JPH11271233A - バイアホール検査装置 - Google Patents

バイアホール検査装置

Info

Publication number
JPH11271233A
JPH11271233A JP7703598A JP7703598A JPH11271233A JP H11271233 A JPH11271233 A JP H11271233A JP 7703598 A JP7703598 A JP 7703598A JP 7703598 A JP7703598 A JP 7703598A JP H11271233 A JPH11271233 A JP H11271233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
via hole
image
metal layer
light
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7703598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Okada
英夫 岡田
Moritoshi Ando
護俊 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7703598A priority Critical patent/JPH11271233A/ja
Publication of JPH11271233A publication Critical patent/JPH11271233A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、絶縁層にバイアホールを開孔した
状態で、バイアホールの形状、開孔位置、エッチング残
渣を検出し、良否の判定を行うことができるバイアホー
ル検査装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 バイアホール検査装置100は、基板1
0に対して所定の入射角度で光を照射する光源11a、
11b、基板10からの反射光を集束、観測する集束レ
ンズ12及びCCDカメラ13と、観測された画像信号
を二値化する二値化回路21及び記憶回路22と、二値
化された画像情報とビットマップデータとの排他的論理
和をとり、バイアホールに対応する画像成分のみを抽出
する排他的論理回路31と、抽出された画像成分毎にラ
ベリングするラベリング回路32と、画像成分毎に面積
を算出し、開孔面積の良否を判定する孔面積判定回路4
1と、画像成分から開孔位置の良否を判定する孔ずれ検
出回路51と、を有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルドアップ多層基板
などの配線基板上のバイアホールの欠陥を検査するため
のバイアホール検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路の高集積化、多機能化に
より複雑な配線経路を多層構造としたビルドアップ多層
基板等が採用されるようになっている。一般に、多層配
線構造においては、配線層間に絶縁層が介在し、絶縁層
に設けられたバイアホールに金属層を充填形成すること
により、上層及び下層の金属配線層相互を電気的に接続
している。
【0003】以下に、ビルドアップ多層基板の製造方法
について、図20を参照して説明する。なお、図は、多
層基板の特定の層のみの製造方法を示すものであって、
一連のプロセスをコア基板の両面、もしくは、片面側に
順次繰り返すことにより、多層基板が実現される。ま
ず、図20(a)に示すように、基板のコアとなる材料
(以下、コア材という)に、配線層を構成する銅等の金
属層、層間絶縁層を順次形成する。
【0004】次いで、図20(b)に示すように、バイ
アホールを形成する所定の位置の層間絶縁層を露光、現
像し、層間絶縁層の上層及び下層に形成される金属層相
互を接続するための孔(バイアホール)を形成する。次
いで、図20(c)に示すように、無電解メッキ、電解
メッキを行い、バイアホール内部に露出する下層の金属
層に接続する上層の金属層を形成する。
【0005】次いで、上層の金属層上にレジスト層を形
成し、露光、現像して、バイアホール部を含む所定の形
状にパターニングする。次いで、図20(d)に示すよ
うに、パターニングされたレジストをマスクとして用い
て、上層の金属層をエッチングし、バイアホール部分を
含む所定の形状にパターニングし、図20(e)に示す
ように、バイアホール部分の接続構造が完成する。
【0006】上述した多層基板の製造方法の特徴は、従
来一般的に行われていたドリル加工による開孔プロセス
を用いることなく、エッチングによる開孔プロセスを採
用しているため、より微細なバイアホールを形成するこ
とができ、配線パターンを微細化して、集積回路の高集
積化を促進することができることにある。ところで、こ
のような多層基板においては、上述した製造プロセスに
おいて形成されるバイアホールの形状により、金属層相
互の接続状態が左右され、集積回路の品質に大きく影響
を与える。
【0007】以下に、バイアホールの断面形状と接続状
態の良否との関係について、図21を参照して説明す
る。上述した製造方法において、絶縁層の上面から下
面、すなわち下層の金属層に至る直立した開孔壁が形成
された、正常なバイアホールの場合には、図21(a)
に示すように、上層の金属層はバイアホールを介して下
層の金属層に良好に接続する。
【0008】これに対して、開孔プロセスにおけるエッ
チング不良により、バイアホールが下層の金属層にまで
達していない場合、あるいは、下層の金属層に良好に到
達せず、エッチング残渣が存在する場合には、図21
(b)、(c)に示すように、上層の金属層はバイアホ
ールを介して下層の金属層と接続されず、あるいは、接
続はするものの良好な接触状態が実現さず、バイアホー
ルの欠陥を生じる。
【0009】次に、従来のバイアホールの欠陥検出方法
について、図を参照して説明する。バイアホールの欠陥
を検出する方法としては、大別して、以下の3方法が知
られている。 (1)電気的導通の可否による方法 電気試験装置のプローブピンを、2つのバイアホールに
形成された上層の金属層に接触し、ピン間に試験電流を
流下することにより、電気的導通を検知し、図21
(b)に示したような導通不良のバイアホールを検出す
る。
【0010】(2)絶縁層の蛍光反応を利用する方法 例えば、特開平6−167461号公報、特開平6−3
129号公報、特開平6−18427号公報等に記載さ
れているように、層間絶縁層を構成するポリイミドの蛍
光反応を利用し、下層の金属層が露出して蛍光を発しな
いバイアホール部分を画像情報として把握し、その面積
によりバイアホールの良否を判定する。
【0011】すなわち、層間絶縁層として用いられるポ
リイミドは、紫外から青色の光(=励起光)を照射する
と、入射光よりも波長の長い蛍光を発する特性を有して
いるため、この蛍光成分を観測することにより、絶縁層
部分あるいはバイアホール部分を画像情報として検出す
ることができる。ここで、観測装置としては、図22
(a)に示すように、検査対象となる基板に紫外光を照
射する光源と、紫外光を基板に散乱照射するビームスプ
リッタと、基板から発する光を集束するレンズと、所定
の波長の光のみを通過させるフィルタと、フィルタを通
して観測される光を画像情報として検出するCCDカメ
ラとを具備する装置を用いることができる。なお、フィ
ルタは、図22(b)に示すように、励起光を遮断し、
基板からの蛍光成分のみを透過するように特性が設定さ
れている。
【0012】このような観測装置によれば、図23
(a)上段に示すように、良好な断面形状を有するバイ
アホールの場合、絶縁層の上面側から照射される励起光
に対して、絶縁層部分は蛍光を発し、バイアホール部分
は内部に露出する下層の金属層により蛍光を発しない。
よって、観測される基板からの光は、絶縁層部分では反
射光と蛍光を含み、バイアホール部分では反射光のみと
なるため、図23(a)中段及び下段に示すように、絶
縁層部分が明るく、金属層部分が暗い画像として検出さ
れる。
【0013】一方、図23(b)上段に示すように、断
面形状が不良なバイアホールの場合、下層の金属層は、
絶縁層に被覆されているため、図23(b)中段及び下
段に示すように、励起光に対して、エッチングにより薄
く形成された絶縁層部分のみの明るさが低い画像として
検出される。検出画像は、図23(a)、(b)下段に
示した明るさの差に基づいて、二値化され、バイアホー
ル部分とそれ以外の部分とに判別し、バイアホールとし
て判別された部分の面積を計数することにより、予め設
定された許容値と比較してバイアホールの良否を判定す
る。
【0014】(3)レーザー光を用いた検査方法 例えば、特開平6−118012号公報に記載されてい
るように、レーザー光を基板に照射し、その反射光を検
知することにより、上述した(2)に記載の検出方法と
同様にバイアホールの良否を検出する。具体的には、レ
ーザー光を基板に照射した場合の反射光は、上述した
(2)に記載した蛍光を検出する場合に比較して、明る
さ信号のコントラストが大きいため、より正確なバイア
ホールの良否判定が行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したバイアホール
の欠陥検出方法においては、バイアホール部分での電気
的な導通の可否、及び、明るさの差異による判別という
方法を用いて、バイアホールの良否を判定することはで
きるが、例えば、図21(c)、図23(c)に示した
ように、バイアホール内部にエッチング残渣が存在する
状態を検出することができないという問題を有してい
る。すなわち、エッチング残渣が存在してるにもかかわ
らず、上層の金属層が下層の金属層と接触している場合
には、上記(1)の検出方法において電気的な導通が検
出され、また、良好なバイアホールと同等の明るさを有
する検出画像が得られるため、上記(2)の検出方法に
おいてバイアホールの欠陥と判定されない場合があっ
た。
【0016】さらに、上記(3)の検出方法において
も、バイアホール内のエッチング残渣が薄くなるほど、
金属層とのコントラストが小さくなるため、その判定が
困難となり、また、反射光を検知する方式であるため、
絶縁層の下層が透過して観測され、バイアホール部分の
みの面積を計測することができないという問題を有して
いる。
【0017】本発明は、上記問題を解決し、絶縁層にバ
イアホールを開孔した状態で、バイアホール内にエッチ
ング残渣が存在している場合には不良と判定することが
でき、不良と判定されたバイアホールに対して、再度開
孔プロセスを施すことにより、良好なバイアホールを形
成し、歩留まり及び信頼性の向上を図ることができるバ
イアホール検査装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、所定の形状に形成された金属層上
に絶縁層が積層され、前記金属層に連通するように前記
絶縁層に開孔されたバイアホールの良否判定を行うバイ
アホール検査装置において、前記絶縁層に対して、所定
の入射角度で照射光を照射し、前記絶縁層からの反射光
の明るさを観測して、画像信号として検出する観察手段
と、前記観察手段により観測された前記反射光の明るさ
に基づいて、前記画像信号を二値化して画像情報を生成
する二値化手段と、を具備し、前記画像情報に基づい
て、前記バイアホールの良否判定を行うことを特徴とし
ている。
【0019】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のバイアホール検査装置において、前記金属層の設計
形状情報に基づいて、前記画像情報に含まれる前記バイ
アホールに対応する画像成分を抽出し、該抽出された画
像成分毎にラベリングするラベリング手段と、前記ラベ
リングされた前記バイアホールに対応する成分の面積を
算出し、該算出された面積と、前記バイアホールの設計
アドレス情報に対応させて予め設定された前記バイアホ
ールの面積許容値とを比較し、前記バイアホールの面積
不良を判定する面積良否判定手段と、を有することを特
徴としている。
【0020】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のバイアホール検査装置において、前記画像情報に含
まれる前記バイアホールに対応する画像成分を、所定の
測長センサにより計測し、該計測結果と、予め設定され
た前記バイアホールの寸法許容値とを比較し、前記バイ
アホールの寸法不良を判定する寸法不良判定手段と、前
記バイアホールの設計アドレス情報に対応する前記バイ
アホールの有無を検出する有無検出手段と、を有するこ
とを特徴としている。
【0021】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載のバイアホール検査装置において、前記画
像情報に含まれる前記バイアホールに対応する画像成分
を、所定の倍率で拡大し、該拡大された画像成分と、前
記金属層の設計形状情報とを比較し、前記金属層の設計
形状の外にはみ出す前記画像成分を抽出することによ
り、前記バイアホールの位置不良を判定する位置不良判
定手段と、を有することを特徴としている。
【0022】また、請求項5記載の発明は、請求項1、
2、3又は4記載のバイアホール検査装置において、前
記金属層が銅により形成され、かつ、前記照射光が赤外
光であって、前記照射光の前記所定の入射角度が、前記
バイアホール内部に露出する前記金属層に前記照射光が
直接照射されない角度に設定されていることを特徴とし
ている。
【0023】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載のバイアホール検査装置において、前記金属層が銅に
より形成され、かつ、前記照射光が紫外光であることを
特徴としている。さらに、請求項7記載の発明は、請求
項2又は3記載のバイアホール検査装置において、前記バ
イアホールの設計アドレス情報が、前記観察手段による
照射光として、前記絶縁層に対して、垂直方向から紫外
光を照射し、前記絶縁層からの反射光の明るさを観測し
て、画像信号として検出し、観測された前記反射光の明
るさに基づいて、前記画像信号を二値化して画像情報を
生成し、該画像情報を縮小処理することにより作成され
るものであることを特徴としている。
【0024】そして、請求項8記載の発明は、所定の形
状に形成された金属層上に絶縁層が積層され、前記金属
層に連通するように前記絶縁層に開孔されたバイアホー
ルの良否判定を行うバイアホール検査装置において、前
記絶縁層に対して、垂直方向から第1の紫外光を照射
し、前記絶縁層からの第1の反射光の明るさを観測し
て、第1の画像信号として検出する第1の光学系と、所
定の入射角度で第2の紫外光を照射し、前記絶縁層から
の第2の反射光の明るさを観測して、第2の画像信号と
して検出する第2の光学系とを有する観察手段と、前記
観察手段により観測された前記第1の反射光の明るさに
基づいて、前記第1の画像信号を二値化して第1の画像
情報を生成する第1の二値化手段と、前記観察手段によ
り観測された前記第2の反射光の明るさに基づいて、前
記第2の画像信号を二値化して第2の画像情報を生成す
る第2の二値化手段と、前記第1の画像情報に含まれる
前記バイアホールに対応する画像成分を、所定の倍率で
縮小し、前記バイアホールのアドレス情報を作成するア
ドレス情報作成手段と、前記第2の画像情報の前記バイ
アホールに対応する画像成分と、前記アドレス情報とを
比較し、前記バイアホールの良否判定を行う良否判定手
段と、を具備することを特徴としている。
【0025】本発明のバイアホール検査装置によれば、
照射光として赤外光を用い、バイアホール内部に露出す
る下層の金属層に直接照射しない入射角度で照射するこ
とにより、絶縁層及びエッチング残渣に被覆された下層
の金属層表面で反射した反射光のみが観測されるため、
生成された画像情報からバイアホール内部に存在するエ
ッチング残渣を検出することができ、バイアホールの良
否を判定することができる。
【0026】また、照射光として紫外光を用い、バイア
ホールが形成された絶縁層(基板)に所定の入射角度で
照射することにより、バイアホールの開孔上端及びバイ
アホール内部に存在するエッチング残渣からの正反射光
のみが観測されるため、生成された画像情報からバイア
ホール内部に存在するエッチング残渣を検出することが
でき、バイアホールの良否を判定することができる。
【0027】また、生成された画像情報及び設計データ
に基づいて、バイアホールの開孔位置ずれを検出するこ
とにより、上記面積による良否判定に加え、開孔位置ず
れを生じているバイアホールをも検出、判定することが
できる。さらに、紫外光を基板に対して垂直に照射する
ことにより、下層の金属層からの反射光による明るさを
低減させ、絶縁層からの反射光及び蛍光による明るさを
増大させることができ、絶縁層に形成されたバイアホー
ル部分のみが強調された画像情報が生成されるため、こ
の画像情報を縮小することにより、設計データを用いる
ことなく、バイアホールのアドレス情報を作成すること
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係るバイアホール
検査装置に適用される観測手段の基本構成について、図
1を参照して説明する。図1(a)に示すように、本願
発明に係るバイアホール検査装置に適用される観察手段
は、複数の光源11a、11bと、集束レンズ12と、
CCDカメラ13と、を有し、特に、光源11a、11
bが、基板10に対して所定の傾斜角度(入射角度)を
有する光を、異なる複数の方向から照射するように設け
られている。
【0029】なお、従来技術において説明したように、
光源11a、11bとしては、例えば紫外光や赤外光等
が用いられる。集束レンズ12は、基板10から発する
光を集束し、CCDカメラ13に入射させる。CCDカ
メラ13は、基板10から発する光を、画像情報として
検出する。
【0030】(第1の基本原理)次いで、このような観
測手段を適用し、光源11a、11bから照射される照
射光として赤外光を用いた場合に、基板10に形成され
るバイアホールの断面形状と、基板10に対する照射光
の入射角度との関係について、図1(b)を参照して説
明する。なお、金属層として銅を適用した場合を示す。
【0031】図1(b)に示すように、ビルドアップ多
層基板のコア材10a上に形成された金属層10bを被
覆する層間絶縁層(以下、単に絶縁層という)10cに
バイアホール10dが開孔された断面形状を有する基板
10に対して、照射光の入射角度(基板垂直軸を基準と
した傾斜角度)θ1は、バイアホール10d内部に露出
する金属層10bを直接照射しない角度に設定される。
【0032】すなわち、層間絶縁層10cの厚さとバイ
アホール10dの開孔径によって規定される角度(光
の入射角度θ1)以上に照射光の角度を設定した場合、
絶縁層10cの上面に直接入射する光、、は、絶
縁層10cの上面において反射するか、絶縁層10c内
に入射し、金属層10b及びバイアホール10dの開孔
壁の界面で全反射し、絶縁層10cの上面から基板垂直
軸に対して傾斜角を有して放射される。
【0033】また、バイアホール内部に入射する光、
は、開孔壁内面において多重反射するか、層間絶縁層
10c内に入射して、上述した光、と同様に、層間
絶縁層10cの上面から傾斜角を有して放射される。次
いで、上述したように、照射光の入射角度をθ1として
基板に照射した場合に、CCDカメラにより検出される
画像情報について、図2を参照して説明する。
【0034】図2(a)下段に示すように、層間絶縁層
10cの上面から下層の金属層10bに至る開孔壁が直
立して形成された正常なバイアホール10dの場合、光
は層間絶縁層10cと金属層10bとの界面で反射する
が、金属層10bの表面は均一ではなく細かな凹凸を有
しているため光の乱反射が生じる。そして、基板垂直軸
方向に反射し、層間絶縁層10cを透過して放射された
光、あるいは、バイアホール10d方向に反射した光の
うち、バイアホール10dの開孔壁面で基板垂直軸方向
に屈折した光が、CCDカメラにより検出される。
【0035】そのため、金属層10bを被覆して形成さ
れた層間絶縁層10cのみの反射光が検出され、バイア
ホール10d内に露出する金属層10bは反射光が検出
されないこととなり、図2(a)中段に示すように、バ
イアホール10d内部に露出する金属層10bの領域の
みが暗く観測された検出画像が得られる。すなわち、図
2(a)上段に示すように、明るさの分布(光量分布)
は、バイアホール10dの開孔径と略同等の範囲のみが
低く、それ以外では高く検出される。
【0036】一方、図2(b)下段に示すように、バイ
アホール10d´内部にエッチング残渣10c´が存在
する欠陥バイアホールの場合、上述したように、光は層
間絶縁層10cと金属層10bとの界面で乱反射する
が、基板垂直軸方向に反射した光及びバイアホール10
dの開孔壁面で屈折した光に加え、バイアホール10d
´内に存在するエッチング残渣10c´と金属層10b
との界面においても同様の反射が生じるため、バイアホ
ール10d´内部から放射される光もCCDカメラによ
り検出される。
【0037】したがって、図2(b)中段及び上段に示
すように、バイアホール10d´内の金属層10bが露
出する領域のみが暗く観測され、明るさが低く検出され
る。さらに、図2(c)下段に示すように、バイアホー
ル10d゜の開孔壁がオーバーエッチングされて、金属
層10bとの界面近傍の層間絶縁層10cがえぐれた欠
陥バイアホールの場合、上述したように、光は層間絶縁
層10cと金属層10bとの界面で乱反射するが、基板
垂直軸方向に反射した光に加え、バイアホール10d゜
内のオーバーエッチング部10c°を介してバイアホー
ル10d゜内に透過した光が金属層10b表面で反射す
るため、層間絶縁層10cの領域に加え、バイアホール
10d゜の部から放射される光もCCDカメラにより検
出される。
【0038】また、バイアホール10d゜内のオーバー
エッチング部10c゜に透過した光は、金属層10b表
面で反射するが、バイアホール10dの開孔壁面で屈折
して、基板垂直軸方向には放射されない。そのため、金
属層10bを被覆して形成された層間絶縁層10c領域
及びバイアホール10d゜の内方のリング状の領域のみ
反射光が検出され、バイアホール10d゜の中心領域及
びオーバーエッチング部10c゜に対応する領域では反
射光が検出されないこととなり、図2(c)中段に示す
ように、バイアホール10d゜の内周領域が明るく、外
周領域が暗く観測された検出画像が得られる。
【0039】以上に説明した第1の基本原理によれば、
検出画像において、欠陥バイアホールの場合には、暗く
検出される領域が正常なバイアホールの場合に比較して
小さく、あるいは大きく観測されるため、この領域の面
積あるいは領域の所定の方向の長さを計測することによ
り、バイアホールの良否の判定を行うことができる。な
お、第1の基本原理においては、金属層として銅を用
い、照射光として赤外光を用いた場合の検出画像の例を
示したが、これは以下の理由による。
【0040】すなわち、図3に示すように、銅は、波長
の長い光に対して高い反射率を示す反射分光特性を有し
ている。したがって、金属層として銅を、照射光として
赤外光を用いることにより、絶縁層に被覆された金属層
を強い明るさで検出することができるため、バイアホー
ル内に露出する金属層とのコントラストを大きくするこ
とができ、後述する検出画像の処理を容易に行うことが
できる。
【0041】(第2の基本原理)次に、光源11a、1
1bから照射される照射光として紫外光を用いた場合
に、CCDカメラにより検出される画像情報について、
図4を参照して説明する。なお、上述した第1の基本原
理と同様に、金属層として銅を適用した場合を示す。
【0042】図4(a)下段に示すように、正常なバイ
アホール10dの場合、基板に対して所定の入射角度θ
2で照射される光は、層間絶縁層10c表面及びバイア
ホール10d内に露出する金属層10b表面のような水
平面において反射するが、正反射光は入射角度θ2に依
存するため、基板垂直軸方向へは反射しない。一方、バ
イアホールの開孔上端部(層間絶縁層上面のバイアホー
ル開孔端部)のように角度が変化する部分においては、
わずかながら傾斜面を有するため、正反射光が基板垂直
軸方向に放射される。
【0043】そのため、CCDカメラにより基板からの
正反射光のみを検出することにより、バイアホールの開
孔上端部からの正反射光のみが検出され、層間絶縁層及
びバイアホール10d内に露出する金属層10bからの
正反射光は検出されないこととなり、図4(a)中段に
示すように、バイアホール10dの開孔上端部のみが明
るく観測された検出画像が得られる。
【0044】すなわち、図4(a)上段に示すように、
光量分布は、バイアホール10dの開孔上端部と略同等
の範囲のみが高く、それ以外では低く検出される。な
お、紫外光は、金属層、特に銅に対する反射率が極めて
低いため、バイアホール内部に露出する金属層に対応す
る範囲では絶縁層の明るさよりも低く検出される。一
方、図4(b)下段に示すように、バイアホール10d
´内部にエッチング残渣10c´が存在する欠陥バイア
ホールの場合、上述したように、開孔上端部において基
板垂直軸方向に正反射する光が生じるが、これに加え
て、バイアホール10d´内に存在するエッチング残差
10c´のうち所定の傾斜角を有する領域においても同
様の正反射が生じるため、バイアホール10d´内部か
ら放射される光もCCDカメラにより検出される。
【0045】そのため、図4(b)中段及び上段に示す
ように、開孔上端部及びバイアホール10d´内のエッ
チング残渣の特定の領域のみが明るい2重のリングが観
測され、明るさが強く検出される。さらに、図4(c)
下段に示すように、バイアホール10d゜の開孔壁がオ
ーバーエッチングされた欠陥バイアホールの場合、上述
したように、開孔上端部において基板垂直軸方向に正反
射する光が生じるが、これに加えて、オーバーエッチン
グ部10c゜を形成する開孔壁面においても基板垂直軸
方向に正反射が生じるため、バイアホール10d゜の外
周領域から放射される光もCCDカメラにより検出され
る。
【0046】そのため、バイアホール10d゜を形成す
る開孔上端部及びバイアホール10d゜の外方のリング
状の領域のみが明るい2重のリングが観測され、明るさ
が強く検出される。以上に説明した第2の基本原理によ
れば、検出画像において、欠陥バイアホールの場合に
は、明るく検出される領域が2重のリング状に観測され
るため、このリング形状の有無を判別することによりバ
イアホールの良否の判定を行うことができる。
【0047】次に、本発明に係るバイアホール欠陥検出
方法及びその検査装置について実施例を示して詳しく説
明する。 (実施例1)本発明に係るバイアホール検査装置の第1
の実施例について、図5を参照して説明する。なお、本
実施例は、上述した第1の基本原理に対応する。
【0048】図5に示すように、本実施例のバイアホー
ル検査装置100は、観察手段1を構成する光源11
a、11b、集束レンズ12及びCCDカメラ13と、
二値化手段2を構成する二値化回路21及び記憶回路2
2と、ラベリング手段3を構成する排他的論理回路(E
XOR)31と、ラベリング回路32と、面積良否判定
手段4を構成する孔面積判定回路41と、位置不良判定
手段5を構成する孔ずれ検出回路51と、を有して構成
されている。
【0049】観察手段1は、上述した基本原理において
説明したように、検査対象となる基板10に対して所定
の入射角度で照射光を照射する複数の光源11a、11
bと、基板10上で反射し、観察軸方向(基板垂直軸方
向)に放射された光を集束する集束レンズ12と、基板
10から反射される光を検出し、アナログ画像信号aを
出力するCCDカメラ13と、を有して構成されてい
る。
【0050】ここで、検査対象となる基板10は、従来
技術において説明したように、一連の多層基板の製造プ
ロセスにおいて、下層の金属層上に形成された層間絶縁
層に所定のバイアホールを開孔した状態の中間製造物で
あり、また、照射光として赤外光を用い、かつ、基板に
形成される層間絶縁層の下層の金属層として銅を用い
る。そして、照射光の入射角度は、第1の基本原理にお
いて説明したように、基板に形成されたバイアホール内
に露出する下層の金属層を直接照射しない角度に設定さ
れている。
【0051】二値化回路21は、CCDカメラ13から
のアナログ画像信号aに基づいて、所定の閾値を設定
し、検出された明るさに応じて二値化した二値化画像信
号bを生成する。すなわち、図2の上段に示した光量分
布において、絶縁層に被覆された金属層領域を示す明る
い範囲と、バイアホール内部に露出する金属層領域を示
す暗い範囲とを差別化するために、閾値th1を設定し
て二値化する。
【0052】記憶回路22は、二値化回路21からの二
値化画像信号bを記憶し、後述する処理の対象となる画
像情報cとして整理する。排他的論理回路31は、二値
化手段2からの二値化された画像情報cと、層間絶縁層
の下層に形成される金属層の形状に関する設計データ
(ビットマップデータ)との排他的論理和処理(EXO
R)を行い、バイアホール内部に露出する金属層に対応
する画像成分のみを抽出する。
【0053】ラベリング回路32は、排他的論理回路3
1により抽出された画像成分毎にラベリングを行い、バ
イアホール内部に露出する金属層を個別化する。孔面積
判定回路41は、ラベリングされた各金属層の画像情報
毎ごとに面積を算出し、予めアドレスデータに対応して
設定されたバイアホールの開孔面積及びその許容範囲を
参照して、バイアホールの開孔面積の良否を判定する。
【0054】孔ずれ検出回路51は、ラベリングされた
各金属層の画像情報を所定の倍率で拡大し、この拡大画
像と、ビットマップデータにより設定された領域とを比
較し、拡大画像がビットマップデータの領域外にはみ出
す金属層を抽出して、バイアホールの開孔位置の良否を
判定する。次に、上述した第1の実施例のバイアホール
検査装置におけるバイアホールの良否判定処理の手順に
ついて、図6のフローチャート、及び、図7から図11
を参照して説明する。
【0055】まず、上述した基本原理において説明した
ように、観察手段1によりバイアホールが形成された基
板10を画像情報として検出する(S11)。具体的に
は、図7上段に示すような断面形状を有する基板10に
おいて、赤外光を所定の入射角度で照射し、その反射光
を明るさ情報を含む画像信号として把握する。ここで、
図7中段は観測された光量分布であって、下層の金属層
10b上に絶縁層10cが被覆された領域R1は、明る
く観測され、コア材10a上に絶縁層10cが直接形成
された領域R2では、暗く観測される。一方、バイアホ
ール10d内部に下層の金属層10bが露出する領域R
3では、領域R2よりも暗く観測される。したがって、
CCDカメラにより撮像される画像は、図7下段に示す
ように、下層の金属層10bの形状に対応する領域R1
において明るく、コア材10a上に直接形成された絶縁
層10cに対応する領域R2、及び、バイアホール10
d内部に露出する下層の金属層10bに対応する領域R
3において暗く観察される。
【0056】次いで、二値化手段2により観察手段1か
らの画像信号を二値化して画像情報を作成する(S1
2)。具体的には、二値化回路21により、図7中段に
示したように観測された光量分布に対して閾値thを設
定し、図8に示すように、明るさの強い領域R1を白画
像、明るさの弱い領域R2、R3を黒画像となるよう
に、画像信号を二値化し、記憶回路22に画像情報とし
て格納する。ここで、図8に示した二値化された画像情
報は、便宜上、図7下段に示した観察画像とは異なって
示されている。
【0057】図8に示した二値化された画像情報におい
て、領域R11からR15は、下層の金属層10b上に
形成された絶縁層10cを示し、下層の金属層10bの
パターン形状に対応している。また、領域R31からR
34は、それぞれ、絶縁層10cに開孔されたバイアホ
ール10d内部に露出する下層の金属層10bを示し、
領域の大きさがバイアホール10dの形状に対応してい
る。領域R20は、コア材10a上に直接形成された絶
縁層10cを示す。
【0058】ここで、図8に示した画像情報において、
領域R21、R22、R24は図23(a)に示した正
常なバイアホール10dに対応し、領域R23は図23
(c)に示した内部にエッチング残渣が存在するバイア
ホール10d´に対応する。また、観察手段1により観
測されなかった領域15上のバイアホールは図23
(b)に示した開孔部が下層の金属層10bに達してい
ないエッチング不良のバイアホール10d´に対応す
る。
【0059】次いで、ラベリング手段3により二値化手
段2により生成された画像情報のバイアホールに対応す
る成分についてラベリングを行う(S13)。具体的に
は、排他的論理和回路31により、図8に示した画像情
報と、図10(a)に示すような下層の金属層10bの
形状に関するビットマップデータとの排他的論理和処理
を行い、バイアホール内部に露出する金属層10bに対
応する画像成分(領域R21からR24に相当する)の
みを抽出し、ラベリング回路32により、図9に示すよ
うに、各画像成分毎に便宜的な番号r1〜r4をラベリ
ングして個別化する。
【0060】次いで、面積良否判定手段4により、ラベ
リングされた各画像成分r1〜r4毎に面積量を算出し
(S14)、算出された面積が、予め設定されたバイア
ホールの面積の許容範囲内にあるか否かに応じて(S1
5)、バイアホールの良否を判定する。具体的には、孔
面積判定回路41により、図9に示した各画像成分r1
〜r4毎に面積を画素量で算出するとともに、図10
(b)に示すようなバイアホールの形成位置に関するア
ドレスデータD1〜D5に対応付ける。ここで、各アド
レスデータD1〜D5には、予め対応するバイアホール
の面積が画素量として設定され、各画像成分r1〜r4
毎に算出された面積と、アドレスデータD1〜D5に設
定された面積及びその許容範囲とを比較し(S15)、
各バイアホールの開孔面積の良否を判定する。
【0061】すなわち、表1に示すように、各画像成分
r1〜r4毎に画素量で算出された面積が、100、2
0、100、90画素であり、各画像成分r1〜r4が
アドレスデータD1〜D5に対応し、各アドレスデータ
D1〜D5に設定された面積が100画素、その許容範
囲が80〜100画素である場合、画像成分r1、r
3、r4に対応するバイアホールは正常と判定され、画
像成分r2に対応するバイアホールは面積不足であるた
め欠陥と判定される。一方、画像成分として抽出されな
かったアドレスデータD3に対応するバイアホールにつ
いては、面積がないため欠陥と判定される。
【0062】
【表1】
【0063】また、上述した面積良否判定手段4によ
る、バイアホールの面積良否判定処理とは別に、あるい
は平行して、位置不良判定手段5により、ラベリングさ
れた各画像成分r1〜r4を所定の倍率で拡大処理し
(S16)、拡大された画像成分が、予め設定された下
層の金属層の形成領域からはみ出すか否かに応じて(S
17)、バイアホールの良否を判定する。
【0064】具体的には、孔ずれ検出回路51により、
図9に示した各画像成分r1〜r4を図11(a)に示
すように、位置ずれが検出できる程度に拡大し、図10
(a)に示したビットマップデータにより設定された金
属層の形成領域とを比較してはみ出す領域を図11
(b)に示すように抽出する。すなわち、形成位置がず
れて形成されたバイアホールに対応する画像成分r3、
r4がビットマップデータにより設定される領域外には
み出す程度に拡大処理し、そのはみ出した画素成分r3
´、r4´を抽出することにより、バイアホールの開孔
位置の良否を判定する。
【0065】したがって、上述した面積良否判定処理及
び開孔位置良否判定処理により、基板に形成されたバイ
アホールを多面的に良否判定することができ(S1
8)、不良と判定されたバイアホールに対して、再度開
孔プロセスを施すことにより、良好なバイアホールを形
成し、歩留まり及び信頼性の向上を図ることができる。 (実施例2)次に、本発明に係るバイアホール検査装置
の第2の実施例について、図12を参照して説明する。
なお、上述した第1の実施例と同等の構成については、
同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0066】図12に示すように、本実施例のバイアホ
ール検査装置は、図示を省略した観察手段1及び二値化
手段2と、寸法不良判定手段6を構成するラジアルマッ
チング回路61と、有無検出手段7を構成する孔有無検
査回路71と、を有して構成されている。ラジアルマッ
チング回路61は、二値化手段2からの画像情報cに対
して、図14(a)に示すような放射状の測長センサS
により画像全体を測長し、予め設定された基板に関する
諸寸法と比較し、基板に形成されたバイアホールの形
状、開孔位置について良否を判定する。
【0067】孔有無検査回路71は、ラジアルマッチン
グ回路61により正常と判定された画像成分について、
バイアホールの開孔位置に関するアドレスデータに対応
する画像成分を検出し、バイアホールの有無について判
定する。次に、上述した第2の実施例のバイアホール検
査装置におけるバイアホールの良否判定処理の手順につ
いて、図13のフローチャート、及び、図14を参照し
て説明する。まず、上述した第1の実施例において説明
したように、観察手段1によりバイアホールが形成され
た基板10を画像信号として検出し(S21)、次い
で、二値化手段2により二値化して画像情報cを作成す
る(S22)。
【0068】次いで、寸法不良判定手段6により画像情
報c全体を図14(a)に示す放射状の測長センサSに
より測長し、測長センサSの測長方向のすべてにおい
て、予め設定された設計寸法と比較しその比較結果によ
り、バイアホールの形状及び開孔位置の良否を判定する
(S23)。具体的には、図14(b)に示すように、
測長センサSにより、バイアホールに対応する領域R2
1からR24及び金属層の形状に対応する領域R11か
らR15を放射状に測長し、所定の設計寸法と比較す
る。すなわち、領域R11及びR21は、設計寸法と一
致するため正常と判定され、領域R12は、設計寸法よ
り小さいため欠陥と判定され、領域R13は、測長不可
のため正常と判定され、領域R14は、バイアホールに
対応する領域R24との間隔が狭いため欠陥と判定さ
れ、領域R25は、絶縁層と結合して設計寸法よりも長
いため、欠陥と判定される。
【0069】次いで、位置不良判定手段7により寸法不
良判定手段6において正常と判定された画像成分と、バ
イアホールの開孔位置に関するアドレスデータとを比較
し、アドレスデータに対応して画像成分が存在するか否
かにより(S24)、バイアホールが正常に形成されて
いるか否か、すなわちバイアホールの有無を判定する
(S25)。
【0070】具体的には、孔有無検査回路71により、
図10(b)に示したアドレスデータD1からD5と、
ラジアルマッチング回路61により正常と判定されたバ
イアホールに対応する画像成分R11及びR21と、R
13とを比較し、対応付けができ、正常なラジアルコー
ドが発生する画像成分R11及びR21については、正
常なバイアホールと判定され、対応付けができず、ラジ
アルコードが発生しない領域R13については欠陥と判
定される。
【0071】したがって、上述した第1の実施例に示し
たような、領域の面積を画素量として算出する方法に代
えて、ラジアルマッチング法を用いることにより、バイ
アホールを多面的に良否判定することができる。 (実施例3)次に、本発明に係るバイアホール検査装置
の第3の実施例について、図15から図17を参照して
説明する。なお、上述した実施例と同等の構成について
は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0072】本実施例は、上述した実施例において参照
されるバイアホールの開孔位置に関するアドレスデータ
を基板に形成されたバイアホールから生成することを特
徴としている。図15に示すように、本実施例のバイア
ホール検査装置100は、観察手段1を構成する光源1
1a、11b、11c、集束レンズ12及びCCDカメ
ラ13と、二値化手段2を構成する二値化回路21及び
記憶回路22と、アドレスデータ生成回路81と、を有
して構成されている。
【0073】観察手段1は、検査対象となる基板10に
対して所定の入射角度で照射光を照射する複数の光源1
1a、11bと、基板10に対して垂直な照射光を照射
する光源11c及びビームスプリッタと、基板10から
の反射光を集束する集束レンズ12と、反射光を検出
し、アナログ画像信号を出力するCCDカメラ13と、
を有して構成されている。
【0074】ここで、光源11cからの照射光として紫
外光(青照明)を用い、かつ、基板に形成される層間絶
縁層の下層の金属層として銅を用いる。なお、光源11
a及び11bは、上述した実施例に対応させたものであ
って、本実施例のアドレスデータの生成処理においては
使用されない。二値化回路21及び記憶回路22は、上
述した実施例と同様に、観察手段1により検出されたア
ナログ青照明画像信号a´を二値化して、画像情報c´
を生成、記憶する。
【0075】アドレスデータ生成回路81は、二値化手
段2により生成された画像情報c´を縮小し、基板に形
成されたバイアホールの開孔位置に対応したアドレスデ
ータを生成する。すなわち、従来の技術においても説明
したように、基板10に対して紫外光を垂直に照射する
と、下層の金属層を構成する銅の反射率が低いため、C
CDカメラ13により観測されるバイアホールの画像は
暗くなる。また、絶縁層は、下層の金属層の有無に関わ
らず、上面で反射するか、あるいは照射光を吸収して蛍
光を発するため、明るい画像として観測される。そし
て、バイアホール内部に存在するエッチング残渣は薄い
ため、蛍光が十分に生じず、暗く観測される。
【0076】そのため、図16(a)に示すように、基
板10に対して斜めから赤外光を照射した場合の観察画
像ではエッチング残渣が存在するバイアホールでは、対
応する領域R31の面積が、正常なバイアホール(R3
2)に比較して小さく観測されるが、紫外光を垂直に照
射した場合には、図16(b)に示すように、検出され
る明るさがわずかに強くなるものの、対応する領域R4
1の面積は、正常なバイアホール(R42)に比較して
同等に観測される。
【0077】したがって、二値化手段2により生成され
る画像情報c´のバイアホールに対応する画像成分(領
域R41、R42)をアドレスデータ生成回路81にお
いて、縮小処理することにより、図17に示すように、
対応するアドレスデータD41、D42を生成すること
ができる。そして、本実施例の装置構成を、上述した実
施例の装置構成に適用することにより、CADシステム
等から設計データ(アドレスデータ)を移管する必要が
なく、検出処理に係るオペレータの工数を削減すること
ができる。
【0078】(実施例4)次に、本発明に係るバイアホ
ール検査装置の第4の実施例について、図18を参照し
て説明する。なお、本実施例は、上述した第2の基本原
理に対応する。また、上述した実施例と同等の構成につ
いては、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0079】図18に示すように、本実施例のバイアホ
ール検査装置100は、観察手段1を構成する光源11
a、11b、11c、集束レンズ12及びCCDカメラ
13と、二値化手段2a、2bを構成する二値化回路2
1a、21b及び記憶回路22a、22bと、縮小回路
82と、欠陥検出回路83と、を有して構成されてい
る。
【0080】観察手段1は、検査対象となる基板10に
対して所定の入射角度で紫外光を照射する複数の光源1
1a、11bと、基板10に対して垂直な紫外光を照射
する光源11c及びビームスプリッタと、基板10から
の反射光を集束する集束レンズ12と、反射光を検出
し、アナログ画像信号を出力するCCDカメラ13と、
を有して構成されている。
【0081】ここで、基板に形成される層間絶縁層の下
層の金属層として銅を用いる。二値化回路21a及び記
憶回路22aは、上述した基本原理において説明したよ
うに、基板10に対して、所定の入射角度で紫外光(光
源11a、11b)を照射した場合に、観察手段1によ
り検出されるアナログ青照明斜め画像信号a1を二値化
して、画像情報c1を生成、記憶する。
【0082】一方、二値化回路21b及び記憶回路22
bは、第3の実施例において説明したように、基板10
に対して、垂直に紫外光(光源11c)を照射した場合
に、観察手段1により検出されるアナログ青照明落射画
像信号a2を二値化して、画像情報c2を生成、記憶す
る。縮小回路82は、二値化手段2bにより生成された
画像情報c2を所定の倍率で縮小する。
【0083】欠陥検出回路83は、二値化手段2aによ
り生成された画像情報c1と、縮小回路82により縮小
された画像情報c2とを比較、対応させ、画像情報c2
の特定の画像成分に対応する画像情報c1の画像成分に
含まれるリング状の領域の有無によりバイアホールの良
否を判定する。このようなバイアホール検査装置におい
て、基本原理において説明したように、まず、観測手段
1及び二値化手段2aにより、基板10に対して光源1
1a、11bから所定の入射角で紫外光を照射し、その
正反射光のみを検出して、図19(a)に示すような画
像情報を生成する。ここで、領域R51、R52は、基
板10に開孔されたバイアホールに対応する画像であっ
て、領域R51は内部にエッチング残渣が存在する欠陥
バイアホールに対応し、領域R52は正常なバイアホー
ルに対応する。
【0084】次いで、観測手段1及び二値化手段2bに
より、基板10に対して光源11cからビームスプリッ
タを介して垂直に紫外光を照射し、その反射光を検出し
て、図19(a)に示すような画像情報を生成する。こ
こで、領域R41、R42は、基板10に開孔されたバ
イアホールに対応する画像であって、領域R41は内部
にエッチング残渣が存在する欠陥バイアホールに対応
し、領域R42は正常なバイアホールに対応するが、上
述した第3の実施例において説明したように、バイアホ
ール内にエッチング残渣が存在していても同等の明るさ
で画像が観測される。
【0085】次いで、縮小回路82により、二値化回路
2bにより生成された画像情報c2に含まれる画像成分
(領域R41、R42)を、二値化回路2aにより生成
された画像情報C1に含まれる画像成分(領域R51、
R52)の外周側のリング状の領域よりも小さくなるよ
うに縮小し、アドレスデータとする。次いで、欠陥検出
回路83により、縮小された画像成分(領域R41、R
42:アドレスデータ)と、画像成分(領域R51、R
52)とを比較し、アドレスデータに対応する領域(R
51)にリング状の領域が存在する場合には、内部にエ
ッチング残渣が存在する欠陥バイアホールと判定し、ア
ドレスデータに対応する領域(R52)にリング状の領
域が存在しない場合には、正常なバイアホールと判定す
る。
【0086】したがって、本実施例のバイアホールの検
査装置によれば、同一の基板について異なる照射方法で
画像情報を生成しているため、CADシステム等から設
計データ(アドレスデータ)を移管することなく、アド
レスデータを生成し、バイアホールの良否の判定を行う
ことができるため、検出処理に係るオペレータの工数を
削減することができるとともに、画像相互の位置ずれを
抑制して、精度の高い良否判定を実現することができ
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバイアホ
ール検査装置によれば、照射光として赤外光を用い、バ
イアホール内部に露出する下層の金属層に直接照射しな
い入射角度で照射することにより、絶縁層及びエッチン
グ残渣に被覆された下層の金属層表面で反射した反射光
のみが観測されるため、生成された画像情報からバイア
ホール内部に存在するエッチング残渣を検出することが
でき、バイアホールの良否を判定することができる。
【0088】また、照射光として紫外光を用い、バイア
ホールが形成された絶縁層(基板)に所定の入射角度で
照射することにより、バイアホールの開孔上端及びバイ
アホール内部に存在するエッチング残渣からの正反射光
のみが観測されるため、生成された画像情報からバイア
ホール内部に存在するエッチング残渣を検出することが
でき、バイアホールの良否を判定することができる。
【0089】また、生成された画像情報及び設計データ
に基づいて、バイアホールの開孔位置ずれを検出するこ
とにより、上記面積による良否判定に加え、開孔位置ず
れを生じているバイアホールをも検出、判定することが
できる。さらに、紫外光を基板に対して垂直に照射する
ことにより、下層の金属層からの反射光による明るさを
低減させ、絶縁層からの反射光及び蛍光による明るさを
増大させることができ、絶縁層に形成されたバイアホー
ル部分のみが強調された画像情報が生成されるため、こ
の画像情報を縮小することにより、設計データを用いる
ことなく、バイアホールのアドレス情報を作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバイアホール検査装置に適用され
る検査方法の第1の基本原理を説明する図(その1)で
ある。
【図2】本発明に係るバイアホール検査装置に適用され
る検査方法の第1の基本原理を説明する図(その2)で
ある。
【図3】銅の反射分光特性を示す図である。
【図4】本発明に係るバイアホール検査装置に適用され
る検査方法の第2の基本原理を説明する図である。
【図5】本発明に係るバイアホール検査装置の第1の実
施例を示す図である。
【図6】第1の実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図7】CCDカメラによる基板観察例を示す図であ
る。
【図8】二値化された画像情報例を示す図である。
【図9】ラベリングされた画像例を示す図である。
【図10】参照される設計データの例を示す図である。
【図11】拡大/抽出された画像例を示す図である。
【図12】本発明に係るバイアホール検査装置の第2の
実施例を示す図である。
【図13】第2の実施例の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図14】第2の実施例の画像処理例を示す図である。
【図15】本発明に係るバイアホール検査装置の第3の
実施例を示す図である。
【図16】第3の実施例の基板観察例を示す図である。
【図17】第3の実施例の画像処理例を示す図である。
【図18】本発明に係るバイアホール検査装置の第4の
実施例を示す図である。
【図19】第4の実施例の画像処理例を示す図である。
【図20】ビルドアップ多層基板の製造プロセスを示す
図である。
【図21】バイアホールの断面形状と欠陥の関係を示す
図である。
【図22】従来技術におけるバイアホールの欠陥検出方
法を示す図である。
【図23】バイアホールの欠陥検出例を示す図である。
【符号の説明】
1 観察手段 2 二値化手段 3 ラベリング手段 4 面積良否判定手段 5 位置不良判定手段 6 寸法不良判定手段 7 有無検出手段 10 基板 10a コア材 10b 金属層 10c 絶縁層 10c´ エッチング残渣 10d、10d´、10d゜ バイアホール 10c゜ オーバーエッチング部 11a、11b、11c 光源 12 集束レンズ 13 CCDカメラ 21、21a、21b 二値化回路 22、22a、22b 記憶回路 31 排他的論理回路 32 ラベリング回路 41 孔面積判定回路 51 孔ずれ検出回路 61 ラジアルマッチング回路 71 孔有無検査回路 81 アドレスデータ生成回路 100 バイアホール検査装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の形状に形成された金属層上に絶縁層
    が積層され、前記金属層に連通するように前記絶縁層に
    開孔されたバイアホールの良否判定を行うバイアホール
    検査装置において、 前記絶縁層に対して、所定の入射角度で照射光を照射
    し、前記絶縁層からの反射光の明るさを観測して、画像
    信号として検出する観察手段と、 前記観察手段により観測された前記反射光の明るさに基
    づいて、前記画像信号を二値化して画像情報を生成する
    二値化手段と、 を具備し、前記画像情報に基づいて、前記バイアホール
    の良否判定を行うことを特徴とするバイアホール検査装
    置。
  2. 【請求項2】前記金属層の設計形状情報に基づいて、前
    記画像情報に含まれる前記バイアホールに対応する画像
    成分を抽出し、該抽出された画像成分毎にラベリングす
    るラベリング手段と、 前記ラベリングされた前記バイアホールに対応する成分
    の面積を算出し、該算出された面積と、前記バイアホー
    ルの設計アドレス情報に対応させて予め設定された前記
    バイアホールの面積許容値とを比較し、前記バイアホー
    ルの面積不良を判定する面積良否判定手段と、を有する
    することを特徴とする請求項1記載のバイアホール検査
    装置。
  3. 【請求項3】前記画像情報に含まれる前記バイアホール
    に対応する画像成分を、所定の測長センサにより計測
    し、該計測結果と、予め設定された前記バイアホールの
    寸法許容値とを比較し、前記バイアホールの寸法不良を
    判定する寸法不良判定手段と、 前記バイアホールの設計アドレス情報に対応する前記バ
    イアホールの有無を検出する有無検出手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のバイアホール検査装
    置。
  4. 【請求項4】前記画像情報に含まれる前記バイアホール
    に対応する画像成分を、所定の倍率で拡大し、該拡大さ
    れた画像成分と、前記金属層の設計形状情報とを比較
    し、前記金属層の設計形状の外にはみ出す前記画像成分
    を抽出することにより、前記バイアホールの位置不良を
    判定する位置不良判定手段と、を有することを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載のバイアホール検査装置。
  5. 【請求項5】前記金属層が銅により形成され、かつ、前
    記照射光が赤外光であって、 前記照射光の前記所定の入射角度が、前記バイアホール
    内部に露出する前記金属層に前記照射光が直接照射され
    ない角度に設定されていることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載のバイアホール検査装置。
  6. 【請求項6】前記金属層が銅により形成され、かつ、前
    記照射光が紫外光であることを特徴とする請求項1記載
    のバイアホール検査装置。
  7. 【請求項7】前記バイアホールの設計アドレス情報が、
    前記観察手段による照射光として、前記絶縁層に対し
    て、垂直方向から紫外光を照射し、前記絶縁層からの反
    射光の明るさを観測して、画像信号として検出し、観測
    された前記反射光の明るさに基づいて、前記画像信号を
    二値化して画像情報を生成し、該画像情報を縮小処理す
    ることにより作成されるものであることを特徴とする請
    求項2又は3記載のバイアホール検査装置。
  8. 【請求項8】所定の形状に形成された金属層上に絶縁層
    が積層され、前記金属層に連通するように前記絶縁層に
    開孔されたバイアホールの良否判定を行うバイアホール
    検査装置において、 前記絶縁層に対して、垂直方向から第1の紫外光を照射
    し、前記絶縁層からの第1の反射光の明るさを観測し
    て、第1の画像信号として検出する第1の光学系と、所
    定の入射角度で第2の紫外光を照射し、前記絶縁層から
    の第2の反射光の明るさを観測して、第2の画像信号と
    して検出する第2の光学系とを有する観察手段と、 前記観察手段により観測された前記第1の反射光の明る
    さに基づいて、前記第1の画像信号を二値化して第1の
    画像情報を生成する第1の二値化手段と、 前記観察手段により観測された前記第2の反射光の明る
    さに基づいて、前記第2の画像信号を二値化して第2の
    画像情報を生成する第2の二値化手段と、 前記第1の画像情報に含まれる前記バイアホールに対応
    する画像成分を、所定の倍率で縮小し、前記バイアホー
    ルのアドレス情報を作成するアドレス情報作成手段と、 前記第2の画像情報の前記バイアホールに対応する画像
    成分と、前記アドレス情報とを比較し、前記バイアホー
    ルの良否判定を行う良否判定手段と、を具備することを
    特徴とするバイアホール検査装置。
JP7703598A 1998-03-25 1998-03-25 バイアホール検査装置 Withdrawn JPH11271233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7703598A JPH11271233A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 バイアホール検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7703598A JPH11271233A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 バイアホール検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11271233A true JPH11271233A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13622514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7703598A Withdrawn JPH11271233A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 バイアホール検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11271233A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090740A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板の検査方法、配線基板の製造方法及び配線基板の検査装置
US7217923B2 (en) 1999-10-07 2007-05-15 Hitachi, Ltd. Microstructured pattern inspection method
KR100990641B1 (ko) 2008-06-04 2010-10-29 삼성엘이디 주식회사 Led 검사 장치 및 그 방법
WO2012063859A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 株式会社ニコン 赤外光を用いたスルーホールパターン検査方法
KR101222788B1 (ko) 2010-08-18 2013-01-15 삼성전기주식회사 딤플 검사 장치 및 검사 방법
KR101289826B1 (ko) * 2011-06-15 2013-07-26 삼성전자주식회사 Led 검사 장치 및 그 방법
JP2015132592A (ja) * 2014-01-13 2015-07-23 牧徳科技股▲ふん▼有限公司 回路基板のめくら孔内の欠陥の検査装置、検査システム及びその検査方法
US9322771B2 (en) 2013-03-08 2016-04-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for monitoring semiconductor fabrication processes using polarized light
CN111521613A (zh) * 2019-02-01 2020-08-11 由田新技股份有限公司 一种用于量测孔状结构的自动光学检测系统以及方法
CN114250438A (zh) * 2022-01-26 2022-03-29 福建华佳彩有限公司 一种掩膜板及其圆形开孔偏移量测方法
WO2024075598A1 (ja) * 2022-10-05 2024-04-11 東京エレクトロン株式会社 表面観測方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7217923B2 (en) 1999-10-07 2007-05-15 Hitachi, Ltd. Microstructured pattern inspection method
US7435959B2 (en) 1999-10-07 2008-10-14 Hitachi, Ltd. Microstructured pattern inspection method
US7791021B2 (en) 1999-10-07 2010-09-07 Hitachi, Ltd. Microstructured pattern inspection method
US8304724B2 (en) 1999-10-07 2012-11-06 Hitachi, Ltd. Microstructured pattern inspection method
JP2006090740A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板の検査方法、配線基板の製造方法及び配線基板の検査装置
KR100990641B1 (ko) 2008-06-04 2010-10-29 삼성엘이디 주식회사 Led 검사 장치 및 그 방법
KR101222788B1 (ko) 2010-08-18 2013-01-15 삼성전기주식회사 딤플 검사 장치 및 검사 방법
US10460998B2 (en) 2010-11-09 2019-10-29 Nikon Corporation Method for inspecting substrate, substrate inspection apparatus, exposure system, and method for producing semiconductor device
WO2012063859A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 株式会社ニコン 赤外光を用いたスルーホールパターン検査方法
KR101289826B1 (ko) * 2011-06-15 2013-07-26 삼성전자주식회사 Led 검사 장치 및 그 방법
US9322771B2 (en) 2013-03-08 2016-04-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for monitoring semiconductor fabrication processes using polarized light
US9551653B2 (en) 2013-03-08 2017-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods for monitoring semiconductor fabrication processes using polarized light
JP2015132592A (ja) * 2014-01-13 2015-07-23 牧徳科技股▲ふん▼有限公司 回路基板のめくら孔内の欠陥の検査装置、検査システム及びその検査方法
CN111521613A (zh) * 2019-02-01 2020-08-11 由田新技股份有限公司 一种用于量测孔状结构的自动光学检测系统以及方法
JP2020126035A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 由田新技股▲ふん▼有限公司 ビアホール構造を測定するための自動光学検査システム及びその方法
CN111521613B (zh) * 2019-02-01 2023-09-29 由田新技股份有限公司 一种用于量测孔状结构的自动光学检测系统以及方法
CN114250438A (zh) * 2022-01-26 2022-03-29 福建华佳彩有限公司 一种掩膜板及其圆形开孔偏移量测方法
CN114250438B (zh) * 2022-01-26 2023-07-14 福建华佳彩有限公司 一种掩膜板及其圆形开孔偏移量测方法
WO2024075598A1 (ja) * 2022-10-05 2024-04-11 東京エレクトロン株式会社 表面観測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8040503B2 (en) Method of inspecting a semiconductor device and an apparatus thereof
US6971791B2 (en) Identifying defects in a conductive structure of a wafer, based on heat transfer therethrough
JPH11271233A (ja) バイアホール検査装置
JPS6229737B2 (ja)
TWI487898B (zh) 電路板之盲孔內缺陷的檢測設備、檢測系統及其檢測方法
JP5283830B2 (ja) 欠陥検査方法
US7279923B2 (en) LSI inspection method and defect inspection data analysis apparatus
US6690024B1 (en) Laser inspection apparatus
JP4403777B2 (ja) 配線パターン検査装置及び方法
KR20070002125A (ko) 결함 검사 방법 및 이를 이용한 결함 검사 장치
JP4216485B2 (ja) パターン検査方法およびその装置
JPH11166903A (ja) バイアホール検査装置
JP4978584B2 (ja) プリント配線板およびその製造方法ならびにプリント配線板のフィリングビアの外観検査方法
JP2018146531A (ja) 基板検査装置、基板研磨装置、基板検査方法、および基板研磨方法
US6005966A (en) Method and apparatus for multi-stream detection of high density metalization layers of multilayer structures having low contrast
JP2009122089A (ja) プリント回路基板の光学検査装置及びその方法
JP2008286658A (ja) 半導体検査装置及びそれを用いた半導体検査方法
TWI762913B (zh) 檢測方法
JP2006222207A (ja) 配線パターン及びその検査方法
JP2925882B2 (ja) 回路パターン検査装置
JPH06118012A (ja) バイアホール検査方法
JP2002005957A (ja) コンタクトピン
JP4380883B2 (ja) 半田バンプ検査装置
JPH063129A (ja) バイアホール検査方法
JPH0424937A (ja) 欠陥検査装置およびそれを備えたプローバ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607