JPS641132Y2 - - Google Patents

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JPS641132Y2
JPS641132Y2 JP9853183U JP9853183U JPS641132Y2 JP S641132 Y2 JPS641132 Y2 JP S641132Y2 JP 9853183 U JP9853183 U JP 9853183U JP 9853183 U JP9853183 U JP 9853183U JP S641132 Y2 JPS641132 Y2 JP S641132Y2
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JP
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cabin
heater
hose
hot air
blower
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JP9853183U
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JPS605910U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乗用トラクタにおけるキヤビン暖房
装置に関する。
(従来の技術) 操縦ハンドル、運転席およびステツプを含む操
縦運転装置がキヤビンで包囲された乗用トラクタ
が従来から農作業、土木作業等に使用されている
(実開昭55−136621号公報、以下従来例の1)。
このキヤビン付乗用トラクタは運転席の居住性
向上とともに安全性等を有することから今後のト
ラクタはキヤビン付が主流を占めることが予想さ
れている。
ところで、従来例の1のキヤビン付トラクタに
おいて、より一層の居住性向上の見地から、空調
装置を付帯させた技術がある(従来例の2、実開
昭57−86809号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 従来例の2は、トラクタ用キヤビンの上部前端
に設けられた外気導入口より、送風装置を介して
外気を導入するようにしたものにおいて、前記外
気導入口から送風装置に至る外気導入路の途中下
面より水浸入防止壁が外気導入口より高く、かつ
天井内面と間隙を有して立設され、該水浸入防止
壁内面側と天井内面側とにユニツト状とされた送
風装置が取付けられた技術である。
従つて、この従来例の2では、寒冷地、冬季使
用に際してのキヤビン内を暖房することはできな
いものであつた。
そこで、従来例の2における送風装置に、ヒー
タを具備させて、キヤビン内を暖房することも考
えられる。
しかし、この従来例の2においては、キヤビン
内の前部上端に、送風装置を設けたものであるか
ら、この送風装置にヒータを具備させたとして
も、キヤビン内の上部は早急に暖房できるけれど
も、足元の暖房が不充分となる。
また、キヤビン内に送風装置に設けており、前
記上端側であるとしても、キヤビン天井側からキ
ヤビン内に送風装置が突出するため、キヤビン本
来の目的であるオペレーターの頭上空間の確保の
点で問題がある。
そこで、送風機付ヒータをキヤビン内の天井側
でなく、下部側に設けるようにすれば、オペレー
タの頭上空間を確保してキヤビン本来の目的であ
る安全性の確保が期待できる。
しかし、キヤビン内の下部側には、操縦ハンド
ル、各種ペダル、チエンジレバー等が配設されて
いることから、ヒータの取付け個数は勢い単数と
ならざるを得ず、これではキヤビン全体の暖房を
短時間で行うには限度があつた。また、ヒータ容
量を大きくすれば、短時間の暖房はできるも、ヒ
ータが大形となり、キヤビン内の空間が狭くな
り、乗降障害となるばかりか高価となり、実用性
という点で今一歩であつた。
本考案は、ひとつの送風機付ヒータをステツプ
近傍に設けることにより、キヤビン本来の目的で
あるオペレータの頭上空間(安全域)を確保しつ
つ、乗降障害を少なくし、しかもキヤビン内の全
体を短時間で暖房できるようにしことを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、操縦ハンドル、運転席およびペダル
を有する左右一対のステツプを含む操縦運転装置
がキヤビンで包囲され、このキヤビン内に送風機
付ヒータを収めて暖房するものにおいて、叙述の
目的を達成するために、次の技述的手段を講じて
いる。
すなわち、左右いずれか一方のステツプ上でか
つペダルより前方に送風機付ヒータを設け、該ヒ
ータを、ペダル側に向つて熱風を送り出す送気口
を有するヒータカバーで覆うとともに、該ヒータ
カバーに少なくとも2ケのホース接続口を設け、
該ホース接続口のひとつに連通させたホースを、
ヒータを有していない他方のステツプに向つて導
設して該他方のステツプの前方から後方に向つて
熱風を送気するようにしており、他のホース接続
口に連通させたホースを、キヤビンの高さ方向中
間前部において左右方向に配設され、かつ筒構造
とされたキヤビンの前側フレームに連通させ、該
フレームに、後方に熱風を送気する送気口の複数
個を左右方向に並設したことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、送風機付ヒータを稼動させる
と、熱風はヒータカバーに形成した送風口より一
方のステツプのペダル側に向つて送気され足元を
暖める。また、他方のステツプ側はヒータカバー
の接続口に連通させたホースからの熱風により足
元が暖められ、ここに、左右ステツプの足元はい
ずれも暖められる。
更に、ヒータカバーの他のホース接続口に連通
されたホースは、キヤビンの高さ方向中間前側に
設けた筒形フレームに導入され、このフレーム
に、左右方向に並設した送風口から後方へ熱風が
送気され、ここに、キヤビン内の高さ方向中間が
暖房され、熱気が上昇するので、キヤビン内は短
時間で暖房される。
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
図において、1は乗用トラクタであり、搭載エ
ンジン2にクラツチハウジングを介してミツシヨ
ンケース3が連設されて車体4を構成している。
エンジン2はボンネツト5で覆被され、該ボン
ネツト5の後部には搭載燃料タンク6を覆う計器
パネル7が設けられている。
8は左右一対の後輪で、フエンダ9がその内面
に立設されている。
10は操縦運転装置であり、計器パネル7を上
下に貫通して立設された操縦ハンドル11と、該
ハンドル11の後方でフエンダ9間の車体4上に
備えられた運転席12と、車体4の前後方向中間
部で車体両脇下部に設けられたステツプ13,1
4とを含み、本例では左右ステツプ13,14に
は補助ステツプ15,16が設けられている。
17はキヤビンであり、前記操縦運転装置10
を包囲して本例では後部がフエンダ9上に、前部
がステツプ13,14の前端側においてそれぞれ
キヤビン骨組15が立設され、左右ステツプ1
3,14で構成される乗降口のそれぞれには開閉
ドア17A,17Bが取付けられている。
そして、天井部を除く四周にはそれぞれ透明板
よりなる透視窓18が設けられ、ステツプ13,
14の前方にも図示しない前輪側を透視可能な透
明板よりなる透視窓19,20が設けられ、キヤ
ビン骨組15の前部の左右一対はボンネツト5上
を横切る閉塞中空断面の前側フレーム21で互い
に連結されている。
22は送風機23付のヒータであり、本実施例
ではキヤビン17内の右ステツプ14の前端上部
に基台24とボルト25等を介して着脱固定自在
に設けられている。
即ち、左右一対のブレーキペダル26の踏込み
に支障がない右ステツプ14の前端上部にヒータ
22は設けられている。
送風機23はモータ27で起動され、送風機2
3の前方にヒータ22が設けられ、送風機23、
ヒータ22はヒータカバー27に内蔵されてお
り、該ヒータカバー27には本例では円形状とさ
れ、その外周全体にわたつて熱風を後方へ送出す
る送風口28を有するとともに、2ケのホース接
続口29,30が設けられている。
なお、ヒーターカバー27はこれに人体が接触
したり、送風口28を目詰りしないように逆U字
形のプロテクタ31が基台24に取付けられてい
る。
ホース接続口29,30のそれぞれには本例で
は蛇腹構造とされた可撓性を有するホース32,
33が図示しない締付バンド等を介して接続され
ている。
そして、一方のホース32は計器パネル7の下
部において、ハンドル軸11Aと燃料タンク6下
面との間において横切つており、その開口端34
は他端のステツプ13先端部まで導設されてい
る。
なお、ホース32を計器パネル7に横切らせる
にあたつて、両端にシール材付のフランジ35,
36を有するホース32Aが使用される。
即ち、フランジ35,36のそれぞれをパネル
7の側壁内面又は外面にシール材を押当ててボル
ト等で固定させ、フランジ35側にホース32を
接続するとともに、フランジ36側の開口端34
には後方に熱風を送出するデフロスタを形成する
のである。
また、他方のホース33の開口端33Aは前側
フレーム21に本例では左右方向間隔おいて形成
された送風口37に接続されており、該送風口3
7は計器パネル7の上部より熱風を後方へ送出可
能なものとされている。
本例では前側フレーム21が閉塞中空断面であ
ることからこの内部にホース33の開口端33A
が接続されることにより、フレーム21を介して
送風口37に接続されている。
なお、ホース33は計器パネル7とキヤビン前
壁とのコーナー部において沿つて導設され、カバ
ー38によつて覆われている。
以上の実施例においてキヤビン17内は次のよ
うにして暖房される。
モータ27を起動させると送風機23が回転さ
れ、ヒータ22に送気されるとともに熱風化さ
れ、この熱風はヒータカバー27の周囲に形成さ
れた送風口28を介して第3図、第4図の矢印A
で示す如くブレーキペダル26側へと送出され
る。
また、ヒータカバー27の接続口29に接続さ
れたヒータ32は計器パネル7を横切つて他側の
ステツプ13の先端部にその開口端34が導設さ
れているのでホース32,32Aを介しての熱風
は開口端34より第3図、第4図で矢印Bで示す
如く後方へ送出されることになる。
一方、接続口30に接続されたホース33の開
口端33Aは前側フレーム21を介して同フレー
ム21に形成された送風口37に接続されてお
り、従つて、ホース33を介しての熱風は送風口
37より第3図、第4図に示す矢印Cの如く計器
パネル7の上部より後方へ送出されることにな
る。
従つて、ヒータ22を乗降障害とならない又は
なることが少ないキヤビン17内のステツプ14
の前端部に設け、該ヒータ22側からは送風口2
8を介して、他側にはホース32の開口端34を
介して、又、上側にあつてはホース33を介して
前側フレーム21の送風口37より熱風がキヤビ
ン17内に送出されることとなり、ここに、キヤ
ビン17内の暖房が小形な容量の送風機23付の
ヒータ22であつても全体にわたつてなされるの
である。
なお、接続口29,30はこれを例えば3個又
は4個設けて、例えば運転席12の後部にホース
を介して熱風を送出することもできる。
(考案の効果) 本考案によれば、送風機付ヒータをキヤビンの
上部ではなく、下部側に設けているので、キヤビ
ン内における安全域を確保しながらも、キヤビン
の暖房ができるという基本的効果に加えて下記の
利点がある。
送風機付ヒータは一方のステツプの上面でペダ
ルより前方に設けてあるので、乗降障害となるこ
とが少なく、ペダル操作にも支障がない。
また、一方のステツプにヒータを設けても該ヒ
ータはカバーで覆つてあるので、火傷などを招く
ことも少なくできる。
更に、ヒータカバーにはペダル側に向つて送気
する送気口を有するので、この送気口からの熱風
で一方のステツプ側を暖かくでき、他方のステツ
プ側はヒータカバーの接続口に連通させたホース
を介しての熱風で暖かくでき、ここに、ひとつの
送風機付ヒータで左右一対のステツプ側を暖める
ことができる。
また、ヒータカバーの他のホース接続口に連通
させたホースは、キヤビンの高さ方向中間前部に
おける筒形状のフレームに熱風を送り、該フレー
ムに、左右方向に並設した送風口を介して熱風を
後方に送気するので、前記ステツプ側の熱風と、
キヤビン高さ方向中間における熱風とにより、キ
ヤビン内の全体を短時間で暖房できる。
特に、キヤビン内を下部側から暖房すると、キ
ヤビン内では熱風の上昇現象が生じて、キヤビン
内の全体を短時間で暖房できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はトラク
タの前部を省略した側面図、第2図はキヤビン内
部の正面図、第3図は同じく斜視図、第4図は同
じく平面図である。 1……トラクタ、10……操縦運転装置、11
……操縦ハンドル、12……運転席、13,14
……ステツプ、17……キヤビン、22……ヒー
タ、23……送風機、21……前側フレーム、2
9,30……ホース接続口、32,33……ホー
ス、28,37……風口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操縦ハンドル、運転席およびペダルを有する左
    右一対のステツプを含む操縦運転装置をキヤビン
    で包囲し、該キヤビン内に、送風機付ヒータを収
    めて暖房するようにした乗用トラクタにおいて、 左右いずれか一方のステツプ上でかつペダルよ
    り前方に送風機付ヒータを設け、該ヒータを、ペ
    ダル側に向つて熱風を送気する送気口を有するヒ
    ータカバーで覆うとともに、該ヒータカバーに少
    なくとも2ケのホース接続口を設け、該接続口の
    ひとつに連通させたホースを、ヒータを有してい
    ない他方のステツプに向つて導設して該ステツプ
    の前方から後方に向つて熱風を送気するようにし
    ており、他のホース接続口に連通させたホース
    を、キヤビンの高さ方向中間前部において左右方
    向に配設された筒状フレームに連通させ、該筒状
    フレームに、後方に熱風を送気する送気口の複数
    個を左右方向に並設したことを特徴とする乗用ト
    ラクタにおけるキヤビン暖房装置。
JP9853183U 1983-06-24 1983-06-24 乗用トラクタにおけるキヤビン暖房装置 Granted JPS605910U (ja)

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JPS605910U JPS605910U (ja) 1985-01-17
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