JPH11269300A - 架橋発泡性樹脂粒子及びこれを用いた発泡成形品 - Google Patents

架橋発泡性樹脂粒子及びこれを用いた発泡成形品

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JPH11269300A
JPH11269300A JP7688698A JP7688698A JPH11269300A JP H11269300 A JPH11269300 A JP H11269300A JP 7688698 A JP7688698 A JP 7688698A JP 7688698 A JP7688698 A JP 7688698A JP H11269300 A JPH11269300 A JP H11269300A
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weight
monomer
expandable resin
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JP7688698A
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Tetsuya Kato
哲也 加藤
Makoto Saito
誠 斉藤
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却処分をした際に、単位重量あたりの燃焼
熱量(カロリー)が低く、しかも、黒煙の発生量が少な
く、さらには、溶融残査の発生や灰分の発生量が少ない
発泡成形品またはそのような発泡成形品を成形すること
ができる発泡性樹脂粒子を提供すること。 【解決手段】 架橋剤を用いて架橋した発泡性樹脂粒子
において、アクリル系モノマーおよびメタクリル系モノ
マーまたはいずれか一方を重合した樹脂を使用し、か
つ、架橋度を10〜70%の範囲内の値とした架橋発泡
性樹脂粒子およびこれを用いた発泡成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋発泡性樹脂粒
子およびこれを用いた発泡成形品に関する。さらに詳し
くは、発泡性に優れる一方、焼却処分をする際に、発生
する燃焼熱量や黒煙の量が少なく、さらには、溶融残査
の発生や灰分の発生量が少ない発泡成形品あるいは、こ
のような発泡成形品が得られる架橋発泡性樹脂粒子に関
する。
【0002】
【従来の技術】各種容器や梱包材あるいは緩衝材等とし
て、木製品は産業界のあらゆる分野で用いられている。
しかしながら、木材資源の保護の観点や、生産コスト、
重量性、断熱性等の特性との兼ね合いから、その使用量
は減少方向にある。
【0003】そこで、木製品の代替材料として、各種の
プラスチック成形品が使用されており、特に発泡スチロ
ール成形品は、木製品の約1/5という軽量性、断熱性
等の優れた特性を有することから多用されている。しか
しながら、発泡スチロール成形品を燃焼による最終処分
を行った場合、黒煙が多量に発生し易いばかりでなく、
燃焼速度により、発泡スチロール成形品を構成する樹脂
が、先行して溶融するため、焼却炉の底部に樹脂洩りが
発生したり、解重合による臭気の発生が多いという問題
点もあった。さらに、発泡スチロール成形品は、発生す
る燃焼熱が高いために焼却装置を傷めたり、あるいは専
用の焼却炉が必要であるという問題点も有していた。
【0004】また、炭酸カルシウム等の無機物を多量に
配合、充填したポリプロピレン樹脂からなる成形品が一
部使用されている。しかしながら、このようなポリプロ
ピレン樹脂は、高い発泡度の付与が困難であり、軽量性
に乏しいという問題点が見られた。また、多量に無機物
を充填したポリプロピレン樹脂は、燃焼させて焼却した
場合に、灰分が多く発生するため、かかる灰分の処理に
手間取るという問題点も見られた。
【0005】そこで、本発明の発明者は、上記問題点を
鋭意検討した結果、発泡性樹脂粒子あるいはそれを用い
た発泡成形品を構成する樹脂として、アクリル系または
メタクリル系樹脂を使用し、さらに架橋剤を用いて特定
量架橋することにより、このような問題点を解決するこ
とを見出し、本発明を完成させたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発泡性樹脂
粒子であって、成形品としたときに発泡スチロール成形
品と同等の発泡性を示すとともに、焼却処分に際して
は、発生する単位重量あたりの燃焼熱量(カロリー)が
低く、しかも、黒煙の発生量が少なく、さらには、溶融
残査の発生や灰分の発生量が少ない発泡成形品およびそ
のような発泡成形品を成形することができる発泡性樹脂
粒子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、架橋剤を用い
て架橋した発泡性樹脂粒子において、アクリル系モノマ
ーおよびメタクリル系モノマーまたはいずれか一方を重
合した樹脂を使用し、かつ、架橋度を10〜70%の範
囲内の値とした架橋発泡性樹脂粒子に関する。このよう
に構成すると、焼却処分をする際に発生する燃焼熱量や
黒煙の発生量が少なくなる。また、溶融性が低下し、溶
融残査の発生や灰分の発生量が少ない発泡成形品が得ら
れる。
【0008】また、本発明の架橋発泡性樹脂粒子を構成
するにあたり、架橋剤として、アクリル系架橋剤および
メタクリル系架橋剤またはいずれか一方を使用すること
が好ましい。このような架橋剤であれば、アクリル系モ
ノマーおよびメタクリル系モノマーとの相溶性に優れて
おり、均一な特性を有する架橋発泡性樹脂粒子が得られ
やすいためである。
【0009】また、本発明の架橋発泡性樹脂粒子を構成
するにあたり、架橋剤の使用量を、モノマー100重量
部に対して、0.05〜2.5重量部の範囲内の値とす
るのが好ましい。このような範囲内の値とすると、架橋
度の調整が容易となり、発泡成形品を燃焼させたとき
に、樹脂が溶融して樹脂洩れが発生するのを有効に防止
し、一方で、優れた発泡性が得られるためである。
【0010】また、本発明の架橋発泡性樹脂粒子を構成
するにあたり、連鎖移動剤を使用し、かつ連鎖移動剤の
使用量を、モノマー100重量部に対して、0.03〜
3.0重量部の範囲内の値とするのが好ましい。このよ
うな範囲内の値とすると、樹脂の分子量や架橋度の調整
が容易となり、優れた発泡性を得ることができる。
【0011】また、本発明の架橋発泡性樹脂粒子を構成
するにあたり、モノマーの残留量を、0.6重量%以下
の値とするのが好ましい。モノマーの残留量が0.6重
量%を超えると、成形品の臭気が多くなる傾向があり好
ましくない。
【0012】また、本発明の架橋発泡性樹脂粒子を構成
するにあたり、易揮発性発泡剤を4〜10重量%の範囲
内で含有するのが好ましい。このような範囲内の値とす
ると、優れた発泡性を得ることができ、また、含浸させ
る工程時間を短くすることができる。
【0013】また、本発明の別の態様は、上述した架橋
発泡性樹脂粒子のいずれかを用い、発泡成形して得られ
る発泡成形品に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発泡性樹脂粒子お
よびその製造方法に関する実施の形態を具体的に説明す
る。
【0015】1.発泡性樹脂粒子 (1)樹脂粒子本体 発泡性樹脂粒子は、アクリル系モノマーおよびメタクリ
ル系モノマーまたはいずれか一方を重合して得られた樹
脂からなる樹脂粒子本体に、一定量の発泡剤を含浸させ
ることにより作成することができる。
【0016】ここで、アクリル系モノマーおよびメタク
リル系モノマーとしては、特に制限はないが、例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ヘプチル,アクリ
ル酸2−エチルへキシル等のアクリル酸エステル類、メ
タアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアク
リル酸ブチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル
酸ヘプチル、メタアクリル酸2−エチルへキシル等のメ
タクリル酸エステル類、アクリル酸、メタクリル酸等の
1種または2種以上を挙げることができる。
【0017】また、耐熱性や機械的強度をより高めるた
めに、スチレン、α−メチルスチレン、クロルスチレ
ン、ビニルトルエン等のモノマーを併用することができ
るが、モノマーの合計を100重量%としたときに、1
0重量%未満の値とするのが好ましい。これらのモノマ
ー量が10重量%以上となると、焼却処分をする際に発
生する燃焼熱量や黒煙の発生量が多くなる傾向があるた
めである。
【0018】但し、樹脂粒子本体を構成する際に、上述
したモノマーを選定するにあたり、燃焼熱量が5500
〜6500cal/gの範囲内の値となるように選定す
ることが好ましい。このような範囲内の値とすることに
より、発生する燃焼熱により焼却装置を傷めたり、ある
いは専用の焼却炉の必要性を回避することができる。ま
た、使用するモノマーの種類の制限も過度にならないた
めである。したがって、上述したモノマーの種類を適宜
選定し、燃焼熱量を5800〜6300cal/gの範
囲内の値とすることがより好ましい。
【0019】次に、樹脂粒子本体における架橋度につい
て説明する。本発明において、かかる架橋度を10〜7
0重量%の範囲内の値とする必要がある。架橋度が10
重量%未満の値では、発泡成形品を燃焼させたときに、
樹脂が溶融して樹脂洩れが発生しやすくなるためであ
り、一方、架橋度が70重量%を超えると、発泡性が著
しく低下する傾向がある。したがって、樹脂の溶融性
と、発泡性のバランスとがより優れている観点から、架
橋度を20〜65重量%の範囲内の値とするのが好まし
く、架橋度を30〜55重量%の範囲内の値とするのが
より好ましい。なお、本発明における架橋発泡性樹脂粒
子の架橋度は、架橋発泡性樹脂粒子を多量の溶剤、たと
えばクロロホルム、ジクロルメタン等に溶解させたとき
の、溶剤に対する不溶分の割合(重量%)で表される。
【0020】また、上記架橋度を達成するために架橋剤
を使用するが、架橋度の調整が容易になる観点から、架
橋剤の使用量を、モノマー100重量部に対して、0.
05〜2.5重量部の範囲内の値とするのが好ましい。
すなわち、このような範囲内の値とすることにより、上
述したとおり、架橋度の調整が容易となり、発泡成形品
を燃焼させたときに、樹脂が溶融して樹脂洩れが発生す
るのを有効に防止し、一方で、優れた発泡性が得られる
ためである。したがって、架橋度の調整がより容易とな
り、また、樹脂の溶融性と発泡性のバランスがより優れ
ている観点から、架橋剤の使用量を、モノマー100重
量部に対して、0.1〜2.0重量部の範囲内の値とす
るのがより好ましく、0.2〜1.0重量部の範囲内の
値とするのがさらに好ましい。
【0021】また、使用する架橋剤の種類も特に制限さ
れるものではなく、分子内に2個以上の反応性ビニル基
を有していれば良い。具体的には、ビニル基がアクリレ
ートもしくはメタクリレートであるアクリル系架橋剤お
よびメタクリル系架橋剤またはいずれか一方を使用する
ことが好ましい。これらの架橋剤は、アクリル系モノマ
ーおよびメタクリル系モノマーとの相溶性に優れてお
り、また、焼却処分をする際に発生する燃焼熱量や黒煙
の発生量を増加させる傾向が少ない。
【0022】また、より具体的には、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリ
レート、ポリエチレグリコールジメタクリレート、グリ
セロールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート等の単
独で、または2種以上の組み合わせで用いられる。
【0023】次に、樹脂粒子本体に使用する連鎖移動剤
について説明する。本発明において、連鎖移動剤を使用
して樹脂粒子本体の分子量を調整することも好ましい。
かかる連鎖移動剤の種類は特に制限されるものではない
が、n−オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン
等の硫黄化合物や、α−メチルスチレンダイマー等の単
独で、または2種以上の組み合わせで使用することがで
きる。
【0024】次に、樹脂粒子本体の粒子径について説明
する。かかる樹脂粒子本体の粒子径は特に制限されるも
のではないが、例えば、平均粒子径が0.8〜2.5m
mの範囲内の値であることが好ましい。このような範囲
内の樹脂粒子本体であれば、適度に発泡させて緻密な成
形品とすることができる。また、このような範囲内の樹
脂粒子本体であれば、安定して均一な樹脂粒子本体を製
造することもできるためである。したがって、樹脂粒子
本体の均一性と、発泡性とのバランスの観点から、平均
粒子径が0.8〜2.0mmの範囲内の値である樹脂粒
子本体を使用することがより好ましい。
【0025】(2)発泡剤 また、発泡性樹脂粒子を構成するには、発泡剤を使用す
る必要がある。ここで発泡剤の種類としては、特に制限
はない。但し、一般に入手が容易で、常温で、液体また
は気体状であることから、プロパン、イソブタン、ノル
マルブタン、イソペンタン、ノルマルペンタン、ヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素、またはフレオン11、フレオン
12等のフロン系化合物等の、1種または2種以上の易
揮発性発泡剤を挙げることができる。また、発泡助剤と
して、炭素数が6以上の脂肪族炭化水素や、シクロヘキ
サン等の脂環族炭化水素、または芳香族炭化水素を、上
記発泡剤と併用することも好ましい。
【0026】また、発泡剤の添加量(配合割合)を、発
泡剤と樹脂粒子本体との合計量に対して、4〜10重量
%の範囲内の値とすることが好ましい。発泡剤の添加量
が4重量%未満となると、発泡性が著しく低下する傾向
があり、一方、10重量%を超えると、それ以上添加し
ても発泡性はさほど変わらない一方で、含浸時間が著し
く長くなる傾向が生じるためである。発泡性と含浸時間
とのバランスがより良好な観点から、発泡剤の添加量
(配合割合)を、発泡剤と樹脂粒子本体との合計量に対
して、5〜9重量%の範囲内の値とすることがより好ま
しい。
【0027】(3)可塑剤 また、発泡性樹脂粒子を構成するのに、可塑剤を使用す
ることも好ましい。可塑剤を使用することにより、発泡
性樹脂が適度に可塑化されて、優れた発泡性が得られ、
しかも嵩密度が低くて、高い強度を有する発泡成形体を
得ることができる。好ましい可塑剤として、フタル酸エ
ステル、アジピン酸エステル、エポキシ化大豆油等が挙
げられる。
【0028】(4)被覆剤 本発明の発泡性樹脂粒子は、その表面に、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸、エチレン
ビスアミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド、シ
リコーン類、ひまし硬化油などの1種または2種以上を
含む被覆剤を積層することが好ましい。このように構成
すると、冷却時間を著しく短縮することができ、しかも
発泡性樹脂粒子同士の過度の融着を防止し、優れた成形
品における融着性や成形品表面の仕上がり性が得られ
る。
【0029】また、被覆剤の被覆量についても特に制限
されるものではないが、発泡性樹脂粒子に対して、0.
05〜0.5重量%の範囲内の値とすることが好まし
い。被覆量が、0.05重量%未満となると、発泡性樹
脂粒子同士の融着を有効に防止することができない傾向
があり、一方で、0.5重量%を超えると、逆に成形品
の融着性を低下させ、外観の仕上がり性を低下させる傾
向がある。
【0030】また、被覆剤中に、融着促進効果のある促
進剤を含むことも好ましい。かかる添加剤としては従来
公知のものが使用できる。例えば、ステアリン酸グリセ
ライド、オレイン酸グリセライドなどの高級脂肪酸のト
リエステル、ジエステル、モノエステル類、蔗糖エステ
ル類等が使用できる。さらに、発泡性樹脂粒子の静電防
止剤として、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコ
ール類、ソルビタンエステル、高級脂肪酸のエチレング
リコール付加物であるノニオン系界面活性剤の併用も可
能である。これら融着促進剤や静電防止剤は、発泡性樹
脂粒子100重量部に対し、0.005〜0.2重量部
の範囲内で使用されることが好ましい。
【0031】(5)発泡性樹脂粒子の製造方法 本発明の発泡性樹脂粒子を製造するにあたり、以下の工
程(A)〜(C)を含むことが好ましい。このように発
泡性樹脂粒子を製造すると、優れた成形品の融着性や成
形品表面の仕上がり性を得ることができる発泡性樹脂粒
子を、容易に作製することができる。
【0032】(A)アクリル系モノマーおよびメタクリ
ル系モノマーまたはいづれか一方と、重合開始剤と、架
橋剤等を含む懸濁溶液を加熱し、樹脂粒子本体を重合す
る工程(以下、工程(A)と称する。)。 (B)樹脂粒子本体に、発泡剤を含浸させて発泡性樹脂
粒子を作製する工程(以下、工程(B)と称する。)。 (C)発泡性樹脂粒子の表面に、被覆剤を被覆する工程
(以下、工程(C)と称する。)。
【0033】ここで、工程(A)のアクリル系モノマー
等を重合して、樹脂粒子本体を作製する方法について説
明する。この方法は特に制限されるものではないが、懸
濁重合法を採用することが好ましい。具体的には、分数
剤を含む水性媒体中に、有機過酸化物を溶解したモノマ
ーを分散させて懸濁液を調製し、その後加熱してラジカ
ルを発生させて重合を行うものである。
【0034】また、懸濁重合及び発泡剤の含浸に際し
て、分散剤を使用することが好ましい。分散剤を使用す
ることにより、樹脂粒子本体を均一に重合することがで
き、また短時間で発泡剤を含浸させることができる。か
かる分散剤として、難溶性無機塩と界面活性とを併用し
たものや、ポリビニルアルコール(PVA)等の有機分
散剤等を用いることができる。
【0035】また、上記工程(A)で使用する有機過酸
化物としては、10時間半減分解温度が50〜100℃
の範囲内であるものが好ましい。具体的に、例えば、ラ
ウロイルパーオキサイド、ペンゾイルパーオキサイド、
tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert一
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネイト等の単官能
有機過酸化物や、ビス(tert−ブチルパーオキシ)
トリメチルシクロへキサン、ビス(tert−ブチルパ
ーオキシ)シクロヘキサン、ビス(tert−ブチルパ
ーオキシ)ブタン、ビス(tert−へキシルパーオキ
シ)トリメチルシクロへキサン、ビス(tert−へキ
シルパーオキシ)シクロへキサン、ビス(ジーtert
−ブチルパーオキシシクロへキシル)プロパン等の多官
能有機過酸化物を単独で、または2種以上を組み合わせ
て使用することができる。
【0036】次に、工程(B)の発泡剤を含浸させる工
程について説明する。発泡剤の含浸方法は特に制限され
るものではないが、加圧下、60〜100℃の温度範囲
内で行うのが好ましい。60℃より低い温度では、発泡
剤の含浸に要する時間が長くなり、生産性が悪くなる傾
向があるためである。また、保温処理温度が100℃を
超えると、樹脂が軟化して、異形ビーズの発生が多くな
る傾向がある。
【0037】また、より発泡性に優れた発泡性樹脂粒子
を得るために、発泡剤を含浸させると同時に、可塑剤を
含浸させることが好ましい。
【0038】また、発泡剤を含浸させる工程において、
発泡剤や可塑剤を含浸後、60〜100℃の温度範囲内
で、1〜6時間の間、熱処理(保温処理)することが好
ましい。熱処理することで、発泡剤や可塑剤を十分に拡
散させて、より優れた発泡性を得ることができる。
【0039】なお、発泡剤およびフタル酸エステルの含
浸を、樹脂粒子本体におけるモノマーの重合率が90%
以上で行うことが好ましい。発泡剤および可塑剤を重合
初期の段階で添加して含浸すると、粒子径が大きくなる
傾向があり、粒度分布の調整が困難となる傾向がある。
【0040】次に、工程(C)の発泡性樹脂粒子の表面
に被覆剤を被覆する工程について説明する。被覆剤を積
層方法は、特に制限されるものではないが、発泡性樹脂
粒子と、脂肪酸トリグリセライドとを、従来公知の手
段、例えば、リボンミキサー、∨ブレンダー、ヘンシェ
ルミキサー、レディゲミキサー等の混合器を用いて混合
することによって行うことが出来る。
【0041】なお、本発明の製造方法においては、被覆
剤を被覆する工程(C)の前に発泡性樹脂粒子を洗浄
し、脱水乾燥する工程を設けることが好ましい。このよ
うにすると、被覆剤と発泡性樹脂粒子との密着性が向上
し、優れた発泡時のブロッキング防止性や、熟成時の静
電気発生防止性が得られる。
【0042】
【実施例】以下、実施例によって、本発明を更に具体的
に説明するが、本発明は以下の説明によって制限される
ものではない。
【0043】(発泡性樹脂粒子の製造)撹拌機付の16
リットルのオートクレーブ中に、純水8000g、燐酸
三カルシウム12g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム0.4g、硫酸ナトリウム4.0gをそれぞれ、
200回転/分で撹拌しながら仕込んだ。次いで、メタ
クリル酸メチル3600g(90重量部)、メタクリル
酸ブチル400g(10重量部)、ラウリルパーオキサ
イド20.0g(0.5重量部)、1、1−ビス(te
rt−ブチルパーオキシ)−3、3、5−トリメチルシ
クロヘキサン10.0g(0.25重量部)、n−オク
チルメルカプタン12g(0.3重量部)および架橋剤
として、エチレングリコールジメタクリレート12g
(0.3重量部)をそれぞれ撹拌しながら、オートクレ
ーブ中にさらに仕込んだ。仕込み完了後、オートクレー
ブ内を、十分に窒素パージした。
【0044】次いで、オートクレーブ内の温度を60℃
の温度に昇温させ、その温度に2時間保持した後、燐酸
三カルシュウムを4g添加し、さらに3時間保持した後
に、燐酸三カルシュウムを6g添加した。その後、引き
続きオートクレーブ内の温度を60℃に保持したまま、
2時間経過させ、メタクリル酸系モノマーの重合率を約
90%まで進めた。その時点で、燐酸三カルシウムを6
g添加し、その後、オートクレーブ内の温度を100℃
に昇温させ、その温度に2時間保持して、直径1.0〜
1.3mmの範囲内の樹脂粒子本体を作製した。
【0045】次いで、オートクレーブ内の温度を100
℃に保持したまま、発泡剤としての混合ブタン(イソブ
タン/n−ブタン=3/7(重量比))400gをオー
トクレーブ中に導入し、樹脂粒子本体内に圧入した。そ
して、8時間保温処理したのち,室温まで冷却した。こ
のようにして、樹脂粒子本体を得、発泡剤を含浸させ
て、発泡性樹脂粒子を含むスラリーを得た。
【0046】次いで、得られたスラリーを、洗浄、脱
水、乾燥した後、14〜22メッシュのフルイを用いて
分級し、発泡性樹脂粒子を得た。
【0047】次いで、ヘンシェルミキサ内に、得られた
発泡性樹脂粒子1000gを収容し、さらに、発泡性樹
脂粒子100重量部に対して、ステアリン酸亜鉛0.0
8重量部、ひまし油0.05重量部をそれぞれ添加し
た。そして、一例として回転数1000rpm、50秒
の条件で混合し、被覆物として発泡性樹脂粒子表面に被
覆した。
【0048】(発泡性樹脂粒子の評価)得られた発泡性
樹脂粒子につき、以下のように残留モノマー合計量、発
泡性(発泡度)および架橋度をそれぞれ測定した。ま
た、小型予備発泡機を用いて、発泡性樹脂粒子を加熱し
て、嵩密度が0.1g/mlになるまで予備発泡させ、
一次発泡粒子を得た。この粒子を常温、常圧下で、24
時間熟成した後、さらに成形機CVS−500(ダイセ
ン工業製)を用いて,内容積が約16リットル(外付け
縦550mm×横330mm×高さ150mm)の箱状
の発泡成形品を得た。なお、成形する際の、スチーム圧
力条件を1.1kg/cm2とした。こうして得られた
発泡成形品について、以下のように燃焼熱量を算出し、
また、煙発生状況および溶融状況をそれぞれ測定した。
【0049】(1)残留モノマー合計量の測定 厚生省告示昭和57年第20号に準じて、以下のように
残留モノマー合計量を測定した。すなわち、得られた発
泡性樹脂粒子0.5gを、10gのDMFに均一に溶解
させた。次いで、島津製作所(株)製GC−9A型ガス
クロマトグラフィ装置を用いて、残存モノマー合計量を
定量した。結果を表1に示す。表1の結果から理解され
るように、残存モノマー合計量は、0.48重量%とか
なり低い値であることが確認された。なお、残存モノマ
ー合計量が、0.6重量%未満の値であれば、実用上問
題ないが、0.55重量%未満の値であれば好ましく、
0.5重量%未満の値であればより好ましい。
【0050】(2)発泡度の測定 まず、発泡性樹脂粒子を100℃の沸騰水中に3分間浸
漬した。得られた発泡粒子の嵩体積を、重量で除して算
出した値を発泡性樹脂粒子の発泡度とした。なお、当該
発泡度の逆数が嵩密度に相当し、発泡度の値が大きいほ
ど嵩密度が小さくなり、優れていると言える。結果を表
1に示す。表1の結果から理解されるように、発泡度
は、12.3ml/gとかなり高い値であることが確認
された。なお、発泡度の値としては、10ml/g以上
の値であれば、実用上問題なく、12ml/g以上の値
であれば好ましく、14ml/g以上の値であればより
好ましい。
【0051】(3)架橋度の測定 得られた発泡性樹脂粒子1.0gを、20gのクロロホ
ルムに溶解させた。次いで、100メッシュ金網を用い
て、得られた溶解液を濾過し、真空条件下で、恒量にな
るまで乾固した。その後、金網上に残る不溶分量の重量
を測定し、得られた不溶分量の重量を、発泡性樹脂粒子
の重量で除した値を発泡性樹脂粒子の架橋度(重量%)
とした。結果を表1に示す。表1の結果から理解される
ように、架橋度は、57重量%という値であることが確
認された。
【0052】(4)燃焼熱量 構造に基づいた燃焼熱量の既知データをもとに、計算に
より算出した。算出した値は、約6200cal/gで
あった。
【0053】(5)煙発生状況 得られた発泡成形品を、焼却炉内で燃焼させ、目視で煙
の発生状況を観察した。結果を表1に示すが、この結果
から理解されるように、煙の発生は全く確認されなかっ
た。
【0054】(6)溶融状況 得られた発泡成形品を、焼却炉内で燃焼させ、目視で溶
融状況を観察した。結果を表1に示すが、この結果から
理解されるように、発泡成形品の溶融現象は特に確認さ
れなかった。
【0055】[実施例2]実施例1において、メタクリ
ル酸ブチルの代わりに、アクリル酸ブチルを同量として
用いた以外は、実施例1と同様の条件で、発泡性樹脂粒
子を得た。そして、得られた発泡性樹脂粒子の残留モノ
マー合計量、発泡性(発泡度)および架橋度をそれぞれ
実施例1と同様に測定した。次いで、実施例1と同様
に、得られた発泡性樹脂粒子を発泡させて、発泡成形品
を作成し、燃焼熱量を算出し、また、煙発生状況、溶融
状況をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
【0056】表1の結果から理解されるように、得られ
た発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量は0.51重量
%、発泡度は14.3ml/gおよび架橋度は65重量
%であった。また、得られた発泡成形品の燃焼熱量は、
約6200cal/gであり、煙の発生は全く観察され
ず、さらには、溶融現象も特に観察されなかった。本発
明の発泡成形品は、燃焼特性に優れていることが確認さ
れた。
【0057】[比較例1]実施例1において、架橋剤の
エチレングリコールジメタクリレートの使用量を、0.
3重量部から0.03重量部に低下させた以外は、実施
例1と同様の条件で、発泡性樹脂粒子を得た。そして、
得られた発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量、発泡性
(発泡度)および架橋度をそれぞれ実施例1と同様に測
定した。次いで、実施例1と同様に、得られた発泡性樹
脂粒子を発泡させて、容器状の発泡成形品を作製し、燃
焼熱量を算出し、また、煙発生状況、溶融状況をそれぞ
れ測定した。結果を表1に示す。
【0058】表1の結果から理解されるように、得られ
た発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量は0.51重量
%、発泡度は35ml/gであったが、架橋度は8重量
%とかなり低かった。また、得られた発泡成形品の燃焼
熱量は、約6200cal/gであり、煙の発生は観察
されなかったものの、顕著な溶融現象が観察され、溶融
溜まりの形成が見られた。
【0059】[比較例2]実施例1において、架橋剤の
エチレングリコールジメタクリレートの使用量を、0.
3重量部から3.0重量部に増量した以外は、実施例1
と同様の条件で、発泡性樹脂粒子を得た。そして、得ら
れた発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量、発泡性(発
泡度)および架橋度をそれぞれ実施例1と同様に測定し
た。次いで、実施例1と同様に、得られた発泡性樹脂粒
子を発泡させて、容器状の発泡成形品を作製し、燃焼熱
量を算出し、また、煙発生状況、溶融状況をそれぞれ測
定した。結果を表1に示す。
【0060】表1の結果から理解されるように、得られ
た発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量は0.50重量
%であったが、発泡は全く見られず、発泡度を測定する
ことはできなかった。したがって、以下の燃焼試験(煙
の発生や溶融現象の観察)は行なわなかった。
【0061】[比較例3]実施例1において、メタクリ
ル酸ブチルの代わりに、スチレンを同量用いた以外は、
実施例1と同様の条件で、発泡性樹脂粒子を得た。そし
て、得られた発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量、発
泡性(発泡度)および架橋度をそれぞれ実施例1と同様
に測定した。次いで、実施例1と同様に、得られた発泡
性樹脂粒子を発泡させて、容器状の発泡成形品を作製
し、燃焼熱量を算出し、また、煙発生状況、溶融状況を
それぞれ測定した。結果を表1に示す。
【0062】表1の結果から理解されるように、得られ
た発泡性樹脂粒子の残留モノマー合計量は0.65重量
%、発泡度は、8.3ml/gおよび架橋度は、32重
量%であった。また、得られた発泡成形品の燃焼熱量
は、約6600cal/gであり、溶融現象は観察され
なかったものの、顕著な黒煙の発生が観察された。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】本発明の発泡性樹脂粒子により、発泡成
形品を成形する際に発泡スチロール成形品と同等の発泡
性を示すとともに、焼却処分に際しては、発生する単位
重量あたりの燃焼熱量が低く、しかも、黒煙の発生量が
少なく、さらには、溶融残査の発生や灰分の発生量が少
ない発泡成形品を提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋剤を用いて架橋した発泡性樹脂粒子
    において、アクリル系モノマー、およびメタクリル系モ
    ノマーまたはいずれか一方を重合した樹脂を使用し、か
    つ、架橋度を10〜70%の範囲内の値とした架橋発泡
    性樹脂粒子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の架橋発泡性樹脂粒子に
    おいて、架橋剤として、アクリル系架橋剤およびメタク
    リル系架橋剤またはいずれか一方を使用してなる架橋発
    泡性樹脂粒子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の架橋発泡性樹
    脂粒子において、架橋剤の使用量を、モノマー100重
    量部に対して、0.05〜2.5重量部の範囲内の値と
    した架橋発泡性樹脂粒子。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の架
    橋発泡性樹脂粒子において、連鎖移動剤を使用し、かつ
    連鎖移動剤の使用量を、モノマー100重量部に対し
    て、0.03〜3.0重量部の範囲内の値とした架橋発
    泡性樹脂粒子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の架
    橋発泡性樹脂粒子において、モノマーの残留量を、0.
    6重量%以下の値とした架橋発泡性樹脂粒子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の架
    橋発泡性樹脂粒子において、易揮発性発泡剤を4〜10
    重量%の範囲内で含有してなる架橋発泡性樹脂粒子。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の架
    橋発泡性樹脂粒子を発泡成形して得られる発泡成形品。
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