JPH11268515A - トラクタの空調装置取付部の構造 - Google Patents

トラクタの空調装置取付部の構造

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JPH11268515A
JPH11268515A JP9254698A JP9254698A JPH11268515A JP H11268515 A JPH11268515 A JP H11268515A JP 9254698 A JP9254698 A JP 9254698A JP 9254698 A JP9254698 A JP 9254698A JP H11268515 A JPH11268515 A JP H11268515A
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tractor
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JP9254698A
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Masahiko Yoshino
正彦 芳野
Koji Ochi
孝司 越智
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Kazunori Doi
一紀 土居
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関部の後ろ側にキャビンが配置されたトラ
クタにおけるキャビン室内用空調装置の組付の簡略化と
当該空調装置のメンテナンス容易化。 【解決手段】 空調装置取付部材30を機関部を覆うボ
ンネット4の下側に突出する状態でキャビン5の外枠の
前部に設け、該空調装置取付部材に空調装置31を取り
付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの空調装
置取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】キャビンを備えたトラクタにおけるキャ
ビン室内用空調装置の設置位置としてはいろいろ考えら
れるが、空調装置からのエアがオペレータに効率よく当
たるようにするには、空調装置をキャビンの前方に設置
するのが好ましい。機関部の後ろ側にキャビンが配置さ
れた一般的な構造のトラクタにおいて、空調装置を上記
位置に設置する場合、従来は、車台に設けた空調装置取
付用フレームや機関部を覆うボンネットを支持するフレ
ームに空調装置を取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャビンを
備えたトラクタの生産ラインでは、車台とキャビンを別
々に組み立け、両者の組立完成後、車台にキャビンを組
み付けるようにしている。このため、車台にキャビンを
組み付ける際、空調装置とキャビン室内の付属部品とを
つなぐ配管、配線等の作業を行わねばならず、組付工程
が煩雑で長時間を要するという問題を有していた。ま
た、キャビン室内側から空調装置のメンテナンスを行う
には、機関部の空間とキャビン室内を仕切るパネルを外
さなければならず面倒であった。本発明は、車台へのキ
ャビン組付工程の簡略化と空調装置のメンテナンス容易
化を図ることを目的とし、それに適した空調装置取付部
の構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかるトラクタの空調装置取付部の構造は、機関部の後
ろ側にキャビンが配置されたトラクタにおいて、空調装
置取付部材を機関部を覆うボンネットの下側に突出する
状態でキャビンの外枠の前部に設け、該空調装置取付部
材に空調装置を取り付けたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すトラ
クタ1は、各左右一対の前輪2,2及び後輪3,3を備
えた車台の前部にボンネット4で覆われた機関部が設け
られ、その後ろ側に操縦キャビン5が設けられ、さらに
車台の後部には作業機連結装置6が設けられている。
【0006】図1乃至図3に示すように、キャビン5
は、アンダーボディ10、後輪フェンダ11,11、フ
ロントカバー12、ルーフ13、フロントピラー14,
14、リヤピラー15,15等で外枠が構成され、これ
に左右のドア17,17、フロントウインドー18、フ
ロント下部ウインドー19,19及びリヤウインドー2
0が取り付けられている。アンダーボディ10のフロア
面は後部が一段高く形成されており、その上に座席22
が設置される。フロントカバー12は機関部とキャビン
室内を仕切るためのもので、これにはメータパネル2
3、ステアリングハンドル24、及びクラッチペダル、
ブレーキペダル等25が取り付けられる。図4の符号2
8はペダル類取付用のブラケットで、フロントカバー1
2と一体に設けられている。
【0007】また、図3乃至図5に示すように、フロン
トカバー12には空調装置取付部材としての空調装置載
せ台30が前方に突出する状態で固定して設けられ、そ
の空調装置載せ台の30上に空調装置31が載置されて
いる。空調装置取付部材は台状に限らず、枠状にしても
よい。空調装置31は、下カバー33と上カバー34と
前カバー35からなる空調ボックス36に収容されてい
る。下カバー33は空調装置載せ台30に一体に取り付
けられており、これに上カバー34と前カバー35が組
み付けられる。下カバー33の下面には、空調装置31
で発生した水を排出するためのドレン37,37が設け
られている。また、上記各カバー33,34,35の外
側には、各カバーごとに分割された断熱材39,40,
41が取り付けられている。
【0008】前カバー35は、図6に示すように、内部
が正面視環状の中空に形成され、上面にエア導入口4
3、背面の右下隅部に空調装置31へのエア供給口44
がそれぞれ設けられている。また、下面には水抜きドレ
ン45,45が設けられている。図6(a)にエアの流
れを示す如く、エア導入口43から入ったエアが、前カ
バー35の内部を通り抜けて、エア供給口44から空調
装置31に供給される。エア導入口43とエア供給口4
4が左右にずれた位置に設けられているため、水がエア
導入口43から前カバー35内に入っても、それがエア
供給口44から先に侵入することはない。前カバー35
内に入った水は水抜きドレン45,45から排出され
る。
【0009】空調装置31の背面部には主エア吐出口4
8が設けられ、そこに主送風ダクト49が接続されてい
る。そして、この主送風ダクト49の上向きに屈曲させ
た左右端部に胸元用送風口50,50が設けられてい
る。また、主エア吐出口48の下側に設けた副エア吐出
口55に副送風ダクト56が接続され、その左右端部に
下向きに開口する足元用送風口57,57が設けられて
いる。副送風ダクト56は、前記ブラケット28にて固
定されている。具体的には、ブラケット28の左縦プレ
ート部28aに設けた穴58に副送風ダクト56の左端
部を差し込んで固定すると共に、ブラケット28の右縦
プレート部28bに設けた半円形の切り欠き部に副送風
ダクト56の右端部を差し込んで固定している。このよ
うな取付構造とすると、取付部の構成が簡単であり、か
つ副送風ダクト56の固定が容易である。
【0010】図7に示すように、ボンネット4の空調ボ
ックス上側部分には、前面部に外気導入口60が開けら
れた外気導入ダクト61が設けられている。外気導入ダ
クト61の内部は、仕切り壁62によって前後2室6
4,65に分かれており、外気導入口60に続く前室6
4と前記前カバーのエア導入口43が連通している。外
気導入口60には異物除去用ネット67が取り付けら
れ、また前室64内には防塵フィルター68が収納され
ている。外気導入ダクト61のボンネット4との接触部
には全周にわたってシール材70が取り付けられ、また
前カバー35とボンネット5との接触部にはシール材7
1が取り付けられている。このため、外気導入口60か
ら取り込まれ、ネット67とフィルター68によって清
浄化された外気のみが空調装置31に供給される。
【0011】また、外気導入ダクト61の後部上面に形
成された凹部61aにウォッシャノズル73が取り付け
られており、図示しないウォッシャタンクのウォッシャ
液が外気導入ダクトの後室65内を通して設けた供給管
74を通ってウォッシャノズル73に供給されるように
なっている。ウォッシャノズル73をこの位置に設ける
と、ウォッシャノズル73とフロントウインドー18の
距離及び角度が適しており、しかもウォッシャノズル7
3から吐出されたウォッシャ液が外気導入ダクト61内
に入るおそれがない。また、ウォッシャノズル73が凹
部61aに取り付けられているため、あまり目立つこと
がなくて美観上好ましい。
【0012】外気導入ダクト61は樹脂材料で作られて
おり、その前端縁部と後端縁部に一体に形成された係合
溝付き取付部76,77をボンネットの取付穴4aに係
合させることにより、ボンネット4に着脱可能に取り付
けられる。前端縁部側の取付部76は弾性を有する爪部
76aを備え、後端縁部側の取付部77を取付穴4aに
係合させた状態で外気導入ダクト61の前部を下向きに
押すと、前記爪部76aに案内されて前端縁部側の取付
部76が取付穴4aに係合する。また、外気導入ダクト
61を取り外す際には、爪部76aを後方に押すことに
より、前端縁部側の取付部76の係合が解除される。こ
のように、外気導入ダクト61を簡単に着脱することが
できるので、フィルター68の交換を容易に行える。ま
た、ネット67は、その縁部に形成されている取付穴6
7a,…を外気導入ダクト61の裏面に形成された取付
突起78,…に嵌め込むことにより外気導入ダクト61
に取り付けられているので、ネット67の交換も容易で
ある。
【0013】
【発明の効果】以上の説明の如く、本発明にかかるトラ
クタの空調装置取付部の構造は、ボンネットの後ろ側に
キャビンが配設されたトラクタにおいて、キャビンの外
枠に設けた空調装置取付部材に空調装置を取り付ける構
成であるから、キャビン組立時に空調装置の配管、配線
等の作業を済ましておくことができるので、車台へのキ
ャビン組付工程が簡略化されると共に、キャビン室内か
ら空調装置のメンテナンスを容易に行えるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】トラクタの平面図である。
【図3】キャビンの正面図である。
【図4】キャビンの要部の側面図である。
【図5】図4におけるA矢視図である。
【図6】前カバーの(a)正面図、(b)平面図、及び
(c)側面図である。
【図7】外気導入ダクトの側面断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 前輪 3 後輪 4 ボンネット 5 キャビン 12 フロントカバー 30 空調装置載せ台(空調装置取付部材) 31 空調装置 36 空調ボックス 49 主送風ダクト 56 副送風ダクト 61 外気導入ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 一紀 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関部の後ろ側にキャビンが配置された
    トラクタにおいて、空調装置取付部材を機関部を覆うボ
    ンネットの下側に突出する状態でキャビンの外枠の前部
    に設け、該空調装置取付部材に空調装置を取り付けたこ
    とを特徴とするトラクタの空調装置取付部の構造。
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WO2020172677A1 (en) * 2019-02-22 2020-08-27 Clark Equipment Company Ventilation system for a power machine
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