JPH11270026A - 木造建築における壁パネル - Google Patents
木造建築における壁パネルInfo
- Publication number
- JPH11270026A JPH11270026A JP10075781A JP7578198A JPH11270026A JP H11270026 A JPH11270026 A JP H11270026A JP 10075781 A JP10075781 A JP 10075781A JP 7578198 A JP7578198 A JP 7578198A JP H11270026 A JPH11270026 A JP H11270026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall panel
- studs
- wall
- thickness
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木造建築における施工能率向上を目的とする
壁パネルを提供する。 【解決手段】 柱と柱との間に用いる壁パネルであっ
て、間柱２と筋違４及び桟板３とによって矩形かつ柱間
に納まるサイズとし、該パネルの厚みを柱の太さ以内と
してなる木造建築における壁パネルである。
壁パネルを提供する。 【解決手段】 柱と柱との間に用いる壁パネルであっ
て、間柱２と筋違４及び桟板３とによって矩形かつ柱間
に納まるサイズとし、該パネルの厚みを柱の太さ以内と
してなる木造建築における壁パネルである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋等の木造建築
における施工能率向上を目的とする壁パネルに関する。
における施工能率向上を目的とする壁パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】木造建築において、壁下地の構造は柱と
柱の間に柱と平行な間柱(まばしら)と斜めに設けられた
筋違(すじかい)があり、これに従来は竹又は抜き板によ
り小舞が取付けられ、土壁としていた。最近では小舞壁
の煩雑さと長期間乾燥を必要とするなどの理由から柱間
の間柱を挾むように両側から合板等で塞ぎ、内部にガラ
スウール等の断熱材を充填する例も多い。また、下地面
の形成手段として柱間の間柱と筋違とを塞ぐように木ず
りぬき(桟板)を多数枚平行に打ち付けるといった工法も
採られている。従来のこれらの工法は、煩雑で建築現場
での作業性が悪いし、施工期間の短縮化の妨げとなって
いた。また、柱部分まで壁下地材で覆ってしまう工法
は、和室では不適当である。
柱の間に柱と平行な間柱(まばしら)と斜めに設けられた
筋違(すじかい)があり、これに従来は竹又は抜き板によ
り小舞が取付けられ、土壁としていた。最近では小舞壁
の煩雑さと長期間乾燥を必要とするなどの理由から柱間
の間柱を挾むように両側から合板等で塞ぎ、内部にガラ
スウール等の断熱材を充填する例も多い。また、下地面
の形成手段として柱間の間柱と筋違とを塞ぐように木ず
りぬき(桟板)を多数枚平行に打ち付けるといった工法も
採られている。従来のこれらの工法は、煩雑で建築現場
での作業性が悪いし、施工期間の短縮化の妨げとなって
いた。また、柱部分まで壁下地材で覆ってしまう工法
は、和室では不適当である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】木造建築における壁面
は、特に和室において柱と壁がかもし出す審美性が重ん
じられる。柱と柱の間の壁は、部屋と部屋との間仕切り
機能は勿論のこと、審美性に加えて断熱性、遮音性等を
備える必要がある。そこで、従来より備えている間柱と
筋違及び、桟板(木ずり)、必要に応じて断熱材からなる
構成を具備しながら、施工現場で短時間かつ、容易に壁
面の下地を形成することのできる手段を検討した。
は、特に和室において柱と壁がかもし出す審美性が重ん
じられる。柱と柱の間の壁は、部屋と部屋との間仕切り
機能は勿論のこと、審美性に加えて断熱性、遮音性等を
備える必要がある。そこで、従来より備えている間柱と
筋違及び、桟板(木ずり)、必要に応じて断熱材からなる
構成を具備しながら、施工現場で短時間かつ、容易に壁
面の下地を形成することのできる手段を検討した。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は柱と柱との間に
用いる壁パネルであって、間柱と筋違及び桟板とによっ
て矩形かつ柱間に納まるサイズとし、該パネルの厚みを
柱の太さ以内としてなる木造建築における壁パネルであ
る。該壁パネル内には使用する場所に応じてグラスウー
ル等の適当な断熱材を充填する。該壁パネルは柱間に納
まるサイズであるから施工前に予め規格品として工場生
産できる。したがって、建築施工期間の短縮が可能とな
る。また、熟練した大工等によらなくても単に柱間に固
定するだけで壁下地ができる。加えて、該パネルの厚み
を柱の径以内に納めているので、パネル下地でありなが
ら、直に壁紙を貼ったり、和風壁の施工もできるので、
木造建築における和風部屋の柱と壁がもたらす審美性を
発揮させることができる。
用いる壁パネルであって、間柱と筋違及び桟板とによっ
て矩形かつ柱間に納まるサイズとし、該パネルの厚みを
柱の太さ以内としてなる木造建築における壁パネルであ
る。該壁パネル内には使用する場所に応じてグラスウー
ル等の適当な断熱材を充填する。該壁パネルは柱間に納
まるサイズであるから施工前に予め規格品として工場生
産できる。したがって、建築施工期間の短縮が可能とな
る。また、熟練した大工等によらなくても単に柱間に固
定するだけで壁下地ができる。加えて、該パネルの厚み
を柱の径以内に納めているので、パネル下地でありなが
ら、直に壁紙を貼ったり、和風壁の施工もできるので、
木造建築における和風部屋の柱と壁がもたらす審美性を
発揮させることができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は本発明の木造建築における
壁パネルの正面図、図２は平面図、図３は左側面図であ
る。この壁パネル１は３本の間柱２を平行に並べ、それ
らを横桟３の多数枚によって長方形に形成し、裏面側を
筋違４によって補強している。間柱２と横桟(桟板:木ず
り)３を合わせた厚みが102mmで、図２のように柱５の太
さ(径)と同じにしている。柱、桁、土台等に対してエア
ーガンにて釘打ち固定すると、部屋側柱表面を柱と同一
面にして壁紙仕上げをすることもできるし、本発明の壁
パネルを控えた位置に固定することもできるので、壁パ
ネル表面の仕上げ代を確保することもできる。
壁パネルの正面図、図２は平面図、図３は左側面図であ
る。この壁パネル１は３本の間柱２を平行に並べ、それ
らを横桟３の多数枚によって長方形に形成し、裏面側を
筋違４によって補強している。間柱２と横桟(桟板:木ず
り)３を合わせた厚みが102mmで、図２のように柱５の太
さ(径)と同じにしている。柱、桁、土台等に対してエア
ーガンにて釘打ち固定すると、部屋側柱表面を柱と同一
面にして壁紙仕上げをすることもできるし、本発明の壁
パネルを控えた位置に固定することもできるので、壁パ
ネル表面の仕上げ代を確保することもできる。
【０００６】図４は柱と柱の間が広い箇所に使用するタ
イプの本発明の木造建築における壁パネルの正面図であ
る。上記実施例に比べて間柱２が多く、また、筋違４も
Ｘ形に２本配置して補強している。この例でも間柱２と
筋違４及び横桟(桟板)とによって矩形かつ柱と柱間に納
まるサイズとしている。
イプの本発明の木造建築における壁パネルの正面図であ
る。上記実施例に比べて間柱２が多く、また、筋違４も
Ｘ形に２本配置して補強している。この例でも間柱２と
筋違４及び横桟(桟板)とによって矩形かつ柱と柱間に納
まるサイズとしている。
【０００７】本発明の木造建築における壁パネル１は、
従来個々に組付けられていた間柱、筋違、及び横桟(桟
板)を予め施工前に工場等で生産しておくことができ
る。そこで、建築現場では図５にみられるように、柱と
柱の間へ嵌めて、釘で固定するだけで壁下地ができる。
あとは壁の表面仕上げを行えばよい。
従来個々に組付けられていた間柱、筋違、及び横桟(桟
板)を予め施工前に工場等で生産しておくことができ
る。そこで、建築現場では図５にみられるように、柱と
柱の間へ嵌めて、釘で固定するだけで壁下地ができる。
あとは壁の表面仕上げを行えばよい。
【０００８】
【発明の効果】本発明によって、木造建築における施工
能率の向上と、熟練した大工によらないでも壁下地を組
付けることができることとなった。したがって、木造建
築における建築期間の短縮化と、低コスト化が可能とな
った。
能率の向上と、熟練した大工によらないでも壁下地を組
付けることができることとなった。したがって、木造建
築における建築期間の短縮化と、低コスト化が可能とな
った。
【図１】本発明の木造建築における壁パネルの正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の木造建築における壁パネルの平面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の木造建築における壁パネルの左側面図
である。
である。
【図４】本発明の木造建築における壁パネルの他の実施
例の正面図である。
例の正面図である。
【図５】本発明の壁パネルの使用例を示す斜視図であ
る。
る。
１ 壁パネル ２ 間柱 ３ 横桟(桟板) ４ 筋違 ５ 柱
Claims (1)
- 【請求項１】 柱と柱との間に用いる壁パネルであっ
て、間柱と筋違及び桟板とによって矩形かつ柱間に納ま
るサイズとし、該パネルの厚みを柱の太さ以内としてな
る木造建築における壁パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10075781A JPH11270026A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 木造建築における壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10075781A JPH11270026A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 木造建築における壁パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270026A true JPH11270026A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13586112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10075781A Pending JPH11270026A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 木造建築における壁パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270026A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110748175A (zh) * | 2019-07-15 | 2020-02-04 | 中交第四公路工程局有限公司 | 带刻度的装配式墙板结构定位辅助装置及制作方法 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10075781A patent/JPH11270026A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110748175A (zh) * | 2019-07-15 | 2020-02-04 | 中交第四公路工程局有限公司 | 带刻度的装配式墙板结构定位辅助装置及制作方法 |
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