JPH11268573A - パッドヒ―ルの取付構造 - Google Patents
パッドヒ―ルの取付構造Info
- Publication number
- JPH11268573A JPH11268573A JP3217999A JP3217999A JPH11268573A JP H11268573 A JPH11268573 A JP H11268573A JP 3217999 A JP3217999 A JP 3217999A JP 3217999 A JP3217999 A JP 3217999A JP H11268573 A JPH11268573 A JP H11268573A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carpet
- heel
- pad
- pad heel
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】フロアカーペットの立面にパッドヒールを取り
付けた場合、パッドヒールの端縁に靴の踵がひっかかる
ことがない構成の提供。 【構成】樹脂製平板状のパッドヒールの取付構造であっ
て、パッドヒールの端末はパッドヒール平面の延長方向
よりもカーペット側に曲げこまれてフロアカーペットに
取り付けられている。
付けた場合、パッドヒールの端縁に靴の踵がひっかかる
ことがない構成の提供。 【構成】樹脂製平板状のパッドヒールの取付構造であっ
て、パッドヒールの端末はパッドヒール平面の延長方向
よりもカーペット側に曲げこまれてフロアカーペットに
取り付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用フロアカーペ
ットへのパッドヒールの取付構造に関する。
ットへのパッドヒールの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の床面にフロアカーペット
を敷設して装飾している。これはタフトカーペットやニ
ードルパンチカーペットであり、カーペット表面はナイ
ロン、ポリプロピレン繊維等のパイルで立毛組織されて
いる(斜視図2、断面図3)。この種のカーペット10
は、熱可塑性樹脂の裏打ち12をもって成形性があり、
自動車のフロアに合う形状に成形した後、外周をトリミ
ングして敷設する。このカーペットにおいて、特に繊維
パイル組織11の摩耗が顕著で、損傷しやすいと予想さ
れる運転者の靴の踵がすれる部位には、パッドヒールと
呼ばれる樹脂製の保護部材20、20’を取り付けるこ
とが多い。このパッドヒールは、表面には意匠模様をほ
どこし、裏面をカーペットにあてて取り付けるものであ
る。従来のパッドヒールのフロアカーペットへの取付構
造については実公昭63−26976号(実願昭57−
161673号)に詳しく記載されており、考案のパッ
ドの裏面にビード状に塗布したホッメルト接着剤30を
用いる方法の他に、パッドの周縁をミシン縫製して固定
する方法、フィルム状のホットメルトを介して溶融接着
する方法、また高周波ウェルダーによってパッドヒール
をカーペットに溶着する方法も示されている。以上は特
にフロアカーペットの水平面10aにパッドヒールを取
りつけるのに好ましい方法であったが、上記従来の各種
方法はフロアカーペットの立面10bにパッドヒールを
取りつける場合はなお十分でないこともある。すなわち
フロアカーペットの水平面10aにパッドヒールを取り
つけた場合は主にパッドヒールの平面20aに鉛着方向
から運転者の靴の踵が擦れるのに対して、立面10bに
取りつけた場合はパッドヒールの平面20aに平行にす
れることも多くなる。このためパッドヒールがフロアカ
ーペットの表面から、その厚さ分の段差Dをもって突出
するので、靴の踵がひっかかって運転動作の障害となっ
たり、パッドヒールをフロアカーペットからひきはがす
方向に力が作用してパッドヒールが端末から剥がれる危
険性があり、従来の方法が最適とならなかった。
を敷設して装飾している。これはタフトカーペットやニ
ードルパンチカーペットであり、カーペット表面はナイ
ロン、ポリプロピレン繊維等のパイルで立毛組織されて
いる(斜視図2、断面図3)。この種のカーペット10
は、熱可塑性樹脂の裏打ち12をもって成形性があり、
自動車のフロアに合う形状に成形した後、外周をトリミ
ングして敷設する。このカーペットにおいて、特に繊維
パイル組織11の摩耗が顕著で、損傷しやすいと予想さ
れる運転者の靴の踵がすれる部位には、パッドヒールと
呼ばれる樹脂製の保護部材20、20’を取り付けるこ
とが多い。このパッドヒールは、表面には意匠模様をほ
どこし、裏面をカーペットにあてて取り付けるものであ
る。従来のパッドヒールのフロアカーペットへの取付構
造については実公昭63−26976号(実願昭57−
161673号)に詳しく記載されており、考案のパッ
ドの裏面にビード状に塗布したホッメルト接着剤30を
用いる方法の他に、パッドの周縁をミシン縫製して固定
する方法、フィルム状のホットメルトを介して溶融接着
する方法、また高周波ウェルダーによってパッドヒール
をカーペットに溶着する方法も示されている。以上は特
にフロアカーペットの水平面10aにパッドヒールを取
りつけるのに好ましい方法であったが、上記従来の各種
方法はフロアカーペットの立面10bにパッドヒールを
取りつける場合はなお十分でないこともある。すなわち
フロアカーペットの水平面10aにパッドヒールを取り
つけた場合は主にパッドヒールの平面20aに鉛着方向
から運転者の靴の踵が擦れるのに対して、立面10bに
取りつけた場合はパッドヒールの平面20aに平行にす
れることも多くなる。このためパッドヒールがフロアカ
ーペットの表面から、その厚さ分の段差Dをもって突出
するので、靴の踵がひっかかって運転動作の障害となっ
たり、パッドヒールをフロアカーペットからひきはがす
方向に力が作用してパッドヒールが端末から剥がれる危
険性があり、従来の方法が最適とならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決しようとするものであって、フロアカーペットへのパ
ッドヒールの取付構造としてカーペットの立面に取りつ
けた場合でもパッドヒールの端縁に踵がひっかかること
がない構成を提供する。
決しようとするものであって、フロアカーペットへのパ
ッドヒールの取付構造としてカーペットの立面に取りつ
けた場合でもパッドヒールの端縁に踵がひっかかること
がない構成を提供する。
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
発明の手段は自動車等のフロアカーペットの特に著しい
摩耗を受けると予想される部位を保護するために螺着、
係合等の物理的手段によってカーペットの表面に取り付
けられる樹脂製平板状のパッドヒールであって、このパ
ッドヒールは端末をパッドヒール平面の延長方向よりも
カーペット側に曲げこまれて成形されてあり、裏面には
ボスが立設成形されてあり、このボスをカーペットにあ
けた係合孔に入れてフロアカーペットに取り付けられて
いるパッドヒールの取付構造による。
発明の手段は自動車等のフロアカーペットの特に著しい
摩耗を受けると予想される部位を保護するために螺着、
係合等の物理的手段によってカーペットの表面に取り付
けられる樹脂製平板状のパッドヒールであって、このパ
ッドヒールは端末をパッドヒール平面の延長方向よりも
カーペット側に曲げこまれて成形されてあり、裏面には
ボスが立設成形されてあり、このボスをカーペットにあ
けた係合孔に入れてフロアカーペットに取り付けられて
いるパッドヒールの取付構造による。
【0004】
【作用】本発明ではフロアカーペットに取りつけられる
樹脂製板状パッドヒールの取付構造としてパッドヒール
の端末をパッドヒール平面の延長方向よりもカーペット
側に曲げ込んで取りつけているために、カーペットの端
末はカーペットに食い込み、運転者の靴の踵がパッドヒ
ール平面に平行な方向からすれてきてもカーペットとパ
ッドヒールの間に段差がないので踵がパッドヒールにひ
っかからず、パッドヒールが剥がれることもない。
樹脂製板状パッドヒールの取付構造としてパッドヒール
の端末をパッドヒール平面の延長方向よりもカーペット
側に曲げ込んで取りつけているために、カーペットの端
末はカーペットに食い込み、運転者の靴の踵がパッドヒ
ール平面に平行な方向からすれてきてもカーペットとパ
ッドヒールの間に段差がないので踵がパッドヒールにひ
っかからず、パッドヒールが剥がれることもない。
【0005】
【実施例】以下、図面をもとに本発明の好適な実施例を
説明する。本発明の対象とするパッドヒールの取付構造
は図2のように自動車のフロアパネル上に敷設するフロ
アカーペット10に適用するものである。この種の自動
車に用いられるカーペットはポリプロピレン、ナイロ
ン、ポリエステル繊維パイル11のタフトカーペット、
ニードルパンチカーペット等であり、裏面に熱可塑性樹
脂の裏打ち12をほどこして加熱成形してなる。これら
のカーペット繊維はおおむね耐久性にすぐれるものでは
あるが、特に著しい摩耗を受けると予想される部位には
パッドヒール20、20’を取りつけて保護する。10
aはフロアカーペットの水平面であって、(運転者席が
左側の場合)パッドヒール20’には左足が上方から延
直に作用することが多い。一方10bはフロアカーペッ
トの立面であり、パッドヒール20には右足が平行に作
用することが多い。本発明の取付構造が特に適している
のは、後者のカーペットの立面10bにパッドヒールを
取りつける場合である。本発明に好ましい実施例があ
り、図2のA−A’線断面相当の第1図で示している。
パッドヒール20は樹脂の射出成形で形成することが好
ましく樹脂の種類としては熱可塑性のポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂が好ましい。こ
の実施例パッドヒールは板状のものであり、厚さは2〜
3mm程度の自己形状保持性のある硬さのものである。
大きさは20〜30cm角程度でおおむね平坦な板状の
ものだが、敷設位置に添うように成形されている。パッ
ドヒールの端末20bはパッドヒール平面20aの延長
方向よりもカーペット側に曲げ込んで成形される。この
曲げ込みの大きさはフロアカーペットのパイルの高さに
合わせて3〜7mm程度が好ましい。特にパッドヒール
の裏面には直径2〜5mm、長さ5〜20mmのボス2
5が立設成形されてあり、このボスをカーペットにあけ
た係合孔16に入れてカーペットに取りつける。取りつ
け方は螺着や、係合、またはボスの先端を溶かす融着等
の方法が可能であるが、図1では係合部材26による係
合の例を示す。さらに好ましい実施例としては、パッド
ヒールを取りつける位置のカーペットの裏面に補強材1
3(材質は硬質のフェルト、木質ボード等)を配してお
き、カーペットの硬さを増して、より大きな取付け強度
を確保するものである。
説明する。本発明の対象とするパッドヒールの取付構造
は図2のように自動車のフロアパネル上に敷設するフロ
アカーペット10に適用するものである。この種の自動
車に用いられるカーペットはポリプロピレン、ナイロ
ン、ポリエステル繊維パイル11のタフトカーペット、
ニードルパンチカーペット等であり、裏面に熱可塑性樹
脂の裏打ち12をほどこして加熱成形してなる。これら
のカーペット繊維はおおむね耐久性にすぐれるものでは
あるが、特に著しい摩耗を受けると予想される部位には
パッドヒール20、20’を取りつけて保護する。10
aはフロアカーペットの水平面であって、(運転者席が
左側の場合)パッドヒール20’には左足が上方から延
直に作用することが多い。一方10bはフロアカーペッ
トの立面であり、パッドヒール20には右足が平行に作
用することが多い。本発明の取付構造が特に適している
のは、後者のカーペットの立面10bにパッドヒールを
取りつける場合である。本発明に好ましい実施例があ
り、図2のA−A’線断面相当の第1図で示している。
パッドヒール20は樹脂の射出成形で形成することが好
ましく樹脂の種類としては熱可塑性のポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂が好ましい。こ
の実施例パッドヒールは板状のものであり、厚さは2〜
3mm程度の自己形状保持性のある硬さのものである。
大きさは20〜30cm角程度でおおむね平坦な板状の
ものだが、敷設位置に添うように成形されている。パッ
ドヒールの端末20bはパッドヒール平面20aの延長
方向よりもカーペット側に曲げ込んで成形される。この
曲げ込みの大きさはフロアカーペットのパイルの高さに
合わせて3〜7mm程度が好ましい。特にパッドヒール
の裏面には直径2〜5mm、長さ5〜20mmのボス2
5が立設成形されてあり、このボスをカーペットにあけ
た係合孔16に入れてカーペットに取りつける。取りつ
け方は螺着や、係合、またはボスの先端を溶かす融着等
の方法が可能であるが、図1では係合部材26による係
合の例を示す。さらに好ましい実施例としては、パッド
ヒールを取りつける位置のカーペットの裏面に補強材1
3(材質は硬質のフェルト、木質ボード等)を配してお
き、カーペットの硬さを増して、より大きな取付け強度
を確保するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明のパッドヒールは、特にパッドヒ
ール平面に平行な方向から踵がすれる部位でのカーペッ
トへの取付けに特に適している。パッドヒールの取付位
置が平坦でない場合でも、パッドヒール端末の曲げ込み
の形と大きさを変化させることによってカーペットとの
間に隙間を発生することなく取り付けることができる。
ール平面に平行な方向から踵がすれる部位でのカーペッ
トへの取付けに特に適している。パッドヒールの取付位
置が平坦でない場合でも、パッドヒール端末の曲げ込み
の形と大きさを変化させることによってカーペットとの
間に隙間を発生することなく取り付けることができる。
【図1】 第1実施例の断面図
【図2】 自動車用カーペット
【図3】 従来例
10・・・フロアカーペット 10a・・・水平面 10b・・・立面 11・・・繊維パイル 12・・・裏打ち 13・・・補強材 16・・・係合孔 20、20’・・・パッドヒール 20a・・・平面 20b・・・端末 25・・・ボス 26・・・係合部材 D・・・段差
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車等のフロアカーペットの特に著し
い摩耗を受けると予想される部位を保護するために螺
着、係合等の物理的手段によってカーペットの表面に取
り付けられる樹脂製平板状のパッドヒールであって、こ
のパッドヒールは端末をパッドヒール平面の延長方向よ
りもカーペット側に曲げこまれて成形されてあり、裏面
にはボスが立設成形されてあり、このボスをカーペット
にあけた係合孔に入れてフロアカーペットに取り付けら
れていることを特徴とするパッドヒールの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217999A JPH11268573A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | パッドヒ―ルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217999A JPH11268573A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | パッドヒ―ルの取付構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6321559A Division JPH08150866A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | パッドヒールの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11268573A true JPH11268573A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=12351717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217999A Pending JPH11268573A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | パッドヒ―ルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11268573A (ja) |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP3217999A patent/JPH11268573A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040409 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040510 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040630 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050118 |