JP4935110B2 - 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法 - Google Patents

着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP4935110B2
JP4935110B2 JP2006044787A JP2006044787A JP4935110B2 JP 4935110 B2 JP4935110 B2 JP 4935110B2 JP 2006044787 A JP2006044787 A JP 2006044787A JP 2006044787 A JP2006044787 A JP 2006044787A JP 4935110 B2 JP4935110 B2 JP 4935110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin particles
styrene resin
colored
expandable styrene
expandable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006044787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007224104A (ja
Inventor
彰 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP2006044787A priority Critical patent/JP4935110B2/ja
Publication of JP2007224104A publication Critical patent/JP2007224104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935110B2 publication Critical patent/JP4935110B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

本発明は着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法に関するものである。
発泡スチレン系樹脂成形体の着色を目的として、その原料である発泡性スチレン系樹脂粒子は、さまざまな方法で着色が行われている。例えば、ブルーに着色された発泡性スチレン系樹脂粒子により成形された箱は鮮魚箱用に、グリーンに着色され成形された箱は野菜箱用に使用されるといったように、商品区別を明確化する、或いは、その見栄えを大幅に改良して美的価値を向上させる、といった利用が広く採用されている。本発明は無着色の発泡性スチレン系樹脂粒子を原料にして、工業的に生産性の高い製造方法で着色発泡性スチレン系樹脂粒子を提供するものである。
従来、このような着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得る方法としては、イ)発泡性スチレン系樹脂粒子に顔料又は染料を加えブレンダーで混合する方法、ロ)染料と揮発性発泡剤+微量の可塑剤を無水雰囲気(又は極微量の水分)下で、該発泡性スチレン系樹脂粒子が発泡しない程度に加温しながら充分に攪拌混合し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得る方法(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)、ハ)発泡性粒子製造時の懸濁液中に染料を添加して発泡剤の含浸時に着色を行う方法、二)発泡剤が含浸・分級された発泡性粒子を水中に懸濁させて、この懸濁液中に染料と染料含浸助剤等を加えて着色する方法等が知られている。
イ)の方法は発泡性スチレン樹脂粒子表面に単純に被覆方法させる方法であり、簡便に着色発泡性スチレン系樹脂粒子が得られる反面、被覆着色発泡性粒子表面から顔料又は染料の剥離により、予備発泡機や成形機等の汚染などの不具合が発生する問題がある。ロ)の方法は予備発泡及び成形工程で染料の剥離がない着色発泡性粒子を提供するものの、粒子の内部まで均一に着色することは困難であり、また得られた成形体表面の着色状況は美麗であるとは言いがたい。この方法では、無水雰囲気(又は極微量の水分)下で、該発泡性スチレン系樹脂粒子が発泡しない程度に加温(許容される最高温度が70℃と低い)しながら充分に攪拌混合し、低級脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素を添加するため、実際使用される発泡剤は常温で液体である、ペンタン以上の沸点の高いものに限定される。一方で発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤としては、安価なブタンが主に使用されており、ブタンのように沸点が低く且つ相溶性が悪い発泡剤を使用するには加温温度が低すぎ、発泡性粒子内にブタンを充分に含浸させることは不可能である。
ハ)の方法は懸濁重合液中に染料を添加して重合を行うため、重合装置及びその付属設備にまで染料が付着してしまうため、毎回洗浄が必要となり、この洗浄が不充分であると染料汚染により、着色の不要な粒子をも着色してしまう、あるいは目的とする色とは異なった色に着色してしまうという重大な欠点が生じ、工業的に有効な方法ではない。
ニ)上記イ)〜ハ)の問題を解決するために、予め分級した発泡性粒子を水中に懸濁させて、この懸濁液中に染料と染料の含浸助剤等を加えて着色する方法等も知られている。この方法により製造された製品は、上記イ〜ハ)の方法に比べ粒子の内部まで均一に着色され且つ、成形体表面の着色状態は良好で美麗である(特許文献4、特許文献5参照)。しかしながら、上記ニ)の方法において、例えば、特許文献4では含浸温度が100℃で3時間維持して着色しており、特許文献5では含浸温度が114℃で1時間維持して着色している。このように、いずれも、染料の含浸温度が高く、かつ含浸時間が長く、生産性が低くて、高コストになってしまうという問題があった。
特開昭59−56433号公報 特開2003−306572号公報 特開2004−107528号公報 特開昭60−250047号公報 特開平1−245034号公報
本発明は上記課題を解決するものであって、低い含浸温度にて、短時間で着色を可能とする極めて優位な着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法を提供するものである。
即ち、本発明の第1は、密閉容器中で、軟化点温度が61℃以下である発泡性スチレン系樹脂粒子と染料とを水中に分散させ、次いでC7以下の低級脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素から選択される2以上の易揮発性発泡剤を該密閉容器中に一括で添加し、密閉容器内を40℃以上該発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+60℃以下の温度まで昇温し、所定時間保持することにより染料を該発泡性スチレン系樹脂粒子に含浸させることを特徴とする着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法に関する。
好ましい実施態様としては、
)40℃以上発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+20℃以下まで昇温することを特徴とする、
)発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+20℃を越え、発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+60℃以下まで昇温することを特徴とする、
)染料を予め水懸濁液として密閉容器に仕込み、発泡性スチレン系樹脂粒子と共に水中に分散させた後、易揮発性発泡剤混合物を該密閉容器中に添加することを特徴とする、
)該密閉容器中に添加する2以上の易揮発性発泡剤の添加量が発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、それぞれ0.01重量部〜5.0重量部である、
)該密閉容器中に添加した2以上の易揮発性発泡剤の圧力により、該発泡性スチレン系樹脂粒子を発泡させることなく該発泡性スチレン系樹脂粒子を着色させることを特徴とする、
)発泡性スチレン系樹脂粒子を着色させる際に、易揮発性発泡剤混合物添加量を増減させることにより、着色工程時に中低倍率用と高倍率用の着色発泡性スチレン系樹脂の作り分けを行なうことを特徴とする、
前記記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法に関する。
本発明においては、軟化点温度が61℃以下、好ましくは56℃以下である発泡性スチレン系樹脂粒子を使用し、また染料含浸時に、C7以下の低級脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素から選択される2種類以上の易揮発性発泡剤混合物を用いることにより、染料の含浸のための昇温温度を下げることが出来、含浸時間、昇温時間・冷却時間等を大幅に短縮出来ることから着色に要するサイクルを著しく短縮でき、生産性を大幅に向上出来る。
更には、この発明においては、発泡性スチレン系樹脂粒子と相溶性の高い発泡剤を使用して、40℃以上軟化点温度+20℃以下といった、低温の昇温温度で含浸することで、発泡性スチレン系樹脂粒子の表面部に均一に着色することが出来、発泡性スチレン系樹脂粒子と相溶性の低い発泡剤を使用して、軟化点温度+20℃を越えて軟化点温度+60℃以下といった、高温の昇温温度で含浸することで、内部まで均一に着色された発泡性スチレン系樹脂粒子も得ることも出来る。
加えて、本発明の製造方法において、易揮発性発泡剤混合物の添加量を増減して調整することにより、着色工程時において、易揮発性発泡剤混合物の発泡性スチレン系樹脂粒子中への含浸量を変化させることができ、中低倍率用と高倍率用の2種、あるいはそれ以上の着色発泡性スチレン系樹脂を作り分けることも可能となった。このことで、従来のように、着色前の基材樹脂の段階から、それぞれの発泡倍率に応じた基材樹脂を予め細かく準備しておく必要が無くなることから、基材樹脂製造段階での大幅な生産性向上とコストダウンも図ることが出来る。
本発明は、密閉容器中で、軟化点温度が61℃以下である発泡性スチレン系樹脂粒子と染料とを水中に分散させ、次いでC7以下の低級脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素から選択される2以上の易揮発性発泡剤を該密閉容器中に一括で添加し、密閉容器内を40℃以上該発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点+60℃以下の温度まで昇温し、所定時間保持することにより染料を該発泡性スチレン系樹脂粒子に含浸させることを特徴とする着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法である。
本発明に用いられる発泡性スチレン系樹脂粒子を構成するスチレン系樹脂としては、単量体成分としてスチレンを70重量%以上含む重合体をいい、具体的には、スチレン単独重合体、スチレン−エチレン系共重合体、スチレン−ブタジエン系共重合体、アクリロニトリル−スチレン−αメチルスチレン系共重合体が挙げられる。
本発明に用いられる原料として用いられる発泡性スチレン系樹脂粒子に含有されている、易揮発性発泡剤としては、特に限定はなく、当該分野で公知の易揮発性発泡剤、具体的には、プロパン、ブタン等の低級脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、メチレンクロライド、ジクロルジフルオロメタン等の低級脂肪族ハロゲン化炭化水素等が挙げられる。
本発明において、原料として用いられる発泡性スチレン系樹脂粒子は、その軟化点温度が61℃以下であり、好ましくは56℃以下である。発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度を調整するには、予め分子量(Mw)を調整する方法や低級脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、脂肪酸エステル、脂肪酸等の一般的な可塑剤を添加して調整する方法が挙げられる。軟化点温度が61℃以下の発泡性スチレン系樹脂粒子を使用することにより、染色速度アップ及びビーズ内部まで短時間での染色が可能となる。重量平均分子量(Mw)が高く且つ可塑剤が少ない場合は、軟化点温度が高くなる場合があり、その際には。染料含浸速度の遅延や発泡性の低下が起こる。一方、重量平均分子量(Mw)が低く且つ可塑剤が多い場合は、染料の含浸速度は速くなる傾向にある。
ここでの発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度とは、示差走査熱量計によって試料4〜10mgを40℃から200℃まで10℃/分の速度で昇温し、その後40℃まで10℃/分の速度で冷却し、再度200℃まで10℃/分の速度で昇温したときに得られるDSC曲線における吸熱ピークの温度を言う。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を発泡させることなく、昇温し着色させるためには2以上の易揮発性発泡剤を、発泡性スチレン系樹脂粒子と染料とを水中に分散させた密閉容器中に添加する。
本発明において、該密閉容器中に添加する2以上の易揮発性発泡剤とは、前述した当該分野で公知の易揮発性発泡剤、具体的には、プロパン、ブタン等の低級脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、メチレンクロライド、ジクロルジフルオロメタン等の低級脂肪族ハロゲン化炭化水素等から適宜2以上の発泡剤を選択して使用するが、中でも、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等のC7以下の低級脂肪族炭化水素、及び、メチルシクロペンタン、3−メチルシクロペンテン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素から選択される2以上の易揮発性発泡剤を使用することが好ましく、中でも、ペンタン、シクロヘキサン、プロパン、ブタンから選択される2以上の易揮発性発泡剤を使用することが好ましい。
本発明においては、密閉容器中に添加する2以上の易揮発性発泡剤を発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、それぞれ0.01重量部〜5.0重量部添加することが好ましい。
中低倍率用の着色した発泡性樹脂粒子を得るためには、原料の発泡性スチレン系樹脂粒子中、易揮発性発泡剤を5%以下含有している発泡性スチレン系樹脂粒子を使用することが出来、高倍率用の着色した発泡性樹脂粒子を得るためには、原料の発泡性スチレン系樹脂粒子中、易揮発性発泡剤を5%より多く含有しているものを用いることが出来る。
ここで、中低倍率用発泡性スチレン系樹脂粒子とは、予備発泡粒子としたときに発泡倍率20〜45倍程度の倍率になる発泡性スチレン系樹脂粒子のことを言い、高倍率用発泡性スチレン系樹脂粒子とは、予備発泡粒子としたときに発泡倍率45〜70倍程度の倍率になる発泡性スチレン系樹脂粒子のことをいう。
一般に、発泡性スチレン系樹脂粒子は在庫期間中に時間の経過により発泡剤が逸散していく為、着色に際しては予め発泡性スチレン系樹脂粒子中に含まれている発泡剤量を測定しておくことが好ましい。発泡性ポリスチレン系樹脂粒子中の発泡剤量は、150℃のオーブンに入れ、加熱減量法による重量変化で容易に測定することが出来る。
中低倍率用の着色発泡性スチレン樹脂粒子を得るには、例えば、易揮発性発泡剤量が原料の発泡性スチレン系樹脂粒子中5%以下である発泡性スチレン系樹脂粒子を用い、原料発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、気体状態の易揮発性発泡剤混合物を0.1重量部〜2重量部と液状の易揮発性発泡剤を0.01重量部〜0.5重量部添加することで中低倍率用の着色発泡性スチレン系樹脂粒子を得ることが出来る。
高倍率用の着色発泡性スチレン樹脂粒子を得るには、易揮発性発泡剤量が原料の発泡性スチレン系樹脂粒子中5%以上である発泡性スチレン系樹脂粒子を用い、原料の発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、気体状態の易揮発性発泡剤1重量部〜5重量部と液状の易揮発性発泡剤を0.01重量部〜1.0重量部添加することで、高倍率用の着色発泡性スチレン系樹脂粒子を得ることが出来る。
ここで、気体状態の易揮発性発泡剤とは、23℃で気体状態である発泡剤をいい、プロパン、ブタン等が挙げられる。また、液状の易揮発性発泡剤とは、23℃で液体状である易揮発性発泡剤をいい、ペンタン、ヘキサン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン等が挙げられる。通常は蒸気圧の高い気体状態の易揮発性発泡剤混合物を該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の発泡防止及び主発泡剤として添加することが好ましい。
また本発明の特徴のひとつとして、易揮発性発泡剤添加量を調整することにより、単一種の原料の発泡性スチレン系樹脂粒子から、中低倍率用と高倍率用の着色されたビーズを作り分けることが出来る。
本発明において用いる染料は、特に限定はないが、アゾ系染料、アントラキノン系染料、アジン系染料、キノリン系染料が挙げられる。染料は予め、水中に難水溶性無機塩とアニオン系界面活性剤を加えホモミキサー等でスラリー状に、染料が1次粒子になるよう分散させて使用することが好ましい。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を水に分散させる分散剤としては、酸化アルミニウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、第三リン酸カルシウム等の無機系懸濁剤:ポリビニルアルコール、メチルカルボキシセルロース、N−ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子系保護コロイド剤:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オレフィン硫酸エステルナトリウム、アシルメチルタウリン、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、α―オレフィンスルフォン酸ナトリウム等の陰イオン系界面活性剤等が挙げられる。その他ノニオン系界面活性剤も使用することが出来る。
本発明の発泡性スチレン系樹脂粒子は、本発明の効果を阻害しない範囲内において各種添化剤を使用することが出来る。各種添加剤としては、目的に応じて可塑剤、気泡調整剤、難燃剤、難燃助剤等が挙げられる。
可塑剤としては、例えば、ステアリン酸トリグリセライド、パリミチン酸トリグリセライド、ラウリン酸トリグリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド等の脂肪族グリセライド、ヤシ油、パーム油、パーム核油等の植物油、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート等の脂肪族エステル、流動パラフィン、シクロヘキサン等の有機炭化水素等が挙げられ、これらは併用しても何ら差し支えない。
気泡調整剤としては、例えばメチレンビスステアリン酸アマイド等の脂肪族ビスアマイド、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
難燃剤としては、例えばヘキサブロモシクロドデカン、テトラブロモ無水フタル酸、トリクレジルホスフェート、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、有機塩素化物、ポリアルキルリン酸亜鉛アンチモン等が挙げられる。
難燃助剤としては、例えばクメンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、2,3−ジメチルー2,3−ジフェニルブタン等の高温分解型の有機物が挙げられる。
次に本発明の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法について述べる。
染色用に使用する発泡性スチレン系樹脂粒子は、通常ミキシング・充填工程で予備発泡時及び成形時のブロッキングや融着率を改善する目的で添付する添付剤を一切添付しないものを使用することが好ましい。オートクレーブのような密閉容器中に軟化点温度が61℃以下である発泡性スチレン系樹脂粒子と染料とを水中に分散させる。染料は予め水懸濁液として密閉容器に仕込んだ後、発泡性スチレン系樹脂粒子を添加し、水中に分散させることが、染料がままこ状とならずより均一に水中で分散出来るため好ましい。
次いで2以上の易揮発性発泡剤を該密閉容器中に添加する。添加の方法としては、分散初期に一括添加する。2以上の易揮発性発泡剤を添加後、密閉容器内を40℃から軟化点温度+60℃以下の温度までに昇温し、所定時間保持することにより、染料を発泡性スチレン系樹脂粒子に含浸することが出来る。
昇温する温度が軟化点温度+60℃以下であれば粒子の内部まで着色した良好な品質が得られるが、軟化点温度+60℃を超えての昇温は、表面部の着色より過剰品質となり染色サイクルが長くなり、蒸気・電気原単位が悪化する。一方、40℃未満の温度だと、染料を十分に発泡性スチレン系樹脂粒子に含浸させることが出来ず、排水中に染料が残る。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子表面部の着色するためには、40℃以上軟化点温度+20℃以下の温度範囲に昇温することが好ましく、より好ましくは45℃以上軟化点温度+18℃以下の温度範囲に昇温することが、最も好ましくは45℃以上軟化点温度+15℃以下の温度範囲に昇温することが好ましい。
また、発泡性スチレン系樹脂粒子の内部まで着色するには、軟化点温度+20℃を越え、軟化点温度+60℃以下の温度範囲に昇温することが好ましく、軟化点温度+30℃以上軟化点温度+60℃以下の温度範囲に昇温することがより好ましい。
次に、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造例を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
〈予備発泡粒子の発泡倍率〉
予備発泡粒子の発泡倍率は、容積が既知である5L程度のカップに予備発泡粒子を入れ粉面上部は水平になるようにすりきる。予備発泡粒子の入ったカップ重量を測定しカップ重量を引き予備発泡粒子の重量を測定し、下記式にて予備発泡粒子の発泡倍率を求めた。
カップ容積(ml)÷予備発泡粒子重量(g)=発泡倍率
〈成形体の発泡倍率〉
成形体の発泡倍率は、成形体を金型より取り出した後、30℃で24時間乾燥してから重量(g)を測定し、金型容積(ml)にて除したものを成形体の発泡倍率とした。
(実施例1)
着色する基材樹脂として、発泡性スチレン系樹脂粒子(カネパールGT:株式会社カネカ製。ブタンを約6重量%含有含む。軟化点温度は60℃)を用いた。この樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に55倍に発泡するものであった。
先ず、5Lオートクレーブに純水1980g、発泡性スチレン系樹脂粒子2125g、分散剤として第三リン酸カルシウム7.0gとα−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.16gを投入し、短時間撹拌してスラリーを得た。次に300mlのビーカーに、純水150g、第三リン酸カルシウム4.3g、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.008g、Solvent blue−36を4.95g投入し、ホモミキサーで十分撹拌し染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温のペンタン0.5重量部とブタン2.0重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを40分かけて60℃まで昇温した。60℃到達後60分間保持し、その後50分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。オートクレーブでの染色サイクルは、ブタンのみによる製法(比較例2)に比べ、58%短縮された。
着色発泡性スチレン系樹脂粒子の含有している発泡剤量は8.2重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、70倍まで発泡し高倍率化することが出来た。
この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で60倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。こうして得られた成形体の倍率は、概ね予備発泡倍率と同じである。成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例2)
発泡剤として、ブタンを約6.5重量%含む発泡性スチレン系樹脂粒子(カネパールFFM:株式会社カネカ製。軟化点温度は56℃)を用いた。この発泡性スチレン系樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に約65倍に発泡するものであった。実施例1における染料をKP PLAST ORANGE KNK:紀和化学工業(株)製を0.53gにし、ホモミキサーで十分撹拌し実施例1と同様にして染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。ここでは高倍率用樹脂を得るために、10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温のペンタン0.3重量部とブタン2.0重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを30分かけて50℃まで昇温した。50℃到達後60分間保持し、その後30分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。オートクレーブでの染色サイクルは、ブタンのみによる製法(比較例2)に比べ、64%短縮された。
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.5重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い、発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例3)
発泡剤として、ブタンを約4.5重量%を含む発泡性スチレン系樹脂粒子(カネパールFFM:株式会社カネカ製。軟化点温度は56℃)を用いた。この発泡性スチレン系樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に40倍に発泡するものであった。先ず、5Lオートクレーブに純水1980g、発泡性スチレン系樹脂粒子2125g、分散剤として第三リン酸カルシウム7.0gとα−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.16gを投入し、短時間撹拌してスラリーを得た。次に300mlのビーカーに、純水150g、第三リン酸カルシウム4.3g、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.008g、KP PLAST ORANGE KNK:紀和化学工業(株)製を0.53g投入し、ホモミキサーで十分撹拌し染料スラリーを得て、これを5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。ここでは中低倍率用樹脂を得るために、10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温でペンタン0.1重量部とブタン0.7重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを40分かけて60℃まで昇温した。60℃到達後60分間保持し、その後50分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。オートクレーブでの染色サイクルは、従来法のブタンのみによる製法より58%短縮された。
この着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は5.1重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、45倍まで発泡し中低倍率用樹脂を得ることが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で45倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例4)
発泡剤として、ブタンを約4.5重量%含む発泡性スチレン系樹脂粒子(カネパールFFM:株式会社カネカ製。軟化点温度は56℃)を用いた。この発泡性スチレン系樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に40倍に発泡するものであった。先ず、5Lオートクレーブに純水1980g、発泡性スチレン系樹脂粒子2125g、分散剤として第三リン酸カルシウム7.0gとα−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.16gを投入し、短時間撹拌してスラリーを得た。次に300mlのビーカーに、純水150g、第三リン酸カルシウム4.3g、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.008g、KP PLAST ORANGE KNK:紀和化学工業(株)製を0.53g投入し、ホモミキサーで十分撹拌し染料スラリーを得て、これを5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。ここでは高倍率用樹脂を得るために、10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温でペンタン0.3重量部とブタン3.5重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを40分かけて60℃まで昇温した。60℃到達後60分間保持し、その後50分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。オートクレーブでの染色サイクルは、従来法のブタンのみによる製法より58%短縮された。
この着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は7.7重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、67倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で60倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例5)
この実施例は、実施例2においてペンタン+ブタンの代わりに、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、シクロヘキサン0.3重量部+ヘプタン0.1重量部にしたほかは実施例2と全く同様にして、実施したものである。
この着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は6.7重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、68倍まで発泡することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で60倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例6)
この実施例は、実施例2と同じ樹脂と染料を用い、ペンタン+ブタンの代わりに、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対してプロパン0.5重量部+ブタン1.5重量部にを用いて、オートクレーブを100分かけて100℃まで昇温した。100℃到達後60分間保持し、その後120分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。オートクレーブでの染色サイクルは、従来法のブタンのみによる製法より15%短縮された。
この着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.1重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、80倍まで高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子内部まで均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例7)
この実施例は、実施例2と同じ樹脂と染料を用い、ペンタン+ブタンの添加部数を、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、ペンタン0.3重量部+ブタン2.0重量部に替え、オートクレーブを100分かけて100℃まで昇温した。100℃到達後60分間保持し、その後120分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、粒子内部まで均一に着色されたものであった。オートクレーブでの染色サイクルは、従来法のブタンのみによる製法より15%短縮された。
この着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.1重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、80倍まで高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子内部まで均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例8)
この実施例は染料をSolvent blue−36を0.10gに、また、着色温度を100℃とし他は実施例1と全く同様にして、実施したものである。
オートクレーブでの染色サイクルは、従来法のブタンのみによる製法より15%短縮されたこの着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.0重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、80倍まで高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子内部迄で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(実施例9)
この実施例は、実施例3において、ペンタン+ブタンの代わりに、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、プロパン0.5重量部+ブタン0.7重量部に、また着色温度を100℃とした以外は実施例3と全く同様にして、実施したものである。
オートクレーブでの染色サイクルは、従来法のブタンのみによる製法より15%短縮された。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は5.0重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、45倍まで発泡することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で中低倍率用に40倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子内部迄で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(比較例1)
発泡剤として、ブタンを約6.5重量%含む発泡性ポリスチレン樹脂粒子(カネパールFFM:株式会社カネカ製。軟化点温度は56℃)を用いた。この樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に65倍に発泡するものであった。染料はKP PLAST ORANGE KNK:紀和化学工業(株)製を0.53g使用し、ホモミキサーで十分撹拌し実施例1と同様にして染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。10分経過後揮発性発泡剤として、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温のブタン2.0重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを120分かけて114℃まで昇温した。114℃到達後60分間保持し、その後150分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.3重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(比較例2)
発泡剤として、ブタンを約6.5重量%含む発泡性スチレン系樹脂粒子(カネパールFFM:株式会社カネカ製。軟化点温度は56℃)を用いた。この樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に65倍に発泡するものであった。染料はKP PLAST ORANGE KNK:紀和化学工業(株)製を0.53g使用し、ホモミキサーで十分撹拌し実施例1と同様にして染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。10分経過後、気体状態のブタンを該密閉容器中に、所定時間内(昇温時間:120分間)で連続的に添加しながら114℃まで昇温を行なった。
114℃到達後60分間保持し、その後150分で40℃迄冷却した。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであった。
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.3重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行は見られなかった。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で均一に着色しており、セル径も均一で美麗な成形体が得られた。
(比較例3)
撹拌機、温度計を具備した容積5Lの4つ口フラスコに純水1510g(スチレン100重量部に対して70重量部)を仕込み、次いで撹拌しながら塩基性リン酸カルシウム(日本化学工業株製、商品名スーパータイト10、固形分10重量%)を固形分として2.38g、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.15g、食塩6.38g、エチレンビスステアリルアミド1.33g、ベンゾイルパーオキサイド3.42g、t−ブチルパーベンゾエート1.06g、ジクミルパーオキサイド4.32g及びHBCD21.6gを加えて均一に分散させ、続いてスチレンモノマー2160g(100部)を仕込み十分に撹拌しながら94℃に昇温して重合を開始した。重合開始後約6時間で固化した真球状のポリスチレンを得た。一旦40℃まで冷却させた後、このスラリーを5Lオートクレーブに移し、塩基性リン酸カルシウム2.0gを添加し窒素置換実施後98℃まで昇温し、ブタン7.0重量部を添加した。更に114℃まで昇温させ、114℃到達後3時間保持し、その後40℃まで冷却した。冷却終了後オートクレーブから取り出し、分散剤を十分に洗浄した後、脱水・乾燥させて、ブタンを約6.5重量%含む発泡性ポリスチレン樹脂粒子を得た。この樹脂の軟化点温度を示差走査熱量計により測定したところ、65℃であった。この着色に使用する基材樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に65倍に発泡するものであった。染料は、KP PLAST ORANGE KNK:紀和化学工業(株)製を0.53g使用し、ホモミキサーで十分撹拌し実施例1と同様にして染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温のブタン2.0重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを120分かけて114℃まで昇温した。114℃到達後60分間保持し、その後150分で40℃迄冷却した。排水中には染料が少量残存していた。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであったが染料の着色不足により色の薄いビーズが得られた。
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.3重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行が僅かに見られた。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近でやや薄く均一に着色されておりセル径も均一であった。
(比較例4)
この比較例は比較例3と同じ基材樹脂粒子と染料を用い実験を行なった。 染料をホモミキサーで十分撹拌し実施例1と同様にして染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温のブタン2.0重量部を窒素で圧入した。その後、オートクレーブを30分かけて50℃まで昇温した。50℃到達後60分間保持し、その後30分で40℃迄冷却した。排水中には染料が大量に残存していた。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであったが、染料の着色不足により非常に色の薄いビーズが得られた。
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.3重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行が見られた。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で非常に薄く均一に着色されており、セル径も均一であった。
(比較例5)
この実施例は、比較例4において、ブタンの代わりに、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、ペンタン0.3重量部+ブタン2.0重量部に変更し、実施したものである。
染色終了後の排水中には染料が少量残存していた。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであったが染料の着色不足により色の薄いビーズが得られた。
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.0重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で約65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行が僅かに見られた。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近でやや薄く均一着色されており、セル径も均一であった。
(比較例6)
撹拌機、温度計を具備した容積5Lの4つ口フラスコに純水1510g(スチレン100重量部に対して70重量部)を仕込み、次いで撹拌しながら塩基性リン酸カルシウム(日本化学工業株製、商品名スーパータイト10、固形分10重量%)を固形分として2.38g、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム0.15g、食塩6.38g、エチレンビスステアリルアミド1.45g、ベンゾイルパーオキサイド4.32g、t−ブチルパーベンゾエート2.16g、を加えて均一に分散させ、続いてスチレンモノマー2160g(100部)を仕込み十分に撹拌しながら94℃に昇温して重合を開始した。重合開始後約6時間で固化した真球状のポリスチレンを得た。一旦40℃まで冷却させた後、このスラリーを5Lオートクレーブに移し、塩基性リン酸カルシウム2.0gを添加し窒素置換実施後98℃まで昇温し、ブタン7.0重量部を添加した。更に114℃まで昇温させ、114℃到達後3時間保持し、その後40℃まで冷却した。冷却終了後オートクレーブから取り出し、分散剤を十分に洗浄した後、脱水・乾燥させて、ブタンを約6.5重量%含む発泡性ポリスチレン樹脂粒子を得た。この樹脂の軟化点温度を示差走査熱量計により測定したところ、65℃であった。この着色に使用する基材樹脂粒子は水蒸気で3分間加熱時に60倍に発泡するものであった。この基材樹脂粒子を使用更に染料はSolvent Blueを4.95g使用し、ホモミキサーで十分撹拌し実施例1と同様にして染料スラリーを得て、これを前記5Lオートクレーブに添加し、窒素置換後撹拌をスタートさせ10分間放置した。10分経過後、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、常温のペンタン 0.5重量部とブタン 2.0重量部を窒素で圧入した。それ以外は比較例4と全く同様にして、実施したものである。
染色終了後の排水中には染料が多量に残存していた。冷却終了後オートクレーブから取出し、着色した発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子は色ムラがなく、均一に着色されたものであったが染料の着色不足により非常に色の薄いビーズが得られた
また、着色発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤量は8.0重量%であった。また、着色粒子には気泡や発泡は見られず、水蒸気下で3分間加熱することにより、75倍まで発泡し高倍率化することが出来た。この着色発泡性スチレン系樹脂粒子をオートクレーブから取出した直後、蒸気加熱式予備発泡機で65倍に予備発泡させ、24時間養生させた。養生後型内成形を行い発泡成形体を得た。得られた成形体の表面をガーゼで擦り、染料の移行性を調べたが染料の移行が見られた。また、発泡成形体をスライサーで切断して発泡粒子内部の着色状態及びセル状態を調べたところ、粒子表面付近で非常に薄く均一着色されており、セル径も均一であった。
以下に実施例1〜9と比較例1〜6の重要項目を纏めて表1とした。
Figure 0004935110
(色調) ○:染料の色落ちなく良好
×:染料の色落ちあり色が薄い
(着色性) ◎:内部まで均一に着色
○:表面に均一に着色
×:染料色落ちあり
(染色サイクル)
染色サイクルは昇温時間、保持時間、冷却時間の合計時間で評価した。
◎:サイクル約2〜2.5hr
○:サイクル約4.7hr
×:サイクル約5.5hr

Claims (7)

  1. 密閉容器中で、軟化点温度が61℃以下である発泡性スチレン系樹脂粒子と染料とを水中に分散させ、次いでC7以下の低級脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素から選択される2以上の易揮発性発泡剤を該密閉容器中に一括で添加し、密閉容器内を40℃以上該発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+60℃以下の温度まで昇温し、所定時間保持することにより染料を該発泡性スチレン系樹脂粒子に含浸させることを特徴とする着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
  2. 40℃以上発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+20℃以下まで昇温することを特徴とする請求項1記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
  3. 発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+20℃を越え、発泡性スチレン系樹脂粒子の軟化点温度+60℃以下まで昇温することを特徴とする請求項1記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
  4. 染料を予め水懸濁液として密閉容器に仕込み、発泡性スチレン系樹脂粒子と共に水中に分散させた後、易揮発性発泡剤混合物を該密閉容器中に添加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
  5. 該密閉容器中に添加する2以上の易揮発性発泡剤の添加量が発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、それぞれ0.01重量部〜5.0重量部である請求項1〜4のいずれか1項記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
  6. 該密閉容器中に添加した2以上の易揮発性発泡剤の圧力により、該発泡性スチレン系樹脂粒子を発泡させることなく該発泡性スチレン系樹脂粒子を着色させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
  7. 発泡性スチレン系樹脂粒子を着色させる際に、易揮発性発泡剤混合物添加量を増減させることにより、着色工程時に中低倍率用と高倍率用の着色発泡性スチレン系樹脂の作り分けを行なうことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
JP2006044787A 2006-02-22 2006-02-22 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法 Expired - Fee Related JP4935110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044787A JP4935110B2 (ja) 2006-02-22 2006-02-22 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044787A JP4935110B2 (ja) 2006-02-22 2006-02-22 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007224104A JP2007224104A (ja) 2007-09-06
JP4935110B2 true JP4935110B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=38546207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044787A Expired - Fee Related JP4935110B2 (ja) 2006-02-22 2006-02-22 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935110B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009298969A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Sekisui Plastics Co Ltd 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子及びポリスチレン系樹脂発泡成形品
JP5635392B2 (ja) * 2010-12-24 2014-12-03 積水化成品工業株式会社 発泡性ポリスチレン系着色樹脂粒子の製造方法、着色樹脂予備発泡粒子の製造方法及び着色樹脂発泡成形体の製造方法
JP5805966B2 (ja) * 2011-03-22 2015-11-10 積水化成品工業株式会社 発泡性ポリスチレン系着色樹脂粒子の製造方法
JP6626730B2 (ja) * 2016-02-16 2019-12-25 株式会社カネカ 着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60250047A (ja) * 1984-05-25 1985-12-10 Badische Yuka Co Ltd 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法
JPH072857B2 (ja) * 1988-03-25 1995-01-18 鐘淵化学工業株式会社 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法
JPH0623266B2 (ja) * 1988-03-25 1994-03-30 鐘淵化学工業株式会社 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法
JPH03167237A (ja) * 1989-11-28 1991-07-19 Nippon Kasei Kk 難燃性ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007224104A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4935110B2 (ja) 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法
JP5641785B2 (ja) 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、その製造方法、予備発泡粒子及び発泡成形体
JP5493606B2 (ja) スチレン改質ポリエチレン系樹脂発泡成形体およびスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法
JP3311398B2 (ja) 発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法
JP5690632B2 (ja) シード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子、その製造方法、複合樹脂粒子、発泡性複合樹脂粒子、予備発泡粒子および発泡成形体
JP2012131955A (ja) 食品容器製造用発泡性ポリスチレン系着色樹脂粒子とその製造方法、食品容器製造用着色樹脂予備発泡粒子及び食品容器
JP5422970B2 (ja) スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法
JP3456758B2 (ja) 帯電防止性を有するポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子およびその製法
JP2011246644A (ja) 自動車内装材及びその製造方法
JP5635392B2 (ja) 発泡性ポリスチレン系着色樹脂粒子の製造方法、着色樹脂予備発泡粒子の製造方法及び着色樹脂発泡成形体の製造方法
JP6371711B2 (ja) 着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子、予備発泡粒子及び、成形体
JP4887714B2 (ja) 着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法
JPH0742362B2 (ja) 発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法
JP3756430B2 (ja) 発泡性着色樹脂粒子の製造方法
JP2012082380A (ja) 発泡性ポリスチレン系着色樹脂粒子とその製造方法、着色樹脂予備発泡粒子、着色樹脂発泡成形体とその用途
JP2012197357A (ja) 発泡性ポリスチレン系着色樹脂粒子とその製造方法、着色樹脂予備発泡粒子及び着色樹脂発泡成形体
JP3597109B2 (ja) 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法、発泡性スチレン系樹脂粒子および発泡成形体
JPH0464623B2 (ja)
JP3414084B2 (ja) 発泡性スチレン系樹脂粒子
KR100198105B1 (ko) 내수성, 내유성이 우수한 발포성 스티렌계 수지입자의 제조방법
KR940005547B1 (ko) 발포성 폴리스틸렌계 수지입자의 제조방법
KR100536087B1 (ko) 고발포성 스티렌 수지 입자의 제조방법
JPH01245033A (ja) 着色した発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法
JPH11269300A (ja) 架橋発泡性樹脂粒子及びこれを用いた発泡成形品
JP2017145305A (ja) 着色発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4935110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees