JP2523881B2 - 滑り止め靴底 - Google Patents

滑り止め靴底

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JP2523881B2 JP1178626A JP17862689A JP2523881B2 JP 2523881 B2 JP2523881 B2 JP 2523881B2 JP 1178626 A JP1178626 A JP 1178626A JP 17862689 A JP17862689 A JP 17862689A JP 2523881 B2 JP2523881 B2 JP 2523881B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スパイクを有する滑り止め靴底に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、釣り用,登山用などの靴の靴底には、
岩場などを安全に歩行するために、滑り止め用のスパイ
クが配置されている。
このような釣り用,登山用などの靴の滑り止め靴底と
しては、例えば、特公昭45−4816号公報,特公昭45−80
14号公報などに開示されるようなものが知られている。
第9図は、特公昭45−8014号公報に開示される滑り止
め靴底の一部を示すもので、図において、符号11は、靴
底を示している。
この靴底11の下面には突部13が形成され、この突部13
にはスパイク15が配置されている。このスパイク15は、
第10図に示すように、一本の硬質線材を折曲して形成さ
れ靴底11に埋設される環状のスパイク座17と、硬質線材
の両端部がスパイク座17に対してほぼ直角に折曲され硬
質線材の両端部を近接あるいは当接して形成された一対
の脚部19とから構成されている。これらの一対の脚部19
の先端は、第9図に示したように、靴底11から外部に突
出している。
このような滑り止め靴底は、第11図に示すように、ス
パイク15の一対の脚部19を、靴底成形金型21の嵌挿孔23
に挿入した後、靴底成形金型21内に未加硫ゴムを押圧し
加硫することにより形成される。
以上のように構成された滑り止め靴底では、スパイク
15により岩場などでも靴が滑ることなく、安全に歩行す
ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の滑り止め靴底は、第
12図に示すように、スパイク15の一対の脚部19を結ぶ線
分方向、即ち、方向Xの外力が脚部19に作用した場合に
は、脚部19同士が支持し合って外力を充分に支持するこ
とができるが、スパイク15の一対の脚部15を結ぶ線分と
直角をなす方向、即ち、方向Yの外力が作用した場合に
は、スパイク15は外力を充分に支持することができず、
脚部19が外力により著しく変形し、滑り止め効果が充分
に得られないという問題があった。
また、外力が大きい場合には、脚部19が変形したまま
元に戻らなくなったり、スパイク15が靴底11から抜脱す
る虞があるという問題があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、スパイクの外力支持力を、従来よりも大幅に
向上することができる滑り止め靴底を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の滑り止め靴底は、靴底の所定位置にス
パイクを設けるとともに、前記スパイクを、一本の硬質
線材を折曲した形状に形成されるスパイク座と、前記硬
質線材の両端部を前記スパイク座に対してほぼ直角に形
成される一対の脚部とから構成し、さらに、前記スパイ
ク座を前記靴底に埋設し、前記一対の脚部を近接あるい
は当接するとともにその先端を前記靴底から外部に突出
して形成してなる滑り止め靴底において、前記靴底に、
一対の前記スパイクのスパイク座を近づけて埋設し、前
記一対のスパイクの一方のスパイクの一対の脚部と該一
対の脚部を結ぶ線分方向と直角をなす方向で他方のスパ
イクの一対の脚部を相互に近接あるいは当接して配置し
てなるものである。
〔作用〕
請求項1記載の滑り止め靴底では、靴底に、一対のス
パイクのスパイク座を近づけて埋設し、一対のスパイク
の脚部を相互に近接あるいは当接して配置したので、4
本の脚部が近接あるいは当接した状態で一纏まりにな
り、スパイクの脚部に外力が生じると4本の脚部が相互
に支持し合う。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明
する。
第1図および第2図は本発明の滑り止め靴底が配置さ
れた滑り止め靴を示すもので、図において、符号31は、
例えば、合成樹脂などで形成された足を覆う靴本体を示
している。
この靴本体31の下部には靴底33が接着剤により接合さ
れている。この靴底33の底面には、その所定位置に下方
に突出する靴底突部35が多数形成されており、これらの
靴底突部35には、第3図に示すように、スパイク37が配
置されている。これらのスパイク37は、例えば、ステン
レスなどの金属,強度の大きいセラミックやプラスチッ
クを、金型を用いてプレス成形または射出成形して形成
するか、または、金属およびプラスチックは一本の線材
に強制的に外力を加えて折曲することで形成され、その
線径は約1.6mmとされている。
これらのスパイク37は、第4図に示すように、一本の
硬質線材を円環状に折曲した形状に形成され靴底33に埋
設されるスパイク座39と、硬質線材の両端部がスパイク
座39に対してほぼ直角になるように形成され、この硬質
線材の両端部を当接して形成される一対の脚部41とから
構成されている。
スパイク座39は、第3図に示したように、靴底33の上
面と所定間隔を置いてほぼ平行に埋設され、また、一対
の脚部41はその先端が靴底33から少々外部に突出されて
いる。
そして、第2図に示したように、大きな外力が作用す
る部分の靴底突部35には、第3図および第5図に示すよ
うに、一対のスパイク37のスパイク座39が近づけられて
埋設され、これらの一対のスパイク37の脚部41か相互に
当接して配置されている。これらのスパイク座39は、脚
部41同士の当接部分と反対側に向けて突出した状態で埋
設されている。また、一対のスパイク37に形成された4
本の脚部41は、相互に当接した状態で靴底突部35から外
部に突出している。
このような滑り止め靴底は、一対のスパイク37を、そ
の脚部41を接着剤により相互に接着して一体に形成した
後、これらの一対のスパイク37の脚部41を、靴底成形金
型の所定位置に形成された嵌挿孔に挿入し、靴底成形金
型内に、例えば、熱可塑性ゴムやウレタン,EVAなどの熱
可塑性エラストマーなどからなる靴底材を押圧し加硫す
ることにより形成される。
以上のように構成された滑り止め靴底では、靴底33
に、一対のスパイク37のスパイク座39を近づけて埋設
し、一対のスパイク37の脚部41を相互に当接して配置し
たので、4本の脚部41が当接した状態で一纏まりにな
り、スパイク37の脚部41に外力が生じると4本の脚部41
が相互に支持し合い、スパイク37の外力支持力を、従来
よりも大幅に向上することができる。
即ち、第5図に示したような方向X,Yからの外力が生
じても、4本の脚部41が相互に支持し合うため、外力の
作用方向に関係なく、スパイク37により外力を充分に支
持することができ、外力による脚部41の変形を防止し、
滑り止め効果を充分に発揮することができるとともに、
スパイク37への作用外力が大きく、脚部41が変形しても
元の状態に戻ることができ、さらに、スパイク37が靴底
33から抜脱することを確実に防止することができる。
また、以上のように構成された滑り止め靴底を、一対
のスパイク37を、その脚部41を接着剤により相互に接着
して一体に形成した後、これらの一対のスパイク37を、
靴底成形金型の所定位置に形成された嵌挿孔に挿入し、
靴底成形金型内に靴底材を押圧し加硫することにより形
成したので、一対のスパイク37を嵌挿孔に挿入する作業
を容易に行なうことができるとともに、靴底材の加硫圧
により、一対のスパイク37が分離されることを確実に防
止することができ、一対のスパイク37の脚部41を当接し
た状態で確実に保持することができる。
さらに、靴底材にゴムを用い、一対のスパイク37を、
その脚部41をゴム系の接着剤により相互に接着して一体
に形成したので、脚部41と靴底材との密着性を大幅に向
上させることができる。このように脚部41の接着は靴底
材と同系の接着剤を用いるなど相互の接着が良好であれ
ば良いが、加硫熱で溶融しないものが好ましい。
第6図および第7図は本発明の他の実施例を示すもの
で、この実施例では、靴底49に形成された靴底突部51に
は、一対のスパイク53のスパイク座55が近づけられて埋
設され、一対のスパイク53の脚部57が相互に当接して配
置されている。これらのスパイク53のスパイク座55は、
第8図に示すように、矩形環状に形成されている。
また、スパイク53のスパイク座55は、第6図に示した
ように、脚部57同士の当接部分と同一方向に突出され、
その先端部は当接されている。
以上のように構成された滑り止め靴底でも、上記実施
例とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施例では、一対の脚部41,57を当接して
形成した例について説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、一対の脚部を、一定間隔を置
いて近接して形成しても、上記実施例とほぼ同様の効果
を得ることができる。
また、上記実施例では、一対のスパイク37,53の脚部4
1,57を相互に当接して配置した例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、一対の
スパイクの脚部を、一定間隔を置いて近接して配置して
も、上記実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
この場合、外力により脚部が少々変形した時に、脚部同
士が当接する程度に近接する必要がある。
〔発明の効果〕
請求項1記載の滑り止め靴底では、靴底に、一対のス
パイクのスパイク座を近づけて埋設し、一対のスパイク
の一方のスパイクの一対の脚部と該一対の脚部を結ぶ線
分方向と直角をなす方向で他方のスパイクの一対の脚部
を相互に近接あるいは当接して配置したので、4本の脚
部が近接あるいは当接した状態で一纏まりになり、スパ
イクの一対の脚部を結ぶ線分方向に外力が作用した場合
には、上記一対の脚部同士が支持し合い、また上記一対
の脚部を結ぶ線分をなす方向に外力が作用した場合には
一対のスパイクの脚部同士が支持し合うことで外力の作
用方向に関係なく4本の脚部が相互に支持し合うため、
スパイクの外力支持力を、従来よりも大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る滑り止め靴底の一実施例が配置さ
れた靴を示す側面図である。 第2図は第1図の靴の底面図である。 第3図は第1図の滑り止め靴底に一対のスパイクを埋設
した状態を示す縦断面図である。 第4図は第3図のスパイクを示す斜視図である。 第5図は第1図の滑り止め靴底に一対のスパイクを埋設
した状態を示す斜視図である。 第6図は本発明に係る滑り止め靴底の他の実施例を示す
斜視図である。 第7図は第6図のVII−VII線に沿う縦断面図である。 第8図は第6図のスパイクを示す斜視図である。 第9図は従来の滑り止め靴底の一部を示す縦断面図であ
る。 第10図は第9図のスパイクを示す斜視図である。 第11図は従来の滑り止め靴底を形成するための成形用金
型を示す縦断面図である。 第12図は外部に突出する脚部に作用する外力を示す説明
国である。 〔主要な部分の符号の説明〕 33,47……靴底 37,53……スパイク 39,55……スパイク座 41,57……脚部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】靴底の所定位置にスパイクを設けるととも
    に、前記スパイクを、一本の硬質線材を折曲した形状に
    形成されるスパイク座と、前記硬質線材の両端部を前記
    スパイク座に対してほぼ直角に形成される一対の脚部と
    から構成し、さらに、前記スパイク座を前記靴底に埋設
    し、前記一対の脚部を近接あるいは当接するとともにそ
    の先端を前記靴底から外部に突出して形成してなる滑り
    止め靴底において、前記靴底に、一対の前記スパイクの
    スパイク座を近づけて埋設し、前記一対のスパイクの一
    方のスパイクの一対の脚部と該一対の脚部を結ぶ線分方
    向と直角をなす方向で他方のスパイクの一対の脚部を相
    互に近接あるいは当接して配置してなることを特徴とす
    る滑り止め靴底。
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