JPH11271198A - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JPH11271198A
JPH11271198A JP7041198A JP7041198A JPH11271198A JP H11271198 A JPH11271198 A JP H11271198A JP 7041198 A JP7041198 A JP 7041198A JP 7041198 A JP7041198 A JP 7041198A JP H11271198 A JPH11271198 A JP H11271198A
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JP
Japan
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gripping
pair
hydraulic pump
chamber
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP7041198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Iwahashi
義之 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP7041198A priority Critical patent/JPH11271198A/ja
Publication of JPH11271198A publication Critical patent/JPH11271198A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低コストで横締め油圧式つかみ具の閉じ速度を
高速化することができる材料試験機を提供する。 【構成】つかみ具本体71の内部に対向して形成された
一対のシリンダ71A内で摺動する一対の復動式ピスト
ン72を有し、この復動式ピストン72の先端につかみ
歯75を設ける。一対のピストン72を互に近づける方
向に付勢する圧縮ばね74をボトム室R1に設ける。つ
かみ歯75を閉じるとき、ボトム室R1を油圧ポンプ2
1に接続してロッド室R2をタンクに接続すると、ばね
74のばね力に依存する速さでつかみ歯75が閉じ方向
に移動する。つかみ歯75が供試体と当接すると油圧ポ
ンプ21の圧油の圧力に依存した把持力でつかみ歯75
は供試体を把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平行横締め油圧式つ
かみ具を備えた材料試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】平行横締め油圧式つかみ具は、内部に対
向して一対のシリンダが形成されたつかみ具本体と、シ
リンダ内で摺動する一対の復動式ピストンと、この復動
式ピストンの先端に取り付けられたつかみ歯とを備え
る。そして、シリンダの一方に形成されたボトム室から
圧油を供給し、ロッド室から油を排出して一対のピスト
ンを互に近づけてつかみ歯を閉じ、シリンダの他方に形
成されたロッド室から圧油を供給し、ボトム室から油を
排出して一対のピストンを互に離してつかみ歯を開く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の平行横締め油
圧式つかみ具が使用される材料試験機はその試験荷重が
大きい(たとえば30t〜50t)ので、上記シリンダ
の直径はたとえば100mmを越えて断面積が大きい上
に圧力も高くする必要がある。したがって、つかみ歯を
開閉する際にピストンを素速く移動するためには大容量
高圧油圧ポンプを使用するか、あるいは、小容量高圧油
圧ポンプと大容量低圧油圧ポンプを組合せた2連油圧ポ
ンプを使用することになる。たとえば、2連油圧ポンプ
を使用する場合には、大容量低圧油圧ポンプの吐出油を
常時シリンダのボトム室に供給し、つかみ歯が供試体に
当接するまでは大容量低圧油圧ポンプの吐出油でピスト
ンを移動し、供試体に当接した後は小容量高圧油圧ポン
プからの圧油でピストンを駆動して必要な把持力を得
る。しかしながら、大容量高圧油圧ポンプも2連油圧ポ
ンプもコストが高いという問題がある。
【0004】本発明の目的は、低コストで横締め油圧式
つかみ具の閉じ速度を高速化することができる材料試験
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1および図2に対応づ
けて説明すると、本発明は、つかみ具本体71の内部に
対向して形成された一対のシリンダ71A内で摺動する
一対の復動式ピストン72を有し、この復動式ピストン
72の先端につかみ歯75を設けたつかみ具7と、この
つかみ具7で把持した供試体を負荷する負荷アクチュエ
ータ8と、ピストン72を駆動する圧油を供給する油圧
ポンプ21とを備え、シリンダ71Aの一端側に形成さ
れた第1の室R1から圧油を供給し、他端側に形成され
た第2の室から油を排出して一対のピストン72を互に
近づけてつかみ歯75を閉じ、第2の室R2から圧油を
供給し、第1の室R2から油を排出して一対のピストン
72を互に離してつかみ歯75を開くようにした材料試
験機に適用される。そして、一対のピストン72を互に
近づける方向に付勢する付勢手段74を第1の室R1に
設け、油圧ポンプ21の容量を、つかみ歯75の閉じ速
度に必要な容量よりも小さくすることにより、上述した
目的を達成する。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図3により本発明による材
料試験機の第1の実施の形態を説明する。図1に示すよ
うに、材料試験機は基台1と、基台1上に対をなして立
設された二本の支柱2,3と、二本の支柱2,3の軸線
方向、すなわち上下方向に移動可能に係合するクロスヘ
ッド5と、クロスヘッド5を支柱2,3の任意の高さに
クランプするためのクロスヘッド油圧クランプ4と、ク
ロスヘッド5を上下駆動するクロスヘッド昇降シリンダ
装置6と、クロスヘッド5に取り付けられた固定側の上
つかみ具7Uと、基台1上に設けられた復動シリンダ8
と、復動シリンダ8のピストンロッド9の先端(上端)
9aにロードセル10を介して取り付けられた可動側の
下つかみ具7Lとを有し、上つかみ具7Uと下つかみ具
7Lとにより試験片を把持し、復動シリンダ8によって
下つかみ具7Lを支柱2,3の軸線方向に駆動して試験
片に負荷を付与する。
【0008】上つかみ具7Uおよび下つかみ具7Lの詳
細について説明する。本実施の形態においては上つかみ
具7Uおよび下つかみ具7Lは同一の構成を有するた
め、上つかみ具7Uについてのみ説明し、下つかみ具7
Lについての説明は省略する。
【0009】図2に示すように、つかみ具7は、内部に
一対のシリンダ71Aが対向して形成されたつかみ具本
体71と、一対のシリンダ71A内で摺動する一対の復
動式ピストン72と、シリンダ71Aを閉鎖する蓋体7
3と、蓋体73とピストン72との間に介装されピスト
ン72を常時閉じる方向に付勢する圧縮ばね74と、復
動式ピストン72の先端に取り付けられたつかみ歯75
とを備える。そして、シリンダ71Aの一方に形成され
たボトム室R1から圧油を供給して一対のピストン72
を互に近づけてつかみ歯75を閉じ、シリンダ71Aの
他方に形成されたロッド室R2から圧油を供給して一対
のピストン72を互に離してつかみ歯75を開く。
【0010】図1に示した材料試験機のつかみ具は図3
に示すような油圧回路で開閉制御される。すなわち、こ
の油圧回路は、モータ20で駆動される小容量高圧油圧
ポンプ21と、小容量高圧油圧ポンプ21からの圧油の
流れる方向を切換える方向切換弁22と、方向切換弁2
2とシリンダ71Aのロッド室R2との間に介装された
スローリターン弁23と、つかみ具駆動回路の最高圧力
を規定するリリーフ弁24と、ボトム室R1とタンクと
の間に介装されたチェック弁25とを備えている。
【0011】つかみ歯75を開く場合には方向切換弁2
2をイ位置に切換える。シリンダ71Aのロッド室R2
はスローリターン弁23を介して油圧ポンプ21に、ボ
トム室R1はタンクに接続される。したがって、油圧ポ
ンプ21からの圧油は方向切換弁22からスローリター
ン弁23を通ってロッド室R2に供給され、ピストン7
2はばね74のばね力に抗して移動し、ボトム室R1の
油が方向切換弁22からタンクへ流れてつかみ歯75が
開く。
【0012】つかみ歯75を閉じる場合には方向切換弁
22をロ位置に切換える。シリンダ71Aのボトム室R
1は油圧ポンプ21に、ロッド室R2はスローリターン
弁23を介してタンクに接続される。ボトム室R1は、
方向切換弁22を経て油圧ポンプ21からの圧油が供給
されると同時に、チェック弁25を経てタンクと接続さ
れ、ロッド室R2がタンクと接続されるから、ピストン
72はばね74のばね力によりボトム室R1に供給され
る圧油の油量に依存することなく、チェック弁25を通
じてタンクより油を吸込むことによって素速く移動しよ
うとする。このときロッド室R2の油はスローリターン
弁23の絞り23aを通ってタンクに流れるから、ピス
トン72の移動速度は絞り23aの開口面積に依存した
速さとなる。このピストン72の移動速度は、小容量高
圧油圧ポンプ21からボトム室R1に流れ込む油量に依
存した速さに比べて格段に速い。つかみ歯75が供試体
に当接するまで、油圧ポンプ21よりボトム室R1に供
給される油量はピストン72によりロッド室R2から排
出される油量よりも少ないが、つかみ歯75が供試体に
当接すると、チェック弁25が作動してタンクへの圧油
の流れを止めるため、ボトム室R1の圧力はリリーフ弁
24で規定される圧力まで上昇して、試験荷重に見合っ
た大きな把持力が得られる。
【0013】つかみ歯75を任意の位置で停止させる場
合には、方向切換弁22を図示の中立位置で保持する。
このとき、シリンダ71Aのロッド室R2はタンクと接
続されずに油が保持されるので、ばね74もその位置で
保持されることになるから、つかみ歯75を途中の位置
で停止させるこ個とができる。
【0014】この実施の形態のように、つかみ歯75が
供試体に当接するまではばね74のばね力でピストン7
2を移動させ、その後、油圧ポンプ21から吐出される
油の圧力で供試体を把持することにより、高圧油圧ポン
プ21の容量を小さくできる。すなわち、小容量高圧油
圧ポンプ21を使用してつかみ歯75を素速く閉じるこ
とができる。なお、圧縮ばね74によるピストン移動速
度が速過ぎる場合にはスローリターン弁23の絞り23
aの開口面積を調節して所望の速度に抑えることができ
る。
【0015】以上の実施の形態では、いわゆる万能試験
機について説明したが、この発明は種々の材料試験機に
適用できる。たとえば、ねじ桿をモータで回転駆動して
昇降するクロスヘッドと固定テーブルとにつかみ具を設
け、つかみ具で把持された供試体をクロスヘッドの昇降
により負荷する材料試験機にも適用できる。
【0016】以上の実施の形態において、復動シリンダ
8が負荷アクチュエータに、ボトム室が第1の室に、ロ
ッド室R2が第2の室に、圧縮ばね74が付勢手段にそ
れぞれ相当する。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、先端につかみ歯が設けられてシリンダ内で摺動す
る一対の復動式ピストンを常時閉じる方向に付勢するよ
うにしたので、つかみ歯を閉じる際の移動速度は付勢手
段による付勢力に依存して小容量の油圧ポンプでも迅速
につかみ歯を閉じ動作させることができる。また、高圧
油圧ポンプの容量を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る材料試験機を説明する図
【図2】つかみ具の詳細を説明する図
【図3】つかみ具を駆動する油圧回路を説明する図
【符号の説明】
5 クロスヘッド 7,7U,7L つかみ具 8 復動ピストン 21 油圧ポンプ 22 方向切換弁 24 リリーフ弁 25 チェック弁 71 つかみ具本体 71A シリンダ 72 ピストン 74 圧縮ばね 75 つかみ歯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】つかみ具本体の内部に対向して形成された
    一対のシリンダ内で摺動する一対の復動式ピストンを有
    し、この復動式ピストンの先端につかみ歯を設けたつか
    み具と、このつかみ具で把持した供試体を負荷する負荷
    機構と、前記ピストンを駆動する圧油を供給する油圧ポ
    ンプとを備え、前記シリンダの一端側の第1の室から前
    記圧油を供給し、他端側の第2の室から油を排出して前
    記一対のピストンを互に近づけて前記つかみ歯を閉じ、
    前記第2の室から圧油を供給し、前記第1の室から油を
    排出して前記一対のピストンを互に離して前記つかみ歯
    を開くようにした材料試験機において、 前記一対のピストンを互に近づける方向に付勢する付勢
    手段を前記第1の室に設け、前記油圧ポンプの容量を、
    前記つかみ歯の閉じ速度に必要な容量よりも小さくした
    ことを特徴とする材料試験機。
JP7041198A 1998-03-19 1998-03-19 材料試験機 Pending JPH11271198A (ja)

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JP7041198A JPH11271198A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 材料試験機

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JP7041198A JPH11271198A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 材料試験機

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JP7041198A Pending JPH11271198A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 材料試験機

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JP (1) JPH11271198A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162239A (ja) * 2004-04-22 2006-06-22 Showa Denko Kk 熱交換器の耐圧性検査方法および耐圧性検査装置
JP2020173215A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 株式会社島津製作所 材料試験機、及び材料試験機の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006162239A (ja) * 2004-04-22 2006-06-22 Showa Denko Kk 熱交換器の耐圧性検査方法および耐圧性検査装置
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