JP2649467B2 - 川及び海での滑り防止方法とこれに用いる靴 - Google Patents
川及び海での滑り防止方法とこれに用いる靴Info
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- JP2649467B2 JP2649467B2 JP4355532A JP35553292A JP2649467B2 JP 2649467 B2 JP2649467 B2 JP 2649467B2 JP 4355532 A JP4355532 A JP 4355532A JP 35553292 A JP35553292 A JP 35553292A JP 2649467 B2 JP2649467 B2 JP 2649467B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属あるいは化学繊維
製の適当な太さ、厚さ及び形状の螺旋状素材でなる滑り
止め部材を靴底に固着することにより、滑り防止効果が
大きく、靴の再利用も可能でコストが安く、川漁あるい
は海漁等における水中作業の安全性を向上させた川及び
海での滑り防止方法とこれに用いる靴に関するものであ
る。
製の適当な太さ、厚さ及び形状の螺旋状素材でなる滑り
止め部材を靴底に固着することにより、滑り防止効果が
大きく、靴の再利用も可能でコストが安く、川漁あるい
は海漁等における水中作業の安全性を向上させた川及び
海での滑り防止方法とこれに用いる靴に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、川漁あるいは海漁等において、
ここでの釣人が足を滑べらせて転倒して、骨折等重傷を
負うことが多く発生し、さらに、高価な釣竿を折損する
等の事故が多発しているのに鑑み靴底に滑り防止用のフ
ェルト繊維等を貼付して対処しているが、新品の場合一
時的には滑り防止効果はあるが、ある程度使用すると
藻、海苔等がフェルトの目に詰まって取り除きにくく、
かつ、繊維が締まって表面が固くなるため、滑り防止効
果がなくなって危険であり、さらに、裏のフェルトのみ
を貼り替えることが簡単にできないため、靴全体を買い
替えるのでコストが高くなる等の問題を生じている。
ここでの釣人が足を滑べらせて転倒して、骨折等重傷を
負うことが多く発生し、さらに、高価な釣竿を折損する
等の事故が多発しているのに鑑み靴底に滑り防止用のフ
ェルト繊維等を貼付して対処しているが、新品の場合一
時的には滑り防止効果はあるが、ある程度使用すると
藻、海苔等がフェルトの目に詰まって取り除きにくく、
かつ、繊維が締まって表面が固くなるため、滑り防止効
果がなくなって危険であり、さらに、裏のフェルトのみ
を貼り替えることが簡単にできないため、靴全体を買い
替えるのでコストが高くなる等の問題を生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、適
当な太さ、厚さ及び形状の螺旋状素材でなる滑り止め部
材を靴底に固着することにより、クッション性のある滑
り止め部材を使用して滑り防止効果を大きくし、使い古
した靴の再利用を可能としてコストを安くし、川漁ある
いは海漁における水中作業の安全性を向上させることを
目的とする。
当な太さ、厚さ及び形状の螺旋状素材でなる滑り止め部
材を靴底に固着することにより、クッション性のある滑
り止め部材を使用して滑り防止効果を大きくし、使い古
した靴の再利用を可能としてコストを安くし、川漁ある
いは海漁における水中作業の安全性を向上させることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために創作されたものであって、第一には、川
及び海での滑り防止方法であって、螺旋状素材でなる滑
り止め部材を靴底の下面に埋設し一部を下面より露出し
てなる靴を川及び海で使用しうべくなしたことを特徴と
するものである。また、第二には、川及び海での滑り防
止方法であって、螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底
に貼着してなる靴を川及び海で使用しうべくなしたこと
を特徴とするものである。また、第三には、川及び海で
の滑り防止方法であって、螺旋状素材でなる滑り止め部
材を靴底に嵌着してなる靴を川及び海で使用しうべくな
したことを特徴とするものである。また、第四には、川
及び海で用いる靴であって、螺旋状素材でなる滑り止め
部材を靴底の下面に埋設し一部を下面より露出してなる
ことを特徴とするものである。また、第五には、川及び
海で用いる靴であって、螺旋状素材でなる滑り止め部材
を靴底に貼着してなることを特徴とするものである。ま
た、第六には、川及び海で用いる靴であって、螺旋状素
材でなる滑り止め部材を靴底に嵌着してなることを特徴
とするものである。さらに、第七には、川及び海で用い
る靴であって、滑り止め部材が、外枠の下面を網目状に
して靴底に嵌着し、さらに、該靴底と下面間に螺旋状素
材を挿入してなることを特徴とするものである。
解決するために創作されたものであって、第一には、川
及び海での滑り防止方法であって、螺旋状素材でなる滑
り止め部材を靴底の下面に埋設し一部を下面より露出し
てなる靴を川及び海で使用しうべくなしたことを特徴と
するものである。また、第二には、川及び海での滑り防
止方法であって、螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底
に貼着してなる靴を川及び海で使用しうべくなしたこと
を特徴とするものである。また、第三には、川及び海で
の滑り防止方法であって、螺旋状素材でなる滑り止め部
材を靴底に嵌着してなる靴を川及び海で使用しうべくな
したことを特徴とするものである。また、第四には、川
及び海で用いる靴であって、螺旋状素材でなる滑り止め
部材を靴底の下面に埋設し一部を下面より露出してなる
ことを特徴とするものである。また、第五には、川及び
海で用いる靴であって、螺旋状素材でなる滑り止め部材
を靴底に貼着してなることを特徴とするものである。ま
た、第六には、川及び海で用いる靴であって、螺旋状素
材でなる滑り止め部材を靴底に嵌着してなることを特徴
とするものである。さらに、第七には、川及び海で用い
る靴であって、滑り止め部材が、外枠の下面を網目状に
して靴底に嵌着し、さらに、該靴底と下面間に螺旋状素
材を挿入してなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明においては、適当な太さ、厚さ及び形状
の螺旋状素材でなる滑り止め部材を、例えば三分の二程
を靴底内に埋設したり、若しくは枠内に収納して、これ
を貼着あるいは嵌着して、川及び海での滑り防止方法と
することにより、川漁あるいは海漁における水中作業の
安全性を向上させるとともに、螺旋状素材でなる滑り止
め部材の取り替えが簡単なため、古い靴を再利用してコ
ストを安くすることが可能となる。また、滑り止め部材
が、螺旋状素材でなるものとすることにより、滑り止め
部材のクッション性を高めることができ、川及び海の苔
のついた岩場の石や岩の上でも、容易に沿って付着する
ことができて、滑り防止効果を一層向上させることが可
能となる。
の螺旋状素材でなる滑り止め部材を、例えば三分の二程
を靴底内に埋設したり、若しくは枠内に収納して、これ
を貼着あるいは嵌着して、川及び海での滑り防止方法と
することにより、川漁あるいは海漁における水中作業の
安全性を向上させるとともに、螺旋状素材でなる滑り止
め部材の取り替えが簡単なため、古い靴を再利用してコ
ストを安くすることが可能となる。また、滑り止め部材
が、螺旋状素材でなるものとすることにより、滑り止め
部材のクッション性を高めることができ、川及び海の苔
のついた岩場の石や岩の上でも、容易に沿って付着する
ことができて、滑り防止効果を一層向上させることが可
能となる。
【0006】
【実施例】以下引き続き、本発明の川及び海での滑り防
止方法及びこれに用いる靴の要旨をさらに明確にするた
め、図面を利用して一実施例を説明する。図1及び図2
を利用して第一実施例を説明する。1aは滑り止め部材
であり、ステンレスの細線材でコイル状にしてなる螺旋
状素材11aを、靴K1の靴底の形状に合わせて適当な
厚さに成形したものである。次に、本実施例の作用につ
いては、滑り止め部材1aの厚さの略三分の二の螺旋状
素材11aを靴成型時に靴底に埋設し、残りの三分の一
の螺旋状素材11aを、靴底の下面に露出させて靴K1
を形成することにより、使用に際して靴底が磨耗するに
つれて滑り止め部材1aが順次露出するので、滑り防止
効果のある靴として使用することが可能となる。
止方法及びこれに用いる靴の要旨をさらに明確にするた
め、図面を利用して一実施例を説明する。図1及び図2
を利用して第一実施例を説明する。1aは滑り止め部材
であり、ステンレスの細線材でコイル状にしてなる螺旋
状素材11aを、靴K1の靴底の形状に合わせて適当な
厚さに成形したものである。次に、本実施例の作用につ
いては、滑り止め部材1aの厚さの略三分の二の螺旋状
素材11aを靴成型時に靴底に埋設し、残りの三分の一
の螺旋状素材11aを、靴底の下面に露出させて靴K1
を形成することにより、使用に際して靴底が磨耗するに
つれて滑り止め部材1aが順次露出するので、滑り防止
効果のある靴として使用することが可能となる。
【0007】図3及び図4を利用して第二実施例を説明
する。1bは滑り止め部材であり、靴K2の靴底の形状
に合わせて適当な厚さに成形した強化プラスチック製の
基材12bに、前記第一実施例と同様にステンレス製の
螺旋状素材11bの三分の二を埋設し、残りの三分の一
を下面から露出させたものである。なお、本実施例は、
前記第一実施例の滑り防止方法を実施するに際し、既製
の靴に適用可能とした実施例であり、本実施例の作用に
ついては、滑り止め部材1bを靴K2の靴底に貼着する
ことにより、滑り防止効果のある靴として使用すること
が可能となる。
する。1bは滑り止め部材であり、靴K2の靴底の形状
に合わせて適当な厚さに成形した強化プラスチック製の
基材12bに、前記第一実施例と同様にステンレス製の
螺旋状素材11bの三分の二を埋設し、残りの三分の一
を下面から露出させたものである。なお、本実施例は、
前記第一実施例の滑り防止方法を実施するに際し、既製
の靴に適用可能とした実施例であり、本実施例の作用に
ついては、滑り止め部材1bを靴K2の靴底に貼着する
ことにより、滑り防止効果のある靴として使用すること
が可能となる。
【0008】図5ないし図7を利用して従来との第一の
比較例を説明する。1cは滑り止め部材であり、強化プ
ラスチック製の有刺鉄線素材11cを同じく強化プラス
チック製の外枠12cに固着したもので、該外枠12c
の外周へ案内壁を立設して靴底に嵌着可能に形成してあ
り、かつ、該外枠12cには紐挿通孔13cが貫設され
ていて、ここでは靴K3に嵌着した際左右に各3個宛設
けてある。次に、本比較例の作用については、滑り止め
部材1cを靴K3の靴底に嵌着し、該紐挿通孔13cに
紐を通し、これを緊締することにより、滑り防止効果の
ある靴として使用することを可能とするものであるが、
クッション性、岩場の石や岩への付着状態が少なくな
り、滑り防止効果が、本発明に比し少なくなる。
比較例を説明する。1cは滑り止め部材であり、強化プ
ラスチック製の有刺鉄線素材11cを同じく強化プラス
チック製の外枠12cに固着したもので、該外枠12c
の外周へ案内壁を立設して靴底に嵌着可能に形成してあ
り、かつ、該外枠12cには紐挿通孔13cが貫設され
ていて、ここでは靴K3に嵌着した際左右に各3個宛設
けてある。次に、本比較例の作用については、滑り止め
部材1cを靴K3の靴底に嵌着し、該紐挿通孔13cに
紐を通し、これを緊締することにより、滑り防止効果の
ある靴として使用することを可能とするものであるが、
クッション性、岩場の石や岩への付着状態が少なくな
り、滑り防止効果が、本発明に比し少なくなる。
【0009】図8及び図9を利用して従来との第二の比
較例を説明する。1dは滑り止め部材であり、靴K4の
靴底の形状に合わせて成形し、下面を網目状にし先端部
を刃物状に尖らせた強化プラスチック製の基材12dに
より形成されている。次に、本比較例の作用について
は、靴K4に貼着するものであって、構造上どうしても
岩場の石や岩への当接面積が本発明に比し少なくなり、
かつ、クッション性に劣り、滑り防止効果が劣るものと
なる。
較例を説明する。1dは滑り止め部材であり、靴K4の
靴底の形状に合わせて成形し、下面を網目状にし先端部
を刃物状に尖らせた強化プラスチック製の基材12dに
より形成されている。次に、本比較例の作用について
は、靴K4に貼着するものであって、構造上どうしても
岩場の石や岩への当接面積が本発明に比し少なくなり、
かつ、クッション性に劣り、滑り防止効果が劣るものと
なる。
【0010】図10及び図11を利用して第三実施例を
説明する。1eは滑り止め部材であり、靴K5の靴底の
形状に合わせ嵌着可能に外周へ案内壁を立設して成形
し、強化ナイロン製の外枠12eに、これと同じく強化
ナイロンの細線材をコイル状にしてなる螺旋状素材11
eを固着したものであり、さらに、前記案内壁に紐挿通
孔13eが貫設されていて、ここでは靴K5に嵌着した
際の左右に各3個宛設けてある。次に、本実施例の作用
については、滑り上め部材1eを靴K5の靴底に嵌着
し、該紐挿通孔13eに紐を通し、これを緊締すること
により、固着しえて、かつ、螺旋状素材11eがコイル
形状を保持してなるので、滑り防止効果のある靴として
使用できる。
説明する。1eは滑り止め部材であり、靴K5の靴底の
形状に合わせ嵌着可能に外周へ案内壁を立設して成形
し、強化ナイロン製の外枠12eに、これと同じく強化
ナイロンの細線材をコイル状にしてなる螺旋状素材11
eを固着したものであり、さらに、前記案内壁に紐挿通
孔13eが貫設されていて、ここでは靴K5に嵌着した
際の左右に各3個宛設けてある。次に、本実施例の作用
については、滑り上め部材1eを靴K5の靴底に嵌着
し、該紐挿通孔13eに紐を通し、これを緊締すること
により、固着しえて、かつ、螺旋状素材11eがコイル
形状を保持してなるので、滑り防止効果のある靴として
使用できる。
【0011】図12及び図13を利用して第四実施例を
説明する。1fは滑り止め部材であり、靴K6の靴底の
形状に合わせ嵌着可能に外周へ案内壁を立設して成形
し、下面を四角形の網目状にし、かつ、先端部を刃物状
に尖らせたガラス繊維製の外枠12fと、該外枠12f
の中に挿入可能に、該外枠12fと同様にガラス繊維の
細線材をコイル状にしてなる螺旋状素材11fとにより
形成されていて、さらに、前記案内壁に紐挿通孔13f
が貫設されていて、ここでは3個宛計6個設けてある。
次に、本実施例の作用については、滑り止め部材1fを
靴K6の靴底に嵌着し、該紐挿通孔13fに紐を通して
これを緊締することにより、前記螺旋状素材11fを、
下面を四角形の網目状にした該外枠12f内に挿入し
て、該靴底に固定するので、該螺旋状素材11fが靴使
用中も確実に保持されて、かつ、適宜寸法分を上記外枠
12fの先端より露出させ、さらに、該先端部が刃物状
に尖っているから、螺旋状素材11fの使用による変形
に従い補完的に作用して、より一層滑り防止効果を有し
た靴として使用することが可能となる。
説明する。1fは滑り止め部材であり、靴K6の靴底の
形状に合わせ嵌着可能に外周へ案内壁を立設して成形
し、下面を四角形の網目状にし、かつ、先端部を刃物状
に尖らせたガラス繊維製の外枠12fと、該外枠12f
の中に挿入可能に、該外枠12fと同様にガラス繊維の
細線材をコイル状にしてなる螺旋状素材11fとにより
形成されていて、さらに、前記案内壁に紐挿通孔13f
が貫設されていて、ここでは3個宛計6個設けてある。
次に、本実施例の作用については、滑り止め部材1fを
靴K6の靴底に嵌着し、該紐挿通孔13fに紐を通して
これを緊締することにより、前記螺旋状素材11fを、
下面を四角形の網目状にした該外枠12f内に挿入し
て、該靴底に固定するので、該螺旋状素材11fが靴使
用中も確実に保持されて、かつ、適宜寸法分を上記外枠
12fの先端より露出させ、さらに、該先端部が刃物状
に尖っているから、螺旋状素材11fの使用による変形
に従い補完的に作用して、より一層滑り防止効果を有し
た靴として使用することが可能となる。
【0012】図14及び図15を利用して従来との第三
比較例を説明する。1gは滑り止め部材であり、靴K7
の靴底の形状に合わせ嵌着可能に外周へ案内壁を立設し
て成形し、下面を菱形の網目状にし、かつ、先端部を刃
物状に尖らせた強化プラスチック製の外枠12gにより
構成されて、靴K7の靴底に嵌着可能となっていて、前
記案内用壁に紐挿通孔13gが3個宛計6個設けてあ
る。次に、本実施例の作用については、滑り止め部材1
gを靴K7の靴底に嵌着し、該紐挿通孔13gに紐を通
し、これを緊締することにより、滑り防止効果のある靴
として使用することを可能とするものであるが、本発明
とは前記第二の比較例の如き作用、効果についての差異
を有するものである。
比較例を説明する。1gは滑り止め部材であり、靴K7
の靴底の形状に合わせ嵌着可能に外周へ案内壁を立設し
て成形し、下面を菱形の網目状にし、かつ、先端部を刃
物状に尖らせた強化プラスチック製の外枠12gにより
構成されて、靴K7の靴底に嵌着可能となっていて、前
記案内用壁に紐挿通孔13gが3個宛計6個設けてあ
る。次に、本実施例の作用については、滑り止め部材1
gを靴K7の靴底に嵌着し、該紐挿通孔13gに紐を通
し、これを緊締することにより、滑り防止効果のある靴
として使用することを可能とするものであるが、本発明
とは前記第二の比較例の如き作用、効果についての差異
を有するものである。
【0013】なお、前記実施例では、滑り止め部材の構
成材料をステンレス、強化プラスチック、強化ナイロ
ン、ガラス繊維等としたが、螺旋構造にして滑り防止機
能でなるものとなしうるならば任意の材料でよく、か
つ、任意の形状のものに製造可能であればよい。さら
に、本発明に係る各構成要素の形状、太さ、大きさ、材
質及び作動方法等は、前記した目的、作用及び後記する
発明の効果が達成される範囲内においてそれぞれ任意に
定められてよく、これらの変更はいずれも本発明の要旨
を何ら変更するものでないことは申すまでもない。
成材料をステンレス、強化プラスチック、強化ナイロ
ン、ガラス繊維等としたが、螺旋構造にして滑り防止機
能でなるものとなしうるならば任意の材料でよく、か
つ、任意の形状のものに製造可能であればよい。さら
に、本発明に係る各構成要素の形状、太さ、大きさ、材
質及び作動方法等は、前記した目的、作用及び後記する
発明の効果が達成される範囲内においてそれぞれ任意に
定められてよく、これらの変更はいずれも本発明の要旨
を何ら変更するものでないことは申すまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
適当な太さ、厚さ及び形状の金属あるいは化学繊維製の
螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底に、例えば略三分
の二を埋設して、三分の一を露出せしめたり、また、基
材や、枠内に略三分の二を埋設、固着してなるものを貼
着あるいは嵌着して、川及び海における滑り防止方法と
することにより、川漁あるいは海漁における水中での作
業の安全性を向上させるとともに、螺旋状素材でなる滑
り止め部材の取替が簡単なため、古い靴を再利用してコ
ストを安くすることが可能となる。また、滑り止め部材
を、螺旋状素材でなるものとすることにより、滑り止め
部材のクッション性を高めることができ、川及び海の苔
のついた岩場の石や岩の上でも、容易に沿って付着する
ことができて、滑り防止効果を一層向上させることが可
能となる。
適当な太さ、厚さ及び形状の金属あるいは化学繊維製の
螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底に、例えば略三分
の二を埋設して、三分の一を露出せしめたり、また、基
材や、枠内に略三分の二を埋設、固着してなるものを貼
着あるいは嵌着して、川及び海における滑り防止方法と
することにより、川漁あるいは海漁における水中での作
業の安全性を向上させるとともに、螺旋状素材でなる滑
り止め部材の取替が簡単なため、古い靴を再利用してコ
ストを安くすることが可能となる。また、滑り止め部材
を、螺旋状素材でなるものとすることにより、滑り止め
部材のクッション性を高めることができ、川及び海の苔
のついた岩場の石や岩の上でも、容易に沿って付着する
ことができて、滑り防止効果を一層向上させることが可
能となる。
【0015】 さらに、滑り止め部材を靴底に嵌着し、紐
挿通孔に紐を通してこれを緊締する ことにより、螺旋状
素材を、下面を網目状にした外枠内に挿入して、該靴底
に固定するので、螺旋状素材が靴使用中も確実に保持さ
れ得る。また、適宜寸法分を該外枠の先端より露出させ
ることにより、該先端部が刃物状に尖っているから、螺
旋状素材の使用による変形に従い補完的に作用して、よ
り一層滑り防止効果を有した靴として使用することが可
能となる 。以上説明したように、本発明は、独特の効果
を奏し、まことに実用的で優れた発明である。
挿通孔に紐を通してこれを緊締する ことにより、螺旋状
素材を、下面を網目状にした外枠内に挿入して、該靴底
に固定するので、螺旋状素材が靴使用中も確実に保持さ
れ得る。また、適宜寸法分を該外枠の先端より露出させ
ることにより、該先端部が刃物状に尖っているから、螺
旋状素材の使用による変形に従い補完的に作用して、よ
り一層滑り防止効果を有した靴として使用することが可
能となる 。以上説明したように、本発明は、独特の効果
を奏し、まことに実用的で優れた発明である。
【図1】本発明第一実施例を一部破断して示す側面図で
ある。
ある。
【図2】図1の底面図である。
【図3】本発明第二実施例を一部破断して示す側面図で
ある。
ある。
【図4】図3の底面図である。
【図5】本発明と従来との第一の比較例を一部破断して
示す側面図である。
示す側面図である。
【図6】図5の底面図である。
【図7】第一の比較例の滑り止め部材の側面図である。
【図8】本発明と従来との第二の比較例を一部破断して
示す側面図である。
示す側面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】本発明第三実施例を一部破断して示す側面図
である。
である。
【図11】図10の底面図である。
【図12】本発明第四実施例を一部破断して示す側面図
である。
である。
【図13】図12の底面図である。
【図14】本発明と従来との第三の比較例を一部破断し
て示す側面図である。
て示す側面図である。
【図15】図14の底面図である。
1a 滑り止め部材 1b 滑り止め部材 1e 滑り止め部材 1f 滑り止め部材 11a 螺旋状素材 11b 螺旋状素材 11e 螺旋状素材 11f 螺旋状素材12 基材 12e 外枠 12f 外枠 13e 紐挿通孔 13f 紐挿通孔 K1 靴 K2 靴 K5 靴 K6 靴
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−41901(JP,A) 特開 平2−49603(JP,A) 実開 平3−48502(JP,U) 実開 昭51−161925(JP,U) 実開 昭49−37137(JP,U) 実開 昭52−22752(JP,U) 実開 昭57−148304(JP,U) 実開 平1−121401(JP,U) 特公 昭45−4812(JP,B1) 実公 昭31−11554(JP,Y1)
Claims (7)
- 【請求項1】 螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底の
下面に埋設し一部を下面より露出してなる靴を川及び海
で使用しうべくなしたことを特徴とする川及び海での滑
り防止方法。 - 【請求項2】 螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底に
貼着してなる靴を川及び海で使用しうべくなしたことを
特徴とする川及び海での滑り防止方法。 - 【請求項3】 螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底に
嵌着してなる靴を川及び海で使用しうべくなしたことを
特徴とする川及び海での滑り防止方法。 - 【請求項4】 螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底の
下面に埋設し一部を下面より露出してなることを特徴と
する川及び海で用いる靴。 - 【請求項5】 螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底に
貼着してなることを特徴とする川及び海で用いる靴。 - 【請求項6】 螺旋状素材でなる滑り止め部材を靴底に
嵌着してなることを特徴とする川及び海で用いる靴。 - 【請求項7】 滑り止め部材が、外枠の下面を網目状に
して靴底に嵌着し、さらに、該靴底と下面間に螺旋状素
材を挿入してなることを特徴とする川及び海で用いる
靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355532A JP2649467B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 川及び海での滑り防止方法とこれに用いる靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355532A JP2649467B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 川及び海での滑り防止方法とこれに用いる靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181801A JPH06181801A (ja) | 1994-07-05 |
JP2649467B2 true JP2649467B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
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-
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