装置内のトナー濃度αの値から前回検出
したトナー濃度βの値を減算した値(電圧値)の大きさ
に応じて、基準となる攪拌時間に加算する加算時間Sを
可変に設定する。そして、加算時間Sを加算した攪拌時
間を不揮発性メモリに格納する。画像形成動作の際は現
像装置内の2成分現像剤を攪拌するが、その時間は不揮
発性メモリに格納された攪拌時間の長さに応じて延長す
る(ステップS61、S62、S64)。ただし、延長
時間には30秒の上限値を設定する(ステップS6
3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタなど、2成分現像剤を用いた電子写真
方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−333700号公報には、現
像装置内の2成分現像剤のトナー帯電量をトナー濃度と
の関係から間接的に検出し、現像装置内へのトナー補給
量を調節して、現像剤の使用によるキャリア劣化があっ
てもトナー帯電量に不足がないようにする電子写真方式
の画像形成技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2成分
現像剤の場合、トナーとキャリアの濃度(トナー濃度)
とトナーの攪拌動作による摩擦帯電量により、感光体の
静電潜像へのトナー付着量が決定する。この際、トナー
濃度を検出するトナー濃度センサは、単位体積当たりの
キャリア量をもってトナー濃度を検出している。そし
て、一般的には、摩擦帯電量などにより、トナー濃度が
一定であれば、単位体積当たりのキャリア量もほぼ一定
になるため、現像器内の現実のトナー濃度とキャリア濃
度を検出するトナー濃度センサの出力信号はリニアであ
るが、トナーの攪拌動作が極めて少ない状態がなどが長
期にわたると、2成分現像剤の摩擦帯電量が低下し、ト
ナーとキャリアの密度が上昇してしまう。すなわち、図
10に示すように、通常は、トナー、キャリアの状態、
Tセンサ13の特性により、Tセンサ出力aとして示し
た特性になるが、2成分現像剤の攪拌の不足、長時間の
攪拌の不実施により、Tセンサ出力b,cの特性を示す
ようになる。このような状態になると、例えば、トナー
濃度の制御上の目標値が4%であるときに、Tセンサ1
3の出力が2.0Vとなるべきところ、2.6Vになっ
てしまい、トナーが不足していると判断されて大量のト
ナーが補給されたり、トナーの残量が残り少ないと判断
してトナーを補給すべき旨のメッセージが表示される。
つまり、単位体積あたりのキャリア量が多くなってしま
うので、トナー濃度センサの検出したトナー濃度が、現
実のトナー濃度と異なってしまい、過剰なトナーの補給
による画像の地汚れなどが生じる不具合がある。
【0004】この発明の目的は、トナー濃度センサで現
像装置内のトナー濃度を検出し、トナー濃度が低いとき
にはトナーを補給する、2成分現像剤を用いた電子写真
方式の画像形成装置について、トナー濃度センサの検出
したトナー濃度が現実のトナー濃度とは異なってしまう
場合に、両者のリニアリティを回復できるようにするこ
とにある。
【0005】この発明の別の目的は、前記の場合に、画
像形成装置の使用頻度にかかわらず、2成分現像剤の不
必要な劣化を防止することにある。
【0006】この発明の別の目的は、前記の場合に、現
像装置の交換による誤動作を未然に防止できるようにす
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光体と、この感光体に静電潜像を光書込みする光
書込装置と、前記静電潜像を2成分現像剤で現像する現
像装置とを備え、電子写真方式で画像を形成する画像形
成装置において、前記現像装置内の2成分現像剤を攪拌
する攪拌装置と、この攪拌装置により今回の画像形成動
作に際して行う攪拌時間を記憶する第1の記憶装置と、
前記攪拌装置を制御して毎画像形成動作の際に前記攪拌
時間の間前記2成分現像剤の攪拌を行う攪拌制御手段
と、前記2成分現像剤の単位体積当たりのキャリア量か
ら前記現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度セ
ンサと、この検出したトナー濃度に応じて前記現像装置
内にトナーを補給するトナー補給装置と、前記画像形成
装置が所定の状態にあるときに前記トナー濃度センサに
より検出したトナー濃度を記憶する第1の記憶装置と、
この第1記憶装置に記憶されている今回と前回のトナー
濃度を比較する比較手段と、この比較により今回のトナ
ー濃度の値が前回のトナー濃度の値を所定程度下回ると
きは、その下回る程度に応じて、予め設定されている上
限値を上回らない範囲で、前記第2の記憶装置に記憶さ
れている攪拌時間を延長する攪拌時間延長手段と、を備
えている。
【0008】したがって、今回と前回の検出トナー濃度
とを比較して今回のトナー濃度の値が前回を所定程度下
回るときは、トナー濃度センサの検出したトナー濃度が
現実のトナー濃度とリニアでない状態にあると判断する
ことができるので、画像形成動作に際して通常行うトナ
ーの攪拌動作に追加して所定程度トナーの攪拌を行な
い、2成分現像剤の摩擦帯電量を通常より積極的に増大
させて、検出トナー濃度と現実のトナー濃度とのリニア
リティを回復することができる。
【0009】また、トナーの攪拌時間の追加は、今回の
トナー濃度の値が前回を下回る程度に応じて行なうの
で、不必要な攪拌を抑えて、2成分現像剤の不必要な劣
化を防止することができる。
【0010】さらに、トナーの攪拌の追加を今回のトナ
ー濃度の値が前回を下回る程度に応じて行なっても、画
像形成装置の一日の使用回数や使用頻度によっては、今
回のトナーの攪拌の程度が検出トナー濃度と現実のトナ
ー濃度とのリニアリティ回復に必要とする以上に過剰と
なる場合があるが、攪拌時間の延長は、予め設定されて
いる上限値を上回らない範囲で行なって、2成分現像剤
の不必要な劣化を防止することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、今回のトナー濃度の値が前回のトナー
濃度の値を下回る程度に応じて上限値を可変する上限値
可変手段を備えている。
【0012】したがって、今回のトナー濃度の値が前回
のトナー濃度の値を下回る程度に応じて上限値を可変
し、攪拌の程度を通常より大きくする度合いを、トナー
の検出濃度と現実の濃度とのリニアリティを回復できる
程度にとどめることができるので、過剰な攪拌により2
成分現像剤の劣化を不必要に早めることがない。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のいずれかの一に記載の発明において、第1および第
2の記憶装置は不揮発性メモリであって、現像装置の交
換がなされたことを判断する交換判断手段と、この現像
装置の交換がされたと判断したときは、前記不揮発性メ
モリに記憶されている攪拌時間およびトナーの検出濃度
を消去する消去手段と、を備えている。
【0014】したがって、現像装置の交換がなされたと
きは不揮発性メモリに記憶されている攪拌時間およびト
ナーの検出濃度を消去するので、以前の現像装置のデー
タにより誤動作が生じるのを未然に防止することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]図1は、
この発明の実施の形態1にかかる複写機の感光体回りの
概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、
この複写機1は、感光体2と、この感光体2を帯電する
帯電ローラ3と、感光体2に静電潜像を光書込みする光
書込装置4と、感光体2上の静電潜像を2成分現像剤の
トナーで現像する現像装置5と、図示しない用紙トレイ
などから用紙搬送路6を搬送された用紙に感光体2上の
トナー画像を転写する転写ローラ7と、トナー画像を用
紙に定着する定着装置8とを備えている。
【0016】現像装置5内には、静電潜像の現像を行な
う現像ローラ11のほか、現像装置5内の2成分現像剤
を攪拌する攪拌スクリュー12(図1において図示しな
い本体駆動モータ24(図2参照)により駆動され、こ
の発明の攪拌装置を実施する)が設けられている。ま
た、現像装置5内の下部には、現像装置5内のトナー濃
度を検出するTセンサ13が設けられている。このTセ
ンサ13は、キャリア濃度を検出するもので、単位体積
当たりのキャリア量の検出によりトナー濃度を検出し
て、この発明のトナー濃度センサを実施するものであ
る。現像装置5にはトナーのみが充填されたトナーボト
ル14も接続されており、現像装置5内へのトナー補給
が必要なときは、図1において図示しないモータ25
(図2参照)により駆動される搬送スクリュー15(こ
の発明のトナー補給装置を実施する)などによりトナー
が現像装置5内に搬送される。
【0017】図2は、この複写機1の電気的な接続を示
すブロック図である。画像読取装置21は、原稿の画像
を読み取り、その読み取ったデジタル画像信号をシステ
ム制御部22に転送する。システム制御部22は、CP
U,ROM,RAMや,不揮発性メモリ(EEPRO
M)23(この発明の第1、第2の記憶装置を実施す
る)が、バス接続されたマイコンを備えていて、システ
ム全体の制御部として機能するほか、ガンマ補正などの
画像処理を行ない、光書込みのために光書込装置4に画
像データを出力する。システム制御部22のマイコンに
は、I/O制御部28や各種画像形成用I/O27を介
して前記Tセンサ13、前記本体駆動モータ24(攪拌
スクリュー12の動作のみならず、感光体2の回転な
ど、画像形成動作の全体にかかわる),前記モータ2
5、高圧電源26、現像装置5の交換を検出するセンサ
29など、複写機1の各種センサ、アクチュエータが接
続されている。また、各種のメッセージを表示するディ
スプレイ31、各種の入力を可能とすキーボード32も
接続されている。
【0018】センサ29は、新品の現像装置5の駆動ギ
アに予め取り付けらている図示しない突起を検出する光
センサやマイクロスイッチなどであり、前記突起の検出
により現像装置5の交換を検出するものである。前記突
起は現像装置5が最初に駆動する際に離脱する(現像装
置5の交換の自動検出については公知であるので、詳細
な説明は省略する)。
【0019】複写機1による画像形成動作は次のように
行なう。すなわち、感光体2は帯電ローラ3で帯電され
て、光書込装置4で静電潜像の光書込みがなされ、この
静電潜像が現像装置5で現像される。そして、現像後の
トナー画像は、用紙搬送路6を図示しない用紙トレイか
ら搬送されてきた用紙に、転写ローラ7により転写され
て、定着装置8により定着される。
【0020】複写機1の電源が投入されると、高圧電源
26により転写ローラ7に負極性を印加して転写ローラ
7の汚れを除くウォームアップ動作が行われる。このウ
ォームアップ動作が開始すると、複写機1は図3に示す
トナー濃度のサンプリング処理を行なう。なお、通常の
画像形成動作の終了時点でも図3に示すトナー濃度のサ
ンプリング処理を行なう。すなわち、複写機1の電源が
投入されると、図3に示すように本体駆動モータ24が
ONし(ステップS1)、転写ローラ7に負極性を印加
して転写ローラ7の汚れを除く転写クリーニング動作が
開始する(ステップS2)。そして、この後、所定のタ
イマーをスタートし(ステップS3)、攪拌スクリュー
12により現像装置5内の2成分現像剤の攪拌を開始す
る(ステップS4)。所定の時間がカウントアップした
ときに(ステップS5のY)(あるいは、攪拌の終了直
前としてもよい)、Tセンサ13で現像装置5内のトナ
ー濃度をサンプリングする(ステップS6,S7,S
8)。つまり、前回のウォームアップ動作の際に検出し
たトナー濃度αは、不揮発性メモリ23内に格納されて
いて、このすでに格納されているトナー濃度αの値をト
ナー濃度βの値として登録し(ステップS6)、Tセン
サ13でトナー濃度の値をサンプリングし(ステップS
7)、この値を新たなトナー濃度αの値として登録する
(ステップS8)。
【0021】図3のトナー濃度のサンプリング処理が終
了した後、図4に示す攪拌時間の算出処理を行なう。こ
の処理は、前記の攪拌時間を求めるものである。すなわ
ち、図4に示すように、不揮発性メモリ23内に格納さ
れている、今回検出したトナー濃度αの値から前回検出
したトナー濃度βの値を減算した値(電圧値)が、0.
1Vを下回るか(ステップS11),0.2Vを下回る
か(ステップS13),0.3Vを下回るか(ステップ
S15),または0.4Vを下回るか(ステップS1
7)、の比較を行ない(この発明の比較手段を実施する
ものである)、攪拌時間の加算時間Sを、10秒(ステ
ップS12)、100秒(ステップS14)、300秒
(ステップS16)、または500秒(ステップS1
8)に設定する(この発明の攪拌時間延長手段を実施す
るものである)。0.4V以上であったときは(ステッ
プS17のN)、加算時間Sを0秒に設定する(ステッ
プS19)。すなわち、S=10秒(ステップS12)
は、通常の画像形成動作にかかる時間とほぼ同一であ
り、攪拌時間の追加はほとんどありえない。0.2V以
上の差は、2成分現像剤の変動としてとらえ、攪拌時間
を大きく設定するものである。そして、基準値となる攪
拌時間に加算時間Sを加算して、攪拌時間として不揮発
性メモリ23に格納する(ステップS20)。そして、
この新たな攪拌時間が600秒より大きいときは(ステ
ップS21のY)、新たな攪拌時間を一律に600秒に
設定して不揮発性メモリ23に格納する(ステップS2
2)。
【0022】画像の形成の際に行なう現像装置5内の2
成分現像剤の攪拌処理は、図5に示すとおりである。す
なわち、画像形成動作が開始されると(ステップS31
のY)、所定の画像形成動作の開始処理を行なう(ステ
ップS32[後述する図6の処理])。そして、画像形
成動作が終了するまで(ステップS34のY)、画像形
成動作の中で行なう現像装置5内における2成分現像剤
の攪拌作業(攪拌制御手段を実施する)の進行に応じ
て、前記攪拌時間の算出処理により求め、不揮発性メモ
リ23に格納されている攪拌時間をRAM内に構築した
カウンタにセットし、このカウンタの値を減算していく
(ステップS33)。
【0023】そして、画像形成動作が終了したときに
(ステップS34のY)、ステップS33で減算後の攪
拌時間が残存しているときは(ステップS35のN)、
この残存する攪拌時間の間、2成分現像剤の攪拌を継続
する(ステップS36)(攪拌時間延長手段を実施する
ものである)。そして、この残存している攪拌時間の間
の攪拌が終了した後、あるいはステップS34の画像形
成動作の終了後に攪拌時間が残っていなかったときには
(ステップS35のY)、本体駆動モータ24等を停止
する(ステップS37)。
【0024】前記の画像形成動作の開始処理について図
6を参照して説明する。まず、Tセンサ13により現像
装置5内のトナー濃度のサンプリングを行なう(ステッ
プS41)。そして、攪拌時間の算出処理(図4)で求
めた攪拌時間が200秒より大きいときは(ステップS
42のY)、トナーエンドレベルおよびトナー補給レベ
ルについて予め設定されている基準値に各々0.4V加
算する(ステップS43,S45)。また、攪拌時間が
200秒よりは小さいが100秒より大きいときは(ス
テップS44のY)、トナーエンドレベルおよびトナー
補給レベルに各々0.2V加算する(ステップS4
3)。攪拌時間が100秒以下のときは(ステップS4
4のN)、トナーエンドレベルおよびトナー補給レベル
は基準値のままとする(ステップS46)。トナー補給
レベルは、モータ25の駆動による搬送スクリュー15
により、トナーボトル14から現像装置5内にトナーの
補給を行なうか否かのしきい値であり、トナーエンドレ
ベルは、トナーの補給が切れかけていることを表示する
トナーニアエンド表示を行なうか否かのしきい値であ
る。
【0025】前記のように調節されたトナーエンドレベ
ルおよびトナー補給レベルと、ステップS41のサンプ
リングデータとを比較し(ステップS46,S48)、
トナー補給レベルよりサンプリングデータが大きいとき
は(ステップS46のY)、搬送スクリュー15によ
り、トナーボトル14から現像装置5内にトナーの補給
を行なう(ステップS48)。また、トナーエンドレベ
ルよりサンプリングデータのほうが大きいときは(ステ
ップS49のY)、所定のエンドカウンタを“+1”分
だけインクリメントする(ステップS50)。このエン
ドカウンタの値が“10”を超えたときは(ステップS
51のY)、トナー補給が尽きかけている旨の表示(ト
ナーニアエンド表示)をディスプレイ31に行なう(ス
テップS52)。また、サンプリングデータがトナーエ
ンドレベル以下であったときは(ステップS49の
N),エンドカウンタをクリアする(ステップS5
3)。
【0026】以上のように、不揮発性メモリ23に記憶
された今回と前回におけるウォームアップの際の検出ト
ナー濃度を比較して、今回のトナー濃度の値が前回を下
回るときは、Tセンサ13の検出したトナー濃度が現実
のトナー濃度とリニアでない状態にあると判断すること
ができるので、画像形成動作に際して通常行うトナーの
攪拌動作に追加して所定程度トナーの攪拌を行ない(ス
テップS36)、2成分現像剤の摩擦帯電量を通常より
積極的に増大させて、検出トナー濃度と現実のトナー濃
度とのリニアリティを回復することができる。
【0027】また、前回と今回の検出トナー濃度の大き
さの程度により(ステップS13、S15、S17)、
攪拌の程度を通常より大きくする度合いを変えて(ステ
ップS14、S16、S18)、トナーの検出濃度と現
実の濃度とのリニアリティを回復できる程度にとどめる
ことができるので、過剰な攪拌により、2成分現像剤の
劣化を不必要に早めることがない。
【0028】さらに、トナーの攪拌の追加を今回のトナ
ー濃度の値が前回を下回る程度に応じて行なっても、画
像形成装置の一日の使用回数や使用頻度によっては、今
回のトナーの攪拌の程度が検出トナー濃度と現実のトナ
ー濃度とのリニアリティ回復に必要である以上に過剰と
なる場合があるが、攪拌時間は予め設定されている上限
値(S=600秒[ステップS22])を上回らない範
囲で行なうので、2成分現像剤の不必要な劣化を防止す
ることができる。
【0029】なお、センサ29により、現像装置5の交
換が検出されたときは(この発明の交換判断手段を実施
する)、不揮発性メモリ23に格納されているトナー濃
度α、βや、攪拌時間は消去する(この発明の消去手段
を実施する)。これにより、現像装置5が交換されてい
るにも関わらず、交換前の現像装置5のデータがそのま
ま使用されて、誤動作してしまうことが未然に防止され
る。
【0030】[発明の実施の形態2]次に、この発明の
実施の形態2について説明する。以下の説明で、前記実
施の形態1の場合と共通する部材などについては同一符
号を用い、図示、詳細な説明は省略する。
【0031】この実施の形態が前記実施の形態1と相違
するのは、図5に示す現像剤の攪拌処理に代えて、図7
に示す現像剤の攪拌処理を行なう点にある。すなわち、
図7の現像剤の攪拌処理は、図5に示すステップS35
〜S37の処理に代えて、ステップS61〜S64の処
理を行なう。すなわち、画像形成動作が終了したときに
(ステップS34のY)、図4の処理で設定した攪拌時
間が残存しているか否かを判断し(ステップS61)、
残っていなければ本体駆動モータ24などの停止を行な
うのは(ステップS61のY、ステップS64)、前記
実施の形態1と共通である。しかし、攪拌時間が残って
いても、その残存時間があらかじめ設定している一定時
間、この例では、30秒間(この発明の上限値に相当す
る)を超えるときは、一律に30秒間だけ攪拌時間を延
長してから(ステップS62,S63)、本体駆動モー
タ24などの停止を行なう。
【0032】この発明の実施の形態2によれば、画像形
成動作に際して通常行うトナーの攪拌動作に追加して行
う攪拌動作を、あらかじめ設定した一定時間の30秒を
超える範囲についてはキャンセルして(ステップS63
のY)、攪拌動作の追加をトナーの検出濃度と現実の濃
度とのリニアリティを回復できる程度にとどめることが
できるので、過剰な攪拌により2成分現像剤の劣化を不
必要に早めることがない。
【0033】[発明の実施の形態3]次に、この発明の
実施の形態3について説明する。以下の説明で、前記実
施の形態1の場合と共通する部材などについては同一符
号を用い、図示、詳細な説明は省略する。
【0034】この実施の形態が前記実施の形態1と相違
するのは、図4に示す攪拌時間の算出処理に代えて図8
に示す攪拌時間等の算出処理を、図5に示す現像剤の攪
拌処理に代えて図9に示す現像剤の攪拌処理を行なう点
にある。
【0035】すなわち、図8の攪拌時間等の算出処理
は、不揮発性メモリ23内に格納されている、今回検出
したトナー濃度αの値から前回検出したトナー濃度βの
値を減算した値(電圧値)が、0.1Vを下回るか(ス
テップS71),0.2Vを下回るか(ステップS7
3),0.3Vを下回るか(ステップS75),または
0.4Vを下回るか(ステップS77)、の比較を行な
い(この発明の比較手段を実施するものである)、攪拌
時間の加算時間Sを、10秒(ステップS72)、10
0秒(ステップS74)、300秒(ステップS7
6)、または500秒(ステップS78)に設定する
(この発明の第2の攪拌制御手段を実施するものであ
る)。また、画像形成動作に際して通常行うトナーの攪
拌動作に追加して行う攪拌動作の最大時間を可変の時間
T(この発明上限値に相当する)とし、このTの値を、
やはり前記のトナー濃度αの値からトナー濃度βの値を
減算した値(電圧値)の程度に応じて、20秒(ステッ
プS72)、30秒(ステップS74)、30秒(ステ
ップS76)、または50秒(ステップS78)に設定
する(この発明の上限値可変手段を実施するものであ
る)。なお、トナー濃度αの値からトナー濃度βの値を
減算した値(電圧値)が0.4V以上であったときは
(ステップS77のN)、加算時間Sを0秒に設定し、
Tの値も0に設定する(ステップS79)。そして、前
記実施の形態1と同様、0.2V以上の差(ステップS
73,S75、S77)は、基準値となる攪拌時間に加
算時間Sを加算して、攪拌時間としてRAMに格納する
(ステップS80)。そして、この新たな攪拌時間が6
00秒より大きいときは(ステップS81のY)、新た
な攪拌時間を一律に600秒に設定してRAMに格納す
る(ステップS82)。
【0036】図9の現像剤の攪拌処理は、図5に示すス
テップS35〜S37の処理に代えて、ステップS91
〜S94の処理を行なう。すなわち、画像形成動作が終
了したときに(ステップS34のY)、図4の処理で設
定した攪拌時間が残存しているか否かを判断し(ステッ
プS91)、残っていなければ本体駆動モータ24など
の停止を行なうのは(ステップS91のY、ステップS
94)、前記実施の形態1と共通である。しかし、攪拌
時間が残っていても、その残存時間が可変の時間Tを超
える場合は、一律に時間Tだけ攪拌時間を延長してから
(ステップS92,S93)、本体駆動モータ24など
の停止を行なう。
【0037】この発明の実施の形態3によれば、画像形
成動作に際して通常行うトナーの攪拌動作に追加して行
う攪拌動作を、時間Tを超える範囲についてはキャンセ
ルして(ステップS93のY)、攪拌動作の追加をトナ
ーの検出濃度と現実の濃度とのリニアリティを回復でき
る程度にとどめることができるので、過剰な攪拌により
2成分現像剤の劣化を不必要に早めることがない。
【0038】しかも、今回検出したトナー濃度αの値か
ら前回検出したトナー濃度βの値を減算した値の大きさ
に応じて、時間Tを変えて(ステップS72、S74、
S76、S78)、攪拌の程度を通常より大きくする度
合いを、トナーの検出濃度と現実の濃度とのリニアリテ
ィを回復できる程度にとどめることができるので、過剰
な攪拌により、2成分現像剤の劣化を不必要に早めるこ
とがない。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、今回と前回の
検出トナー濃度とを比較して今回のトナー濃度の値が前
回を所定程度下回るときは、トナー濃度センサの検出し
たトナー濃度が現実のトナー濃度とリニアでない状態に
あると判断することができるので、画像形成動作に際し
て通常行うトナーの攪拌動作に追加して所定程度トナー
の攪拌を行ない、2成分現像剤の摩擦帯電量を通常より
積極的に増大させて、検出トナー濃度と現実のトナー濃
度とのリニアリティを回復することができる。また、ト
ナーの攪拌時間の追加は、今回のトナー濃度の値が前回
を下回る程度に応じて行なうので、不必要な攪拌を抑え
て、2成分現像剤の不必要な劣化を防止することができ
る。さらに、トナーの攪拌の追加を今回のトナー濃度の
値が前回を下回る程度に応じて行なっても、画像形成装
置の一日の使用回数や使用頻度によっては、今回のトナ
ーの攪拌の程度が検出トナー濃度と現実のトナー濃度と
のリニアリティ回復に必要とする以上に過剰となる場合
があるが、攪拌時間の延長は、予め設定されている上限
値を上回らない範囲で行なって、2成分現像剤の不必要
な劣化を防止することができる。
【0040】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、今回のトナー濃度の値が前回のトナー
濃度の値を下回る程度に応じて上限値を可変し、攪拌の
程度を通常より大きくする度合いを、トナーの検出濃度
と現実の濃度とのリニアリティを回復できる程度にとど
めることができるので、過剰な攪拌により2成分現像剤
の劣化を不必要に早めることがない。
【0041】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のいずれかの一に記載の発明において、現像装置の交
換がなされたときは不揮発性メモリに記憶されている攪
拌時間およびトナーの検出濃度を消去するので、以前の
現像装置のデータにより誤動作が生じるのを未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる複写機の感光
体回りの概略構成を示すブロック図である。
【図2】前記複写機の制御系の電気的な接続を示すブロ
ック図である。
【図3】前記複写機のウォームアップ動作の際における
トナー濃度のサンプリング処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】前記複写機の攪拌時間の算出処理を示すフロー
チャートである。
【図5】前記複写機の現像剤の攪拌処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】前記複写機の画像形成動作開始処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】この発明の実施の形態2にかかる複写機の現像
剤の攪拌処理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態3にかかる複写機の攪拌
時間等の算出処理を示すフローチャートである。
【図9】前記複写機の現像剤の攪拌処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】この発明の課題を説明する現像装置内のトナ
ー濃度とTセンサの出力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体 4 光書込装置 5 現像装置 12 攪拌装置 13 トナー濃度センサ 15 現像剤補給装置 23 第1、第2の記憶装置(不揮発性メモリ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、この感光体に静電潜像を光書
    込みする光書込装置と、前記静電潜像を2成分現像剤で
    現像する現像装置とを備え、電子写真方式で画像を形成
    する画像形成装置において、 前記現像装置内の2成分現像剤を攪拌する攪拌装置と、 この攪拌装置により今回の画像形成動作に際して行う攪
    拌時間を記憶する第1の記憶装置と、 前記攪拌装置を制御して毎画像形成動作の際に前記攪拌
    時間の間前記2成分現像剤の攪拌を行う攪拌制御手段
    と、 前記2成分現像剤の単位体積当たりのキャリア量から前
    記現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ
    と、 この検出したトナー濃度に応じて前記現像装置内にトナ
    ーを補給するトナー補給装置と、 前記画像形成装置が所定の状態にあるときに前記トナー
    濃度センサにより検出したトナー濃度を記憶する第2の
    記憶装置と、 この第1の記憶装置に記憶されている今回と前回のトナ
    ー濃度を比較する比較手段と、 この比較により今回のトナー濃度の値が前回のトナー濃
    度の値を所定程度下回るときは、その下回る程度に応じ
    て、予め設定されている上限値を上回らない範囲で、前
    記第2の記憶装置に記憶されている攪拌時間を延長する
    攪拌時間延長手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 今回のトナー濃度の値が前回のトナー濃
    度の値を下回る程度に応じて上限値を可変する上限値可
    変手段を備えていることを特長とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2の記憶装置は不揮発性メ
    モリであって、 現像装置の交換がなされたことを判断する交換判断手段
    と、 この現像装置の交換がされたと判断したときは、前記不
    揮発性メモリに記憶されている攪拌時間およびトナーの
    検出濃度を消去する消去手段と、を備えていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP10077203A 1998-03-25 1998-03-25 画像形成装置 Pending JPH11272063A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6654566B1 (en) * 1999-06-10 2003-11-25 Canon Kabushiki Kaisha Developer agitating system, electrophotographic image forming apparatus and cartridge
CN100359413C (zh) * 2003-12-09 2008-01-02 佳能株式会社 图像形成装置
EP1967915A1 (en) 2007-03-09 2008-09-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and control method thereof

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CN100359413C (zh) * 2003-12-09 2008-01-02 佳能株式会社 图像形成装置
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